JP4403618B2 - Method for producing carbon nanotube - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーボンナノチューブの製造方法に関し、特に、基板表面に高密度で、しかも高精度で配列されたカーボンナノチューブの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーボンナノチューブは、高いアスペクト比を有すると共に、先端の曲率半径が小さいため、電解放出型電子エミッタ(冷陰極装置)における電子放出源の構成材料(冷陰極材料)として適している。
【0003】
例えば、多数本を束ねたカーボンナノチューブから、64Vという低いターンオン電圧で、400μA/cm2と言う高い放出電流密度が得られることが報告されている。
【0004】
このように低電圧駆動の大電流電子線放出源としての適用が注目されるカーボンナノチューブは、今日まで、その合成技術や応用技術等に関する提案や報告が幾つかなされている。
【0005】
例えば、カーボンナノチューブを冷陰極部材として利用する電界放出型エミッタをフラットパネルディスプレイに適用するためには、カーボンナノチューブをできるだけ配向させ、できれば電極面に垂直に配向することが望ましく、できれば蛍光体に対応して2次元アレイ状に配置することが望ましい。この配列技術に関し、次のような報告や提案がある。
【0006】
Walt de Heer et al.によるScience誌268巻(1995)845頁では、カーボンナノチューブの懸濁液をセラミックフィルターに流してフィルター表面にカーボンナノチューブを配列させ、これをプラスチックシート上に転写して、該シート上に面垂直または面内に配向したカーボンナノチューブの層を形成する技術を開示している。
【0007】
また、特開平10−149760号公報は、電界放出型冷陰極装置における電子エミッタ材としてカーボンナノチューブを使用する技術を開示しており、支持基板上に複数の電子エミッタを形成するにあたり、例えば、アーク放電によってアノード電極の炭素を昇華させ、それをカソード上に析出させて形成したカーボンナノチューブを、塗布・分散等して基板上に倒木が重なり合うようにして配置させることにより各々の電子エミッタを構成する技術を開示している。
【0008】
特開平10−12124号公報は、電子エミッタとして使用するカーボンナノチューブを、陽極酸化膜中に規則正しく配設した細孔の中に析出させた金属触媒の作用により成長させる技術を開示している。
【0009】
更に、日本画像学会(The Society of Electrophotography of Japan)発行「Pan−Pacific Imaging Conference/Japan Hardcopy ’98」(1998年7月15〜17日開催)313〜316頁は、電界放出型電子エミッタとして機能させるカーボンナノチューブを、電気泳動法により印加電界方向に配列させ、基板上に形成したポリシラン等で構成される保持部材に移動させて固定する技術を開示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上の報告や提案はいずれも、カーボンナノチューブを別途作製しておき、これを基板上に配列・固定する技術であって、生産性は必ずしも良好とは言えないばかりか、基板上に配向して高密度で、かつ(例えば、蛍光体に対応させた2次元アレイ状の配置等、所望位置への)高精度での配列・固定も必ずしも容易とは言えないし、また電子線放出源として理想的な基板面への垂直配置についても問題が多々ある。
【0011】
本発明は、基板上に直接合成されるカーボンナノチューブの製造方法であって、しかもその合成が、カーボンナノチューブの高密度・高精度での配列・固定および基板面への理想的な垂直配置を容易に実現することができるカーボンナノチューブの製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカーボンナノチューブの製造方法は、内腔部に鉄酸化物、ニッケル酸化物、またはコバルト酸化物からなる無機材料原子を保持し、その周囲をタンパク質で覆った分子を、基板上にドット状に二次元的に配列させた後、前記無機材料原子を還元し、さらにタンパク質を除去することによって基板上に残存する還元された無機材料原子を種として合成してなることを特徴とする。
【0013】
上記のタンパク質分子は、(a)ウイルス(例えば、アデノウィルス、ロタウィルス、ポリオウィルス、HK97、CCMV等)、(b)フェリチンやアポフェリチンのようなフェリチンファミリー、(c)DpsAタンパク質やMrgAタンパク質(プロテイン・データ・バンク参照)であってもよい。上記の無機材料原子は鉄酸化物、ニッケル酸化物、コバルト酸化物のいずれか1種である。上記の合成方法はCVD法であってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明では、先ず、内腔部に無機材料原子を保持しその周囲をタンパク質で覆った分子(以下、「タンパク質分子」と記すこともある)を、基板上に、高密度かつ所望位置に高精度(本発明において、「高精度」と記すときは、「所望位置に高精度」を意味する)で、展開配置(すなわち、2次元的に配列・固定)する。
【0015】
このタンパク質分子は、例えば図1に模式的に示すように、無機材料原子の芯1を内腔部に保持し、この周囲をタンパク質の殻2で覆った金属タンパク質複合体であって、馬、牛等の動物のひ臓や肝臓等の臓器から取り出したフェリチンや、内腔に各種の無機材料原子を内包したアポフェリチン等が好ましく使用できる。
【0016】
フェリチンの場合、芯1の無機材料原子は、通常は、酸化鉄(Fe2O3)で、芯1の直径は6nm程度、酸化鉄の総数は3000個程度であり、殻2は分子量2万程度のタンパク質の24量体で、24量体全体の外径は12nm程度である。
【0017】
Dpsタンパク質の場合は、図示は省略するが、芯1の直径は4nm程度、殻2は正四面体の12量体で、12量体全体の外径は9nm程度である。
【0018】
なお、本発明において、芯1の無機材料原子は、酸化鉄に限定されず、ニッケル、コバルトの酸化物であってもよい。
【0019】
このタンパク質分子の2次元的な配列・固定は、例えば、特開平11−45990号公報に記載の方法で行われる。
【0020】
具体的には、図2に示すように、タンパク質分子4を分散した緩衝液(溶液)(濃度40mM、pH5.3のリン酸バッファ溶液と、濃度40mMの塩化ナトリウム水溶液との等量混合溶液等)3の表面に、ポリペプチド膜5を張り、緩衝液3のpHを調節する(図2(A))。ポリペプチド膜5が正電荷を帯びているのに対し、タンパク質分子4は負電荷を帯びているため、時間の経過に伴ってタンパク質分子4がポリペプチド膜5に付着し、タンパク質分子4の2次元結晶ができる(図2(B))。
【0021】
このポリペプチド膜5上に基板6を載置し(浮かべ)て、ポリペプチド膜5を基板6に付着させる(図2(C))。この基板6を取り出せば、ポリペプチド膜5を介して、タンパク質分子4の2次元結晶が付着した基板6を得ることができる(図2(D))。
【0022】
あるいは、図3に示すように、タンパク質分子4を分散した溶液(純水、純水に塩化ナトリウム等の電解質物質を加えたもの等)3に基板6を入れ、この基板6を液面に垂直に徐々に引き上げると、基板6の両面に濡れ膜7が生じる。この濡れ膜7には、タンパク質分子4が2次元状に分散しているため、膜7が乾燥すれば、タンパク質分子4の2次元結晶が両面に付着した基板6を得ることができる。
【0023】
また、図4に示すように、台8上に置いた基板6上に、垂直に白金ブレード9を立て、基板6とブレード9の間に、図2の場合と同様のタンパク質分子を分散した溶液3を表面張力でもたせ、ブレード9は固定し、台8すなわち基板6を一定速度で矢印方向に徐々に移動すると、基板6上に溶液3の薄膜7が生成する。この薄膜7には、タンパク質分子4が2次元状に分散しているため、膜7が乾燥すれば、タンパク質分子4の2次元結晶が一方の面に付着した基板6を得ることができる。
【0024】
更には、図5(A)に示すように、図2の場合と同様のタンパク質分子4を分散した溶液3を注入した容器10内に基板6を、溶液3に対して垂直に(図示は省略するが、斜めでもよい)入れ、溶液3を容器10の上方からシリンジ(図示省略)等で一定速度で徐々に抜き出す(図示は省略するが、容器10の下方に孔を空けておき、この孔から重力等の作用により一定速度で徐々に抜き出してもよい)と、図5(B)に示すように、基板6の両面に濡れ膜7が生じる。この濡れ膜7には、図2の場合の濡れ膜7と同様に、タンパク質分子4が2次元状に分散しているため、膜7が乾燥すれば、タンパク質分子4の2次元結晶が両面に付着した基板6を得ることができる。
【0025】
これら図2〜5に示す方法において、タンパク質分子4の2次元結晶は、基板6の全面に形成してもよいし、特定の部分にのみ適宜のパターンで形成してもよく、後者の場合には、予め基板6表面に、タンパク質分子4が付着し易い領域と付着し難い領域(例えば、後述する処理方法により、疎水性領域と親水性領域)を作成しておいたり、基板6にタンパク質分子4を2次元状に付着させた後に、該分子4を適宜のパターンで除去する等の方法が採用される。
【0026】
また、図6(A)〜(D)に示すような、吉村らにより開発された転写法(Adv.Biophys.Vol.34,p99〜107(1987)参照)による方法であっても、タンパク質分子4の2次元結晶膜を得ることができる。
【0027】
先ず、図6(A)において、特定の溶液(濃度2%のシュークロース溶液)3に、タンパク質分子(酸化鉄を内包したアポフェリチン)4を、シリンジ11等を用いて注入すると、タンパク質分子4は、図6(B)に示すように、シュークロース溶液3上に浮上する。
【0028】
最初に気液界面に到達したタンパク質分子4は、図6(C)に示すように、アモルファス膜12′を形成し、後から到達したタンパク質分子4は、該膜12′の下に付着し、図6(D)に示すように、該膜12′の下に2次元結晶12″を形成する。
【0029】
このアモルファス膜12′と2次元結晶12″とからなる膜12の上に、図6(D)に示すように、基板6を載置すれば、このタンパク質分子の膜12は基板6側に転写される。
【0030】
この膜12は、基板6を疎水性に処理しておくことで、簡単に基板6側に転写することができる。
【0031】
基板6の疎水性処理は、例えば、シリコン基板では、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)((CH3)3SiNHSi(CH3)3)等で処理したり、ガラス基板では、フッ化炭素の単分子膜で覆ったりする等して行うことができる。
【0032】
この転写法においても、タンパク質の2次元結晶膜12は、基板6の全面に形成してもよいし、また条件を選定すれば、膜12は、疎水性領域にのみ転写し、親水性領域には転写しないようにすることができるため、予め基板6上に疎水性領域と親水性領域とを適宜のパターンで形成して、膜12を適宜のパターンに作出することができる。
【0033】
本発明では、以上のようにして、タンパク質分子を2次元結晶状態で基板上に展開配置した後、タンパク質部分を除去し、タンパク質分子の内腔部に保持させた無機材料原子を、基板上に2次元的に出現させる。
【0034】
このタンパク質部分の除去は、一般には、熱処理によって行う。
【0035】
例えば、窒素等の不活性ガス中、400〜500℃で、適宜の時間(例えば、1時間)保持すると、タンパク質部分や図2の場合のポリペプチド膜が焼失し、基板上には無機材料原子が2次元的に、高密度のドット状で、残存する。
【0036】
これを更に、水素等の還元ガス雰囲気中、500〜900℃で、適宜の時間保持し、無機材料原子を還元してもよい。
【0037】
本発明のカーボンナノチューブは、上記のようにして、基板上に展開配置した無機材料原子(本発明において、「無機材料原子」と記すときは、その酸化物や他の化合物を含む意味である)を種として、基板上に直接、合成するものである。
【0038】
この合成方法は、カーボンナノチューブが合成できればどのような方法でもよいが、CVD法が好ましく適用できる。
【0039】
すなわち、無機材料原子を展開配置した基板を密閉系内に置き、この密閉系内にカーボンナノチューブの原料となる有機化合物を導入し、基板温度を500〜900℃にする。これにより、有機化合物が分解してカーボン粒子が発生し、このカーボン粒子が無機材料原子を種としてカーボンナノチューブを合成し、成長させる。
【0040】
本発明におけるCVD法は、減圧下(例えば、1Pa未満〜10-6Pa程度)で行うこともできる。
【0041】
また、カーボン源としては、有機化合物であれば、特に限定されないが、化1に示す芳香族ケトン化合物や、オルトメチルジアゾールケトン、フタロシアニン、その他の芳香族化合物、あるいは各種の脂肪族化合物等が好ましく使用できる。
【0042】
【化1】
【0043】
このCVD法は、例えば、図7に示すような装置を用いて行われる。
【0044】
図7において、密閉チャンバ20内のヒータ21上に基板6をセットし、真空ポンプ22でチャンバ20内を排気し、減圧しつつ(あるいは、パイプ23から窒素やアルゴン等の不活性ガスをノズル24より導入しつつ)、ヒータ21で基板6を加熱する。
【0045】
基板6の温度が安定した後、切り替えバルブ25を作動させて、カーボン源供給装置26から上記のような有機化合物の蒸気を、窒素やアルゴン等のキャリアガスに同伴させて密閉チャンバ20内に供給し、ノズル24により基板6上に導く。
【0046】
この有機化合物の蒸気は、基板6上近傍において分解し、カーボン粒子を発生させて、基板6上の無機材料原子を種としてカーボンナノチューブを合成・成長させる。
【0047】
上記のCVD法にて、無機材料原子を種としてカーボンナノチューブを合成・成長させた後、同じ密閉チャンバ内、あるいは該チャンバから取り出して適宜の加熱手段にて、窒素やアルゴン等の不活性ガス雰囲気中、400〜900℃で、1時間程度保持して、カーボンナノチューブのアニーリングを行えばよい。このアニーリングにより、種となる無機材料原子との密着性が良好となると共に、電気的導通性の向上を図ることができる。
【0048】
以上説明した本発明におけるカーボンナノチューブの合成・成長の状況を、順を追って、図8に、模式的に示す。
【0049】
先ず、図8(A)に示すように、基板6上に、高密度・高精度で、タンパク質分子4(2次元結晶)を、展開配置する。
【0050】
次いで、この基板6を熱処理して、タンパク質分子4のタンパク質部分2を焼去し、図8(B)に示すように、該分子4の内腔部に保持されていた無機材料原子1を、基板6上に、高密度・高精度で、2次元的にドット状に残存させる。
【0051】
この状態の基板6を密閉系内に置き、CVD法により、該系内に炭素蒸気を飛遊させると、基板6上の無機材料原子1を種として、カーボンナノチューブ13が合成・成長する。その成長方向は図8(C)に示すように上方向の場合と図8(D)に示すように下方向の場合がある。
【0052】
これを適宜の加熱手段にてアニーリング処理して、本発明のカーボンナノチューブを得る。
【0053】
なお、図8では、基板6の片面に、タンパク質分子4、無機材料原子1が付着して、カーボンナノチューブ13が合成・成長する態様を示したが、基板6の両面にこれら4,1が付着し、カーボンナノチューブ13が合成・成長するものであってもよい。
【0054】
このように、本発明においては、基板6面に展開配置される無機材料原子(6nm)が、所定の間隔(約12nm間隔)でドット状に高密度で2次元配列されてるため、この無機材料原子を種として合成、成長するカーボンナノチューブ13は、隣り合うカーボンナノチューブ同志が極く近接して合成・成長しているため、互いのカーボンナノチューブ13,13・・・の存在により、垂直方向に成長する特性が向上する。
【0055】
一方、前述した、従来のカーボンナノチューブの固定・配列方法では、別途作製したカーボンナノチューブを配列・固定する際の種となる金属の配列が粗であるために、隣り合うカーボンナノチューブ同志が近接しておらず、従って本発明のような高密度に2次元的に成長する互いのカーボンナノチューブの存在による作用が生じることはなく、カーボンナノチューブが曲がる等して固定・配列される可能性が極めて高くなり、垂直配置の制御が困難となる。
【0056】
なお、上述した本発明における垂直方向への成長特性の傾向は、タンパク質分子4としてDpsタンパク質を用いる場合、顕著となる。すなわち、Dpsタンパク質では、無機材料原子の大きさが4nm、間隔が9nmとなり、垂直に配向する傾向がより一層強くなるからである。
【0057】
以上のように、本発明におけるカーボンナノチューブは、基板面に対して極めて良好に垂直配置しており、低電圧駆動の大電流電子線放出源として好ましく適用でき、例えば、フラットパネルディスプレイの電界放出型エミッタにおける冷陰極部材として好適に使用することができる。
【0058】
基板の両面にカーボンナノチューブが合成・成長しているものの場合、電子線放出源として両面を利用することもできるし、片面のみを利用してもよい。
【0059】
【実施例】
実施例1
タンパク質分子4として、内腔部に酸化鉄1を保持しているアポフェリチンを使用し、基板6としてシリコン基板を2枚使用し、図5に示す態様で、2枚の基板6のそれぞれに、アポフェリチン(2次元結晶)4を、高密度・高精度で展開配置し、図8(A)に示す態様の基板6(但し、両面にアポフェリチン4が付着している)を2枚得た。
【0060】
なお、アポフェリチン溶液3は、生理食塩水中に、馬のひ臓から採取したアポフェリチンを濃度100ng/mlで含むものを使用し、シリコン基板6はそれぞれ、表面を110℃で紫外線による活性オゾンで親水性化処理したものを使用した。
【0061】
また、2枚の基板6は1つの容器10内に一定の間隔をあけてそれぞれセットし、図示省略のシリンジを用い、アポフェリチン溶液3の容器10からの抜出速度(液面低下速度)は0.1mm/分として、溶液3を抜き出した。
【0062】
上記のようにして得た2枚の基板6を、窒素ガス雰囲気中、450℃で、1時間保持して熱処理し、タンパク質部分2を焼失させて、図8(B)に示すような酸化鉄1を2次元的に、高密度のドット状で、(両面に)展開配置している基板6を2枚得た。
【0063】
この2枚の基板6の一方を更に、水素ガス雰囲気中、700℃で、1時間保持して還元処理し、基板6の両面に展開配置している酸化鉄を還元して、鉄とした。
【0064】
上記2枚の基板6を、図7に示すCVD装置を用い、該装置内の密閉チャンバ20内のヒータ21上に、間隔を置いてそれぞれセットした。
【0065】
次いで、チャンバ20内を真空ポンプ22で排気し、パイプ23からアルゴンガスをノズル24を介してチャンバ20内に導入して、チャンバ20内を1Paに保持しつつ、2枚の基板6をそれぞれ600℃に加熱した。
【0066】
この後、切り替えバルブ25を切り替え、供給装置26からカーボン粒子源としてオルトメチルジアゾールケトンの蒸気をアルゴンガスに同伴させ、ノズル24を介してチャンバ20内に導入した。
【0067】
チャンバ20内において、オルトメチルジアゾールケトンが分解してカーボン粒子が発生し、還元された鉄を種として、図8(C)に示すように、2枚の基板6それぞれ(の両面)にカーボンナノチューブ13を合成・成長させた。
【0068】
続いて、同じ密閉チャンバ20内で、600℃で1時間保持して、合成・成長したカーボンナノチューブ13のアニーリング処理を行い、本発明におけるカーボンナノチューブを得た。
【0069】
上記のようにしてカーボンナノチューブ13を合成・成長させ、アニーリング処理した2枚の基板6のそれぞれについて、電子放出テストを行った。
【0070】
このテストの条件および方法は、カーボンナノチューブを陰極とし、対極に白金コートしたチップを用い、電界として10V/μm(=106〜107V/m)を加えた。
【0071】
テストの結果は、2枚の基板とも、数mA/cm2のオーダーの電流密度を得ることができた。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、本発明のカーボンナノチューブでは、基板上に直接合成・成長させることができるばかりか、高密度・高精度での配列・固定および基板面への理想的な垂直配置が極めて容易である。
【0073】
これに伴い、低電圧駆動大電流電子線放出源としての良品質のカーボンナノチューブを、高い生産効率で、製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンパク質分子の構成を模式的に示す図
【図2】タンパク質分子の2次元的な配列・固定方法の一例を、工程順に示す説明図であり、
(A)はタンパク質分子の分散液表面にポリペプチド膜を張り該液のpHを調節する工程を示す図
(B)はタンパク質分子がポリペプチド膜に付着してタンパク質分子の2次元結晶ができる工程を示す図
(C)はポリペプチド膜上に基板を載置して該膜を基板に付着させる工程を示す図
(D)はポリペプチド膜を介してタンパク質分子の2次元結晶が付着した基板を取り出した状態を示す図
【図3】タンパク質分子の2次元的な配列・固定方法の他の例を示す説明図
【図4】タンパク質分子の2次元的な配列・固定方法の更に他の例を示す説明図
【図5】タンパク質分子の2次元的な配列・固定方法の更に他の例を示す説明図であって、
(A)がその方法を示す図
(B)がその方法で得られる濡れ膜を模式的に示す図
【図6】タンパク質分子の2次元的な配列・固定方法の更に他の例を、順を追って示す説明図
【図7】本発明におけるCVD法を実施する際に使用される装置を説明するための図
【図8】本発明のカーボンナノチューブの合成・成長方法の一例を、順を追って示す説明図であり、
(A)が基板上にタンパク質分子を展開配置した状態を模式的に示す図
(B)がタンパク質分子のタンパク質部分を焼去し無機材料原子粒子とした状態を模式的に示す図
(C)が無機材料原子を種としてカーボンナノチューブを剛性・成長させた状態を模式的に示す図
【符号の説明】
1 無機材料原子の芯
2 タンパク質の殻
3 タンパク質分子4を分散した緩衝液(溶液)
4 タンパク質分子
5 ポリペプチド膜
6 基板
7 濡れ膜
8 台
9 白金ブレード
10 容器
13 カーボンナノチューブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing carbon nanotubes, and more particularly, to a method for producing carbon nanotubes arranged on a substrate surface with high density and high accuracy.
[0002]
[Prior art]
Since the carbon nanotube has a high aspect ratio and a small radius of curvature at the tip, it is suitable as a constituent material (cold cathode material) of an electron emission source in a field emission electron emitter (cold cathode device).
[0003]
For example, it has been reported that a high emission current density of 400 μA / cm 2 can be obtained from a carbon nanotube in which a large number of carbon nanotubes are bundled with a low turn-on voltage of 64V.
[0004]
Thus far, several proposals and reports have been made on synthesis techniques and application techniques of carbon nanotubes which are attracting attention as a high-current electron beam emission source driven at a low voltage.
[0005]
For example, in order to apply a field emission type emitter using carbon nanotubes as a cold cathode member to a flat panel display, it is desirable to align the carbon nanotubes as much as possible, preferably perpendicular to the electrode surface, preferably to the phosphor. Thus, it is desirable to arrange them in a two-dimensional array. There are the following reports and proposals regarding this array technology.
[0006]
Walt de Heer et al. Science 268 (1995), page 845, by flowing a suspension of carbon nanotubes through a ceramic filter to arrange the carbon nanotubes on the surface of the filter and transferring it onto a plastic sheet. A technique for forming an in-plane oriented carbon nanotube layer is disclosed.
[0007]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-149760 discloses a technique of using carbon nanotubes as an electron emitter material in a field emission cold cathode device. In forming a plurality of electron emitters on a support substrate, for example, an arc Each electron emitter is configured by disposing carbon nanotubes formed by sublimating the carbon of the anode electrode by discharge and depositing it on the cathode so that the fallen trees overlap with each other by coating and dispersing. The technology is disclosed.
[0008]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-12124 discloses a technique for growing carbon nanotubes used as electron emitters by the action of a metal catalyst deposited in pores regularly arranged in an anodic oxide film.
[0009]
Furthermore, “Pan-Pacific Imaging Conference / Japan Hardcopy '98” (held from July 15 to 17, 1998) published by the Society of Imaging Society of Japan (Electronic Photography of Japan) is a field-type emitter. A technique is disclosed in which carbon nanotubes to be arranged are aligned in the direction of an applied electric field by electrophoresis, and are moved and fixed to a holding member made of polysilane or the like formed on a substrate.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, all of the above reports and proposals are technologies for preparing carbon nanotubes separately and arranging and fixing them on the substrate, and the productivity is not necessarily good. Therefore, it is not always easy to arrange and fix with high accuracy and high precision (for example, in a desired position such as a two-dimensional array arrangement corresponding to a phosphor), and as an electron beam emission source There are many problems with the vertical arrangement on the ideal substrate surface.
[0011]
The present invention is a method for producing carbon nanotubes directly synthesized on a substrate, and the synthesis facilitates the arrangement and fixation of carbon nanotubes with high density and high precision and the ideal vertical arrangement on the substrate surface. An object of the present invention is to provide a method for producing a carbon nanotube that can be realized.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the method for producing a carbon nanotube of the present invention, inorganic material atoms made of iron oxide, nickel oxide, or cobalt oxide are held in the inner cavity, and the periphery thereof is covered with protein. After the molecules are arranged two-dimensionally in the form of dots on the substrate, the inorganic material atoms are reduced, and further, the proteins are removed to synthesize the reduced inorganic material atoms remaining on the substrate as seeds. It is characterized by becoming.
[0013]
Protein molecules of the above, (a) virus (e.g., adenovirus, rotavirus, poliovirus, HK97, CCMV etc.), (b) off ferritin and ferritin family, such as apoferritin, (c) DpsA protein or MrgA protein (See Protein Data Bank) . Inorganic material atoms upper Symbol iron oxide, nickel oxide, Ru any one Tanedea cobalt oxide. The above synthesis method may be a CVD method.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, first, molecules having inorganic material atoms held in the lumen and covered with proteins (hereinafter sometimes referred to as “protein molecules”) are formed on the substrate at a high density and at a desired position. Deploy and arrange (that is, arrange and fix two-dimensionally) with accuracy (in the present invention, “high accuracy” means “high accuracy at a desired position”).
[0015]
For example, as schematically shown in FIG. 1, the protein molecule is a metal protein complex in which a
[0016]
In the case of ferritin, the inorganic material atom of the
[0017]
In the case of Dps protein, although not shown, the diameter of the
[0018]
In the present invention, an inorganic material atoms of the
[0019]
This two-dimensional arrangement / fixation of protein molecules is performed, for example, by the method described in JP-A-11-45990.
[0020]
Specifically, as shown in FIG. 2, a buffer solution (solution) in which protein molecules 4 are dispersed (equivalent mixed solution of a phosphate buffer solution having a concentration of 40 mM and pH 5.3 and a sodium chloride aqueous solution having a concentration of 40 mM, etc.) 3) A polypeptide film 5 is stretched on the surface of 3 to adjust the pH of the buffer 3 (FIG. 2A). Since the polypeptide film 5 is positively charged while the protein molecule 4 is negatively charged, the protein molecule 4 adheres to the polypeptide film 5 as time passes, and 2 of the protein molecule 4 A dimensional crystal is formed (FIG. 2B).
[0021]
The
[0022]
Alternatively, as shown in FIG. 3, a
[0023]
Further, as shown in FIG. 4, a platinum blade 9 is set up vertically on a
[0024]
Furthermore, as shown in FIG. 5 (A), the
[0025]
In the methods shown in FIGS. 2 to 5, the two-dimensional crystal of the protein molecule 4 may be formed on the entire surface of the
[0026]
Moreover, even if the method is based on the transcription method developed by Yoshimura et al. (See Adv. Biophys. Vol. 34, p99-107 (1987)) as shown in FIGS. 4 two-dimensional crystal film can be obtained.
[0027]
First, in FIG. 6A, when a protein molecule (apoferritin containing iron oxide) 4 is injected into a specific solution (2% sucrose solution) 3 using a
[0028]
The protein molecules 4 that first reach the gas-liquid interface form an amorphous film 12 'as shown in FIG. 6C, and the protein molecules 4 that reach later adhere to the film 12', As shown in FIG. 6D, a two-
[0029]
When the
[0030]
This
[0031]
The hydrophobic treatment of the
[0032]
Also in this transfer method, the protein two-
[0033]
In the present invention, after the protein molecules are developed and arranged on the substrate in a two-dimensional crystal state as described above, the inorganic material atoms that have been removed from the protein and retained in the lumen of the protein molecules are formed on the substrate. Appear in two dimensions.
[0034]
This protein portion is generally removed by heat treatment.
[0035]
For example, when held in an inert gas such as nitrogen at 400 to 500 ° C. for an appropriate time (for example, 1 hour), the protein portion and the polypeptide film in the case of FIG. Remains in two-dimensional, high-density dots.
[0036]
This may be further maintained at 500 to 900 ° C. in a reducing gas atmosphere such as hydrogen for an appropriate time to reduce the inorganic material atoms.
[0037]
The carbon nanotube of the present invention is an inorganic material atom developed and arranged on a substrate as described above (in the present invention, “inorganic material atom” means its oxide and other compounds) Is used as a seed and synthesized directly on the substrate.
[0038]
This synthesis method may be any method as long as carbon nanotubes can be synthesized, but the CVD method is preferably applicable.
[0039]
That is, a substrate on which inorganic material atoms are deployed and placed is placed in a closed system, and an organic compound serving as a raw material for carbon nanotubes is introduced into the closed system, and the substrate temperature is set to 500 to 900 ° C. Thereby, the organic compound is decomposed to generate carbon particles, and the carbon particles synthesize and grow carbon nanotubes using inorganic material atoms as seeds.
[0040]
The CVD method in the present invention can also be performed under reduced pressure (for example, less than 1 Pa to about 10 −6 Pa).
[0041]
Further, the carbon source is not particularly limited as long as it is an organic compound, but the aromatic ketone compound shown in
[0042]
[Chemical 1]
[0043]
This CVD method is performed using, for example, an apparatus as shown in FIG.
[0044]
In FIG. 7, the
[0045]
After the temperature of the
[0046]
The vapor of the organic compound is decomposed in the vicinity of the
[0047]
After synthesizing and growing carbon nanotubes by using inorganic material atoms as seeds by the above CVD method, an inert gas atmosphere such as nitrogen or argon is taken out of the same sealed chamber or taken out from the chamber with an appropriate heating means. The carbon nanotubes may be annealed at 400-900 ° C. for about 1 hour. This annealing makes it possible to improve the adhesion with the seed inorganic material atoms and to improve the electrical conductivity.
[0048]
FIG. 8 schematically shows the state of synthesis and growth of the carbon nanotubes according to the present invention described above in order.
[0049]
First, as shown in FIG. 8A, protein molecules 4 (two-dimensional crystals) are developed and arranged on a
[0050]
Next, the
[0051]
When the
[0052]
This is annealed by an appropriate heating means to obtain the carbon nanotube of the present invention.
[0053]
FIG. 8 shows a mode in which the protein molecules 4 and the
[0054]
Thus, in the present invention, the inorganic material atoms (6 nm) developed and arranged on the surface of the
[0055]
On the other hand, in the above-described conventional method for fixing and arranging carbon nanotubes, adjacent carbon nanotubes are close to each other because the arrangement of metals as seeds for arranging and fixing separately prepared carbon nanotubes is rough. Therefore, there is no effect due to the existence of the carbon nanotubes that grow two-dimensionally at high density as in the present invention, and the possibility that the carbon nanotubes are fixed and arranged by bending or the like becomes extremely high. This makes it difficult to control the vertical arrangement.
[0056]
In addition, the tendency of the growth characteristic in the vertical direction in the present invention described above becomes remarkable when the Dps protein is used as the protein molecule 4. That is, in the Dps protein, the size of the inorganic material atoms is 4 nm and the interval is 9 nm, and the tendency to align vertically becomes even stronger.
[0057]
As described above, the carbon nanotubes in the present invention are arranged extremely well with respect to the substrate surface, and can be preferably applied as a low-current-driven large current electron beam emission source. For example, a field emission type of a flat panel display It can be suitably used as a cold cathode member in the emitter.
[0058]
In the case where carbon nanotubes are synthesized and grown on both sides of the substrate, both sides can be used as the electron beam emission source, or only one side can be used.
[0059]
【Example】
Example 1
Using apoferritin holding
[0060]
As the
[0061]
In addition, the two
[0062]
The two
[0063]
One of the two
[0064]
Using the CVD apparatus shown in FIG. 7, the two
[0065]
Next, the inside of the
[0066]
Thereafter, the switching
[0067]
In the
[0068]
Subsequently, the synthesized and grown
[0069]
[0070]
The test conditions and method were as follows: a carbon nanotube cathode and a platinum-coated chip on the counter electrode were used, and an electric field of 10 V / μm (= 10 6 to 10 7 V / m) was applied.
[0071]
As a result of the test, a current density on the order of several mA / cm 2 could be obtained with the two substrates.
[0072]
【The invention's effect】
As described above, the carbon nanotubes of the present invention can be directly synthesized and grown on a substrate, and are extremely easy to arrange and fix with high density and high accuracy and ideal vertical arrangement on the substrate surface. is there.
[0073]
Along with this, it is possible to produce a high-quality carbon nanotube as a low-voltage driven large-current electron beam emission source with high production efficiency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing the structure of a protein molecule. FIG. 2 is an explanatory diagram showing an example of a two-dimensional arrangement / fixation method of protein molecules in the order of steps.
(A) shows a step of applying a polypeptide film on the surface of a dispersion of protein molecules and adjusting the pH of the solution. (B) is a step of forming a two-dimensional protein molecule by attaching the protein molecule to the polypeptide membrane. (C) shows a step of placing a substrate on a polypeptide film and attaching the film to the substrate (D) shows a substrate on which a two-dimensional crystal of protein molecules is attached via the polypeptide film. FIG. 3 is an explanatory view showing another example of a two-dimensional arrangement / fixation method of protein molecules. FIG. 4 is another example of a two-dimensional arrangement / fixation method of protein molecules. FIG. 5 is an explanatory view showing still another example of a two-dimensional arrangement / fixation method of protein molecules,
FIG. 6A is a diagram showing the method. FIG. 6B is a diagram schematically showing the wetting film obtained by the method. FIG. 6 shows another example of a two-dimensional protein molecule alignment / fixation method. FIG. 7 is a diagram for explaining an apparatus used when performing the CVD method according to the present invention. FIG. 8 shows an example of the carbon nanotube synthesis / growth method according to the present invention in order. It is an explanatory diagram,
(A) schematically shows a state where protein molecules are developed and arranged on a substrate (B) is a diagram (C) schematically showing a state where the protein portion of the protein molecules is burned off to form inorganic material atomic particles. Diagram showing the rigidity and growth of carbon nanotubes using inorganic material atoms as seeds [Description of symbols]
1 Inorganic material atomic core 2
4 Protein molecule 5
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