JP4404754B2 - データストレージ装置及び情報処理システム - Google Patents
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データストレージ装置として、大量のディスク(例えば、磁気テープや光ディスク)と、これら大量のディスクに対する制御を行なうディスクコントローラとから構成されるディスクアレイ装置が利用されており、このディスクアレイ装置は、同時に複数のホストコンピュータからのディスクアクセス要求を受け付けて、大量のディスクに対する制御を行なうことができるようになっている。
このようなディスクアレイ装置はRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)技術を取り入れることにより、単純なディスク装置に比べて高い信頼性と性能を実現しているところに特徴がある。具体的には、ディスクに対するキャッシュの役割を果たすメモリを内蔵することにより、ホストコンピュータからリード要求及びライト要求を受信した際のデータへのアクセス時間を短縮し、さらに高性能化を実現できるようにしている。
そして、近年のディスクアレイ装置の大型化、高性能化の要求に伴い、ディスクアレイ装置を構成する上記個々の主要ユニット自体の性能が向上しているのはもちろんであるが、これら主要ユニットの数も増加する傾向にある。
まず、ディスクアレイ装置の性能の観点から、以下(a)〜(c)の点を重視すべきである。
(b)各主要ユニット間の通信にかかる時間(レイテンシ)が短いこと(低いレイテンシ)。
(c)各主要ユニット間の通信処理が少なくなること。
さらに、ディスクアレイ装置の可用性の観点から、以下(e),(f)の点を重視すべきである。
(f)必要に応じて主要ユニットの増減が運用中にも行なえること。
ここで、図4を参照しながら、第1の従来例としてのディスクアレイ装置100の構成を説明すると、この図4に示す従来のディスクアレイ装置100は、上述した主要ユニットであるキャッシュメモリ10aとキャッシュ制御部10bとをそなえるキャッシュマネージャ(図中CMと表記)10、ホストコンピュータ(図示略)とのインターフェースであるチャネルアダプタ(図中CAと表記)11、複数のディスク12aとこれらディスク12aに対する処理を実行するディスクドライブ12bとをそなえるディスク装置12、及び、このディスク装置12とのインターフェースであるディスクアダプタ(図中DAと表記)13をそなえるとともに、キャッシュマネージャ10,チャネルアダプタ11,及びディスクアダプタ13間を互いに接続し、これら主要ユニット間のデータ転送と通信手段とを提供すべく、ルータ(Router;図中RTと表記)14がそなえられている。
つまり、1つのルータ14の故障した場合にも、別のルータ14を経由することで複数のキャッシュマネージャ10間の接続は確保されており、かかる場合にもディスクアレイ装置100は通常の動作を継続することができる。
これらのチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ13は、キャッシュマネージャ10とルータ14との相互接続により、全てのキャッシュマネージャ10との間で通信が可能になっている。
そして、チャネルアダプタ11とキャッシュマネージャ10との間、及びディスクアダプタ13とキャッシュマネージャ10との間では、ホストコンピュータからのユーザデータだけではなく、ディスクアレイ装置100の内部の動作の一貫性を保つための様々な情報のやり取り(例えば、複数のキャッシュ10a間のデータのミラーリング処理)がなされる。
ここで、従来のディスクアレイ装置100の動作について、(A)ライト動作,(B)リード動作に分けて以下に説明する。
ホストコンピュータからライト要求が発行された場合、まず、ホストコンピュータからのライトコマンドとライトデータとをチャネルアダプタ11が受信する。
次いで、ライトコマンドとライトデータとを受信したチャネルアダプタ11は、担当のキャッシュマネージャ10に対してライトデータを書き込むべきキャッシュメモリ10aのアドレスを尋ねる。
ここで、異なる2つのキャッシュマネージャ10内のキャッシュメモリ10aにライトデータを書き込むのは、データを2重化(ミラーリング)することで予期しないキャッシュマネージャ10のハード故障の場合にもデータの喪失を防ぐためである。
(B)リード動作について
ホストコンピュータからリード要求が発行された場合、まず、ホストコンピュータからのリード要求をチャネルアダプタ11が受信する。
そして、担当のキャッシュマネージャ10は、自身のキャッシュメモリ10a内に当該対象データがあれば、当該対象データが保持されたキャッシュメモリ10a上のアドレスを介してチャネルアダプタ11に通知するとともに読出し指示をする。
ここで、ディスクアダプタ13は当該対象データをディスク12aから読み出すと、かかるキャッシュメモリ10aに当該対象データを書き込み、キャッシュマネージャ10に対して当該対象データの書き込みが終了したことを通知する。
次いで、チャネルアダプタ11がキャッシュマネージャ10からの読み出し指示を受けると、かかるキャッシュメモリ10aから当該対象データを読み出してホストコンピュータへ転送し、処理を終了する。
図5に第2の従来例としてのディスクアレイ装置101を示す。なお、図5において既述の符号と同一の符号は同一の部分もしくはほぼ同一の部分を示している。
さらに、その他の従来例として、図6に第3の従来例としてのディスクアレイ装置102を示す。なお、図6において既述の符号と同一の符号は同一の部分もしくは略同一の部分を示している。
なお、この2つのキャッシュマネージャ10,10間、並びに、キャッシュマネージャ10とチャネルアダプタ11との間、及び、キャッシュマネージャ10とディスクアダプタ13との間は、低いレイテンシが要求されるためPCIバスによって接続されている。
また、ディスク装置12は2つのポート(例えば、ファイバチャネルポート)を有し、これら2つのポートが異なるディスクアダプタ13に接続されることにより、図4を参照しながら上述した第1の従来例のディスクアレイ装置100と同様に、耐故障性を高めている。
また、ディスクアレイ装置100,101では、主要ユニットをさらに増設して、第1の従来例としてのディスクアレイ装置100よりも大規模なディスクアレイ装置を構成しようとすると、キャッシュマネージャ10とルータ14との間の接続が急増するため、接続関係が複雑になってしまい、物理的にも実装が困難になる。
一方、図6に示す第3の従来例としてのディスクアレイ装置102では、チャネルアダプタ11及びディスクアダプタ13がキャッシュマネージャ10の一部として実装されているため、上述のディスクアレイ装置100,101におけるルータ14に関する課題は発生しないが、キャッシュマネージャ10が3つ以上の構成をとることができず、キャッシュマネージャ10を3つ以上そなえた、より大規模なディスクアレイ装置に適用することができない。
さらに、ディスクアレイ装置102では、2つのキャッシュマネージャ10,10間のパスが1つしかないため、そのパスで障害が発生して当該バスが不通になると、キャッシュマネージャ10,10間の通信ができなくなってしまう。
このとき、各制御モジュールの前記通信部が複数のポートを有し、前記通信部の複数のポートに対応して前記第2スイッチユニットが複数そなえられていることが好ましい(請求項3)。
さらに、各制御モジュールが前記第1インターフェース部を複数有し、前記複数の第1インターフェース部にそれぞれ異なるデータ処理装置が接続されていることが好ましい(請求項5)。
さらに、前記第2インターフェース部と前記第1スイッチユニット及び前記記憶部と前記第1スイッチユニットとがファイバチャネルによって接続されていることが好ましい(請求項9)。
また、3以上の制御モジュールをそなえる場合には、第2スイッチユニットがそなえられるため、各構成要素を変更することなく、3以上の制御モジュールをそなえるような大規模構成にも容易に対応可能な柔軟性をそなえることができる(請求項2)。
なお、複数の第1インターフェース部にそれぞれ異なるデータ処理装置が接続されることにより、複数のデータ処理装置からのアクセス要求を受け付けて実行することが可能になる(請求項5)。
また、第2インターフェース部と第1スイッチユニット及び記憶部と第1スイッチユニットとがインターフェースを構成する信号数が少ないファイバチャネルによって接続されるため、データストレージ装置を、大量の制御モジュールによって大規模構成にする場合や、大量の記憶部によって大規模構成にする場合であっても、第2インターフェース部と第1スイッチユニットとの間、及び記憶部と第1スイッチユニットとの間の接続関係が複雑にならずに、物理的な実装も容易に行なうことができる(請求項9)。
〔1〕本発明の一実施形態について
〔1−1〕3以上の制御モジュールをそなえる場合
まず、図1に示すブロック図を参照しながら、本発明の一実施形態としての情報処理システム1(3以上の制御モジュール4−0〜4−7をそなえた例)の構成について説明する。
複数のディスク装置2−0〜2−31はそれぞれ、データを保持する複数のディスク(例えば、磁気テープや光ディスク)2aと、これら複数のディスク2aに対する処理を実行するディスクドライブ2bとをそなえている。なお、図1では図の簡略化のため、これら複数のディスクの符号“2a”とディスクドライブの符号“2b”とをディスク装置2−7に対してのみ付しており、他のディスク装置2−0〜2−6,2−8〜2−31の複数のディスク2a及びディスクドライブ2bはその符号は省略している。
キャッシュメモリ40aは、ディスク装置2−0〜2−31の複数のディスク2aに保持されたデータの一部を保持しうるものであり、複数のディスク2aに対するキャッシュの役割を果たすストレージである。
つまり、キャッシュマネージャ40では、例えば、ホストコンピュータ3−0〜3−31のいずれかから対応するチャネルアダプタ41a〜41dを介してリード要求を受け取った場合、当該リード要求の対象データをキャッシュメモリ40aが保持していれば、キャッシュメモリ40aに保持された当該対象データをチャネルアダプタ41a〜41dを介してホストコンピュータ3−0〜3−31に送る一方、当該対象データがキャッシュメモリ40aに保持されていなければ、キャッシュ制御部40bが、当該対象データを保持しているディスク装置2−0〜2−31のディスク2aから当該対象データをキャッシュメモリ40a上に読み出してから、当該対象データを、当該リード要求を発行したホストコンピュータ3−0〜3−31に送信する。
そして、このチャネルアダプタ41a〜41dがキャッシュマネージャ40からの応答を受け取ると、当該キャッシュマネージャ40のキャッシュメモリ40aにライトデータを書き込むとともに、当該キャッシュマネージャ40とは異なる少なくと1つのキャッシュマネージャ40(つまり、異なる制御モジュール4−0〜4−7のキャッシュマネージャ40)内のキャッシュメモリ10aにもライトデータを書き込む。
最後に、これら複数のキャッシュメモリ10aへのライトデータの書き込みが正常に終了すると、チャネルアダプタ41a〜41dがホストコンピュータ3−0〜3−31に対して完了通知を行ない、処理を終了する。
ここでは、図1に示すごとく、制御モジュール4−0のチャネルアダプタ41a,41b,41c,41dが順にホストコンピュータ3−0,3−1,3−2,3−3にそれぞれ接続されており、制御モジュール4−1のチャネルアダプタ41a,41b,41c,41dが順にホストコンピュータ3−4,3−5,3−6,3−7にそれぞれ接続されており、制御モジュール4−2のチャネルアダプタ41a,41b,41c,41dが順にホストコンピュータ3−8,3−9,3−10,3−11にそれぞれ接続されており、制御モジュール4−3のチャネルアダプタ41a,41b,41c,41dが順にホストコンピュータ3−12,3−13,3−14,3−15にそれぞれ接続されており、制御モジュール4−4のチャネルアダプタ41a,41b,41c,41dが順にホストコンピュータ3−16,3−17,3−18,3−19にそれぞれ接続されており、制御モジュール4−5のチャネルアダプタ41a,41b,41c,41dが順にホストコンピュータ3−20,3−21,3−22,3−23にそれぞれ接続されており、制御モジュール4−6のチャネルアダプタ41a,41b,41c,41dが順にホストコンピュータ3−24,3−25,3−26,3−27にそれぞれ接続されており、制御モジュール4−7のチャネルアダプタ41a,41b,41c,41dが順にホストコンピュータ3−28,3−29,3−30,3−31にそれぞれ接続されている。
また、各チャネルアダプタ41a〜41dは、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスのようにLSI(Large Scale Integration)やプリント基板の間を接続するために設計されたバスによって、キャッシュマネージャ40と直接結合されており、これにより、各チャネルアダプタ41a〜41dとキャッシュマネージャ40と間に要求される高いスループットを実現することができる。
BRT5−0〜5−7は、複数の制御モジュール4−0〜4−7と複数のディスク装置2−0〜2−31との間に介装され、各制御モジュール4−0〜4−7のディスクアダプタ42a,42bと各ディスク装置2−0〜2−31とを選択的に切り替えて通信可能に接続する多ポートスイッチである。
また、これらディスクアダプタ42a,42bそれぞれは制御モジュール4−0〜4−7の一部として構成されており、制御モジュール4−0〜4−7の主要ユニットであるキャッシュマネージャ40の基板上に実装され、各ディスクアダプタ42a,42bは、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)バスによってキャッシュマネージャ40と直接結合されており、これにより、各ディスクアダプタ42a,42bとキャッシュマネージャ40と間に要求される高いスループットを実現することができる。
また、各BRT5−0〜5−7と対応するディスク装置2−0〜2−31との間も、例えば、ファイバチャネルによって接続されることが好ましい。
各制御モジュール4−0〜4−7のDMAエンジン43それぞれは、制御モジュール4−0〜4−7の一部として構成されており、制御モジュール4−0〜4−7の主要ユニットであるキャッシュマネージャ40の基板上に実装され、バスによってキャッシュマネージャ40と直接結合されるとともに、FRT6−0,6−1を介して他の制御モジュール4−0〜4−7のDMAエンジン43と互いに通信可能に接続されている。
このような構成により、各制御モジュール4−0〜4−7のDMAエンジン43それぞれは、FRT6−0,6−1を介して互いに通信可能に接続され、自身に接続されたキャッシュマネージャ40と他の制御モジュール4−0〜4−7のキャッシュマネージャ40との間で、ホストコンピュータ3−0〜3−31からのアクセス要求等に応じて生じる通信やデータ転送処理(例えば、ミラーリング処理)を実行することができる。
さらに、DMAエンジン43は、例えば、PCIバスによってキャッシュマネージャ40に接続されており、キャッシュマネージャ40に対しても2つのポートを有し、それぞれのポートを通じてキャッシュマネージャ40に接続されている。
次に、図3に示すブロック図を参照しながら、本発明の一実施形態としての情報処理システム1′(2つの制御モジュール4−0,4−1をそなえた例)の構成について説明する。なお、図3において既述の符号と同一の符号は、同一の部分もしくはほぼ同一の部分を示している。
また、本情報処理システム1′では、2つの制御モジュール4−0,4−1から構成されるため、本情報処理システム1′はFRT6−0,6−1をそなえておらず、各制御モジュール4−0,4−1のDMAエンジン43は、FRT6−0,6−1を介さずにバスCによって直接接続されている。
このように、2つの制御モジュール4−0,4−1をそなえて構成された場合であっても、ホストコンピュータ3−0〜3−7からのアクセス要求に対して、図1を参照しながら上述した情報処理システム1と同様に動作することができる。
このように、本発明の一実施形態としての情報処理システム1,1′によれば、制御モジュール4−0〜4−7において、キャッシュマネージャ40とチャネルアダプタ41a〜41dとがそれぞれ直接接続されて密に結合されることにより、キャッシュマネージャ40とチャネルアダプタ41a〜41dとの間で低いレイテンシを実現することができる。
さらに、これらキャッシュマネージャ40とチャネルアダプタ41a〜41dとの間と、キャッシュマネージャ40とディスクアダプタ42a,42bとの間との通信経路が分離されて独立しているとともに、2つの制御モジュール4−0〜4−7のキャッシュマネージャ40のそれぞれのDMAエンジン43によるキャッシュマネージャ40,40間の通信経路が、キャッシュマネージャ40とチャネルアダプタ41a〜41dとの間及びキャッシュマネージャ40とディスクアダプタ42a,42bとの間に対して分離されて独立しているため、キャッシュマネージャ40とチャネルアダプタ41a〜41dとの間、キャッシュマネージャ40とディスクアダプタ42a,42bとの間、及び2つのキャッシュマネージャ40,40間、それぞれにおいて高いスループットの確保が可能になる。
このように、各構成要素(ユニット)間の通信経路が分離して独立しているため、各ユニット間に要求される性能に応じて、それぞれに最適なインターコネクトを採用することができ、これによって性能と実装コストとのバランスを図ることもできる。例えば、キャッシュマネージャ40,40間の低いレイテンシと高いスループットが要求されるパスには、PCI-ExpressやRapid-IOを採用することにより、低いレイテンシと高いスループットを実現することができる。一方、ディスクアダプタ42a,42bとディスク装置2−0〜2−31(BRT5−0〜5−7)との間の高いスループットのみが要求されるパスには、例えば、PCIやファイバチャネルを採用することにより、高いスループットを実現することができる。
つまり、図3に示すごとく、2つの制御モジュール4−0〜4−7をそなえる小規模構成の場合には、FRT6−0,6−1をそなえずに必要最小限のユニット(ディスク装置2−0〜2−7、ホストコンピュータ3−0〜3−7、制御モジュール4−0,4−1、及びBRT5−0,5−1)のみで構成することができ、低コストを実現できる一方、図1に示すごとく、3以上の制御モジュール4−0〜4−7をそなえる大規模構成の場合には、各制御モジュール4−0〜4−7のDMAエンジン43のポート数に応じてFRT6−0,6−1を設けるだけで構成することができる。
このように、必要に応じて各ユニットを増減するだけで小規模から大規模までの装置(システム)を自由に構成できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、データを保持する記憶部としてディスク(例えば、磁気テープや光ディスク)を保持するディスク装置を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、記憶部における記憶媒体は限定されるものではない。
(付記1)
データを保持する複数の記憶部と、
前記複数の記憶部と前記複数の記憶部に保持されたデータを処理対象とするデータ処理装置との間に介装された複数の制御モジュールとをそなえ、
前記複数の制御モジュールのそれぞれが、前記複数の記憶部に保持されたデータの一部を保持しうるキャッシュメモリと、該キャッシュメモリの制御を行なうキャッシュ制御部と、前記データ処理装置に対するインターフェースである第1インターフェース部と、前記複数の記憶部に対するインターフェースである第2インターフェース部と、他の制御モジュールと相互に通信を行なう通信部とを有して構成されるとともに、
前記複数の制御モジュールと前記複数の記憶部との間に、各制御モジュールの前記第2インターフェース部と各記憶部とを選択的に切り替えて通信可能に接続する第1スイッチユニットがそなえられていることを特徴とする、データストレージ装置。
前記制御モジュールが3以上そなえられ、
前記3以上の制御モジュールの前記通信部に接続され、前記3以上の制御モジュールの相互間を選択的に切り替えて通信可能に接続する第2スイッチユニットをそなえて構成されることを特徴とする、付記1記載のデータストレージ装置。
各制御モジュールの前記通信部が複数のポートを有し、
前記通信部の複数のポートに対応して前記第2スイッチユニットが複数そなえられていることを特徴とする、付記2記載のデータストレージ装置。
(付記4)
各制御モジュールの前記通信部と前記第2スイッチユニットとが高速シリアル伝送を利用したバスによって接続されていることを特徴とする、付記2または付記3に記載のデータストレージ装置。
各制御モジュールが前記第1インターフェース部を複数有し、
前記複数の第1インターフェース部にそれぞれ異なるデータ処理装置が接続されていることを特徴とする、付記1〜付記4のいずれか1項に記載のデータストレージ装置。
(付記6)
各制御モジュールが前記第2インターフェース部を複数有していることを特徴とする、付記1〜付記5のいずれか1項に記載のデータストレージ装置。
前記第1スイッチユニットが複数そなえられ、
各記憶部に複数の前記第1スイッチユニットが接続されるとともに、
同一の記憶部に接続された複数の前記第1スイッチユニットに、それぞれ、同一の制御モジュールにおける異なる第2インターフェース部が接続されていることを特徴とする、付記6記載のデータストレージ装置。
前記第2インターフェース部が複数のポートを有し、
前記第2インターフェース部が、前記複数のポートを通じて、異なる記憶部に接続された複数の前記第1スイッチユニットに接続されていることを特徴とする、付記7記載のデータストレージ装置。
前記第2インターフェース部と前記第1スイッチユニット及び前記記憶部と前記第1スイッチユニットとがファイバチャネルによって接続されていることを特徴とする、付記1〜付記8のいずれか1項に記載のデータストレージ装置。
(付記10)
データを保持する複数の記憶部と、
前記複数の記憶部に保持されたデータを処理対象とするデータ処理装置と、
前記複数の記憶部と前記データ処理装置との間に介装された複数の制御モジュールとをそなえ、
前記複数の制御モジュールのそれぞれが、前記複数の記憶部に保持されたデータの一部を保持しうるキャッシュメモリと、該キャッシュメモリの制御を行なうキャッシュ制御部と、前記データ処理装置に対するインターフェースである第1インターフェース部と、前記複数の記憶部に対するインターフェースである第2インターフェース部と、他の制御モジュールと相互に通信を行なう通信部とを有して構成されるとともに、
前記複数の制御モジュールと前記複数の記憶部との間に、各制御モジュールの前記第2インターフェース部と各記憶部とを選択的に切り替えて通信可能に接続する第1スイッチユニットがそなえられていることを特徴とする、情報処理システム。
前記制御モジュールが3以上そなえられ、
前記3以上の制御モジュールの前記通信部に接続され、前記3以上の制御モジュールの相互間を選択的に切り替えて通信可能に接続する第2スイッチユニットをそなえて構成されることを特徴とする、付記10記載の情報処理システム。
各制御モジュールの前記通信部が複数のポートを有し、
前記通信部の複数のポートに対応して前記第2スイッチユニットが複数そなえられていることを特徴とする、付記11記載の情報処理システム。
(付記13)
各制御モジュールの前記通信部と前記第2スイッチユニットとが高速シリアル伝送を利用したバスによって接続されていることを特徴とする、付記11または付記12記載の情報処理システム。
各制御モジュールが前記第1インターフェース部を複数有し、
前記複数の第1インターフェース部にそれぞれ異なるデータ処理装置が接続されていることを特徴とする、付記10〜付記13のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記15)
各制御モジュールが前記第2インターフェース部を複数有していることを特徴とする、付記10〜付記14のいずれか1項に記載の情報処理システム。
前記第1スイッチユニットが複数そなえられ、
各記憶部に複数の前記第1スイッチユニットが接続されるとともに、
同一の記憶部に接続された複数の前記第1スイッチユニットに、それぞれ、同一の制御モジュールにおける異なる第2インターフェース部が接続されていることを特徴とする、付記15記載の情報処理システム。
各制御モジュールの前記第2インターフェース部が複数のポートを有し、
前記第2インターフェース部が、前記複数のポートを通じて、異なる記憶部に接続された複数の前記第1スイッチユニットに接続されていることを特徴とする、付記16記載の情報処理システム。
各制御モジュールの前記第2インターフェース部と前記第1スイッチユニット及び前記記憶部と前記第1スイッチユニットとがファイバチャネルによって接続されていることを特徴とする、付記10〜付記17のいずれか1項に記載の情報処理システム。
2−0〜2−31,12 ディスク装置(記憶部)
2a,12a ディスク
2b,12b ディスクドライブ
3−0〜3−31 ホストコンピュータ(データ処理装置)
4−0〜4−7 制御モジュール
5−0〜5−7 Back-end Router(第1スイッチユニット)
6−0,6−1 Front-end Router(第2スイッチユニット)
10,40 キャッシュマネージャ
10a,40a キャッシュメモリ
10b,40b キャッシュ制御部
11,41a〜41d チャネルアダプタ(第1インターフェース部)
13,42a,42b ディスクアダプタ(第2インターフェース部)
14 ルータ
43 DMAエンジン(通信部)
Claims (10)
- データを保持する複数の記憶部と、
前記複数の記憶部と前記複数の記憶部に保持されたデータを処理対象とするデータ処理装置との間に介装された複数の制御モジュールとをそなえ、
前記複数の制御モジュールのそれぞれが、バスによって接続される複数の基板から構成され、前記複数の記憶部に保持されたデータの一部を保持しうるキャッシュメモリと該キャッシュメモリの制御を行なうキャッシュ制御部とからなるキャッシュマネージャを前記複数の基板のうちの一つに実装して構成され、前記データ処理装置に対するインターフェースである第1インターフェース部を前記複数の基板のうち前記キャッシュマネージャとは別の基板に実装して構成され、前記複数の記憶部に対するインターフェースである第2インターフェース部を前記キャッシュマネージャと同じ基板に実装して構成され、前記キャッシュマネージャと他の制御モジュールにおけるキャッシュマネージャとの間で相互に通信を行なう通信部を前記キャッシュマネージャと同じ基板に実装して構成され、該キャッシュマネージャと該第1インターフェース部とをバスによって直接接続し該キャッシュマネージャと該第2インターフェース部とをバスによって直接接続し該キャッシュマネージャと該通信部とをバスによって直接接続して構成されるとともに、
前記複数の制御モジュールにおける前記第2インターフェース部と前記複数の記憶部との間に、各制御モジュールの前記第2インターフェース部と各記憶部とを選択的に切り替えて通信可能に接続し、各制御モジュールにおける前記第2インターフェース部のうちの任意の第2インターフェース部に異常が生じたときに、前記任意の第2インターフェース部以外の第2インターフェース部を介して、各制御モジュールを、前記任意の第2インターフェース部と通信可能だった記憶部と通信可能とする第1スイッチユニットがそなえられていることを特徴とする、データストレージ装置。 - 前記制御モジュールが3以上そなえられ、
前記3以上の制御モジュールの前記通信部に接続され、前記3以上の制御モジュールの相互間を選択的に切り替えて通信可能に接続する第2スイッチユニットをそなえて構成されることを特徴とする、請求項1記載のデータストレージ装置。 - 各制御モジュールの前記通信部が複数のポートを有し、
前記通信部の複数のポートに対応して前記第2スイッチユニットが複数そなえられていることを特徴とする、請求項2記載のデータストレージ装置。 - 各制御モジュールの前記通信部と前記第2スイッチユニットとが高速シリアル伝送を利用したバスによって接続されていることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載のデータストレージ装置。
- 各制御モジュールが前記第1インターフェース部を複数有し、
前記複数の第1インターフェース部にそれぞれ異なるデータ処理装置が接続されていることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のデータストレージ装置。 - 各制御モジュールが前記第2インターフェース部を複数有していることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のデータストレージ装置。
- 前記第1スイッチユニットが複数そなえられ、
各記憶部に複数の前記第1スイッチユニットが接続されるとともに、
同一の記憶部に接続された複数の前記第1スイッチユニットに、それぞれ、同一の制御モジュールにおける異なる第2インターフェース部が接続されていることを特徴とする、請求項6記載のデータストレージ装置。 - 前記第2インターフェース部が複数のポートを有し、
前記第2インターフェース部が、前記複数のポートを通じて、異なる記憶部に接続された複数の前記第1スイッチユニットに接続されていることを特徴とする、請求項7記載のデータストレージ装置。 - 前記第2インターフェース部と前記第1スイッチユニット及び前記記憶部と前記第1スイッチユニットとがファイバチャネルによって接続されていることを特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のデータストレージ装置。
- データを保持する複数の記憶部と、
前記複数の記憶部に保持されたデータを処理対象とするデータ処理装置と、
前記複数の記憶部と前記データ処理装置との間に介装された複数の制御モジュールとをそなえ、
前記複数の制御モジュールのそれぞれが、バスによって接続される複数の基板から構成され、前記複数の記憶部に保持されたデータの一部を保持しうるキャッシュメモリと該キャッシュメモリの制御を行なうキャッシュ制御部とからなるキャッシュマネージャを前記複数の基板のうちの一つに実装して構成され、前記データ処理装置に対するインターフェースである第1インターフェース部を前記複数の基板のうち前記キャッシュマネージャとは別の基板に実装して構成され、前記複数の記憶部に対するインターフェースである第2インターフェース部を前記キャッシュマネージャと同じ基板に実装して構成され、前記キャッシュマネージャと他の制御モジュールにおけるキャッシュマネージャとの間で相互に通信を行なう通信部を前記キャッシュマネージャと同じ基板に実装して構成され、該キャッシュマネージャと該第1インターフェース部とをバスによって直接接続し該キャッシュマネージャと該第2インターフェース部とをバスによって直接接続し該キャッシュマネージャと該通信部とをバスによって直接接続して構成されるとともに、
前記複数の制御モジュールにおける前記第2インターフェース部と前記複数の記憶部との間に、各制御モジュールの前記第2インターフェース部と各記憶部とを選択的に切り替えて通信可能に接続し、各制御モジュールにおける前記第2インターフェース部のうちの任意の第2インターフェース部に異常が生じたときに、前記任意の第2インターフェース部以外の第2インターフェース部を介して、各制御モジュールを、前記任意の第2インターフェース部と通信可能だった記憶部と通信可能とする第1スイッチユニットがそなえられていることを特徴とする、情報処理システム。
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