JP4405219B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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本発明はドラム式洗濯機に関する。
従来より、洗濯機としては、図3に示すようなドラム式洗濯機がある(例えば、特許文献1(特開2001−149689号公報)参照。)。このドラム式洗濯機は、外箱101の前面に洗濯物出し入れ口101aを設け、この洗濯物出し入れ口101aを開閉するための外部ドア103を外箱101にヒンジで回動自在に取り付けている。なお、図3において111は操作パネルである。
上記構成のドラム式洗濯機では、外部ドア103をヒンジを中心に前方に開いて、洗濯物出し入れ口101aを通して洗濯物を出し入れするが、このとき、外部ドア103は外箱101から前方に向って突出した状態となる。このため、上記ドラム式洗濯機を使用するには、外箱101を配置するためのスペースの他に、外部ドア103を前方に開くためのスペースが必要である。そのため、上記ドラム式洗濯機は、外箱101の周りのスペースが小さいと、使用することができないという問題がある。
また、上記従来のドラム式洗濯機では、外部ドア103が開いて前方に突出した状態で洗濯物の出し入れを行わなければならないため、この外箱101の前方に開いている外部ドア103が、洗濯物を出し入れするときの作業の邪魔になるという問題がある。
特開2001−149689号公報
そこで、本発明の課題は、外箱の前方に殆どスペースを必要とせず、かつ、洗濯物を出し入れするときの作業性を向上できるドラム式洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のドラム式洗濯機は、
第1開口部を前部に有する外箱と、
この外箱内に配置され、上記外箱の前部の第1開口部に対向する第2開口部を有する水槽と、
上記水槽内に配置されると共に、洗濯物を収容する回転ドラムと、
上記外箱に少なくとも一部が収容可能で、かつ、上記外箱に対してスライドして上記外箱の前部の第1開口部を開閉する非屈曲性の1枚の板状の第1ドアと、
上記水槽に回動自在に取り付けられて、上記外箱の前部の第1開口部を通過して上記水槽の第2開口部を開閉する第2ドアとを備え、
上記第1開口部は、上記第2ドアを回動させて開閉できるように、上記第2ドアよりも大きく形成され、
上記回転ドラムはその回転軸心が水平方向に対して後ろ側が下がるように傾斜して配置され、
上記外箱は、前面板を前部に有すると共に、上記前面板よりも後側の奥まった下部の位置に設けられた底台を有し、
上記第1ドアは上下方向にスライドし、
上記外箱の上記面板の内方から上記外箱の上記底台の内方にわたって設けられると共に、一部が上記外箱上記第1開口部の下方に位置するように設けられ、上記第1ドアを収納する収納部を備え
上記底台は、上記第1ドアの開放時に、当該第1ドアの下端部が上記底台の内方の上記収納部に収容されるように形成されていることを特徴としている。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、上記第1開口部を通して洗濯物を出し入れする場合、第1ドアを外箱に対してスライドさせて、外箱の前部の第1開口部を開放する。このため、従来の回動式のドアとは異なって、第1ドアが外箱の前方に突出しない。したがって、上記外箱の前方に大きなスペースを必要とせず、小さな空きスペースでこのドラム式洗濯機を使用できる。
さらに、上記ドラム式洗濯機では、第1ドアは開放時、スライドして収部に収容されるので、従来の回動式のドアとは異なって、洗濯物を第1開口部を通して出し入れするときに、作業の邪魔にならない。
また、上記第1ドアはすのこ状ではなくて、非屈曲性であるので、折れ曲がったりすることがなくて、スムーズにスライドして、フィーリングが良く、かつ、騒音を低減できる。
また、上記第1ドアは非屈曲性であるので、第1ドアは折れ曲がったりして水槽等と衝突することがない。すなわち、上記第1ドアのスライド時において、第1ドアと水槽等とが干渉することがないのである。
また、上記外箱の外壁の断面形状が略円弧形状である場合、第1ドアの断面形状を略円弧形状にすることによって、第1ドアを外箱の外壁に沿うようにスライドさせて収部に収容できる。
また、上記第1ドアが上下方向にスライドするので、外箱の下部内の空きスペースを有効に利用できて、小型化を達成できる。
また、上記第1ドアを外箱の下部内に収容する場合、例えば表示・操作部を外箱の上部に設ける上で、第1ドアが邪魔にならず、表示・操作部の視認性および操作性を高めることができる。
また、上記水槽の第2開口部を開閉する第2ドアを設けているので、外箱の前部の第1開口部と水槽の第2開口部とを例えばシール部材で接続しなくても、水槽内の水が水槽外に溢れるのを防止できる。
また、上記第2ドアを備えるから、外箱の前部の第1開口部と水槽の第2開口部とをシール部材で接続する必要がなくなる。したがって、このようなシール部材によって、水槽の振動が外箱に伝わることがなくなる。すなわち、上記外箱の振動が大幅に低減される。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記第1ドアの断面形状は略円弧形状である。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記第1ドアの断面形状が略円弧形状であるので、外箱内の奥側(外箱の後面側)の空きスペースに第1ドアを収容することができて、製品高さが上がるのを防ぐことができる
一実施形態のドラム式洗濯機の洗濯機では、上記第1開口部と上記第2開口部とは互いに隔離して対向している。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記第1ドアは透明または半透明であってもよい。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記第1ドアが透明または半透明であるから、外箱内の洗濯物の状態を外部から確認できる。すなわち、洗濯物の視認性を向上できる。
一実施形態のドラム式洗濯機は、上記第1ドアを自動で開閉するドア自動開閉機構を備える。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記ドア自動開閉機構で第1ドアを自動で開閉するから、完全自動あるいは使用者のボタン操作等で簡単に第1ドアを開閉する。したがって、作業が極めて簡単になる。
また、例えば、上記第1ドアは、開放時には、大部分が上記外箱内に収容可能にしてもよい。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記第1ドアは手動で開閉可能である。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記第1ドアは手動で開閉可能であるから、停電時でも、第1ドアを手動で開けて洗濯物を出し入れすることができる。
また、上記水槽の第2開口部を開閉する第2ドアを水槽に取り付けている場合、ドラム式洗濯機が店頭に展示されて電気が供給されてない時でも、第1ドアを手動で開いた後、第2ドアを開いて水槽内を確認することができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記第1開口部は略四角形状であり、上記第1開口部の左辺および右辺の形状は略直線形状である。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記第1開口部を外箱の四角形状の面に設ける場合、第1開口部が略四角形状であるから、第1開口部を大きくすることができる。したがって、洗濯物の出し入れを容易に行うことができる。
また、上記水槽の第2開口部を開閉するための四角形状の第2ドアを水槽に取り付けた場合、例えば、第1開口部の左辺が略直線状で、かつ、第1開口部の右辺が円弧形状であれば、左開きの第2ドアを付け替えて右開きにすると、第2ドアが第1開口部との衝突で開くことできなくなる。これに対して、上記第1開口部の左辺および右辺の形状は略直線形状であれば、第2ドアを付け替えて左開きまたは右開きにしても、第2ドアが第1開口部に衝突するのを防ぐことができる。
また、上記第2ドアを水槽に回動自在に取り付けた場合、第1開口部を大きくできるから、第2ドアの回動角を大きく取ることができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記第1開口部の下辺は略円弧形状であり、かつ、上記第1ドアは上記第1開口部の形状よりも大きな略四角形状である。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記第1ドアは第1開口部の形状より大きな略四角形状であるから、第1開口部を第1ドアで隙間無く塞ぐことができる。したがって、上記第1ドアの閉鎖時、異物が第1開口部から内部に侵入するのを阻止できる。
また、上記第1ドアの閉鎖時、第1ドアが外箱の内側に位置するようにした場合、第1ドアは第1開口部の形状より大きな略四角形状であるから、第1ドアの一部が第1開口部から露出するのを防げる。したがって、上記第1ドアの一部を他の部材との接続部として用いることにより、その接続部が第1ドアの閉鎖時に露出しなくて、美観を向上することができる。
一実施形態のドラム式洗濯機は、上記第1ドアの下端部に、下方に向かって突出するドア下辺突出部が設けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記第1ドアに水滴が付着した場合、その水滴は第1ドアの表面を伝わって第1ドアの下端部に達してドア下辺突出部に集まる。したがって、上記ドア下辺突出部を電装品から離すことにより、水滴による電装品の故障を防ぐことできる。
一実施形態のドラム式洗濯機は、上記ドア下辺突出部は、上記第1ドアの閉鎖時には、上記外箱の内側に位置する。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記第1ドアを閉鎖すると、ドア下辺突出部は外箱の内側に位置するので、ドア下辺突出部を外部から見えないようにすることができる。したがって、上記第1ドアの第1ドアの閉鎖時の美観が損なわれるのを防ぐことができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記ドア下辺突出部に対向するように水受けが配置されている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記ドア下辺突出部に対向するように水受けを配置しているので、ドア下辺突出部に集まった水滴は滴下して水受けに収容される。したがって、上記水滴で床が濡れるのを防止することができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記第1開口部の縁部には、上記第1ドアがスライドして通過するスライド口が設けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記第1ドアがスライドしてスライド口を通過している最中に、第1ドアに外力が加わっても、第1ドアをスライド口の縁部で保持することができる。
また、上記第1ドアがスライドして通過するスライド口を設けているので、スライド口の縁部で内部構造を見えにくくして、第1ドア開放時の見栄えを良くすることができる。
また、上記スライド口の縁部によって、異物が外箱と水槽との間に侵入するのを阻止できる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記第1開口部の縁部には、上記第1ドアの縁部を挟んで上記第1ドアを案内する断面略コの字形状のガイド部が設けられ、上記ガイド部の内面の少なくとも一部に緩衝材が取り付けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記ガイド部が第1ドアの縁部を挟んで第1ドアを案内するから、ガイド部で案内されている第1ドアに外力が加わっても、第1ドアの縁部はガイド部から外れない。したがって、上記第1ドアに対するガイド部の案内は信頼性が高い。
また、上記ガイド部は断面略コの字形状であるから、外力を受けることができ、破損しにくい。
また、上記第1ドアをガラスで形成した場合、ガイド部が挟む第1ドアの縁部は露出しないから、その縁部の端面仕上げを簡略化することができる。
また、上記ガイド部の内面の少なくとも一部に緩衝材を取り付けているので、例えば脱水時に第1ドアが振動しても、第1ドアとガイド部とが激しく衝突することがない。したがって、上記第1ドアとガイド部との衝突による異音を低減することができる。
また、上記ガイド部の内面の少なくとも一部に緩衝材を取り付けているので、第1ドアがスライド時にガイド部と接触して擦れるのを防げる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記スライド口には、上記第1ドアの表面の汚れを除去する汚れ除去手段が設けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記汚れ除去手段をスライド口に設けているから、第1ドアをスライドさせるだけで第1ドアの表面の汚れを除去できる。
また、上記汚れ除去手段をスライド口に設けているから、スライド口と第1ドアとの間の隙間を汚れ除去手段で塞ぐことができる。したがって、上記スライド口と第1ドアとの間の隙間から外箱内にゴミなどの異物が侵入するのを防ぐことができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記外箱の上記面板は鋼板で形成されている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記外箱の前面板は鋼板で形成されているから、前パネルが温度変化によって変形するのを防止できる。したがって、上記前面板と第1ドアとの間の距離を略一定に保てることにより、第1ドアの開閉軌跡を所望の軌跡に高精度に合わせ続けることができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記第1ドアの開放時には、上記第1ドアの一部が上記スライド口を塞ぐ。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記第1ドアを開放すると、第1ドアの一部がスライド口を塞ぐので、第1ドアの開放時にスライド口から内部構造が見えない。したがって、上記第1ドアの開放による美観の低下を防げる。
また、上記第1ドアの開放時には、第1ドアの一部がスライド口を塞ぐから、ゴミなどの異物がスライド口から外箱内に侵入するのを阻止できる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記第1開口部は上記外箱の上記面板に形成され、上記外箱の上記面板のみで上記スライド口が構成されている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記外箱の前面板のみでスライド口を構成するので、異なる複数の部材でスライド口を構成する場合よりも、製造工程数が少なく、原価を低減することができる。
また、上記外箱の前面板のみでスライド口を構成するので、異なる複数の部材でスライド口を構成する場合よりも、スライド口の形成精度を上げることができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記スライド口の上記水槽側の縁部が上記第1ドアのスライド方向に沿って延びている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記スライド口の水槽側の縁部が第1ドアのスライド方向に沿って延びているから、スライド時に第1ドアがその縁部で案内される。つまり、上記スライド口の水槽側の縁部が第1ドアのガイドとして機能する。したがって、上記第1ドアのスライド動作の安定化を図ることができる。
本発明のドラム式洗濯機によれば、第1ドアを外箱に対してスライドさせて外箱の第1開口部を開閉するので、従来のヒンジ式の回動ドアとは違って、第1ドアが外箱から前方に突出しない。したがって、上記外箱の周囲に大きなスペースを必要とせず、使用に必要なスペースを小さくできる。
また、上記第1ドアはスライドして少なくとも一部が外箱に収容可能であるから、洗濯物を出し入れするとき、第1ドアが使用者の邪魔にならず、洗濯物を出し入れするときの作業性を向上できる。
また、上記第1ドアは非屈曲性であるので、スライドするとき、折れ曲がったり、撓んだりすることがなくて、スムーズにスライドして、かつ、水槽等と衝突することがない。
以下、本発明のドラム式洗濯機を図示の実施例により詳細に説明する。
図1に、本発明の実施例1のドラム式洗濯機の概略断面図を示す。
上記ドラム式洗濯機は、外箱1と、この外箱1内に配置された水槽4と、この水槽4内に配置され、洗濯物を収容する回転ドラム5と、第1ドアの一例としての透明な非屈曲性の外部ドア3と、この外部ドア3を自動で開閉するドア自動開閉機構10と、洗濯物を乾燥させるための乾燥ユニット24とを備えている。
上記外箱1の前面には第1開口部の一例としての開口部1aを設け、この外箱1の開口部1aを通して洗濯物の出し入れを行うようにしている。上記外箱1の開口部1aは、外箱1に対して上下方向にスライド可能な外部ドア3によって開閉される。この外部ドア3の表面および裏面は曲面であり、外部ドア3の断面形状が略円弧形状となっている。そして、上記外部ドア3は、外箱1の前面板7の内側に収容されるようになっていている。この前面板7は鋼板で形成されている。また、上記外箱1の前面上部には、操作キーや表示部を有する操作パネル11を設けている。この操作パネル11の裏側(水槽4側)には、ドラム式洗濯機の動作を制御する制御装置2を配置している。そして、上記外箱1は、弾性支持手段の一例としてのサスペンション8によって水槽4を弾性支持している。また、上記外箱1の前面は曲面であり、外箱1の前方部分の断面形状は略円弧形状となっている。
上記水槽4は有底筒形状で、その開口部4aが外箱1の開口部1aに対向するように若干傾斜して横向き配置されている。このように、上記回転ドラム5の回転軸心y−yが、水平方向に対して角度θだけ後ろ側(回転ドラム5の奥側)が下がるように傾斜しているから、使用者がドラム式洗濯機の前面側に立って操作する際に、見下ろすようにして容易に回転ドラム5の奥まで見通せる。上記水槽4の開口部4aは第2開口部の一例である。上記水槽4の開口部4aと外箱1の開口部1aとは互いに離隔して対向している。また、上記水槽4には、第2ドアの一例としての透明なヒンジ式の蓋体6を回動自在に取り付けている。この蓋体6で水槽4の開口部4aを閉じると、洗濯動作中には水槽4の開口部4aからは外部に水が漏れないようになっている。また、上記蓋体6は、水槽4の開口部4aを閉じたとき、回転ドラム5の内部に向って突出した状態になる凸部6aを有している。
上記回転ドラム5の軸部5eは、モータ9によって回転駆動する。つまり、上記回転ドラム5は水槽4内部で回転自在となっている。また、上記回転ドラム5の周壁全域に設けた複数の小孔5aは、水槽4と回転ドラム5との間の空間と、回転ドラム5内の空間との間で洗濯水や乾燥空気を流通させるためのものである。また、上記回転ドラム5の内壁面には、半径方向内側に向かって突出するバッフル5bを設けている。このバッフル5bは、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に設けている。このバッフル5bは回転ドラム5の回転に伴って、洗濯物の持上げと落下とを繰り返す働きをする。
また、上記回転ドラム5の開口部5cを外側から取り囲む流体バランサ5dを設けて、回転ドラム5の回転時に、洗濯物および洗濯液の偏りにより生じようとするアンバランスを、流体バランサ5dの内部における封入流体の移動によって打消すようにしている。
上記乾燥ユニット24は送風機31と加熱部32とを有している。上記乾燥ユニット24の位置は、ドラム式洗濯機の前後方向でいうと、送風機31が後側で、加熱部32が前側となっている。上記送風機31は、ケーシング33の内部に送風羽根34を設け、この送風羽根34を回転駆動するファンモータ35をケーシング33の外部に設けてなるものである。このファンモータ35は送風羽根34と直結し、ダイレクトドライブ構造によって送風羽根34を回転駆動するようになっている。一方、上記加熱部32はヒータケース26の内部にヒータ36を設けてなり、このヒータケース26の入口部が送風機31のケーシング33の出口部と連通している。
また、上記水槽4の底部には、図示しない排水弁モータによって開閉される排水弁20を設けている。この排水弁20の開放により水槽4内の水がフレキシブルな排水ホース19を通して外部に排水されるようになっている。
また、上記外箱1内において、水槽4の前側には送風ダクト38を配置している。この送風ダクト38は、一方の端部が加熱部32のヒータケース26の出口部に連通しており、他方の端部は吹出し口38aとなって開口部4aの周縁部において水槽4内および回転ドラム5の開口部5c内に対しても連通している。すなわち、上記送風ダクト38および吹出し口38aは、開口部5cを通じて回転ドラム5の内部に向けて送風する手段としての役割を担っている。
また、上記外箱1内において、水槽4の背後には除湿器27を配置している。この除湿器27は、上部から水を注ぎ入れることによって、内部を通る空気の水分を冷却し凝縮させて除湿するものであり、全体に中空状で、上部に水入口27aおよび空気出口27bを有し、下部に水出口を兼ねる空気入口27cを有している。上記除湿器27は、空気出口27bを送風機31のケーシング33の入口部に連通させており、空気入口27cを水槽4内の下部に連通させている。また、上記水入口27aには、図示しない給水装置を接続されている。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、使用者は蓋体6を直接手で開放した後、洗濯物を開口部1aを通して回転ドラム5内に投入して、蓋体6を直接手で閉める。そうすると、上記蓋体6の周縁にシール部材41の内周縁41aが密着して水槽4が封止される。そして、使用者が操作パネル11を操作して、制御装置2からの指令により洗濯動作が開始すると、まず、ドア自動開閉機構10によって外部ドア3が前面板7に沿うように図中上方向にスライドする。これにより、上記外部ドア3が略円弧状の移動軌跡を描いて、図2に示すように、外部ドア3で外箱1の開口部1aが閉じられる。その後、洗濯動作が終了すると、ドア自動開閉機構10によって外部ドア3が前面板7に沿うように図中下方向にスライドする。これにより、再び、図1に示すように、外箱1の開口部1aが開放される。そして、使用者は蓋体6を直接手で開けた後、回転ドラム5内から洗濯物を取り出す。
また、上記水槽4に、内蓋6を開方向へ蹴り出す蹴り出し機構を設け、かつ、蓋体6のヒンジ部に、蓋体6を開方向へ付勢する付勢手段(例えばバネ)を設けて、外部ドア3が開いたときに、内蓋6が自動で開くようにしてもよい。
このように、上記開口部1aを通して洗濯物を出し入れする場合、外部ドア3を外箱1に対してスライドさせて、外箱1の開口部1aを開放するので、図3に示した従来の回動式の外部ドア103とは異なって、外部ドア3が外箱1の前方に突出しない。したがって、上記外箱1の前方に大きなスペースを必要とせず、小さなスペースでこのドラム式洗濯機を使用できる。
さらに、上記ドラム式洗濯機では、外部ドア3は開放時、スライドして略全部が外箱1内に収容されるので、図3に示した従来の回動式の外部ドア103とは異なって、洗濯物を開口部1aを通して出し入れするときに、作業の邪魔にならない。
また、上記外部ドア3はすのこ状ではなくて非屈曲性であるので、折れ曲がったりすることがなくて、スムーズにスライドし、かつ、騒音を低減できる。
また、上記外部ドア3は折れ曲がったりして水槽4等と衝突することがない。すなわち、上記外部ドア3のスライド時において、外部ドア3と水槽4等とが干渉することがないのである。
上記ドア自動開閉機構10は、例えば自動車のガラス窓を開閉するときに使用される自動開閉機構を使用でき、リンク式、アーム式、ケーブル式、直結モータ式等、どのような方式であってもよい。
また、上記外部ドア3が透明であるから、外箱1内の洗濯物の状態を外部から確認できる。
また、上記外部ドア3が上下方向にスライドするので、外箱1の下部内の空きスペースを有効利用できて、小型化を達成できる。
また、上記外部ドア3を外箱1の下部内に収容するので、操作パネル11を外箱1の上部に設ける上で、外部ドア3が邪魔にならず、操作パネル11の視認性および操作性を高めることができる。
また、上記ドア自動開閉機構10で外部ドア3が完全自動で開閉するから、作業が極めて簡単になる。
また、上記水槽4の開口部4aを開閉する蓋体6を設けているので、外箱1の開口部1aと水槽4の開口部4aとを例えばシール部材で接続しなくても、水槽4内の水が水槽4外に溢れるのを防止できる。
また、上記水槽4の開口部4aと外箱1の開口部1aとを直接連結する部材なしに互いに離隔して対向させているので、その部材によって水槽4の振動が外箱1に伝わることがなく、外箱1の振動を大幅に低減できる。もっとも、水槽4と外箱1との間を塞ぐ柔軟な部材を設けてもよい。
また、上記外部ドア3は洗濯物の出し入れ時以外は閉じた状態にされる。脱水運転中はもちろん洗濯運転中、給排水中も外部ドア3は閉じられており、しかもこれらの動作中はドアロックユニット(図示せず)でロックがかけられ、外部ドア3を開けることができないようになっている。ただし、洗濯運転中に例えば停電が起こった場合、外部ドア3のロックが解除されるので、外部ドア3を手動で開閉することができる。このように、上記外部ドア3を手動で開けることがあるので、外部ドア3には取っ手を設けている。これにより、手動時の外部ドア3の操作性が良好である。
上記外部ドア3はドラム式洗濯機の停止中あるいは電源オフのときは開放するようにドア自動開閉機構10を制御するようにすると、水槽4内のカビの発生を防止でき、また、外部ドア3が不透明であっても回転ドラム5内の洗濯物を出し忘れるのを防止できる。
また、図13に示すように、上記外箱1の開口部1の下縁部52には、外部ドア3がスライドしたときに通過するスライド口52aを設けている。これにより、上記外部ドア3がスライドしてスライド口52aを通過している最中に、外部ドア3に外力が加わっても、外部ドア3をスライド口52aの周縁部(開口部1の下縁部52)で保持することができる。
また、上記外部ドア3がスライドして通過するスライド口52aを設けているので、スライド口52aの周縁部で内部構造を見えにくくして、外部ドア3開放時の見栄えを良くすることができる。
また、上記スライド口52aの周縁部によって、異物が外箱1と水槽4との間に侵入するのを阻止できる。
また、上記外部ドア3を開放すると、外部ドア3の一部が外箱1の開口部1aに突出してスライド口52aを塞ぐ。したがって、上記スライド口52aから内部構造が見えないので、外部ドア3の開放による美観の低下を防げる。
また、上記外部ドア3の開放時には、外部ドア3の一部がスライド口52aを塞ぐから、ゴミなどの異物がスライド口52aから外箱1内に侵入するのを阻止できる。
上記開口部1aは外箱1の前面板7に形成され、外箱1の前面板7のみで上記スライド口52aが構成されている。これにより、異なる複数の部材でスライド口52aを構成する場合よりも、製造工程数が少なく、原価を低減することができる。
また、上記外箱1の前面板7のみでスライド口52aを構成するので、異なる複数の部材でスライド口52aを構成する場合よりも、スライド口52aの形成精度を上げることができる。
また、上記下縁部52と水槽4との間に軟質のカバー42を設けているので、外部ドア3を開放しても、下縁部52と水槽4との間から内部構造が見えることがない。したがって、上記外部ドア3の開放によって美観が低下するのを阻止できる。
また、上記下縁部52と水槽4との間に軟質のカバー42を設けているので、外部ドア3の開放時、ゴミなどの異物が下縁部52と水槽4との間を通って外箱1内に侵入するのを防げる。
図14(A)に、上記ドラム式洗濯機の概略正面図を示す。また、図14(B)に、図14(A)のB−B線で切った概略断面図を示す。
上記外箱1の開口部1aの左縁部53には、図14(B)に示すように、外部ドア3の左縁部3aを挟んで外部ドア3を案内する断面略コの字形状のガイド部53aを設けている。また、図示しないが、上記外箱1の開口部1aの右縁部54にも、左縁部53と同様のガイド部を設けている。これによって、上記左縁部53,右縁部54のガイド部53aで案内されている外部ドア3に外力が加わっても、外部ドア3の左縁部3a,右縁部はガイド部53aから外れない。したがって、上記外部ドア3に対するガイド部53aの案内は信頼性が高い。
また、上記外部ドア3をガラスで形成した場合、ガイド部53aによって外部ドア3の左縁部3a,右縁部は露出しないから、その左縁部3a,右縁部の端面仕上げを簡略化することができる。
図1、図2では図示しなかったが、上記ドア自動開閉機構10は、図4に示すように、外部ドア3を案内する断面円弧形状のレール10aを有している。このレール10aの下端部は底台100内に収容されている。上記レール10aを案内して外部ドア3を案内して開くと、外部ドア3の断面形状が略円弧形状であるから、前面板7より奥まった底台100内に収容することができて、製品高さが上がるのを防ぐことができる。
上記実施例1では、外部ドア3は外箱1内に略全部が収容されたが、一部が収容されるようにしてもよい。
また、上記外部ドア3の断面形状は略円弧形状であったが、楕円弧形状等にしてもよい。上記外部ドア3の断面形状は、外箱1の形状や、外部ドア3を収容する空間の形状などに応じて、湾曲した形状が望ましい。
そして、上記外部ドア3の材料としてはガラスや透明樹脂等を使用できる。
また、上記外部ドア3は透明であったが、半透明でも不透明であってもよい。回転ドラム5内の洗濯物の状態を外部から確認する観点上、外部ドア3を不透明にするよりも、外部ドア3を半透明する方が好ましい。
また、上記外部ドア3を下方向にスライドさせて外箱1の下部内に収容したが、外部ドア3を上方向にスライドさせて外箱1の上部内に収容してもよい。また、上記外部ドア3を外箱1に対して左右方向にスライドするようにして、外部ドア3を外箱1の側部内に収容するようにしてもよい。
また、上記ドア自動開閉機構10で外部ドア3は完全自動で開閉したが、使用者のボタン操作等で開閉するようにしてもよい。
また、上記流体バランサ5dを回転ドラム5の開口部5cの外側に配置したが、回転ドラム5の開口部5cの内側に配置してもよい。
上記実施例1では、上記外部ドア3を開放すると、外部ドア3の一部が外箱1の開口部1aに突出してスライド口52aを塞いでいたが、外部ドア3の一部が外箱1の開口部1aに突出しないで、外部ドア3の上部の端面が開口部1aの下縁部52の表面と略面一となってスライド口52aを塞いでもよい。
また、上記開口部1aの左縁部53のガイド部53aと、開口部1aの右縁部54のガイド部との内面の少なくとも一部に緩衝材を取り付けてもよい。この場合、例えば脱水時に外部ドア3が振動しても、外部ドア3とガイド部53aとが激しく衝突することがない。したがって、上記外部ドア3とガイド部53aとの衝突による異音を下げることができる。
また、上記ガイド部53aの内面の少なくとも一部に緩衝材を取り付ければ、外部ドア3がスライド時にガイド部53aと接触して擦れるのを防げる。
また、図15に示すように、スライド口52aには、外部ドア3の表面の汚れを除去する汚れ除去手段の一例としてのブラシ43を設けてもよい。この場合、上記外部ドア3をスライドさせるだけで外部ドア3の表面の汚れを除去できる。
特に、上記外部ドア3の裏面(水槽側の表面)が汚れた場合、使用者は汚れを除去することができないが、ブラシ4などの汚れ除去手段によって、通常の使用時に、外部ドア3の裏面の汚れを自動で除去することができる。
また、上記ブラシ43をスライド口52aに設けているから、スライド口52aと外部ドア3との間の隙間をブラシ43で塞ぐことができる。したがって、上記スライド口43と外部ドア3との間の隙間から外箱1内にゴミなどの異物が侵入するのを防ぐことができる。
また、上記外部ドア3が振動したり、スライドしたりした時に、スライド口52aと衝突するのを和らげ、異音の発生を抑えることができる。
また、上記スライド口52aには、汚れ除去手段の一例としてのワイパを設けてもよい。この場合、上記ワイパによりシール効果が得られるため、スライド口52aからゴミなどの異物が外箱1内に侵入するのを防ぐだけでなく、水滴が外箱1内に侵入するのを防止することもできる。
図16に、上記前面板7の一変形例である前面板107を示す。
上記前面板107には第1開口部の一例としての開口部を形成し、この開口部の下縁部152には外部ドア3がスライドしたときに通過するスライド口152aを設けている。上記スライド口152aの水槽4側の縁部152bが外部ドア3のスライド方向に沿って下側に延びている。これにより、上記外部ドア3がスライド時に縁部152bで案内される。つまり、上記スライド口152aの水槽4側の縁部152bが外部ドア3のガイドとして機能する。したがって、上記外部ドア3のスライド動作の安定化を図ることができる。
上記実施例1およびこの変形例の構成は、以下の実施例においても用いてもよい。
図5に、本発明の実施例2のドラム式洗濯機の外部ドアを閉めた状態の概略断面図を示す。なお、図5において、図4に示した実施例1の構成部と同一構成部は、図4における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
上記実施例2のドラム式洗濯機は、第1分割片203aと第2分割片203bと分割可能な外部ドア203を備えている。上記第1分割片203aの下端部は屈曲して段形状を呈している。また、上記第1,第2分割片203a,203bは夫々上下方向にスライドして外箱1の開口部1aを開閉する。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、外部ドア203を閉めると、第1分割片203aの下端部が、第2分割片203bの上端部の内側の表面(水槽4側の表面)に重なる。その結果、上記第1分割片203aと第2分割片203bとの間に対する外部からの視界をその段形状の下端部で遮ることができる。したがって、上記外部ドア203の閉鎖時の見た目を良くすることができる。
また、上記外箱1の開口部1aを開ける場合、図6に示すように、第1分割片203aを外箱1の上部内の空きスペースに収容する一方、第2分割片203bを外箱1の下部内の空きスペースに収容するので、第1開口部を大きくして、衣類の出し入れをしやすくしても、製品高さを低く抑えることができて、小型化できる。
また、上記外部ドア3は第1分割片203aと第2分割片203bとに分割可能であるから、外箱1内に小さな空きスペースしかなくても、第1,第2分割片203a,203bの夫々を小さなスペースに収容することができる。
また、上記第1,第2分割片203a,203bを同時に駆動させることにより、外部ドア203の開閉時間を短縮することができる。
図7に、本発明の実施例3のドラム式洗濯機の外部ドアを開けた状態の概略断面図を示す。なお、図7において、図4に示した実施例1の構成部と同一構成部は、図4における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
上記実施例3のドラム式洗濯機は、第1分割片303aと第2分割片303bと分割する外部ドア303を備えている。上記第1,第2分割片303a,303bは夫々上下方向にスライドして外箱1の開口部1aを開閉する。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、外部ドア303を開けると、第1分割片303aと第2分割片303bとが重なって外箱1の下部内の空きスペースに収容される。したがって、上記ドラム式洗濯機は、製品高さのアップを抑えることができて、省スペースである。
図8に、本発明の実施例4のドラム式洗濯機の外部ドアを閉めた状態の概略断面図を示す。なお、図8において、図4に示した実施例1の構成部と同一構成部は、図4における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
上記実施例4のドラム式洗濯機は、外側(水槽4とは反対側)の表面に窪み403cを有する外部ドア403を備えている。この外部ドア403はドア自動開閉機構10で自動開閉するが、手動でも開閉可能である。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、外部ドア3は手動で開閉可能であるから、停電時でも、外部ドア3を手動で開けて洗濯物を出し入れすることができる。
また、上記ドラム式洗濯機が店頭に展示されて電気が供給されてない時でも、外部ドア3を手動で開いた後、蓋体6を開いて回転ドラム5内を確認することができる。
また、上記窪み403cを取っ手として用いることができるので、外部ドア3の手動開閉時の操作性を良好にすることができる。
図9に、本発明の実施例5のドラム式洗濯機の外部ドアを閉じた状態の概略断面図を示す。なお、図9において、図4に示した実施例1の構成部と同一構成部は、図4における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
上記実施例5のドラム式洗濯機は、外側(水槽4とは反対側)の表面にドア表面突出部503dが設けられた外部ドア503を備えている。上記ドア表面突出部503dは、外側に向って吐出している。また、上記外部ドア503はドア自動開閉機構10または手動で開閉する。
上記構成のドラム式洗濯機は上記実施例4と同様の効果を奏する。
図10に、本発明の実施例6のドラム式洗濯機の概略正面図を示す。なお、図10において、図4に示した実施例1の構成部と同一構成部は、図4における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
上記実施例6のドラム式洗濯機は、第1開口部の一例としての開口部601aを有する外箱601と、この外箱601内に収容可能な非屈曲性の外部ドア603と、この外部ドア603を自動で開閉するワイヤ式のドア自動開閉機構610とを備えている。また、図示しないが、上記外箱601内には上記実施例1と同様の水槽を配置し、この水槽の開口部を開閉するための蓋体を水槽に回動自在に取り付けている。なお、上記外部ドア603は第1ドアの一例である。
上記外箱601の開口部601aは略四角形状であり、開口部601aの上辺651および下辺652は略円弧形状であり、開口部601aの左辺653および右辺654の形状は略直線形状である。
上記外部ドア603は、外箱601の開口部601aの形状より大きな略四角形状を有している。そして、外部ドア603の下端部には、下方に向かって突出するドア下辺突出部603cが設けられている。このドア下辺突出部603cは、外部ドア603の開放時には、外箱601の内側に位置する。
上記ドア自動開閉機構610は、レール610a、駆動ユニット610b、ワイヤ610cおよびガイド610dを有して、外部ドア603が外箱601に対して上下方向にスライドし、外箱601の開口部601aを開閉する。このとき、上記外部ドア603は、外部ドア603の左下角部に取り付けられたガイド610dがレール610aによって案内されることにより開閉する。また、上記ガイド610dは、駆動ユニット610bがワイヤ610cを巻き取ることによりレール610c上をスライドする。なお、上記ワイヤ610cは駆動ユニット610bに接続されている。
また、上記外箱601の下端には底台100が接続していて、この底台100内に水受け655を配置している。この水受け655はドア下辺突出部603cに対向している。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、開口部601aは略四角形状であるから、前パネルの一例としての四角形状の前面板607に大きく設けることができる。したがって、洗濯物の出し入れを容易に行うことができる。
また、上記開口部601aの左辺653,右辺654は同じ略直線形状を有するから、蓋体を左開きまたは右開きにしても、蓋体が開口部601aと衝突するのを防ぐことができる。
また、上記開口部601aを大きくできるから、蓋体の回動角を大きく取ることができる。
また、上記外部ドア603は開口部601の形状より大きな略四角形状を有するから、開口部601を隙間無く塞ぐことができる。
また、上記外部ドア603の閉鎖時には、外部ドア603の下端部が開口部601から露出しないので、外部ドア603とガイド610dとの接続部が開口部601から露出しなくて、美観が損なわれるのを防ぐことができる。
また、上記外部ドア603を閉じたときには、外部ドア603とガイド610dとの接続部が開口部601aの下辺652と略同じ高さに位置するようにしているので、レール610aを有効に配置することができる。すなわち、ドアの開閉距離を有効に設定することができる。それにより、上記開口部601aを大きくして、衣類の出し入れの使用性を向上しながら、製品高さのアップを抑えることができて、省スペースである。
また、上記外部ドア603に水滴が付着した場合、その水滴は外部ドア603の表面を伝わって外部ドア603の下端部に達してドア下辺突出部603cに集まる。したがって、上記ドア下辺突出部603cの下方に電装品を設けないようにすることにより、水滴による電装品の故障を防ぐことできる。
また、上記ドア下辺突出部603cに対向するように水受け655を配置しているので、ドア下辺突出部603cに集まった水滴は滴下して水受け655に収容される。したがって、上記水滴で床が濡れるのを防止することができる。
図11に、本発明の実施例7のドラム式洗濯機の外部ドアを閉じた状態の概略断面図を示す。なお、図11において、図4に示した実施例1の構成部と同一構成部は、図4における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。また、図11は図4とは異なる位置で切って見た概略断面である。
上記実施例7のドラム式洗濯機は、第1開口部の一例としての開口部701aを有する外箱701と、この外箱701内の水槽4の底面に接続された排水ダクト16とを備えている。
上記排水ダクト16は、経路途中に糸屑フィルタ17aを含む接続ケース17と、水槽4内の洗濯水を外箱1の外部に排水するための排水ポンプ18とを有している。この糸屑フィルタ17aは水槽4内から流れて来た洗濯水中の糸屑を除去する。また、上記糸屑フィルタ17aは、接続ケース17内に着脱自在に装着されている。
上記糸屑フィルタ17aは、フィルターカバー751を取り外せば、前パネルの一例としての前面板707側から容易に取り外すことができる。上記フィルターカバー751は糸屑フィルタ17aに対向するように前面板707に設けている。より詳しく、図12に示すように、フィルタカバー751は前面板707の下部の一方のコーナ部に設けている。
上記外箱701の開口部701aは略四角形状を呈し、開口部701aの下辺752が略円弧形状となっている。
上記外部ドア703は開口部701aの形状よりも大きな略四角形状を呈し、外部ドア703の下辺752が略円弧形状となっている。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、外部ドア703を開放すると、外部ドア703は位置Pまで移動する。このとき、上記外部ドア703の下辺703cが略円弧状であるから、フィルターカバー751の後方の接続ケース17等に外部ドア703が衝突しない。すなわち、上記外部ドア703と接続ケース17等との衝突を防ぐことができる。
上記実施例7では、略円弧形状の下辺703cを含む外部ドア703を用いていたが、下端部の一部に切欠き部を含む外部ドアを用いてもよい。この外部ドアを用いても、上記実施例7と同様の効果を得ることができる。
上記実施例1〜7において、外部ドアとドア自動開閉機構とを外箱1の前パネルにユニット化してもよい。この場合、上記外部ドアとドア自動開閉機構とは外箱の前パネルにユニット化されているから、組立が容易になって、サービス性、組立信頼性および組立精度を向上させることができる。
また、本発明は、乾燥機能を有するドラム式洗濯機は勿論のこと、乾燥機能を有さないドラム式洗濯機にも適用することができる。
図1は本発明の実施例1のドラム式洗濯機の外部ドアを開けた状態の概略断面図である。 図2は上記実施例1のドラム式洗濯機の外部ドアを閉じた状態の概略断面図である。 図3は従来のドラム式洗濯機を斜め上方から見た図である。 図4は上記実施例1のドラム式洗濯機の外部ドアを開けた状態の概略断面図である。 図5は本発明の実施例2のドラム式洗濯機の外部ドアを閉じた状態の概略断面図である。 図6は上記実施例2のドラム式洗濯機の外部ドアを開けた状態の概略断面図である。 図7は本発明の実施例3のドラム式洗濯機の外部ドアを開けた状態の概略断面図である。 図8は本発明の実施例4のドラム式洗濯機の外部ドアを閉じた状態の概略断面図である。 図9は本発明の実施例5のドラム式洗濯機の外部ドアを閉じた状態の概略断面図である。 図10は本発明の実施例6のドラム式洗濯機の概略正面図である。 図11は本発明の実施例7のドラム式洗濯機の外部ドアを閉じた状態の概略断面図である。 図12は上記実施例7のドラム式洗濯機の概略正面図である。 図13は上記実施例1のドラム式洗濯機の下部を拡大した概略断面図である。 図14(A)は上記実施例1のドラム式洗濯機の概略正面図であり、図14(B)は図14(A)のB−B線矢視の概略断面図である。 図15は上記実施例1のドラム式洗濯機の変形例を説明するための模式図である。 図16は上記実施例1のドラム式洗濯機の他の変形例を説明するための模式図である。
1 外箱
1a 外箱1の開口部
3 外部ドア
3a 外部ドア3の左縁部
4 水槽
4a 水槽4の開口部
5 回転ドラム
6 蓋体
7,107,607,707 前面板
10 ドア自動開閉機構
43 ブラシ
52 開口部1aの下縁部
52a,152a スライド口
53 開口部1aの左縁部
53a ガイド部
54 開口部1aの右縁部
152 開口部の下縁部
152b スライド口152aの水槽4側の縁部
203 外部ドア
203a 外部ドア203の第1分割片
203b 外部ドア203の第2分割片
303 外部ドア
303a 外部ドア303の第1分割片
303b 外部ドア303の第2分割片
403 外部ドア
403c 窪み
503 外部ドア
503d ドア表面突出部
601 外箱
601a 外箱601の開口部
603c ドア下辺突出部
610 ドア自動開閉機構
701 外箱
701a 外箱701の開口部
703 外部ドア

Claims (16)

  1. 第1開口部を前部に有する外箱と、
    この外箱内に配置され、上記外箱の前部の第1開口部に対向する第2開口部を有する水槽と、
    上記水槽内に配置されると共に、洗濯物を収容する回転ドラムと、
    上記外箱に少なくとも一部が収容可能で、かつ、上記外箱に対してスライドして上記外箱の前部の第1開口部を開閉する非屈曲性の1枚の板状の第1ドアと、
    上記水槽に回動自在に取り付けられて、上記外箱の前部の第1開口部を通過して上記水槽の第2開口部を開閉する第2ドアとを備え、
    上記第1開口部は、上記第2ドアを回動させて開閉できるように、上記第2ドアよりも大きく形成され、
    上記回転ドラムはその回転軸心が水平方向に対して後ろ側が下がるように傾斜して配置され、
    上記外箱は、前面板を前部に有すると共に、上記前面板よりも後側の奥まった下部の位置に設けられた底台を有し、
    上記第1ドアは上下方向にスライドし、
    上記外箱の上記面板の内方から上記外箱の上記底台の内方にわたって設けられると共に、一部が上記外箱上記第1開口部の下方に位置するように設けられ、上記第1ドアを収納する収納部を備え
    上記底台は、上記第1ドアの開放時に、当該第1ドアの下端部が上記底台の内方の上記収納部に収容されるように形成されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1ドアの断面形状は略円弧形状であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1開口部と上記第2開口部とは互いに隔離して対向していることを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項1乃至のいずれか1つに記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1ドアを自動で開閉するドア自動開閉機構を備えたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  5. 請求項1乃至のいずれか1つに記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1ドアは手動で開閉可能であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  6. 請求項1乃至のいずれか1つに記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1開口部は略四角形状であり、上記第1開口部の左辺および右辺の形状は略直線形状であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  7. 請求項に記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1開口部の下辺は略円弧形状であり、かつ、上記第1ドアは上記第1開口部の形状よりも大きな略四角形状であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  8. 請求項1乃至のいずれか1つに記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1ドアの下端部に、下方に向かって突出するドア下辺突出部が設けられたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  9. 請求項に記載のドラム式洗濯機において、
    上記ドア下辺突出部は、上記第1ドアの閉鎖時には、上記外箱の内側に位置することを特徴とするドラム式洗濯機。
  10. 請求項またはに記載のドラム式洗濯機において、
    上記ドア下辺突出部に対向するように水受けが配置されたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  11. 請求項1乃至1のいずれか1つに記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1開口部の縁部には、上記第1ドアがスライドして通過するスライド口が設けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  12. 請求項1乃至1のいずれか1つに記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1開口部の縁部には、上記第1ドアの縁部を挟んで上記第1ドアを案内する断面略コの字形状のガイド部が設けられ、
    上記ガイド部の内面の少なくとも一部に緩衝材が取り付けられたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  13. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    上記スライド口には、上記第1ドアの表面の汚れを除去する汚れ除去手段が設けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  14. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1ドアの開放時には、上記第1ドアの一部が上記スライド口を塞ぐことを特徴とするドラム式洗濯機。
  15. 請求項1または1に記載のドラム式洗濯機において、
    上記第1開口部は上記外箱の上記面板に形成され、
    上記外箱の上記面板のみで上記スライド口が構成されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  16. 請求項1、1、1のいずれか1つに記載のドラム式洗濯機において、
    上記スライド口の上記水槽側の縁部が上記第1ドアのスライド方向に沿って延びていることを特徴とするドラム式洗濯機。
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