JP4399548B1 - シリンダ錠および施錠・解錠システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリンダ20の鍵穴21に解除鍵部材2が通されると、押圧突起210に押圧された変位部42が変位して、付勢突起44と嵌合溝32との嵌合が解除されることにより、伝達部材30との連結が解除されたシリンダ20が所定の回転位置まで回転できる。この状態では、サイドバー29の一部分がケース10内周に形成された収容溝16に嵌って拡がる結果、タンブラ片27の組み合わせが変更可能となる。そして、別の通常鍵部材3を鍵穴21に通すと、タンブラ片27の組み合わせそれぞれが解錠コードに応じて変更される。その後、通常鍵部材3にてシリンダ20を元の回転位置に戻すと、タンブラ片27の組み合わせが固定され、伝達部材30とシリンダ20とが連結し直される。こうして、シリンダ20における解錠コードの設定が変更される。
【選択図】図3
Description
(1)第1実施形態
施錠・解錠システムは、図1,図2に示すように、シリンダ錠1と、棒状の解除鍵部材2および通常鍵部材3と、からなる。
(2)第2実施形態
本実施形態の施錠・解錠システムは、図8,図9に示すように、シリンダ錠1と、上記実施形態と同様の解除鍵部材2および通常鍵部材3と、からなる。
(3)変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
Claims (5)
- 一端側が閉鎖された筒状の部材であり、該閉鎖された領域から部材内部へ向けて棒状の鍵部材を通すための挿通孔が形成されたケースと、
一端側から他端側へ向けて前記鍵部材の先端側が通される鍵穴が形成されており、前記ケースの他端側から前記ケース内部に収容された状態で、前記鍵穴の長さ方向に沿った軸を中心に回転可能なシリンダと、
前記シリンダの他端側に連結された状態で前記シリンダと共に回転することにより、前記ケースの他端側に設けられる伝達対象へ前記シリンダの回転を伝達する伝達部材と、
前記シリンダにおける鍵穴の他端側に配置され,かつ,該他端から突出する方向に押されて所定方向へ変位する変位部、および、前記シリンダおよび前記伝達部材のいずれか一方から他方の部材に向けて突出するように付勢された付勢突起、を有し、前記変位部が変位していない状態において、前記付勢突起が前記他方の部材に設けられた嵌合溝に嵌合することにより前記シリンダと前記伝達部材とを連結するのに対し、前記変位部が変位している状態において、前記付勢突起が付勢力を打ち消す方向に変位させられて前記嵌合溝と嵌合しなくなることにより前記シリンダと前記伝達部材との連結を解除する連結部材と、
前記伝達部材の前記ケースに対する回転を一定の角度範囲に制限することにより、前記伝達部材と連結されている前記シリンダが一定の角度範囲を超えて回転することを防止する回転制限部材と、を備え、
前記連結部材による連結を解除して前記シリンダを前記一定の角度範囲を超えた所定の回転位置まで回転させてから、任意の解錠コードとなっている前記鍵部材を前記鍵穴に通し、その鍵部材により前記シリンダを元の回転位置に戻すと共に、前記伝達部材と前記シリンダとを連結し直すことによって、前記シリンダにおける解錠コードの設定が変更されるように構成されており、
前記シリンダの鍵穴に、その時点で前記シリンダにおいて設定された解錠コードとなっており,かつ,前記シリンダの鍵穴に通された場合に前記鍵穴の他端から突出する押圧突起を形成してなる前記鍵部材が通されると、該鍵部材の押圧突起に押圧された前記連結部材の変位部が変位し、前記付勢突起と前記嵌合溝との嵌合が解除されることにより、前記伝達部材との連結が解除された前記シリンダが一定の角度範囲を超えて回転可能となるのに対し、
前記前記シリンダの鍵穴に、その時点で前記シリンダにおいて設定された解錠コードとなっており,かつ,前記押圧突起の形成されていない前記鍵部材が通されると、前記連結部材の変位部が変位せず、前記付勢突起と前記嵌合溝との嵌合が維持されることにより、前記伝達部材と連結されている前記シリンダが一定の角度範囲でのみ回転可能となる
ことを特徴とするシリンダ錠。 - 前記回転制限部材は、前記ケースに対して変位不能に固定されると共に、前記伝達部材の回転に伴って変位する前記伝達部材の一部分をガイドするガイド溝が、前記シリンダを一定の角度範囲で回転させた場合における前記伝達部材の一部分が通過する領域にのみ形成され、一定の角度範囲を超えて回転しようとする前記伝達部材の一部分を前記ガイド溝以外の領域に接触させることにより、前記伝達部材の前記ケースに対する回転を一定の角度範囲に制限する
ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ錠。 - 一端側が閉鎖された筒状の部材であり、該閉鎖された領域から部材内部へ向けて棒状の鍵部材を通すための挿通孔が形成されたケースと、
一端側から他端側へ向けて前記鍵部材の先端側が通される鍵穴が形成されており、前記ケースの他端側から前記ケース内部に収容された状態で、前記鍵穴の長さ方向に沿った軸を中心に回転可能なシリンダと、
前記シリンダの他端側に連結された状態で前記シリンダと共に回転することにより、前記ケースの他端側に設けられる伝達対象へ前記シリンダの回転を伝達する伝達部材と、
前記シリンダにおける鍵穴の他端側に配置され,かつ,該他端から突出する方向に押されて所定方向へ変位する変位部、および、該変位部が変位していない状態で前記伝達部材から突出する方向に付勢され,かつ,前記変位部の変位に伴って前記伝達部材からの突出量が減少する付勢突起、を有する連結部材と、
前記連結部材における付勢突起が前記伝達部材から一定量以上突出している状態において、前記伝達部材の回転に伴って変位する前記付勢突起をガイドするガイド溝が、前記伝達部材を一定の角度範囲で回転させた場合に前記付勢突起が通過する領域にのみ形成され、一定の角度範囲を超えて回転しようとする前記付勢突起を前記ガイド溝以外の領域に接触させることにより、前記伝達部材と連結されている前記シリンダが一定の角度範囲を超えて回転することを防止する回転制限部材と、を備え、
前記連結部材における付勢突起の突出量を減少させることで前記回転制限部材による回転の制限を解除し、前記シリンダを前記一定の角度範囲を超えた所定の回転位置まで回転させてから、任意の解錠コードとなっている前記鍵部材を前記鍵穴に通し、その鍵部材により前記シリンダを元の回転位置に戻すと共に、前記連結部材における付勢突起を突出させることで前記回転制限部材による回転の制限を再開させることによって、前記シリンダにおける解錠コードの設定が変更されるように構成されており、
前記シリンダの鍵穴に、その時点で前記シリンダにおいて設定された解錠コードとなっており,かつ,前記シリンダの鍵穴に通された場合に前記鍵穴の他端から突出する押圧突起を形成してなる前記鍵部材が通されると、該鍵部材の押圧突起に押圧された前記連結部材の変位部が変位して付勢突起の突出量が減少し、前記回転制限部材による回転の制限が解除されることにより、前記シリンダが一定の角度範囲を超えて回転可能となるのに対し、
前記シリンダの鍵穴に、その時点において前記鍵部材が通されていない,または,前記シリンダにおいて設定された解錠コードとなっている通常の前記鍵部材が通されると、前記連結部材の変位部が変位せず、該連結部材における付勢突起の突出量と共に前記回転制限部材による回転の制限が維持されることにより、前記シリンダが一定の角度範囲でのみ回転可能となる
ことを特徴とするシリンダ錠。 - 前記連結部材は、
前記シリンダにおける鍵穴の他端側に取り付けられた板状の部材である変位部が、その長手方向の一端から他端へ向かう方向へと付勢されると共に、前記変位部における長手方向の他端側から前記付勢突起が突出しており、
さらに、前記変位部に、前記押圧突起において前記変位部の一端側に位置することとなる押圧面と接触させるべく接触面が設けられ、該接触面が、前記押圧面との間で0度より大きく90度未満の角度を形成している
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシリンダ錠。 - 請求項1から4のいずれかに記載のシリンダ錠と、
所定の解錠コードとなっており,かつ,前記押圧突起が形成されてなる鍵部材と、
該鍵部材と同じ解除コードとなっており,かつ,前記押圧突起が形成されていない鍵部材と、からなる
ことを特徴とする施錠・解錠システム。
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JP2009018173A JP4399548B1 (ja) | 2009-01-29 | 2009-01-29 | シリンダ錠および施錠・解錠システム |
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