JP4409728B2 - Focal plane shutter for camera - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影に際して、先羽根と後羽根とを同一方向へ順次作動させ、その両者間に形成されたスリットにより、露光を行なうようにしたカメラ用のフォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のフォーカルプレンシャッタの多くは、先羽根と後羽根が、各々1枚以上の羽根を有していて、露光作動を行なうに際しては、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に対する通電が順に断たれたとき、それによって保持力を解除された先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材によって作動させられるようになっている。そして、次の露光作動が行なわれる前までには、セット部材が初期位置から作動して、各駆動部材をセット位置へ作動させるようにしているが、セット部材が初期位置へ復帰する時機については二つのタイプがあり、次の撮影に際してレリーズが行なわれる前に復帰させてしまうものと、レリーズ後に復帰させるようにしたものとがある。
【0003】
このように、最近のフォーカルプレンシャッタは各駆動部材の作動開始を電磁石によって制御しているため、断線等があって電磁石に通電されなかったり、電池の消耗によって所定の電流が供給されなかったり、電磁石の吸着面にゴミや汚れが付いていたり、電磁石と被吸着部材との組立精度が悪かったりすると、電磁石による所定の吸着保持機能が得られず、各駆動部材が、所定の時機を待たずに作動を開始してしまうことがある。そして、そのような異常作動が発生した場合、それを的確に検出できるようにした構成が、特開平8−304876号公報に記載されている。
【0004】
そして、この公報に記載の構成(以下、従来例という)は、撮影時に、先羽根用電磁石の吸引力不足によって先羽根用駆動部材が所定のタイミングよりも早く作動を開始してしまった場合には、そのタイミングが早かったことを検出して、異常作動が行なわれたことを認識できるようにし、後羽根用電磁石の吸引力不足によって、後羽根用駆動部材が先羽根用駆動部材よりも先に作動を開始してしまった場合には、後羽根用駆動部材によって作動させられるアームが先羽根用駆動部材を押し、所定のタイミングよりも早く先羽根用駆動部材を作動させることによって、異常作動が行なわれたことを認識できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来例の場合は、後羽根用電磁石の吸引力不足によって後羽根用駆動部材が所定のタイミングより早く作動を開始してしまった場合には、先羽根用駆動部材を強制的に作動させるようにしているため、先羽根用駆動部材の異常作動を少なくするために先羽根用電磁石の吸引力を大きめに設定しておいた場合には、先羽根用駆動部材を的確に作動させることができなくなることがあり、また、反対に、先羽根用駆動部材を的確に作動させ得るようにすべく先羽根用電磁石の吸引力を必要最小限に設定した場合には、逆に先羽根用駆動部材の方の異常作動が生じ易くなってしまうという問題点がある。
【0006】
また、上記の従来例の場合には、後羽根用電磁石の吸引力不足によって後羽根用駆動部材が所定のタイミングより早く作動を開始してしまった場合、薄くて軽い材料で製作されているアームが、先羽根用駆動部材を強制的に作動させるようにしているため、アームが変形したり後羽根を破損したりしてしまう可能性がある。また、上記の従来例の場合には、後羽根の一方のアームの面積を大きくしなければならないため、その分だけ、露光作動時における後羽根の走行速度が遅くなり、しかも、先羽根とのバランス調整が面倒になるという問題点がある。更に、この種のシャッタの場合には、特別な要求がない限り、先羽根と後羽根のリンク構成を全く同じにし、地板への組み付けに際してだけ、反対向きに取り付けるようにすると、コスト的に有利になることが知られているが、上記の従来例のように構成すると、そのようにしたい場合であってもできないという問題点がある。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、先羽根及び後羽根の構成を変えることなく、且つ部品点数を増やすことなく、後羽根用駆動部材が異常作動を起こしたとき、先羽根用駆動部材の作動を途中で阻止することによってその異常を検出することができるようにしたカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、先羽根用電磁石の通電が断たれることによって作動し先羽根に露光作動を行わせる先羽根用駆動部材と、後羽根用電磁石の通電が断たれることによって作動し後羽根に露光作動を行なわせる後羽根用駆動部材と、先羽根の露光作動の最終領域で先羽根用駆動部材の位置検出を行なう検出手段と、初期位置から作動して前記二つの駆動部材をセットし撮影時に先羽根の露光作動に先立って初期位置へ復帰するセット部材と、一端をセット部材に掛けて該セット部材を初期位置へ復帰させるように付勢している復帰ばねと、を備えていて、後羽根用電磁石の吸引力不足によって後羽根用駆動部材が所定のタイミングより早く作動を開始したとき、後羽根用駆動部材と前記復帰ばねが係合して、後羽根用駆動部材とセット部材とがそれらの作動途中で停止し、先羽根用駆動部材の作動がセット部材によって阻止されて、前記検出手段が先羽根用駆動部材の位置検出をできないようにする。
【0009】
また、その場合、撮影時において、先羽根用電磁石の通電が断たれても、前記検出手段が所定の時間内に先羽根用駆動手段を検出しないときと、先羽根用駆動手段が先羽根用電磁石の吸引力不足によって所定のタイミングよりも早く作動を開始して、前記検出手段によって検出されたとき、異常作動が行なわれたことを表示装置に別々に表示させるようにすると好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1〜図6に示した実施例によって説明する。尚、図1は、本実施例のフォーカルプレンシャッタを被写体側から視た場合の略左半分だけを示した平面図であって、露光作動の終了直後の状態を示したものである。また、図2〜図6は、図1において、シャッタ地板の表面側に取り付けられている機構のみを示した平面図であって、図2は、図1と同様に、露光作動の終了直後の状態を示したものであり、図3はセット状態を示したものであり、図4はセット状態からセット部材が復帰作動を開始した直後の状態を示したものであり、図5は図4の状態からセット部材が初期位置へ正規に復帰した状態を示したものであり、図6は後羽根用駆動部材の異常作動後の停止状態を示したものである。
【0011】
本実施例は、本発明を、周知のダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタに適用したものであるが、その説明に際しては、被写体側を表面側と称し、フィルム面等の結像面側を背面側と称することにする。また、本実施例においては、先羽根と後羽根が、いずれも複数枚の羽根を有しているため、それらの説明に際しては、先羽根群,後羽根群と称することにする。
【0012】
そこで、先ず、図1及び図2を用いて本実施例の構成を説明する。シャッタ地板1には、その略中央部に長方形を横長にした開口部1aが形成されている。しかし、図1においてはその左側の一部だけが示されている。また、周知のように、シャッタ地板1の背面側には、所定の間隔を空けて、図示していない中間板と補助地板が取り付けられており、シャッタ地板1と中間板との間に先羽根群の羽根室を形成し、中間板と補助地板との間に後羽根群の羽根室を形成している。そして、それらの中間板と補助地板にも、開口部1aと類似の形状をした開口部が形成されていて、通常は、それらの開口部を重ね合わせて露光開口を規制するようにしているが、本実施例においては、開口部1aの形状が露光開口を規制しているものとする。
【0013】
開口部1aの左側には、円弧状の二つの長孔1b,1cが形成されている。そして、それらの長孔1b,1cの下方部には、平面形状がC字状をしている周知の緩衝部材2,3が取り付けられている。また、シャッタ地板1の表面側には、三つの軸1d,1e,1fが立設され、背面側には四つの軸1g,1h,1i,1jが立設されていて、軸1dと軸1gとが同軸上に配置され、軸1eと軸1hとが同軸上に配置されている。更に、シャッタ地板1には、図1に示されているような長孔1kも形成されている。
【0014】
上記の軸1dには、先羽根用駆動部材4が回転可能に取り付けられている。この先羽根用駆動部材4は、合成樹脂製であって、軸4aと、駆動ピン4bと、取付部4cと、押動部4dとを有していて、図示していない周知の先羽根用駆動ばねによって時計方向へ回転するように付勢されている。そして、背面側に設けられている軸4aにはローラ5が取り付けられている。また、同じく背面側に設けられている駆動ピン4bは、シャッタ地板1の長孔1bを貫通しており、その断面形状は、根元部がD型であって先端部が小判型をしており、その根元部が、上記の緩衝部材2に当接するようになっている。
【0015】
また、取付部4cは表面側に隆起するように形成されていて、その内部には、鉄片部材6が取り付けられている。図2においては、その取付け構成を分かり易くするために、取付部4cの一部を破断して示してある。即ち、鉄片部材6は、鉄片部6aと、軸部6bと、頭部6cとを有していて、軸部6bの軸方向へ可動となっている。そして、圧縮ばね7によって、鉄片部6aを取付部4cの外側へ押し出すように付勢されているが、頭部6cが取付部4cに当接することによって、図2の状態が保たれている。
【0016】
シャッタ地板1の軸1eには、合成樹脂製の後羽根用駆動部材8が回転可能に取り付けられている。この後羽根用駆動部材8は、被押動部8aと、駆動ピン8bと、取付部8cと、係合部8dと、溝8eとを有していて、図示していない周知の後羽根用駆動ばねによって時計方向へ回転するように付勢されている。この構成において、被押動部8aは、溝8eが形成されていることによって、一見、撓むかのように見えるかも知れないが、そのようには構成されていない。また、背面側に設けられている駆動ピン8bは、長孔1cを貫通していて、根元部の断面形状が円形で、先端部の断面形状が小判型をしており、その根元部が上記の緩衝部材3に当接するようになっている。
【0017】
また、取付部8cは、先羽根用駆動部材4の取付部4cと略同じ形状をしていて、その内部には、鉄片部材9が取り付けられている。そして、鉄片部材9は、図2に明示されているように、鉄片部9aと、軸部9bと、頭部9cとを有していて、軸部9bの軸方向へ可動となっており、圧縮ばね10によって、鉄片部9aを取付部8cの外側へ押し出すように付勢されているが、頭部9cが取付部8cに当接することによって、図2の状態が保たれている。
【0018】
シャッタ地板1の軸1fには、合成樹脂製のセット部材11が回転可能に取り付けられている。このセット部材11は、軸1fに嵌合させている筒部11aと、先羽根用駆動部材4に取り付けられたローラ5を押す押動部11bと、後羽根用駆動部材8の被押動部8aを押す押動部11cと、被押動部11dと、ばね掛け部11eとを有している。また、筒部11aの周面には復帰ばね12が巻回されている。この復帰ばね12は、ねじりコイルばねであって、一方の腕部12aを後述する図示していない支持板のばね掛け部に掛け、他方の腕部12bを上記のばね掛け部11eに掛けており、腕部12bの先端には折曲部12cが形成されている。そして、セット部材11は、復帰ばね12によって反時計方向へ回転するように付勢されているが、セット部材11の背面側に設けられ、上記の長孔1kに挿入されている図示していないピンが、長孔1kの下端に当接することによって図1及び図2の状態が保たれている。本明細書においては、セット部材11のこのような位置を初期位置と称することにする。
【0019】
ところで、図示していないが、シャッタ地板1の表面側には、軸1d,1e,1fの先端に、周知の支持板とプリント配線板とが重ねて取り付けられている。そして、その支持板には、シャッタ地板1側に、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が取り付けられているが、各図面上には、それらの鉄芯13,14のみを一点鎖線で長方形に示してある。また、プリント配線板には、スイッチが取り付けられているが、図1においてはそのスイッチを構成する二つの接片15,16を一点鎖線で示してある。周知のように、このスイッチは、本来、フラッシュ撮影時におけるシンクロスイッチとして設けられていて、先羽根用駆動部材4の押動部4dによってオン,オフを操作されるものであるが、後述の説明から分かるように、本実施例においては、各駆動部材4,8の異常作動時における検出スイッチの機能をも備えている。
【0020】
次に、シャッタ地板1の背面側に配置されている先羽根群と後羽根群の構成を説明する。先ず、先羽根群は、シャッタ地板1の軸1g,1iに対して回転可能に取り付けられた二つのアーム17,18と、それらの先端部に向けて順に枢支された4枚の羽根19,20,21,22で構成され、アーム17,18の最先端に枢支されている羽根22がスリット形成羽根となっている。そして、アーム17には周知のように孔が形成されていて、そこに、先羽根用駆動部材4の駆動ピン4bの先端部が嵌合している。また、後羽根群は、実質的に先羽根群を裏返した構成をしていて、シャッタ地板1の軸1h,1jに対して回転可能に取り付けられた二つアーム23,24と、それらの先端部に向けて順に枢支された4枚の羽根25,26,27,28で構成され、羽根28がスリット形成羽根となっている。そして、アーム23に形成された孔に後羽根用駆動部材8の駆動ピン8bの先端部が嵌合している。
【0021】
次に、本実施例の作動を説明する。図1及び図2は、露光作動の終了直後の状態を示している。従って、先羽根用駆動部材4の駆動ピン4bは、長孔1bの下端部に取り付けられた緩衝部材2に当接しており、先羽根群の羽根19〜22は重畳されて開口部1aの下方位置に格納されている。また、後羽根用駆動部材8の駆動ピン8bは、長孔1cの下端部に取り付けられた緩衝部材3に当接しており、後羽根群の羽根25〜28は展開されて、開口部1aを覆っている。また、セット部材11は、既に説明したように初期位置にあるが、この状態においては、図2から分かるように、その押動部11cと、後羽根用駆動部材8の被押動部8aとの間隔が、押動部11bと、先羽根用駆動部材4に取り付けたローラ5との間隔よりも大きくなっている。
【0022】
このような図1及び図2に示した状態においてセット作動が開始される。その場合、先ず、図示していないカメラ本体側の部材がセット部材11の被押動部11dを押し、復帰ばね12の付勢力に抗してセット部材11に時計方向への回転を行わせる。それによって、先ず、セット部材11の押動部11bがローラ5を押すことによって、先羽根用駆動部材4を、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させ始める。しかし、その当初の段階においては、未だ、セット部材11の押動部11cが後羽根用駆動部材8の被押動部8aに接触していないため、先羽根群の羽根19〜22のみが上方へ移動していくことになる。また、このとき、先羽根用駆動部材4の押動部4dによる接片15に対する押圧力が解かれるので、二つの接片15,16が離れ、スイッチはオフ状態となる。
【0023】
その後、先羽根群のスリット形成羽根22と、後羽根群のスリット形成羽根28との重なり量が所定量に達すると、セット部材11の押動部11cが後羽根用駆動部材8の被押動部8aに接触し、以後は、後羽根用駆動部材8も、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して、反時計方向へ回転させられ、後羽根群の羽根25〜28を上方へ移動させていくことになる。そのため、二つの羽根群は、スリット形成羽根22,28同士の重なり量を余り変えることなく上方へ移動し、先羽根群の場合は羽根相互の重なりを小さくしてゆき、後羽根群の場合は羽根相互の重なりを大きくしてゆくが、その過程において、復帰ばね12の折曲部12cが、後羽根用駆動部材8の溝8eに入り込んでいく。
【0024】
そして、各駆動部材4,8の取付部4c,8cに取り付けられている鉄片部材6,9が、それらの鉄片部6a,9aを各電磁石の鉄芯13,14に接触させ、圧縮ばね7,10を若干圧縮させた状態になると、カメラ本体側の部材によって回転されていたセット部材11の回転が停止され、シャッタのセット作動が終了する。図3は、そのようにして行われたセット作動の完了状態を示している。従って、この状態においては、各鉄片部材6,9の軸部6b,9bは、その一部が取付部4c,8cから外部へ突き出ている。また、図示されていないが、この状態においては、先羽根群の羽根19〜22は展開状態となって開口部1aを覆っており、後羽根群の羽根25〜28は重畳状態となって開口部1aの上方位置に格納されている。そして、セット部材11は、次の撮影が行われるまで、この状態を維持される。
【0025】
次に、撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、図示していない上記の各電磁石に通電され、駆動部材4,8の取付部4c,8cに取り付けられた鉄片部材6,9が鉄芯13,14に吸着保持される。その後、カメラ本体側の図示していない部材が、セット部材11の被押動部11dから退いていくので、セット部材11は、復帰ばね12の付勢力によって反時計方向へ回転され、図1に示された初期位置へ復帰することになる。このとき、種々の理由によって、各鉄片部材6,9に対する各鉄芯13,14による保持力が十分に得られていないと、各駆動部材4,8は、セット部材11が初期位置へ復帰するのに伴い、所定の時機を待たずに直ちに作動してしまうことになる。そのようにして行なわれる作動が異常作動であるが、先ずは、そのような異常作動をせず、正常に作動する場合について説明する。
【0026】
上記のようにしてセット部材11が初期位置へ復帰作動を開始すると、セット部材11による各駆動部材4,8に対する押圧力が解除されていくので、各駆動部材4,8は、図示していない各駆動ばねの付勢力によって時計方向へ回転させられるが、僅かに回転したところで、先ず、後羽根用駆動部材8が、その取付部8cが鉄片部材9の頭部9cに当接することによって停止させられる。その状態が図4に示されている。このとき、先羽根用駆動部材4は、その取付部4cが鉄片部材6の頭部6cに未だ当接しておらず、復帰ばね12の折曲部12cは未だ後羽根用駆動部材8の溝8eの中にある。そして、この状態の直後には、先羽根用駆動部材4も、その取付部4cが鉄片部材6の頭部6cに当接して停止する。各駆動部材4,8と各羽根群にとっては、このようにして得られた位置が露光作動開始位置であり、その後、セット部材11は、初期位置へ復帰して停止する。その状態が図5に示されている。
【0027】
上記のようにしてセット部材11が初期位置へ復帰した後、先ず、先羽根用電磁石に対する通電が断たれ、それから所定時間後には、後羽根用電磁石に対する通電が断たれる。それによって、先羽根用駆動部材4と後羽根用駆動部材8が、図示していない各駆動ばねの付勢力によって相次いで急速に時計方向へ回転させられるが、周知のように、露光時間が短い場合には、二つのスリット形成羽根22,28によってスリットを形成して露光作動が行なわれ、露光時間が長い場合やフラッシュ撮影を行なう場合には、先羽根群が開口部1aを全開にしてから後羽根群を作動させるようにする。
【0028】
そして、先羽根用駆動部材4は、駆動ピン4bが緩衝部材2に当接することによって停止させられ、後羽根用駆動部材8は、その駆動ピン8bが緩衝部材3に当接して停止させられるが、フラッシュ撮影を行なう場合には、先羽根群のスリット形成羽根22が開口部1aを完全に開いた段階で、先羽根用駆動部材4の押動部4dが接片15を接片16に接触させ、フラッシュを発光させる。このようにして行なわれた露光作動の終了状態が、図1及び図2に示された状態である。
【0029】
次に、各駆動部材4,8が異常作動を行なった場合を説明するが、先ずは、先羽根用駆動部材4のみが異常作動を行なった場合について説明する。図3の状態において、カメラのレリーズボタンが押されると、各電磁石に対して通電が行なわれる。その後、上記したようにして、セット部材11が反時計方向へ回転すると、図4に示された状態の直後には、セット部材11の押動部11cが後羽根用駆動部材8の被押動部8aから離れるが、鉄片部材9が鉄芯14に確実に吸着されていて、取付部8cが鉄片部材9の頭部9cに接触しているので、後羽根用駆動部材8は停止したままである。
【0030】
他方、先羽根用駆動部材4は、図4に示された状態の直後に、取付部4cが鉄片部材6の頭部6cに当接する。しかし、鉄片部材6が鉄芯13に十分に吸着保持されていない場合には、先羽根用駆動部材4は、先羽根用電磁石に対する通電の正規の遮断時機を待たずに、上記したセット部材11の初期位置への復帰作動に追従して、先羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向への回転を続けてしまう。そのため、先羽根群のスリット形成羽根22が開口部1aを全開にした段階で、先羽根用駆動部材4の押動部4dが接片15を接片16に接触させ、シンクロスイッチをオン状態にしてしまう。
【0031】
しかし、フラッシュ装置は、先羽根用電磁石に対する通電を遮断する正規の時機から機能し得るようになっているため、たとえフラッシュ装置を用いて撮影するモードになっていたとしても、フラッシュを発光させてしまうことがない。逆に、所定の時機よりも早くスイッチがオン状態になった場合には、その瞬間に異常検出回路が機能し、その後に、先羽根用電磁石に対する正規の遮断時機が到来しても、フラッシュ装置が機能しないようにしてしまう。更に、異常検出回路は、先羽根用駆動部材4の異常作動を検出すると、異常作動が行なわれたことを表示装置に表示し、撮影者に認識させるようにする。他方、後羽根用駆動部材8の方は、その後に正規の作動を開始させられるので、最終的には、図1に示された状態となる。
【0032】
次に、後羽根用駆動部材8のみが異常作動を行なった場合について説明する。図3の状態において、カメラのレリーズボタンが押されると、各電磁石に対して通電が行なわれる。その後、セット部材11が、反時計方向へ回転させられる。そして、図4に示された状態の直後には、セット部材11の押動部11cが後羽根用駆動部材8の被押動部8aから離れていこうとするが、鉄片部材9が鉄芯14に十分に吸着保持されていない場合には、後羽根用駆動部材8は、後羽根用電磁石に対する通電の正規の遮断時機を待たずに、セット部材11の初期位置への復帰作動に追従して、後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向への回転をしてしまう。しかし、その回転は、鉄片部材9が鉄芯14から離れた後、係合部8dが復帰ばね12の折曲部12cに当接して停止させられる。このとき、後羽根用駆動ばねの付勢力は、駆動部材8を介して後羽根用復帰ばね12の腕部12bを略軸1fの方向へ押し付けるように作用するので、腕部12bの撓みが最小限に抑えられ、後羽根用駆動部材8は好適に停止させられる。また、それによって、セット部材11の初期位置への復帰作動も停止させられる。そのときの状態が図6に示されている。
【0033】
他方、先羽根用駆動部材4は、鉄片部材6が鉄芯13に確実に吸着保持されているので、図6の状態においては露光作動開始位置を確実に維持している。しかしながら、この状態においては、セット部材11が初期位置への復帰途中で停止しているため、ローラ5の作動軌跡内には、セット部材11の押動部11bが臨んでいることになる。従って、その後、先羽根用電磁石に対する通電が正規の時機に遮断されると、先羽根用駆動部材4が露光作動を開始することになるが、その作動は、ローラ5が押動部11bに当接することによって停止させられてしまう。そして、そのときには、異常検出回路が、先羽根用電磁石に対する通電を断ってから所定の時間が経過しても接片15,16が接触しないことを検出して、表示装置に異常作動が行なわれたことを表示する。
【0034】
最後に、先羽根用駆動部材4と後羽根用駆動部材8の両方が異常作動を行なった場合について簡単に説明をしておく。この場合には、先羽根用駆動部材4と後羽根用駆動部材8が同時に作動を開始する場合と、僅かではあるが、どちらかが先に作動を開始してしまう場合とがある。しかし、いずれの場合であっても、後羽根用駆動部材8は、復帰ばね12との係合によって停止させられることになるし、先羽根用駆動部材4は、その係合によって既に復帰作動の途中で停止させられているか停止させられる直前にあるセット部材11によって停止させられる。従って、いずれにしても、この場合の検出態様は、上記した後羽根用駆動部材8だけが異常作動したときと同じになる。また、このことから、先羽根用駆動部材だけが異常作動した場合と、少なくとも後羽根用駆動部材が異常作動した場合とで、検出態様が異なることになるので、そのことを表示装置に別々に表示させることによって、より具体的に実態を認識し得るようにすることが可能になる。
【0035】
尚、周知のように、フォーカルプレンシャッタには、露光作動開始直前の状態において、各駆動部材を各電磁石の吸引力によって直接保持してしまうようにしたダイレクトタイプと、係止部材によって保持しておき電磁石がその保持を解除するようにした係止タイプとが知られている。上記の実施例は、それらのうちのダイレクトタイプのシャッタの場合で説明したが、本発明は、係止タイプのものにも適用することが可能である。但し、係止タイプの場合には、セット部材が、レリーズ後であって露光作動の直前に、初期位置へ復帰する構成のものに限ることは言うまでもない。また、フォーカルプレンシャッタの中には、セット状態において、先羽根と後羽根の両方で露光開口を覆っているようにした二重遮光方式と称されているシャッタが知られているが、本発明は、そのような構成のシャッタにも適用することが可能である。更に、本発明は、フイルム使用のスチルカメラのみならず、デジタルスチルカメラ用のフォーカルプレンシャッタにも適用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、後羽根のリンク構成を変形させる必要がなく、しかも、部品点数を増やすこともなく、後羽根用駆動部材が異常作動を起こしたとき、先羽根用駆動部材の作動を途中で阻止することによって、それを検出することができるようにしたので、製作上極めて有利である。また、先羽根用駆動部材だけが異常作動を起こしたときと、少なくとも後羽根用駆動部材が異常作動を起こしたときとを区別して検出することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被写体側から視て略左半分だけを示した実施例の平面図であって、露光作動を終了した直後の状態を示したものである。
【図2】図1においてシャッタ地板の表面側に取り付けられている機構のみを示した平面図である。
【図3】図2に示された機構のセット状態を示した平面図である。
【図4】図3のセット状態からセット部材が復帰作動を開始した直後の状態を示した平面図である。
【図5】図4の状態からセット部材が初期位置へ正規に復帰した状態を示した平面図である。
【図6】実施例における後羽根用駆動部材の異常作動後の停止状態を示した平面図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
1a 開口部
1b,1c,1k 長孔
1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,4a 軸
2,3 緩衝部材
4 先羽根用駆動部材
4b,8b 駆動ピン
4c,8c 取付部
4d、11b、11c 押動部
5 ローラ
6,9 鉄片部材
6a,9a 鉄片部
6b,9b 軸部
6c,9c 頭部
7,10 圧縮ばね
8 後羽根用駆動部材
8a,11d 被押動部
8d 係合部
8e セット部材
11a 筒部
11e ばね掛け部
12 復帰ばね
12a,12b 腕部
12c 折曲部
13,14 鉄芯
15,16 接片(検出手段)
17,18,23,24 アーム
19,20,21,22,25,26,27,28 羽根[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a focal plane shutter for a camera in which a front blade and a rear blade are sequentially operated in the same direction at the time of photographing, and exposure is performed by a slit formed therebetween.
[0002]
[Prior art]
Many of the recent focal plane shutters have one or more leading blades and trailing blades. When performing an exposure operation, the leading blade electromagnet and trailing blade electromagnet are cut off in sequence. Then, it is actuated by the leading blade driving member and the trailing blade driving member whose holding force is released thereby. Before the next exposure operation is performed, the set member is operated from the initial position and each drive member is operated to the set position. However, when the set member returns to the initial position, There are two types, one that returns before the next shooting, and the other that returns after the release.
[0003]
In this way, since the recent focal plane shutter controls the start of operation of each drive member with an electromagnet, there is a disconnection or the like, the electromagnet is not energized, or a predetermined current is not supplied due to battery consumption, If the attracting surface of the electromagnet is dusty or dirty, or the assembly accuracy of the electromagnet and the attracted member is poor, the predetermined attracting and holding function by the electromagnet cannot be obtained, and each drive member does not wait for the prescribed time May start to operate. Japanese Patent Laid-Open No. 8-304876 discloses a configuration in which such an abnormal operation can be accurately detected.
[0004]
The configuration described in this publication (hereinafter referred to as a conventional example) is used when the leading blade drive member starts operating earlier than a predetermined timing due to insufficient attractive force of the leading blade electromagnet during photographing. Detects that the timing is early, and recognizes that the abnormal operation has been performed, and the trailing blade drive member is earlier than the leading blade drive member due to insufficient suction force of the trailing blade electromagnet. If the operation is started, the arm actuated by the trailing blade drive member pushes the leading blade drive member, and the leading blade driving member is actuated earlier than a predetermined timing. It is possible to recognize that has been done.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of this conventional example, if the trailing blade drive member starts operating earlier than a predetermined timing due to insufficient suction force of the trailing blade electromagnet, the leading blade drive member is forced to operate. Therefore, if the suction force of the leading blade electromagnet is set to be large in order to reduce the abnormal operation of the leading blade drive member, the leading blade drive member must be operated accurately. On the other hand, if the attraction force of the leading blade electromagnet is set to the minimum necessary so that the leading blade drive member can be operated properly, There is a problem that abnormal operation of the drive member is likely to occur.
[0006]
In the case of the above-described conventional example, if the rear blade drive member starts operating earlier than a predetermined timing due to insufficient suction force of the rear blade electromagnet, an arm made of a thin and light material is used. However, since the leading blade driving member is forcibly operated, the arm may be deformed or the trailing blade may be damaged. In the case of the above-described conventional example, since the area of one arm of the rear blade must be increased, the traveling speed of the rear blade during the exposure operation is reduced by that amount, and the front blade There is a problem that balance adjustment becomes troublesome. Further, in the case of this kind of shutter, unless there is a special requirement, it is advantageous in terms of cost if the link configuration of the leading blade and the trailing blade is made the same and is attached in the opposite direction only when assembled to the main plate. However, if it is configured as in the conventional example, there is a problem that even if it is desired to do so.
[0007]
The present invention has been made to solve such problems, and the object of the present invention is to change the configuration of the leading blade and the trailing blade, and without increasing the number of parts, It is an object of the present invention to provide a focal plane shutter for a camera that can detect the abnormality by blocking the operation of the driving member for the leading blade when the driving member is abnormally operated.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a focal plane shutter for a camera according to the present invention operates when a front blade electromagnet is de-energized to cause the front blade to perform an exposure operation, and a rear blade. A rear blade drive member that operates when the energization of the electromagnet is cut off and causes the rear blade to perform an exposure operation; and a detection unit that detects a position of the front blade drive member in a final region of the exposure operation of the front blade; A set member that operates from an initial position to set the two drive members and returns to the initial position prior to the exposure operation of the leading blade during photographing, and a set member that hangs one end on the set member to return the set member to the initial position A return spring biased to the rear blade, and when the rear blade drive member starts operating earlier than a predetermined timing due to insufficient suction force of the rear blade electromagnet, The return spring engages, the trailing blade driving member and the set member stop in the middle of their operation, the leading blade driving member is blocked by the setting member, and the detection means drives the leading blade drive. The position of the member cannot be detected.
[0009]
Further, in this case, even when the leading blade electromagnet is cut off at the time of photographing, the leading blade driving means is used for the leading blade when the detecting means does not detect the leading blade driving means within a predetermined time. It is preferable that the operation is started earlier than a predetermined timing due to a lack of attraction force of the electromagnet, and that the abnormal operation is performed separately on the display device when detected by the detection means.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the examples shown in FIGS. FIG. 1 is a plan view showing only the substantially left half when the focal plane shutter of the present embodiment is viewed from the subject side, and shows a state immediately after the end of the exposure operation. 2 to 6 are plan views showing only the mechanism attached to the surface side of the shutter base plate in FIG. 1, and FIG. 2 is a diagram immediately after the end of the exposure operation, as in FIG. 3 shows the set state, FIG. 4 shows the state immediately after the set member starts the return operation from the set state, and FIG. 5 shows the state of FIG. FIG. 6 shows a state in which the set member is normally returned to the initial position from the state, and FIG. 6 shows a stopped state after the abnormal operation of the rear blade drive member.
[0011]
In this embodiment, the present invention is applied to a well-known direct type focal plane shutter. In the description, the subject side is referred to as the front side, and the imaging surface side such as a film surface is referred to as the back side. I will call it. In the present embodiment, the leading blade and the trailing blade both have a plurality of blades, and therefore, in the description thereof, they will be referred to as a leading blade group and a trailing blade group.
[0012]
First, the configuration of this embodiment will be described with reference to FIGS. The
[0013]
Two arc-shaped
[0014]
A leading
[0015]
Moreover, the attaching
[0016]
A synthetic resin rear
[0017]
The
[0018]
A
[0019]
By the way, although not shown, a well-known support plate and a printed wiring board are attached to the front surface side of the
[0020]
Next, the configuration of the leading blade group and the trailing blade group disposed on the back side of the
[0021]
Next, the operation of this embodiment will be described. 1 and 2 show a state immediately after the end of the exposure operation. Therefore, the driving
[0022]
The setting operation is started in the state shown in FIGS. In this case, first, a member on the camera main body (not shown) pushes the driven
[0023]
Thereafter, when the amount of overlap between the
[0024]
And the
[0025]
Next, when the release button of the camera is pressed at the time of shooting, first, each of the electromagnets (not shown) is energized, and the
[0026]
When the
[0027]
After the
[0028]
The leading
[0029]
Next, a case where each of the
[0030]
On the other hand, in the leading
[0031]
However, since the flash device can function from the normal time to cut off the energization to the leading blade electromagnet, even if it is in a mode to shoot using the flash device, the flash device is made to emit light. There is no end. On the contrary, if the switch is turned on earlier than a predetermined time, the abnormality detection circuit functions at that moment, and even if a normal shut-off time for the leading blade electromagnet comes later, the flash device Will not work. Further, when detecting the abnormal operation of the leading
[0032]
Next, a case where only the rear
[0033]
On the other hand, the leading
[0034]
Finally, a brief description will be given of the case where both the leading
[0035]
As is well known, the focal plane shutter has a direct type in which each drive member is directly held by the attractive force of each electromagnet and a locking member in a state immediately before the start of the exposure operation. There is known a locking type in which the holding electromagnet releases its holding. Although the above embodiments have been described with respect to the direct type shutter among them, the present invention can also be applied to a locking type. However, in the case of the locking type, it is needless to say that the set member is limited to a configuration that returns to the initial position immediately after the release and immediately before the exposure operation. Further, among the focal plane shutters, there is known a shutter referred to as a double shading method in which the exposure opening is covered with both the leading blade and the trailing blade in the set state. Can also be applied to a shutter having such a configuration. Furthermore, the present invention can be applied not only to a still camera using a film but also to a focal plane shutter for a digital still camera.
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is not necessary to change the link configuration of the rear blade, and without increasing the number of parts, when the rear blade drive member has malfunctioned, the front blade drive Since the operation of the member is blocked on the way, it can be detected, which is extremely advantageous in manufacturing. It is also possible to distinguish and detect when only the leading blade driving member has abnormally operated and at least when the trailing blade driving member has abnormally operated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of an embodiment showing only a substantially left half when viewed from the subject side, and shows a state immediately after an exposure operation is completed.
FIG. 2 is a plan view showing only a mechanism attached to the front surface side of the shutter base plate in FIG.
3 is a plan view showing a set state of the mechanism shown in FIG. 2. FIG.
4 is a plan view showing a state immediately after the set member starts a return operation from the set state of FIG. 3; FIG.
5 is a plan view showing a state in which the set member is normally returned to the initial position from the state of FIG.
FIG. 6 is a plan view showing a stopped state after the abnormal operation of the trailing blade driving member in the embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Shutter base plate
1a opening
1b, 1c, 1k slot
1d, 1e, 1f, 1g, 1h, 1i, 1j, 4a axis
2,3 cushioning member
4 Lead blade drive member
4b, 8b Drive pin
4c, 8c mounting part
4d, 11b, 11c Pushing part
5 Laura
6,9 Shingles
6a, 9a Iron piece
6b, 9b Shaft
6c, 9c head
7,10 Compression spring
8 Rear blade drive member
8a, 11d Pushed part
8d engagement part
8e Set member
11a Tube
11e Spring hook
12 Return spring
12a, 12b arms
12c bending part
13,14 Iron core
15, 16 Contact piece (detection means)
17, 18, 23, 24 arms
19, 20, 21, 22, 25, 26, 27, 28 blades
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