JP4401906B2 - 跨座型モノレール関節式分岐装置 - Google Patents

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本発明は、跨座型モノレールの関節式分岐装置に関するものである。
従来の分岐桁は、特許文献1(図1に示す。)に示すように、分岐桁10は本線1、2,3の間にあり、分岐桁10は走行方向に沿って複数に短く切断されている。これが直列に接続されている。下流側の分岐桁は、上流側の分岐桁から水平方向に回転し、分岐するようになっている。
特許文献1には明記がないが、上流側の分岐桁と下流側の分岐桁とは、T型ピンで連結されている。この特許は、本願の特許出願人と同一であり、その内容を詳細に承知しているので、説明できることである。T型ピンは、特許文献1の第3図において、軌道桁5aと5b、また、軌道桁5bと5cとの連結部にある小径の穴である。正しくは、T型ピンの水平ピンである。前記連結部は、上流側の分岐桁の下流端がT型ピンの水平ピンを介して下流側の分岐桁の上流側端部に載っている。下流側分岐桁の上流側端部は台車に載っている。台車はレールに載っている。台車は分岐の際、レールに沿って水平方向に移動する。これによって、下流側分岐桁は分岐する。
T型ピンについては、特許文献2に図示、及び説明がある。
T型ピンの垂直ピンは下流側分岐桁に埋没させている。T型ピンの垂直ピンはテーパ状である。
これによって、分岐桁は、T型ピンの垂直ピンを中心として、水平方向に回転する。また、T型ピンの水平ピンを中心として、分岐桁は上下方向に回転する。
この上下回転、水平回転を許容できるように、回転部には潤滑剤としてグリースが供給されている。このグリースが洩れないよう、T型ピンの水平ピンの軸受端部にはグリース洩れ防止蓋を設けている。
また、T型ピンの水平ピンと垂直ピンとの連結部は大径になっており、この大径部と前記軸受との間には隙間がある。
跨座型モノレール車両は、桁の上面に載り、転動車輪で走行する。また、桁の両側面をその外側から該桁を掴むように案内輪および安定輪が設けられており、車体の転倒を防止している。
このため、前記隙間があるので、水平ピンと軸受との間隔が変わり、衝突音が発生する。
特公昭63−39721号公報 特公昭60−9410号公報
上記従来技術は、モノレール車両の車庫内の分岐装置に適用しており、車庫内であるので、分岐桁上をモノレール車両が通過する衝突音に関しては問題ではなかった。
しかし、現在、車庫以外すなわち、本線軌道上で前記車庫内分岐装置の分岐桁が配置されるようになり、モノレール軌道において前記分岐装置を設置する場合には低騒音化が必須となっていた。
本発明の目的は、跨座式モノレール関節式分岐装置において、低騒音化を図ることにある。
上記目的は、T型ピンを介して複数の分岐桁を連結した跨座式モノレール関節式分岐装置において、前記分岐桁の上流側分岐桁は前記T型ピンを介して下流側分岐桁に載っており、前記T型ピンは、前記上流側分岐桁の端部の下面に軸受を介して固定されており、前記軸受は前記T型ピンの水平ピンの軸端にあり、前記T型ピンの垂直ピンは下流側分岐桁に垂直に入っており、前記T型ピンの水平ピンと垂直ピンとの連結である大径部と前記各軸受との間には隙間があり、前記T型ピンの各軸端は蓋で覆われており、該蓋の内側と前記水平ピンの軸端との間にゴム板を介在させて、前記蓋を前記軸受と、前記分岐桁に固定すること、によって、達成できる。
以下、本発明を図1〜図3によって説明する。図3に示す水平面内にあって、分岐桁10は水平方向の一方(図3の下方)に回転し、分岐する。符号1,2,3は、本線桁である。モノレール車両は、図3の左側から右側に向けて走行する。図4に示すように、上流側の分岐桁11の下流側端部12は、T型ピン31を介して下流側分岐桁21の上流側端部22に載っている。T型ピン31の垂直ピン33は下流側分岐桁21の上流側端部22に埋没している。垂直ピン33はテーパ状である。
上記では、分岐桁11と21の関係を説明したが、分岐桁21には両端に、T型ピン31があり、上流側から3番目の分岐桁11に連結している。この下流側分岐桁21とその下流側の分岐桁11との連結関係も同様である。分岐桁21の末尾において、上方にある分岐桁11を上流側分岐桁11という。
モノレールの走行輪は、桁10、分岐桁11、21からなる軌道の上面11aを転動し、走行する。モノレール車両が走行する際、分岐桁11,21が上下方向に回転するが、この回転はT型ピン31の水平ピン部で、分岐桁11,21の回転を許容する。
また、モノレール車両の転倒を防止するため、桁10、分岐桁11,21の両側側面12aを案内輪、安定輪で押えている。分岐桁11、分岐桁21の両端は台車60に載っている。台車60は、レールを介して基台50に乗っており、台車60をレールに沿って水平方向に移動させることによって、分岐桁21を水平方向に回転させる。
軌道桁11,21は水平方向に移動させられるが、このときの水平方向の2つの桁の偏倚は、T型ピン31の垂直ピンで許容される。
図1、図2において、T型ピン31の水平ピン32は、上流側分岐桁11の下流端部12の下面に軸受35で固定されている。軸受35は上下に分割されており、ボルト・ナット36で下方から上方の分岐桁11に固定している。軸受35は水平ピン32の左右両側端部にある。このため、軸受35の水平方向端部と、T型ピン31の大径部32b(水平ピン32と垂直ピン33との連結部)の水平方向端部との間には空間38が生じる。
このため、分岐桁11,21をモノレール車両が走行する際、分岐桁11,21が水平方向に移動し、T型ピン31の大径部32bの端部が軸受35の端部あたり、衝突音が発生する。
図1に示すように、軸受35の軸方向端部と分岐桁11の端部(軸受35の軸方向端部)とは同一面にある。水平ピン32の軸方向端部は蓋40で覆っている。水平ピン32の軸方向端部と蓋40との間にはゴム板45を配置している。ゴム板の材質は例えば、ニトリルゴムである。蓋40は軸受35の軸方向端部と分岐桁11の端部にボルト47,47で固定している。
蓋40の内面とゴム板45の軸方向端部(この軸方向端部とは水平ピン32の軸方向端部である。)との間にはシム46がある。
T型ピン31の大径部32bと軸受35との隙間38は、2mm(左右の隙間38,38を合わせての値。)である。
ゴム板45のバネ定数については、分岐装置通過時のモノレール車両の走行シミュレーションによると、最大荷重が分岐桁11に15kN負荷されるので、軸受35と分岐桁11の隙間2mmの関係からシム(干渉ゴム板)46の予圧を2mmにして、7.5kN/mmとする。建築限界の制約からゴム板45の厚さは20mmを限界とする。ゴム板45に予圧を与え、荷重が負荷された場合でもゴム板45の予圧でその荷重を吸収できるようにするため、ゴム板45の厚さは22mmとする。ゴム板45はT型ピン31の水平ピン32の両端部に設置し、片側のゴム板45では隙間1mmに対して2mmの予圧とするため、ゴム板45には1mmでの7.5kNの圧縮力を与えるものとする。
これによれば、モノレール車両による横荷重が掛かっても分岐桁1とT型ピン31は1mm移動するだけで、衝突音が出ないものとなる。
ゴム板45は、水平ピン32の軸端面と接触する。ゴム板45が圧縮されるように、取付け前に蓋40の穴の深さ、ゴム板45の厚さを確認し、シム46の厚さを調整しながら、ゴム板45に予圧を与えられるようにセットするものとする。
分岐桁11とT型ピン31の水平ピン32の軸端部にゴム板45を配置することにより、衝突音を確実に低減できる。蓋40を取付けているボルト47においても、高強度の機械構造用炭素鋼のものを使用し疲労強度限度内に入っているものとする。ボルトサイズは、保守点検上から他分岐箇所と同一なサイズとする。
ゴム板45は、モノレール車両により桁が横荷重を受けた時に、ゴム板45が2mm分の荷重を吸収すると、その外形が膨らむ。2mmの圧縮力の場合、外径105mmのゴム板45が外径120mmとなる。この膨らみを吸収するスペースを確保できるように、蓋40の穴径は大きい。
蓋40と分岐桁11、軸受35との接触部の全周には、雨水の侵入防止のシール材が塗布されている。
水平ピンと軸受35との接触部には、グリース給油しなければならないので、蓋40、ゴム板45の軸方向(この軸方向は水平ピンの軸方向である)には給油穴(図示せず。)がある。
本発明の一実施例のT型ピンの水平ピンの軸端部の縦断面図。 図4のII−II断面図。 跨座式モノレール分岐装置の平面図。 図3のIV−IV断面図。
符号の説明
1,2,3…本線桁、10,11,21…分岐桁、31…T型ピン、32…水平ピン、33…垂直ピン、35…軸受、40…蓋、45…ゴム板、46…シム、50…基台、60…台車

Claims (4)

  1. T型ピンを介して複数の分岐桁を連結した跨座式モノレール関節式分岐装置において、
    前記分岐桁の上流側分岐桁は前記T型ピンを介して下流側分岐桁に載っており、前記T型ピンは、前記上流側分岐桁の端部の下面に軸受を介して固定されており、前記軸受は前記T型ピンの水平ピンの軸端にあり、前記T型ピンの垂直ピンは下流側分岐桁に垂直に入っており、前記T型ピンの水平ピンと垂直ピンとの連結である大径部と前記各軸受との間には隙間があり、
    前記T型ピンの各軸端は蓋で覆われており、該蓋の内側と前記水平ピンの軸端との間にゴム板を介在させて、前記蓋を前記軸受と、前記分岐桁に固定していること、
    を特徴とする跨座型モノレール関節式分岐装置。
  2. 請求項1において、
    前記ゴム板は、予圧縮したゴム板であること、
    を特徴とする跨座型モノレール関節式分岐装置。
  3. 請求項2において、
    前記蓋と前記ゴム板との間にシムを配置していること、
    を特徴とする跨座型モノレール関節式分岐装置。
  4. 請求項1において、
    前記蓋は前記分岐桁、前記軸受にボルトで固定されており、
    前記蓋と前記桁、前記軸受との接触面にシール材を塗布していること、
    を特徴とする跨座型モノレール関節式分岐装置。
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