JP4407280B2 - 電源コードホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の背面に取り付けられる電源コードホルダに関する。
遊技機の背面側には、大当たり等の演出等を司る制御基板や球発射装置等に対する電源部が配され、この電源部からは電源コードが延出されている。
この電源コード先端の受電用コネクタ(電源用プラグ)は遊技店(ホール)において給電用コネクタ(電源ソケット)に嵌められることとなるが、遊技店毎に給電用コネクタの位置が異なるため、コード長を長めにして、どの遊技店においても電源コードが給電用コネクタまでとどくようにしている。
ところが、遊技機の製造途中に長い電源コードをそのままの状態として、部品の取付等を行うと電源コードが引っかかり他の作業の障害となる。
そこで、遊技機に電源コード収束用のクランプを取り付け、製造途中には、このクランプに電源コードのコード部分を収束させて部品の取り付け作業を行っていた(例えば特許文献1参照)。
特開2001−327729公報(第2図)
ところで、遊技機製造の最終段階では、実際に電源を入れて遊技機の動作等を確認する品質検査が行われる。この品質検査は、作業者が工場内の電源から延出された電源コードの給電用コネクタと、遊技機側の受電用コネクタとを接続して行われる。
しかしながら、上記特許文献1のものでは、遊技機のクランプはコード部分を保持するだけであるため、その先端の受電用コネクタは自由に動いてしまい、作業者が両コネクタの接続に手間取ってしまうという問題点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、遊技機の品質検査における作業性を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1(手段1)の発明は、遊技機の背面から延出され、その端末部には遊技施設側の給電用コネクタ部に嵌合可能な受電用コネクタ部が接続されてなる電源コードを保持するためのものであって、
ケースと、同ケースに対し開閉可能な蓋とからなり、
前記ケース内に前記コード収納部が具備されており、
前記遊技機の背面に装着可能に形成され、かつ前記受電用コネクタ部を保持可能な保持固定部を有し、
前記蓋の内面には、この蓋が前記ケースに嵌合した状態で、前記ケース内に収納された前記受電用コネクタ部を前記ケースの底壁へ押さえる押さえ部が設けられていることを特徴とする。
手段2の発明は、手段1に記載のものにおいて、前記電源コードホルダには、前記電源コードのコード部分を収納するコード収納部が設けられていることを特徴とする。
手段3の発明は、手段1又は手段2に記載のものにおいて、前記コード収納部には、前記コード部分を巻回して保持可能な巻回保持部が設けられていることを特徴とする。
手段4の発明は、手段1ないし手段3のいずれかに記載のものにおいて、前記受電用コネクタ部は、その外縁部の対称位置にくびれ部を有し、前記保持固定部は、前記くびれ部を両側から挟持することにより前記電源コネクタを保持固定する構成としたことを特徴とする。
手段5の発明は、手段1ないし手段4のいずれかに記載のものにおいて、前記電源コードホルダは、ケースと同ケースに対し開閉可能な蓋とからなり、前記ケース内に前記コード収納部が具備されていることを特徴とする。
手段6の発明は、手段5に記載のものにおいて、前記蓋の内面には、この蓋が前記ケースに嵌合した状態で、前記ケース内に収納された前記受電用コネクタ部を前記ケースの底壁へ押さえる押さえ部が設けられていることを特徴とする。
手段7の発明は、手段6に記載のものにおいて、前記受電用コネクタ部の前端にはフランジが設けられているとともに、前記押さえ部は、前記フランジへの当接部分が前記基端側への当接部分よりも前記フランジの張出量とほぼ同一高さ分だけ低く形成されていることを特徴とする。
手段8の発明は、手段5ないし手段7のいずれかに記載のものにおいて、前記ケースと前記蓋との間には、前記蓋を閉じた状態で前記受電用コネクタ部の嵌合面を露出させる開口が形成されていることを特徴とする。
手段9の発明は、手段8に記載のものにおいて、前記開口は、前記受電用コネクタ部の嵌合面の外周形状に適合して形成されることにより、前記蓋が閉じられたときには、前記開口の開口縁にて前記受電用コネクタ部の嵌合面の外周部をほぼ全縁に沿って挟持可能であることを特徴とする。
手段10の発明は、手段8又は手段9に記載のものにおいて、前記ケースの底壁には、前記フランジの背面と当接する一対の当接片が、前記ケースにおける前記開口周りの面から前記フランジの厚み分後退した位置に備えられていることを特徴とする。
手段11の発明は、手段7ないし手段10のいずれかに記載のものにおいて、前記ケースの底壁には、前記受電用コネクタ部の前記フランジより基端側の部分に当接する当接突部が、前記フランジの張出量とほぼ同一高さにて形成されていることを特徴とする。
手段12の発明は、手段5ないし手段11のいずれかに記載のものにおいて、前記ケースには、ねじ又はナットにより前記遊技機に取り付けるための取付孔が穿設されているとともに、前記蓋には、前記取付孔と対向する位置に取付作業用の作業孔が穿設されていることを特徴とする。
手段13の発明は、手段1ないし手段12のいずれかに記載のものにおいて、前記電源コードホルダは、前記遊技機の背面のうち図柄変動装置の背面よりも上方位置に取り付け可能とされていることを特徴とする。
手段14の発明は、手段1ないし手段13のいずれかに記載のものにおいて、前記電源コードホルダは、前記遊技機の複数位置に取り付け可能に構成されていることを特徴とする。
手段15の発明は、手段5ないし手段14のいずれかに記載のものにおいて、
前記巻回保持部は、前記蓋を閉じた状態で前記蓋の内面にほぼ当接可能な高さをもって前記ケースの底壁から突設形成されていることを特徴とする。
手段16の発明は、手段15に記載のものにおいて、前記蓋と前記ケースとはヒンジにより開閉可能に連結されており、前記蓋には、この蓋を閉じた状態で前記巻回保持部の先端を遊嵌して、前記蓋の前記ケースに対する位置ズレを防止するズレ防止用のリング部が突出形成されていることを特徴とする。
手段17の発明は、手段12ないし手段16のいずれかに記載のものにおいて、
前記蓋と前記ケースとはヒンジにより開閉可能に連結されており、
前記取付孔周りには、ケースの内側に向かって両端を開口した筒状のガイド部が突設されている一方、前記蓋には、この蓋を閉じた状態で前記ガイド部の先端を遊嵌して、前記蓋の前記ケースに対する位置ズレを防止するズレ防止用のリング部が形成されていることを特徴とする。
手段18の発明は、手段17に記載のものにおいて、前記ガイド部は、前記くびれ部を挟持するための一対のくびれ保持部の少なくとも一方とされていることを特徴とする。
手段19の発明は、手段5ないし手段18のいずれかに記載のものにおいて、前記ケースの周壁には、その上縁から切り欠いて前記コード部分を引っ掛け可能な開口が形成されていることを特徴とする。
手段20の発明は、手段5ないし手段19のいずれかに記載のものにおいて、前記蓋の縁部には、蓋を閉じた状態で前記ケース周壁の上縁内側に係合する位置決め用の突片が形成されていることを特徴とする。
手段21の発明は、手段1ないし手段20のいずれかに記載のものにおいて、前記電源コードホルダは、その一部又は全部が透明とされていることを特徴とする。
なお、本発明でいう遊技機とは、パチンコ機やスロットマシン、あるいはパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものを含む。パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された始動入賞口(作動口)に入賞(又は作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された変動入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
また、スロットマシンの基本構成としては、複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備えたものが挙げられる。この場合、遊技媒体は、コイン、メダル等が代表例として挙げられる。
<手段1(請求項1)の発明>
本手段の発明によれば、電源コードの受電用コネクタ部は保持固定部によって保持固定される。従って、品質検査の際に受電用コネクタ部と、給電用コネクタとの接続が容易となる。
<手段2の発明>
本手段の発明によれば、電源コードホルダには、コード部分を収納するコード収納部が設けられいるから、遊技機製造時においてコード部分を収納して、コード部分が作業の障害となることを防止することができる。
また、遊技店に遊技機を設定した場合に、余剰のコード部分を収納して遊技機の背面の配線をすっきりさせることができる。従って、遊技店において店員が遊技機の故障を直したりする際の作業効率が向上する。
<手段3の発明>
本手段の構成によれば、コード部分を巻回保持部に巻回して収納することができるから、長尺のコードをコンパクトに収納することができる。
<手段4の発明>
本手段の構成によれば、電源コードホルダは、電源用コネクタのくびれ部を挟持するから、コネクタの軸線方向への遊動が効果的に規制される。
<手段5の発明>
本手段の構成によれば、コード部分をケースに収納し、蓋を閉じると、コード部分が外に露出しないから、コード部分が引っかかって作業の障害となることを防止することができる。
<手段6の発明>
本手段の構成によれば、蓋を閉めると受電用コネクタ部は、押さえ部と底壁との間で保持されてその遊動が防止される。
<手段7の発明>
本手段の構成によれば、押さえ部が受電用コネクタ部の基端部とフランジの両方に当接し、受電用コネクタ部がケース底壁に確実に押さえつけられて保持固定される。
<手段8の発明>
本手段の構成によれば、受電用コネクタ部の端子面は、蓋を閉めた状態でも露出するから、蓋を開けることなく品質検査用の給電用コネクタと接続することができ、品質検査が容易となる。
<手段9の発明>
本手段の構成によれば、受電用コネクタ部の前端付近のぐらつきが防止され、品質検査が容易となる。
<手段10の発明>
本手段の構成によれば、受電用コネクタ部のフランジが当接片に当接して受電用コネクタ部の前端面とケースの周壁とが略面一の状態となるから、ケースの周壁において受電用コネクタ部の前端面が引っかかって作業の障害となることを防止することができる。また、ケース側面の外観をすっきりさせることができる。
<手段11の発明>
本手段の構成によれば、受電用コネクタ部は当接突部によって基端部分を持ち上げられて、底壁に対して略平衡姿勢でケース内に保持されるから、受電用コネクタ部の端子も底壁と略平行姿勢となり、給電用コネクタの抜入操作が容易となる。
<手段12の発明>
本手段の構成によれば、ケースを遊技機に取り付ける際に蓋を閉めた状態でも取付作業を行うことができる。
すなわち、ケースの取付孔にねじを挿通させて遊技機側のねじ孔に螺合させる場合や、遊技機側から突出したねじをケースの取付孔に挿通させてナットを螺合させる場合には、ねじ又はナットを回転させる作業を行う必要があるが、本手段の構成によれば、蓋を閉めた状態でも取付作業を行うことができる。
<手段13の発明>
生産時の品質検査等は、最終的な遊技機動作の確認等を行うものであるため、遊技盤面に装着された装飾部材等の動作チェックも行う必要がある。よって、通常、品質検査等は、遊技機を立たせた状態で行う。この場合に遊技機の下方位置に電源コードホルダが配置されていると作業性が悪い。本手段の構成によれば電源コードホルダは、遊技機の背面のうち図柄変動装置の背面よりも上方位置に取り付けられているから、作業性が向上する。
なお、図柄変動装置よりも上方位置の例としては、タンクレールの背面や、遊技球を貯留するタンクの背面が挙げられる。
<手段14の発明>
本手段の構成によれば、電源コードホルダは、遊技機の複数位置に取り付け可能であるから、遊技店(ホール)側の電源位置に柔軟に対応することできる。
<手段15の発明>
本手段の構成によれば、蓋を閉じた状態で蓋が外力により内側に撓んだとしても、蓋が巻回保持部と当接して支持され、電源コードホルダが潰れることが防止される。
<手段16の発明>
本手段の構成によれば、蓋には、蓋を閉じた状態で巻回保持部の先端を遊嵌して、蓋のケースに対する位置ズレを防止するズレ防止用のリング部が形成されているから、蓋のケースに対する位置が過度にずれるおそれはなくなる。よって、蓋のケースに対する位置が過度にずれてケースと蓋とを連結しているヒンジに過度の力がかかり、ヒンジが破壊されるおそれが減少する。
<手段17の発明>
本手段の構成によれば、蓋には、蓋を閉じた状態でガイド部の先端を遊嵌して、蓋のケースに対する位置ズレを防止するズレ防止用のリング部が形成されているから、蓋のケースに対する位置が過度にずれるおそれはなくなる。よって、蓋のケースに対する位置が過度にずれてケースと蓋とを連結しているヒンジに過度の力がかかり、ヒンジが破壊されるおそれが減少する。
<手段18の発明>
本手段の構成によれば、ガイド部はくびれ保持部としても利用される。よって、くびれ部を両側から挟持する構成とした電源コードホルダの構造が簡単となる。
<手段19の発明>
本手段の構成によれば、ケースには、コード部分を引っ掛け可能な開口が形成されているから、蓋を開けた状態でもコード部分がケース側に保持されてコード部分がケースから外れることを防止することができる。
<手段20の発明>
本手段の構成によれば、蓋の縁部には、蓋を閉じた状態でケース周壁の上縁内側に係合する位置決め用の突片が形成されているから、蓋を閉じた状態で、蓋のケースに対する位置ズレが起こりにくい。
<手段21の発明>
電源コードホルダを透明とすると、内部に収納された電源コードが外部から視認可能となる。よって、電源コードホルダ内に電源コードを保持した状態で納品しても、遊技店側で作業者が電源コードがどこにあるのか分からずに戸惑うおそれがなくなる。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を添付図面を参照しつつ説明する。
遊技盤10Aを備えるパチンコ機10は、図1に示すように背面側に機構板11を備えると共に機構板11の上方には貯留タンク12が配設されている。
貯留タンク12は、パチンコ球を予め蓄積しておくためのものであり、また、機構板11には、賞球皿(図示なし)へ所定量の賞球を配給する賞球制御部(図示なし)が設けられている。
そして、貯留タンク12と賞球制御部との間にはタンクレール20が配設されており、貯留タンク12内のパチンコ球がタンクレール20を介して賞球制御部に供給される構成となっている(なお、タンクレール20は、パチンコ機10の背面のうち図示しない図柄変動装置の背面よりも上方位置に取り付けられている)。
また、タンクレール20は貯留タンク12側(上流側)から賞球制御部側(下流側)へ向けて緩やかな勾配を持つように設けられている。
タンクレール20は、導電性を有する樹脂製で、図2、図3に示すように底壁21の両側に垂直に起立する側壁22を備えた樋状をなしていると共に、片側の側壁22(手前側)の外面には、後に詳細に説明する、電源コードホルダとしての電源コード収納ケース60(以下、単に収納ケース60と言う)が取りつけられている。
タンクレール20の上流側(図3の左上方側)端部には底壁21に急な傾斜を付けた球受部23が設けられている。球受部23は貯留タンク12から落下したパチンコ球を円滑にタンクレール20内に進入させるようになっている。
また、底壁21には、タンクレール20の下流側約1/3において、段差部21Aが形成されている。この段差部21Aによってパチンコ球の流れを局部的に不安定化させることにより球詰まりを解消可能としている。
また、タンクレール20の両側壁22,22は、それぞれは僅かな相違はあるものの基本的には対称形状をなしている。すなわち、両側壁22,22は長手方向のほぼ中央部で高さが高くなっており、そこから段状に下って、平坦部となり、底壁21の段差部21A付近から先は緩やかな円弧面をもって徐々に下り勾配をなすように形成されている。
タンクレール20の底壁21には、図3に示すように、幅方向の中央部に長手方向に延びる仕切壁24が底壁21から垂直に起立して設けられて、仕切壁24を境に、パチンコ球を二手に分流させるようにしている。ここで、仕切壁24と左右の両側壁22,22との間隔はパチンコ球の直径よりも僅かに幅広に設定され、仕切壁24と左右の両側壁22,22との間でパチンコ球を下流側へ至るに連れて1列に絞り込むための整列路25が形成されている。
また、仕切壁24は、上流側の途中を始端として底壁21の段差部21Aよりも少し下流までの範囲が徐々に高さを増すように形成され、これに連続して仕切壁24は下流に向けて下り勾配となり、その後、整列路25の終端に至るまでの間は、同一高さとなっている。
また、各整列路25の底壁21の両側には、所定間隔毎に長細い開口部29が設けられており、パチンコ球に付着しているゴミ等を外へ排出可能としている。
さらに、段差部21Aよりも下流側の上側開口、言い換えれば、タンクレール20の出口付近には、パチンコ球を流す整列路(流路)25が、高さ方向に絞られていくように天井板30が配設されている。この天井板30には、側縁の前後両端部の2箇所に係止突部30Aが設けられており、この係止突部30Aが側壁22に設けられた係止孔部22Aと係合して固定されるようになっている。この天井板30により、上下に2段以上積み重なったパチンコ球がタンクレール20の出口において、1段となるようにされている。
また、タンクレール20の手前側の側壁22には、収納ケース60をタンクレール20の長手方向に沿った複数の位置に取り付けるための複数組の取付部35が備えられている。
この取付部35は、円柱状のものであり側壁22から外側(図面手前側)に向かって略垂直に起立して設けられており、収納ケース60に設けられた取り付け用の一対の取付部89に対応して、2つで一組とされている。なお、取付部35には、収納ケース40の取付のための下穴38が開けられている。また、取付部35A,35B,35Cは、それぞれタンクレール20の上流付近の側壁22、中流付近の側壁22、下流付近の側壁22に設けられている。
上記機構板11の上面の右寄りの位置には、開口が形成され、この開口の下方には、図示しないコネクタが配されており、このコネクタと電源コード45の一端側に装着されたコネクタ47とが連結されている。なお、コネクタ47には、ロック用の撓み可能なロック片47Aが側面に形成されており、これと機構板11側の図示しないロック突起とが係合して、コネクタ47が機構板11に装着されるようにされている(図5参照)。
電源コード45の他端側には、電源用コネクタ(本発明の受電用コネクタ部に相当)49が接続されている。電源用コネクタ49は、断面が略長方形状で、その外縁部の対称位置にくびれ部49Aを有するとともに、その前端がフランジ49Bとされ、フランジ49Bから軸線方向に一対の端子49Cが突出したものである。
なお、電源用コネクタ49の基端部よりも後方側には、電源用コネクタ49と一体成形された蛇腹状の屈曲防止部材53が、コード45Aを周囲から取り巻くように形成されており、コード45Aが電源用コネクタ49の基端で屈曲するのを防止している。
次に、収納ケース60及びその取付構造について詳細に説明する。なお、以下の収納ケース60の説明では、図9における右側を前方、下方を右側、図面向かって手前側を上方とする。
収納ケース60は樹脂からなり、開閉可能な浅皿状の蓋63が一対のヒンジ65を介して深皿状のケース67と連結されていて、蓋63を閉じると蓋63の側壁63Bとケース67の側壁73とが合致して全体として箱状をなし、その内部は電源コード45の収納空間69とされている。
ケース67の底壁70は、後端を円弧状とした略長方形の板状をなし、その周縁部から略垂直に側壁(周壁)73が起立して設けられている。
左側壁73Aの前方寄りの上端には、断面略L字状のロック片71が形成され、蓋63に設けられたロック突起63Aと係止可能とされている。
このロック片71の屈曲部の内側は薄肉とすることによりロック凹部71Aが形成され、ロック凹部71Aが、蓋63を閉めるとロック突起63Aと係合可能とされ、この係合によって蓋63がケース67にロックされる。また、ロック片71の先端側はロック解除用の操作部71Bとされ、ロック状態から操作部71Bを屈曲部の角度が拡大する方向へ操作するとロック凹部71Aがその長手方向に拡張してロック突起63Aから外れてロック解除されるようになっている。
また、側壁73の上縁の複数個所には、側壁73の内側部分が所定厚み削られて肉薄凹状とされた肉薄部75が設けられ、蓋63をケース67に合致させると、蓋63の側壁63B上端から突出した側壁突部(本発明の位置決め用の突片に相当)63Cと係合するようにされている。
ケース67の前側壁73Cには、左から並ぶようにして2つの大小の開口77,79が形成されている。開口77の後方側は、電源用コネクタ49の保持固定部81(図9において二点鎖線で囲まれた領域)とされ、この保持固定部81内に電源用コネクタ49を保持する。この際、電源用コネクタ49の端子面(嵌合面)を開口77から露出させ、端子49Cが収納ケース60から前方に突出した状態で保持固定する。なお、収納空間69の内、保持固定部81以外の空間が本発明のコード収納部に相当する。
開口77は、前方から視て略方形状をなし、前側壁73Cの左端から電源用コネクタ49のフランジ49Bの幅(長径)とほぼ同一幅(本実施形態のものでは、前側壁73Cのほぼ1/2程度の幅)をもって形成されている。すなわち開口77は、電源用コネクタ49の嵌合面の外周形状に適合して形成されている。この開口77は、前側壁73Cの上端から底壁70に達するまで開けられている。この開口77に電源用コネクタ49がはめ込まれると、開口77の開口縁で電源用コネクタ49の前端(フランジ49B)が挟持され、左右方向の遊動が規制される。
また、開口79は、前側壁73Cの残り部分のうちその中程において形成され、前方から視て略方形状とされている。この開口79の開口寸法は、幅方向ではコード45Aの幅よりもやや大きい程度で、高さ方向では前側壁73C高さの約1/3の大きさに設定されている。この開口79から、収納した電源コード45のコード45Aを引き出し可能とされている。なお、この開口79には、蓋63を開けた状態でもコード45Aが引っ掛かる(図9参照)。
また、底壁70の左側縁部で、かつ前端から電源用コネクタ49の長さ分後方位置からは、上方から視て略L字状で、底壁70の左側縁部と前方縁部とを結ぶ仕切壁83が側壁73と同一高さをもって立設されている。この仕切壁83は、前側壁73Cの開口77縁部と繋がれている。
この仕切壁83と左側壁73Aによって仕切られた部分が電源用コネクタ49の保持固定部81とされている。以下、仕切壁83を屈曲の前後で区別し、左側壁73Aから延びるように形成された部分を第1仕切壁83Aといい、前面壁73Cと繋がれた部分を第2仕切壁83Bという。
第1仕切壁83Aの左右方向のほぼ中央には、前方から視て略長方形状の開口83Cが設けられており(従って、第1仕切壁83Aは前方から視ると凹形状となる)、電源用コネクタ49の屈曲防止部材53がこの開口83Cに遊嵌可能とされている。
この開口83Cは、図10に示すように電源用コネクタ49をその軸線が底壁70と平行となるように収納した際にの屈曲防止部材53下端の高さ位置まで切りかかれて形成されており、その幅は屈曲防止部材53の幅よりも若干大きくされている。
第2仕切壁83Bの前端付近は、2度異なる方向へ略直角に屈曲され、一段の段部83Dとされ(図9参照)、これにより保持固定部81は前端側で幅広とされ、フランジ49Bを収納可能としている。なお、段部83Dの位置は、前端からフランジ49Bの厚みとほぼ同一長さ後方とされている。
また、開口77周りの面からコネクタ73のフランジ49Bの厚み分後退した位置からは、フランジ当接壁85が左側壁73Aから内側に張り出している(フランジ当接壁85は、本発明のフランジの背面と当接する一対の当接片の片方を構成する)。このフランジ当接壁85は、フランジ49Bのほぼ張出量だけ張り出している。
フランジ当接壁85の前面、及び段部83D(本発明のフランジの背面と当接する一対の当接片の片方を構成する)の段差面は、収納した電源用コネクタ49のフランジ49Bの背面と当接し、この状態でフランジ49Bの前端面が前側壁73Cとほぼ面一となるようにされている。
また、左側壁73Aの保持固定部81に面する部分と、第2仕切壁83Bの保持固定部81に面する部分からは、互いに対向する一対の円弧状のくびれ保持部87A,87Bが突出し、これらの間に電源用コネクタ49のくびれ部49Aが保持されるようにされている。両くびれ保持部87A,87Bは電源用コネクタ49のくびれ部49Aに相当する位置、すなわち、第1仕切壁83A寄りの位置に設けられおり、両者の距離は、くびれ部49Aの幅とほぼ同一とされている。
両くびれ保持部87A,87Bは、電源用コネクタ49のくびれ部49Aを挟持して、電源用コネクタ49が開口77から前方へ抜け出ないように規制するとともに、左右方向にも遊動しないように規制している。なお、第2仕切壁83Bに形成されたくびれ保持部87Bは、後述する円柱状の取付部89の側壁の一部をなしている。すなわち、上方から視ると第2仕切壁83Bの途中に円筒状の取付部89が割って入り込んだ構成をなし、その取付部89の保持固定部81側がくびれ保持部87とされている。
また、底壁70のうち保持固定部81内には、フランジ49Bの張出量とほぼ同一高さの当接突部91が形成されている。この当接突部91は、フランジ当接壁85の後端部から第2仕切壁83Bまで延びる直線部分と、この直線部分の中央付近から後方へ向かって第1仕切壁83Aまで延びる2条部分とから構成されている。
図10に示すように、電源用コネクタ49が保持固定部81に収納されると、フランジ49Bよりも基端側の部分がこの当接突部91と当接して支持されることにより、電源用コネクタ49が底壁70に対してほぼ水平姿勢となるようにされている。
また、底壁70には、底壁70から上方に突出する、両端を開口した一対の円筒状の取付部89,89が形成されている。なお、取付部89,89の内径(中孔89A,89Aの径)は、タンクレール20の取付部材35の外径よりやや大きく設定されている。
取付部89,89は、底壁70の幅方向中央でかつ前端寄りの位置と、収納された電源用コネクタ49のほぼ軸線上で、底壁70の後端寄りの位置に形成されている。底壁70のうち取付部89,89が形成された部分では、取付部89,89の中孔89A,89Aと同軸・同径の貫通孔70Cが開けられている。また、取付部89,89のうち、底壁70から側壁73の高さの1/3程度上方位置には、中心にねじ孔89Bを開けたドーナツ状の中壁89Cが形成されている。このようにして底壁70側から続く段状の孔が形成され、図10に示すようにタンクレール20の取付突部35を底面70側から挿入し、ねじ締めすることにより収納ケース60がタンクレール20に固定されるようにされている。
取付部(本発明のガイド部に相当)89,89は、側壁73よりも高く形成されており、ケース67に蓋63を閉めた状態で取付部89,89と対応する位置に設けられた蓋63の係合部(本発明のズレ防止用のリング部に相当)93,93と係合可能とされている。蓋63の係合部93はケース67の取付部89,89の外径よりもわずかに大きい内径を有する両端を開口した円筒形状をしている。蓋63の係合部93,93は、蓋63を閉じた状態で取付部89,89の先端を遊嵌して、蓋63のケース67に対する位置ズレを防止する。なお、蓋63のうち係合部93,93が形成された部分では、その中孔と同径・同軸の貫通孔95(本発明の作業孔に相当)が開けられており、蓋63を閉めた状態でも取付部89のねじ孔89Bにねじを通すことが可能とされている。
また、ケース67の底壁70には、その前後方向に所定間隔を開けて並ぶようにし、かつ右側壁73B寄りの位置に、一対の円筒状の巻回保持部97,97が形成され、コード部分45Aを巻回した状態で保持可能としている。
巻回保持部97,97は、蓋63を閉じた状態で蓋63の内面にほぼ当接可能な高さをもってケース67の底壁70から突設形成されており、ケース67に蓋63を閉めた状態で巻回保持部97,97と対応する位置に設けられた蓋63の係合部(本発明のズレ防止用のリング部に相当)99,99と係合可能とされている。係合部99,99は巻き取り部97,97の外径よりもわずかに大きい内径を有する円筒形状をしている。蓋63の係合部99,99は、蓋63を閉じた状態で巻回保持部97,97の先端を遊嵌して、蓋63のケース67に対する位置ズレを防止する。
蓋63の前端で、かつ蓋63をケース67に合わせた状態で開口77に重なる位置には、二段状の押さえ部101が内側に突出して形成されている。押さえ部101は、前段101Aが後段101Bよりもフランジ49Bの張出量分だけ低くされており、電源用コネクタ49を収納して蓋63を閉めると前段101Aが電源用コネクタ49のフランジ49Bに当接し、後段101Bがフランジ49Bより基端側に当接するようにされている。
図10に示すように、押さえ部101の前段101Aとケース67の底壁70との間で電源用コネクタ49のフランジ49Bが挟持され、かつ押さえ部101の後段101Bと当接突部91との間で電源用コネクタ49のフランジ49Bよりも基端側が挟持されることで、電源用コネクタ49の上下方向に遊動規制されるとともに、電源用コネクタ49の底壁70に対する姿勢が水平に保たれるようにされている。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
パチンコ機10の製造は、ライン上で種々の部品を組み付けて行われている。この組み付け途中には、電源コード45は収納ケース60内に収納され、かつ蓋63を閉めた状態とされる(図7参照)。従って、電源コード45が引っかかって他の組み付け作業の障害となるおそれがない。
そして、製造の最終段階になると、パチンコ機10が正常に動作するか否かチェックする品質検査が行われる。
この品質検査では、作業者は図示しない給電用コネクタと電源コネクタ49とを嵌合することになるが、電源用コネクタ49は、保持固定部81によって保持固定されているから、単に片手で給電用コネクタを電源用コネクタ49に差し込むだけで足り品質検査作業をスムーズに行うことができる。もちろん作業者によっては、収納ケース60や、パチンコ機10の他の場所(例えば遊技盤、タンクレール等)を持つ場合があるが、この場合においても、本実施形態の場合には、端子49Cの位置がパチンコ機10に対して位置固定されているため、単に収納ケース60等に手を添える程度で足り、電源用コネクタ49が保持固定されていない場合と比べて作業性が向上する。
そして、この品質検査後に、パチンコ機10は出荷されるが、本実施形態のものでは、従来のハーネスクランプのように単にコード45Aを保持するだけでなく電源用コネクタ49も保持固定され、かつ蓋63がロックされた状態で出荷される。従って、出荷途中の運搬等によってパチンコ機10が振動等したとしても、電源コード45が解けるおそれはなくなる。
遊技店に到着するとパチンコ機10は、設置されることになるが、この際に蓋63を開けて電源コード45を伸ばし、電源と接続する。
なお、本実施形態では、以下の効果も生じる。遊技店にパチンコ機10を設定した場合に、余剰のコード45Aを収納してパチンコ機10の背面の配線をすっきりさせることができる。従って、遊技店において店員がパチンコ機10の故障を直したりする際の作業効率が向上する。
また、コード45Aを巻回保持部97,97に巻き付けて収納することができるから、長尺のコード45Aをコンパクトに収納することができる。
また、くびれ保持部87は、電源用コネクタ49のくびれ部49Aを挟持するから、電源用コネクタ49の軸線方向への遊動が効果的に規制される。
また、コード45Aをケース67に収納し、蓋63を閉めると、コード45Aが外に露出しないから、コード45Aが引っかかって作業の障害となることを防止することができる。
また、ロック片71及びロック突起63Aによりケース67と蓋63との嵌合状態が維持されるから、不用意に蓋63が開くことが防止される。
また、蓋63を閉めると電源用コネクタ49は、押さえ部101と底壁70との間で保持されてその遊動が防止される。
また、押さえ部101は段状に形成されており、電源用コネクタ49の基端部側とフランジ49Bの両方に当接し、電源用コネクタ49がケース67の底壁70に確実に押さえつけられる。
また、電源用コネクタ49の端子面は、蓋63を閉めた状態でも露出するから、蓋63を開けることなく品質検査用の電源と接続することができ、品質検査が容易となる。
また、開口77に電源用コネクタ49がはめ込まれて、蓋63を閉じると、開口77の開口縁にて電源用コネクタ49の嵌合面の外周部がほぼ全縁に沿って挟持されて、電源用コネクタ49の前端付近のぐらつきが防止され、品質検査が容易となる。
また、電源用コネクタ49のフランジ49Bの背面がフランジ当接壁85、及び段部83Dに当接して電源用コネクタ49の前端面とケース67の側壁73とが略面一の状態となるから、ケース67の側壁73において電源用コネクタ49の前端面が引っかかって作業の障害となることを防止することができる。また、ケース67側面の外観をすっきりさせることができる。
また、電源用コネクタ49は当接突部91によって基端部分を持ち上げられて、底壁70に対して略平衡姿勢でケース67内に保持されるから、電源用コネクタ49の端子49Cも底壁70と略平行姿勢となり、相手方コネクタの抜入操作が容易となる。
また、蓋63には、貫通孔95が開けられているから、収納ケース60をタンクレール20に取り付ける際に蓋63を閉めた状態でも取付部89のねじ孔89Bにねじを通すことができる。
また、収納ケース60は、パチンコ機10のタンクレール20、すなわち、背面のうち図柄変動装置の背面よりも上方位置に取り付けられるから、作業性が向上する。
また、収納ケース60は、タンクレール20の複数位置に取り付け可能であるから、遊技店(ホール)側の電源位置に柔軟に対応することできる。
また、巻回保持部97,97は、蓋63を閉じた状態で蓋63の内面にほぼ当接可能な高さをもってケース67の底壁70から突設形成されているから、蓋63を閉じた状態で蓋63が外力により内側に撓んだとしても、蓋63が巻回保持部97,97と当接して支持され、電源コードホルダ60が潰れることが防止される。
また、蓋63には、蓋63を閉じた状態で巻回保持部97,97の先端を遊嵌して、蓋63のケースに対する位置ズレを防止するズレ防止用の係合部99,99が形成されているから、蓋63のケース67に対する位置が過度にずれるおそれはなくなる。よって、蓋63のケース67に対する位置が過度にずれてケース67と蓋63とを連結しているヒンジ65に過度の力がかかり、ヒンジ65が破壊されるおそれが減少する。
また、蓋63には、蓋63を閉じた状態で取付部89,89の先端を遊嵌して、蓋63のケース67に対する位置ズレを防止するズレ防止用の係合部93,93が形成されているから、蓋63のケース67に対する位置が過度にずれるおそれはなくなる。よって、蓋63のケース67に対する位置が過度にずれてケース67と蓋63とを連結しているヒンジ65に過度の力がかかり、ヒンジ65が破壊されるおそれが減少する。
また、一方の取付部89はくびれ保持部87Bとしても利用される。よって、くびれ部49Aを両側から挟持する構成とした収納ケース60の構造が簡単となる。
また、ケース67の開口79にはコード45Aが引っ掛かるから、蓋63を開けても、コード45Aがケース67から外れてしまうおそれがなくなる。
また、蓋63の縁部には、蓋63を閉じた状態でケース67側壁73の上縁内側に係合する位置決め用の側壁突部63Cが形成されているから、蓋63を閉じた状態で、蓋63のケース67に対する位置ズレが起こりにくい。
<実施形態2>
次に、第2実施形態について図11を参照しつつ説明する。
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成のみ説明し、第1実施形態と同一の他の構成、作用、効果については省略する。なお、同一の構成については第1実施形態と同一の符号を付す。第2実施形態では、収納ケース60内での電源用コネクタ49の収納姿勢が第1実施形態のものと異なる。
<実施形態3>
次に、第3実施形態について図12を参照しつつ説明する。
第3実施形態では、第1実施形態と異なる構成のみ説明し、第1実施形態と同一の他の構成、作用、効果については省略する。なお、同一の構成については第1実施形態と同一の符号を付す。第3実施形態では、電源用コネクタ49の形状が雌型となっている点が第1実施形態のものと異なる。
<実施形態4>
次に、第4実施形態について図13を参照しつつ説明する。
第4実施形態では、第1実施形態と異なる構成のみ説明し、第1実施形態と同一の他の構成、作用、効果については省略する。なお、同一の構成については第1実施形態と同一の符号を付す。第4実施形態では、コード45Aの収納部が設けられていない点、及び蓋63を有していない点が第1実施形態のものと異なる。なお、符号103は、取付孔を示す。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記第1実施形態では、円筒状の巻回保持部97,97が形成されているものについて説明したが、巻回保持部の形状・構造については特に限定されない。また、収納部内に巻回保持部を設けずに単にコード45Aを束ねてケース67内に収納するものであってもよい。
(2)上記第1実施形態では、電源用コネクタ49は、くびれ部49A及びをフランジ49Bを有するものとしたが、電源用コネクタ49の形状は特に限定されない。また、端子49Cの数も特に限定されない。
(3)上記第1実施形態では、くびれ保持部87A,87Bは、円弧状のものとしたが、その形状は特に限定されない。
(4)上記第1実施形態では、収納ケース60は蓋63がヒンジ65を介してケース67と連結されているものとしたが、両者が分離されているものであってもよい。
(5)上記第1実施形態では、収納ケース60には、ロック手段が設けられているものとしたが、ロック手段を設けずに単に蓋63とケース67とを係合させるものであってもよい。
(6)上記第1実施形態では、蓋63には、二段状の押さえ部101が内側に突出して形成されてものとしたが、押さえ部101の形状は特に限定されない。また、押さえ部101を有さない構造であってもよい。
(7)上記第1実施形態では、フランジ部75Bの前端面が前側壁73Cとほぼ面一となるように収納する構造のものを示したが、電源用コネクタ49の前端面が、露出していればよく、必ずしもほぼ面一とならなくてもよい。
(8)上記第1実施形態では、電源用コネクタ49は、くびれ保持部87A,87Bによってくびれ部49Aが支持され、開口77縁部によりフランジ49Bが支持されるものとしたが、電源用コネクタ49のその他の部分(くびれ部49Aとフランジ49Bとの間の部分)を支持固定するものであってもよい。
(9)上記第1実施形態では、底壁70には当接突部91が形成されているものとしがた、当接突部91を設けない構成であってもよい。
(10)上記第1実施形態では、タンクレール20の取付部35と、収納ケース60の取付部89との係合によって、収納ケース60は遊技機に取り付けられるものとしたが、電源コードホルダの取付構造は特に限定されない。
(11)上記第1実施形態では、電源コードホルダとしての収納ケース60はタンクレール20に取り付けられるものとしたが、電源コードホルダの遊技機に対する取付位置は特に限定されない。例えば、遊技盤の枠、機構板11に取り付けられるものであってもよい。
また、上記第1実施形態では、電源コードホルダとしての収納ケース60は、複数位置に取り付けられるものとしたが、1個所に取り付けられるものであってもよい。
(12)上記実施形態では、遊技機としてパチンコ機10について説明したが、これに限られず、スロットマシン、あるいはパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであってもよい。
(13)上記実施形態では、収納ケース60は不透明な樹脂製としたが、その一部又は全部を透明な材質で構成してもよい。このように透明とすると、内部に収納された電源コード45が外部から視認可能となり、収納ケース60内に電源コード45を保持した状態で納品しても、遊技店側で作業者が電源コード45がどこにあるのか分からずに戸惑うおそれがなくなる。
第1実施形態のパチンコ機の背面の斜視図 タンクレールに取り付けられた状態の収納ケースの斜視図 タンクレールの斜視図 収納ケースの取付構造を示す斜視図 電源コードの平面図 収納ケースの斜視図 収納ケースの平面図 電源コードの収納状態を示す説明図 収納ケースの平面図 収納ケースの断面図(第7図のX−X断面図) 第2実施形態の収納ケースの平面図 第3実施形態の収納ケースの斜視図 第4実施形態の収納ケースの平面図 ((A)平面図、(B)斜視図)
符号の説明
10…パチンコ機
20…タンクレール
45…電源コード
49…電源用コネクタ(受電用コネクタ部)
49A…くびれ部
49B…フランジ
60…収納ケース(電源コードホルダ)
63…蓋
67…ケース
73…側壁
81…保持固定部
97…巻回保持部

Claims (6)

  1. 遊技機の背面から延出され、その端末部には遊技施設側の給電用コネクタ部に嵌合可能な受電用コネクタ部が接続されてなる電源コードを保持するためのものであって、
    ケースと、同ケースに対し開閉可能な蓋とからなり、
    前記ケース内に前記コード収納部が具備されており、
    前記遊技機の背面に装着可能に形成され、かつ前記受電用コネクタ部を保持可能な保持固定部を有し、
    前記蓋の内面には、この蓋が前記ケースに嵌合した状態で、前記ケース内に収納された前記受電用コネクタ部を前記ケースの底壁へ押さえる押さえ部が設けられていることを特徴とする電源コードホルダ。
  2. 前記受電用コネクタ部の前端にはフランジが設けられているとともに、前記押さえ部は、前記フランジへの当接部分が前記基端側への当接部分よりも前記フランジの張出量とほぼ同一高さ分だけ低く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源コードホルダ。
  3. 前記ケースと前記蓋との間には、前記蓋を閉じた状態で前記受電用コネクタ部の嵌合面を露出させる開口が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源コードホルダ。
  4. 前記開口は、前記受電用コネクタ部の嵌合面の外周形状に適合して形成されることにより、前記蓋が閉じられたときには、前記開口の開口縁にて前記受電用コネクタ部の嵌合面の外周部をほぼ全縁に沿って挟持可能であることを特徴とする請求項3に記載の電源コードホルダ。
  5. 前記ケースの底壁には、前記フランジの背面と当接する一対の当接片が、前記ケースにおける前記開口周りの面から前記フランジの厚み分後退した位置に備えられていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電源コードホルダ。
  6. 前記ケースの底壁には、前記受電用コネクタ部の前記フランジより基端側の部分に当接する当接突部が、前記フランジの張出量とほぼ同一高さにて形成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の電源コードホルダ。
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