JP4400286B2 - 梱包仕様決定装置および方法 - Google Patents
梱包仕様決定装置および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4400286B2 JP4400286B2 JP2004101179A JP2004101179A JP4400286B2 JP 4400286 B2 JP4400286 B2 JP 4400286B2 JP 2004101179 A JP2004101179 A JP 2004101179A JP 2004101179 A JP2004101179 A JP 2004101179A JP 4400286 B2 JP4400286 B2 JP 4400286B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- information
- database
- packing specification
- article
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 title claims description 669
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 205
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims description 253
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 157
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 114
- 230000007547 defect Effects 0.000 claims description 63
- 238000013461 design Methods 0.000 claims description 56
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 44
- 238000011002 quantification Methods 0.000 claims description 37
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 27
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 5
- 238000013075 data extraction Methods 0.000 claims description 5
- 238000012549 training Methods 0.000 description 23
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 8
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 5
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 5
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 4
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 4
- 239000005022 packaging material Substances 0.000 description 4
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 4
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 4
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 239000012603 secondary packaging material Substances 0.000 description 2
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 238000012356 Product development Methods 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 1
- 238000004445 quantitative analysis Methods 0.000 description 1
- 238000011158 quantitative evaluation Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
を有する梱包仕様決定装置を、コンピュータを用いて動作させる際に用いられる梱包仕様決定方法であって、コンピュータに、前記出荷オーダファイルを参照させることにより、出荷対象となる物品の固有情報を取得させる物品情報取得ステップと、前記設計データベースを参照させることにより、出荷対象となる前記物品の固有情報に対応した物品設計情報を取得させる物品設計情報取得ステップと、前記輸送手段/ルート情報データベースと前記輸送制約条件データベースとを参照させることにより、前記物品情報取得ステップによって取得した物品の固有情報に対応した物品の輸送手段と輸送ルートとを含む輸送情報と、前記物品の固有情報と前記物品設計情報および前記輸送情報に対応した物品の輸送制約条件とを取得させる輸送情報取得ステップと、前記梱包副資材データベースを参照させることにより、前記物品の固有情報と物品設計情報、輸送情報、輸送制約条件とに対応した梱包副資材仕様に関する情報を取得させる梱包副資材情報取得ステップと、取得された前記物品の固有情報と輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報の制約条件を動作条件として用いて梱包仕様知的データベースに登録される梱包条件を検索し、検索された梱包条件を動作条件として用いて梱包仕様決定プロセスデータベースに登録される梱包仕様決定作業の複数の条件判断処理を順次行い、かかる情報群に対応した物品の梱包仕様を決定させる梱包仕様決定ステップと、を含む処理を実行させることを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る梱包仕様決定装置10における一実施例を示したブロック構成図である。本実施形態における梱包仕様決定装置10は、知的データベース20、出荷オーダファイル200、設計データベース300、部品仕様データベース400、輸送手段/ルート情報データベース500、輸送制約条件データベース600、梱包副資材データベース700、梱包仕様データベース800、梱包仕様決定プロセスデータベース900、梱包仕様知的データベース1000を有している。また、梱包仕様決定装置10は、データ通信網50を介して梱包拠点側端末100と通信を行う。
本実施形態では、まず出荷オーダファイル200を検索して出荷対象部品の品番と品名という部品固有情報を取得する。そして、取得した品番と品名をキー項目として梱包仕様データベース800を参照し、出荷対象部品の梱包仕様が登録されているか否かを検索する(ステップS100)。既存の梱包仕様の有無を判断し(ステップS110)、既存の梱包仕様がある場合には、その仕様を採用して処理を終了する(ステップS115)。一方、既存の梱包仕様が無かった場合には、ステップS120以降の梱包仕様決定処理を進めることになる。
既存の梱包仕様が無いことがわかると、設計データベース300を検索することによって部品の形状情報を取得する。ここの段階で取得する形状情報は、CADデータである(ステップS120)。さらに、部品仕様データベース400から部品諸元を取得する(ステップS130)。ここで取得する部品諸元とは、文字データからなる部品の基本データであって、例えば部品重量や部品外径、部品分類コード等である。
まず、輸送手段/ルート情報データベース500から輸送情報を取得するとともに、輸送制約条件データベース600を検索して輸送制約条件を取得する(ステップS140)。
また、梱包副資材データベース700を参照し、梱包拠点で使用(入手)可能な梱包副資材の基本情報を取得する(ステップS150)。なお、ここで取得する梱包副資材の基本情報は、文字情報である。
続いて、梱包仕様決定プロセスデータベース900を参照して梱包仕様決定プロセスを取得し、これまでの処理で取得した出荷対象部品の固有情報、物品設計情報、輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報といった制約条件を動作条件として、梱包仕様知的データベース1000を検索する(ステップS160)。さらに、梱包副資材データベース700からその梱包拠点で使用(入手)可能な梱包副資材の詳細情報を取得するとともに、部品仕様データベース400から部品諸元の詳細情報を取得して、これらを合成する(ステップS170)。この処理の具体的な内容については、梱包副資材および部品諸元の詳細情報とはCADデータ等の画像情報を含むものであり、ステップS170で行う合成処理によって、梱包拠点側端末100の画面上に梱包仕様を適用した場合の様子を表すCG画像が表示されることになる。なお、この段階では、あらゆる梱包仕様が知的データベース20によって検討されているので、知的データベース20はこの検討結果から選択可能な梱包条件のみを抽出し、部品の形状情報や諸元情報とともに梱包仕様を梱包拠点側端末100の画面上に表示させる(ステップS180)。この表示は、最適な梱包仕様から順に行われることになっており、この作業を繰り返し行う梱包作業者にとっては、教育・訓練の機会を与えることになる。作業者が画面の最上部に表示されている最適な梱包仕様を選択すると、梱包仕様決定プロセスデータベース900が動作して、最終的に梱包仕様が決定されることになる(ステップS190)。
第2の実施形態は、上述した第1の実施形態に係る梱包仕様決定装置10の改良形態を提供するものである。第2の実施形態が目的とするところは以下の通りである。すなわち、梱包ノウハウの蓄積が浅い拠点や新しく立ち上がる物流拠点では、梱包ノウハウの乏しい作業者が熟練作業者よりも多くの梱包決定作業を行うことになってしまう。このような未熟な作業者が行った梱包仕様決定作業を梱包ノウハウとして蓄積したのでは、効率良い梱包検討ができなくなってしまう恐れがある。そこで、熟練した梱包仕様決定作業者が行う梱包決定作業結果と未熟な梱包仕様決定作業者が行う梱包決定作業結果とを差別化し、熟練した梱包仕様決定作業者が行った梱包決定作業結果の方をより重く扱うことによって、適切な梱包ノウハウの蓄積を目指すものである。このような目的を満足する本実施形態の梱包仕様決定装置10を採用することによって、より効率的で適切な梱包仕様決定作業を行うことが可能となる。
第3の実施形態は、上述した第1の実施形態又は第2の実施形態に係る梱包仕様決定装置10のさらなる改良形態を提供するものである。第3の実施形態が目的とするところは以下の通りである。すなわち、本実施形態では、梱包仕様を選択する条件として梱包コストという定量化されたデータを導入し、コスト面からも最適化された梱包仕様を決定できる梱包仕様決定装置10を提供することを目指すものである。このような目的を満足する本実施形態の梱包仕様決定装置10を採用することによって、さらに効率的で適切な梱包仕様決定作業を行うことが可能となる。
第4の実施形態では、上述した各実施形態に係る梱包仕様決定装置10において、その処理効率を向上させることを目的とするものである。第4の実施形態に係る梱包仕様決定処理によれば、知的データベース20の計算負荷を軽減することができるので、短時間に最適な梱包仕様を決定することが可能となる。
上述した各実施形態では、熟練作業者が行っていた過去の梱包仕様を参考として梱包仕様決定プロセスやこのプロセスの動作条件を作成し、出荷対象となる物品ごとの最適な梱包仕様を決定する装置および方法について説明した。第5の実施形態では、このような過去の実績が無いあるいは少ない場合においても、早期に好適な梱包仕様を決定できるようにするために、出荷対象部品の購入先である部品メーカーの梱包仕様を参考として、最適な梱包仕様を決定しようとするものである。
本実施形態では、まず出荷オーダファイル200を検索して出荷対象部品の品番と品名という部品固有情報を取得する。そして、取得した品番と品名をキー項目として梱包仕様データベース800を参照し、出荷対象部品の梱包仕様が登録されているか否かを検索する(ステップS400)。既存の梱包仕様の有無を判断し(ステップS410)、既存の梱包仕様や類似する部品の梱包仕様がある場合には、その仕様を採用して処理を終了する(ステップS415)。一方、既存の梱包仕様や類似する部品の梱包仕様が無かった場合には、ステップS420以降の梱包仕様決定処理を進めることになる。なお、ここで類似部品の梱包仕様まで確認しているのは、本実施形態に係る梱包仕様決定処理が過去の梱包実績が無いあるいは少ない部品の場合を想定しているからであり、また、類似部品の梱包実績がある場合は、この梱包仕様を適用する方が好適な梱包仕様を得られることが多いからである。
既存の梱包仕様が無いことがわかると、納入荷姿情報データベース1500を参照して荷姿情報を取得する(ステップS420)。この荷姿情報には、部品メーカーによる梱包仕様、梱包副資材仕様等が含まれており、具体的な情報内容としては、部品品番や品名、メーカー名ごとの梱包種類、仕切の有無、段積み状態、防錆処理の内容、防塵処理の内容等である。
続いて、輸送手段/ルート情報データベース500を参照して輸送情報・ルート情報を取得する(ステップS430)。また、取得した輸送情報・ルート情報に基づいて輸送制約条件データベース600を検索し、輸送制約条件を取得する(ステップS440)。
次に、梱包仕様決定プロセスデータベース900を参照して梱包仕様決定プロセスを取得し、取得した出荷対象部品の荷姿情報に基づいて梱包仕様知的データベース1000を検索し、梱包仕様の選択肢を生成する(ステップS450)。また、生成された選択肢と輸送上の制約条件(輸送情報・ルート情報、輸送制約条件)を掛け合わせ、不適当な選択肢を削除する(ステップS460)。そして、設計データベース300から部品形状データ(CADデータ)を取得し、部品仕様データベースから部品諸元の詳細情報を取得して、これらを合成する(ステップS470)。部品形状データおよび部品諸元とともに選択肢を優先順に梱包拠点側端末100に表示させ(ステップS480)、梱包仕様決定作業者の選択後に梱包仕様決定プロセスデータベース900を動作させる(ステップS490)。この梱包仕様決定プロセスデータベース900の動作によって、最終的に梱包仕様が決定されることになる。
第6の実施形態では、出荷対象部品の出荷単位を最適化することによって好適な梱包仕様を決定することのできる梱包仕様決定装置および方法について説明する。特に、本実施形態では、出荷対象となる部品を複数の出荷部品単位に分割することによって最適な梱包仕様を決定しようとするものである。
本実施形態では、まず知的データベース20が梱包仕様データベース800から部品体積を取得し、その部品の梱包に対する容積比を算出することによって対象部品の形状等を抽出する(ステップS500)。次に、出荷オーダファイル200から仕向け、車種等をキー項目として梱包出荷部品情報を検索する(ステップS510)。また、出荷対象の部品の品番、品名をキー項目として設計データベース300と納入荷姿情報データベース1500とから部品形状データを検索する(ステップS520)。さらに、部品仕様データベース400から構成部品情報、組み立て時間などを取得する(ステップS530)。このような処理によって、これから分割検討を行おうとする部品の情報を取得する。
次に、出荷対象となる部品を複数の出荷部品単位に分割するための検討を行う。まず、構成部品を複数のグループに分解し、各グループの形状を簡略化する(ステップS540)。各グループの形状を簡略化するのは処理速度を高めるためであり、組み立て作業性の評価においては、容量の大きいCADデータで構成される形状データをそのまま用いる必要がないからである。そして、分割グループごとに組み立て作業性の評価を行う(ステップS550)。これは、いくらコスト的に有利な分割梱包ができたとしても、開梱先で不具合が生じたり、開梱後の作業性に支障を来したりしたのでは、トータルコストや品質が悪化してしまうので分割梱包を行う意味がないからである。そして、今回分割した部品単位でも仕向け先で組み付け可能かどうかが判断される(ステップS560)。仕向け先での組み付けが不可能な分割をしてしまった場合には、ステップS540からステップS550までの処理を繰り返し実行することになる。なお、かかる分割検討処理を所定回数以上繰り返しても仕向け先での組み付けが可能な出荷部品単位が得られない場合には、処理を終了して分割梱包は実施しない。
仕向け先での組み付けが可能な出荷部品単位が得られた場合には、グループごとに輸送制約条件を考慮しながら梱包仕様を検討し、この結果を梱包仕様データベース800に格納することになる(ステップS570)。グループごとに実施される輸送制約条件の考慮とは、グループごとに梱包仕様決定プロセスデータベース900と梱包仕様知的データベース1000とを参照することにより行われ、グループごとの固有情報と輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報等に対応した梱包仕様が決定されることになる。
続いて、上述した梱包仕様決定手段によって決定された梱包仕様についての定量化データを抽出する。具体的には、輸送手段/ルート情報データベース500から取得した輸送情報・ルート情報に基づいて拠点間輸送費テーブル1200を参照し、拠点間の輸送費(例えば、1m3あたりの物流費)を取得する(ステップS580)。また、梱包副資材費用データベース1400から梱包副資材の材料費を取得するとともに(ステップS590)、梱包拠点労務費テーブル1300から労務費(例えば、単位時間当たりの労務費)を取得する(ステップS600)。
以上の処理結果に基づいて、各グループにおける梱包仕様ごとに定量化データ(ここでは物流コスト)を計算し、分割梱包の効果を評価する(ステップS610)。なお、この評価の判断は、例えば出荷対象となる部品の分割前の定量化データと、出荷対象となる部品の分割後の定量化データとを比較することにより実行することが可能である。そして、すべてのグループについて評価を行ったか否か(ステップS620)、効果があったのか無かったのか(ステップS630)の判断を行う。ここで、すべてのグループについて評価を終えるまでは、ステップS540からステップS610までの処理が実行される。また同様に、分割の効果がなければ、知的データベース20を用いてコストを分析し、コスト増の要因となった部分が最少となるようにグループの再編成を行った上で(ステップS635)、ステップS540からステップS620までの処理が実行される。
上述した第6の実施形態では、出荷対象となる部品を複数の出荷部品単位に分割することによって最適な梱包仕様を決定しようとする梱包仕様決定装置および方法について説明した。一方、第7の実施形態では、複数の出荷部品単位を合梱することによって最適な梱包仕様を決定しようとする梱包仕様決定装置および方法について説明する。本実施形態における梱包仕様決定装置および方法によれば、出荷対象部品の出荷単位を合梱という手法を用いて最適化することで、好適な梱包仕様を決定することができる。
本実施形態では、まず知的データベース20が出荷オーダファイル200から部品の仕向け先、車種をキー項目として梱包出荷部品情報を検索する。この検索によって、知的データベース20は、各部品の出荷単位個数を取得することができる(ステップS700)。また、出荷対象の部品の品番、品名をキー項目として設計データベース300から部品の工程、部品設置部位、部品バリエーション等の情報を抽出する(ステップS710)。さらに、出荷対象の部品品番、品名をキー項目として設計データベース300と納入荷姿情報データベース1500を検索し、部品形状データを取得する(ステップS720)。
次に、出荷対象となる部品を複数抽出し、単一の出荷部品単位として合梱する処理を行う。具体的には、部品仕様データベース400から部品情報の中の重量データを取得し(ステップS730)、単品の出荷個数と重量を掛け合わせた上で作業制限重量を超えないことを確認する(ステップS740)。さらに、部品仕様データベース400から脆弱性、危険物情報等を取得して、これらの制約条件に該当する部品である場合には合梱対象から除外する(ステップS750)。なお、ステップS730からステップS750までの処理は合梱対象部品が得られるまで繰り返し実行され、所定回数処理を実行しても合梱対象部品が得られない場合には、処理を終了して合梱は実施しない(ステップS760)。
続いて、合梱の対象部品を出荷単位個数ごとのグループに編成し、簡略化したCADデータを生成する(ステップS770)。この簡略化についても、上述した第6の実施形態の場合と同様、計算速度向上のためである。さらに、グループごとに輸送制約条件を取得し、この輸送制約条件を考慮しながら梱包仕様データベース800に従って梱包仕様を決定する(ステップS780)。グループごとに実施される輸送制約条件の考慮とは、グループごとに梱包仕様決定プロセスデータベース900と梱包仕様知的データベース1000とを参照することにより行われるものであり、グループごとの固有情報と輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報等に対応した梱包仕様が決定されることになる。
さらに、上述した梱包仕様決定手段によって決定された梱包仕様についての定量化データを抽出する(ステップS790)。具体的には、輸送手段/ルート情報データベース500から取得した輸送情報・ルート情報に基づいて拠点間輸送費テーブル1200を参照し、拠点間の輸送費(例えば、1m3あたりの物流費)を取得する。また、梱包副資材費用データベース1400から梱包副資材の材料費を取得するとともに、梱包拠点労務費テーブル1300から労務費(例えば、単位時間当たりの労務費)を取得する。
以上の処理結果に基づいて、各グループにおける梱包仕様ごとに定量化データ(ここでは物流コスト)を計算し、合梱の効果を評価する(ステップS800)。なお、この評価の判断は、例えば出荷対象となる部品の合梱前の定量化データと、出荷対象となる部品の合梱後の定量化データとを比較することにより実行することが可能である。そして、すべてのグループについて評価を行ったか否か(ステップS810)、効果があったのか無かったのか(ステップS820)の判断を行う。ここで、すべてのグループについて評価を終えるまでは、ステップS730からステップS800までの処理が実行される。また、合梱の効果がなければ、知的データベース20を用いてコストを分析し、コスト増の要因となった部分が最少となるようにグループの再編成を行った上で(ステップS825)、ステップS730からステップS810までの処理が実行される。効果がある合梱の仕様が得られた場合には、複数の合梱案の中で最も効果の高い合梱条件を決定し(ステップS830)、処理を終了する。
第8の実施形態に係る梱包仕様決定装置は、発生した物流不具合を梱包仕様決定作業に直ちに反映させることによって、品質の高い梱包仕様を決定することができる技術を提供するものである。また、本実施形態では、物流条件ごとに品質不具合の定量的解析を行うことで最適な梱包仕様を決定することができるので、過剰梱包となるような梱包仕様の決定を防止することができる。
本実施形態では、まず出荷オーダファイル200を検索して出荷対象部品の品番と品名、仕向け先等という部品固有情報を取得する(ステップS900)。そして、取得した品番と品名、仕向け先等をキー項目として梱包仕様データベース800を参照し、出荷対象部品の梱包仕様が登録されているか否かを検索する。既存の梱包仕様の有無を判断し(ステップS910)、既存の梱包仕様がある場合には、その仕様を採用して処理を終了する(ステップS915)。一方、既存の梱包仕様が無かった場合には、ステップS920以降の梱包仕様決定処理を進めることになる。
既存の梱包仕様が無いことがわかると、輸送手段/ルート情報データベース500から輸送手段、輸送経路等の輸送情報を取得する(ステップS920)。また、梱包仕様データベース800から梱包部品の梱包情報データを取得する(ステップS930)。この梱包情報データは、部品番号などとともに梱包手順や梱包重量、梱包個数、梱包時間等のデータを含んでいる。
続いて、設計データベース300を検索することによって部品の形状情報を取得する。ここの段階で取得する形状情報は、CADデータである。また、部品仕様データベース400から部品諸元を取得する。ここで取得する部品諸元とは、文字データおよび画像データを含む部品の詳細データであって、例えば部品重量や部品外径、部品分類コード、CADデータ等である(ステップS940)。
また、梱包副資材データベース700を参照し、梱包拠点で使用(入手)可能な梱包副資材の情報を取得する(ステップS950)。なお、ここで取得する梱包副資材の情報は、文字データおよび画像データを含む梱包副資材の詳細データであって、例えば梱包副資材種類や大きさ、CADデータなどの画像データを含むものである。
続いて、品質情報データベース1600を検索して不具合情報を取得する。ここではさらに、得られた不具合情報に基づいて梱包仕様不具合に関連する梱包仕様決定プロセス上の選択肢の出現率を定量的に算出するとともに、その算出結果を記録しておく(ステップS960)。そして、部品形状情報および部品諸元情報とともに、定量評価された選択肢を昇順に並べ、この内容を梱包拠点側端末100の画面上に表示する(ステップS970)。この表示順に従って梱包仕様決定作業者は、選択肢を梱包仕様として選択・決定するので、知的データベース20は、決定された梱包仕様をもとにして作成した梱包仕様を梱包拠点側端末100の画面上に表示する(ステップS980)。ステップS980の処理によって梱包仕様が表示されると、梱包仕様の決定が完了したか否かを判断する(ステップS990)。ここで梱包仕様の決定が完了していなければ、ステップS950からステップS980までの処理を繰り返すことによって、不具合情報を加味した梱包仕様の決定が行われる。梱包仕様の決定が完了すると、決定した梱包仕様について輸送コスト、労務費、材料費等を加味した定量評価が行われ、その結果が梱包仕様知的データベース1000に格納される(ステップS1000)。以上の処理を行うことによって梱包仕様知的データベース1000に不具合情報が反映されるので、次回以降の梱包仕様決定処理が品質面においても最適化されることになる。
上述した第8の実施形態では、発生した物流不具合を梱包仕様決定作業に直ちに反映させることによって、品質の高い梱包仕様を決定することができる梱包仕様決定装置および方法について説明した。第9の実施形態では、最新の不具合情報を反映した梱包仕様の指示を梱包ラインに直接行うことにより、梱包仕様の決定を最適化することができる梱包仕様決定装置および方法について説明する。本実施形態における梱包仕様決定装置および方法によれば、梱包原因による不具合の発生を効率良く防止することが可能となる。
本実施形態では、まず不具合情報データベース1700から取得した不具合履歴情報の中から、梱包仕様が原因の不具合を抽出する(ステップS1100)。また、不具合要因に対応する梱包仕様の変更項目を不具合情報データベースから抽出する(ステップS1110)。これら梱包仕様が原因の不具合と梱包仕様の変更項目の抽出は、文字コード化された識別子に基づいて行われる。そして、梱包仕様データベース800から対象の変更項目を持つ梱包仕様データを取得する(ステップS1120)。
次に、梱包情報データから品番、車種、仕向け先等に対応する輸送手段/ルート情報を取得する(ステップS1130)。また、出荷オーダファイル200に格納された出荷情報から仕向け先などに対応する輸送手段/ルート情報を取得する(ステップS1140)。こうして取得した輸送手段/ルート情報に基づいて輸送制約条件データベース600を検索し、輸送制約条件を取得する(ステップS1150)。
続いて、抽出された梱包仕様不具合に関連する梱包仕様決定プロセスとその動作条件を抽出する(ステップS1160)。なお、梱包仕様決定プロセスは、梱包仕様決定プロセスデータベース900を検索することによって取得可能であり、動作条件は、梱包仕様知的データベース1000を検索することによって取得可能である。
さらに、設計データベース300を検索することによって部品の形状情報を取得する。ここの段階で取得する形状情報は、CADデータである。また、部品仕様データベース400から部品諸元を取得する。ここで取得する部品諸元とは、文字データおよび画像データを含む部品の詳細データであって、例えば部品重量や部品外径、部品分類コード、CADデータ等である(ステップS1170)。
以上の処理を経て、知的データベース20は、梱包仕様決定ステップにおける出荷部品と梱包副資材などを、CADデータ等の形状情報とともに梱包拠点側端末100の画面上に表示する(ステップS1180)。また、梱包拠点側端末100は、知的データベース20から取得した梱包条件に関する選択肢について、各種制約条件を基に絞り込んだ後、画面上に表示する(ステップS1190)。ステップS1190の処理によって梱包仕様の選択肢が梱包拠点側端末100の画面上に表示されると、梱包仕様決定作業者は、選択肢に基づいて梱包仕様を選択し、仕様決定を行う(ステップS1200)。その後、各梱包仕様決定ステップで選ばれた選択肢の情報とともに、梱包仕様情報を梱包仕様知的データベース1000に記憶させる(ステップS1210)。さらに、梱包仕様の決定が完了したか否かを判断する(ステップS1220)。ここで梱包仕様の決定が完了していなければ、ステップS1130からステップS1210までの処理を繰り返すことによって、不具合履歴情報を加味した梱包仕様の決定が行われる。梱包仕様の決定が完了すると、梱包仕様情報を変更し、生産ラインに対する梱包指示を変更する(ステップS1230)。したがって、最新の不具合情報を反映した梱包仕様の指示を梱包ラインに直接行うことにより、梱包仕様の決定を最適化することができる。
梱包生産準備作業者の訓練・育成活動は、例えば海外工場の作業者を日本国内に集め、梱包セミナー等の講習会を開催することによって行われている。しかし、このようなセミナーでは、現地の事情に十分配慮した指導ができないので、実際の梱包仕様決定作業であまり役に立たない等の問題を有している。また、20数カ国、30拠点以上の物流拠点に対して、常に日本から熟練技術者を派遣して出張指導を行うことは大変大きな工数と費用がかかるため現実的でない。
まず、訓練者の習熟度を梱包条件ごとに定量化した梱包仕様決定スキルプロファイル情報を梱包仕様決定スキルプロファイル情報データベース1100から取得するとともに、訓練者の習熟度に応じたレベルと数量の訓練課題を訓練課題ファイル1800から取得する(ステップS1300)。
次に、出荷オーダファイル200を検索して、訓練者が所属する梱包拠点から出荷される出荷部品情報を取得する(ステップS1310)。そして、訓練課題のレベルに基づいて梱包仕様データベース800を検索するための検索キーを取得する(ステップS1320)。この検索キーに基づいて梱包仕様データベース800を検索し、訓練対象となる梱包仕様グループを作成する(ステップS1330)。設計データベース300から出荷部品の形状情報を取得するとともに、部品仕様データベース400から諸元情報を取得する(ステップS1340)。
以上のようにして取得した訓練課題と各種制約条件に基づいて、梱包拠点側端末100は、知的データベース20から取得した梱包条件に関する選択肢を取得し(ステップS1390)、輸送情報/ルート情報に梱包仕様が原因の不具合情報を加味して生成された選択肢を、ランダムに並べて表示する(ステップS1400)。この表示内容を訓練課題として作業者は選択作業を行う。訓練者が選択した選択肢をもとに決定される梱包仕様を、コストと品質をもとに採点し、訓練者の習得レベルを定量化する(ステップS1410)。選択がされるとすべての課題が完了したか否かが判定され(ステップS1420)、課題が終了していなければステップS1350からステップS1410までの処理が繰り返される。すべての課題の完了が確認されると、訓練者が訓練した数量、到達レベルをもとに梱包仕様決定スキルプロファイル情報を更新し、梱包仕様決定スキルプロファイル情報データベース1100に格納する(ステップS1430)。以上により、訓練が終了する。なお、訓練者は、当然に自己の定量化された習得レベルを把握することができるので、この結果に基づいてレベルアップを図っていくことが可能である。
これまで説明してきた梱包仕様決定装置については、梱包拠点側端末100の画面上に選択肢として表示される梱包仕様を梱包仕様決定作業者が単に選択するのみであり、その梱包拠点特有の具体的な事情をノウハウとして蓄積する手段は設けられていなかった。本実施形態では、選択肢として表示される梱包仕様を選択する際に、一定条件下で入力可能なコラムを表示させ、このコラムに情報をインプットすることによってノウハウの蓄積を図ろうとするものである。かかる構成を採用することによって、梱包仕様決定作業の最適化がより一層図られることになる。
本実施形態では、まず出荷オーダファイル200を検索して出荷対象部品の品番と品名という部品固有情報を取得する。そして、取得した品番と品名をキー項目として梱包仕様データベース800を参照し、出荷対象部品の梱包仕様が登録されているか否かを検索する(ステップS1500)。既存の梱包仕様の有無を判断し(ステップS1510)、既存の梱包仕様がある場合には、その仕様を採用して処理を終了する(ステップS1515)。一方、既存の梱包仕様が無かった場合には、ステップS1520以降の梱包仕様決定処理を進めることになる。
既存の梱包仕様が無いことがわかると、設計データベース300を検索することによって部品の形状情報を取得する。ここの段階で取得する形状情報は、CADデータである(ステップS1520)。さらに、部品仕様データベース400から部品諸元を取得する(ステップS1530)。ここで取得する部品諸元とは、文字データからなる部品の基本データであって、例えば部品重量や部品外径、部品分類コード等である。
まず、輸送手段/ルート情報データベース500から輸送情報を取得するとともに、輸送制約条件データベース600を検索して輸送制約条件を取得する(ステップS1540)。
また、梱包副資材データベース700を参照し、梱包拠点で使用(入手)可能な梱包副資材の基本情報を取得する(ステップS1550)。なお、ここで取得する梱包副資材の基本情報は、文字情報である。
続いて、梱包仕様決定プロセスデータベース900を参照して梱包仕様決定プロセスを取得し、これまでの処理で取得した出荷対象部品の固有情報、物品設計情報、輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報といった制約条件を動作条件として、梱包仕様知的データベース1000を検索する(ステップS1560)。さらに、梱包副資材データベース700からその梱包拠点で使用(入手)可能な梱包副資材の詳細情報を取得するとともに、部品仕様データベース400から部品諸元の詳細情報を取得して、これらを合成する(ステップS1570)。この処理の具体的な内容については、梱包副資材および部品諸元の詳細情報とはCADデータ等の画像情報を含むものであり、ステップS1570で行う合成処理によって、梱包拠点側端末100の画面上に梱包仕様を適用した場合の様子を表すCG画像が表示されることになる。なお、この段階では、あらゆる梱包仕様が知的データベース20によって検討されているので、知的データベース20はこの検討結果から選択可能な梱包条件のみを抽出し、部品の形状情報や諸元情報とともに梱包仕様を梱包拠点側端末100の画面上に表示させる(ステップS1580)。この表示は、最適な梱包仕様から順に行われることになっている。
Claims (14)
- 出荷対象となる物品の固有情報が登録される出荷オーダファイルと、
前記物品の固有情報に対応した物品の形状情報を含む物品設計情報が登録される設計データベースと、
前記物品の固有情報に対応した物品の輸送手段と輸送ルートとを含む輸送情報が登録される輸送手段/ルート情報データベースと、
前記物品の固有情報と前記輸送情報に対応した物品の輸送制約条件が登録される輸送制約条件データベースと、
前記物品の固有情報と輸送情報および輸送制約条件とに対応した梱包副資材仕様に関する情報が登録される梱包副資材データベースと、
出荷対象部品についての梱包条件を登録して記憶し、取得された前記物品の固有情報と輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報の制約条件を動作条件として用いて梱包条件が検索できる梱包仕様知的データベースと、
熟練作業者が有していた梱包仕様決定作業の手順を複数の条件判断の手順として記憶し、梱包仕様知的データベースに登録されている梱包条件を動作条件として用いてその条件判断処理を行える梱包仕様決定プロセスデータベースと、
を有する梱包仕様決定装置であって、
前記出荷オーダファイルを参照することにより、出荷対象となる物品の固有情報を取得する物品情報取得手段と、
前記設計データベースを参照することにより、出荷対象となる前記物品の固有情報に対応した物品設計情報を取得する物品設計情報取得手段と、
前記輸送手段/ルート情報データベースと前記輸送制約条件データベースとを参照することにより、前記物品情報取得手段によって取得した物品の固有情報に対応した物品の輸送手段と輸送ルートとを含む輸送情報と、前記物品の固有情報と前記物品設計情報および前記輸送情報に対応した物品の輸送制約条件とを取得する輸送情報取得手段と、
前記梱包副資材データベースを参照することにより、前記物品の固有情報と物品設計情報、輸送情報、輸送制約条件とに対応した梱包副資材仕様に関する情報を取得する梱包副資材情報取得手段と、
取得された前記物品の固有情報と輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報の制約条件を動作条件として用いて梱包仕様知的データベースに登録される梱包条件を検索し、検索された梱包条件を動作条件として用いて梱包仕様決定プロセスデータベースに登録される梱包仕様決定作業の複数の条件判断処理を順次行い、かかる情報群に対応した物品の梱包仕様を決定する梱包仕様決定手段と、
を備えることを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項1に記載の梱包仕様決定装置において、
物品の梱包仕様が登録される梱包仕様データベースを備え、
出荷対象となる物品の梱包仕様が前記梱包仕様データベースに登録されていないときに、前記梱包仕様決定手段による梱包仕様の決定処理が実行されることを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項2に記載の梱包仕様決定装置において、
前記梱包仕様決定手段による梱包仕様の決定処理が実行されるごとに、梱包仕様決定プロセスデータベースに記録される梱包仕様決定プロセスが更新されることを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項2又は3に記載の梱包仕様決定装置において、
前記梱包仕様決定手段による梱包仕様の決定処理が実行されたときには、かかる決定処理によって決定される物品の梱包仕様を、前記梱包仕様データベースに記録する手段を備えることを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の梱包仕様決定装置において、
前記梱包仕様決定プロセスは過去に梱包仕様決定作業者が行った手順に基づいて決定されており、
かかる梱包仕様決定プロセスには、梱包仕様決定作業者ごとの技能レベルを示す定量化データが付加されており、
前記定量化データを記憶する梱包仕様決定スキルプロファイル情報データベースを備えることにより、
前記梱包仕様知的データベースを参照して梱包仕様を決定するとき、前記梱包仕様決定スキルプロファイル情報データベースを参照することによって、前記梱包仕様決定プロセスを動作させる動作条件に前記定量化データを加味することを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の梱包仕様決定装置において、
輸送拠点間における物品の輸送費が登録される拠点間輸送費テーブルと、
梱包拠点における労務費が登録される梱包拠点労務費テーブルと、
前記梱包副資材情報取得手段によって選択される梱包副資材の費用が登録される梱包副資材費用データベースと、
を備え、
前記梱包仕様決定手段によって行われる梱包仕様の決定は、前記拠点間輸送費テーブルと梱包拠点労務費テーブルおよび梱包副資材費用データベースによって算出される梱包コストを加味して行われることを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項6に記載の梱包仕様決定装置において、
前記梱包コストは、前記梱包仕様決定プロセスを動作させる動作条件として前記定量化データに付加されることにより、次回からの梱包仕様の決定に利用されることを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項5又は7に記載の梱包仕様決定装置において、
前記梱包仕様知的データベースを参照して梱包仕様を決定するために前記定量化データを含む前記梱包仕様決定プロセスを動作させるとき、
前記定量化データに基づいて、あらかじめ選択される可能性のない梱包仕様を選択肢から外す手段を備えることにより、前記梱包仕様決定手段による梱包仕様決定処理の効率向上を図ることを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の梱包仕様決定装置において、
出荷対象となる物品を購入した際に購入先によって施されていた梱包情報を含む納入荷姿情報が登録されている納入荷姿情報データベースを備え、
前記梱包仕様決定手段によって梱包仕様を決定するとき、前記納入荷姿情報データベースを参照することによって、前記納入荷姿情報を梱包仕様の決定に利用することを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項5、7〜9のいずれか1項に記載の梱包仕様決定装置において、
出荷対象となる物品を複数の出荷物品単位に分割する出荷物品分割手段と、
前記複数の出荷物品単位ごとに前記梱包仕様決定プロセスデータベースと前記梱包仕様知的データベースとを参照することにより、前記複数の出荷物品単位ごとの固有情報と輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報に対応した梱包仕様を決定する梱包仕様決定手段と、
前記梱包仕様決定手段によって決定された梱包仕様についての定量化データを抽出する定量化データ抽出手段と、
出荷対象となる物品の分割前の定量化データと、出荷対象となる物品の分割後の定量化データとを比較することにより、分割の効果の有無を判定する分割効果判定手段と、
を有することにより、前記分割効果判定手段が行う判定結果に基づいて、最適な出荷物品単位と梱包仕様を決定することを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項5、7〜9のいずれか1項に記載の梱包仕様決定装置において、
出荷対象となる物品を複数抽出し、単一の出荷物品単位として合梱する出荷物品合梱手段と、
前記合梱された出荷物品単位について前記梱包仕様決定プロセスデータベースと前記梱包仕様知的データベースとを参照することにより、合梱された前記出荷物品単位の固有情報と輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報に対応した梱包仕様を決定する梱包仕様決定手段と、
前記梱包仕様決定手段によって決定された梱包仕様についての定量化データを抽出する定量化データ抽出手段と、
出荷対象となる物品の合梱前の定量化データと、出荷対象となる物品の合梱後の定量化データとを比較することにより、合梱の効果の有無を判定する合梱効果判定手段と、
を有することにより、前記合梱効果判定手段が行う判定結果に基づいて、最適な出荷物品単位と梱包仕様を決定することを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項1〜11のいずれか1項に記載の梱包仕様決定装置において、
過去に発生した梱包仕様ごとの不具合情報が登録される品質情報データベースを備え、
前記梱包仕様決定手段によって行われる梱包仕様の決定は、前記品質情報データベースを検索することによって得られる梱包仕様ごとの不具合情報を加味して行われることを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の梱包仕様決定装置において、
梱包仕様が原因となった不具合を識別するための識別子を有するとともに、かかる不具合の対策として変更された梱包仕様の変更履歴情報を含む不具合履歴情報が登録される不具合情報データベースを備え、
前記梱包仕様決定手段によって行われる梱包仕様の決定は、前記不具合情報データベースを検索することによって得られる不具合履歴情報を加味して行われることを特徴とする梱包仕様決定装置。 - 出荷対象となる物品の固有情報が登録される出荷オーダファイルと、
前記物品の固有情報に対応した物品の形状情報を含む物品設計情報が登録される設計データベースと、
前記物品の固有情報に対応した物品の輸送手段と輸送ルートとを含む輸送情報が登録される輸送手段/ルート情報データベースと、
前記物品の固有情報と前記輸送情報に対応した物品の輸送制約条件が登録される輸送制約条件データベースと、
前記物品の固有情報と輸送情報および輸送制約条件とに対応した梱包副資材仕様に関する情報が登録される梱包副資材データベースと、
出荷対象部品についての梱包条件を登録して記憶し、取得された前記物品の固有情報と輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報の制約条件を動作条件として用いて梱包条件が検索できる梱包仕様知的データベースと、
熟練作業者が有していた梱包仕様決定作業の手順を複数の条件判断の手順として記憶し、梱包仕様知的データベースに登録されている梱包条件を動作条件として用いてその条件判断処理を行える梱包仕様決定プロセスデータベースと、
を有する梱包仕様決定装置を、コンピュータを用いて動作させる際に用いられる梱包仕様決定方法であって、
コンピュータに、
前記出荷オーダファイルを参照させることにより、出荷対象となる物品の固有情報を取得させる物品情報取得ステップと、
前記設計データベースを参照させることにより、出荷対象となる前記物品の固有情報に対応した物品設計情報を取得させる物品設計情報取得ステップと、
前記輸送手段/ルート情報データベースと前記輸送制約条件データベースとを参照させることにより、前記物品情報取得ステップによって取得した物品の固有情報に対応した物品の輸送手段と輸送ルートとを含む輸送情報と、前記物品の固有情報と前記物品設計情報および前記輸送情報に対応した物品の輸送制約条件とを取得させる輸送情報取得ステップと、
前記梱包副資材データベースを参照させることにより、前記物品の固有情報と物品設計情報、輸送情報、輸送制約条件とに対応した梱包副資材仕様に関する情報を取得させる梱包副資材情報取得ステップと、
取得された前記物品の固有情報と輸送情報、輸送制約条件、梱包副資材情報の制約条件を動作条件として用いて梱包仕様知的データベースに登録される梱包条件を検索し、検索された梱包条件を動作条件として用いて梱包仕様決定プロセスデータベースに登録される梱包仕様決定作業の複数の条件判断処理を順次行い、かかる情報群に対応した物品の梱包仕様を決定させる梱包仕様決定ステップと、
を含む処理を実行させることを特徴とする梱包仕様決定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004101179A JP4400286B2 (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 梱包仕様決定装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004101179A JP4400286B2 (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 梱包仕様決定装置および方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005284996A JP2005284996A (ja) | 2005-10-13 |
JP4400286B2 true JP4400286B2 (ja) | 2010-01-20 |
Family
ID=35183275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004101179A Expired - Fee Related JP4400286B2 (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 梱包仕様決定装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4400286B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5082283B2 (ja) * | 2006-04-20 | 2012-11-28 | トヨタ自動車株式会社 | 荷姿パターンを決定する過程を支援する装置と方法とプログラム |
JP2013242793A (ja) * | 2012-05-22 | 2013-12-05 | Mitsubishi Electric Corp | 出荷業務支援システム、出荷業務支援装置、出荷業務支援方法およびプログラム |
CN105160510B (zh) * | 2015-08-25 | 2019-04-05 | 金蝶软件(中国)有限公司 | 自动匹配物料即时库存中物料的方法和装置 |
JP7378112B2 (ja) * | 2018-04-10 | 2023-11-13 | 株式会社ライナロジクス | 情報処理装置及び情報処理プログラム |
US10706387B1 (en) * | 2019-09-19 | 2020-07-07 | Coupang Corp. | Systems and methods for computer-determined efficient packaging determination |
US11301804B2 (en) * | 2019-09-23 | 2022-04-12 | Coupang Corp. | Systems and methods for simulation of package configurations for generating cost optimized configurations |
US10740862B1 (en) * | 2019-09-24 | 2020-08-11 | Coupang, Corp. | Systems and methods for efficient box packing and visualization |
JP7400651B2 (ja) * | 2020-07-21 | 2023-12-19 | 株式会社豊田自動織機 | 箱選定装置、梱包実績修正方法、及び梱包実績修正プログラム |
KR102228198B1 (ko) * | 2020-09-02 | 2021-03-17 | 쿠팡 주식회사 | 전자 장치 및 그의 정보 제공 방법 |
CN112874927B (zh) * | 2021-02-03 | 2023-07-07 | 四川物联亿达科技有限公司 | 物流包装箱箱型推荐方法 |
JP7331061B2 (ja) | 2021-10-13 | 2023-08-22 | 楽天グループ株式会社 | 情報処理システム、配送サービス内容提示方法、及びプログラム |
-
2004
- 2004-03-30 JP JP2004101179A patent/JP4400286B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005284996A (ja) | 2005-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7220236B2 (ja) | コンピュータによって決定される効率的な包装の決定のためのシステムおよび方法 | |
JP4400286B2 (ja) | 梱包仕様決定装置および方法 | |
US10394836B2 (en) | Operator tag search system | |
KR102489932B1 (ko) | 주문된 물품의 컴퓨터-결정된 효율적인 배깅을 위한 시스템 및 방법 | |
US20050165629A1 (en) | Systems and methods for planning the delivery of goods | |
JP2008239337A (ja) | ピッキング作業管理システム | |
JP5753215B2 (ja) | 在庫管理およびマーケティングのための画像認識システム | |
KR102551921B1 (ko) | 제품 타이틀로부터 속성을 지능적으로 추출하기 위한 시스템 및 방법 | |
US11475015B2 (en) | Systems and method for generating search terms | |
JP4770597B2 (ja) | 推奨部品種類の提示装置 | |
US10733653B2 (en) | System and method for alternative product selection and profitability indication | |
KR20140026796A (ko) | 맞춤형 특허분석 서비스 시스템 및 그 방법 | |
KR102547833B1 (ko) | 지능형 필터 시퀀싱을 사용하는 온라인 쇼핑 동안의 시각적 네비게이션을 위한 시스템 및 방법 | |
KR102466233B1 (ko) | 제품 타이틀로부터 수량의 지능적 추출을 위한 시스템 및 방법 | |
US20220044195A1 (en) | Electronic Apparatus for Providing Picking Information of Item and Method Thereof | |
KR20230058588A (ko) | 온라인 쇼핑 동안 지능적인 멀티 변수의 추천을 제공하기 위한 시스템 및 방법 | |
JP6294528B2 (ja) | 情報提供サーバ、情報提供システム、情報提供方法及び情報提供プログラム | |
Serrenho | Quick-commerce applied to the wholesaler’s market in Portugal: the case of Recheio Express | |
JP4391372B2 (ja) | サーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラム | |
TWI816077B (zh) | 用於偵測產品品名中的不準確的電腦實行系統以及方法 | |
KR102425536B1 (ko) | 컨텍스트 관련 검색 결과 생성을 위한 시스템 및 방법 | |
JP2010170289A (ja) | リサイクル性評価システムおよびリサイクル性評価支援方法 | |
JP2020052952A (ja) | 車両整備支援装置、車両整備支援方法及び車両整備支援プログラム | |
KR20230161318A (ko) | 제품 검색에서 필터를 최적화하기 위한 방법 및 시스템 | |
AU2020281122A1 (en) | Electronic apparatus for providing picking information of item and method thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090120 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091006 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091019 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |