JP4399616B2 - 2スピードゼンマイ式駆動ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ゼンマイ(渦巻ばね)を動力源として回転を出力する駆動ユニットに関する。更に詳述すると、本発明は、回転速度の異なる2種類の回転を自動的に切り替えて出力可能とする2スピードゼンマイ式駆動ユニットに関する。
従来の2スピードゼンマイ式駆動ユニットとして、図11及び図12に示すような、ゼンマイ(図示省略)を取り付けた駆動軸104と出力軸105との間に介在される歯車機構102と、歯車機構102に接続されたときに該歯車機構102の回転を制動して一定速度の回転とする定速機構103と、該定速機構103を駆動軸104の回転に伴って一定時間経過後に歯車機構102から切離す切替部材106とを備え、定速機構103を接続した緩やかな定速回転と歯車機構102を自由に回転させる高速回転との2種類の回転を出力するようにしたものが提案されている。
この駆動ユニットにおいて、歯車機構102は、駆動軸104と一体の巻上げ用ピニオン107及び駆動ギア(通常、1番ギアと呼ばれる)108と、出力軸105に固定されている従動ピニオン114と、該ピニオン114に噛合する3番ギア(中間ギア110,111)と、この中間ギア110とゼンマイ巻上げ時にのみ噛合するギア113と、巻上げ用ピニオン107に回転を伝達するかけ上りギア109と、駆動ギア108とゼンマイ解放時にのみ噛合し中間ギア111に回転を伝達する2番ギア(走行用かけ上がりギア112,113)とから構成されている。ここで、走行用かけ上がりギア112,113及び巻上げ用かけ上がりギア109は、相手側ギアの回転方向によって噛み合ったり離れて空回りするギアであり、ギアボックスに夫々設けられている円弧状の長孔136,137に収容されて移動自在に支持されている。
他方、定速機構103は、がんぎ車118とこのがんぎ車118の歯に両端の爪119aが交互に接触することによって軸122を中心に揺振するアンクル部材119とから構成され、がんぎ車118と同軸上のピニオン120を中間ギア110と定速走行用切替ギア116,117を介して接続させることによって、3番の中間ギア110から回転をとるようにしている。このとき、切替ギア116,117は、中間ギア110と同一軸心でかつ切替部材106の移動軌跡と交わると共に切替部材106によって押される方向に延びる長孔123内を移動することによって歯車機構102と定速機構103との切離しあるいは接続を図るように設けられている。切替ギア116,117は、図11において、中間ギア110が時計回転方向に回転するときに中間ギア110及びピニオン120に噛み合い、反時計回転方向に回転するとき(ゼンマイを巻上げるとき)にピニオン120から切り離され押し出されて空回りする。
切替部材106は、駆動ギア108と一体の切替部材駆動用ピニオン129と噛合する内歯138を備える鎌形(1/4円)を成し、ギアボックスの隅(図12において左隅)に配置されているピン115を中心に、切替部材駆動用ピニオン129と噛合する範囲において揺動するように設けられている。この切替部材106は、その先端の保持面140を切替ギア116,117のシャフト部分124に当接させて、これを押してピニオン120から切替ギア116,117を切離しかつその状態を保持するように設けられている。そして、走行回転中に依然としてギア110の回転によって元の位置に戻ろうとするギア116,117の動きを阻止して、走行回転中に定速機構と繋がるのを防ぐようにしている。また、巻き上げ時には、ギア110と定速機構103との接続を重力とギア110の回転(図上、反時計回転方向)を利用して切替ギア116,117を長孔123内を下に移動させることによって自動的に切り離すようにしている。
このように構成された2スピードゼンマイ式駆動ユニットによると、ゼンマイを解き放ち回転を出力する際には、歯車機構102と定速機構103が切替ギア116,117を介して噛み合い、定速機構103によって歯車機構102の回転が制動されて一定速度で緩やかな回転が出力される(スロー回転)。そして、切替部材106が移動端にまで達すると、その端部で切替ギア116,117を押してがんぎ車118から切り離し、定速機構103を歯車機構102から切り離して歯車機構102をフリー回転(高速回転)させる。
特開2000−126473号
しかしながら、この従来の駆動ユニットでは、切替部材駆動用ピニオン129と噛合する範囲において軸115を中心に揺動する切替部材106の先端の保持面140で切替ギア116,117のシャフト部分を押し下げてピニオン120と切替ギア116,117とを切離しかつその状態を保持し、尚かつ走行回転中にギア110の回転によって元の位置に戻ろうとする切替ギア116,117の動きを阻止して走行回転中に定速機構103と走行用歯車機構102とが繋がるのを防ぐようにしているので、走行回転スタート時には定速機構103のがんぎ車118から切り離されている切替ギア116,117を重力に逆らってギア110の回転によって起こる長孔123内でのかけ上がり運動だけでがんぎ車118と噛み合わせなければならず、走行モードの歯車機構102と定速機構103とが噛み合うまでのタイムラグが生じ、その分だけクイック走行する(スロースタートできない)問題を有している。
また、巻き上げ時にはギア110と定速機構103との接続を重力とギア110の回転(図上、反時計回転方向)を利用して切替ギア116,117を下に移動させて自動的に切り離し、走行時には軸115を中心に揺動する切替部材106の先端の保持面140で切替ギア116,117のシャフト部分を押し下げてピニオン120と切替ギア116,117とを切離しかつその状態を保持する構造としているので、切替部材106の揺動軌跡の内側にガンギ車(星ギアとも呼ばれる)120とアンクル部材119とを配置せざるを得ない。このため、ギア118,120及びアンクル部材119はスペース上小さくせざるを得ないので、その分だけ歯丈を小さくしなければならず、がんぎ車118とアンクル部材119との噛み合いが浅くなって量産時のばらつきや成形収縮で外れ易い噛み合い状態となり、製造が難しい問題を有してる。更に使っているうちに歯の摩耗が進んで益々噛み合いが不安定あるいは甘くなり、スロー走行とクイック走行の切替が次第に不明瞭になってくる問題を有している。
そこで、本発明は、スタート直後における走行モードの歯車機構と定速機構との接続のタイムラグが少なく、安定的にスロースタートが可能な2スピードゼンマイ式駆動ユニットを提供することを目的としている。また、本発明は、定速機構が外れ難い噛み合い状態を実現できる2スピードゼンマイ式駆動ユニットを提供することを目的としている。更に、本発明は、使っているうちにスロー走行とクイック走行の切替が不明瞭となる問題のない2スピードゼンマイ式駆動ユニットを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ゼンマイを駆動源にすると共に走行時と巻上げ時とで構成ギアを一部切り替えてギア比を切り替える歯車機構と、走行時の歯車機構の回転を制動して定速回転させる定速機構と、該定速機構と歯車機構とを接続する定速走行用スイッチングギアと、駆動軸からの回転を受けて回転する切替部材駆動用ピニオンと、切替部材駆動用ピニオンと一定範囲で噛合して駆動軸の回転に伴って往復動し走行時の移動ストローク端において定速走行用スイッチングギアに当接し該定速走行用スイッチングギアを定速機構から切離す切替部材とを備え、巻上げ時には出力軸から入力される回転を巻上げ用スイッチングギアを含む歯車機構を介して駆動軸に伝達し、走行時にはゼンマイの力で回転する駆動軸の回転を走行用スイッチングギアを含む歯車機構を介して出力軸に伝達すると共に走行開始時から切替部材で定速走行用スイッチングギアが定速機構から切り離されるまでは一定速度で走行させる2スピードゼンマイ式駆動ユニットにおいて、歯車機構の中の定速走行用スイッチングギアが回転を得る相手側ギアを駆動軸と出力軸との間に配置すると共に、ギアボックスの天井近傍に該天井に沿って前後方向に往復直線移動可能に切替部材を備え、かつ歯車機構の相手側ギアと切替部材との間に定速走行用スイッチングギアを配置すると共に出力軸の上方に定速機構を配置し、定速走行用スイッチングギアは歯車機構の中の定速走行用スイッチングギアが回転を得る相手側ギアの周りを公転しかつ走行回転時には相手側ギアの回転により生じる公転しようとする力と重力とで定速機構と噛み合う方向に移動可能に支持され、走行回転開始と同時に直線移動する切替部材によって定速走行用スイッチングギアが重力と公転力に逆らって定速機構のギアから切り離されるようにしている。
したがって、歯車機構への定速機構の接続は、定速走行用スイッチングギアに加わる重力と歯車機構の相手側ギアとの噛合によって発生する相手側ギアの周りを公転しようとする力とが相まって、定速機構側へタイムラグなしにスムーズに移動するため速やかに行われる。また、歯車機構からの定速機構の切り離しは、定速走行用スイッチングギアが切替部材によって重力並びに相手側ギアの周りを公転しようとする力に逆らって定速機構から切り離されることによってスムーズに行われる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のスピードゼンマイ式駆動ユニットにおいて、定速機構をがんぎ車とアンクル部材で構成し、定速走行用スイッチングギアと噛合する歯車機構の相手側ギアの周りに定速走行用スイッチングギアと共に配置するようにしている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のスピードゼンマイ式駆動ユニットにおいて、切替部材が、その両ストローク端においてそれぞれギアボックス側に設けられた樹脂バネと当接し、樹脂バネの力で切替部材駆動用ピニオンに向けて常時付勢されるようにしている。
さらに、請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のスピードゼンマイ式駆動ユニットにおいて、切替部材駆動用ピニオンを駆動軸の巻き上げ用ピニオンと噛合させて駆動軸から離して設けるようにしたものである。
しかして、本発明の2スピードゼンマイ式駆動ユニットによると、定速走行用スイッチングギアによる切替を重力と巻き上げ歯車機構のギア回転に伴う公転しようとする力とを利用してギアを移動させるようにしているので、タイムラグなしに歯車機構と定速歯車機構との接続をスムーズに図ることができ、走行開示時から定速回転による緩やかな速度での走行を可能とする。また、出力軸の上方のスペースに配置される定速機構を構成するがんぎ車とアンクル部材とは、スペース上の制約がなく、歯車を大きく成形して歯丈を長くできるので、量産時のばらつきや成形収縮の影響が少なく外れ難い噛み合い状態となることから、製造が容易になると共に、使っているうちに歯の摩耗が進んで噛み合いが不安定あるいは甘くなり、スロー走行とクイック走行の切替が不明瞭になってくるという問題もない。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図10に、本発明の2スピードゼンマイ式駆動ユニットの一実施形態を示す。この駆動ユニットは、ゼンマイ1を駆動源としこのゼンマイ1の力で回転させる駆動軸4の回転を歯車機構2を介して出力軸5側に伝達する構成であって、走行時と巻上げ時とで構成ギアを一部切り替えてギア比を切り替える歯車機構2と、走行時の歯車機構2の回転を制動して定速回転させる定速機構3と、該定速機構3と歯車機構2とを接続する定速走行用スイッチングギア16,17と、駆動軸4からの回転を受けて回転する切替部材駆動用ピニオン29と、切替部材駆動用ピニオン29と一定範囲で噛合して駆動軸4の回転に伴って往復動し走行時の移動ストローク端において定速走行用スイッチングギア16,17に当接し該定速走行用スイッチングギア16,17を定速機構3から切離す切替部材6とを備え、巻上げ時には出力軸4から入力される回転を巻上げ用スイッチングギア9を含む歯車機構2を介して駆動軸4に伝達し、走行時にはゼンマイ1の力で回転する駆動軸4の回転を走行用スイッチングギア12,13を含む歯車機構2を介して出力軸5に伝達すると共に走行開始時から定速走行用スイッチングギア16,17が定速機構3から切替部材6によって切り離されるまでは一定速度で走行させ、定速機構3を接続した緩やかな定速回転(スロー走行)と歯車機構2を自由に回転させる高速回転(クイック走行)との2種類の回転を出力するようにしている。
歯車機構2は、ゼンマイ1が装着された駆動軸4と一体的に回転する巻上げ用ピニオン7及び駆動ギア8と、出力軸5に固定されている従動ピニオン14と、該ピニオン14に噛合する3番ギア(定速走行用スイッチングギア16,17と噛合する歯車機構2の相手側ギアとなる中間ギア10,11)と、この中間ギア10とゼンマイ巻上げ時にのみ噛合するギア13と、巻上げ用ピニオン7に回転を伝達する巻上げ用スイッチングギア9と、駆動ギア8とゼンマイ解放時にのみ噛合し中間ギア11に回転を伝達する走行用スイッチングギア12,13とから構成されている。この歯車装置2は、ゼンマイ1を巻上げる時には、出力軸5→従動ピニオン14→中間ギア10→巻上げ用スイッチングギア9→巻上げ用ピニオン7→駆動軸4→ゼンマイ1へと回転を伝える巻上げ用ギア列を構成する。また、ゼンマイ1を解き放つ場合には、ゼンマイ1→駆動軸4→駆動ギア8→走行用スイッチングギア13→走行用スイッチングギア12→中間ギア11→中間ギア10→従動ピニオン14→出力軸5へと回転を伝える走行用ギア列を構成する。
ここで、ギアは走行回転時に駆動軸4に近い方から1番ギア、2番ギア、3番ギアと通常呼ばれる。本実施形態の場合には、駆動ギア8(これと同軸で一体のピニオン7を含む)が1番ギア、走行用スイッチングギア13(これと同軸で一体のギア12を含む)が2番ギア、中間ギア11(これと同軸で一体のギア10を含む)が3番ギアと呼ばれる。尚、3番ギアを構成する中間ギア10,11及び巻上げ用スイッチングギア9並びに1番ギアを構成する駆動ギア8とピニオン7は、例えばポリアセタール等のプラスチックによって各々シャフトと共に一体成形されている。そして、歯車機構2の中の定速走行用スイッチングギア16,17が回転を得る相手側ギア10たる3番ギアは駆動軸4と出力軸5との間に配置されている。
また、走行用スイッチングギア12,13(2番ギア)及び巻上げ用スイッチングギア9は、噛合する相手側ギアの回転方向によって歯車機構2に組み込まれたり外されたりするギアであり、雄形ブロック21Aと隔壁ブロック21B並びに雌形ブロック21Cと隔壁ブロック21Bに夫々設けられている円弧状の長孔36,37に収容されて該長孔36,37内で移動自在に支持されている。走行用スイッチングギア12,13を支持する長孔36は、駆動ギア8の回転中心(即ち駆動軸4の中心)と曲率中心を同じくする円弧状を成し、走行用スイッチングギア12,13を駆動ギア8の周りに移動(公転)させるように支持する。巻上げ用スイッチングギア9を支持する長孔37は、3番ギアを構成する中間ギア10の回転中心と曲率中心を同じくする円弧状を成し、巻上げ用スイッチングギア9を中間ギア10の周りに移動(公転)させるように支持する。
駆動軸4は、本実施形態の場合、プラスチック成形品4aとこれを支持する金属製シャフト4bとから構成され、圧入によって一体化されている。プラスチック成形品4aは、射出成型による一体成形によって、ゼンマイの内側の端部を取り付けるための二股状のゼンマイ取付部39と、駆動ギア8と、巻上げ用ピニオン7を形成している。
本実施形態では、切替部材駆動用ピニオン29は駆動軸4上に形成されず、駆動軸4とは別体としてこの駆動軸4から離して設置されている。ピニオン29と同軸上にピニオン30を備え、該ピニオン30を駆動軸4と一体化された巻上げ用ピニオン7と噛合させて、ギアボックス21の天井26寄りに配置されている。本実施形態では、ギアボックス21の隔壁ブロック21Bに設けた孔28に軸部31を嵌め込んで片持ち支持させると共にピニオン30をピニオン7と噛合させることで支持されている。
定速機構3は、出力軸5の上方に配置されている。本実施形態の場合には、定速機構3は、がんぎ車18とこのがんぎ車18の歯に両端の爪19a,19aが交互に接触することによって揺振するアンクル部材19とから成るエスケープメントで構成され、がんぎ車18と同軸上のピニオン20を歯車機構2の中間ギア10と定速走行用スイッチングギア16,17を介して接続させている。アンクル部材19は、雄形ブロック21Aの壁面から突出するピン22に回転自在に嵌め込まれ、隔壁ブロック21Bの壁面から突出する押さえピン32で抜け止めが図られて揺動自在に支持されている。
定速走行用スイッチングギア16,17は、隔壁ブロック21Bと雌形ブロック21Cに設けられた円弧状の長孔23によって支持され、該長孔23内を移動することによって歯車機構2と定速機構3との切離しあるいは接続を図る。長孔23は、定速走行用スイッチングギア16,17が噛合する歯車機構2の相手側ギア即ち3番ギアを構成する中間ギア10の回転中心と曲率中心を同じくした円弧状の孔であり、相手側ギア10と切替部材6との間に配置され、定速走行用スイッチングギア16,17が回転を得る相手側ギア10の周りを公転しかつ走行回転時には相手側ギア10の回転により生じる公転しようとする力と重力とで定速機構3と噛み合う方向に移動可能に支持されている。即ち、本実施形態の場合には、定速走行用スイッチングギア16,17並びにこれを支持する長孔23は、相手側のギア10の中心を通る直交座標における第1象限に配置される。そして、歯車機構2の相手側ギア10と切替部材6との間に定速走行用スイッチングギア16,17を配置している。
定速走行用スイッチングギア16,17は、例えばポリアセタール等のプラスチックによってシャフト部分24と一体的に成形され、ギア16は中間ギア10と、ギア17はピニオン20とそれぞれ噛合するように設けられている。この定速走行用スイッチングギア16,17は、中間ギア10が時計回転方向に回転するときに中間ギア10及びピニオン20に噛み合い、反時計回転方向に回転するとき(ゼンマイ1を巻上げるとき)に押し出されて空回りする。
切替部材6は切替部材駆動用ピニオン29と一定範囲で噛み合い、切替部材駆動用ピニオン29の回転、即ちゼンマイ1による駆動軸4の回転によってピン15を中心にこの切替部材駆動用ピニオン29と噛合する範囲において往復直線運動する。本実施形態の場合、切替部材6は、往復直線移動をするラックから成り、その先端の内側に部分的に切替部材駆動用ピニオン29と噛合する歯38が形成されている。また、切替部材6の前後にはそれぞれガイドピン15を備え、隔壁ブロック21Bに設けられた前後方向に長い長孔から成るガイド孔27a,27bと係合して前後方向に摺動可能に隔壁ブロック21Bに支持されている。この切替部材6は、ギアボックス21の天井26部分の内壁付近に該内壁に沿って前後動可能に配置されている。
また、この切替部材6の前後のストローク端には、該切替部材6を反対側へ押し返す付勢力を常時付与するばね手段25s,25eが設けられている。このばね手段25s,25eは、隔壁ブロック21Bの壁面に形成されており、切替部材6の歯38の端部分が駆動用ピニオン29と離れずに、切替部材駆動用ピニオン29が噛み合い方向へ回転したときに歯38がスムーズに噛み合うように切替部材6を付勢している。各ばね部材25は、本実施形態では、プラスチックによって成形された可撓性のある樹脂ばねから成り、隔壁ブロック21Bの一部を他の部分から分岐するようにマッチ棒のように形成して撓むことができるように設けられている。
切替部材6は、隔壁ブロック21Bと雄形ブロック21Aとの間に収容され、隔壁ブロック21Bのガイド孔27a,27bにガイドピン15を嵌め込んで前後方向に摺動自在に支持されている。切替部材6の内側の後端には定速走行用スイッチングギア16,17のシャフト部分24に当接してこれを引き離すように切離した状態のまま定速走行用スイッチングギア16,17を維持するための滑らかな保持面40が形成されている。即ち、走行回転開始と同時に直線移動する切替部材6によって定速走行用スイッチングギア16,17が重力と公転力に逆らって定速機構3のギア20から切り離されるように設けられている。
尚、中間ギア10と定速走行用スイッチングギア16,17とがんぎ車18とは、図1に示すように、ギア10の周りにほぼ同心状に配置されることがスペースの無駄をなくし、がんぎ車18やアンクル部材19を大型化する上で好ましい。また、切替部材6が当接する部位も、シャフト部分24の端部ではなく、可能なだけシャフト中央を保持面40で押しつけることが好ましい。これによって定速走行用スイッチングギア16,17の移動中におけるこじれ等によって切替部材6の動きが途中で停止するのを防止することができる。
ギアボックス21は、雄形ブロック21Aと雌形ブロック21Cとこれらの間に挾持される隔壁ブロック21Bとに分離可能に図示していないピンと孔との嵌め合いによって組み立てられている。雄形ブロック21Aと隔壁ブロック21Bとの間にはゼンマイ1が収納されている。ゼンマイ1は外側の端部が折返されて雄形ブロック21A内に設けられているゼンマイ収容空間34の壁面の溝35に押し込まれ固定されている。一方、ゼンマイ1の内側の端部は駆動軸4に一体成形されている2本の突起39,39の間に嵌め込まれて固定されている。したがって、ゼンマイ1は巻き過ぎるとゼンマイ1の外側の端部が係合溝35から飛び出して内壁面に沿って移動し、それ以上巻かれないように設けられている。
斯様に構成した2スピードゼンマイ式駆動ユニットによれば、次のようにして2段階の回転出力が得られる。
駆動ユニットを玩具例えば自動車のおもちゃに搭載した場合を例に挙げる。まず、おもちゃを床面等に押しつけながら走行方向とは逆方向(図1に矢印(→)で示す方向)に引っ張って出力軸5を逆回転させると、中間ギア10の反時計回転方向への回転によって巻上げ用スイッチングギア9が巻上げ用ピニオン7に喰い込みその回転をゼンマイ1が装着された駆動軸4に伝達し、ゼンマイ1を巻上げる。このとき、定速走行用スイッチングギア16,17が図上ギア10の反時計回転に伴って重力に逆らって長孔23内を上へ移動して定速機構3は切り離される。したがって、巻き上げ用歯車機構2は定速機構3側の負荷を受けずに、容易に巻き上げられる。ゼンマイ1が所定量巻上げられると、拘束されていないゼンマイ1の外側の端部は雄形ブロック21Aの溝35を抜け出して移動する。このことは、ゼンマイ1の端部が溝35を出入りする際の音で知ることができる。そこで、巻上げ操作を停止する。
次いで、自動車おもちゃを離すと、図6に示すように、ゼンマイ1の解放によって駆動軸4が時計回転方向へ回転する。これによって、巻上げ用ピニオン7に噛合していた巻上げ用スイッチングギア9は長孔37内を巻き上げ用ピニオンの回転方向に押し上げられて噛み合いが外れて空転し、駆動ギア8に噛合する走行用スイッチングギア13が回転しながら重力と相まって駆動ギア8の周りに公転しギア11と噛合する。このため、駆動軸4の回転は駆動ギア8→走行用スイッチングギア13→走行用スイッチングギア12→中間ギア11→中間ギア10→従動ピニオン14→出力軸5へと伝達され自動車おもちゃを走行させる。このとき、走行用の歯車機構2を構成する中間ギア10と噛合する定速走行用スイッチングギア16及び同軸上のギア17が中間ギア10の走行方向回転(図上時計回転方向)に伴って、長孔23内を重力と相まって中間ギア10の周りを回転しながら移動するため、ギア17ががんぎ車18と同軸上のギア20と噛み合って定速機構3に接続される。このため、定速機構3によって回転が支配された一定速度で自動車おもちゃは緩やかに走行する。
走行回転開始と同時に、ばね25sの力でピニオン29と歯面が押し当てられていた切替部材6の歯38が回転するピニオン29と噛み合い、切替部材6を直線運動させる。そして、一定距離移動あるいは一定時間経過したときに、この切替部材6の保持面40において定速走行用スイッチングギア16,17のシャフト部分24が引っ張られて定速機構3から引き離され、中間ギア10の周りを中間ギア10の回転によって公転しようとする力並びに重力に逆らって移動しながらギア20から切離される(図7の状態)。したがって、歯車機構2は定速機構3による制動をなくして自由に回転し、定速回転時に比べて高速回転・高速走行になる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、定速機構3としては、上述のアンクル部材19を利用したものに限定されない。例えば、図示していないが、回転時に遠心力で拡がるゴム製の制動子と、この制動子を内側に納める円筒フレームとから成るものでも良い。この定速機構は、制動子の回転を円筒フレームの内周面との間のフリクションで制動するようにしたものである。この場合、制動子にはピニオンを設けて歯車機構2が定速走行用スイッチングギア16及び同軸上のギア17を介して接続される。また、図示していないが、回転振子を利用した定速機構の利用も可能である。
本発明の2スピードゼンマイ式駆動ユニットは、自動車玩具の駆動源として緩やかな定速回転(スロー走行)と歯車機構を自由に回転させる高速回転(クイック走行)との2種類の回転を出力させたり、人形などにおいて緩やかな一定速度の動きと不定速でかつ高速の動きを得る駆動源として利用可能である。
本発明の2スピードゼンマイ式駆動ユニットの一実施形態を歯車機構部分を主に示す縦断面図である。 走行回転時の同駆動ユニットの歯車機構並びに定速機構のギア列を示す展開図である。 ゼンマイ巻き上げ時の同駆動ユニットの歯車機構のギア列を示す展開図である。 同駆動ユニットの歯車機構と定速機構との切り離しを行う切替部材とそれを駆動するピニオンとの関係を説明する横断面図である。 定速機構の一実施形態を示す説明図である。 同駆動ユニットのスピード切替前(スロー走行)の定速走行用スイッチングギアと切替部材との関係を示す説明図である。 同駆動ユニットのスピード切替後(クイック走行)の定速走行用スイッチングギアと切替部材との関係を示す説明図である。 同駆動ユニットの隔壁ブロックを示す図で、(A)は側面図、(B)は斜視図である。 同駆動ユニットの雌形ブロックを示す図で、(A)は側面図、(B)は斜視図である。 同駆動ユニットの雄形ブロックを示す図で、(A)は側面図、(B)は斜視図である。 従来の2スピードゼンマイ式駆動ユニットの一例を示すゼンマイ巻上げ時の断面図である。 図11の2スピードゼンマイ式駆動ユニットのゼンマイ解放時を示す断面図である。
符号の説明
1 ゼンマイ
2 歯車機構
3 定速機構
4 駆動軸
5 出力軸
6 切替部材
7 巻上げ用ピニオン
8 駆動ギア
29 切替部材駆動用ピニオン
16,17 定速走行用スイッチングギア
23 定速走行用スイッチングギアを支持する長孔

Claims (4)

  1. ゼンマイを駆動源にすると共に走行時と巻上げ時とで構成ギアを一部切り替えてギア比を切り替える歯車機構と、走行時の前記歯車機構の回転を制動して定速回転させる定速機構と、該定速機構と前記歯車機構とを接続する定速走行用スイッチングギアと、前記駆動軸からの回転を受けて回転する切替部材駆動用ピニオンと、前記切替部材駆動用ピニオンと一定範囲で噛合して前記駆動軸の回転に伴って往復動し走行時の移動ストローク端において前記定速走行用スイッチングギアに当接し該定速走行用スイッチングギアを前記定速機構から切離す切替部材とを備え、巻上げ時には前記出力軸から入力される回転を巻上げ用スイッチングギアを含む前記歯車機構を介して前記駆動軸に伝達し、走行時には前記ゼンマイの力で回転する駆動軸の回転を走行用スイッチングギアを含む前記歯車機構を介して出力軸に伝達すると共に走行開始時から前記切替部材で前記定速走行用スイッチングギアが前記定速機構から切り離されるまでは一定速度で走行させる2スピードゼンマイ式駆動ユニットにおいて、前記歯車機構の中の前記定速走行用スイッチングギアが回転を得る相手側ギアを前記駆動軸と出力軸との間に配置すると共に、前記ギアボックスの天井近傍に該天井に沿って前後方向に往復直線移動可能に前記切替部材を備え、かつ前記歯車機構の相手側ギアと前記切替部材との間に前記定速走行用スイッチングギアを配置すると共に前記出力軸の上方に定速機構を配置し、前記定速走行用スイッチングギアは前記歯車機構の中の前記定速走行用スイッチングギアが回転を得る相手側ギアの周りを公転しかつ走行回転時には前記相手側ギアの回転により生じる公転しようとする力と重力とで前記定速機構と噛み合う方向に移動可能に支持され、走行回転開始と同時に直線移動する前記切替部材によって前記定速走行用スイッチングギアが重力と前記公転力に逆らって前記定速機構のギアから切り離されることを特徴とする2スピードゼンマイ式駆動ユニット。
  2. 前記定速機構はがんぎ車とアンクル部材とからなり、前記定速走行用スイッチングギアと噛合する前記歯車機構の相手側ギアの周りに前記定速走行用スイッチングギアと共に配置されることを特徴とする請求項1記載のスピードゼンマイ式駆動ユニット。
  3. 前記切替部材は、その両ストローク端においてそれぞれギアボックス側に設けられた樹脂バネと当接し、前記樹脂バネの力で切替部材駆動用ピニオンに向けて常時付勢されることを特徴とする請求項1または2記載の2スピードゼンマイ式駆動ユニット。
  4. 前記切替部材駆動用ピニオンは前記駆動軸の巻き上げ用ピニオンと噛合して前記駆動軸から離して設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の2スピードゼンマイ式駆動ユニット。
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