JP4399689B2 - 情報提供処理方法、情報提供処理プログラム格納媒体、および情報提供処理装置 - Google Patents

情報提供処理方法、情報提供処理プログラム格納媒体、および情報提供処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ネットワークを介して要求されたHTML(HyperText Markup Language)ファイルやこのHTMLファイルにリンクされたJPEG(Joint Photographic Experts Group)画像ファイル等を、クライアントへ提供するWWW(World Wide Web)サーバに用いて好適な情報提供処理方法、情報提供処理プログラム格納媒体、および情報提供処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、パーソナルコンピュータ上で、WWWブラウザを起動し、このパーソナルコンピュータを操作して、インターネットを介して、種々のWWWサーバにアクセスし、それらWWWサーバに格納されているWebページ(以下、同義語として、ホームページとも呼ぶ)に掲載された文字や画像等の可視情報を閲覧したり、各種音楽ファイル等も含む音声ファイルを聴取する、いわゆる、ネットサーフィンが一般的に行われるようになった。
【0003】
この場合、ユーザは、WWWブラウザを動作させているパーソナルコンピュータを操作し、インターネットを介して所定のWWWサーバに対し、HTML(Hypertext Markup Language)方式のインデックスファイルや、そのHTMLファイルにリンクされた画像ファイル等から構成されるWebページの送信を要求する。
【0004】
以下、インデックスファイルやこのインデックスファイルにリンクされた画像ファイル等から構成されるWebページのファイルの総称としてHTMLファイルと呼ぶこととする。
【0005】
このようなWWWシステムにおいては、URL(Uniform Resource Locator)と呼ばれるインターネット上のファイルを一意に特定する一種のアドレスによって、Webページの指定が行われる。URLは、スキーム名、ドメイン名(ホスト名)、およびファイル名からなり、それぞれによって、転送プロトコルと、WWWサーバと、ファイル名の指定が行われる。例えば、URLが、(http://www.test.com/index.html)であるとき、スキーム名は、http(HyperText Transfer Protocol)であり、ドメイン名は、www.test.comであり、ファイル名は、index.htmlである。なお、実際のWWWサーバへのアクセスは、IPアドレスによって行われるが、IPアドレスは、ドメイン名に基づいて取得される。すなわち、WWWブラウザは、実際のアクセスに先立ってDNS(Domain Name Server)に対して、ドメイン名に対応するIPアドレスを問い合わせて、IPアドレスを取得する。
【0006】
一方、パーソナルコンピュータから、URLによる要求を受信したWWWサーバは、要求されたHTMLファイルと、これにリンクされた画像ファイル等から構成されるWebページを、インターネットを介して、要求元(アクセス元)のパーソナルコンピュータに転送する。
【0007】
このHTMLファイルと、これにリンクされた画像ファイル等から構成されるWebページを受信したパーソナルコンピュータは、動作中のWWWブラウザの表示画面内に、HTMLファイルに含まれている文字情報や、HTMLファイルで関連付けられた画像情報を表示する。
【0008】
ところで、インターネットサービスプロバイダなどが管理するWWWサーバに格納されている特定のユーザのWebページを、そのユーザがネットワークを介して更新する場合、通常、全く新規にWebページをアップロードする場合を除いて、現在格納されているWebページを構成するHTMLファイル(例えば、index.html)に上書きし、Webページを最新のデータに置換するのが普通である。同様に、インターネットサービスプロバイダ側で、クライアントへ提供するWebページを更新する場合も、新たに提供しようとするWebページを、既存のWebページに上書きするのが、普通である。
【0009】
このように、Webページを構成するHTMLファイル(例えば、index.html)は、常に最新のデータに置換されるので、ユーザは常に同じURL(例えば、http://www.test.com/index.html)を入力し、もしくはWWWブラウザのブックマーク機能によって記憶された同じURLを指定することにより、常に最新の情報が掲載されたWebページを閲覧することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、WWWサーバに格納されたWebページを構成するHTMLファイル(例えば、index.html)が、随時、任意のタイミングで最新のデータに置換されると、常に最新のWebページを公開し、クライアントがこの最新情報にアクセスすることができるといった利点がある反面、過去に一度公開していたWebページを自由に閲覧したいというクライアントの要求には応じることができないといった問題があった。
【0011】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、過去に公開したWebページや、これから公開を予定しているWebページを、WWWサーバ側で自動的にバックアップとして保存しておくことで、クライアント側からの要求に応じて随時閲覧可能とすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報提供処理方法は、ネットワークを介して任意にアクセス可能な公開記憶領域に格納されているデータを、ネットワークを介した更新データのアップロードのときに、更新データに置換することで、更新処理手段が、データを更新するデータ更新処理ステップと、バックアップ処理手段が、更新データのアップロードのときに、更新データのファイル名に、データが更新データに更新された日時を示す日時データを付加した検索用ファイル名を生成し、検索用ファイル名を付与して、更新データから生成したバックアップデータを、検索記憶領域に格納するバックアップ処理ステップと、検索処理手段が、ネットワークを介して指定された日時に対応する検索用ファイル名のバックアップデータを検索記憶領域から検索し、ネットワークを介してアクセス元へ転送する検索処理ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
検索記憶領域へのネットワークを介したアクセスは、特定ユーザのみが検索記憶領域にアクセス可能となるように制限されるようにすることができる。
【0014】
公開記憶領域および検索記憶領域は、同じ記憶装置内の異なるディレクトリに設定されるようにすることができる。
【0015】
バックアップ処理ステップは、検索用ファイル名を付与して、更新データから複製したバックアップデータを、ネットワークを介したアクセスが制限された検索記憶領域に格納するようにすることができる。
【0016】
バックアップ処理ステップにおいて、バックアップ処理手段は、公開記憶領域に格納されている基準となるデータと更新データとの差分データをバックアップデータとして、ネットワークを介したアクセスが制限された検索記憶領域に格納するようにすることができる。
【0017】
検索処理ステップにおいて、検索処理手段は、ネットワークを介して指定された日時に最も近い日時を示す日時データが付与された検索用ファイル名のバックアップデータを検索記憶領域から検索するようにすることができる。
【0018】
データ更新処理ステップ、バックアップ処理ステップ、および検索処理ステップは、インターネットであるネットワークを介してWebページを提供するWorld Wide Webサーバによって実行され、更新データおよびバックアップデータは、他のWebページへのリンクが記述されているインデックスファイルを含んで構成されるようにすることができる。
【0019】
インデックスファイルは、HyperText Markup Languageファイルで構成されるようにすることができる。
【0020】
更新データおよびバックアップデータは、HyperText Markup Languageファイルにリンクされた画像ファイルを含んで構成されるようにすることができる。
【0021】
更新データおよびバックアップデータは、HyperText Markup Languageファイルにリンクされた音声ファイルを含んで構成されるようにすることができる。
【0022】
更新データおよびバックアップデータは、インデックスファイルにリンクされたプログラムファイルを含んで構成されるようにすることができる。
【0023】
データの更新日時として、現時刻よりも後の所定の日時が指定されて更新データがアップロードされた場合、更新処理手段が、データ更新処理ステップにおいてデータの更新を行わないようにし、データの更新日時として、所定の日時が指定されて更新データがアップロードされた場合、バックアップ処理ステップにおいて、バックアップ処理手段が、更新データのファイル名に、更新日時を示す日時データを付加して検索用ファイル名を生成し、その検索用ファイル名が付与された更新データを、バックアップデータとして検索記憶領域に格納するようにし、自動更新処理手段が、毎日予め決められた所定の時刻に、検索記憶領域から、更新日時として当日の日付が付加された検索用ファイル名を検索し、検索された検索用ファイル名の更新データを、公開記憶領域に格納されているデータと置換することでデータを更新する自動更新処理ステップを更に設けることができる。
【0024】
請求項13に記載の情報提供処理プログラム格納媒体のプログラムは、ネットワークを介して任意にアクセス可能な公開記憶領域に格納されているデータを、ネットワークを介した更新データのアップロードのときに、更新データに置換することで、データを更新するデータ更新処理ステップと、更新データのアップロードのときに、更新データのファイル名に、データが更新データに更新された日時を示す日時データを付加した検索用ファイル名を生成し、検索用ファイル名を付与して、更新データから生成したバックアップデータを、検索記憶領域に格納するバックアップ処理ステップと、ネットワークを介して指定された日時に対応する検索用ファイル名のバックアップデータを検索記憶領域から検索し、ネットワークを介してアクセス元へ転送する検索処理ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0025】
情報提供処理プログラム格納媒体に格納されているプログラムは、データの更新日時として、現時刻よりも後の所定の日時が指定されて更新データがアップロードされた場合、データ更新処理ステップにおいてデータの更新を行わず、データの更新日時として、所定の日時が指定されて更新データがアップロードされた場合、バックアップ処理ステップにおいて、更新データのファイル名に、更新日時を示す日時データを付加して検索用ファイル名を生成し、その検索用ファイル名が付与された更新データを、バックアップデータとして検索記憶領域に格納させ、毎日予め決められた所定の時刻に、検索記憶領域から、更新日時として当日の日付が付加された検索用ファイル名を検索し、検索された検索用ファイル名の更新データを、公開記憶領域に格納されているデータと置換することでデータを更新する自動更新処理ステップを更に含むことができる。
【0026】
請求項15に記載の情報提供処理装置は、ネットワークを介して任意にアクセス可能な公開記憶領域に格納されているデータを、ネットワークを介した更新データのアップロードのときに、更新データに置換することで、データを更新するデータ更新処理手段と、更新データのアップロードのときに、更新データのファイル名に、データが更新データに更新された日時を示す日時データを付加した検索用ファイル名を生成し、検索用ファイル名を付与して、更新データから生成したバックアップデータを、検索記憶領域に格納するバックアップ処理手段と、ネットワークを介して指定された日時に対応する検索用ファイル名のバックアップデータを検索記憶領域から検索し、ネットワークを介してアクセス元へ転送する検索処理手段とを含むことを特徴とする。
【0027】
データ更新処理手段には、データの更新日時として、現時刻よりも後の所定の日時が指定されて更新データがアップロードされた場合、データの更新を行わせず、バックアップ処理手段には、データの更新日時として、所定の日時が指定されて更新データがアップロードされた場合、更新データのファイル名に、更新日時を示す日時データを付加して検索用ファイル名を生成させ、その検索用ファイル名が付与された更新データを、バックアップデータとして検索記憶領域に格納させ、毎日予め決められた所定の時刻に、検索記憶領域から、更新日時として当日の日付が付加された検索用ファイル名を検索し、検索された検索用ファイル名の更新データを、公開記憶領域に格納されているデータと置換することでデータを更新する自動更新処理手段を更に設けることができる。
【0028】
請求項1に記載の情報提供処理方法、請求項13に記載の情報提供処理プログラム格納媒体、および請求項15に記載の情報提供処理装置においては、ネットワークを介して任意にアクセス可能な公開記憶領域に格納されているデータが、ネットワークを介した更新データのアップロードのときに、更新データに置換されることで、データが更新され、更新データのアップロードのときに、更新データのファイル名に、データが更新データに更新された日時を示す日時データを付加した検索用ファイル名が生成され、検索用ファイル名が付与されて、更新データから生成したバックアップデータが、検索記憶領域に格納され、ネットワークを介して指定された日時に対応する検索用ファイル名のバックアップデータが検索記憶領域から検索され、ネットワークを介してアクセス元へ転送される。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る情報提供システムの一実施の形態を示す図である。
【0030】
WWWサーバ1には、種々のHTMLファイルや、これらHTMLファイルにリンクされた画像ファイル、音声ファイルおよびプログラムファイル等から構成されるWebページが予め記録されている。
【0031】
WWWサーバ1とインターネット3を介して接続されたクライアント側のパーソナルコンピュータ2では、WWWブラウザが起動されている。このWWWブラウザを動作させているパーソナルコンピュータ2を操作し、インターネット3を介して所定のWWWサーバ1に対し、例えば、URLとして、(http://www.test.com/index.html)を指定して、このURLで指定されるHTMLファイル(index.html)と、このHTMLファイルにリンクされた画像ファイル等から構成されるWebページの送信を要求する。
【0032】
一方、パーソナルコンピュータ2から、URLによる要求を受信したWWWサーバ1は、インターネット3を介して要求されたHTMLファイル(index.html)と、これにリンクされた画像ファイル等から構成されるWebページを、要求元であるのパーソナルコンピュータ2に転送する。
【0033】
このHTMLファイルと、これにリンクされた画像ファイル等から構成されるWebページを受信したパーソナルコンピュータ2は、動作中のWWWブラウザの表示画面内に、HTMLファイルに含まれている文字情報や、HTMLファイルで関連付けられた画像情報を表示する。
【0034】
インターネットサービスプロバイダなどが管理するWWWサーバ1に格納されている特定のユーザのWebページを、そのユーザが、自分のパーソナルコンピュータ4からインターネット3を介して更新する場合、WWWサーバ1は、全く新規にWebページをアップロードするときを除いて、現在既に格納されているWebページを構成するHTMLファイル(例えば、index.html)に上書きし、Webページを最新のデータに置換する。
【0035】
図2は、WWWサーバ1の構成を説明するブロック図である。CPU(Central Processing Unit)11は、基本的なOS(Operating System)を実行する。CPU11は、さらに、このOSの上で、HTTP(HyperText Transfer Protocol)によるクライアントからの特定のWebページの要求に自動応答して対応するWebページを要求元のIPアドレスへ転送するHTTPd(HTTP daemon)や、CGI(Common Gateway Interface)等、各種WWWサーバ1としてのサービスを提供する上で必要なアプリケーションプログラムを実行する。
【0036】
ROM(Read-Only Memory)12は、CPU11が使用するBIOSプログラムや演算用のパラメータ等の基本的に固定的なデータを格納する。RAM(Random-Access Memory)13は、CPU11の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。これらはバス14により相互に接続されている。
【0037】
キーボード16は、CPU11にURL等の各種の指令を入力するとき、ユーザにより操作される。マウス17は、CRT(Cathode Ray Tube)18の画面上のポイントの指示や選択を行うとき、ユーザにより操作される。CRT18は、各種情報をテキストやイメージで表示する。HDD(Hard Disk Drive)19とFDD(Floppy Disk Drive)20は、それぞれハードディスクまたはフロッピーディスクを駆動し、それらにCPU11によって実行する、CGIなどのプログラムや情報を記録または再生させる。
【0038】
通信ボード21は、インターネット3と接続するための装置であり、具体的には、例えば、企業内においてはイーサネット(Ethernet)ボード等で構成される。
【0039】
これらのキーボード16乃至通信ボード21は、インターフェース15に接続されており、インターフェース15はバス14を介してCPU11に接続されている。
【0040】
パーソナルコンピュータ2およびパーソナルコンピュータ4は、前述したWWWサーバ1と略同様の構成を有しているため、そのハードウェア構成の説明は省略する。
【0041】
但し、通信ボード21は、例えば、企業内においてはイーサネット(Ethernet)ボード等で構成されているが、一般家庭においては、インターネットサービスプロバイダに接続するためのモデム等で構成されている。
【0042】
次に、パーソナルコンピュータ4のユーザが、インターネット3を介して、WWWサーバ1に格納されている所定のWebページを構成するHTMLファイルを更新する際の処理について説明する。
【0043】
まず最初に、Webページの作成者は、自宅のパーソナルコンピュータ4を起動した後、Webページ作成ソフトウェアや、汎用のテキストエディタを起動し、新たに提供しようとするWebページの内容を記述したHTML方式のファイルを作成する。
【0044】
次に、Webページの作成者は、パーソナルコンピュータ4を操作し、作成したHTMLファイルをWWWサーバ1にアップロードして、Webページを更新する。
【0045】
ここで、Webページのアップロードの具体的な方法としては、次の2通りの方法があり、本発明では、後者のWWWブラウザのファイルアップロード機能とWWWサーバ1の所定のCGIプログラムとの連携処理でWebページを更新する方法を用いる。
【0046】
まず、一般的な、FTP(File Transfer Protocol)クライアントプログラムを用いる方法について説明する。
【0047】
この方法では、パーソナルコンピュータ4を操作し、図3に示すように、FTPクライアントプログラムを起動し、作成したHTMLファイルをWWWサーバ1に転送する。
【0048】
この場合、Webページの作成者が、図4に示す通常のFTPクライアントプログラムのファイルの転送を指示する表示画面30において、アップロードすべきHTMLファイル(例えば、index.html)を指定した後、このHTMLファイルを格納すべきWWWサーバ1のディレクトリを指定し、「送信(Put)」と表示された送信ボタン31をクリックすると、パーソナルコンピュータ4は、指定したHTMLファイルをWWWサーバ1に転送する。
【0049】
WWWサーバ1は、転送されてきたHTMLファイル(例えば、index.html)を、指定されたディレクトリ上に保存されている既存のHTMLファイル(例えば、index.html)に上書きする。
【0050】
次に、WWWブラウザのファイルアップロード機能とWWWサーバ1で動作する所定のCGIプログラムの連携処理でWebページを更新する方法について説明する。
【0051】
この場合、Webページの作成者が、図5に示すように、パーソナルコンピュータ4上で動作しているWWWブラウザを操作し、図6に示すファイルの転送を指示する表示画面40の指定フィールド41に、アップロードすべきHTMLファイル名(例えば、index.html)を入力し、「HTMLファイルを転送する」と表示された転送ボタン42をクリックすると、パーソナルコンピュータ4は、指定したHTMLファイルをWWWサーバ1に転送する。この場合、WWWサーバ1は、所定のCGIプログラムのファイル更新処理の手順に従って、転送されてきたHTMLファイル(例えば、index.html)を、予め決められた所定のディレクトリ上に保存されている既存のHTMLファイル(例えば、index.html)に上書きする。
【0052】
本発明では、後者のWWWブラウザのファイルアップロード機能とWWWサーバ1の所定のCGIプログラムによるファイル更新機能との連携処理でWebページを更新する方法を用いる。
【0053】
次に、WWWブラウザを起動させている、本発明に係る情報提供システムのクライアント側のパーソナルコンピュータ4のWWWブラウザの表示画面の例を図7に示す。Webページの作成者は、図7に示すファイルの転送を指示する表示画面50の指定フィールド51に、アップロードすべきHTMLファイル名(例えば、index.html)を入力し、更新日として現在を指定するラジオボタン53a、または未来を指定するラジオボタン53bをクリックし、未来を指定した場合の更新年月日を入力するための指定フィールド54a乃至54cに、予定する年月日を入力し、最後に、「HTMLファイルを転送する」と表示された転送ボタン52をクリックする。パーソナルコンピュータ4は、指定したHTMLファイルをWWWサーバ1に転送する。
【0054】
このように、パーソナルコンピュータ4の画面に表示されるウィンドウには、図6に示すWWWブラウザのフィールドに加えて、Webページの更新年月日を、現在または未来のいずれかに択一選択するラジオボタン53aと53bが配列されていると共に、HTMLファイルの更新年月日が未来である場合に、そのHTMLファイルの更新予定年月日を入力するための指定フィールド54a乃至54cが配列されている。
【0055】
ここで、HTMLファイルの更新年月日が、転送を開始する今この時点である場合、更新年月日を現在に選択するラジオボタン53aをクリックし、指定フィールド51に、アップロードすべきHTMLファイル名(例えば、index.html)を入力し、最後に、「HTMLファイルを転送する」と表示された転送ボタン52をクリックして、指定したHTMLファイルをWWWサーバ1に転送する。
【0056】
この場合は、WWWサーバ1は、所定のCGIプログラムのファイル更新処理の手順に従って、転送されてきたHTMLファイル(例えば、index.html)を、予め決められた所定の公開用ディレクトリ上に保存されている既存のHTMLファイル(例えば、index.html)に上書きする。
【0057】
これと同時に、WWWサーバ1は、所定のCGIプログラムのファイル更新処理の手順に従って、転送されてきたHTMLファイル(例えば、index.html)のファイル名の末尾に、現在の日時を示す数字列を付加して、その日時を示す数字列が付加されたファイル名で、予め決められたバックアップ用ディレクトリ上にバックアップとして保存する。
【0058】
ここで、公開用ディレクトリは、インターネット3を介して自由にアクセスし、読み出し可能に設定されている一方、バックアップ用ディレクトリは、WWWサーバ1の管理者のみがアクセス可能とし、インターネット3を介して第3者が直接読み出せないようにアクセス制限が施されている。また、これら公開用ディレクトリと、バックアップ用ディレクトリは、WWWサーバ1に設けられた単一もしくは複数台のHDD19の異なるディレクトリに設定されている。
【0059】
一方、HTMLファイルを更新すべき予定日時が、転送を開始した後の将来の時点である場合、更新日時を未来に選択するラジオボタン53bをクリックし、更新日時を入力するための指定フィールド54a乃至54cに、予定する日時を入力し、最後に、「HTMLファイルを転送する」と表示された転送ボタン52をクリックして、指定したHTMLファイルをWWWサーバ1に転送する。これにより、パーソナルコンピュータ4は、ファイルの更新日時を指定する日時データと共に、更新すべきHTMLファイルを、WWWサーバ1に転送する。
【0060】
この場合は、WWWサーバ1は、所定のCGIプログラムのファイル更新処理の手順に従って、予め決められた所定の公開用ディレクトリ上に保存されている既存のHTMLファイル(例えば、index.html)の更新はせずに、転送されてきたHTMLファイル(例えば、index.html)のファイル名の末尾に、更新予定日時を示す数字列を付加して、その日時を示す数字列が付加されたファイル名で、予め決められたバックアップ用ディレクトリ上にバックアップとして保存する。
【0061】
図8は、図7に示すパーソナルコンピュータ4のWWWブラウザで表示される更新指示画面を表示させるためのHTMLファイルのソースを示している。
【0062】
次に、WWWサーバ1が、所定のCGIプログラムによって、更新すべきHTMLファイル(index.html)のバックアップ処理する際の手順を、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0063】
ここで、WWWサーバ1のURLを、(http://www.test.com/)とし、図7に示す更新用WebページのURLを、(http://www.test.com/update.html)とし、更新用CGIプログラムのURLを、(http://www.test.com/cgi-bin/update.cgi)とし、WWWサーバ1の公開用ディレクトリ(ドキュメントルートディレクトリ)を、(/www/data/)とし、更新すべきHTMLファイルのファイル名を、(index.html)とし、バックアップ用ディレクトリを、(/www/data/backup/)として説明する。
【0064】
ステップS11において、WWWサーバ1は、パーソナルコンピュータ4から受信したデータを、変数またはファイルに切り分ける。ステップS12において、WWWサーバ1は、受信したファイルがHTML方式のファイルであるか否かを判定し、受信したファイルがHTML方式のファイルであると判定された場合、ステップS13に進み、ステップ11で切り分けられた変数を基に、ファイルの更新日時が未来であるか否かを判定する。
【0065】
ステップS13において、ファイルの更新日時が未来ではない、すなわち、ファイルの更新日時が現在であると判定された場合、ステップS14に進み、WWWサーバ1は、転送されてきたHTMLファイル(index.html)を、予め決められた所定の公開用のドキュメントルートディレクトリ(/WWW/data/)上に保存されている既存のHTMLファイル(index.html)に上書きして保存する。
【0066】
ステップS15において、WWWサーバ1は、図示せぬ内蔵されているRTC(Real Time Clock)や、タイムカウントプログラムなどによって生成された、現在の日時を取得する。
【0067】
ステップS16において、WWWサーバ1は、受信したHTMLファイル(index.html)のファイル名の末尾に、ステップS15で取得した現在の更新日時を示す数字列を付加して、その日時を示す数字列が付加されたファイル名で、予め決められたバックアップ用ディレクトリ(/WWW/data/backup/)上にバックアップとして保存する。
【0068】
ここで例えば、現在の年月日と時刻が、1999年4月1日16時12分であった場合、(index.html.1999.4.1.16.12)と命名された新たなファイル名で、HTMLファイル(index.html)と全く同じ内容のファイルが自動的にバックアップとして保存される。
【0069】
ステップS17において、WWWサーバ1は、パーソナルコンピュータ4に、所定のメッセージを送信し、正常終了の表示をさせ、処理は終了する。
【0070】
ステップS13において、ファイルの更新日時が未来であると判定された場合、ステップS18に進み、WWWサーバ1は、クライアントコンピュータ4から転送されてきたHTMLファイルの更新予定日時(ステップ11で切り分けられた変数に含まれる)を取得する。
【0071】
ステップS19において、WWWサーバ1は、ステップS18で取得した更新予定日時が未来である否かを判定し、ステップS18で取得した更新予定日時が未来であると判定された場合、ステップS20に進み、WWWサーバ1は、受信したHTMLファイル(index.html)のファイル名の末尾に、ステップS18で取得した更新予定日時を示す数字列を付加して、その日時を示す数字列が付加されたファイル名で、予め決められたバックアップ用ディレクトリ(/WWW/data/backup/)上にバックアップとして保存する。
【0072】
ここで例えば、現在の年月日と時刻が、1999年4月2日18時24分であった場合、(index.html.1999.4.2.18.24)と命名された新たなファイル名で、HTMLファイル(index.html)と全く同じ内容のファイルが自動的にバックアップとして保存される。
【0073】
ステップS21において、WWWサーバ1は、パーソナルコンピュータ4に、所定のメッセージを送信し、正常終了の表示をさせ、処理は終了する。
【0074】
ステップS19において、ステップS18で取得した更新日時が未来でないと判定された場合、受信した日付が間違っているので、ステップS23に進み、WWWサーバ1は、パーソナルコンピュータ4に、エラーのメッセージを送信し、エラーの表示をさせ、処理は終了する。
【0075】
ステップS12において、受信したファイルがHTMLファイルや、このHTMLファイルにリンクされた画像ファイル等の所定の方式のファイルでないと判定された場合、受信したファイルを扱うことができないので、ステップS22に進み、WWWサーバ1は、クライアントコンピュータ4に、エラーのメッセージを送信し、エラーの表示をさせ、処理は終了する。
【0076】
以上の処理の結果、WWWサーバ1のバックアップディレクトリ(/WWW/data/backup/)には、ファイル名として、更新日時、もしくは更新予定日時が付加された新たなファイル名として、元のHTMLファイル(index.html)と全く同じ内容のファイルが自動的にバックアップとして保存される。
【0077】
例えば、WWWサーバ1のバックアップディレクトリ(/WWW/data/backup/)には、
"index.html.1998.4.23.18.54"、
"index.html.1998.5.5.23.15"、
"index.html.1998.7.1.0.0"、
"index.html.1999.12.24.23.59"
等のファイル名で保存される。
【0078】
ここで、上述したステップS16やS20のバックアップ保存処理においては、更新前のHTMLファイルを基準とし、新たに更新すべきHTMLファイルとの差分データのみを、バックアップディレクトリ(/WWW/data/backup/)に、格納するようにすれば、バックアップに要するHDD19の容量を削減することができる。
【0079】
次に、更新予定日時が到来した場合のWWWサーバ1による自動更新処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0080】
図10のステップS30において、WWWサーバ1は、cronと呼ばれるような自動更新処理プログラムに基づいて、毎日予め決められた所定の時刻(例えば、0時0分)になったと判定されると、次のステップS31へ進み、バックアップディレクトリ(/WWW/data/backup/)に保存されているHTMLファイルから、ファイル名の末尾に付加された更新予定日時を示す数字列に基づいて、当日更新予定のHTMLファイルを検索する。
【0081】
そして、次のステップS32において、該当する当日更新予定のHTMLファイルが検索されたと判定された場合、次のステップS33において、WWWサーバ1は、検索されたHTMLファイルを、予め決められた所定の公開用のドキュメントルートディレクトリ(/WWW/data/)上に保存されている既存のHTMLファイル(index.html)に上書きして保存する。
【0082】
これにより、WWWサーバ1は、毎日予め決められた所定の時刻となると、バックアップディレクトリ(/WWW/data/backup/)に予め保存されているHTMLファイルに基づいて、Webページを自動的に更新することができる。
【0083】
次に、クライアント側のパーソナルコンピュータ2によって、過去に公開されたWebページをWWWサーバ1に要求してブラウズする場合について説明する。
【0084】
ここで、WWWサーバ1のURLを、(http://www.test.com/)とし、図11に示す検索用WebページのURLを、(http://www.test.com/pageview.html)とし、検索用CGIプログラムのURLを、(http://www.test.com/cgi-bin/pegeview.cgi)とし、WWWサーバ1の公開用ディレクトリ(ドキュメントルートディレクトリ)を、(/www/data/)とし、閲覧すべきHTMLファイルのファイル名を、index.htmlとし、バックアップ用ディレクトリを、(/www/data/backup/)として説明する。
【0085】
まず最初に、クライアント側のパーソナルコンピュータ2のWWWブラウザを操作して、URLとして、(http://www.test.com/pageview.html)を入力し、図11に示す検索用Webページを表示する。
【0086】
この表示画面60には、過去に公開されたWebページを閲覧したいとき、閲覧したい年月日と時刻を入力するための指定フィールド61a乃至61eが配列されている。クライアント側のユーザは、所定の日時を入力する指定フィールド61a乃至61eに、希望する年月日と時刻を入力し、「閲覧する」と表示された閲覧ボタン62をクリックして、指定した日時データをWWWサーバ1に転送する。
【0087】
図12は、図11に示すパーソナルコンピュータ4のWWWブラウザで表示される更新指示画面を表示させるためのHTMLファイルのソースを示している。
【0088】
WWWサーバ1は、クライアントのパーソナルコンピュータ2から、日時データが転送されてくると、この日時データに基づいて、最も近い日時データに対応するファイル名が付与されたHTMLファイルを検索して、クライアント側のパーソナルコンピュータ2に転送する。これにより、クライアント側のユーザは、所定の日時を入力する指定フィールド61a乃至61eに希望の日時を入力するだけで、過去に公開されたWebページをブラウズすることができる。
【0089】
次に、WWWサーバ1が、所定のCGIプログラムによる検索処理の手順に沿って、パーソナルコンピュータ4から転送されてきた日時に対応するWebページを提供する際の処理を、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0090】
ステップS51において、WWWサーバ1のCPU11は、通信ボード21に、インターネット3を介して、パーソナルコンピュータ2から送信された所定の日時を受信させる。ステップS52において、WWWサーバ1のCPU11は、パーソナルコンピュータ2から受信した日時が正常であるか否かを判定し、パーソナルコンピュータ2から受信した日時が正常であると判定された場合、ステップS53に進み、受信した日時を基に、ディレクトリ(/WWW/data/backup/)から適切なファイルを検索する。
【0091】
ステップS53の手続きは、より具体的には、指定された日時と同じ日時のファイルがある場合、その同じ日時のファイルが選択され、指定された日時と同じ日時のファイルがない場合、その日時より過去の日時で、指定された日時に最も近い日時のファイルが選択される。情報の提供を開始した以前の日時が指定された場合、WWWサーバ1は、該当するファイルが保存されていなかったことを示す設定をする。
【0092】
例えば、WWWサーバ1のCPU11は、選択の対象となるファイル名から"index.html"を除去し、残った文字列をperlと呼ばれるコンピュータ言語で使われるtimelocalなどの関数によって変換し、1970年1月1日0時0分からの秒数を求める。WWWサーバ1のCPU11は、受信した指定された日時の文字列に対しても、同様の処理を実行し、得られた秒数を基に、指定された日時に最も近い日時のファイルを選択する。
【0093】
ステップS54において、WWWサーバ1のCPU11は、ステップS53の検索の処理の結果、該当するファイルが保存されているか否かを判定し、該当するファイルが保存されていると判定された場合、ステップS55に進み、通信ボード21に、該当するファイルをパーソナルコンピュータ2のWWWブラウザに送信させて、パーソナルコンピュータ2に指定された日時に対応する情報を表示させ、処理は終了する。
【0094】
ステップS54において、該当するファイルが保存されていないと判定された場合、ステップS57に進み、WWWサーバ1のCPU11は、通信ボード21に、パーソナルコンピュータ2に所定のエラーのメッセージを送信させて、クライアント側のパーソナルコンピュータ2にエラーの表示をさせ、処理は終了する。
【0095】
ステップS52において、パーソナルコンピュータ2から受信した日時が正常でない(例えば、月に13月が設定されているなど)と判定された場合、ステップ56に進み、WWWサーバ1のCPU11は、通信ボード21に、所定のエラーのメッセージをパーソナルコンピュータ2に送信させて、クライアントコンピュータ2にエラーの表示をさせ、処理は終了する。
【0096】
このようにして、WWWサーバ1は、パーソナルコンピュータ2に、指定された日時に対応する情報を提供することができる。
【0097】
例えば、WWWサーバ1のバックアップディレクトリ(/WWW/data/backup/)に、
"index.html.1998.4.23.18.54"、
"index.html.1998.5.5.23.15"、
"index.html.1998.7.1.0.0"、
"index.html.1999.12.24.23.59"
等のファイル名でHTMLファイルが保存されており、指定された日時が1998年4月23日18時54分であった場合、WWWサーバ1は、クライアント側のパーソナルコンピュータ2に、ファイル名として"index.html.1998.4.23.18.54"が付されたHTMLファイルを転送する。
【0098】
なお、WWWサーバ1が、情報が更新された場合、更新前のHTMLファイルを基準に、その差分データのみをバックアップディレクトリに保存しているとき、WWWサーバ1は、更新済みの最新のHTMLファイルと、差分データに基づいて更新前のHTMLファイルを順次生成し、パーソナルコンピュータ2に指定された日時のWebページを提供する。
【0099】
以上のように、本発明の情報提供処理方法により、ニュースなど時間と共に随時更新されるWebページを含むコンテンツなどにおいても、新聞紙などの紙メディアのごとく、過去の任意の日時に公開されたWebページを随時検索可能として、そのWebページを提供することができる。
【0100】
なお、本発明の情報提供処理方法をホームページ更新作業ツールとして利用すれば、過去のホームページが容易に確認でき、また、将来更新予定のホームページを事前に作成して、更新予定日時と共にアップロードおけば、将来の更新予定が到来した時点で自動的にホームページを更新することができる。
【0101】
また、発明の実施の形態において、HTML方式の1つのファイルとして説明したが、複数のHTML方式のファイルについて処理するようにしてもよい。具体的には、WWWサーバ1が複数のHTML方式のファイルを更新し、クライアント側のパーソナルコンピュータ2の閲覧ページで複数のファイルを指定し、WWWサーバ1のCGIプログラムが複数のHTML方式のファイルに対し処理を実行するようにすればよい。
【0102】
また、HTML方式のファイルに限らず、GIF(Graphics Interchange Format)や、JPEG(Joit Photographic Experts Group)などの画像ファイル、音声や音楽ファイル、プログラムファイルなど、またはHTMLで関連付けして記述できる全てのファイルについても同様に適用することが可能である。
【0103】
次に、図14を参照して、上述した一連の処理を実行する情報提供処理プログラムをコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられる媒体について説明する。
【0104】
情報提供処理プログラムは、図14(A)に示すように、パーソナルコンピュータ101に内蔵されている記録媒体としてのハードディスク102(図2のハードディスクドライブ19に内蔵されているハードディスクに対応する)に予めインストールした状態でユーザに提供することができる。
【0105】
あるいはまた、情報提供処理プログラムは、図14(B)に示すように、フロッピーディスク111、CD-ROM112、MOディスク113、DVD114、磁気ディスク115、半導体メモリ116などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、パッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0106】
さらに、プログラムは、図14(C)に示すように、ダウンロードサイト121から、無線で衛星122を介して、パーソナルコンピュータ123に転送したり、ローカルエリアネットワーク、インターネットといったネットワーク131を介して、有線または無線でパーソナルコンピュータ123に転送し、パーソナルコンピュータ123において、内蔵するハードディスクなどにダウンロードさせるようにすることができる。
【0107】
本明細書における媒体とは、これら全ての媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0108】
また、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、経時的な要素を含む処理だけでなく、並列的あるいは個別に実行される処理も含むものである。
【0109】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0110】
【発明の効果】
請求項1に記載の情報提供処理方法、請求項13に記載の情報提供処理プログラム格納媒体、および請求項15に記載の情報提供処理装置によれば、ネットワークを介して任意にアクセス可能な公開記憶領域に格納されているデータが、ネットワークを介した更新データのアップロードのときに、更新データに置換されることで、データが更新され更新データのアップロードのときに、更新データのファイル名に、データが更新データに更新された日時を示す日時データを付加した検索用ファイル名が生成され、検索用ファイル名が付与されて、更新データから生成したバックアップデータが、検索記憶領域に格納され、ネットワークを介して指定された日時に対応する検索用ファイル名のバックアップデータが検索記憶領域から検索され、ネットワークを介してアクセス元へ転送されるようにしたので、過去に公開したWebページや、これから公開を予定しているWebページが、指定された更新時点でWWWサーバ側で自動的にバックアップとして保存され、その後、クライアント側からの要求に応じて随時閲覧することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報提供システムの一実施の形態を示す図である。
【図2】パーソナルコンピュータ2の構成を説明するブロック図である。
【図3】従来のFTPクライアントプログラムによるWWWサーバのファイルの更新を説明する図である。
【図4】従来のFTPクライアントプログラムによるファイル転送画面を説明する図である。
【図5】従来のWWWブラウザによるファイルアップロードを説明する図である。
【図6】従来のWWWブラウザによるファイル転送画面を説明する図である。
【図7】本発明に係るWWWブラウザによって、パーソナルコンピュータ4に表示される画面を説明する図である。
【図8】図7に示すパーソナルコンピュータ4の画面を表示させるHTMLファイルのソースを示す図である。
【図9】本発明に係るWWWサーバ1の所定のCGIプログラムによるHTMLファイルのバックアップ処理を説明するフローチャートである。
【図10】本発明に係る更新予定日時が到来した際のWWWサーバ1による自動更新処理を説明するフローチャートである。
【図11】本発明に係る所定の日時の情報を要求する際のパーソナルコンピュータ2に表示される画面を説明する図である。
【図12】図10に示すパーソナルコンピュータ4のWWWブラウザで表示される更新指示画面を表示させるためのHTMLファイルのソースを示す図である。
【図13】 WWWサーバ1の所定のCGIプログラムによるHTMLファイルの検索処理を説明するフローチャートである。
【図14】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1 WWWサーバ, 2 パーソナルコンピュータ, 3 ネットワーク, 4パーソナルコンピュータ, 11 CPU, 12 ROM, 13 RAM, 18 CRT, 19 ハードディスク, 21 通信ボード, 102 ハードディスク, 111 フロッピーディスク, 112 CD-ROM, 113 MOディスク, 114 DVD, 115 磁気ディスク, 116 半導体メモリ, 121 ダウンロードサイト, 122 衛星, 131 ネットワーク

Claims (16)

  1. ネットワークを介して任意にアクセス可能な公開記憶領域に格納されているデータを、前記ネットワークを介した更新データのアップロードのときに、前記更新データに置換することで、更新処理手段が、前記データを更新するデータ更新処理ステップと、
    バックアップ処理手段が、前記更新データのアップロードのとき、前記更新データのファイル名に、前記データが前記更新データに更新された日時を示す日時データを付加した検索用ファイル名を生成し、前記検索用ファイル名を付与して、前記更新データから生成したバックアップデータを、検索記憶領域に格納するバックアップ処理ステップと、
    検索処理手段が、前記ネットワークを介して指定された日時に対応する前記検索用ファイル名の前記バックアップデータを前記検索記憶領域から検索し、前記ネットワークを介してアクセス元へ転送する検索処理ステップと
    を含むことを特徴とする情報提供処理方法。
  2. 前記検索記憶領域への前記ネットワークを介したアクセスは、特定ユーザのみが前記検索記憶領域にアクセス可能となるように制限されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供処理方法。
  3. 前記公開記憶領域および前記検索記憶領域は、同じ記憶装置内の異なるディレクトリに設定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供処理方法。
  4. 前記バックアップ処理ステップにおいて、前記バックアップ処理手段は、前記検索用ファイル名を付与して、前記更新データから複製したバックアップデータを、前記ネットワークを介したアクセスが制限された前記検索記憶領域に格納する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供処理方法。
  5. 前記バックアップ処理ステップにおいて、前記バックアップ処理手段は、前記公開記憶領域に格納されている基準となるデータと前記更新データとの差分データを前記バックアップデータとして、前記ネットワークを介したアクセスが制限された前記検索記憶領域に格納する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供処理方法。
  6. 前記検索処理ステップにおいて、前記検索処理手段は、前記ネットワークを介して指定された日時に最も近い日時を示す前記日時データが付与された前記検索用ファイル名の前記バックアップデータを前記検索記憶領域から検索する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供処理方法。
  7. 前記データ更新処理ステップ、前記バックアップ処理ステップ、および前記検索処理ステップは、インターネットである前記ネットワークを介してWebページを提供するWorld Wide Webサーバによって実行され、
    前記更新データおよび前記バックアップデータは、他のWebページへのリンクが記述されているインデックスファイルを含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供処理方法。
  8. 前記インデックスファイルは、HyperText Markup Languageファイルで構成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報提供処理方法。
  9. 前記更新データおよび前記バックアップデータは、前記HyperText Markup Languageファイルにリンクされた画像ファイルを含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報提供処理方法。
  10. 前記更新データおよび前記バックアップデータは、前記HyperText Markup Languageファイルにリンクされた音声ファイルを含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報提供処理方法。
  11. 前記更新データおよび前記バックアップデータは、前記インデックスファイルにリンクされたプログラムファイルを含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報提供処理方法。
  12. 前記データの更新日時として、現時刻よりも後の所定の日時が指定されて前記更新データがアップロードされた場合、前記更新処理手段は、前記データ更新処理ステップにおいて前記データの更新を行わず、
    前記データの更新日時として、前記所定の日時が指定されて前記更新データがアップロードされた場合、前記バックアップ処理ステップにおいて、前記バックアップ処理手段は、前記更新データのファイル名に、前記更新日時を示す前記日時データを付加して前記検索用ファイル名を生成し、その前記検索用ファイル名が付与された前記更新データを、前記バックアップデータとして前記検索記憶領域に格納し、
    自動更新処理手段が、毎日予め決められた所定の時刻に、前記検索記憶領域から、前記更新日時として当日の日付が付加された前記検索用ファイル名を検索し、検索された前記検索用ファイル名の前記更新データを、前記公開記憶領域に格納されている前記データと置換することで前記データを更新する自動更新処理ステップ
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の情報提供処理方法。
  13. ネットワークを介して任意にアクセス可能な公開記憶領域に格納されているデータを、前記ネットワークを介した更新データのアップロードのときに、前記更新データに置換することで、前記データを更新するデータ更新処理ステップと、
    前記更新データのアップロードのときに、前記更新データのファイル名に、前記データが前記更新データに更新された日時を示す日時データを付加した検索用ファイル名を生成し、前記検索用ファイル名を付与して、前記更新データから生成したバックアップデータを、検索記憶領域に格納するバックアップ処理ステップと、
    前記ネットワークを介して指定された日時に対応する前記検索用ファイル名の前記バックアップデータを前記検索記憶領域から検索し、前記ネットワークを介してアクセス元へ転送する検索処理ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラムが格納されている情報提供処理プログラム格納媒体。
  14. 格納されている前記プログラムは、
    前記データの更新日時として、現時刻よりも後の所定の日時が指定されて前記更新データがアップロードされた場合、前記データ更新処理ステップにおいて前記データの更新を行わず、
    前記データの更新日時として、前記所定の日時が指定されて前記更新データがアップロードされた場合、前記バックアップ処理ステップにおいて、前記更新データのファイル名に、前記更新日時を示す前記日時データを付加して前記検索用ファイル名を生成し、その前記検索用ファイル名が付与された前記更新データを、前記バックアップデータとして前記検索記憶領域に格納させ、
    毎日予め決められた所定の時刻に、前記検索記憶領域から、前記更新日時として当日の日付が付加された前記検索用ファイル名を検索し、検索された前記検索用ファイル名の前記更新データを、前記公開記憶領域に格納されている前記データと置換することで前記データを更新する自動更新処理ステップ
    を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項13に記載の情報提供処理プログラム格納媒体。
  15. ネットワークを介して任意にアクセス可能な公開記憶領域に格納されているデータを、前記ネットワークを介した更新データのアップロードのときに、前記更新データに置換することで、前記データを更新するデータ更新処理手段と、
    前記更新データのアップロードのときに、前記更新データのファイル名に、前記データが前記更新データに更新された日時を示す日時データを付加した検索用ファイル名を生成し、前記検索用ファイル名を付与して、前記更新データから生成したバックアップデータを、検索記憶領域に格納するバックアップ処理手段と、
    前記ネットワークを介して指定された日時に対応する前記検索用ファイル名の前記バックアップデータを前記検索記憶領域から検索し、前記ネットワークを介してアクセス元へ転送する検索処理手段と
    を含むことを特徴とする情報提供処理装置。
  16. 前記データ更新処理手段は、前記データの更新日時として、現時刻よりも後の所定の日時が指定されて前記更新データがアップロードされた場合、前記データの更新を行わず、
    前記バックアップ処理手段は、前記データの更新日時として、前記所定の日時が指定されて前記更新データがアップロードされた場合、前記更新データのファイル名に、前記更新日時を示す前記日時データを付加して前記検索用ファイル名を生成し、その前記検索用ファイル名が付与された前記更新データを、前記バックアップデータとして前記検索記憶領域に格納し、
    毎日予め決められた所定の時刻に、前記検索記憶領域から、前記更新日時として当日の日付が付加された前記検索用ファイル名を検索し、検索された前記検索用ファイル名の前記更新データを、前記公開記憶領域に格納されている前記データと置換することで前記データを更新する自動更新処理手段
    を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の情報提供処理装置。
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