JP4406337B2 - マルチキャリア送信装置、マルチキャリア受信装置及び同期検出方法 - Google Patents

マルチキャリア送信装置、マルチキャリア受信装置及び同期検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、マルチキャリア送信装置、マルチキャリア受信装置及び同期検出方法に関する。
近年、無線通信、特に移動体通信では、音声以外に画像やデータなどの様々な情報が伝送の対象になっている。今後は、多様なコンテンツの伝送に対する需要がますます高くなることが予想されるため、高信頼かつ大容量で高速な伝送に対する必要性がさらに高まることが予想される。しかしながら、移動体通信において高速伝送を行う場合、マルチパスによる遅延波の影響が無視できなくなり、周波数選択性フェージングにより伝送特性が劣化する。
そこで、周波数選択性フェージング対策技術の一つとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式などのマルチキャリア(MC)変調方式が注目されている。マルチキャリア変調方式は、周波数選択性フェージングが発生しない程度に伝送速度が抑えられた複数の搬送波(サブキャリア)を用いてデータを伝送することにより、結果的に高速伝送を行う技術である。特に、OFDM方式は、データが配置される複数のサブキャリアが相互に直交しているため、マルチキャリア変調方式の中で最も周波数利用効率が高い方式であり、また、比較的簡単なハードウエア構成で実現できることから、とりわけ注目されている。
また、周波数選択性フェージング対策の別の技術として、CDMA(Code Division Multiple Access)方式などのスペクトル拡散方式がある。特に、CDMA方式は、各ユーザの情報を各ユーザに固有の拡散符号で周波数軸上に直接拡散して拡散利得を得ることによって耐干渉性を高める技術であり、移動体通信において、現在、既に実用化されている。
そして、最近、より高速な伝送を実現するためのアクセス方式として、OFDM方式とCDMA方式を組み合わせた方式(MC(マルチキャリア)−CDMA方式ともOFDM−CDMA方式とも呼ばれるが、ここでは「マルチキャリアCDMA方式」と呼ぶことにする)が特に注目されている。なお、マルチキャリアCDMA方式には、大別して、拡散後のチップが各サブキャリアにおいて時間軸上に配置される時間方向拡散と、拡散後のチップが各時間において周波数軸上に配置される周波数方向拡散とがある。前者の場合、パスダイバーシチ効果は得られるが、周波数ダイバーシチ効果は得られず、逆に、後者の場合、周波数ダイバーシチ効果は得られるが、パスダイバーシチ効果は得られない。
ここで、周波数方向拡散を行うマルチキャリアCDMA方式について簡単に説明する。マルチキャリアCDMA方式では、信号が複数の搬送波(サブキャリア)に分配して送信される。具体的には、送信信号が拡散符号により周波数方向に拡散され、コード多重される。コード多重された信号は、サブキャリア数分の並列信号にシリアル/パラレル変換される。
また、マルチキャリアCDMA方式では、各サブキャリアが直交信号になるようにOFDM変調される。すなわち、シリアル/パラレル変換後の並列信号は、IFFT処理を経て送信される。IFFT処理により、OFDM信号は、各サブキャリア間で信号が直交した状態を保つことができる。ここで、信号が直交するとは、あるサブキャリアの信号のスペクトルが他の周波数の信号に影響を与えないことを意味する。OFDM変調を行う際は、OFDMシンボルにガードインターバルを挿入する。ガードインターバルの挿入により、ガードインターバル長よりも短い遅延波しか存在しない場合、各サブキャリア間の直交性を保つことが可能になる。
このようなマルチキャリアCDMA方式におけるセルサーチ法として、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。以下、特許文献1に記載された3段階セルサーチ方法について説明する。
3段階セルサーチの第1段階では、シンボル境界が検出される。これは、例えば、ガードインターバル区間と有効シンボル区間から生じる相関値のピークを検出することにより行われる。
次に、第2段階では、フレーム境界の検出とスクランブルコードグループの検出が同時に行われる。すなわち、フレーム境界を検出するため、図9に示すように、フレーム先頭とフレーム末尾に付加されたPLCHを用いて相関をとる。ここで、フレーム先頭とフレーム末尾の基本パターンは同じものとし、フレーム先頭又はフレーム末尾のPLCHには、スクランブルコードグループを識別するための位相差を設けてスクランブルコードが乗算されている。
第2段階の具体的な処理としては、スクランブルコードグループに対応させて位相シフト(図9では、Lシンボル分の位相シフト)を行った隣接シンボル間での相関値を取得する。この処理を(1フレームのシンボル数)×(スクランブルコードグループ数)だけ行い、最大の相関値が得られるシンボルとスクランブルコードグループとを同時に検出する。
そして、第3段階では、第2段階で検出されたスクランブルコードグループの中からスクランブルコードが検出される。
特開2003−244763号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたセルサーチ方法では、第2段階においてフレーム同期とスクランブルコードグループとを同時に検出するため、(1フレームのシンボル数)×(スクランブルグループ数)の相関処理が必要となり、演算量が増大してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、セルサーチに要する演算量を削減するマルチキャリア送信装置、マルチキャリア受信装置及び同期検出方法を提供することを目的とする。
本発明のマルチキャリア送信装置は、一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち半分のシンボル系列に対して、予めグループ分けされた複数のスクランブルコードのうち自装置の属するセルを識別するスクランブルコードを含むグループを同定するグループコードを乗算するグループコード付加手段と、前記グループコードが乗算されたパイロット信号を含む送信フレームに前記スクランブルコードを乗算するスクランブリング手段と、前記スクランブルコードが乗算された前記送信フレームをマルチキャリア信号によって送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明のマルチキャリア送信装置は、上記構成において、前記グループコード付加手段が、前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち、前半分のシンボル系列又は後半分のシンボル系列にグループコードを乗算する構成を採る。
これらの構成によれば、半分のサブキャリアに配置されるパイロット信号にグループコードを付加することにより、グループコードが付加されていないサブキャリアでフレームタイミングを検出し、グループコードが付加されたサブキャリアでスクランブルコードグループを検出するため、フレームタイミングの検出とスクランブルコードグループの検出とを分離することができ、これらに要する相関処理を大幅に削減することができる。
本発明のマルチキャリア送信装置は、上記構成において、前記グループコード付加手段が、前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち、1本又は複数本間隔のサブキャリアに配置されるパイロット信号のシンボル系列にグループコードを乗算する構成を採る。
この構成によれば、周波数選択性フェージングによって一部のサブキャリアの受信品質が劣化しても、残りのサブキャリアによって精度よくフレーム同期の検出及びスクランブルコードグループの同定を行うことができる。
本発明のマルチキャリア送信装置は、上記構成において、前記グループコード付加手段が、フレーム先頭部分及びフレーム末尾部分の双方に配置されるパイロット信号のシンボル系列にグループコードを乗算し、1シンボル長の半分の長さのスクランブルコードをパイロット信号のシンボル系列に乗算すると共に、フレーム検出用サブキャリアとスクランブルコードグループ検出用サブキャリアとを同じコードでスクランブルする構成を採る。
この構成によれば、グループコードが付加されたパイロット信号を1フレーム内で増やすことになるので、スクランブルコードグループの同定精度を向上させることができる。
本発明のマルチキャリア送信装置は、上記構成において、前記グループコードが、直交している構成を採る。
この構成によれば、グループコードが直交しているため、他のグループコードとの干渉を低減することができ、スクランブルコードグループの検出精度を向上させることができる。
本発明のマルチキャリア受信装置は、一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち半分のシンボル系列に対して、予めグループ分けされた複数のスクランブルコードのうち通信相手であるマルチキャリア送信装置の属するセルを識別するスクランブルコードを含むグループを同定するグループコードが乗算されたパイロット信号を含むマルチキャリア信号を受信する受信手段と、前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のうち前記グループコードが乗算されていないパイロット信号を用いて、受信された前記マルチキャリア信号のフレームタイミングを検出する第1検出手段と、前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のうち前記グループコードが乗算されたパイロット信号を用いてスクランブルコードグループを検出する第2検出手段と、前記第2検出手段によって検出されたスクランブルコードグループに基づいて、前記マルチキャリア信号のスクランブルコードを同定する同定手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、半分のサブキャリアに配置されるパイロット信号にグループコードが付加されたマルチキャリア信号を受信し、グループコードが付加されたサブキャリアとは異なるサブキャリアを用いてフレームタイミングを検出し、グループコードが付加されたサブキャリアを用いてスクランブルコードグループの検出することにより、フレームタイミングの検出とスクランブルコードグループの検出とを分離することができ、これらに要する相関処理を大幅に削減することができる。
本発明の同期検出方法は、一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち半分のシンボル系列に対して、予めグループ分けされた複数のスクランブルコードのうち通信相手であるマルチキャリア送信装置の属するセルを識別するスクランブルコードを含むグループを同定するグループコードが乗算されたパイロット信号を含むマルチキャリア信号を受信する受信工程と、前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のうち前記グループコードが乗算されていないパイロット信号を用いて、受信された前記マルチキャリア信号のフレームタイミングを検出する第1検出工程と、前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のうち前記グループコードが乗算されたパイロット信号を用いてスクランブルコードグループを検出する第2検出工程と、前記第2検出工程で検出されたスクランブルコードグループに基づいて、前記マルチキャリア信号のスクランブルコードを同定する同定工程と、を具備するようにした。
この方法によれば、半分のサブキャリアに配置されるパイロット信号にグループコードが付加されたマルチキャリア信号を受信し、グループコードが付加されたサブキャリアとは異なるサブキャリアを用いてフレームタイミングを検出し、グループコードが付加されたサブキャリアを用いてスクランブルコードグループの検出をすることにより、フレームタイミングの検出とスクランブルコードグループの検出とを分離することができ、これらに要する相関処理を大幅に削減することができる。
本発明によれば、セルサーチに要する演算量を削減するマルチキャリア送信装置、マルチキャリア受信装置及び同期検出方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送信装置100は、図1に示すように、送信データを符号化部101で符号化し、符号化された送信データを変調部102で変調し、変調された送信データを拡散部103で固有の拡散コードを用いて拡散する。拡散された送信データは、チップ単位に分割されており、グループコード付加部104に出力される。
グループコード付加部104は、図2に示すように、後述するスクランブリング部107で用いるスクランブルコードのグループを同定するためのスクランブリングコードグループ同定用コード(以下、「グループコード」という)を、PLCHが配置されるフレーム末尾部分の2Nサブキャリアのうち後半Nサブキャリア(周波数の高いサブキャリア群)のシンボル系列に乗算することにより、PLCHにグループコードを付加する。これにより、PLCHが配置される2Nサブキャリアの前半Nサブキャリア(周波数の低いサブキャリア群)をフレーム同定用サブキャリアとし、後半Nサブキャリアをグループ同定用サブキャリアとする。
PLCH多重部105は、グループコードが付加されていないサブキャリアを有するPLCHをフレーム先頭部分にし、グループコードが付加されたサブキャリアを有するPLCHをフレーム末尾部分にして、TCH(Traffic Channel)と共にフレーム組み立て部106に出力する。
フレーム組み立て部106は、PLCH多重部105から出力された送信データを周波数軸上及び時間軸上の所定の位置に配置する(フレームの組み立て)。組み立てられたフレームは、スクランブリング部107に出力される。
スクランブリング部107は、セルを識別するためのスクランブルコードを用いて、組み立てられたフレーム全体にスクランブルをかける。スクランブルがかけられたフレームは、IFFT部108に出力される。
IFFT部108は、PLCHが多重されたフレーム(送信信号)を逆高速フーリエ変換(IFFT)して周波数領域から時間領域に変換し、ガードインターバル挿入部109に出力する。
ガードインターバル挿入部109は、遅延に対する特性を改善するために、IFFT部108の出力信号にガードインターバルを挿入する。ガードインターバルは、シンボル毎に、有効シンボル区間の末尾を該当シンボルの先頭にコピーして挿入することで実現される。
ガードインターバル挿入後の信号は、無線送信部110で、アップコンバートなどの無線処理が施された後、アンテナ111から無線送信される。
マルチキャリア送信装置100から送信される信号のフレーム構成は、図3に示すように、周波数軸(f)、時間軸(t)及び拡散コード数軸(c)からなる3次元のフレーム構成であり、周波数軸と時間軸の2次元平面上で見た図を図4に示す。これらの図からも分かるように、フレーム先頭部分にグループコードが付加されていない2Nサブキャリア分のPLCHが配置され、フレーム末尾部分にグループコードが付加されていない前半Nサブキャリア分のPLCH、すなわち、フレーム同定用サブキャリアが、また、グループコードが付加された後半Nサブキャリア分のPLCH、すなわち、グループ同定用のサブキャリアが配置されている。
本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア受信装置200は、図5に示すように、マルチキャリア送信装置100から無線送信された信号をアンテナ201で受信して、受信した信号を無線受信部202に出力する。
無線受信部202は、アンテナ201で受信された信号に対してダウンコンバートなどの所定の無線処理を施す。無線処理が施された信号(ベースバンド信号)はFFTタイミング検出部203に出力される。
そして、FFTタイミング検出部203からスクランブルコード群記憶部212までの各部203〜212において、セルサーチが実行される。具体的には、FFTタイミング検出部203及びFFT処理部204が、第1段階としてシンボル同期の取得に寄与し、相関値検出部206及びフレームタイミング検出部207が、第2段階としてフレーム同期の取得に寄与し、グループ同定用サブキャリア抽出部208、グループコード記憶部209、相関値検出部210、及びスクランブルコードグループ検出部211が、第3段階としてスクランブルコードの同定(その1)、すなわち、スクランブルコードグループの同定に寄与し、スクランブルコード群記憶部212及びスクランブルコード同定部213が、第4段階としてスクランブルコードの同定(その2)に寄与する。要するに、ここでは、PLCHが配置されたフレーム同定用サブキャリアを用いてフレーム同期を取得し、グループ同定用サブキャリアを用いてスクランブルコードグループの同定を行い、そのグループの中に含まれるスクランブルコードでそれぞれ相関値を検出し、スクランブルコードの同定を行う。
以下、第1段階から第4段階の処理について詳細に説明する。
(1)第1段階:シンボル同期
FFTタイミング検出部203は、受信信号のガードインターバル区間と有効シンボル区間の末尾の部分を有効シンボル区間長にわたり相関値を検出し、最大相関値出力を検出したタイミングをFFTウィンドウタイミングとしてFFT処理部204に通知する。
FFT処理部204は、FFTタイミング検出部203で検出されたFFTウィンドウタイミングで受信信号にFFT処理を行い、FFT処理を行った受信信号をガードインターバル除去部205に出力する。FFT処理された信号はガードインターバル除去部205でガードインターバルが除去され、相関値検出部206に出力される。
(2)第2段階:フレーム同期
相関値検出部206は、ガードインターバルが除去された信号のうち、前半Nサブキャリアの受信シンボル系列と、1シンボル周期分遅延させた前半Nサブキャリアの受信シンボル系列との間において、相関値を検出する。検出された相関値はフレームタイミング検出部207に出力される。
フレームタイミング検出部207は、相関値検出部206から出力された相関値のうち最大相関値を検出したタイミングをフレームタイミングとする。
(3)第3段階:スクランブルコードの同定(その1)
グループ同定用サブキャリア抽出部208は、フレームタイミング検出部207で検出されたフレームタイミングからフレーム先頭及びフレーム末尾が分かるので、フレーム先頭及びフレーム末尾に配置されたPLCHのサブキャリアも分かる。グループ同定用サブキャリア抽出部208は、フレーム末尾部分に相当する2Nサブキャリアのうち後半のNサブキャリア、すなわち、グループ同定用サブキャリアを抽出する。
グループコード記憶部209には、全てのグループコードが記憶されている。グループ同定用サブキャリア抽出部208によって抽出されたグループ同定用サブキャリアからグループコードが抽出され、グループコード記憶部209に記憶された全てのグループコードとの相関が相関値検出部210で検出される。なお、グループコードは直交していることが望ましく、直交していることにより、他のグループコードとの干渉を低減することができ、スクランブルコードグループの検出精度を向上させることができる。
スクランブルコードグループ検出部211は、相関値検出部210で検出された最大相関値のグループコードを検出し、スクランブルコードグループの同定を行う。
(4)第4段階:スクランブルコードの同定(その2)
スクランブルコード群記憶部212には、全てのスクランブルコードがスクランブルコードグループに対応付けて記憶されており、スクランブルコード同定部213は、第3段階で検出されたスクランブルコードグループの中に含まれるスクランブルコード毎に、時間多重されたPLCHを用いて相関を検出し、最大相関値を検出したスクランブルコードを同定する。
以上のようにしてスクランブルコードの同定が完了すると、デスクランブリング部214で、同定されたスクランブルコードを用いてセルの識別を行う。デスクランブルされた信号は、チャネル推定部215に出力される。
チャネル推定部215は、デスクランブルされた信号を用いてチャネル推定を行う。そして、順次、逆拡散部216で、送信時と同じ拡散コードを用いて受信データを逆拡散し、復調部217で、逆拡散後の受信データを復調し、復号化部218で、復調後の受信データを復号化して、所望の受信データを取得する。
次に、上記構成を有するマルチキャリア受信装置200の動作について第2段階及び第3段階を中心に図6を用いて説明する。第2段階では、相関値検出部206において、前半Nサブキャリアの受信シンボル系列と、1シンボル周期分遅延させた前半Nサブキャリアの受信シンボル系列との間で相関値が検出される。フレームタイミング検出部207では、相関値検出部206において最大相関値として検出されたタイミングがフレームタイミングとして検出される。
フレームタイミングが検出されることにより、図3及び図4に示すフレーム構成に基づいてPLCHの配置位置が分かる。すなわち、PLCHが配置されたフレーム末尾部分の2Nサブキャリアのうち後半Nサブキャリア(グループ同定用サブキャリア)がグループ同定用サブキャリア抽出部208で抽出される。
抽出されたグループ同定用サブキャリアは、隣接するPLCHからグループコードが抽出され、グループコード記憶部209に記憶された全てのグループコードとの相関が相関値検出部210で検出され、最大相関値が検出されたグループコードからスクランブルコードグループがスクランブルコードグループ検出部211で検出される。
これにより、フレーム同期の取得とスクランブルコードグループの同定とを別々の処理として扱うことができ、これらの処理に要する相関処理を大幅に削減することができる。
このように実施の形態1によれば、PLCHが配置されるフレーム末尾部分の2Nサブキャリアのうち後半Nサブキャリアのシンボル系列にグループコードを乗算し、前半Nサブキャリアをフレーム同定用とし、後半Nサブキャリアをグループ同定用とすることにより、フレーム同期の取得とスクランブルコードグループの同定に要する相関処理を大幅に削減することができるので、セルサーチに要する演算量を削減することができる。
なお、本実施の形態では、PLCHが配置される2Nサブキャリアのうち後半Nサブキャリアのシンボル系列にグループコードを乗算する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、前半Nサブキャリアに乗算するようにしてもよい。この場合、前半Nサブキャリアがグループ同定用として、後半Nサブキャリアがフレーム同定用として処理されることになる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、フレーム同定用サブキャリアとグループ同定用サブキャリアをPLCHが配置されるサブキャリアの前半と後半に分ける場合について説明したが、本発明の実施の形態2では、フレーム同定用サブキャリアとグループ同定用サブキャリアをPLCHが配置されるサブキャリアに交互に配置する場合について説明する。なお、本発明の実施の形態2に係るマルチキャリア受信装置及びマルチキャリア送信装置の構成は実施の形態1と同様なので、図1及び図5を援用して説明する。
マルチキャリア送信装置100におけるグループコード付加部104は、図7に示すように、スクランブリング部107で用いられたスクランブルコードのグループを同定するためのグループコードをN個に分割し、分割したグループコードのそれぞれをPLCHが配置される2NサブキャリアのNサブキャリア分のシンボル系列に等間隔に乗算することにより、PLCHにグループコードを付加する。これにより、PLCHが配置される2Nサブキャリアにフレーム同定用サブキャリアとグループ同定用サブキャリアとが1サブキャリアずつ交互に配置されることになる。
このようなPLCHを含む送信信号は、実施の形態1で説明したマルチキャリア受信装置によってセルサーチが行われ、受信データが取得される。
このように実施の形態2によれば、PLCHが配置されるフレーム末尾部分の2Nサブキャリアにフレーム同定用サブキャリアとグループ同定用サブキャリアとを1サブキャリアずつ交互に配置することにより、周波数選択性フェージングによって一部のサブキャリアの受信品質が劣化しても、残りのサブキャリアによって精度よくフレーム同期の検出及びスクランブルコードグループの同定を行うことができる。
なお、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、グループ同定用サブキャリアをフレーム末尾部分に配置する場合について説明したが、図8(a)及び8(b)に示すように、グループ同定用サブキャリアをフレーム先頭部分とフレーム末尾部分の双方に配置してもよい。このとき、PLCH部分に乗算するスクランブルコード長を1シンボル長の半分の長さとし、フレーム同定用サブキャリアとグループ同定用サブキャリアには同じスクランブルコードを掛けるものとする。このように、グループ同定用サブキャリアをフレーム先頭部分とフレーム末尾部分の双方に配置することにより、グループコードが付加されたパイロットシンボル系列を1フレーム当たりで増やすことになるので、スクランブルコードグループの同定精度を向上させることができる。
本願発明にかかるマルチキャリア送信装置、マルチキャリア受信装置及び同期検出方法は、セルサーチに要する演算量を削減するという効果を有し、例えば、基地局装置、移動局装置及びマルチキャリア無線通信システムに適用することができる。
本発明の実施の形態1及び2に係るマルチキャリア送信装置の構成を示すブロック図 フレーム同定用サブキャリア及びグループ同定用サブキャリアの説明に供する図 図1に示すマルチキャリア送信装置から送信される信号のフレーム構成を示す図 図3に示す3次元フレーム構成を2次元平面上で見た図 本発明の実施の形態1及び2に係るマルチキャリア受信装置の構成を示すブロック図 図5に示すマルチキャリア受信装置の動作を示す概念図 フレーム同定用サブキャリア及びグループ同定用サブキャリアの説明に供する図 フレーム同定用サブキャリア及びグループ同定用サブキャリアの配置図 特許文献1に記載されたセルサーチ方法の説明に供する図
符号の説明
101 符号化部
102 変調部
103 拡散部
104 グループコード付加部
105 PLCH多重部
106 フレーム組み立て部
107 スクランブリング部
108 IFFT部
109 ガードインターバル挿入部
110 無線送信部
111、201 アンテナ
202 無線受信部
203 FFTタイミング検出部
204 FFT処理部
205 ガードインターバル除去部
206、210 相関値検出部
207 フレームタイミング検出部
208 グループ同定用サブキャリア抽出部
209 グループコード記憶部
211 スクランブルコードグループ検出部
212 スクランブルコード群記憶部
213 スクランブルコード同定部
214 デスクランブリング部
215 チャネル推定部
216 逆拡散部
217 復調部
218 復号化部

Claims (7)

  1. 一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち半分のシンボル系列に対して、予めグループ分けされた複数のスクランブルコードのうち自装置の属するセルを識別するスクランブルコードを含むグループを同定するグループコードを乗算するグループコード付加手段と、
    前記グループコードが乗算されたパイロット信号を含む送信フレームに前記スクランブルコードを乗算するスクランブリング手段と、
    前記スクランブルコードが乗算された前記送信フレームをマルチキャリア信号によって送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とするマルチキャリア送信装置。
  2. 前記グループコード付加手段は、前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち、前半分のシンボル系列又は後半分のシンボル系列にグループコードを乗算することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア送信装置。
  3. 前記グループコード付加手段は、前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち、1本又は複数本間隔のサブキャリアに配置されるパイロット信号のシンボル系列にグループコードを乗算することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア送信装置。
  4. 前記グループコード付加手段は、フレーム先頭部分及びフレーム末尾部分の双方に配置されるパイロット信号のシンボル系列にグループコードを乗算し、1シンボル長の半分の長さのスクランブルコードをパイロット信号のシンボル系列に乗算すると共に、フレーム検出用サブキャリアとスクランブルコードグループ検出用サブキャリアとを同じコードでスクランブルすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のマルチキャリア送信装置。
  5. 前記グループコードは、直交していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のマルチキャリア送信装置。
  6. 一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち半分のシンボル系列に対して、予めグループ分けされた複数のスクランブルコードのうち通信相手であるマルチキャリア送信装置の属するセルを識別するスクランブルコードを含むグループを同定するグループコードが乗算されたパイロット信号を含むマルチキャリア信号を受信する受信手段と、
    前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のうち前記グループコードが乗算されていないパイロット信号を用いて、受信された前記マルチキャリア信号のフレームタイミングを検出する第1検出手段と、
    前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のうち前記グループコードが乗算されたパイロット信号を用いてスクランブルコードグループを検出する第2検出手段と、
    前記第2検出手段によって検出されたスクランブルコードグループに基づいて、前記マルチキャリア信号のスクランブルコードを同定する同定手段と、
    を具備することを特徴とするマルチキャリア受信装置。
  7. 一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のシンボル系列のうち半分のシンボル系列に対して、予めグループ分けされた複数のスクランブルコードのうち通信相手であるマルチキャリア送信装置の属するセルを識別するスクランブルコードを含むグループを同定するグループコードが乗算されたパイロット信号を含むマルチキャリア信号を受信する受信工程と、
    前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のうち前記グループコードが乗算されていないパイロット信号を用いて、受信された前記マルチキャリア信号のフレームタイミングを検出する第1検出工程と、
    前記一シンボル周期分のサブキャリアに配置されたパイロット信号のうち前記グループコードが乗算されたパイロット信号を用いてスクランブルコードグループを検出する第2検出工程と、
    前記第2検出工程で検出されたスクランブルコードグループに基づいて、前記マルチキャリア信号のスクランブルコードを同定する同定工程と、
    を具備することを特徴とする同期検出方法。
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