JP4405874B2 - ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ - Google Patents
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Description
天然ゴム:RSS♯3グレード
ブタジエンゴム:宇部興産(株)製のBR150B(重量平均分子量50〜70万)
高分子量SBR1:日本ゼオン(株)製のSBR NS116(スズ化合物でカップリングした溶液重合SBR、重量平均分子量60万〜70万、カップリング率60〜70%、スチレン含有量20%、ビニル量60%、オイル含有率27.3重量%)
カーボンブラック:昭和キャボット(株)製のN110(チッ素吸着比表面積130m2/g、ヨウ素吸着量145mg/g、ヨウ素吸着量に対するセチルトリメチルアンモニウムブロマイド吸着比表面積の比0.87)
シリカ:デグッサ社製のウルトラシールVN3
シランカップリング剤:Si266
プロセスオイル:出光興産(株)製のダイアナプロセス PS32
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックワックス
老化防止剤:フレキシス社製のサントフレックス13
ステアリン酸:日本油脂(株)製の桐
亜鉛華:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛2号
水酸基含有BR:出光石油化学(株)製のR−45HT(液状、両末端に水酸基を含有、重量平均分子量2800)
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤1:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS
加硫促進剤2:住友化学工業(株)製のソクシノールD
カップリング剤の量を調整することで、カップリング率をコントロールして得られた高分子SBRから調製したものと、低分子量時に重合を止めたものを混合することにより試作SBR(高分子量SBR2および低分子量SBR)を合成した。(高分子量SBR2:スズ化合物でカップリングした溶液重合SBR、重量平均分子量100万、カップリング率20%、スチレン含有量30%、ビニル量50%)(低分子量SBR:重量平均分子量1200、SBR全量に対する低分子量SBR含有率27.3重量%)。
(ゴム組成物の調製)
硫黄および加硫促進剤を除く表1および2の配合内容を(株)神戸製鋼製1.7Lバンバリーを用いて混練りした後、得られた混練り物に硫黄、加硫促進剤を加えて、二軸ローラーにて練り込んだ混合物を175℃において10分間加硫することでゴム組成物を調製した。
(粘弾性測定)
(株)岩本製作所製のVES−F−3を用いて、周波数10%、動歪2%で60℃における調製したゴム組成物のtanδ(損失正接)を測定した。tanδ値が小さいほど転がり抵抗が低減され、好ましいことを示す。
ランボーン型摩耗試験機を用いて、室温、負荷荷重1.0kgf、ストップ率30%の条件で、調製したゴム組成物の、摩耗量を測定した。摩耗量の逆数を、比較例2を100として指数表示をした。数値が大きいほど耐摩耗性が高いことを示す。
JIS K6300にしたがい島津製作所(株)のMV200を用いて、130℃における調製したゴム組成物のムーニー粘度を測定した。ムーニー粘度の値が低いほど、加工性に優れていることを示す。
JIS−K6251に準じて3号ダンベルを用いて、調製したゴム組成物の引っ張り試験を実施した。破断時のモジュラス(TB)、および破断時の伸び(EB)の値が高い方ほど強度が高いことを示す。ゴム強度の指標としてTB×EBの値を用いる。
ゴム組成物から、一辺が5mmのゴムの立方体を切り出し、トルエン中に24時間浸漬したのち、浸漬前に対する浸漬後の重量比率(%)を測定した。
ドライアスファルト路面のテストコースにて、前記タイヤを装着した普通乗用車実車走行を行ない、この際におけるグリップ性能(グリップ感、ブレーキ性能、トラクション性能)について、つぎの5段階のフィーリング評価を行なった。
5:非常に良好、4:良好、3:普通、2:やや劣る、1:劣る
ドライアスファルト路面のテストコースにて、前記タイヤを装着した普通乗用車を使用して実車走行を行ない、周回を重ねたときのグリップ性能(グリップ感、ブレーキ性能、トラクション性能)低下について、つぎの5段階のフィーリング評価を行なった。
5:非常に良好、4:良好、3:普通、2:やや劣る、1:劣る
前記タイヤを装着した普通乗用車で水が散布されているアスファルト路面のテストコースにおいて円旋回し、スリップするときの最高速度を測定し、実施例6の場合を100として指数で表わした。指数が大きいほどウェット性能に優れて好ましい。
Claims (5)
- スズまたはケイ素によりカップリングされ、カップリング率が40%以下、スチレン含有量が20〜40%、ビニル量が30〜60%および重量平均分子量が50万以上である溶液重合スチレンブタジエンゴムを50重量%以上、
天然ゴムを40重量%以下、および
重量平均分子量が5万〜150万であるポリブタジエンゴムを40重量%以下含有するゴム成分、ならびに
チッ素吸着比表面積が100〜250m2/g、ヨウ素吸着量が110〜200mg/g、およびヨウ素吸着量に対するセチルトリメチルアンモニウムブロマイド吸着比表面積の比が0.85〜1.2であるカーボンブラック、および該ゴム成分100重量部に対して20〜100重量部のシリカを含む補強用フィラーを50〜120重量部含有し、重量平均分子量が5000以下のスチレンブタジエンゴムを、前記溶液重合スチレンブタジエンゴムとの合計含有量に対して、25〜40重量%含有する
ゴム組成物。 - スズまたはケイ素によりカップリングされ、スチレン含有量が20〜40%、ビニル量が30〜60%および重量平均分子量が50万以上である溶液重合スチレンブタジエンゴムを50重量%以上、
天然ゴムを40重量%以下、および
重量平均分子量が5万〜150万であるポリブタジエンゴムを40重量%以下含有するゴム成分、
チッ素吸着比表面積が100〜250m2/g、ヨウ素吸着量が110〜200mg/g、およびヨウ素吸着量に対するセチルトリメチルアンモニウムブロマイド吸着比表面積の比が0.85〜1.2であるカーボンブラック、および該ゴム成分100重量部に対して20〜100重量部のシリカを含む補強用フィラーを50〜120重量部、ならびに
両末端に水酸基を有し、重量平均分子量が600〜6000であるポリブタジエンを該ゴム成分100重量部に対して2〜30重量部含有するゴム組成物であり、
トルエン膨潤率が180〜320%であるゴム組成物。 - さらに、重量平均分子量が5000以下のスチレンブタジエンゴムを、スズまたはケイ素によりカップリングされ、スチレン含有量が20〜40%、ビニル量が30〜60%および重量平均分子量が50万以上である溶液重合スチレンブタジエンゴムとの合計含有量に対して、25〜40重量%含有する請求項2記載のゴム組成物。
- トルエン膨潤率が180〜320%である請求項1記載のゴム組成物。
- 請求項1、2、3または4記載のゴム組成物からなるトレッドを有するタイヤ。
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