JP4404518B2 - 送金システム、送金方法および送金プログラム - Google Patents

送金システム、送金方法および送金プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを利用して送金を行う送金システム、送金方法および送金プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子商取引の活発化に伴い、通信ネットワークを利用して送金を行うことが多くなった。図9は、通信ネットワークを利用して送金を行う従来の送金システムの例を示す説明図である。従来の送金システムは、決済センタサーバ101と、口座管理装置111とを備える。決済センタサーバ101と口座管理装置111は、通信ネットワーク(例えば、LAN等)156を介して接続される。決済センタサーバ101は、通信ネットワーク(例えば、インターネット等)155を介して、送金者端末141および受取者端末151と接続される。送金者端末141および受取者端末151は、それぞれ金銭を送る送金者、金銭を受け取る受取者が使用する端末である。
【0003】
決済センタサーバ101は、送金者端末141からの要求に応じて、送金処理を進める。口座管理装置111は、決済センタサーバ101の管理者と提携する金融機関によって管理される。そして、口座管理装置111は、金融機関に開設された各口座の入金処理や出金処理を行う。送金者は、決済センタサーバ101の管理者と提携した金融機関に口座を有する。また、受取者も、決済センタサーバ101の管理者と提携した金融機関に金銭を受け取るための口座を用意しておく。口座管理装置111は、送金者および受取者の口座の入金処理や出金処理を行う。また、口座管理装置111は、送金のために一時的に用いる口座(以下、一時口座と記す。)の入金処理や出金処理も行う。
【0004】
送金者端末141は、送金者の操作によって、決済センタサーバ101から送金申込画面(送金を申し込むためのWebページ)を取得して表示する。送金者は、この画面に、受取者の電子メールアドレス、送金額等を入力し、決済センタサーバ101に送信する。決済センタサーバ101は、この情報を送金者端末141から受信すると、送金者の口座から一時口座に送金額分の金銭を入金するように口座管理装置111に要求する。口座管理装置111は、この要求に従い、送金者の口座から一時口座に送金額を入金する処理を実行する。
【0005】
受取者端末151は、受取者の操作によって、決済センタサーバ101から入金処理画面(受取者の口座への入金を要求するためのWebページ)を取得して表示する。受取者は、この画面に、一時口座から受取者の口座に入金すべき旨を入力し、決済センタサーバ101に送信する。決済センタサーバ101は、この情報を受取者端末151から受信すると、一時口座に入金した金銭を受取者の口座に入金するように口座管理装置111に要求する。口座管理装置は、この要求に従い、一時口座から受取者の口座に送金額を入金する処理を実行する。
【0006】
決済センタサーバ101は、送金者のクレジットカード情報を用いて送金処理を行う場合もある。この場合、送金者端末141は、送金額、受取者の情報、クレジットカード情報を決済センタサーバ101に送信する。決済センタサーバ101は、クレジットカード情報から特定される送金者の口座から、受取者の口座に送金額を引きおとす処理を進める。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図9に例示する従来の送金システムでは、受取者は、決済センタサーバ101の管理者と提携する金融機関に予め口座を用意していなければならない。従って、送金者は、特定の金融機関に口座を有していない者に対して送金できなかった。また、クレジットカード情報を利用して送金する場合には、受取者は、クレジットカード会社と提携していなければならない。従って、クレジットカード会社と提携していない者に対して送金できない場合もあった。
【0008】
また、送金者端末141や受取者端末151と決済センタサーバ101との間で送受信される情報のセキュリティを向上させることが好ましい。
【0009】
そこで、本発明は、受取者が特定の金融機関に口座を有していなかったり、特定のクレジットカード会社と提携していない場合であっても送金できるようにすることを目的とする。また、送金時に送受信される情報のセキュリティを向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による送金システムは、電子情報によって金銭を送る送金者から金銭を受け取る受取者に金銭を送る送金システムであって、所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバと、送金者が使用する送金者端末から、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を受信する送金依頼受付手段と、送金される金銭が振り込まれる新たな一時口座および送金者の口座の残高情報を更新することによって、送金される金銭を送金者の口座から一時口座に振り込む処理を実行する送金手段と、パスワードの情報および一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手段と、送金依頼受付手段が受信したパスワードの情報および新たな一時口座の口座番号をパスワード保持手段に登録する登録手段と、所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段と、一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成し、受取者の電子メールアドレスを宛先として、受取者が使用する受取者端末電子メール送信する送金情報通知手段と、パスワードおよび一時口座の口座番号が入力される出金受付手段と、出金受付手段に入力されたパスワードと口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断し、出金を許可すると判断した場合に残高情報の更新を要求する判断手段と、出金を許可すると判断した判断手段からの要求に応じて、一時口座の残高情報を更新する出金手段とを備え、送金依頼受付手段は、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された情報を送金者端末から受信し、鍵送信手段は、送金情報通知手段から受取者の電子メールアドレスを受信すると、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵保持手段から抽出して、送金情報通知手段に送信し、送金情報通知手段は、受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信し、鍵送信手段から当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を受信すると秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成し、受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、暗号化した情報を電子メールで受取者端末に送信し、鍵送信手段は、受取者端末からの要求に応じて鍵保持手段に保持された所定の公開鍵を送信することを特徴とする。
【0011】
取者端末は、鍵提供手段が提供する公開鍵で電子署名を復号することができ、電子署名を復号した情報によって改竄やなりすましの有無を確認することができる。
【0012】
取者の公開鍵で暗号化した情報を受取者端末に送信するので、受取者端末に安全に情報を送信できる。
【0013】
送金依頼受付手段は、送金者端末から、所定の公開鍵によって暗号化された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を受信し、受信した情報を秘密鍵記憶手段が記憶する秘密鍵によって復号することが好ましい。そのような構成によれば、送金者端末から安全に情報を受信することができる。
【0014】
例えば、送金依頼受付手段は、インターネットを介して送金者端末から、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を受信し、送金情報通知手段は、インターネットを介して受取者端末に電子メールを送信する。
【0015】
例えば、送金依頼受付手段は、送金者端末からパスワードの情報として、パスワードのハッシュ値を受信し、登録手段は、パスワードのハッシュ値と一時口座の口座番号をパスワード保持手段に登録し、判断手段は、出金受付手段に入力されたパスワードからハッシュ値を算出し、当該ハッシュ値および出金受付手段に入力された口座番号の組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断する。
【0016】
出金受付手段として、自動現金預け払い機を備えていてもよい。
【0017】
送金依頼受付手段は、送金者端末からパスワードの情報として、パスワードのハッシュ値を受信し、登録手段は、パスワードのハッシュ値と一時口座の口座番号をパスワード保持手段に登録し、判断手段は、受取者端末からパスワード、一時口座の口座番号、および受取者の口座を特定する情報を受信し、受信したパスワードからハッシュ値を算出し、当該ハッシュ値および一時口座の口座番号の組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば一時口座から受取者の口座への振り込みを許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ一時口座から受取者の口座への振り込みを許可しないと判断し、一時口座から受取者の口座への振り込みを許可すると判断した場合、一時口座から受取者の口座への振り込みを出金手段に要求し、出金手段は、判断手段からの振り込みの要求に応じて、一時口座および受取者の口座の残高情報を更新してもよい。そのような構成によれば、受取者が口座を有している場合、受取者は自分の口座で送金額を受け取ることができる。
【0018】
送金依頼受付手段は、送金者端末からパスワードの情報として、パスワードのハッシュ値を受信し、登録手段は、パスワードのハッシュ値と一時口座の口座番号をパスワード保持手段に登録し、出金受付手段は、パスワード、一時口座の口座番号、および受取者の口座を特定する情報の入力を受け付け、判断手段は、パスワードからハッシュ値を算出し、当該ハッシュ値および一時口座の口座番号の組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば一時口座から受取者の口座への振り込みを許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ一時口座から受取者の口座への振り込みを許可しないと判断し、一時口座から受取者の口座への振り込みを許可すると判断した場合、一時口座から受取者の口座への振り込みを出金手段に要求し、
出金手段は、判断手段からの振り込みの要求に応じて、一時口座および受取者の口座の残高情報を更新してもよい。そのような構成によれば、受取者が口座を有している場合、受取者は自分の口座で送金額を受け取ることができる。
【0019】
また、本発明による送金方法は、電子情報によって金銭を送る送金者から金銭を受け取る受取者に金銭を送る送金方法であって、所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバを用いた送金方法において、送金依頼受付手段が、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を送金者端末から受信するステップと、送金手段が、送金される金銭が振り込まれる新たな一時口座および送金者の口座の残高情報を更新することによって、送金される金銭を送金者の口座から一時口座に振り込む処理を実行するステップと、登録手段が、パスワードの情報および一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手段に、送金依頼受付手段が受信したパスワードの情報および新たな一時口座の口座番号を登録するステップと、送金情報通知手段が、一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成するステップと、送金情報通知手段が、所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段に記憶される秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成するステップと、送金情報通知手段が、受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信するステップと、鍵送信手段が、送金情報通知手段から受取者の電子メールアドレスを受信し、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵保持手段から抽出して、送金情報通知手段に送信するステップと、送金情報通知手段が、受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、受取者の電子メールアドレスを宛先として、暗号化した情報を受取者端末に電子メールで送信するステップと、鍵送信手段は、受取者端末からの要求に応じて鍵保持手段に保持された所定の公開鍵を送信するステップと、出金受付手段が、パスワードおよび一時口座の口座番号の入力を受け付けるステップと、判断手段が、出金受付手段に入力されたパスワードと口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断し、出金を許可すると判断した場合に残高情報の更新を要求するステップと、出金手段が、出金を許可すると判断した判断手段からの要求に応じて、一時口座の残高情報を更新するステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
取者端末は、公開鍵で電子署名を復号することができ、電子署名を復号した情報によって改竄やなりすましの有無を確認することができる。
【0021】
取者の公開鍵で暗号化した情報を受取者端末に送信するので、受取者端末に安全に情報を送信できる。
【0022】
送金依頼受付手段が、送金者端末から、所定の公開鍵によって暗号化された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を受信し、受信した情報を秘密鍵記憶手段が記憶する秘密鍵によって復号することが好ましい。そのような方法によれば、送金者端末から安全に情報を受信することができる。
【0023】
また、本発明による送金プログラムは、所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバ、および口座への入金および口座からの出金を管理する口座管理装置と接続するコンピュータに、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を送金者端末から受信する機能、送金される金銭が振り込まれる新たな一時口座および送金者の口座の残高情報の更新を口座管理装置に要求する機能、パスワードの情報および一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手段に、受信したパスワードの情報および新たな一時口座の口座番号を登録する機能、受取者の電子メールアドレスを宛先として、受取者が使用する受取者端末に一時口座の口座番号を電子メールで送信する機能、一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成する機能、所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段に記憶される秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成する機能、受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信することによって、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵送信手段に要求する機能、受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、受取者の電子メールアドレスを宛先として、暗号化した情報を受取者端末に電子メールで送信する機能、パスワードおよび一時口座の口座番号が入力された場合に、パスワードと口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断する機能、および出金を許可すると判断した場合に一時口座の残高情報の更新を口座管理装置に要求する機能を実現させることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による送金システムの実施の一形態を示すブロック図である。本実施の形態では、送金システムは、決済センタサーバ1と、口座管理装置11と、金融機関端末21と、認証センタサーバ31とを備える。決済センタサーバ1と、口座管理装置11と、金融機関端末21とは、金融機関のLAN等の通信ネットワーク22によって接続される。また、決済センタサーバ1と認証センタサーバ31とは、インターネット等の通信ネットワーク55によって接続される。以下、通信ネットワーク55がインターネットである場合を例に説明する。決済センタサーバ1、口座管理装置11、および金融機関端末21は、銀行等の金融機関によって管理される。認証センタサーバ31は、認証センタ(認証機関)によって管理される。インターネット55には、送金者が使用する送金者端末41と、受取者が使用する受取者端末51も接続される。
【0025】
口座管理装置11は、金融機関に開設された各口座の入金処理や出金処理を行う。決済センタサーバ1は、送金者端末41から送金の依頼を受け付けると、口座管理装置11に、送金される金銭を振り込む一時口座を開設させ、送金者の口座から一時口座に送金額を振り込ませる。そして、決済センタサーバ1は、受取者端末51に一時口座の口座番号等を電子メールで通知する。このようにして、決済センタサーバ1と口座管理装置11は、金銭を送る送金者から金銭を受け取る受取者に電子情報によって金銭を送る。一時口座の口座番号を通知された受取者は、金融機関を訪れ、金融機関のオペレータに一時口座の口座番号等を告げ、送金された金銭の引き出しを依頼する。オペレータは、金融機関端末21を用いて決済センタサーバ1および口座管理装置11に一時口座からの出金処理を進めさせ、現金を受取者に渡す。
【0026】
決済センタサーバ1が受取者端末51等と送受信する情報は、公開鍵暗号方式によって暗号化する。認証センタサーバ31は、情報の暗号化や復号のために用いる鍵を管理する。認証センタサーバ31は、予め、決済センタサーバ1等を管理する金融機関の公開鍵と、受取者の公開鍵を保持する。
【0027】
次に、各装置の構成について説明する。
決済センタサーバ1において、制御部2は、記憶装置3が記憶する送金プログラム4に従って動作する。送金プログラム4は、送金依頼の受け付け、口座管理装置11への各種要求、受取者端末51への電子メール送信等の本実施の形態に示す処理を制御部2に実行させるプログラムである。また、記憶装置3は、送金申込画面(送金を申し込むためのWebページ)の情報を記憶する。ネットワークインタフェース部6は、インターネット55や通信ネットワーク22を介して他の装置と情報を送受信する。
【0028】
決済センタサーバ1は、受取者が一時口座から現金を引き出す際に用いるパスワードの情報や、受取者が現金を引き出せる条件の情報も送金者端末41から受信する。パスワードデータベース41は、このパスワードや、現金を引き出せる条件の情報を保持する。図2は、パスワードデータベース5が保持する情報の例を示す説明図である。送金者端末41は、例えば、パスワードのハッシュ値と、「4月15にまでに受け取らなければならない。」等の条件を送信する。このハッシュ値は、送金者が指定したパスワードをハッシュ関数によって変換したものである。制御部2は、送金者端末41から受信したパスワードのハッシュ値および条件をパスワードデータベース5に登録する。また、制御部2は、送金者端末41からの送金依頼に応じて口座管理装置11に一時口座を開設させる。制御部2は、この一時口座の口座番号も、パスワードのハッシュ値や条件と対応させてパスワードデータベース5に登録する。
【0029】
口座管理装置11において、制御部12は、記憶装置13が記憶するプログラムに従って動作する。記憶装置13は、一時口座の開設や閉鎖、各口座の入金処理、出金処理、振り込み処理等の本実施の形態に示す処理を制御部12に実行させるプログラムを記憶する。ネットワークインタフェース部16は、通信ネットワーク22を介して他の装置と情報を送受信する。口座データベース15は、各口座の情報(例えば、残高情報等)を保持する。送金者の口座や一時口座の情報は、口座データベース15に保持される。制御部12は、入金処理、出金処理、振り込み処理として、例えば、口座データベース15が保持する残高情報の更新等を行う。
【0030】
金融機関端末21は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。また、金融機関端末21は、金融機関の本社や各支店に配置され、金融機関のオペレータによって使用される。オペレータは、受取者からパスワードや一時口座の口座番号等を聞き、そのパスワードや口座番号を金融機関端末21に入力する。金融機関端末21は、入力されたパスワードや口座番号を決済センタサーバ1に送信して、一時口座からの出金を要求する。
【0031】
認証センタサーバ31において、制御部32は、記憶装置33が記憶するプログラムに従って動作する。記憶プログラム33は、公開鍵の提供処理等の本実施の形態に示す処理を制御部32に実行させるプログラムを記憶する。ネットワークインタフェース部36は、インターネット55を介して他の装置と情報を送受信する。
【0032】
鍵データベース35は、情報の暗号化や復号に用いる鍵の情報を、その鍵の公開者の情報とともに保持する。図3は、鍵データベース35が保持する情報の例を示す説明図である。鍵データベース35は、決済センタサーバ1等を管理する金融機関(ここでは、「P銀号」とする。)と、その金融機関の公開鍵とを対応させて保持する。また、鍵データベース35は、受取者の電子メールアドレスに対応させて受取者の公開鍵を保持する。P銀行は、予め認証センタに公開鍵の登録を依頼する。また、受取者は、予め認証センタに、電子メールアドレスに対応させて公開鍵を登録するように依頼する。依頼を受けた認証センタのオペレータは、鍵データベース35に各公開鍵を登録する。
【0033】
なお、決済センタサーバ1の記憶装置3は、P銀行の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する。受取者端末51は、受取者の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する。
【0034】
送金者端末41および受取者端末51は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。送金者端末41および受取者端末51は、インターネットを介して取得したWebページをブラウザで表示する。
【0035】
本実施の形態において、送金依頼受付手段および送金情報通知手段は、決済センタサーバ1の制御部2によって実現される。送金手段は、口座管理装置11の制御部12によって実現される。出金受付手段は、金融機関端末21によって実現される。出金手段は、決済センタサーバ1および口座管理装置11によって実現される。鍵提供手段は、認証センタサーバ31によって実現される。
【0036】
また、決済センタサーバ1の記憶装置3は、所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバ、および口座への入金および口座からの出金を管理する口座管理装置と接続するコンピュータに、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を送金者端末から受信する機能、送金される金銭が振り込まれる新たな一時口座および送金者の口座の残高情報の更新を口座管理装置に要求する機能、パスワードの情報および一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手段に、受信したパスワードの情報および新たな一時口座の口座番号を登録する機能、受取者の電子メールアドレスを宛先として、受取者が使用する受取者端末に一時口座の口座番号を電子メールで送信する機能、一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成する機能、所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段に記憶される秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成する機能、受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信することによって、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵送信手段に要求する機能、受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、受取者の電子メールアドレスを宛先として、暗号化した情報を受取者端末に電子メールで送信する機能、パスワードおよび一時口座の口座番号が入力された場合に、パスワードと口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断する機能、および出金を許可すると判断した場合に一時口座の残高情報の更新を口座管理装置に要求する機能を実現させるための送金プログラムを記憶する。
【0037】
次に、動作について説明する。
図4は、送金処理を行うときの送金システムの動作の例を示す流れ図である。まず、送金者端末41は、決済センタサーバ1に対して送金を依頼する(ステップS61)。ステップS61において、送金者端末41は、決済センタサーバ1に送金申込画面を要求し、送金申込画面を取得して表示する。図5は、送金申込画面の例を示す説明図である。送金申込画面は、送金者、送金者の口座を特定する情報、受取者の電子メールアドレス、送金額、受取者が使用するパスワード、受取者が現金を引き出せる条件等の入力欄を有する。図5では、送金者の口座を特定する情報として口座番号を入力する場合を示したが、送金者の口座を特定できる情報であれば口座番号でなくてもよい。
【0038】
送金申込画面に各情報が入力され、送信ボタン57がマウスクリックされると、送金者端末41はパスワードをハッシュ値に変換する。パスワードをハッシュ値に変換するためのプログラムは、例えば、決済センタサーバ1が送金申込画面とともに送信すればよい。さらに、送金者端末41は、パスワードのハッシュ値および入力された他の情報(送金者の口座を特定する情報、電子メールアドレス、送金額等)を金融機関の公開鍵で暗号化し、暗号化した情報を決済センタサーバ1に送信する。決済センタサーバ1は、この情報を受信することによって送金者端末41からの送金依頼を受け付ける。なお、金融機関の公開鍵は、例えば、認証センタサーバ31から取得すればよい。あるいは、決済センタサーバ1が送金申し込み画面とともに公開鍵を送信してもよい。
【0039】
決済センタサーバ1の制御部2は、送金者端末41から暗号化された情報を受信すると、受信した情報に基づいて、口座管理装置11に、一時口座への送金額の振り込みを要求する(ステップS62)。図6は、一時口座に送金額を振り込ませる際の制御部2の動作の例を示す流れ図である。制御部2は、まず、送金者端末41から受信した情報を、金融機関の秘密鍵によって復号する(ステップS71)。そして、復号した情報に含まれる送金額の情報や送金者の口座を特定する情報を口座管理装置11に送信し、口座管理装置1に一時口座の開設と、送金者の口座から一時口座への送金額の振り込みを要求する(ステップS72)。口座管理装置11の制御部12は、この要求に応じて新たに一時口座を開設し、送金額を送金者の口座から一時口座に振り込む処理を実行する。この処理では、例えば、送金者の口座および一時口座の残高の更新を行う。制御部12は、一時口座への入金処理後、決済センタサーバ1に一時口座の口座番号を送信する。
【0040】
決済センタサーバ1の制御部2は、口座管理装置11から一時口座の口座番号を受信し(ステップS73)、復号した情報に含まれるパスワードのハッシュ値および条件の情報と一時口座の口座番号とを対応させて、パスワードデータベース5に登録する(ステップS74)。
【0041】
ステップS74までの処理によって、一時口座への振り込み(ステップS62)が完了する。続いて、制御部2は、一時口座の口座番号、送金額、送金者、送金額を引き出せる条件等を記載した電子メールを受取者端末51に送信する(ステップS63)。図7は、受取者端末51に電子メールを送信する際の制御部2の動作の例を示す流れ図である。制御部2は、まず、受取者端末51に送信する電子メールの文面を作成する(ステップS81)。ステップS81において、制御部2は、復号した情報から送金者、送金額、条件(送金額を引き出せる条件)の情報を抽出する。そして、送金者、送金額、条件および一時口座の口座番号を示す文面の情報を作成する。次に、制御部2は、作成した文面に基づいて電子署名を作成する(ステップS82)。制御部2は、作成した文面のハッシュ値を算出し、ハッシュ値を金融機関の秘密鍵によって暗号化する。この暗号化された情報が電子署名となる。
【0042】
続いて、制御部2は、認証センタサーバ31から受取者の公開鍵を取得する(ステップS83)。ステップS83において、制御部2は、受取者の電子メールアドレスを認証センタサーバ31に送信し、その電子メールアドレスに対応す公開鍵を要求する。認証センタサーバ31の制御部32は、決済センタサーバ1から受信した電子メールアドレスに対応する公開鍵を鍵データベース35から抽出し、決済センタサーバ1に送信する。決済センタサーバ1の制御部2は、ステップS81で作成した文面と、ステップS82で作成した電子署名を受取者の公開鍵で暗号化する(ステップS84)。そして、暗号化した情報を電子メールで受取者端末51に送信する(ステップS85)。
【0043】
ステップS85までの処理によって、電子メールの送信(ステップS63)が完了する。受取者端末51は、電子メールで受信した情報を受取者の秘密鍵で復号し、文面の情報を表示する。受取者は、この文面によって、送金者、送金額、送金額を引き出せる条件、一時口座の口座番号を確認する。
【0044】
続いて、受取者端末51は、受信した電子メールについて改竄やなりすましの有無を確認する(ステップS64)。ステップS64において、受取者端末51は、受取者の操作によって認証センタサーバ31に公開鍵を要求する。受取者端末51は、決済センタサーバ1を管理する金融機関を指定して、その金融機関に対応する公開鍵を要求する。認証センタサーバ31の制御部32は、指定された金融機関に対応する公開鍵を鍵データベース35から抽出して、受取者端末51に送信する。
【0045】
受取者端末51は、認証センタサーバ31から受信した金融機関の公開鍵によって電子署名を復号する。また、電子メールの文面のハッシュ値を算出する。電子メールの文面のハッシュ値を算出するためのプログラムは、例えば、決済センタサーバ1が受取者端末51に提供する。電子署名を復号して得られたハッシュ値と、文面から算出したハッシュ値が等しければ、ステップS63において改竄やなりすましが無かったと判断する。
【0046】
また、送金者は、受取者にパスワードを伝達する(ステップS65)。例えば、パスワードを記載した電子メールを暗号化して、送金者端末41から受取者端末51に送信する。あるいは、書面でパスワードを通知したり、直接対面して通知してもよい。
【0047】
受取者は、送金された金銭を受け取る場合、金融機関に行く。そして、ステップS63,S64で確認した一時口座の口座番号と、ステップS65で通知されたパスワードを金融機関のオペレータに告げる。オペレータは、一時口座の口座番号とパスワードを金融機関端末21に入力し、金融機関端末21から決済センタサーバ1に送信する。決済センタサーバ1は、金融機関端末21から一時口座の口座番号とパスワードを受信する(ステップS66)。
【0048】
決済センタサーバ1の制御部は、一時口座の口座番号およびパスワードによって受取者が本人であるか否かを確認し、口座管理装置11に一時口座からの出金処理を行わせる(ステップS67)。図8は、ステップS76における制御部2の動作の例を示す流れ図である。まず、制御部2は、一時口座からの出金を認めるか否かを判断する(ステップS91)。ステップS91において制御部2は、金融機関端末21から受信したパスワードのハッシュ値を求める。そして、そのハッシュ値と、金融機関端末21から受信した一時口座の口座番号との組み合わせがパスワードデータベース5に登録されているか否かを判断する。登録されていれば、送金額を引き出そうとしている者が受取者本人であると判断する。また、登録されていなければ、受取者以外の者が送金額を引き出そうとしていると判断する。さらに、受取者が送金額を引き出せる条件が満たされているか否かも判断する。例えば、指定された支店以外で送金額を引き出そうとしているような場合には、条件が満たされていないと判断する。制御部2は、送金額を引き出そうとしている者が受取者本人であり、送金額を引き出せる条件を満たしている場合に、一時口座からの出金を認める。
【0049】
一時口座からの出金を認めない場合、制御部2は、送金額の引き出しを認めない旨を金融機関端末21に通知する(ステップS92)。オペレータは、送金額を引き出そうとした者に、その旨を伝える。
【0050】
一方、一時口座からの出金を認める場合、制御部2は、口座管理装置11に一時口座の口座番号を送信して、その一時口座からの出金処理を要求する(ステップS93)。口座管理装置11の制御部12は、この要求に応じて、一時口座からの出金処理を行う。また、決済センタサーバ1の制御部2は、金融機関端末21に出金を許可する旨を通知する。オペレータは、この通知を確認して、受取者への出金手続(受取者への現金引き渡し等)を進める。
【0051】
口座管理装置11の制御部12は、一時口座からの出金処理が完了すると、その旨を決済センタサーバ1に通知する。決済センタサーバ1の制御部2は、出金処理完了後、口座管理装置11に一時口座の口座番号を送信して、その一時口座の閉鎖を要求する(ステップS68)。
【0052】
本発明の送金システムでは、送金額を振り込む一時口座を作成し、受取者が送金額を受け取るときに一時口座から出金処理を行う。従って、受取者が特定の金融機関に口座を有していなくても受取者に送金することができる。同様に、受取者がクレジットカード会社と提携していない場合でも、受取者に送金することができる。また、受取者が一時口座から現金を引き出す際に用いるパスワードを送金者に指定させ、このパスワードを一時口座に対応させて管理するので、受取者以外の者が送金額を引き出すことを防止することができる。
【0053】
また、決済センタサーバ1は、受取者端末51に電子メールを送信する場合、電子署名(文面のハッシュ値を暗号化した情報)を付加し、認証センタサーバ31は電子署名を復号する公開鍵を提供する。従って、決済センタサーバ1が受取者端末51に送信する情報に関して、改竄やなりすましの有無を確認することができる。また、送金者端末41と決済センタサーバ1とは暗号化した情報を送受信する。同様に、決済センタサーバ1と受取者端末51も暗号化した情報を送受信する。従って、送金者や受取者が授受する情報のセキュリティを高めることができる。
【0054】
上記の説明では、金融機関のオペレータが金融機関端末21に一時口座の口座番号やパスワードを入力する場合の例を示した。通信ネットワーク22には、金融機関端末21の他にATM(Automatic Teller's Machine:自動現金預け払い機)が接続されていてもよい。そして、ATMが受取者から一時口座の口座番号やパスワードを入力され、現金を受取者に引き渡してもよい。ATMは、金融機関端末21と同様に一時口座の口座番号やパスワードを決済センタサーバ1に送信する。決済センタサーバ1は、ステップS91と同様に出金を許可するか否かを判断し、許可する場合には、口座管理装置11に出金処理を行わせる。そして、口座管理装置11における出金処理が完了したならば、ATMに送金額の引き渡しを指示する。ATMは、決済センタサーバ1からの指示に応じて送金額(現金)を受取者に引き渡す。
【0055】
また、受取者が金融機関に口座を有している場合には、一時口座から受取者の口座に送金額を振り込んでもよい。例えば、受取者端末41が、一時口座の口座番号、パスワード、および受取者の口座を特定する情報を決済センタサーバ1に送信して、一時口座から受取者の口座への振り込みを要求してもよい。この場合、決済センタサーバ1の制御部2は、一時口座の口座番号とパスワードに基づいて、振り込みを要求している者が受取者本人か否かを判断する。この判断は、ステップS91における判断と同様に行えばよい。そして、振り込みを要求している者が受取者本人であると判断した場合には、一時口座から受取者の口座への振り込み処理を口座管理装置11に要求する。口座管理装置11は、この要求に応じて、送金額を一時口座から受取者の口座に振り込む処理を実行する。この処理では、例えば、一時口座および受取者の口座の残高を更新する。
【0056】
また、受取者は、決済センタサーバ1や口座管理装置11を管理する金融機関以外の金融機関に口座を有していてもよい。この場合、口座管理装置11は、他の金融機関の口座管理装置(図1において図示せず。)と連携して、一時口座から他の金融機関に開設された受取者の口座への振り込み処理を行えばよい。ただし、この場合、各金融機関の口座管理装置は通信ネットワークを介して接続されているものとする。
【0057】
受取者が、受取者の口座への振り込みを要求する場合、受取者端末41から要求するのではなく、ATMや金融機関端末21から要求してもよい。
【0058】
また、ステップS61では、送金者端末41がパスワードのハッシュ値を送信する場合の例を説明した。送金者端末41は、ステップS61において、パスワードのハッシュ値を算出せずに、パスワード自体を暗号化して送信してもよい。この場合、パスワードデータベース5は、パスワードのハッシュ値ではなく、パスワード自体を保持する。
【0059】
また、図5に示した送金申込画面は例示であり、送金申込画面に入力される情報は図5に示すものに限定されない。例えば、ATMからのみ引き出せるという条件や、金融機関の窓口(オペレータ)からのみ引き出せるという条件を指定できるようにしてもよい。また、送金元の通貨の種類や、送金先の通貨(一時口座に振り込まれる金銭の通貨)の種類を指定できるようにしてもよい。
【0060】
また、ステップS61において、送金者端末41が情報を送金する場合、送金申込画面を介して情報を送信するのではなく、所定のフォーマットで送金額等の各情報を記載した電子メールを暗号化して送信してもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明の送金システムによれば、所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバと、送金者が使用する送金者端末から、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を受信する送金依頼受付手段と、送金される金銭が振り込まれる新たな一時口座および送金者の口座の残高情報を更新することによって、送金される金銭を送金者の口座から一時口座に振り込む処理を実行する送金手段と、パスワードの情報および一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手段と、送金依頼受付手段が受信したパスワードの情報および新たな一時口座の口座番号をパスワード保持手段に登録する登録手段と、所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段と、一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成し、受取者の電子メールアドレスを宛先として、受取者が使用する受取者端末に電子メールを送信する送金情報通知手段と、パスワードおよび一時口座の口座番号が入力される出金受付手段と、出金受付手段に入力されたパスワードと口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断し、出金を許可すると判断した場合に残高情報の更新を要求する判断手段と、出金を許可すると判断した判断手段からの要求に応じて、一時口座の残高情報を更新する出金手段とを備え、送金依頼受付手段は、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された情報を送金者端末から受信し、鍵送信手段は、送金情報通知手段から受取者の電子メールアドレスを受信すると、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵保持手段から抽出して、送金情報通知手段に送信し、送金情報通知手段は、受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信し、鍵送信手段から当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を受信すると秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成し、受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、暗号化した情報を電子メールで受取者端末に送信し、鍵送信手段は、受取者端末からの要求に応じて鍵保持手段に保持された所定の公開鍵を送信するので、特定の金融機関に口座を有していない者やクレジットカード会社と提携していない者に対しても送金することができる。
【0062】
本発明の送金方法によれば、電子情報によって金銭を送る送金者から金銭を受け取る受取者に金銭を送る送金方法であって、所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバを用いた送金方法において、送金依頼受付手段が、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を送金者端末から受信するステップと、送金手段が、送金される金銭が振り込まれる新たな一時口座および送金者の口座の残高情報を更新することによって、送金される金銭を送金者の口座から一時口座に振り込む処理を実行するステップと、登録手段が、パスワードの情報および一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手段に、送金依頼受付手段が受信したパスワードの情報および新たな一時口座の口座番号を登録するステップと、送金情報通知手段が、一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成するステップと、送金情報通知手段が、所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段に記憶される秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成するステップと、送金情報通知手段が、受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信するステップと、鍵送信手段が、送金情報通知手段から受取者の電子メールアドレスを受信し、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵保持手段から抽出して、送金情報通知手段に送信するステップと、送金情報通知手段が、受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、受取者の電子メールアドレスを宛先として、暗号化した情報を受取者端末に電子メールで送信するステップと、鍵送信手段は、受取者端末からの要求に応じて鍵保持手段に保持された所定の公開鍵を送信するステップと、出金受付手段が、パスワードおよび一時口座の口座番号の入力を受け付けるステップと、判断手段が、出金受付手段に入力されたパスワードと口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断し、出金を許可すると判断した場合に残高情報の更新を要求するステップと、出金手段が、出金を許可すると判断した判断手段からの要求に応じて、一時口座の残高情報を更新するステップとを含むので、特定の金融機関に口座を有していない者やクレジットカード会社と提携していない者に対しても送金することができる。
【0063】
所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバ、および口座への入金および口座からの出金を管理する口座管理装置と接続するコンピュータに、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を送金者端末から受信する機能、送金される金銭が振り込まれる新たな一時口座および送金者の口座の残高情報の更新を口座管理装置に要求する機能、パスワードの情報および一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手段に、受信したパスワードの情報および新たな一時口座の口座番号を登録する機能、受取者の電子メールアドレスを宛先として、受取者が使用する受取者端末に一時口座の口座番号を電子メールで送信する機能、一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成する機能、所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段に記憶される秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成する機能、受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信することによって、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵送信手段に要求する機能、受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、受取者の電子メールアドレスを宛先として、暗号化した情報を受取者端末に電子メールで送信する機能、パスワードおよび一時口座の口座番号が入力された場合に、パスワードと口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断する機能、および出金を許可すると判断した場合に一時口座の残高情報の更新を口座管理装置に要求する機能を実現させるので、特定の金融機関に口座を有していない者やクレジットカード会社と提携していない者に対しても送金することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による送金システムの実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】 パスワードデータベースが保持する情報の例を示す説明図である。
【図3】 鍵データベースが保持する情報の例を示す説明図である。
【図4】 送金処理を行うときの送金システムの動作の例を示す流れ図である。
【図5】 送金申込画面の例を示す説明図である。
【図6】 一時口座への送金額の振り込みを要求する際の動作の例を示す流れ図である。
【図7】 受取者端末に電子メールを送信する際の動作の例を示す流れ図である。
【図8】 一時口座からの出金時の動作の例を示す流れ図である。
【図9】 従来の送金システムの例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 決済センタサーバ
2 制御部
3 記憶装置
4 送信プログラム
5 パスワードデータベース
11 口座管理装置
15 口座データベース
21 金融機関端末
31 認証センタサーバ
35 鍵データベース
41 送金者端末
51 受取者端末
55 インターネット

Claims (10)

  1. 電子情報によって金銭を送る送金者から前記金銭を受け取る受取者に金銭を送る送金システムであって、
    所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバと、
    送金者が使用する送金者端末から、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を受信する送金依頼受付手段と、
    前記送金依頼受付手段が受信した送金額により特定さ
    れる送金される金銭が振り込まれる前記送金依頼受付手段からの要求に応じて開設される新たな一時口座および送金者の口座の残高情報を更新す
    ることによって、送金される金銭を前記送金依頼受付手段が受信した送金者の口座を特定する情報により特定される送金者の口座から前記一時口座に振り込む処理を実行する送金手段と、
    送金者から受取者に通知されたパスワードの情報および受取
    者端末が受信した電子メールの文面に示される一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手段と、
    送金依頼受付手段が受信したパスワードの情報および前記新たな一時口座の口座番号をパスワード保持手段に登録する登録手段と、
    前記所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段と、
    前記一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成し、前記受取者の電子メールアドレスを宛先として、受取者が使用する受取者端末に電子メールを送信する送金情報通知手段と、
    パスワードおよび前記一時口座の口座番号が入力される出金受付手段と、
    出金受付手段に入力されたパスワードと口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、前記組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断し、出金を許可すると判断した場合に残高情報の更新を要求する判断手段と、
    出金を許可すると判断した判断手段からの要求に応じて、前記一時口座の残高情報を更新する出金手段とを備え、
    送金依頼受付手段は、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された情報を送金者端末から受信し、
    鍵送信手段は、送金情報通知手段から受取者の電子メールアドレスを受信すると、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵保持手段から抽出して、送金情報通知手段に送信し、
    送金情報通知手段は、受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信し、鍵送信手段から当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を受信すると前記秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成し、前記受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、暗号化した情報を電子メールで受取者端末に送信し、 鍵送信手段は、受取者端末からの要求に応じて鍵保持手段に保持された所定の公開鍵を送信する
    ことを特徴とする送金システム。
  2. 送金依頼受付手段は、送金者端末から、所定の公開鍵によって暗号化された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を受信し、受信した情報を秘密鍵記憶手段が記憶する秘密鍵によって復号する請求項1に記載の送金システム。
  3. 送金依頼受付手段は、インターネットを介して送金者端末から、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を受信し、
    送金情報通知手段は、インターネットを介して受取者端末に電子メールを送信する 請求項1または請求項2に記載の送金システム。
  4. 送金依頼受付手段は、送金者端末からパスワードの情報として、パスワードのハッシュ値を受信し、
    登録手段は、前記パスワードのハッシュ値と一時口座の口座番号をパスワード保持手段に登録し、
    判断手段は、出金受付手段に入力されたパスワードからハッシュ値を算出し、当該ハッシュ値および出金受付手段に入力された口座番号の組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、前記組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断する請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の送金システム。
  5. 出金受付手段として、自動現金預け払い機を備える請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の送金システム。
  6. 送金依頼受付手段は、送金者端末からパスワードの情報として、パスワードのハッシュ値を受信し、
    登録手段は、前記パスワードのハッシュ値と一時口座の口座番号をパスワード保持手段に登録し、
    判断手段は、受取者端末からパスワード、一時口座の口座番号、および受取者の口座を特定する情報を受信し、受信したパスワードからハッシュ値を算出し、当該ハッシュ値および前記一時口座の口座番号の組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば一時口座から受取者の口座への振り込みを許可すると判断し、前記組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ一時口座から受取者の口座への振り込みを許可しないと判断し、一時口座から受取者の口座への振り込みを許可すると判断した場合、一時口座から受取者の口座への振り込みを出金手段に要求し、
    出金手段は、判断手段からの振り込みの要求に応じて、前記一時口座および受取者の口座の残高情報を更新する
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の送金システム。
  7. 送金依頼受付手段は、送金者端末からパスワードの情報として、パスワードのハッシュ値を受信し、
    登録手段は、前記パスワードのハッシュ値と一時口座の口座番号をパスワード保持手段に登録し、
    出金受付手段は、パスワード、一時口座の口座番号、および受取者の口座を特定する情報の入力を受け付け、
    判断手段は、前記パスワードからハッシュ値を算出し、当該ハッシュ値および前記一時口座の口座番号の組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば一時口座から受取者の口座への振り込みを許可すると判断し、前記組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ一時口座から受取者の口座への振り込みを許可しないと判断し、一時口座から受取者の口座への振り込みを許可すると判断した場合、一時口座から受取者の口座への振り込みを出金手段に要求し、
    出金手段は、判断手段からの振り込みの要求に応じて、前記一時口座および受取者の口座の残高情報を更新する
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の送金システム。
  8. 電子情報によって金銭を送る送金者から前記金銭を受け取る受取者に金銭を送る送金方法であって、所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバを用いた送金方法において、
    送金依頼受付手段が、少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を前記送金者端末から受信するステップと、
    送金手段が、前記送金依頼受付手段が受信した送金額により特定さ
    れる送金される金銭が振り込まれる送金依頼受付手段からの要求に応じて開設
    される新たな一時口座および送金依頼受付手段が受信した送金者の口座を
    特定する情報により特定される送金者の口座の残高
    情報を更新することによって、送金される金銭を送金者の口座から前記一時口座に振り込む処理を実行するステップと、
    登録手段が、送金者から受
    取者に通知されたパスワードの情報および受取者端末が受信した電子メールの文面に示される
    一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手
    段に、送金依頼受付手段が受信したパスワードの情報および前記新たな一時口座の口座番号を登録するステップと、
    送金情報通知手段が、前記一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成するステップと、
    送金情報通知手段が、前記所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段に記憶される秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成するステップと、
    送金情報通知手段が、受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信するステップと、
    鍵送信手段が、送金情報通知手段から受取者の電子メールアドレスを受信し、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵保持手段から抽出して、送金情報通知手段に送信するステップと、
    送金情報通知手段が、前記受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、前記受取者の電子メールアドレスを宛先として、暗号化した情報を受取者端末に電子メールで送信するステップと、
    鍵送信手段は、受取者端末からの要求に応じて鍵保持手段に保持された所定の公開鍵を送信するステップと、
    出金受付手段が、パスワードおよび前記一時口座の口座番号の入力を受け付けるステップと、
    判断手段が、出金受付手段に入力されたパスワードと口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、前記組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断し、出金を許可すると判断した場合に残高情報の更新を要求するステップと、
    出金手段が、出金を許可すると判断した判断手段からの要求に応じて、前記一時口座の残高情報を更新するステップとを
    含むことを特徴とする送金方法。
  9. 送金依頼受付手段が、送金者端末から、所定の公開鍵によって暗号化された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を受信し、受信した情報を秘密鍵記憶手段が記憶する秘密鍵によって復号する請求項10に記載の送金方法。
  10. 所定の公開鍵を保持するとともに、受取者が予め公開する公開鍵と受取者の電子メールアドレスとを対応付けて保持する鍵保持手段と、要求に応じて鍵保持手段に保持された鍵を送信する鍵送信手段とを備えた認証センタサーバ、および口座への入金および口座からの出金を管理する口座管理装置と接続するコンピュータに、
    少なくとも、送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報の入力欄を有し、受取者を特定する情報の入力欄としては受取者の電子メールアドレスの入力欄のみを有する送金申込画面の情報を送金者端末に送信し、送金申込画面に入力された送金額、受取者の電子メールアドレス、送金者の口座を特定する情報、および受取者が金銭を受け取るために用いるパスワードの情報を前記送金者端末から受信する機能、
    送金者端末から受信した送金額により特定される送金される金銭が振り込まれる新たな一時口座および
    送金者端末から受信した送金者の口座を特定する情報により特定される送金者の口座の残高情報の更新を
    口座管理装置に要求する機能、
    パスワードの情報および一時口座の口座番号を保持するパスワード保持手段に、受信したパスワードの情報および前記新たな一時口座の口座番号を登録する機能、
    前記受取者の電子メールアドレスを宛先として、受取者が使用する受取者端末に前記一時口座の口座番号を電子メールで送信する機能、
    前記一時口座の口座番号を示す電子メールの文面を作成する機能、
    前記所定の公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段に記憶される秘密鍵を用いて電子メールの文面に基づく暗号情報である電子署名を作成する機能、
    受取者の電子メールアドレスを鍵送信手段に送信することによって、当該メールアドレスに対応する受取者の公開鍵を鍵送信手段に要求する機能、
    前記受取者の公開鍵を用いて電子メールの文面および電子署名を暗号化し、前記受取者の電子メールアドレスを宛先として、暗号化した情報を受取者端末に電子メールで送信する機能、
    送金者から受取者に通知されたパスワードおよび受取者端末が受信
    した電子メールの文面に示される前記一時口座の口座番号が入力された場合に、前記パスワードと前記
    口座番号との組み合わせがパスワード保持手段に登録されていれば出金を許可すると判断し、前記組み合わせがパスワード保持手段に登録されていなければ出金を許可しないと判断する機能、
    および
    出金を許可すると判断した場合に前記一時口座の開設と送金者端末から受信した送金額により特定される送金される金銭が振り込まれる新たな一時口座および送金者端末から受信した送金者の口座を特定する情報により特定される送金者の口座の残高情報の更新を口座管理装置に要求
    する機能、
    を実現させるための送金プログラム。
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