JP4402306B2 - 印刷データの圧縮伝送方法、圧縮符号化方法、圧縮伝送システムおよびrip装置 - Google Patents

印刷データの圧縮伝送方法、圧縮符号化方法、圧縮伝送システムおよびrip装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷用データの圧縮伝送方法および印刷刷版データ伝送システムに関する。
【0002】
【従来技術】
印刷の工程は、一般に、製版→刷版→印刷となるが、製版部門は得意先に近い都市近郊、刷版印刷工場は、郊外または遠隔地に立地すると便利なことが多い。このため、製版部門と刷版印刷部門が遠隔地に分離される場合、完成した印刷用原稿を迅速に刷版製版部門へ届ける必要性が生じてきた。
【0003】
製版工程におけるデジタル処理の普及と、近年になりCTP(ダイレクト刷版装置)が実用化されるに至り、従来の製版フィルムを物流する方法ではなく、刷版データを伝送し、直接刷版を作成するという工程が確立し、時間の短縮と材料費の削減が図られるようになってきた。
【0004】
製版工程から刷版印刷工程にデータを送付するには、一般に、次の二つの方法のいずれかがとられている。第一の方法は、製版データをそのまま刷版工程に送り、刷版工程でRIP(ラスターイメージ処理)展開し、印刷イメージを生成する。この方法では、刷版工程に送る製版データとして、一般的にポストスクリプトに代表されるPDL(ページ記述言語)のデータが用いられる。
【0005】
第二の方法は、製版工程でRIP展開し、印刷(刷版)のイメージを生成し、解釈の余地の無いラスターデータの状態で刷版工程に送り、イメージセッタまたはCTP装置に入力させて版を作成する。この時、階調画像を多値階調画像として伝送する場合と、網点処理してCMYKの色版に分けて2値の網点画像として伝送する仕方とがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記第一の方法では、伝送データ量が比較的多いうえに、刷版部門側で文字フォントを具備し、製版部門と完全に互換性のあるRIP処理機能を装備する必要がある。これらの要求は、実際上は必然的なコストアップを招くことになる。一方、前記第二の方法は、刷版部門側で完全に互換性のあるRIP処理機能を装備する必要が無いため、データ要因による不良品発生が起きる恐れはないが、大量のラスターデータを伝送する必要がある。これは階調画像を網点化して出力装置の解像度のデータとして伝送することに由来するものであるが、網点化した2値画像データはデータ圧縮があまり効かないということもある。また、刷版工程側で、印刷機と紙の特性において調整すべきドットゲイン補正をかけられないという致命的な問題点がある。
【0007】
本発明はこのような問題点を考慮してなされたものであり、設備コストが小さく、データ不良が起らず、伝送データ量を十分に圧縮でき、ドットゲイン補正可能な印刷工場側で使いやすい印刷刷版データのデータ伝送方法および、この方法を用いたデータ伝送システムを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の発明は、 送信側では、ページレイアウトされた製版データを伝送する際、文字および線画部分と階調画像部分を分離し、前者はラスターイメージ処理を施し高解像度2値データに変換し、後者は階調画像部分を網点化した結果生じる個々の網点を表現するデータに符号化して、それぞれを送信し、 受信側では、前記データを復号することにより階調画像を網点化した高解像度2値データを生成して、文字および線画部分の高解像度2値データと合成して最終的な印刷版作成用データを得る印刷データの圧縮伝送方法において、 前記送信側で階調画像部分を符号化する際、後に生成する個々の網点の位置情報とその網点サイズ値を関係付けて、網点スクリーンライン毎に再構成可能な網点符号化データとして符号化する、 ことを特徴とする印刷データの圧縮伝送方法である。
【0009】
ここで、高解像度2値画像の「高解像度」とは、イメージセッターあるいはCTP(ダイレクト刷版装置)等の出力装置の解像度の意味である。また、通常「復号」または「復号化」は、符号化する前のオリジナルデータと同じ形式のデータに戻すことを意味するが、ここでは、ページレイアウトされた階調画像データを符号化したデータを、網点化した出力装置の解像度の2値画像データに変換することを指して用いる。
【0010】
前記方法においてより具体的には、符号化処理は、後に生成する個々の網点の位置情報とその網点サイズ値を関係付けて、網点スクリーンライン毎に再構成可能な網点符号化データとして符号化すると、復号化処理時にスクリーンライン毎に処理できるので都合がよい。
【0011】
また、網点符号化データと、網点の形状を網点サイズ値に応じて与える網点パターン情報に分けて、受信側で前記網点符号化データを復号化する際には、網点パターン情報を参照して網点化した高解像度2値データを生成するようにすると、網点形状情報を伝送する必要がなくなるのでより望ましい。
【0012】
上記課題を解決するための第2の発明は、網点サイズ値に応じて網点の形状情報を与える網点パターン情報を参照して、網点化された高解像度2値画像データに復号化することを前提とした、ページレイアウトされた印刷用階調画像の符号化方法であって、
階調画像データをラスターイメージ処理した結果生じる個々の網点を、各網点の位置情報とその網点サイズ値を関係付けて、網点スクリーンライン毎に再構成可能な数値データとして符号化することにより、網点化した出力解像度の2値データに比較して少ないデータ量の数値データとすることを特徴とする印刷用階調画像の圧縮符号化方法である。
【0013】
前記第2の発明の印刷用階調画像の圧縮符号化方法は、より具体的には、階調画像のトリミング位置とスクリーン線数、スクリーン角度の幾何学的関係から、階調画像のトリミング枠を横切る1つのスクリーンラインに関して、前記トリミング枠内に位置する全ての、網点生成基準点である有効格子点、を求め、端点の有効格子点の版面座標形状の座標値と、同ライン上の有効格子点数を記憶する第1のステップ、
求められた各有効格子点に対して、トリミングレイアウトされた階調画像の当該有効格子点位置の適当な近傍の階調値から、その有効格子点に生成させるべき網点の網点サイズ値をそれぞれ決定する第2のステップ、
求められた全ての有効格子点と対応する網点サイズ値を、ラインの端点の格子点座標、同ライン上に生成されるべき有効格子点数、個々の網点のサイズ値を表す数値列、とで表現し、これを、対象とする1つのスクリーンラインの符号化データとして構成する第3のステップ、
および、対象とする階調画像のトリミング枠を横切るすべてのスクリーンライン分について、第1のステップから第3のステップを繰り返して、階調画像の符号化データとしてまとめるステップ、
により実現することもできる。
【0014】
上記課題を解決するための第3の発明の第1の態様は、ページレイアウトされた製版データから文字または線画部分データと階調画像部分データを分離する製版データ分離手段と、文字または線画部分データを高解像度2値画像データにラスタライズする文字線画RIP手段と、階調画像部分データを網点を形成する情報を保持した網点符号化データに変換する網点符号化手段と、前記文字または線画のラスタデータと網点符号化データを1セットの印刷用データとして伝送する送信手段と、を備えるRIP送信装置と、
前記印刷データ送信装置が伝送したデータを受取り前記網点符号化データを分離する受信・分離手段と、分離した網点符号化データから網点化された高解像度2値データを生成する網点生成手段と、網点生成装置が出力した網点化された高解像度2値データと前記文字または線画部分の高解像度2値データを合成して、最終的な刷版出力データを作成する合成手段と、を備える刷版データ準備装置
により構成される印刷データ圧縮伝送システムである。
【0015】
前記第3の発明のより好ましい態様は、前記RIP送信装置に備えられた網点符号化手段は、画像トリミング枠に配置される階調画像データを、使用されるスクリーン線数とスクリーン角度に応じて生じる個々の網点に関して、各網点の位置情報とその網点位置に対応するページレイアウトされた階調画像の階調値から決定される網点サイズ値を関係付けて、網点を生成するスクリーンライン毎に再構成可能な数値データとして構成するものであって、前記刷版データ準備装置に備えられた網点生成手段は、前記網点サイズ値に応じて網点の形状情報を与える網点パターン情報を参照して、網点符号化データから網点化された高解像度2値データを作成するものである。
【0016】
前記第3の発明のより好ましい別の態様は、前記RIP送信装置に備えられた網点符号化手段は、指定されたスクリーン線数、スクリーン角度のもとで、指定された画像トリミング枠内に配置される階調画像データを、画像トリミング枠内に位置する全ての網点の生成基準点である有効格子点に関して、網点を生成するライン毎に、いずれか一方の端点の格子点の版面座標系の座標値、同ラインに存在する有効格子点数、一連の有効格子点位置に対応する階調画像の階調値から決定される網点のサイズ値を並べた数値列、とで表現し、これを、前記トリミング枠を横切る全てのスクリーンライン分繰り返した数値データとして構成するものであって、
前記刷版データ準備装置に備えられた網点生成手段は、網点サイズ値に応じて網点の形状情報を与える網点パターン情報を参照して網点化された高解像度2値データを作成するものである。
【0017】
上記課題を解決するための第4の発明は、前記第3の発明の第1の態様を構成する網点符号化手段および網点生成手段の両方、またはいずれか一方を搭載したラスターイメージプロセッサ装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の第1の発明である印刷データの圧縮伝送方法を説明してゆく。図1はこの方法の概略を説明する流れ図である。まず、図1に従って本発明の方法の全体を説明する。
【0019】
まず、製版データ10からRIP(ラスターイメージ処理)後網点形式となるデータ(階調画像部分)とそれ以外のデータ(文字、2値画像部分)を分離する(図1▲1▼)。もともとPDLでは、文字・2値画像部分と階調画像部分は分離して管理されているので、データの形式をソフトウエア的に確認するだけでよい。つまり▲1▼のステップは、既知の手法により実現できる。
【0020】
分離された文字・2値画像部分40は、RIP処理されビットマップ型のデータ50となる(図1▲2▼)。このステップも従来手法で行うことができる。一方、階調画像部分20は、最終的に生成される網点と等価な符号データ30に変換される(図1▲3▼)。このステップの処理の詳細は後述する。そして、ステップ▲2▼で生成された高解像度2値データ50とステップ▲3▼で生成された符号データ30を適当なプロトコルを定めて受信側サイトに伝送する(図1▲4▼)。
【0021】
受信側では、まず受取ったデータから後に網点化する符号データ部分を分離する(図1▲5▼)。そして、符号データ30から網点データを生成する(図1▲6▼)。最後に、受信した残りのデータ(文字・2値画像部分)と網点部分を合成して(図1▲7▼)、出力用データ(高解像度2値データ)60が作成される。この後、出力用データ60は、刷版処理を行わせるため、イメージセッタ(一旦網点フィルムを作成する場合)または直接CTPに入力させることになる。
【0022】
尚、網点生成のステップ(ステップ▲6▼)の前に、ドットゲイン補正のステップ(図1▲8▼)を入れて処理することも可能である。以上が、本発明の印刷データの圧縮伝送方法の概要である。網点部分を、高解像度2値データとせずに網点と等価な、すなわち、網点の1つ1つを再現可能な数値データの形で送信することにより、データ量の圧縮を図っているわけである。その代わりに、網点を符号化する処理と復号化する処理を送信側、受信側それぞれで行う必要がある。次に、この網点を符号化する処理について詳しく説明する。
【0023】
網点の符号化について、図2、図3および図4により説明する。図4は、本発明の方法における、1つの階調画像データに対する網点符号データの構成(構造)を説明する図である。最初の「Xピッチ」、「Yピッチ」は、1つの網点の(同ライン上の)次の網点までのx方向、y方向それぞれの距離を示す。図2に示されるようにこれらはカラー印刷における網点スクリーンの回転角度(スクリーン角度)θに関係する。すなわち網点スクリーンを表す仮想格子(仮想格子の位置が網点形成の基準位置となる)の格子間隔をaとすると、Xピッチ、Yピッチは、それぞれa・cosθ、a・sinθである。ここで仮想格子は正方であるとする。aはスクリーン線数で決まる。例えば175線の場合はa = 1inch/175 ≒ 145μmである。
【0024】
図3は、版面と画像トリミング枠に対する網点形成ラインの関係を示す図である。スクリーン角度が0度の時の仮想格子の水平方向に並んだ一まとまりを仮想格子のライン、網掛け角度が0度の時のそれらのy座標をそのラインのy座標、と呼ぶことにする。図3では、画像トリミング枠の中の仮想格子の各ラインの開始点P1、P2、…、Pmを黒丸で表している。画像トリミング領域を横切る仮想格子のラインのうち、最もラインのy座標が小さいものが第1ラインとなり、第1ライン上の仮想格子点のうち画像トリミング領域内で最もx座標が小さい格子点がそのライン(第1ライン)の開始点P1となる。第1ライン上の仮想格子点で画像トリミング領域内にある点(図3で開始点を除いて白丸で表示)、これらを有効格子点と呼ぶことにする、の個数が第1ラインの網点数n(1)である。以後各ラインに対して、同様に、開始点Pk、網点数n(k)が求められる。これらは、版面座標系における画像トリミング枠の位置、スクリーン線数(仮想格子の格子間隔a)、スクリーン角度θおよび版面に対する仮想格子の原点位置を決めればすべて計算により求められる。(仮想格子の原点位置は、版の色と網点設計により決定される、つまり全ての色版の仮想格子の原点は必ずしも一致しない。通常CMYKの4色印刷においては、センタークリアとなるように網点を配置する。)
【0025】
図4の説明にもどる。図4において、「Yピッチ」の次の「ライン数」は、対象画像データの網点を形成するのに必要な仮想格子のライン数(有効ライン数)を示す。図3の場合はライン数m=4である。「網点パターンテーブル識別子」は、網点を形成する際に参照する網点パターンテーブルを特定するためのテーブル名またはテーブル番号等である。網点パターンテーブルは網点を形成する図形データが、網点サイズに応じて記録されたテーブルである。詳細については後述する。網点パターンテーブル識別子、の後は、各ライン毎の情報、すなわち、開始点Pkの座標(xk,yk)、そのラインの網点数n(k)、各網点の網点サイズ(開始点のサイズs1からsn(k)までのn(k)個の値)のデータがライン数分繰り返される。
【0026】
次に、網点パターンテーブルを説明する。図7は、網点面積率が変化するにつれて、網点形状が変化する様子を例示した図である。図7で、網点を生成するスクリーンラインは斜め45度の方向に走っている。また網点面積率が50%を超える場合の網点形状例を図10に示した。網点パターンテーブルは、このような網点面積率に応じた網点形状を図形データとして、網点面積率に対応した網点サイズ値ごとに定めて記録したデータファイルである。図5は網点パターンテーブルの構成を一般的に示した図である。最初の「テーブル数」は、網点サイズの段階数に相当する。網点面積率は0%から100%であるが、実際に網点形状の図形データとして記憶させるものは、フィルム出力装置の設計により、例えば、1から99までの99通りであったり、1から255までの255通りであったり、それらを適当に間引いた段階数であり得る。以後は、各々の網点サイズを描画するための図形データテーブルがテーブル数分繰り返される。各図形データテーブルの先頭は「テーブル番号」である。テーブル番号は網点サイズの値に対応したテーブルの識別番号である。その後に、「図形描画命令数」、必要な数の「図形描画命令」が続いて一つの網点サイズを形成するテーブルが構成されている。
【0027】
図6に、実際の網点パターンテーブルの例を示す。テーブル数が255の場合を示している。テーブル数を示す「255」の後は、図5に説明した構成に従って、テーブル番号1番のテーブル(第1テーブル)の内容から、テーブル番号255番のテーブル(第255テーブル)の内容が記述されている。図6の3行目から12行目までは第1テーブルの内容であり、特に4行目から12行目までは図形描画命令を意味している(「%」と「、」で挟まれた文字列は注釈である)。これらの図形描画命令が、RIP処理手段により解釈されることで対応する網点サイズ値の網点の2値ビットマップデータが生成されるわけである。尚図6におけるnew(描画ポイント原点セット)、m(描画ポイント移動)、c(ベジェ曲線描画)の図形コマンドは発明の趣旨を示すための一例である。いうまでもなく、使用するRIP処理手段が解釈可能な図形コマンドを記述しなければならない。
【0028】
以上を整理すると、一つの階調画像データを、最終的に作成される網点と等価な符号データに符号化する処理(図1の▲3▼のステップ)は、図8のフローチャートのようにまとめることができる。まず最初に、版面座標系における対象画像のトリミング枠の位置、スクリーン線数、網掛け角度θ(色版で決まる)を設定する(S10)。次に、スクリーン線数とスクリーン角度から、Xピッチ、Yピッチを計算し、それらと、使用する網点パターンテーブル識別子を符号データの項目として記録する(S12)。続いて、設定したデータの幾何学的関係から、対象とする階調画像のトリミング枠の中に含まれる有効仮想格子点を全て求め、符号データとして記録する(S13)。このステップは、第1ラインから最終ラインまでの各開始点の座標と、各ライン上の有効格子点数を求めることにより行われる。次に、各有効仮想格子点について、その格子点に対応する網点の網点サイズ値を、その格子点の位置に作成される一つの網点領域(格子点を中心とした1辺aの正方形がθ傾いたもの)に対応する階調画像の部分領域に含まれる画素の階調値の平均値から決定し、これをその格子点の網点サイズ値として記録する(S16)。
【0029】
例えば、網掛け角度が0度の時、350dpiの階調画像を175線で網点化する場合、縦横2画素の4画素の固まりがちょうど1網点に相当するので、これらの画素の階調値の平均値から網点サイズ値を決定すればよい。網掛け角度が0でない時、スクリーン線数と画像の解像度が整数倍でない時は、処理がやや複雑となるが、考え方は同様である。このステップS16の処理は、網点化をデジタル処理で行う場合には普遍的に出現する処理であり、詳細においては様々な既知の技術が存在する。全ての有効仮想格子点に対して網点サイズ値を決定し符号データとして記録すれば、1つの階調画像データについての符号化処理は終了である。
【0030】
必要な階調画像データについて上記ステップを繰り返せば図1のステップ▲3▼の処理は完了する。尚、ステップS16の繰り返し処理の際、次の格子点位置の更新を行う(S19)。これは、1ラインの処理が終了した場合は、次のラインの開始点座標を新しい格子点位置とし、ライン途中では現在の格子点位置のX座標にXピッチ、Y座標にYピッチを加えたものを新しい格子点の位置とする。
【0031】
図9は、網点と等価な符号データから網点を生成する処理、すなわち受信側で行う符号化データの復号処理(図1の▲6▼のステップ)の手順をまとめたフローチャートである。まず、符号データからXピッチ、Yピッチ、網点パターンテーブル識別子、有効ライン数を読み出す(S20)。次に、第1ラインの開始点P1の座標と網点サイズ値を読み出す(S22)。網点パターンテーブルを参照して、指定サイズの網点のビットマップを開始点P1の網点領域に展開する(S24)。未処理の有効仮想格子点が存在する場合には、次の格子点の位置をセットし、次の格子点の網点サイズをセットして(S28)、全ての有効格子点の処理が終了するまでステップS24とステップS28を繰り返す。ステップS28において、同一ライン上に次の有効格子点がある場合は、現在の格子点の座標にXピッチ、Yピッチを加えて次の格子点位置をセットする。1つのラインの処理が全て終った場合は、符号データから次のラインの開始点の座標を読み出して次の格子点位置とする。
【0032】
上記網点生成処理の前に、ドットゲイン補正の処理(図1の▲8▼のステップ)を挿入する場合は、ドットゲイン補正のための補正グラフをデータ化したテーブル(補正テーブル)を用意し、符号データの網点サイズ値をこのテーブルを参照して補正後の網点サイズ値に差替えればよい。この補正テーブルを参照して、符号データ中の網点サイズ値を全て変換することがドットゲイン補正処理である。
【0033】
符号化された階調画像データが複数ある場合はステップ▲8▼と▲6▼を必要なだけ繰り返せばよい。そして合成処理のステップ(図1の▲7▼)では、1つ以上の網点化された高解像度2値データと文字・2値画像領域の2値データを版面座標系において合成して最終的な出力用高解像度2値データを得る。
【0034】
以上、本発明の第1の発明である印刷データの圧縮伝送方法を説明した。以上の説明の中で、網点パターンテーブルはテキストデータの形で説明したが、よりデータ量の少ないバイナリデータ形式であってもよい。あるいは、網点形状を図形として表現するものではなく2値のビットマップをそのまま表したデータであっても構わない。図4の網点符号データの中でXピッチ、Yピッチの代わりに、スクリーン線数とスクリーン角度を記録させてもよい。また、網点符号データの1ラインをなす網点サイズ値のデータ列を、ランレングスコードなどの適当な規則で圧縮符号化してもよい。
【0035】
第1の発明で説明した網点符号化のステップ(図1の▲3▼)は、網点サイズ値に応じて網点の形状情報を与える網点パターン情報を参照して、網点化された高解像度2値画像データに復号化することを前提とした、ページレイアウトされた印刷用階調画像の符号化方法として利用することもできる。出力装置の解像度の網点化2値データよりも圧倒的に少ないデータ量とすることができるからである。
【0036】
図11は、第1の発明の方法を装置化した印刷データ圧縮伝送システム1の全体構成図である。図1において、ページレイアウトされた製版データから文字または線画部分データと階調画像部分データを分離するステップ(図1▲1▼)を実行する製版データ分離手段110と、文字または線画部分データをラスターイメージ処理して高解像度2値画像データにラスタライズするステップ(図1▲2▼)を実行する文字線画RIP手段130と、階調画像部分データを網点を形成する情報を保持した網点符号化データに変換するステップ(図1▲3▼)を実行する網点符号化手段120と、前記文字または線画のラスタデータと網点符号化データを1セットの印刷用データとして伝送するステップ(図1▲4▼)を実行する送信手段140と、を備えるRIP送信装置100と、
前記RIP送信装置100が伝送したデータを受取り、第1の発明の方法における前記網点符号化データを分離するステップ(図1▲5▼)を実行する受信・分離手段210と、分離した網点符号化データから網点化された高解像度2値データを生成するステップ(図1▲6▼)を実行する網点生成手段230と、この階調画像が網点化された高解像度2値データと前記文字または線画部分の高解像度2値データを合成して、最終的な刷版出力データを作成するステップ(図1▲7▼)を実行する合成手段240と、を備える刷版データ準備装置200、により第3の発明である印刷データ圧縮伝送システム1を構成することができる。
【0037】
さらに、ドットゲイン補正処理のステップ(図1▲8▼)を実行するドットゲイン補正手段220を刷版データ準備装置200に備えてもよい。尚、文字画像RIP手段130は、RIP送信装置100に備えられたフォントデータ131を参照して文字のRIP処理を行う。またドットゲイン補正手段220は、刷版データ準備装置200に備えられたドットゲイン補正表221を、網点生成手段230は網点パターンテーブル231を、それぞれ参照して処理を行う。
【0038】
この印刷データ圧縮伝送システム1を利用すれば、RIP送信装置100を製版部門に設置し、刷版データ準備装置200を刷版印刷部門に設置することで、刷版印刷側で製版側と全く同じRIP環境を装備する必要がなく、RIP変換不良も起きる心配が無く、データ伝送量も小さく、刷版側で出力装置・印刷装置に応じたドットゲイン補正が可能な、理想的な生産ライン構築することができる。
【0039】
また、通常のRIP装置に前記網点符号化手段120および網点生成手段230の両方、またはいずれか一方を搭載したRIP装置は、前記印刷データ圧縮伝送システムの構成要素となり得る。
【0040】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明による印刷データの圧縮伝送方法、または、この方法を実行する印刷データ圧縮伝送システムを利用すると、刷版印刷側で製版側と全く同じRIP環境を装備する必要がなく、RIP変換不良も起きる心配が無く、データ伝送量も小さく、刷版側で出力装置、印刷装置に応じたドットゲイン補正が可能な、理想的な生産ラインを構築することができるという顕著な効果を得ることができる。また、本発明による印刷階調画像の圧縮符号化方法は、ページレイアウトされた階調画像の伝送量を圧倒的に小さくできるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法の概略を説明する流れ図である。
【図2】 仮想格子と網点の関係を説明する図である。
【図3】 版面座標系、画像トリミング枠、仮想格子の幾何学的関係を説明し、有効格子点などの用語を定義するための図である。
【図4】 網点符号データのデータ構成を説明する図である。
【図5】 網点パターンテーブルのフォーマットの説明図である。
【図6】 網点パターンテーブルの実際の記述例である。
【図7】 網点面積率により網点形状が変化する例を示した図である。
【図8】 網点符号化処理を説明するフローチャートである。
【図9】 網点生成処理を説明するフローチャートである。
【図10】網点面積率50%を超える時の網点形状の例を説明する図である。
【図11】本発明による印刷データ圧縮伝送システム1の全体構成図である。
【符号の説明】
1 印刷データ圧縮伝送システム
10 製版データ
20 階調画像データ
30 網点符号化データ
40 文字および2値画像部分のデータ
50 文字および2値画像部分のデータをRIP処理した高解像度2値データ
60 出力用高解像度データ
100 RIP送信装置
110 製版データ分離手段
120 網点符号化手段
130 文字線画RIP手段
140 送信手段
200 刷版データ準備装置
210 受信・分離手段
220 ドットゲイン補正手段
221 ドットゲイン補正表
230 網点生成手段
231 網点パターンテーブル
240 合成手段

Claims (8)

  1. 送信側では、ページレイアウトされた製版データを伝送する際、文字および線画部分と階調画像部分を分離し、前者はラスターイメージ処理を施し高解像度2値データに変換し、後者は階調画像部分を網点化した結果生じる個々の網点を表現するデータに符号化して、それぞれを送信し、
    受信側では、前記データを復号することにより階調画像を網点化した高解像度2値データを生成して、文字および線画部分の高解像度2値データと合成して最終的な印刷版作成用データを得る印刷データの圧縮伝送方法において、
    前記送信側で階調画像部分を符号化する際、後に生成する個々の網点の位置情報とその網点サイズ値を関係付けて、網点スクリーンライン毎に再構成可能な網点符号化データとして符号化する、
    ことを特徴とする印刷データの圧縮伝送方法。
  2. 請求項1に記載の印刷データの圧縮伝送方法において、受信側で前記網点符号化データを復号化する際には、網点の形状を網点サイズ値に応じて与える網点パターン情報を参照して網点化した高解像度2値データを生成することを特徴とする印刷データの圧縮伝送方法。
  3. 網点サイズ値に応じて網点の形状情報を与える網点パターン情報を参照して、網点化された高解像度2値画像データに復号化することを前提とした、ページレイアウトされた印刷用階調画像の符号化方法であって、階調画像データをラスターイメージ処理した結果生じる個々の網点を、各網点の位置情報とその網点サイズ値を関係付けて、網点スクリーンライン毎に再構成可能な数値データとして符号化することにより、網点化した出力解像度の2値データに比較して少ないデータ量の数値データとする印刷用階調画像の圧縮符号化方法。
  4. 網点サイズ値に応じて網点の形状情報を与える網点パターン情報を参照して、網点化された高解像度2値画像データに復号化することを前提とした、ページレイアウトされた印刷用階調画像の符号化方法であって、階調画像のトリミング位置とスクリーン線数、スクリーン角度の幾何学的関係から、階調画像のトリミング枠を横切る1つのスクリーンラインに関して、前記トリミング枠内に位置する全ての、網点生成基準点である有効格子点、を求め、端点の有効格子点の版面座標形状の座標値と、同ライン上の有効格子点数を記憶する第1のステップ、求められた各有効格子点に対して、トリミングレイアウトされた階調画像の当該有効格子点位置の適当な近傍の階調値から、その有効格子点に生成させるべき網点の網点サイズ値をそれぞれ決定する第2のステップ、求められた全ての有効格子点と対応する網点サイズ値を、ラインの端点の格子点座標、同ライン上に生成されるべき有効格子点数、個々の網点のサイズ値を表す数値列、とで表現し、これを、対象とする1つのスクリーンラインの符号化データとして構成する第3のステップ、および、対象とする階調画像のトリミング枠を横切るすべてのスクリーンライン分について、第1のステップから第3のステップを繰り返して、階調画像の符号化データとしてまとめるステップ、により、網点化した出力解像度の2値データに比較して少ないデータ量の数値データとする印刷用階調画像の圧縮符号化方法。
  5. ページレイアウトされた製版データから文字または線画部分データと階調画像部分データを分離する製版データ分離手段と、文字または線画部分データを高解像度2値画像データにラスタライズし文字または線画のラスタデータを得る文字線画RIP手段と、階調画像部分データを、後に生成する個々の網点の位置情報とその網点サイズ値を関係付けて、網点スクリーンライン毎に再構成可能な網点符号化データとして符号化する網点符号化手段と、前記文字または線画のラスタデータと網点符号化データを1セットの印刷用データとして伝送する送信手段と、を備えるRIP送信装置と、そのRIP送信装置が伝送したデータを受取り前記網点符号化データを分離する受信・分離手段と、分離した網点符号化データから網点化された高解像度2値データを生成する網点生成手段と、網点生成装置が出力した網点化された高解像度2値データと前記文字または線画部分の高解像度2値データを合成して、最終的な刷版出力データを作成する合成手段と、を備える刷版データ準備装置により構成される印刷データ圧縮伝送システム。
  6. 前記RIP送信装置に備えられた網点符号化手段は、画像トリミング枠に配置される階調画像データを、使用されるスクリーン線数とスクリーン角度に応じて生じる個々の網点に関して、各網点の位置情報とその網点位置に対応するページレイアウトされた階調画像の階調値から決定される網点サイズ値を関係付けて、網点を生成するスクリーンライン毎に再構成可能な数値データとして構成するものであって、前記刷版データ準備装置に備えられた網点生成手段は、前記網点サイズ値に応じて網点の形状情報を与える網点パターン情報を参照して、網点符号化データから網点化された高解像度2値データを作成するものである請求項6に記載の印刷データ圧縮伝送システム。
  7. 前記RIP送信装置に備えられた網点符号化手段は、指定されたスクリーン線数、スクリーン角度のもとで、指定された画像トリミング枠内に配置される階調画像データを、画像トリミング枠内に位置する全ての網点の生成基準点である有効格子点に関して、網点を生成するライン毎に、いずれか一方の端点の格子点の版面座標系の座標値、同ラインに存在する有効格子点数、一連の有効格子点位置に対応する階調画像の階調値から決定される網点のサイズ値を並べた数値列、とで表現し、これを、前記トリミング枠を横切る全てのスクリーンライン分繰り返した数値データとして構成するものであって、前記刷版データ準備装置に備えられた網点生成手段は、網点サイズ値に応じて網点の形状情報を与える網点パターン情報を参照して網点化された高解像度2値データを作成するものである請求項6に記載の印刷データ圧縮伝送システム。
  8. 請求項5に記載の網点符号化手段および網点生成手段の両方、またはいずれか一方を搭載したラスターイメージプロセッサ装置。
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