JP4405475B2 - モータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置 - Google Patents

モータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置 Download PDF

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Description

この発明は、車両走行用の駆動源としてのエンジンにジェネレータ・モータ(発電電動機)を一体的に備え、前記ジェネレータ・モータのモータがエンジンの出力を補助する補助駆動源として使用されるモータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置に関する。
一般に、エンジンは、シリンダ内の爆発力をクランク軸(出力軸)の回転に変換し、そのクランク軸の回転トルクを出力するものであるため、爆発に同期して回転トルクの変動が不可避的に発生する。この回転トルク変動を抑制するために、クランク軸のトルク増大時を検出して、クランク軸にトルク授受可能に連結されるジェネレータ・モータに界磁電流を供給し、トルク増大時にクランク軸に逆トルクを発生させ回転トルク変動を抑制するようにしたエンジンのトルク変動抑制装置が公知である(特許文献1、特許文献2)。
また、エンジン振動の車体フレームへの伝達を抑制するために、制御手段がエンジンの回転数に応じてエンジンと車体フレームとの間に設けられたエンジンマウントを制御する技術も公知である(特許文献3)。さらに、制御手段がクランク軸の角加速度から推定したエンジンの振動状態に基づいてアクチュエータの作動を制御するエンジンマウントのアクチュエータ駆動制御装置も公知である(特許文献4)。
特公平4−24538号公報 特開昭61−135936号公報 特開平7−42783号公報 特開2005−3156号公報
ここで、エンジン振動の車体フレームへの伝達を抑制する技術のうち、特許文献1、2に係る技術をモータ制振制御技術といい、特許文献3、4に係る技術をアクティブエンジンマウント制振制御技術ということとする。
近時、ジェネレータ・モータのモータがエンジンの出力を補助する補助駆動源として使用されるモータ補助型ハイブリッド車両が市場に提供されている。このモータ補助型ハイブリッド車両のジェネレータ・モータは、高出力を得るために、高電圧充電池で駆動されるように構成されている。
このように構成されるモータ補助型ハイブリッド車両において、エンジン振動の車体フレームへの伝達をできるだけ小さくするため、上記のモータ制振制御技術とアクティブマウント制振制御技術を同一の車両に適用する、いわゆる併載する(併合して搭載する)ことが考えられる。
しかしながら、モータ補助型ハイブリッド車両のジェネレータ・モータを駆動するための高電圧充電池は、温度状態によって自身を保護するために、ジェネレータ・モータのモータとしての作動・非作動を切り替える事態が発生する。また、モータ補助用の高い静トルクが要求された場合、制振トルク(変動トルク)は、ジェネレータ・モータの定格出力から静トルクの差分の出力しか発生できない事態が発生する。
通常、モータ制振制御技術とアクティブマウント制振制御技術を併載した車両においては両制御技術が同時に協調して作動してエンジン振動の車体フレームへの伝達が最小となるように設計されているので、上述した事態が発生した場合には、エンジン振動の車体フレームへの伝達の制振動作が最適ではなくなるという問題がある。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであって、ジェネレータ・モータのモータがエンジンの出力を補助する補助駆動源として使用されるモータ補助型ハイブリッド車両に、モータ制振制御技術とアクティブマウント制御技術を併載した場合において、モータ制振制御の作動状態に無関係に、アクティブマウント制御が最適に行えるようにすることを可能とするモータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係るモータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置は、ジェネレータ・モータを一体に備えたエンジンを、エンジンマウントを介して車体フレームに支持し、前記エンジンから前記車体フレームに伝達される振動を前記ジェネレータ・モータ及び前記エンジンマウントにより制振するモータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置であって、エンジン回転数とエンジン回転変動量とに応じて制御マップを検索し、制御波形パラメータを算出する制御波形パラメータ算出器と、算出された制御波形パラメータに応じたエンジンマウント制御信号を生成し、前記エンジンマウントに供給するエンジンマウント制御信号生成器と、前記エンジン回転変動量に応じて逆トルクを与えるためのモータ制振制御信号を生成し、前記ジェネレータ・モータに供給するモータ制振制御信号生成器と、前記モータ制振制御信号を監視し、前記モータ制振制御信号に応じて、前記制御マップを持ち替える制御マップ持替器と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、制御マップ持替器は、エンジン回転変動量に応じてジェネレータ・モータに供給されるモータ制振制御信号を監視し、前記モータ制振制御信号に応じて、エンジンマウント制御信号を生成するための制御波形パラメータ算出用の制御マップを持ち替えるようにしているので、ジェネレータ・モータによる制振制御の状態に応じた最適なアクティブマウント制御を行うことができる。
より具体的には、前記モータ制振制御信号がゼロ値になったとき、前記制御マップを持ち替えることで、モータ制振制御の作動状態に無関係に、アクティブマウント制御を最適に行うことができる。
この発明によれば、モータ制振制御技術とアクティブマウント制御技術を併載した車両において、モータ制振制御の作動状態に無関係に、アクティブマウント制御を最適に行うことができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るモータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置10の電気的構成を示すブロック図である。
能動型制振制御装置10は、基本的に、ジェネレータ・モータ制御装置12とエンジンマウント制御装置14とから構成される。
図2は、この発明の一実施形態に係る能動型制振制御装置10が搭載されたモータ補助型ハイブリッド車両100の模式的な構成を示す説明図である。
図2に示すように、モータ補助型ハイブリッド車両100は、図示しない車体フレーム上に固定されたエンジンマウント(アクティブエンジンマウント)16上に内燃機関であるエンジン(ディーゼルエンジンも含む)20が支持されている。
このエンジン20に、モータ(電動機)及びジェネレータ(発電機)として機能するジェネレータ・モータ(発電電動機)22と、自動あるいは手動のトランスミッション24とがクランク軸30(出力軸)を介して一体的に連結されており、トランスミッション24の出力により駆動輪26が駆動される。
ジェネレータ・モータ制御装置12は、バッテリ28を充放電制御する。バッテリ28は、ジェネレータ・モータ22がモータとして機能するときに電気を供給し、ジェネレータとして機能するときに電気が充電される。
モータ補助型ハイブリッド車両100は、例えば、発進時にはエンジン20を上回る力でジェネレータ・モータ22がエンジン20を補助し、低速クルーズ時にはエンジン20の気筒を全て停止しジェネレータ・モータ22だけで走行し、ゆっくりした加速時又は高速クルーズ時はエンジン20の燃費がよくなるためジェネレータ・モータ22を休止してエンジン20のみで走行し、さらに急加速時にはエンジン20とジェネレータ・モータ22の両方で走行し、また、減速時にはエンジン20を停止しジェネレータ・モータ22をジェネレータとして動作させバッテリ114に対する充電(回生)を行うように制御される。ブレーキをかけている停車時には、エンジン20とジェネレータ・モータ22が両方停止され、ブレーキを離したときにエンジン20のみが始動するようになっている。
ジェネレータ・モータ制御装置12は、基本的に、クランク軸30の回転変動を抑制するためのクランクモータ制振制御信号(制御波形)yを生成するモータ制振制御波形生成器60と、エンジン20の出力を補助するモータアシスト信号(静トルク制御波形)Sqを生成する静トルク制御波形生成器62と、合成器64と、電力制御部70とから構成される。なお、クランク軸30の回転変動波形は、クランク軸30のトルク変動波形と近似していることを確認している。
図1及び図2に示すように、ジェネレータ・モータ22の回転軸でもあるエンジン20のクランク軸(出力軸)30にクランク角センサ32が取り付けられている。クランク角センサ32は、クランク軸30の1回転につき、例えば24個、つまりクランクアングルの15゜毎に1個、クランクパルス(エンジンパルス)Epを出力する。
クランクパルスEpは、エンジンマウント制御装置14とジェネレータ・モータ制御装置12に供給される。
モータ制振制御波形生成器60は、クランク軸30の回転変動に応じた逆トルクを発生するための界磁電流値を算出し、モータ制振制御信号yとして出力する。
なお、モータ制振制御波形生成器60は、エンジン回転周波数fの調波の基準信号{正弦波信号及び(又は)余弦波信号)を生成する基準信号生成器と、基準信号が入力されてサンプリング周期毎にクランク軸30の回転変動を相殺するための逆トルクを発生させるためのモータ制振制御信号yを出力する適応ノッチフィルタと、ジェネレータ・モータ22の伝達関数を有する補正フィルタに前記基準信号を入力して参照信号を出力し、クランク軸30の回転変動を表す誤差信号の値が最小となるように前記適応ノッチフィルタのフィルタ係数を逐時更新する構成とすることもできる。
静トルク制御波形生成器62は、図示しないアクセルペダルの操作によるスロットル開度等の車両状態情報(インテークマニホールド内圧力値、スロットル開度の他、車速、シフト位置、ブレーキ踏量等)に応じて、格納しているマップから付与トルク(静トルク)を検索し、付与トルク(補助トルク)に応じた界磁電流値を算出し、モータアシスト信号Sqを出力する。
モータ制振制御信号yとモータアシスト信号Sqが合成器64で合成され合成信号y+Sqとして電力制御部70に供給される。
電力制御部101は、例えば3相インバータ回路と界磁電流供給・回生回路を含み、ジェネレータ・モータ22の3相ステータコイルと界磁コイルの回転磁界制御・界磁制御・回生制御を行う。
この場合、電力制御部70は、合成信号y+Sqが供給されてジェネレータ・モータ22の駆動信号Smを生成する。
この駆動信号Smによりジェネレータ・モータ22の界磁電流を制御し、かつ内蔵の3相インバータ回路の各トランジスタをスイッチングすることによりジェネレータ・モータ22をモータとして動作させ、これにより逆トルク付与と静トルク付与を実行する。
一方、エンジンマウント制御装置14において、回転数検出器(周波数検出器)34は、1分間毎のクランクパルスEpの個数をクランク軸30の1回転につき発生するパルス数24個で割って、エンジンの回転周波数f(クランク軸30の回転周波数)[rpm]を検出する。実際上、回転周波数fは、回転数検出器34(周波数検出器)によりクランクパルスEpを取得する毎に更新される。
回転変動量検出器36は、クランク軸30の回転変動を検出する。回転変動量は、単位を角速度ω[rad/sec]とすると、隣り合うクランクパルスEpの時間間隔がT[sec]であるとき、角速度ω={15×(π/180)/T}値の変化[今回計算したωn+1から前回計算したωnを引き、差を前回計算したωnで割った値{(ωn+1−ωn)}/ωn]として検出される。この回転変動量の振幅Aと位相Pfが回転変動量検出器36から出力される。
エンジンマウント制御装置14は、制御波形パラメータ算出器38を有している。
図3に示すように、制御波形パラメータ算出器38は、回転周波数fと回転変動量の振幅Aと位相Pfとに応じてそれぞれ制御マップである、エンジンマウント駆動用振幅制御マップ44とエンジンマウント駆動用位相補正制御マップ46を検索し、制御波形パラメータである駆動振幅Bと位相補正量Pcとを算出し、さらに位相補正量Pcと回転変動量検出器36からの位相Pfとを合成器48で合成し駆動位相Pを算出する。
駆動振幅Bと駆動位相Pが制御波形生成器50に供給され、制御波形生成器50は、回転周波数fと駆動振幅Bと駆動位相Pに基づき駆動電流の制御波形を生成し、エンジンマウント制御信号S1としてエンジンマウント16を駆動する。
実際上、エンジンマウント16は、エンジン20の振動を受ける弾性体を有し、この弾性体が壁面の一部を構成する液室の容積を変化させる可動部材と、この可動部材を電磁力で駆動するアクチュエータとを備える。すなわち、エンジンマウント16は、液封マウントの下部に内蔵したアクチュエータを、エンジンマウント制御信号S1によりエンジン20の振動に対し同位相・同周期で伸縮させることで振動を吸収する。
ここで、制御波形パラメータ算出器38に設定される振幅制御マップ44と位相補正制御マップ46とは、図1に示す制御マップ持替器52を通じて持ち替えられる。
持替用の振幅制御マップ44と位相補正制御マップ46とは、制御波形マップメモリ54に格納されている。
図4は、振幅制御マップ44の例を示しており、横軸がエンジン回転周波数f(単位は[Hz]又は[rpm])、縦軸が駆動振幅B(単位は[N])である。回転変動量検出器36で検出された回転変動量振幅Aに対応するマップ(特性曲線)が選択されるようになっている。振幅制御マップ44は、矢印で示すように、代表的には、回転変動量振幅Aが小さな値から大きな値に変化するのに応じて駆動振幅B、すなわちエンジンマウント16に対する駆動力が大きくなる特性を有している。
図5は、位相補正制御マップ46Aの例を示しており、横軸がエンジン回転周波数f(単位は[Hz]又は[rpm])、縦軸が位相補正量Pc(単位は時間で[ms])である。この位相補正制御マップ46Aは、モータ制振制御波形生成器60から制御マップ持替器52に対してモータ制振制御信号yが正常に出力されていることが制御マップ持替器52により検出されているときに、制御マップ持替器52により制御波形パラメータ算出器38の位相補正制御マップ46として設定される制御マップを示している。
この位相補正制御マップ46Aは、矢印で示すように、代表的には、回転変動量振幅Aが小さな値から大きな値に変化するのに応じて位相補正量Pc、すなわちエンジンマウント16に対する駆動力の遅延時間が負の値から正の値に変化する特性を有している。
その一方、図6に示す位相補正制御マップ46Bは、モータ制振制御波形生成器60から制御マップ持替器52に対してモータ制振制御信号yが出力されていないことが制御マップ持替器52により検出されたときに(y=0)、制御マップ持替器52により制御波形パラメータ算出器38の位相補正制御マップ46として持ち替えられて設定される制御マップを示している。
位相補正制御マップ46Bも、矢印で示すように、代表的には、回転変動量振幅Aが小さな値から大きな値に変化するのに応じて位相補正量Pc、すなわちエンジンマウント16に対する駆動力の遅延時間が負から正の値に変化する特性を有している。
位相補正制御マップ46A、46Bともに、横軸がエンジン回転周波数f(単位は[Hz]又は[rpm])で、縦軸が位相補正量Pc(単位は[ms])であり、それぞれ回転数検出器34で検出されたエンジン回転周波数fと回転変動量検出器36で検出された回転変動量振幅Aに対応するマップ(特性)が選択される。
図5の位相補正制御マップ46A(モータ制振制御信号yの値が有限値)と図6の位相補正制御マップ46B(モータ制振制御信号yの値がゼロ値)において、6気筒エンジン(V6)中、3気筒が気筒休止(1.5次周波数)でエンジン回転周波数fが40[Hz]([rpm]では1600[rpm]に対応する。)以下で特性が大きく変わっているのは、モータ制振制御信号yによる制振制御範囲が、エンジン回転周波数f=40[Hz]([rpm]では1600[rpm])までであるからである。換言すれば、これ以上の回転周波数fでは、エンジンマウント制御装置14のみによる制振制御が行われるようになっている。
以上説明したように、上述した実施形態に係るモータ補助型ハイブリッド車両100の能動型制振制御装置10は、ジェネレータ・モータ22を一体に備えたエンジン20を、エンジンマウント16を介して車体フレームに支持し、エンジン20から車体フレームに伝達される振動をジェネレータ・モータ22及びエンジンマウント16により協調して制振する。
この場合、制御波形パラメータ算出器38は、エンジン回転周波数fとエンジン回転変動量の振幅Aと位相Pfとに応じて制御マップである振幅制御マップ44と位相補正制御マップ46A又は46Bを検索し、制御波形パラメータである駆動振幅Bと位相補正量Pcを算出する。制御波形生成器50は、位相補正量Pcと回転変動量検出器36により検出された位相Pfとが合成された駆動位相Pと駆動振幅Bとからエンジンマウント制御信号S1を生成し、エンジンマウント16に供給する。また、ジェネレータ・モータ制御装置12のモータ制振制御波形生成器60は、エンジン回転変動量振幅Aに応じて逆トルクを与えるためのモータ制振制御信号yを生成する。
制御マップ持替器52は、モータ制振制御信号yを監視し、モータ制振制御信号yに応じて、位相補正制御マップ46A又は位相補正制御マップ46Bに持ち替える。
このように、制御マップ持替器52が、ジェネレータ・モータ22に供給されるモータ制振制御信号yを監視し、モータ制振制御信号yに応じて、エンジンマウント制御信号S1を生成するための制御波形パラメータ算出用の制御マップ、この実施形態では、位相補正制御マップ46を持ち替えるようにしているので、ジェネレータ・モータ22による制振制御の状態に応じた最適なアクティブマウント制御を行うことができる。
より具体的には、例えば、バッテリ28の自己保持のためにバッテリ28からジェネレータ・モータ22に電気が供給されない状態となって、モータ制振制御信号yがゼロ値になったとき、位相補正制御マップ46Aを位相補正制御マップ46Bに持ち替えることで、エンジン回転周波数fの比較的に低い側で位相補正量Pcを大きくすることで、エンジンマウント制御信号S1のエンジン回転周波数fの低い側での制振効果を維持することができる。
波形例を示せば、図7Aはエンジン回転周波数fに係るクランク軸回転基準パルスの波形、図7Bはエンジン燃焼トルクTorqE(クランク軸トルク)[Nm]の波形、図7Cはモータ制振トルク(クランク軸トルク)TorqM[Nm]の波形、図7Dはエンジン燃焼トルクTorqEからモータ制振トルクTorqMを差し引いたクランク軸残トルクTorqRの波形を示している。
図7Dに示すクランク軸残トルクTorqRの波形は、モータ制振制御信号yの値が有限な値であって、位相補正制御マップ46Aを利用している場合の波形である。図7Eに示すクランク軸残トルクTorqR´の波形は、ジェネレータ・モータ22による制振制御が行われていなく、換言すれば、モータ制振制御信号yがゼロ値のとき、位相補正制御マップ46Aを位相補正制御マップ46Bに切り替えた後のクランク軸残トルクTorqR´の波形を示している。
このように、モータ制振制御技術とアクティブマウント制御技術を併載したモータ補助型ハイブリッド車両100において、モータ制振制御信号yに応じて位相補正制御マップ46を持ち替えることで、モータ制振制御波形生成器60によるモータ制振制御の作動状態に無関係に、アクティブマウント制御を最適に行うことができる。
この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
この発明の一実施形態に係る能動型制振制御装置のブロック図である。 この発明の一実施形態に係る能動型制振制御装置を含むモータ補助型ハイブリッド車両の模式的な構成を示す説明図である。 エンジンマウント制御装置の一部の詳細構成を示すブロック図である。 振幅制御マップの例を示す説明図である。 ジェネレータ・モータによる制振制御が行われている場合の位相補正制御マップの例を示す説明図である。 ジェネレータ・モータによる制振制御が行われていない場合の位相補正制御マップの例を示す説明図である。 図7Aはエンジン回転周波数に係るクランク軸回転基準パルスの波形図、図7Bはエンジン燃焼トルクの波形図、図7Cはモータ制振トルク(クランク軸トルク)の波形図、図7Dはエンジン燃焼トルクからモータ制振トルクを差し引いたクランク軸残トルクの波形図、図7Eはジェネレータ・モータによる制振制御が行われていないときのクランク軸残トルクの波形図である。
符号の説明
10…能動型制振制御装置 12…ジェネレータ・モータ制御装置
14…エンジンマウント制御装置 16…エンジンマウント
20…エンジン 22…ジェネレータ・モータ
24…トランスミッション 38…制御波形パラメータ算出器
44…振幅制御マップ
46、46A、46B…位相補正制御マップ
50…制御波形生成器 52…制御マップ持替器
100…モータ補助型ハイブリッド車両

Claims (2)

  1. ジェネレータ・モータを一体に備えたエンジンを、エンジンマウントを介して車体フレームに支持し、前記エンジンから前記車体フレームに伝達される振動を前記ジェネレータ・モータ及び前記エンジンマウントにより制振するモータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置であって、
    エンジン回転数とエンジン回転変動量とに応じて制御マップを検索し、制御波形パラメータを算出する制御波形パラメータ算出器と、
    算出された制御波形パラメータに応じたエンジンマウント制御信号を生成し、前記エンジンマウントに供給するエンジンマウント制御信号生成器と、
    前記エンジン回転変動量に応じて逆トルクを与えるためのモータ制振制御信号を生成し、前記ジェネレータ・モータに供給するモータ制振制御信号生成器と、
    前記モータ制振制御信号を監視し、前記モータ制振制御信号に応じて、前記制御マップを持ち替える制御マップ持替器と、
    を備えることを特徴とするモータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置。
  2. 請求項1記載のモータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置において、
    前記制御マップ持替器は、
    前記モータ制振制御信号がゼロ値になったとき、前記制御マップを持ち替える
    ことを特徴とするモータ補助型ハイブリッド車両の能動型制振制御装置。

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