JP4406375B2 - 杭の打設方法と、これに使用する台船および打設ガイド - Google Patents

杭の打設方法と、これに使用する台船および打設ガイド Download PDF

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Description

本発明は、水上から所定の位置へ杭を打設する杭の打設方法と、これに使用する台船および打設ガイドに関する。
港湾工事等では、海上施設の構築に伴い、海上から海底の地盤に複数本の杭を所定間隔で打設する場合がある。
従来、このような、水上から水底への杭打ち作業は、杭打ちリーダ付きの杭打ち船またはクレーン船に開閉式杭打ちガイドを設置して、1本ずつ測量等により位置決めを行いながら、ハンマによる打込みを行っていた。
ところが、複数の杭を所定の間隔により打設する場合において、各杭について、杭の打設を案内するための杭打ちリーダや開閉式杭打ちガイドを杭打ち船やクレーン船ごと移動した後、杭打ち位置の微調整のための測量等を行う必要があるため、多大な手間と時間を要し、工事全体の効率を著しく低下させるという問題点を有していた。
そのため、本出願人は、台船と一体に形成されてその台船上で平行移動および回転が自在なフレーム体であって、その周縁から水面に臨んで複数の把持機構が延出した打設ガイドを発明し、実用化に至っている(特許文献1参照)。
この打設ガイドは、水底に複数本の杭を打設する際に、台船上で平行移動および回転させることで、杭同士の相対的な位置関係を保ったまま複数の杭を移動させた後、台船の4隅に設けられたスパットを水底に接地させて台船を所定の位置に固定することで複数の杭について一気に位置決めを完了することを可能としている。
特開2004−27548号公報([0025]−[0045]、図1−図7)
ところが、前記の従来の打設ガイドは、台船と一体になっているため、波浪、潮位変化等による変位の影響により高効率、高品質な杭打ち作業が困難となる場合があり、また、水深が深い場合や水底が軟弱地盤の場合には、スパットによる台船の位置決めが困難となる場合がある等の問題点を有していた。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、水深や水底地盤の状況、波浪や潮位変化に影響を受けることがなく、高精度、かつ、効率的な杭打ち作業を可能とした杭の打設方法と、これに使用する杭打設用の台船および杭の打設ガイドを提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の杭の打設方法は、複数の既設杭取付手段が固定された打設ガイドと、前記打設ガイドをジャッキまたは門型ウインチにより支持した状態で搭載した台船本体とからなる台船を、複数の既設杭の間に配置する台船係留工程と、前記ジャッキまたは門型ウインチにより前記打設ガイドを下降させることで前記複数の既設杭の先端と前記既設杭取付手段とを嵌合させ、前記複数の既設杭に前記打設ガイドを固定する打設ガイド固定工程と、前記台船本体と前記打設ガイドとを分離する分離工程と、打設ガイドに設けられた少なくとも1つの新設杭案内手段を利用して新設杭を打設する杭打設工程と、を含むことを特徴としている。
かかる杭の打設方法は、打設ガイドを既設杭に固定して台船本体と分離した後、当該打設ガイドを利用して新設杭を打設するため、風や波または水位の変化および水深や水底地盤の状況等の影響を受けることなく、既設杭との相対距離から決定する位置に、高精度、かつ、簡易に新設杭を打設することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明は、台船本体と、複数の既設杭に固定されて新設杭の打設位置を決定する打設ガイドと、を備える杭打設用の台船であって、前記複数の既設杭の配置に合わせて前記打設ガイドに固定された複数の既設杭取付手段と、前記打設ガイドに設けられた少なくとも1つの新設杭案内手段と、を備えており、前記打設ガイドが、前記台船本体にジャッキまたは門型ウインチにより支持された状態で分離可能に搭載されていることを特徴としている。
かかる台船は、所定の位置に打設ガイドを搬送して打設ガイドが既設杭に固定された後、打設ガイドと台船本体とが分離されるため、波や風等による台船本体の揺れや水位の変化による台船本体の移動が杭の打設に影響を及ぼすことがなく、高精度に新設杭を打設することが可能となる。また、台船本体が、ジャッキや門型ウインチを搭載していれば、打設ガイドの既設杭への設置や、打設ガイドと台船本体との分離を容易に行うことが可能となり、好適である。
また、請求項3に記載の発明は、複数の既設杭に固定されて新設杭の打設位置を決定する打設ガイドであって、支持材と、前記複数の既設杭の配置に合せて前記支持材に固定された複数の既設杭取付手段と、前記既設杭取付手段から所定の間隔を有して前記支持材に設けられた少なくとも1つの新設杭案内手段と、から構成されていて、前記支持材が伸縮機能を有しており、前記新設杭案内手段が、前記既設杭取付手段に対する間隔を変更可能に設けられていることを特徴としている。
かかる打設ガイドは、既設杭の間隔に合せて支持材に配置された既設杭取付手段により支持材を固定し、この支持材を介して、既設杭取付手段を固定した既設杭からの相対距離により新設杭案内手段が配設されるため、新設杭の打設のための微調整等を要することなく、支持材を既設杭に固定するのみで、新設杭の打設位置を設定することが可能となる。
また、当該打設ガイドは、水底に公知の係留手段により係留された台船等の船上において打設位置を決定するのではなく、既に水底に打設された既設杭に固定されるため、水深や水底の地盤状況の影響、風や波の影響および例えば潮の満干等による水位の変化の影響を受けることがなく、簡易、かつ、高精度に杭の打設位置を決定することが可能である。
また、既設杭への打設ガイドの固定は、既設杭取付手段を既設杭取り付けるのみで完了するため簡易である。また、新設杭の打設も、新設杭案内手段により、打設位置、打設角度等が設定されるため、その調整等に詳細な測量等を要することなく施工性に優れている。
また、既設杭に対して、平行に複数の新設杭案内手段が配設されていれば、既設杭との相対位置により簡易に複数の杭打設位置を決定することが可能となり、好適である。
また、当該打設ガイドは、支持材が伸縮機能を有しているため、移動時は支持材を縮めて、既設杭に設置してから支持材を延伸させて新設杭案内手段を所定の位置に配置することにより、搬送時は打設ガイドを縮め小型化することで搬送を容易にして、打設ガイドを既設杭に固定した後は、支持材を延伸させるのみで、既設杭との相対距離から決定される新設杭の打設位置が決定するため、好適である。
また、請求項に記載の発明は、請求項3に記載の打設ガイドであって、支持材が回転機能を有しており、新設杭案内手段が、既設杭取付手段に対して水平方向の角度が変更可能に配設されていることを特徴としている。
かかる打設ガイドは、支持材が回転機能を有しているため、打設ガイドを既設杭に固定させたまま、支持材を回転させることで、新設杭案内手段を移動させて、複数箇所に新設杭を打設することが可能となり好適である。つまり、打設ガイドを既設杭に固定して、新設杭を打設した後、打設ガイドを固定したまま、支持材を所定の角度で回転するだけで、新設する杭の設計された打設位置に新設杭案内手段を配置することが可能となるため、移動の手間や詳細な測量の手間等を要することなく、簡易に複数の杭を打設することが可能となる。
また、本発明の打設ガイドが、ジャッキまたは門型ウインチにより支持された状態で台船に搭載されて、移動が可能であれば、陸地から離れた海上等における構造物の建設に関しても、高精度な杭基礎工事を簡易に行うことが可能となり、好適である。また、当該打設ガイドが、台船に搭載されたジャッキや門型ウインチを利用して既設杭に固定されれば、大掛かりなクレーン等を必要とすることなく、簡易に固定作業を行うことが可能なため、好適である。
本発明の打設ガイドにより、水深や水底地盤の状況、波浪や潮位変化等に影響を受けることがなく、簡易に高精度で、かつ、効率的な杭打ち作業が可能となる。
本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。
ここで、図1は、第1実施形態に係る打設ガイドの全体を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面図である。また、図2は、同打設ガイドの既設杭取付手段の詳細を示す正面図であって、(a)は既設杭を開放した状態、(b)は既設杭を嵌合した状態を示している。また、図3は、同打設ガイドの新設杭案内手段の詳細を示す図であって、(a)は新設杭を開放した状態を示す平面図、(b)は新設杭を把持した状態を示す平面図、(c)は側面図を示している。また、図4は同打設ガイドの搬送状況を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
また、図5は、第2実施形態に係る打設ガイドの全体を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面図である。また、図6は、同打設ガイドの搬送状況を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面図である。さらに、図7(a)および図7(b)は、第2実施形態に係る打設ガイドの打設状況を示す平面図である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る杭打設用の台船Sは、図1(a)および(b)に示すように、台船本体40と、複数の既設杭Pa,Pa,…に固定されて新設杭Pb,Pb,…の打設位置を決定する打設ガイド1とを備えており、打設ガイド1が、台船本体40に分離可能に搭載されている。ここで、台船本体40の形状や規模は、打設ガイド1の形状や規模、杭の打設間隔等に応じて適宜設定するものとする。
打設ガイド1は、図1(a)および(b)に示すように、予め海底の地盤に打設された既設杭Paに固定されて、海上から海底に打設する新設杭Pbの打設位置を決定するものであって、支持材である枠材10と、既設杭Paの配置に合せて枠材10に設けられた6台の既設杭取付手段であるパイルロック20と、パイルロック20から所定の間隔を有して枠材10に設けられた3台の新設杭案内手段であるパイルホルダー30とから構成されている。
また、打設ガイド1は、台船本体40により搬送されるものであって、第1実施形態では、台船本体40に備えたジャッキ41を上下させることにより既設杭Paへの取り付け、取り外しを行う(図1(b)参照)。
枠材10は、台船本体40の横断方向に該台船本体40から突出して配置された3本の下ガーダー12と、各下ガーダー12の一方の端部から内装されていて下ガーダー12の軸方向に伸縮する上ガーダー11と、これら3組の上ガーダー11および下ガーダー12を所定の間隔を有して平行に連結する5本のガーダー連結材13とから構成されている。ここで、上ガーダー11、下ガーダー12およびガーダー連結材13を構成する材料は枠材10に作用する応力に対して十分な耐力を有するものであれば限定されるものではないが、第1実施形態では、鋼材を組み合わせて形成するものとする。また、枠材10の形状や、枠材10を構成する各部材の数量等は限定されるものではなく、適宜設定するものとする。
また、下ガーダー12の他方の端部(パイルホルダー30とは反対側の端部)には、それぞれカウンターウェイト16が上載されており、上ガーダー11の伸長時のバランスを確保している。
また、下ガーダー12の軸方向の中央付近から他方側には、ステージ14が形成されており、新設杭Pbの杭打ち機の配置箇所や資材置き場等に使用可能な作業スペースが確保されている。さらに、ステージ14上には、ワイヤー15aを介して各上ガーダー11の伸縮を行うウインチ15が3台配設されている。ここで、ステージ14は、必要に応じて形成されるものであって、ステージ14を構成する材料や形状は限定されるものではなく、第1実施形態では、複数の鋼板を連結して長方形に形成し、下ガーダー12およびガーダー連結材13に溶接接合することにより形成するものとする。
ガーダー連結材13は、第1実施形態では、下ガーダー12の下端に4本と上ガーダー11の下端に1本(合計5本)が上ガーダー11および下ガーダー12と直交するように配置されている。下ガーダー12の下端に配置されたガーダー連結材13は、ステージ14の両端部と、下ガーダー12の一方(パイルホルダー30側)の先端と、一方の先端側のパイルロック20が配設された位置にそれぞれ配置されている。また、上ガーダー11の下端に配置されたガーダー連結材13は、上ガーダー11の一方の先端に配置されている。
パイルロック20は、既設杭Paの配置に応じて、枠材10に設けられており、第1実施形態では、各下ガーダー12の他方の端部と一方の端部付近との2箇所、合計6箇所にそれぞれ固定されている。ここで、各パイルロック20,20,…は、下ガーダー12の台船本体40の側方から突出した部分に固定されている。なお、第1実施形態では、パイルロック20を6箇所に配置する構成としたが、パイルロック20の台数は限定されるものではなく、設計された杭の配置や施工性等に応じて、適宜設定すればよい。
パイルロック20は、図2(a)に示すように、差込部21とクランプ22とジャッキ23とから構成されている。そして、パイルロック20による既設杭Paへの固定は、差込部21を鋼管杭である既設杭Paの上端から差し込んだ後、ジャッキ23を伸長させることによりクランプ22を閉じて、差込部21を既設杭Paの上端に嵌合することにより行う。なお、パイルロック20の形式は、ジャッキ式クランプに限定されるものではなく、既設杭Paの杭形式や、作業性等を考慮して、適宜決定すればよい。また、パイルロック20の差込部21の有無は既設杭Paの杭形式に応じて適宜設定すればよいことはいうまでもない。また、第1実施形態では、海面よりも上において、海面から突出した既設杭Pa,Pa,…に打設ガイド1を固定する構成としたが、水位に対する打設ガイド1の固定高さは限定されるものではない。
パイルホルダー30は、図1(a)および(b)に示すように、各上ガーダー11の下ガーダー12とは反対側(一方)の端部にそれぞれ設けられている。
パイルホルダー30は、図3(a)および(b)に示すように、新設杭Pbを把持可能に開閉する2本1組のアーム31が上下2段に設置されており、各アーム31,31,…の内側(新設杭Pbを把持した際の新設杭Pb側)の先端付近には、それぞれ水平軸まわりに回転可能に設置されたアームローラ32aが配置されている。また、1組のアーム31,31に対して、両アーム31,31の付け根部には、水平軸まわりに回転可能な中央ローラ32bが配置されている。そして、新設杭Pbをパイルホルダー30により把持した際は、これらのアームローラ32a,32aと中央ローラ32bとの3点により新設杭Pbを把持している。
また、パイルホルダー30は、図3(c)に示すように、ジャッキ33と、回転機構34とにより、前後左右の微調整が可能となっており、GPS等に対応して、杭打設位置の微調整が可能に構成されている。なお、パイルホルダー30の構成、形状等は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。また、パイルホルダー30により把持が可能な杭形式も限定されるものではないことはいうまでもない。
次に、第1実施形態に係る打設ガイド1を利用した、新設杭Pbの打設方法について、説明する。ここで、第1実施形態に係る杭の打設方法は、台船Sを複数の既設杭Pa,Pa,…の間に配置する台船係留工程と、複数の既設杭Pa,Pa,…に打設ガイド1を固定する打設ガイド固定工程と、台船本体40と打設ガイド1とを分離する分離工程と、打設ガイド1を利用して新設杭Pb,Pb,…を打設する杭打設工程とからなる。
まず、図4(a)および(b)に示すように、上ガーダー11を下ガーダー12に収納した状態で、打設ガイド1を台船本体40に上載する。なお、台船本体40への打設ガイド1の上載は、枠材10を台船本体40のジャッキ41により支持することにより行う。
次に3本ずつ2列に配置された既設杭Paの間に台船本体40を移動させて、打設ガイド1を所定の位置に配置する(台船係留工程)。そして、台船本体40を係留して、ジャッキ41を下降させることにより、パイルロック20の差込部21を既設杭Paの先端に挿入する(図2および図4(b)参照)。
パイルロック20の差込部21を既設杭Paの先端に挿入したら、クランプ22を閉じて、既設杭Paの先端を嵌合し、打設ガイド1を既設杭Paに固定する(図2(b)参照)(打設ガイド固定工程)。
既設杭Paへのパイルロック20の固定が完了したら、ジャッキ41をさらに下降させて、打設ガイド1と台船本体40とを完全に分離する(分離工程)。なお、第1実施形態では、台船本体40の係留を、ウインチ42を利用して図示しないアンカーワイヤーにより行うものとするが、台船本体40の係留方法は限定されるものではなく、適宜公知の方法から選定して行えばよい。
次に、上ガーダー11を伸張して図1(a)および(b)に示すように、パイルホルダー30を所定の位置に配置する。これにより、既設杭Paの列と平行な新たな3本の新設杭Pbの配置が決定する。そして、パイルホルダー30により新設杭Pbを把持した後、公知の杭打手段(図示せず)により新設杭Pbを打設する(杭打設工程)。
3本の新設杭Pbの打設が完了したら、上ガーダー11を下ガーダー12に収納した後、パイルロック20のクランプ22を広げて既設杭Paを開放する。続いて、台船本体40のジャッキ41を上昇することにより、打設ガイド1を持ち上げて、差込部21を既設杭Paから抜き出す。そして、台船本体40により、打設ガイド1を新たな杭打設箇所に移動して、上記作業を繰り返し行い、必要な新設杭Pbの打設を行う。
第1実施形態に係る杭の打設方法によれば、杭打設用の台船Sを利用しているため、打設ガイド1が既設杭Paに直接固定されて、台船本体40と分離されるため、波や風等の影響や、水深および水底の地盤状況等の影響を受けることなく、既設杭Paに対応した位置に正確に新設杭Pbを打設することが可能となる。
また、打設ガイド1の枠材10により、簡易に新設杭Pbの打設位置を決定することが可能となるため、詳細な測量やそれに伴う微調整等の手間を要することなく、施工性に優れている。
また、枠材10の各上ガーダー11,11,…および下ガーダー12,12,…は、ガーダー連結材13,13,…により連結されているため、上ガーダー11同士や下ガーダー12同士の間隔が広がったり狭まったりすることがなく、新設杭Pbの打設箇所等がぶれることがない。
また、打設ガイド1の複数のパイルロック20により複数の既設杭Paに固定されるため、打設ガイド1がずれることがなく、正確な施工が可能となる。
また、パイルロック20による打設ガイド1の固定作業は、既設杭Paの上端に差込部21を挿入した後、クランプ22で把持するのみなため、早期に行うことができ、施工時間の短縮化が可能となる。
また、パイルホルダー30は、ジャッキ33や回転機構34を有しているため、微調整が容易であり、またGPSを利用して微調整を行えば、設計された所定の位置の位置決めを容易に行うことができるため、好適である。
また、パイルホルダー30は、上下2段のアーム31,31により新設杭Pbを把持するため、新設杭Pbがぶれることがなく、高精度に杭打設を行うことを可能としている。また、新設杭Pbは、水平軸まわりに回転可能に設けられたアームローラ32aと中央ローラ32bにより把持されているため、杭打設の際に余計な摩擦力が加わることないように、正確な角度に案内された状態で、新設杭Pbを打設することが可能となる。
また、必要な資材は台船本体40により輸送すれば、大規模なステージ等を必要としないため、打設ガイド1の規模を小さくすることができ、その取り扱いが容易であるという利点も有している。また、打設ガイド1は、台船本体40で移動した後、台船本体40のジャッキ41を利用して既設杭Paに上載させるのみでその設置が完了するとともに、新設杭Pbの打設位置も微調整のみで決定するため、従来、その準備に多大な手間と時間を要していた杭打設作業を容易、かつ、早期に行うことが可能となる。
したがって、第1実施形態に係る杭の打設方法と、これに使用する台船および打設ガイドによれば、杭基礎を構築するには悪条件である水上から水底の地盤への杭打ち作業を容易に行うことが可能となり、工期を大幅に短縮することが可能となるとともに、既設杭Paとの相対位置により決定された高精度な施工が可能なため、全体として高品質な施工を低価格で行うことが可能となる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る杭打設用の台船Sは、図5(a)および(b)に示すように、台船本体40と、複数の既設杭Pa,Pa,…に固定されて新設杭Pb,Pb,…の打設位置を決定する打設ガイドとを備えており、打設ガイドが、台船本体40に分離可能に搭載されている。ここで、台船本体40の形状や規模は、打設ガイドの形状や規模、杭の打設間隔等に応じて適宜設定するものとする。
打設ガイド2は、図5(a)および(b)に示すように、予め海底の地盤に打設された既設杭Paに固定されて、海上から海底の地盤に打設する新設杭Pbの打設位置を決定するものであって、支持材である枠材10と、既設杭Paの配置に合せて枠材10に設けられた3台の既設杭取付手段であるパイルロック20と、パイルロック20から所定の間隔を有して枠材10に設けられる1台の新設杭案内手段であるパイルホルダー30とから構成されている。
また、打設ガイド2は、台船本体40により搬送されるものであって、第2実施形態では、台船本体40のジャッキ41を上下させることにより既設杭Paへの取り付け、取り外しを行う。
枠材10は、図5(a)に示すように、平面視で三角形状に形成されて、各三角形の角部に既設杭取付手段であるパイルロック20が配置された下ガーダー12と、この下ガーダー12の一の角部を中心に水平方向への回転が可能に固定された上ガーダー11とから構成されている。ここで、上ガーダー11および下ガーダー12を構成する材料は枠材10に作用する応力に対して十分な耐力を有するものであれば限定されるものではないが、第2実施形態では、鋼材を組み合わせて形成するものとする。
なお、上ガーダー11には、上ガーダー11の固定点から新設杭Pbの打設箇所方向に伸縮が可能となるように、ブーム11aが内装されており、当該ブーム11aの先端には、パイルホルダー30が配設されている。また、上ガーダー11のブーム11aの伸長方向と反対側の端部には、ブーム11aの伸長時のバランスを確保するためのカウンターウェイト16が形成されている。
また、下ガーダー12には、上ガーダー11が固定された角から延長される2辺にまたがって、上ガーダー11のカウンターウェイト16が形成されている側の端部近傍に対応する位置に円弧状のガイドレール18が形成されており、上ガーダー11の回転を誘導している。
また、図5(b)に示すように、上ガーダー11と下ガーダー12との接合は、回転モーター17を介して行われており、上ガーダー11は、回転モーター17により下ガーダー12に対して所定角度の回転が可能となっている。また、下ガーダー12の所定の位置には、ウインチ15が上載されており、このウインチ15によりブーム11aに接続されたワイヤー15aの長さを調節することにより、ブーム11aの伸縮を行う。
パイルロック20は、図5(a)に示すように、既設杭Paの位置に対応して配設されており、第2実施形態では、3本ずつ2列に配設された既設杭Pa,Pa,…に対して、1列目の両端の2本の既設杭Pa,Paと、2列目の中央の既設杭Paとの3本の既設杭Pa,Pa,Paに対応する位置に配置されている。
なお、パイルロック20の詳細は、第1実施形態で示したものと同様なため、詳細な説明は省略する。
また、パイルホルダー30は、図5に示すように、伸縮可能なブーム11aの先端に配設されて、ブーム11aを伸縮および水平方向に回転することにより、所定の位置に配置が可能に構成されている。
なお、パイルホルダー30は、第1実施形態で示したものと同様なため、詳細な説明は省略する。また、第2実施形態では、海面よりも上において、海面から突出した既設杭Pa,Pa,…に打設ガイドを固定する構成としたが、水位に対する打設ガイドの固定高さは限定されるものではない。
次に、第2実施形態に係る打設ガイド2を利用した、新設杭Pbの打設方法について、説明する。
第2実施形態に係る杭の打設方法は、台船Sを複数の既設杭Pa,Pa,…の間に配置する台船係留工程と、複数の既設杭Pa,Pa,…に打設ガイド2を固定する打設ガイド固定工程と、台船本体40と打設ガイド2とを分離する分離工程と、打設ガイド2を利用して新設杭Pbを打設する杭打設工程とから構成されている。
まず、図6(a)および(b)に示すように、上ガーダー11を縮めた状態で、打設ガイド2を台船本体40に上載する。なお、台船本体40への打設ガイド2の上載は、枠材10を台船本体40のジャッキ41により支持することにより行う。
次に、台船本体40を3本ずつ2列に配置された既設杭Paの各列の略中央に移動させて、打設ガイド2を所定の位置に配置して、台船本体40をウインチ42を利用して図示しないワイヤーアンカーにより係留する(台船係留工程)。
次に、ジャッキ41を下降させることにより、パイルロック20の差込部21を既設杭Paの先端に挿入する(図2(a)参照)。
パイルロック20の差込部21を既設杭Paの先端に挿入したら、クランプ22を閉じて、既設杭Paの先端を嵌合して、打設ガイド2を既設杭Paに固定する(図2(b)参照)(打設ガイド固定工程)。
既設杭Paへのパイルロック20の固定が完了したら、ジャッキ41をさらに下降させて、打設ガイドと台船本体40とを完全に分離する(分離工程)。なお、第2実施形態では、台船本体40の係留をウインチ42を利用して図示しないワイヤーアンカーにより行うものとするが、台船本体40の係留方法は限定されるものではなく、適宜公知の方法から選定して行えばよい。
次に、上ガーダー11を伸張、回転させて、既設杭Paの列と平行に、新設杭Pbを3本打設して、新設杭Pb,Pb,…の列を構成する(杭打設工程)。
まず、図5(a)に示すように、上ガーダー11を伸長させて、パイルホルダー30を中央の新設杭Pbの打設位置に配置する。そして、パイルホルダー30により新設杭Pbを把持した後、公知の杭打手段(図示せず)により新設杭Pbを打設する。
続いて、図7(a)に示すように、上ガーダーを水平方向に所定の角度回転させ、伸長させることにより、パイルホルダー30を2本目の新設杭Pbの打設位置に配置する。そして、中央の新設杭Pbと同様に、2本目の新設杭Pbを打設する。
さらに、図7(b)に示すように、上ガーダーを反対側に所定の角度回転させることにより、パイルホルダー30を3本目の新設杭Pbの打設位置に配置する。そして、他の2本の新設杭Pbと同様に、3本目の新設杭Pbを打設する。
3本の新設杭Pbの打設が完了したら、上ガーダー11を回転させて、中央に戻した後、縮めて搬送時の状態にする。次に、パイルロック20のクランプ22を広げて既設杭Paを開放する。続いて、台船本体40のジャッキ41を上昇することにより、打設ガイド2を持ち上げて、差込部21を既設杭Paから抜き出す。そして、台船本体40により、打設ガイド2を新たな杭打設箇所に移動して、上記作業を繰り返す。
第2実施形態に係る台船Sは、打設ガイド2の固定点が3点のため、比較的設置が容易であり、施工性に優れている。
また、枠材10の構造がシンプルなため、構造的に強固で、かつ、経済的である。
また、必要な資材は台船本体40により輸送することが可能で、大規模なステージ等を必要としないため、打設ガイド2の規模を小さくすることができ、その取り扱いが容易であるという利点も有している。また、打設ガイド2は、台船本体40で移動した後、台船本体40のジャッキ41を利用して既設杭Paに上載させるのみでその設置が完了するとともに、新設杭Pbの打設位置も微調整のみで決定するため、従来、その準備に多大な手間と時間を要していた杭打設作業を容易、かつ、早期に行うことが可能となる。
また、その他の第2実施形態に係る杭の打設方法、台船Sおよび打設ガイド2による作用効果は、第1実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
したがって、第2実施形態に係る杭の打設方法と、これに使用する台船および打設ガイドによれば、杭基礎を構築するには条件が悪い水上から水底の地盤への杭打ち作業を容易に行うことが可能となり、工期を大幅に短縮することが可能となるとともに、既設杭Paとの相対位置により決定された高精度な施工が可能なため、全体として、高品質な施工が可能となる。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の各実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、前記各実施形態では、台船本体と打設ガイドとの分離を、ジャッキを利用して行うものとしたが、例えば、門型ウインチを利用するなど、その形式は限定されるものではなく、適宜公知の手段を利用して行えばよい。
また、前記各実施形態では、鋼管杭からなる既設杭に打設ガイドを固定する構成としたが、本発明に係る打設ガイドが固定可能な既設杭の杭形式は限定されるものではなく、あらゆる公知の杭に適用可能であることはいうまでもない。同様に、本発明の打設ガイドにより打設可能な新設杭の杭形式も、限定されるものではない。
また、前記各実施形態では、既設杭に打設ガイドを利用して3本の新設杭を打設する構成としたが、打設する新設杭の本数は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
また、第1実施形態では打設ガイドのパイルロックを6本の既設杭、第2実施形態では3本の既設杭にそれぞれ固定する構成としたが、打設ガイドが新設杭の打設時の振動等により動くことがないように固定することが可能であれば、パイルロックを固定する既設杭の本数は限定されるものではない。
また、前記各実施形態では、ウインチを利用して上ガーダーの伸縮を行うものとしたが、上ガーダーを伸縮する機構は限定されるものではなく、あらゆる公知の方法から適切なものを選定して行えばよい。
また、前記第2実施形態では、上ガーダーの回転を、回転モーターを介して行うものとしたが、上ガーダーの回転機構は限定されるものではないことはいうまでもない。
また、打設ガイドの移動を台船により行うものとしたが、クレーン等により移動してもよいことはいうまでもない。
また、前記各実施形態では、海上から海底の地盤に新設杭を打設する場合について説明したが、例えば、湖や河川等における杭の打設に適用してもよく、本発明による杭の打設方法の適用箇所は限定されるものではない。
また、前記各実施形態では、既設杭の上端にパイルロックを取り付けて、打設ガイドを固定する構成としたが、打設ガイドは必ずしも既設杭の上端に固定しなくてもよいことはいうまでもない。
また、本発明の打設ガイドの使用箇所は水上のみに限定されるものではなく、例えば、沿岸から水底に杭を打設する場合や、急傾斜地において杭を打設する場合などにも使用可能であり、陸上においても使用可能である。
また、前記各実施形態ではパイルロックを利用して既設杭に打設ガイドを固定する構成としたが、杭取付手段の構成は限定されるものではなく、既設杭に打設ガイドを固定することが可能なあらゆる公知の手段の中から適切なものを選定して使用すればよい。
さらに、前記各実施形態では、新設杭案内手段としてパイルホルダーを使用するものとしたが、例えば、杭打ちリーダや開閉式杭打ちガイドを使用してもよく、新設杭案内手段は、あらゆる公知の手段の中から適宜選定して使用すればよい。
第1実施形態に係る打設ガイドの全体を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 本発明に係る打設ガイドの既設杭取付手段の詳細を示す正面図であって、(a)は既設杭を開放した状態、(b)は既設杭を嵌合した状態を示している。 本発明に係る打設ガイドの新設杭案内手段の詳細を示す図であって、(a)は新設杭を開放した状態を示す平面図、(b)は新設杭を把持した状態を示す平面図、(c)は側面図を示している。 第1実施形態に係る打設ガイドの搬送状況を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 第2実施形態に係る打設ガイドの全体を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 第2実施形態に係る打設ガイドの搬送状況を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 (a),(b)ともに、第2実施形態に係る打設ガイドの打設状況を示す平面図である。
符号の説明
1,2 打設ガイド
10 枠材(支持材)
20 パイルロック(既設杭取付手段)
30 パイルホルダー(新設杭案内手段)
40 台船本体
Pa 既設杭
Pb 新設杭
S 台船

Claims (5)

  1. 複数の既設杭取付手段が固定された打設ガイドと、前記打設ガイドをジャッキまたは門型ウインチにより支持した状態で搭載した台船本体とからなる台船を、複数の既設杭の間に配置する台船係留工程と、
    前記ジャッキまたは門型ウインチにより前記打設ガイドを下降させることで前記複数の既設杭の先端と前記既設杭取付手段とを嵌合させ、前記複数の既設杭に前記打設ガイドを固定する打設ガイド固定工程と、
    前記台船本体と前記打設ガイドとを分離する分離工程と、
    前記打設ガイドに設けられた少なくとも1つの新設杭案内手段を利用して新設杭を打設する杭打設工程と、
    を含むことを特徴とする、杭の打設方法。
  2. 台船本体と、
    複数の既設杭に固定されて新設杭の打設位置を決定する打設ガイドと、を備える杭打設用の台船であって、
    前記複数の既設杭の配置に合わせて前記打設ガイドに固定された複数の既設杭取付手段と、前記打設ガイドに設けられた少なくとも1つの新設杭案内手段と、を備えており、
    前記打設ガイドが、前記台船本体にジャッキまたは門型ウインチにより支持された状態で分離可能に搭載されていることを特徴とする、台船。
  3. 複数の既設杭に固定されて新設杭の打設位置を決定する打設ガイドであって、
    支持材と、
    前記複数の既設杭の配置に合せて前記支持材に固定された複数の既設杭取付手段と、
    前記既設杭取付手段から所定の間隔を有して前記支持材に設けられた少なくとも1つの新設杭案内手段と、から構成されていて、
    前記支持材が伸縮機能を有しており、
    前記新設杭案内手段が、前記既設杭取付手段に対する間隔を変更可能に設けられていることを特徴とする、打設ガイド。
  4. 前記支持材が回転機能を有しており、
    前記新設杭案内手段が、前記既設杭取付手段に対して水平方向の角度が変更可能に配設されていることを特徴とする、請求項3記載の打設ガイド。
  5. ジャッキまたは門型ウインチにより支持された状態で台船に搭載されることを特徴とする、請求項3または請求項4に記載の打設ガイド。
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