JP4403847B2 - 記録装置及び記録装置の記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録装置の記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4403847B2
JP4403847B2 JP2004083958A JP2004083958A JP4403847B2 JP 4403847 B2 JP4403847 B2 JP 4403847B2 JP 2004083958 A JP2004083958 A JP 2004083958A JP 2004083958 A JP2004083958 A JP 2004083958A JP 4403847 B2 JP4403847 B2 JP 4403847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital signal
recording
recording medium
control unit
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004083958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005277493A (ja
Inventor
高弘 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2004083958A priority Critical patent/JP4403847B2/ja
Publication of JP2005277493A publication Critical patent/JP2005277493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4403847B2 publication Critical patent/JP4403847B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

本発明は、デジタル信号を記録する記録装置に関し、特に装置内部に記憶されたデジタル信号を外部の記録媒体に記録する記録装置に関する。
近年、映像の伝送に関するデジタル化 が世界的に進んでいる。日本でも通信衛星を利用したデジタル放送が開始され、それに対応した受信装置や録画装置が各家庭に普及しつつある。
デジタル放送によって伝送されるデジタル化された映像は、高画質な上に複製が容易であり、また、アナログ放送による映像と比較して複製の際の劣化が少ない。このため、複製された映像の不正な流出が問題となる。そこで、著作権保護の観点から、録画そのものを禁止する、あるいは録画可能回数に制限を設ける等の案が講じられてきた。こうした動きに対応して、番組を視聴する時間をずらす、いわゆる「タイムシフト」を目的とした録画のみを可能とする録画装置が考えられた(例えば、特許文献1)。こうした録画装置を用いることにより、ユーザはあくまで一個人として楽しむために、所望の番組を録画することができる。
一方、社団法人地上デジタル放送推進協会は、放送電波に「一回だけ録画可能」のコピー制御信号を加えて放送する仕組みを提案し、実用化に向けて動き出している。その際、B−CASカード(登録商標)というコピー制御のためのカードを録画装置に挿入させ、カードなしには放送が視聴できないようにして、コピー制御の確実化を計っている。
特開2002−304806号公報
上述した特許文献1に開示されているデジタル録画装置による録画、あるいはコピー制御信号に従った録画では、一度だけ番組の録画が可能である反面、録画した番組データのコピー(ダビング)は厳しく制限される。したがって、例えば、一度HDD(Hard Disc Drive)に録画した番組データを光ディスク等の記録メディアに書き出して利用したい場合、HDD内の番組データが記録メディアに移動(ムーブ)され、それに伴ってHDD内の番組データは削除される。
このため、例えばHDDに高画質で録画した番組データを低画質化する等、情報量を低下(ダウンコンバート)させて、一時的にメモリーカード等の記録メディアに書き出したい場合にも、HDD内の番組データは削除されることとなり、メモリーカードから再びHDDに番組データを移動する際には、情報量の低下した番組データがHDDに記録されることになる。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであり、デジタル信号を記録する記録装置において、装置内部に記録されたデジタル信号を情報量を低下させて外部記録媒体に書き出す場合にも、装置内部のデジタル信号をそのままの情報量で保存しておくことを可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る記録装置は、
映像データを含むデジタル信号を記憶する記憶部と、
前記記憶部からデジタル信号を読み出し、該デジタル信号に含まれる映像データに基づいて映像を再生する映像再生部と、
所定の外部記録媒体を接続するインタフェース部と、
前記記憶部からデジタル信号を読み出し、読み出した該デジタル信号を前記インタフェース部を介して前記外部記録媒体に記録する記録制御部と、
前記記録制御部がデジタル信号を前記外部記録媒体に記録すると、前記記憶部を制御して該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されたデジタル信号の利用を制限する記憶制御部と、
前記記録制御部が前記記憶部から読み出したデジタル信号を前記外部記録媒体に記録する際に、該デジタル信号の情報量を低下させて記録するか否かを判別する判別部と、
を備える記録装置であって、
前記記憶制御部は、
前記判別部によって該デジタル信号の情報量を低下させずに前記外部記録媒体に記録すると判別した場合には、該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号を消去し、
前記判別部によって該デジタル信号の情報量を低下させて前記外部記録媒体に記録すると判別した場合には、該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号の利用を制限する、
ことを特徴とする。
前記インタフェース部を介して当該記録装置に接続された外部記録媒体の記録内容を消去する要求を受け付ける要求受付部をさらに備え、
前記記録制御部は、前記要求受付部による受け付けに応じて、前記外部記録媒体に記録されたデジタル信号を消去し、
前記記憶制御部は、前記記録制御部が消去したデジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号の利用に関する制限を解除することが好ましい。
前記記憶制御部は、前記記録制御部が前記記憶部から読み出したデジタル信号を該デジタル信号の情報量を低下させて前記外部記録媒体に記録すると、該デジタル信号の記録された外部記録媒体が前記インタフェース部を介して当該記録装置に接続されている場合にのみ該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号の前記映像再生部による読み出し及び映像の再生を可能とするようデジタル信号の利用を制限することが好ましい。
前記外部記録媒体は、該外部記録媒体に固有の識別情報を有しており、
前記記憶制御部は、前記記録制御部が前記記憶部から読み出したデジタル信号を該デジタル信号の情報量を低下させて前記外部記録媒体に記録すると、前記識別情報を用いて暗号鍵を生成し、該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号を前記暗号鍵を用いて暗号化し、該暗号化されたデジタル信号の利用を制限することが好ましい。
前記記憶制御部は、情報量を低下させたデジタル信号の記録された外部記録媒体が前記インタフェース部を介して当該記録装置に接続され、前記識別情報に基づく暗号鍵を用いて暗号化が解除された場合にのみ前記映像再生部による読み出し及び映像の再生を可能とするよう、前記デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号を暗号化することが好ましい。
前記記憶制御部は、前記外部記録媒体に固有の識別情報と、当該記録装置に固有の他の識別情報とを用いて暗号鍵を生成し、該暗号鍵を用いて前記記憶部に記憶されているデジタル信号を暗号化することが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る記録装置の記録方法は、
映像データを含むデジタル信号を記憶するステップと、
前記記憶されたデジタル信号を読み出し、該デジタル信号に含まれる映像データに基づいて映像を再生するステップと、
当該記録装置と所定の外部記録媒体とを接続するステップと、
前記記憶されたデジタル信号を読み出し、読み出した該デジタル信号を前記外部記録媒体に記録するステップと、
デジタル信号を前記外部記録媒体に記録すると、該デジタル信号に対応する前記記憶されたデジタル信号の利用を制限するステップと、
該読み出したデジタル信号を前記外部記録媒体に記録する際に、該デジタル信号の情報量を低下させて記録するか否かを判別するステップと、
を備える記録装置の記録方法であって、
前記記憶されたデジタル信号の利用を制限するステップは、
前記判別するステップによって該デジタル信号の情報量を低下させずに前記外部記録媒体に記録すると判別された場合には、該デジタル信号に対応する前記記憶されているデジタル信号を消去し、
前記判別するステップによって該デジタル信号の情報量を低下させて前記外部記録媒体に記録すると判別された場合には、該デジタル信号に対応する前記記憶されているデジタル信号の利用を制限する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、デジタル信号を記録する記録装置において、装置内部に記録されたデジタル信号の情報量を低下させて外部記録媒体に書き出す場合にも、装置内部のデジタル信号をそのまま情報量で保存しておくことが可能となる。
本発明の実施形態に係る録画装置1は、図1に示すように、アンテナ11と、チューナ・復調器12と、デスクランブラA13と、録画再生制御部14と、映像・音声エンコーダ15と、映像・音声デコーダ16と、デスクランブラB17と、スクランブラC18と、コピー制御部19と、スクランブラD20と、HDD21と、コピー制御カード22と、デバイス鍵23と、メディアIF24と、記録メディア25と、から構成される。
アンテナ11は、デジタル放送局からのデジタル信号(放送電波信号)を受信する受信アンテナである。アンテナ11は、デジタル信号を受信すると、受信した信号をチューナ・復調器12に供給する。
尚、デジタル放送局からのデジタル信号には、番組データの録画回数を制御(制限)するためのコピー制御情報が含まれている。このコピー制御情報には、例えば、図2に示すように「制約条件なしに録画可能」「1回だけ録画可能」「録画禁止」等の種類がある。
チューナ・復調器12は、アンテナ11からデジタル信号を供給されると、リモートコントローラー等の選択入力装置(図示せず)を介してユーザによって選択された放送チャネルの情報に基づいて放送信号を選択し、復調やエラー補正を行ってデジタルストリームデータを生成する。
デスクランブラA13及びデスクランブラB17は、それぞれチューナ・復調器12やHDD21から供給されたデジタルストリームデータをデスクランブルするものである。
録画再生制御部14は、デスクランブラA13又はデスクランブラB17から供給されたデスクランブル処理後のデジタルストリームデータから映像データや音声データを抽出する。そして、録画再生制御部14は、ユーザからのリモートコントローラ等の選択入力装置(図示せず)を用いた指示に応じて、番組データの録画及び再生を行う。
映像・音声エンコーダ15は、映像データおよび音声データ(以下、これらをまとめて映像・音声データと呼ぶ)をエンコード(圧縮・符号化)する。映像・音声デコーダ16は、エンコードされた映像・音声データを視聴可能なデータとしてデコード(復号)する。
スクランブラC18及びスクランブラD20は、番組データにスクランブル処理を行い暗号化する。スクランブラD20によるスクランブル処理は、CPRM(Content Protection for Recordable Media)等の技術を用いて行う。また、スクランブラC18は、HDD21に記憶された番組データに対して、後述する「無効化処理」を行う。
ここで、無効化処理とは、HDD21内の番組データに対して、対応する番組データの記録された記録メディア25がメディアIF24を介して録画装置1に挿入されている場合にのみ利用可能(挿入されていない場合には利用不可能)となるよう処理を施すものである。この無効化処理は、番組データが再コピー禁止(元のデジタル信号に1回だけ録画可能であることを示す信号が含まれている)であり、さらにその番組データの情報量を低下させて(ダウンコンバートして)記録メディア25に書き出す場合にのみ行われる。
ダウンコンバートは、番組データの画質や音質を低下させる等することにより、元の番組データと比較して、データレートやファイルサイズを小さく抑えるために行われる。例えば、書き出したデータを携帯機器で視聴する場合などには、その機器の処理能力の制限や、記録メディア25の容量の制限等から、フレームレートを落としたり、解像度を落とす等のダウンコンバートが必要な場合が多い。
記録メディア25への書き出しには、上述したようにHDD21から読み出した番組データをダウンコンバートして書き出す場合と、ダウンコンバートせずにそのまま書き出す場合とがある。本実施形態では、HDD21内の番組データをダウンコンバートせずに書き出す場合には、図3(a)に示すようにHDD21に記憶されている番組データを消去し、ダウンコンバートして書き出す場合には、図3(b)に示すようにHDD21に記憶されている番組データを無効化する、といった処理を行う。
コピー制御部19は、リモートコントローラ等の選択入力装置(図示せず)を介したユーザからの操作に従って、メディアIF24を介して記録メディア25への番組データの書き込みおよび消去を行う。
HDD21は、所定の容量をもつ記憶装置であり、録画再生制御部14の制御に従って、番組データを記録/保存する。
コピー制御カード22は、B−CASカード(登録商標)等の所定のICカードであり、録画装置1に対して着脱可能に構成されている。このコピー制御カード22が録画装置1の所定位置に挿入されることにより、デスクランブラA13によるデジタルストリームデータのデスクランブルが可能となる。
デバイス鍵23は、録画装置1に固有の秘密キーであり、後述する「無効化処理」の際に暗号鍵を生成するために用いられるものである。
メディアIF24は、録画装置1と記録メディア25とを媒介するインタフェースであり、コピー制御部19の制御に従って、記録メディア25への番組データの書き込みや消去を行う。
記録メディア25は、SD(Secure Digital)メモリカード等の、CPRMに対応した記録媒体であり、録画装置1に対して着脱可能に構成されている。本実施形態では、記録メディア25は、図4に示すように、書き込み不可領域Uと読み書き可能領域Rとから構成されている。読み書き可能領域Rはユーザデータ領域Dから構成され、ユーザによるデータの読み書きは、この領域に対して行われる。また、書き込み不可領域Uは、保護領域Hとシステム領域Sとから構成され、ユーザデータ領域Dに対する通常のアクセスではこれらの領域は読み書きできないように設計されている。保護領域HにはメディアIDという記録メディア25に固有のデータが記憶されており、後述する「暗号鍵」の生成の際に用いられる。システム領域Sには、MKB(Media Key Block)と呼ばれる鍵束が記憶されており、CPRMで高度な著作権保護を実現するために使用される。
次に、本実施形態に係る録画装置1の動作について説明する。まず、受信したデジタル放送データをそのまま出力する際の録画装置1の動作、すなわち視聴者が番組をリアルタイムで視聴する際の録画装置1の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
アンテナ11は、デジタル放送局から放送電波を受信すると(ステップS101)、受信した放送電波をチューナ・復調器12に供給する。チューナ・復調器12は、リモートコントローラー等の選択入力装置(図示せず)を介して入力されたユーザからの所望のチャネルの選択に基づいて、受信した放送電波に含まれる複数の放送局からの放送信号のうちのひとつを選択する(ステップS102)。さらに、チューナ・復調器12は、選択した放送信号に対して復調およびエラー補正を行って(ステップS103)、デジタルストリームデータを生成し、デスクランブラA13に供給する。
デスクランブラA13は、デジタルストリームデータから、多重化された制御信号を抽出する(ステップS104)。そして、デスクランブラA13は、抽出した制御信号をコピー制御カード22に供給し、スクランブル及びデスクランブルに必要なスクランブル鍵を取得する(ステップS105)。デスクランブラA13は、取得したスクランブル鍵を用いて、デジタルストリームデータのデスクランブル処理を行い(ステップS106)、デスクランブルされたデジタルストリームデータを録画再生制御部14に供給する。
録画再生制御部14は、デジタルストリームデータから映像・音声データを抽出し(ステップS107)、映像・音声デコーダ16に供給する。映像・音声デコーダ16は、供給された映像・音声データをデコードし(ステップS108)、所定のテレビ受信機に出力する(ステップS109)。
以上のような処理により、デジタル放送の受信および出力が行われる。次に、受信したデジタル放送データを録画する際の録画装置1の動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。尚、ステップS201〜206の処理動作については、受信映像出力動作における図5のフローチャートのステップS101〜106のものと共通するため、ここでの説明は省略する。
録画再生制御部14は、リモートコントローラー等の選択入力装置(図示せず)を介して、ユーザからの録画に関する指示を受け付ける(ステップS207)。録画の指示を受け付けると、録画再生制御部14は、デジタルストリームデータに含まれるコピー制御情報を取得する(ステップS208)。録画再生制御部14は、取得したコピー制御情報が録画可能であることを示しているか否かを判別する(ステップS209)。コピー制御情報が「録画不可能」であることを示していると判別すると(ステップS209:No)、録画再生制御部14は、録画を行わずに、そのまま処理を終了する。コピー制御情報が「制約条件なしに録画可能」もしくは「1回だけ録画可能」であることを示していると判別すると(ステップS209:Yes)、録画再生制御部14はデジタルストリームデータをスクランブラC18に供給する。
スクランブラC18は、録画再生制御部14から供給されたデジタルストリームデータにスクランブル処理を行い(ステップS210)、スクランブル処理されたデジタルストリームデータをHDD21に供給する。HDD21は、供給されたデータを自己の記録領域に書き込む(ステップS211)。
以上のような処理動作により、録画が行われる。次に、録画した番組データを再生する処理動作について図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、デスクランブラB17は、HDD21から録画された番組データ(デジタルストリームデータ)を読み出し(ステップS301)、デスクランブル処理を行う(ステップS302)。そして、デスクランブラB17は、デスクランブル処理後のデジタルストリームデータを録画再生制御部14に供給する。
録画再生制御部14は、デジタルストリームデータから映像・音声データを抽出し(ステップS303)、映像・音声デコーダ16に供給する。映像・音声デコーダ16は、映像・音声データを復号する(ステップS304)。そして、映像・音声デコーダ16は、復号した映像・音声データを所定のテレビ受信機に出力する(ステップS305)。
以上のような処理動作により、録画された番組データの再生が行われる。次に、録画した番組データの記録メディア25への書き出しの処理動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。尚、上述したように、番組データの記録メディア25への書き出しには、読み出した番組データをそのまま書き出す場合と、ダウンコンバートして書き出す場合とがある。ここで、ダウンコンバートは、一度復号した番組データを、データのサイズを小さくして再符号化することにより、行われる。また、このフローでのステップS401〜402の動作は、録画再生動作における図7のフローチャートのステップS301〜302と共通するため、ここでの説明は省略する。
録画再生制御部14は、デジタルストリームデータに含まれるコピー制御信号を取得し、それが「再コピー禁止」の情報を含んでいるか否か(コピー制御情報が図2における「1回だけ録画可能」を示すものか否か)を判別する(ステップS403)。再コピーが禁止でないと判別すると(ステップS403:No)、処理は後述するステップS407にジャンプする。一方、再コピーが禁止されていると判別すると(ステップS403:Yes)、録画制御部14は記録メディア25への書き出しが、番組データのダウンコンバート行った上で為されるものか否かを判別する(ステップS404)。
ダウンコンバートしないと判別すると(ステップS404:No)、録画再生制御部14はHDD21内の番組データを消去し(ステップS405)、後述するステップS407に進む。
一方、ダウンコンバートして書き出すと判別すると(ステップS404:Yes)、録画再生制御部14は、デジタルストリームデータをスクランブラC18に供給する。そして、スクランブラC18は、記録メディア25に番組データを書き出す際にHDD21内の番組データを一時的に無効化するための「無効化処理」を行う(ステップS500)。尚、この無効化処理の詳細な処理動作は、図9のフローチャートを参照して後述する。
スクランブラC18は、無効化処理を施した後の番組データをHDD21に供給し、無効化処理を施す前に記録しておいた番組データに上書きする(ステップS406)。
録画制御部14は、デジタルストリームデータから映像・音声データを抽出し(ステップS407)、映像・音声デコーダ16に供給する。映像・音声デコーダ16は、供給された映像・音声データを復号し(ステップS408)、映像・音声エンコーダ15に供給する。
映像・音声エンコーダ15は、供給された映像・音声データを圧縮・符号化し(ステップS409)、スクランブラD20に供給する。スクランブラD20は、供給された映像・音声データに対してスクランブル処理を行い(ステップS410)、メディアIF24に供給する。メディアIF24は、スクランブル処理された映像・音声データを記録メディア25に書き込む(ステップS411)。
以上のような処理動作により、記録メディアへの書き出しが行われる。この処理によれば、番組データをそのまま(ダウンコンバートせずに)記録メディア25に書き出す際にはHDD21内の番組データは消去され、番組データをダウンコンバートして書き出す際にはHDD21内の番組データは無効化(一時的に利用不可能な状態に)されることになる。次に、図8のステップS500における無効化処理の処理動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、コピー制御部19は、メディアIF24に接続されている記録メディア25から、その記録メディア25に固有のメディアIDを読み出す(ステップS501)。また、コピー制御部19は、録画装置1に固有の秘匿キーであるデバイス鍵23を読み出す(ステップS502)。
コピー制御部19は、読み出したメディアIDとデバイス鍵23とを用いて、録画データの暗号化に用いるための暗号鍵を生成する(ステップS503)。ここで、暗号鍵の生成は、例えば、図10に示すような方法で行われる。図示するように、まず、コピー制御部20は、メディアIDとデバイス鍵23とを、それぞれ所定の一方向関数を用いて変換する。次に、この変換結果に基づいて排他的論理和演算を行い、さらに一方向関数を用いて演算結果を変換して、暗号鍵を生成する。尚、ここで生成した暗号鍵は、無効化処理を完了した時点で破棄し、例えば録画装置1の内部に保存するようなことは行わない。
コピー制御部19は、ステップS503で生成した暗号鍵をスクランブラC18に供給する。スクランブラC18は、供給された暗号鍵を用い、DES(Data Encryption Standard)暗号等の所定のアルゴリズムに基づいて、HDD21に記録された番組データ(録画データ)を暗号化する(ステップS504)。
以上のような処理動作により、番組データの無効化処理が行われる。次に、記録メディア25に記録された番組データを削除して、HDD21内の番組データの無効化を解除する処理動作について、図11のフローチャートを参照して説明する。
コピー制御部19は、リモートコントローラー等の選択入力装置(図示せず)を介して、ユーザから記録メディア25内の番組データを削除する要求を受け付ける(ステップS601)。コピー制御部19は、要求に基づいて、メディアIF24を介して記録メディア25にアクセスし、指定されたファイルの消去を行う(ステップS602)。
コピー制御部19は、メディアIF24を介して記録メディア25からメディアIDを読み出し(ステップS603)、続いて録画装置1に固有のデバイス鍵23を読み出す(ステップS604)。そして、コピー制御部19は、読み出したメディアIDとデバイス鍵23とを用いて暗号鍵を生成し(ステップS605)、デスクランブラB17に供給する。
デスクランブラB17は、前述の無効化処理によって無効化された、該当する番組データをHDD21から読み出し(ステップS606)、暗号鍵を用いてデスクランブル処理を行う(ステップS607)。
デスクランブラB17は、デスクランブル処理された番組データを、スクランブラC18に供給する。また、コピー制御部19はデバイス鍵23を使用して生成した暗号鍵をスクランブラC18に供給する。スクランブラC18は、この暗号鍵を用いて番組データのスクランブル処理を行う(ステップS608)。これにより、無効化の解除が行われる。スクランブラC18は、無効化の解除された番組データをHDD21に供給し、該当する領域に上書きする(ステップS609)。
以上のような処理動作により、無効化の解除および記録メディア25内の番組データの消去が行われる。
以上、説明したように、本実施形態に係る録画装置1は、HDD21に記憶された番組データを記録メディア25にダウンコンバートして書き出す際、HDD21内の番組データを一時的に利用不可能な状態に(無効化)する。この無効化されたHDD21内の番組データは、記録メディア25が録画装置1の本体に挿入された状態にある場合にのみ、利用可能となる。そして、記録メディア25に記録された番組データを消去すると、HDD21内の番組データを再び無条件で利用可能に(無効化を解除)する。
したがって、番組データをいったん低画質化して外部の記録媒体に書き出す場合でも、HDD21内の番組データを高画質のまま保存することができる。また、書き出した番組データを外部で利用する際には、HDD21内の番組データを利用不可能とすることにより、録画されたデータの不正な流通を防ぐことができる。
また、番組データを無効化する際の暗号鍵の生成には、記録メディア25に固有なメディアIDと録画装置1に固有なデバイス鍵との双方を用いるものとした。これにより、例えば、HDD21をPC(Personal Computer)等に接続して番組データを複製しても、デバイス鍵とメディアIDがないために暗号鍵を生成することができない。このため、複製した番組データを利用することができず、したがって番組データの不正な複製が防止されることになる。
尚、本発明は上記実施形態で示したものに限られず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施形態では、メディアIDとデバイス鍵23とをそれぞれ一方向関数により変換し、それらを排他的論理和したものをさらに一方向関数により変換して、暗号鍵を生成した。しかし、暗号鍵の生成方法はこれに限定されるものではなく、メディアIDとデバイス鍵23との双方が揃うことにより、HDD21内の番組データの無効化および無効化解除が行えるものであればよい。
また、上記実施形態で示した録画装置1の構成は一例にすぎず、記録メディアへの書き出し処理、無効化処理、無効化解除処理等の各処理を行うよう構成されていればよい。また、上記実施形態では、記録メディア25の例としてSDメモリカードを示したが、その他、メディアに固有なIDを持つ記録メディアを用いることにより、本発明を実現することが可能である。
本発明の実施形態に係る録画装置の構成を示す図である。 デジタル信号に含まれるコピー制御情報の例を示す図である。 番組データを記録メディアに書き出す際、ダウンコンバートせずに書き出す場合とダウンコンバートして書き出す場合の例を模式的に示す図である。 図1の記録メディアの構造を示す図である。 図1の録画装置が行う受信映像出力処理の内容を示すフローチャートである。 図1の録画装置が行う録画処理の内容を示すフローチャートである。 図1の録画装置が行う録画データ再生処理の内容を示すフローチャートである。 図1の録画装置が行う記録メディアへの書き出し処理の内容を示すフローチャートである。 図1の録画装置が行う無効化処理の内容を示すフローチャートである。 図9の無効化処理の際に必要となる暗号鍵を作成するための作成方法を説明する図である。 図1の録画装置が行う無効化解除処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・録画装置、11・・・アンテナ、12・・・チューナ・復調器、13・・・デスクランブラA、14・・・録画再生制御部、15・・・映像・音声エンコーダ、16・・・映像・音声デコーダ、17・・・デスクランブラB17、18・・・スクランブラC18、19・・・コピー制御部、20・・・スクランブラD20、21・・・HDD、22・・・コピー制御カード、23・・・デバイス鍵、24・・・メディアIF、25・・・記録メディア

Claims (7)

  1. 映像データを含むデジタル信号を記憶する記憶部と、
    前記記憶部からデジタル信号を読み出し、該デジタル信号に含まれる映像データに基づいて映像を再生する映像再生部と、
    所定の外部記録媒体を接続するインタフェース部と、
    前記記憶部からデジタル信号を読み出し、読み出した該デジタル信号を前記インタフェース部を介して前記外部記録媒体に記録する記録制御部と、
    前記記録制御部がデジタル信号を前記外部記録媒体に記録すると、前記記憶部を制御して該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されたデジタル信号の利用を制限する記憶制御部と、
    前記記録制御部が前記記憶部から読み出したデジタル信号を前記外部記録媒体に記録する際に、該デジタル信号の情報量を低下させて記録するか否かを判別する判別部と、
    を備える記録装置であって、
    前記記憶制御部は、
    前記判別部によって該デジタル信号の情報量を低下させずに前記外部記録媒体に記録すると判別した場合には、該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号を消去し、
    前記判別部によって該デジタル信号の情報量を低下させて前記外部記録媒体に記録すると判別した場合には、該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号の利用を制限する、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記インタフェース部を介して当該記録装置に接続された外部記録媒体の記録内容を消去する要求を受け付ける要求受付部をさらに備え、
    前記記録制御部は、前記要求受付部による受け付けに応じて、前記外部記録媒体に記録されたデジタル信号を消去し、
    前記記憶制御部は、前記記録制御部が消去したデジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号の利用に関する制限を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記憶制御部は、前記記録制御部が前記記憶部から読み出したデジタル信号を該デジタル信号の情報量を低下させて前記外部記録媒体に記録すると、該外部記録媒体が前記インタフェース部を介して当該記録装置に接続されている場合にのみ該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号の前記映像再生部による読み出し及び映像の再生を可能とするよう、前記記憶部に記憶されているデジタル信号の利用を制限する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記外部記録媒体は、該外部記録媒体に固有の識別情報を有しており、
    前記記憶制御部は、前記記録制御部が前記記憶部から読み出したデジタル信号を該デジタル信号の情報量を低下させて前記外部記録媒体に記録すると、前記識別情報を用いて暗号鍵を生成し、該デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号を前記暗号鍵を用いて暗号化し、該暗号化されたデジタル信号の利用を制限する、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の記録装置。
  5. 前記記憶制御部は、情報量を低下させたデジタル信号の記録された外部記録媒体が前記インタフェース部を介して当該記録装置に接続され、前記識別情報に基づく暗号鍵を用いて暗号化が解除された場合にのみ前記映像再生部による読み出し及び映像の再生を可能とするよう、前記デジタル信号に対応する前記記憶部に記憶されているデジタル信号を暗号化する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記記憶制御部は、前記外部記録媒体に固有の識別情報と、当該記録装置に固有の他の識別情報とを用いて暗号鍵を生成し、該暗号鍵を用いて前記記憶部に記憶されているデジタル信号を暗号化する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の記録装置。
  7. 映像データを含むデジタル信号を記憶するステップと、
    前記記憶されたデジタル信号を読み出し、該デジタル信号に含まれる映像データに基づいて映像を再生するステップと、
    当該記録装置と所定の外部記録媒体とを接続するステップと、
    前記記憶されたデジタル信号を読み出し、読み出した該デジタル信号を前記外部記録媒体に記録するステップと、
    デジタル信号を前記外部記録媒体に記録すると、該デジタル信号に対応する前記記憶されたデジタル信号の利用を制限するステップと、
    該読み出したデジタル信号を前記外部記録媒体に記録する際に、該デジタル信号の情報量を低下させて記録するか否かを判別するステップと、
    を備える記録装置の記録方法であって、
    前記記憶されたデジタル信号の利用を制限するステップは、
    前記判別するステップによって該デジタル信号の情報量を低下させずに前記外部記録媒体に記録すると判別された場合には、該デジタル信号に対応する前記記憶されているデジタル信号を消去し、
    前記判別するステップによって該デジタル信号の情報量を低下させて前記外部記録媒体に記録すると判別された場合には、該デジタル信号に対応する前記記憶されているデジタル信号の利用を制限する、
    ことを特徴とする記録装置の記録方法。
JP2004083958A 2004-03-23 2004-03-23 記録装置及び記録装置の記録方法 Expired - Fee Related JP4403847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004083958A JP4403847B2 (ja) 2004-03-23 2004-03-23 記録装置及び記録装置の記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004083958A JP4403847B2 (ja) 2004-03-23 2004-03-23 記録装置及び記録装置の記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005277493A JP2005277493A (ja) 2005-10-06
JP4403847B2 true JP4403847B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=35176732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004083958A Expired - Fee Related JP4403847B2 (ja) 2004-03-23 2004-03-23 記録装置及び記録装置の記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4403847B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4935185B2 (ja) * 2006-05-18 2012-05-23 ソニー株式会社 表示装置、コンテンツ転送システム及び転送方法
JP4748095B2 (ja) * 2007-04-02 2011-08-17 パナソニック株式会社 情報記録再生装置、方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005277493A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002251819A (ja) ディジタル情報記録装置、再生装置および送信装置
JP5481584B2 (ja) ディジタル情報記録装置、再生装置および送信装置
JP3937889B2 (ja) ディジタル情報記録再生装置
JP4403847B2 (ja) 記録装置及び記録装置の記録方法
JP4538414B2 (ja) ディジタル情報記録再生装置、ディジタル情報受信装置およびディジタル情報送受信システム
JP4458294B2 (ja) 情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、情報記録再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2006085815A (ja) 記録再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ記録方法
JP4379528B2 (ja) ディジタル情報受信装置、ディジタル情報受信方法、ディジタル情報送受信方法及びディジタル情報送信方法
JP2012048811A (ja) ディジタル情報再生装置および情報記録再生装置
JP4162033B2 (ja) ディジタル情報記録再生装置
JP4254903B2 (ja) ディジタル放送信号受信装置およびディジタル放送信号受信方法
JP4597231B2 (ja) ディジタル情報記録再生装置、ディジタル情報受信装置、ディジタル情報送受信システム、ディジタル情報受信方法、およびディジタル情報送受信方法
JP4123290B2 (ja) ディジタル情報記録再生装置およびディジタル情報記録再生方法
JP2007335073A (ja) ディジタル情報記録装置、再生装置および送信装置
JP4876180B2 (ja) ディジタル情報記録再生装置、ディジタル情報記録再生方法、ディジタル情報送信方法、および、ディジタル情報送受信方法
JP2007257825A (ja) ディジタル情報受信装置およびディジタル情報受信方法
WO2010116909A1 (ja) 記録再生装置及び再生装置
JP2008257847A (ja) ディジタル放送信号受信方法
JP2008135166A (ja) ディジタル情報記録装置、再生装置および送信装置
JP2004120297A (ja) 復号化装置、デジタルカメラ、暗号化装置、暗号化/復号化システム、及びデータ復号化方法
JP2007234216A (ja) ディジタル情報受信装置およびディジタル情報受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091013

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091026

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4403847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131113

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees