JP4402506B2 - カニ肉の瓶詰およびその包装体 - Google Patents

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Description

カニ肉の瓶詰に関する。詳細には、内容物が一目でわかるように充填され、内容物が充填されたときのまま維持でき、崩れたり、混ざってしまったりしないカニ肉の瓶詰に関する。
魚介類、畜肉類、野菜類などの食品の水煮、あるいは調味したものが缶詰、瓶詰、レトルトパウチ詰として販売されている。これらは室温で長期間保存できる利点がある。このなかでも瓶詰は透明なガラス瓶を仕様することから外から中身をみることができ、空気を通さず、缶やレトルトパウチのように容器の臭いが食品に移ることもない等の特徴がある。
瓶詰の蓋は通常金属、樹脂等の不透明のものであり、瓶詰の中身を見えるようにするには瓶の側面から見えるような形で展示、箱詰めするのが通常である。
食品には全体が均質なものと、一定の形状や方向性が保持される必要のあるものとがある。例えば、カニの缶詰では、全体がほぐし身であるフレークなら缶にただ詰め込められるが、高級品では肩肉などのフレークだけでなく、カニ足部分の身肉なども決まった量入っていることが必要であり、なるべく美しい形状を保ったまま詰められることが要求されるため、崩れないように一定の方向に並べて入れられている。品質の良さを外観からもアピールするという意味合いもある。
カニの瓶詰としては、ただフレークが詰めてあるものや、円柱状の瓶にカニの脚肉を立てに詰めたものなどが販売されている。
外観の優れた瓶詰食品を提供することを課題とする。消費者が内容物の品質を外から見てわかり、品質の良さを外観からもアピールする瓶詰食品を提供することを課題とする。
発明者らは、カニ缶で行われている上面にカニ脚肉をその他の身肉と混ざらないように美しく並べるような工夫を瓶詰についても検討したが、瓶詰では内容物を側面から眺めることになるため、外観のよい商品にならなかった。しかし、瓶の底を正面としてとらえ、底面から中身を見せることで課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、ガラス瓶の底面にカニの脚肉を少なくとも一層並べた上にその他の身肉を詰めたカニ肉の瓶詰を要旨とする。ガラス瓶は、底面が多角形または略楕円形であるものが好ましく、レトルト耐性を有し、通常の使用で割れない程度の強度を有し、底面のガラスの厚みが略均一で、なめらかな平面であるものがよい。ガラス瓶の蓋は、水漏れのしないパッキング仕様になったものである。
また、本発明は、上述の瓶詰を四角い透明な樹脂性ケースに詰めたカニ肉の瓶詰の包装体を要旨とする。
さらに、本発明は、上述の瓶詰の底面を正面にして展示または包装するカニ肉の瓶詰の展示または包装方法を要旨とする。
瓶詰の底面にカニの脚肉を並べてからその他の身肉を詰めることにより瓶詰のカニの品質が一目でわかる。底面が多角形または略楕円形のものを使用することにより、詰めたカニ肉が動いて型崩れしない。瓶詰の底面を略平らにし、底面から見たときに内容物の見栄えがするように内容物を封入した瓶詰を底面を正面として展示または包装することにより、中身が一目でわかるだけでなく、カニの赤い脚肉を美しく見せることができ、美的にも優れる。
本発明においてガラス瓶とは、通常食品の瓶詰に使用されているガラス瓶であれば何でも使用できる。底面を横に向けたり上に向けたりして使用するので、水漏れしないよう密閉できる蓋のあるものである必要がある。また、カニ肉の瓶詰ではレトルト処理を行うのでレトルト耐性のある瓶である。底面から内容物がきれいに見えるように底面はできるだけ平らで、厚みが均一で、すべり止めのギザギザや文字の印字などがない仕様が好ましい。
ガラス瓶の形状は円筒形が最も一般的であるが、円筒形のガラス瓶では内容物を相当密に充填すればよいが、ある程度の余裕があると内容物が動いてしまい、充填した時点での形態が崩れてしまいやすいことがわかった。したがって、三角形〜八角形の底面を有する多角柱の形状の瓶が好ましい。これら多角柱の瓶の底面にカニの脚肉を並べ、その上に身肉を詰めると、内容物に対して瓶の容積に多少の余裕があっても、内容物が動いてしまうことがなく、整列したカニの脚肉が乱れたり、側面に回ってしまったりすることがなくなる。底面は多角形でなくても、略楕円形のように方向性があり、整列したカニ脚肉が動きにくい形状のものであればよい。
カニ肉には脚肉と肩肉などその他身肉があるが、同じカニ肉でも脚肉はカニらしい赤色をしており繊維が長くカニらしいことなどから、他の身肉と比較して重要視される。カニの缶詰や瓶詰の品質もどの程度の脚肉がはいっているかによって決まるほどである。したがって、消費者にとっても、販売者にとっても、瓶詰中のカニ肉の組成がどのようであるかは注目点の1つである。本発明においては底面から一目見てカニの脚肉の存在がわかるよう脚肉を整列させる。瓶の底面の直径に合わせて長さを調節された脚肉を底面を埋めるようにきっちり並べる。タラバガニでは身が太く弾力があるので、概観良く詰めるには多少の手間がかかるが、うまくつめると動きにくい。一方ズワイガニのような場合、身が細く柔らかいので、充填しやすいが、整列させても崩れやすく、瓶の容積に対するカニ肉の充填量の調節が重要になる。
カニ肉と一緒に充填する調味液の量も外観に影響を与える。底面を上に向けて置くと瓶の上部の余裕部分に液行くために液面が下がり、カニ肉の一部が液から露出することとなる。見栄えの点からも、カニの褪色防止の点からも、瓶を逆さまにしたときにカニ肉が液から露出しない量の液を充填することが好ましい。
液の濁りを押さえるには、調味液に糊料・でんぷん・粘材等を混合し粘度を高めることも効果的である。液の中でゆすられたときにカニ肉が崩れるのを防ぐ効果もある。
カニ肉は生を詰めた後、調味液を注入してレトルト処理しても、水煮あるいは調味液で調理したものを詰めてから、レトルト処理してもよい。生を詰めてからレトルトするとカニ肉が収縮し、隙間が生じるので、カニ肉の収縮率も考慮して詰める。
瓶詰の場合は、缶詰とでは材質の熱伝導率に差があるので、その殺菌条件は缶詰より温度は低めで、長い時間行う。その結果、缶詰よりも肉質にとっては虐待が少なく繊維質が残って好ましい食感となる。
瓶は透明であるため光による酸化のおそれが高く、酸化は変色の原因ともなる。そのため、瓶の中の酸素を少なくすることが好ましい。少しでも酸素を少なくするために、レトルトの前に、カニ肉を詰めた瓶をスチームボックスに通して、一旦高温にしてヘッドスペースの酸素だけでなく、カニ肉の中の酸素も抜くようにするのが好ましい。
本発明のカニ肉瓶詰は底面から見ることを前提としているので、底面を正面として展示、箱詰め等の包装がしやすいことが望まれる。瓶詰を四角い透明な樹脂性ケース等で包装すると箱に表示する文字の方向などでどちらが正面であるかわかりやすくなる。また瓶の底面を手前に向けて瓶を寝かした状態で展示する場合にも瓶のままでは転がりやすいが、四角いケースに入れることでその問題も解決する。
本発明の、瓶詰の底面を正面にして展示または包装するカニ肉の瓶詰の展示または包装方法とは、上述のように底面から見ることを意識して製造した瓶詰を店頭に並べるときに底面が消費者から見える向きに並べたり、贈答用の箱に詰める場合に瓶の底を上面にむけて並べたりすることである。
以下に本発明の実施例を記載するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
六角柱形のガラス瓶(日本耐酸瓶工業社製)に生のタラバガニの脚肉およびその他の身肉140g、調味液52gを詰め、112℃、80分間のレトルト処理をして、本発明のカニ肉の瓶詰を製造した(図2、3、4)。
多角形型瓶の内容物の形態保持効果を確認する為に、下記方法にて比較試験を行った。
多角形瓶(日本耐酸瓶工業社製)および同容量の丸型瓶(第一硝子株式会社製)にズワイガニのフレークおよび脚肉(140g)を充填し、調味液を注入(52g)の後、キャップ(日本クラウンコルク社製)をして、112℃80分間のレトルト殺菌を行った(図5)。できたサンプル瓶を45°傾け、瓶の軸方向に30〜40cmの距離で直線的にそれぞれ20回手にて振揺した。その結果を図6に示す。丸型瓶に充填したカニ肉は多角形瓶よりも中身が動きやすく、そのため脚肉とフレークが混ざってしまいやすいことがわかる。通常使用されることが多い丸瓶よりも多角形瓶の方が充填状態を保持するのに有効であることが示された。
本発明により、中身の品質が一目瞭然にわかるうえに、カニ脚特有の赤色が美しく、外観に優れた瓶詰食品を提供することができる。消費者が内容物の品質を外から見てわかり、品質の良さを外観からもアピールする瓶詰食品を提供する。
本発明に使用するガラス瓶の1態様の底面からの写真である。 本発明のカニ肉の瓶詰の1態様の底面からの写真である。 本発明のカニ肉の瓶詰の1態様の正面からの写真である。 本発明のカニ肉の瓶詰の1態様を斜視した写真である。 実施例2の瓶詰の振揺前の状態を示した写真である。 実施例2の瓶詰の振揺後の状態を示した写真である。

Claims (3)

  1. レトルト耐性を有し、蓋が水漏れのしないパッキング仕様であり、かつ、底面が多角形であるガラス瓶の底面にカニの脚肉を少なくとも一層並べた上にその他の身肉を詰めたカニ肉の瓶詰の底面を正面にして展示または包装するカニ肉の瓶詰の展示または包装方法
  2. 底面のガラスの厚みが略均一で、なめらかな平面であるガラス瓶を用いることを特徴とする請求項カニ肉の瓶詰の展示または包装方法
  3. 瓶の底面を正面として瓶詰を四角い透明な樹脂性ケースに詰めたことを特徴とする請求項1または2のカニ肉の瓶詰の展示または包装方法
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