JP4399430B2 - Game machine - Google Patents
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Description
本発明は、発光演出を行う発光素子を備える遊技機に関するものである。 The present invention relates to a gaming machine including a light emitting element that performs a light emitting effect.
従来、メダルを使用した回胴式遊技機(所謂スロット機)や、遊技球を使用した回胴式遊技機(所謂パチンコ式スロット機)、遊技機の一種であるパチンコ機では、その外郭である前枠の前面側及び遊技盤の遊技領域には、多数の発光ダイオードなどの発光体(発光素子)から構成される装飾部材が設けられている。この装飾部材は、立体的なカバーにより覆われていたり、また、パチンコ機に関するモチーフを模した意匠の形をしていたりするので、装飾部材をパチンコ機に設けることにより、パチンコ機のデザイン性を向上させて注意を惹くことができる。また、それと共に、装飾部材は、点灯(点滅)又は消灯して、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行うため、遊技者の視覚に訴えて遊技者に注目させ、遊技者の興趣を向上させることができる。具体的には、装飾ランプを複数段階の明るさ(明度、輝度)で発光制御して、発光演出を行う遊技機(特許文献1参照)や、装飾ランプの明るさを徐々に変化させ、フェードイン、フェードアウトといった所謂階調制御を行うようにした遊技機が提案されている(特許文献2参照)。
ところで、特許文献1のパチンコ機の発光制御では、次の割込発生までの点灯時間の長さを指定することにより、明度を設定している。しかし、点灯時間の長さを複数段階に指定する発光制御は、その段階毎に予め点灯時間をデータとして記憶させておき、これを随時読み出すことによって指定している。そのため、明度の段階を多くすればするほど制御プログラムのデータ容量が多くなり、当該制御プログラムを記憶するROMの記憶容量を圧迫することとなっていた。
By the way, in the light emission control of the pachinko machine of
また、特許文献2に記載のパチンコ機の階調制御も同様に、点灯時間の長さを段階的に切り替えることによってその明るさを変化させている。しかしながら、点灯時間の長さを段階的に切り替える制御を行う場合、その段階毎に点灯時間を細かく指定し、記憶させなければならなかった。このため、段階が多くなればなるほど制御に関するプログラムが複雑かつ長くなっていた。従って、制御プログラムの作成時間が多く必要となり、当該制御プログラムを記憶するROMの記憶容量を圧迫するという問題があった。
Similarly, in the gradation control of the pachinko machine described in
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、データ容量を少なくすると共に、発光素子の明度を変化させる階調制御を行うことができる遊技機を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art, and an object of the present invention is to perform gradation control that reduces the data capacity and changes the brightness of the light emitting element. It is to provide a gaming machine.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の明度段階にて発光することにより発光演出を行う発光素子と、当該発光素子の発光制御を実行する発光制御手段とを備える遊技機において、遊技球の入賞検知を実行する入賞検知手段と、前記入賞検知手段による遊技球の入賞検知を契機に複数種類の図柄を変動表示する図柄変動ゲームを実行する演出実行手段と、前記図柄変動ゲームにて大当り表示結果が表示された場合に大当り遊技を付与する大当り遊技付与手段と、前記図柄変動ゲームの開始時に図柄変動ゲームが大当りとなるか否かを判定する大当り判定手段と、前記大当り判定手段の判定結果に基づき、図柄変動ゲームの演出時間を特定する変動パターンを複数種類の中から決定する変動パターン決定手段と、発光素子の明度段階を決定するために利用される複数種類の基本値データを記憶する記憶手段を備え、前記発光制御手段は、前記記憶手段に記憶された基本値データに基づき、前記発光素子の明度段階を算出して設定する第1処理を実行すると共に、前記第1処理にて設定された前記明度段階に応じて点灯時間及び消灯時間を設定する第2処理を実行するように構成され、前記記憶手段に記憶される前記基本値データには、少なくとも発光制御を開始した時における発光素子の明度段階である初期明度段階と、発光制御を終了するときにおける発光素子の最後の明度段階である終期明度段階と、明度段階を変化させる更新周期と、次の明度段階に変化させる際における明度段階の差分を示す単位増減値とが含まれ、前記基本値データに含まれる初期明度段階と終期明度段階の間には、少なくとも複数段階の差が存在し、前記変動パターンには、発光素子の発光態様を示すブロックデータが1又は複数対応付けられていると共に、ブロックデータの参照順が設定されており、前記ブロックデータには、基本値データが1又は複数対応付けられているとともに、基本値データの参照順が設定されており、前記発光制御手段は、所定の周期毎に前記第1処理を実行するように構成されており、前記第1処理を実行する場合には、前記変動パターン決定手段が決定した変動パターンに対応付けられたブロックデータ及び当該変動パターンにより特定された参照順に基づき、参照するブロックデータを特定し、特定したブロックデータに対応付けられた基本値データ及び当該ブロックデータにより特定された参照順に基づき、参照する基本値データを特定し、特定した基本値データに基づき、初期明度段階から終期明度段階に至るまで、更新周期毎に段階的に単位増減値ずつ明度段階を変化させるように算出し、設定するように構成されており、前記第2処理を実行する場合には、前記第1処理により特定された明度段階に予め決められた係数を乗算することにより発光素子の点灯時間を算出すると共に、決定した点灯時間と前記第1処理により特定された明度段階に対応する消灯時間の合計時間が常に予め決められた所定期間となるように、当該所定期間から、明度段階に応じて決定された点灯時間を減算した値を消灯時間として算出して設定するように構成されており、前記ブロックデータに複数の基本値データが対応付けられている場合、対応付けられた基本値データの中で参照順において最初の基本値データの初期明度段階は、予め定められた値が設定され、それ以外の基本値データの初期明度段階は、参照順において前の基本値データの終期明度段階の次の段階となっていることを要旨とする。
In order to achieve the above object, the invention described in
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、基本値データには、当該基本値データに基づく発光制御の開始から終了までの発光制御期間が予め設定されており、前記発光制御手段は、基本値データにより定められた発光制御期間が終了する前に、発光素子の明度段階が終期明度段階に達した場合には、発光制御期間が終了するまで終期明度段階にて発光素子を発光させることを要旨とする。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, a light emission control period from the start to the end of light emission control based on the basic value data is preset in the basic value data, and the light emission If the lightness level of the light emitting element reaches the final brightness level before the end of the light emission control period determined by the basic value data, the control means performs the light emitting element at the final brightness level until the light emission control period ends. The gist of this is to emit light .
請求項3に記載の発明は、請求項1及び請求項2に記載の発明において、前記発光制御手段は、参照するブロックデータとして特定した前記ブロックデータに対応付けられた基本値データにより特定される明度段階の変化が開始してから終了するまでの発光制御期間の合計時間が、対応付けられたブロックデータにより予め定められた発光演出期間よりも短い場合、前記ブロックデータの発光演出期間が終了するまで、前記ブロックデータに対応付けられた基本値データを参照順に従って最初から繰り返し参照して、明度段階を変化させるように明度段階を算出して設定することを要旨とする。 According to a third aspect of the present invention , in the first and second aspects of the invention, the light emission control means is specified by basic value data associated with the block data specified as block data to be referenced. If the total time of the light emission control period from the start to the end of the lightness level change is shorter than the light emission effect period predetermined by the associated block data, the light emission effect period of the block data ends. The gist is to calculate and set the lightness level so that the lightness level is changed by repeatedly referring to the basic value data associated with the block data from the beginning according to the reference order .
本発明によれば、データ容量を少なくすると共に、発光素子の明度を変化させる階調制御を行うことができる。 According to the present invention, it is possible to perform gradation control that reduces the data capacity and changes the brightness of the light emitting element.
(第一実施形態)
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した第一実施形態を図1〜図21に基づき説明する。
(First embodiment)
A first embodiment in which the present invention is embodied in a pachinko gaming machine (hereinafter referred to as a “pachinko machine”), which is one type thereof, will be described below with reference to FIGS.
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。また、外枠11の下部には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく音声演出を行うスピーカ17が設けられている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
In FIG. 1, the front side of the
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、各種の飾りが施された表示用の飾り部材Dを備え、該飾り部材Dの窓口DWには液晶ディスプレイ型の可変表示器Hを備えた表示装置20が配設されている。
A display decoration member D with various decorations is provided in the approximate center of the
表示用の飾り部材Dは、光を通すような半透明な材質により構成されている。図2において、可変表示器Hの左側には、注連縄を模した表示用の飾り部材Dとしての綱装飾部D1が配置されている。また、可変表示器Hの上側には、千両箱を模した表示用の飾り部材Dとしての千両箱装飾部D2が配置されている。また、可変表示器Hの右側には、提灯を模した表示用の飾り部材Dとしての提灯装飾部D3が配置されている。さらに、表示装置20の外周(千両箱装飾部D2及び提灯装飾部D3よりも外側)には、雲を模した表示用の飾り部材Dとしての雲装飾部D4が配置されている。 The display decorative member D is made of a translucent material that transmits light. In FIG. 2, on the left side of the variable display H, a rope decoration portion D1 is arranged as a display decorative member D simulating a longline. Also, on the upper side of the variable display H, a thousand box decoration part D2 as a display decorative member D imitating a thousand box is arranged. Further, on the right side of the variable display H, a lantern decoration portion D3 is arranged as a display decoration member D imitating a lantern. Further, a cloud decoration portion D4 as a display decoration member D imitating a cloud is arranged on the outer periphery of the display device 20 (outside the thousand-thousand box decoration portion D2 and the lantern decoration portion D3).
可変表示器Hでは、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、可変表示器Hでは、複数種類の図柄を複数列で変動させて表示する図柄組み合わせゲーム(図柄変動ゲーム)が行われるようになっている。本実施形態では、図柄組み合わせゲームで3列の図柄による組み合わせを導出し、該組み合わせを形成する各列の図柄の種類を1〜8の8種類としている。 In the variable display H, a game effect (display effect) based on a varying image (or image display) is performed. In the variable display H, a symbol combination game (symbol variation game) is displayed in which a plurality of types of symbols are varied and displayed in a plurality of columns. In the present embodiment, combinations of three columns of symbols are derived in the symbol combination game, and the types of symbols of each column forming the combination are eight types of 1-8.
そして、遊技者は、図柄組み合わせゲームにおいて最終的に表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。可変表示器Hに表示された全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([222][777]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの図柄組み合わせとなる。大当りの図柄組み合わせが表示されると、遊技者には、大当り遊技状態が付与される。一方、可変表示器Hに表示された全列の図柄が異なる種類の場合、又は1列の図柄が他の2列の図柄と異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([123][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせがはずれの図柄組み合わせとなる。また、本実施形態のパチンコ機10では、図柄組み合わせゲームが開始すると(各列の図柄が変動を開始すると)、遊技者側から見て左列(左図柄)→右列(右図柄)→中列(中図柄)の順に図柄が表示されるようになっている。そして、表示された左図柄と右図柄が同一種類の図柄の場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]など、「↓」は変動中を示す)からリーチを認識できる。このリーチを認識できる図柄組み合わせがリーチの図柄組み合わせとなる。
Then, the player can recognize a big hit or loss from the symbol combination finally displayed in the symbol combination game. When the symbols of all the columns displayed on the variable display H are of the same type, the big hit can be recognized from the symbol combination ([222] [777], etc.). The symbol combination that can recognize the jackpot is a jackpot symbol combination. When the jackpot symbol combination is displayed, the player is given a jackpot gaming state. On the other hand, when the symbols of all the columns displayed on the variable display H are of different types, or when the symbols of one column are different from the symbols of the other two columns, the symbol combination ([123] [122] [767] etc.) can be recognized. A symbol combination that can recognize this deviation is a symbol combination that is out of sync. Further, in the
また、図1に示すように、表示装置20の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う開閉羽根21を備えた始動入賞口22が配設されている。始動入賞口22の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口センサSE1(図3に示す)が設けられている。始動入賞口22は、遊技球の入賞検知を契機に、図柄組み合わせゲームの始動条件を付与し得る。また、始動入賞口22の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉23を備えた大入賞口24が配設されている。そして、大当り遊技状態が付与されると、大入賞口扉23の開動作によって大入賞口24が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。また、図1において始動入賞口22の左右両側には、雲を模した遊技盤13用の飾り部材Dとしての雲装飾部D5,D6が配置されている。
As shown in FIG. 1, a
また、前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出を行う装飾ランプ16が設けられている。詳しく説明すると、装飾ランプ16には、遊技盤13上に配設される遊技盤ランプ16aと、前枠14上に配設される枠ランプ16bがある。
In addition, on the front side of the
まず、遊技盤ランプ16aについて説明する。遊技盤ランプ16aは、複数の発光素子(本実施形態では、発光ダイオード)により構成されている。発光ダイオードは、電圧が印可される時間によって発光の明度(輝度)が変更するようになっている。この遊技盤ランプ16aは、図4に示すような複数のランプ回路基板25上にそれぞれ配置され、その上に飾り部材Dが覆われるようになっている。
First, the
具体的に説明すると、図4に示すように、表示装置20には、可変表示器Hの左側に縦長のランプ回路基板25aが配置される。このランプ回路基板25aには、綱ランプ1a,1c,2a,2c,3a,3c,4a,4c,4bが配置されている。そして、当該綱ランプ1a,1c,2a,2c,3a,3c,4a,4c,4bは、綱装飾部D1に覆われている。従って、綱ランプ1a,1c,2a,2c,3a,3c,4a,4c,4bが発光すると、綱装飾部D1が発光しているように見える。なお、綱ランプ1a,2a,3a,4a,4bは、赤色発光するようになっており、綱ランプ1c,2c,3c,4cは、白色発光するようになっている。この綱ランプ1a,1c,2a,2c,3a,3c,4a,4c,4bは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
More specifically, as shown in FIG. 4, a vertically long
また、表示装置20には、可変表示器Hの左側であって、ランプ回路基板25aの右側には、縦長のランプ回路基板25bが配置される。ランプ回路基板25bには、綱右横ランプ1d,2d,3d,4dが配置されている。当該綱右横ランプ1d,2d,3d,4dは、綱装飾部D1に覆われている。従って、綱右横ランプ1d,2d,3d,4dが発光すると、綱装飾部D1が発光しているように見える。この綱右横ランプ1d,2d,3d,4dは、赤色発光するようになっている。そして、綱右横ランプ1d,2d,3d,4dは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
In the
また、図4に示すように、表示装置20には、可変表示器Hの上側に横長のランプ回路基板25cが配設される。このランプ回路基板25cには、千両箱下ランプ1p,2p,3p,4pが横に配列されて設置されている。千両箱下ランプ1p,2p,3p,4pは、千両箱装飾部D2により覆われている。従って、千両箱下ランプ1p,2p,3p,4pが発光すると、千両箱装飾部D2が発光しているように見える。
As shown in FIG. 4, the
また、表示装置20には、可変表示器Hの上側であってランプ回路基板25cの上側に、横長のランプ回路基板25dが配設される。このランプ回路基板25dには、千両箱上ランプ1o,2o,3o,4oが横に配列されて設置されている。当該千両箱上ランプ1o,2o,3o,4oは、千両箱装飾部D2により覆われている。従って、千両箱上ランプ1o,2o,3o,4oが発光すると、千両箱装飾部D2が発光しているように見える。なお、千両箱上ランプ1o,2o,3o,4o及び千両箱下ランプ1p,2p,3p,4pは、白色発光するようになっている。この千両箱上ランプ1o,2o,3o,4o及び千両箱下ランプ1p,2p,3p,4pは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
In the
また、表示装置20には、可変表示器Hの上側であってランプ回路基板25dのさらに上側に、湾曲した横長のランプ回路基板25eが配設されている。このランプ回路基板25eには、外周上部ランプ1e,2e,3e,4eが横に配列されて設置されている。当該外周上部ランプ1e,2e,3e,4eは、雲装飾部D4により覆われている。より詳しくは、雲装飾部D4の上部の内部に外周上部ランプ1e,2e,3e,4eが収容されている。従って、外周上部ランプ1e,2e,3e,4eが発光すると、雲装飾部D4の上部が発光しているように見える。なお、外周上部ランプ1e,2e,3e,4eは、赤色発光するようになっている。この外周上部ランプ1e,2e,3e,4eは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
Further, the
また、表示装置20には、可変表示器Hの右側に略三角形状のランプ回路基板25fが配設されている。このランプ回路基板25fには、右部内周ランプ1l,1m,2l,3l,2m,4l,3m,1n,2n,4m,3n,4nが複数列に配列されて設置されている。当該右部内周ランプ1l,1m,2l,3l,2m,4l,3m,1n,2n,4m,3n,4nは、雲装飾部D4により略覆われている。より詳しくは、雲装飾部D4の右側の内部に右部内周ランプ1l,1m,2l,3l,2m,4l,3m,1n,2n,4m,3n,4nが収容されている。従って、右部内周ランプ1l,1m,2l,3l,2m,4l,3m,1n,2n,4m,3n,4nが発光すると、雲装飾部D4の右側が発光しているように見える。なお、右部内周ランプ1m,2m,3m,4mは、赤色発光するようになっており、右部内周ランプ1l,2l,3l,4lは、緑色発光するようになっており、右部内周ランプ1n,2n,3n,4nは、青色発光するようになっている。また、右部内周ランプ1l,1m,2l,3l,2m,4l,3m,1n,2n,4m,3n,4nは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
In the
そして、このランプ回路基板25fの上であって、提灯装飾部D3の内部には、略提灯形状のランプ回路基板25gが配設される。すなわち、ランプ回路基板25gは、ランプ回路基板25fの上に重ねて配置されている。なお、図4では、便宜上ランプ回路基板25fの左側に(可変表示器H上に)ずらして図示している。このランプ回路基板25gの上方側には、提灯上部ランプ1g,2g,3g,4gが、その中央には提灯中部ランプ1i,1j,1k,2i,2j,2k,3i,3j,3k,4i,4j,4kが、その下方側には、提灯下部ランプ1h,2h,3h,4hがそれぞれ配置されている。提灯上部ランプ1g,2g,3g,4g、提灯中部ランプ1i,1j,1k,2i,2j,2k,3i,3j,3k,4i,4j,4k、提灯下部ランプ1h,2h,3h,4hは、提灯装飾部D3により覆われている。従って、提灯上部ランプ1g,2g,3g,4g、提灯中部ランプ1i,1j,1k,2i,2j,2k,3i,3j,3k,4i,4j,4k、提灯下部ランプ1h,2h,3h,4hが発光すると、提灯装飾部D3が発光しているように見える。
A substantially lantern-shaped lamp circuit board 25g is disposed on the
なお、提灯上部ランプ1g,2g,3g,4g、提灯中部ランプ1i,2i,3i,4iは、赤色発光するようになっている。また、提灯中部ランプ1j,2j,3j,4jは、緑色発光するようになっている。また、提灯中部ランプ1k,2k,3k,4k及び提灯下部ランプ1h,2h,3h,4hは、青色発光するようになっている。また、提灯上部ランプ1g,2g,3g,4g、提灯中部ランプ1i,1j,1k,2i,2j,2k,3i,3j,3k,4i,4j,4k、提灯下部ランプ1h,2h,3h,4hは、ON及びOFFの2通りで発光する(つまり明度が2通り)ようになっている。
The lantern upper lamps 1g, 2g, 3g, 4g and the lantern middle lamps 1i, 2i, 3i, 4i emit red light. The lantern
また、表示装置20には、可変表示器Hの右側であってランプ回路基板25fの更に右側に、湾曲した形状のランプ回路基板25hが配設されている。このランプ回路基板25hには、外周右部ランプ1f,2f,3f,4fが縦に配列されて設置されている。当該外周右部ランプ1f,2f,3f,4fは、雲装飾部D4により覆われている。より詳しくは、雲装飾部D4の外周の右側内部に外周右部ランプ1f,2f,3f,4fが収容されている。従って、外周右部ランプ1f,2f,3f,4fが発光すると、雲装飾部D4の右側が発光しているように見える。なお、外周右部ランプ1f,2f,3f,4fは、赤色発光するようになっている。この外周右部ランプ1f,2f,3f,4fは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
In the
そして、可変表示器Hの上側に配設されるランプ回路基板25c,25d,25eには、複数の上部階調ランプLMPaが配置されている。上部階調ランプLMPaは、横に複数列配列するように配置されている。より詳しくは、上部階調ランプLMPaは、ランプ回路基板25cにおいて千両箱下ランプ1p,2p,3p,4p、ランプ回路基板25dにおいて千両箱上ランプ1o,2o,3o,4o、ランプ回路基板25eにおいて外周上部ランプ1e,2e,3e,4eと近傍又は交互に配置されている。そして、上部階調ランプLMPaは、千両箱装飾部D2及び雲装飾部D4の上部により覆われている。なお、上部階調ランプLMPaは、段階的に発光する(本実施形態では128通りの明度で発光する)ようになっている。
A plurality of upper gradation lamps LMPa are arranged on the
また、可変表示器Hの右側に配設されるランプ回路基板25f,25hには、複数の右部階調ランプLMPbが配置されている。右部階調ランプLMPbは、縦に複数列配列するように配置されている。より詳しくは、右部階調ランプLMPbは、ランプ回路基板25fにおいて提灯上部ランプ1g〜4g、提灯中部ランプ1i,1j,1k,2i,2j,2k,3i,3j,3k,4i,4j,4k、提灯下部ランプ1h〜4h、ランプ回路基板25hにおいて外周右部ランプ1f〜4fと近傍又は交互に配置されている。そして、右部階調ランプLMPbは、雲装飾部D4の右部により覆われている。なお、右部階調ランプLMPbは、段階的に発光する(本実施形態では128通りの明度で発光する)ようになっている。
A plurality of right gradation lamps LMPb are disposed on the
また、始動入賞口22の左側の遊技盤13には、図5(a)に示すような略直線形状のランプ回路基板25iが配設されている。このランプ回路基板25iには、複数の下部階調ランプLMPcが配置されている。そして、ランプ回路基板25iに配置された下部階調ランプLMPcは、雲装飾部D5により覆われている。また、始動入賞口22の右側の遊技盤13には、図5(b)に示すような略L時形状のランプ回路基板25jが配設されている。このランプ回路基板25jには、複数の下部階調ランプLMPcが配置されている。そして、ランプ回路基板25jに配置された下部階調ランプLMPcは、雲装飾部D6により覆われている。なお、下部階調ランプLMPcは、段階的に発光する(本実施形態では128通りの明度で発光する)ようになっている。
The
次に、枠ランプ16bについて説明する。枠ランプ16bは、複数の発光素子(本実施形態では、発光ダイオード又はルミナスランプ)により構成されている。発光ダイオードは、電圧が印可される時間によって発光の明度(輝度)が変更するようになっている。この枠ランプ16bは、遊技盤ランプ16aの場合と同様に、複数のランプ回路基板25上にそれぞれ配置され、その上に前枠14用の飾り部材Dが覆われるようになっている。前枠14用の飾り部材Dは、光を通すような半透明な材質により構成されている。
Next, the frame lamp 16b will be described. The frame lamp 16b includes a plurality of light emitting elements (in the present embodiment, light emitting diodes or luminous lamps). In the light emitting diode, the lightness (luminance) of light emission is changed according to the time when the voltage is applied. As in the case of the
具体的に説明すると、前枠14の左側には、縦長のランプ回路基板(図示略)が配置される。図6に示すように、このランプ回路基板には、複数の枠左ランプ1sが縦に複数列をなすように配置されている。当該枠左ランプ1sは、前枠14の左側用の飾り部材D7に覆われている。従って、枠左ランプ1sが発光すると、前枠14の左側の飾り部材D7が発光しているように見える。なお、枠左ランプ1sは、白色発光するようになっている。この枠左ランプ1sは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
More specifically, a vertically long lamp circuit board (not shown) is disposed on the left side of the
そして、枠左ランプ1sが配置されたランプ回路基板の上部(枠左ランプ1sよりも上側)には、左ルミナスランプST3が配置されている。当該左ルミナスランプST3も、前枠14の左側用の飾り部材D7に覆われている。従って、左ルミナスランプST3が発光すると、前枠14の左側の飾り部材D7の上部が発光しているように見える。なお、左ルミナスランプST3は、段階的に発光する(本実施形態では128通りの明度で発光する)ようになっている。
A left luminous lamp ST3 is disposed above the lamp circuit board on which the frame left lamp 1s is disposed (above the frame left lamp 1s). The left luminous lamp ST3 is also covered with a decorative member D7 for the left side of the
また、同様に、前枠14の右側には、縦長のランプ回路基板(図示略)が配置される。このランプ回路基板には、複数の枠右ランプ3tが縦に複数列をなすように配置されている。当該枠右ランプ3tは、前枠14の右側用の飾り部材D8に覆われている。従って、枠右ランプ3tが発光すると、前枠14の右側の飾り部材D8が発光しているように見える。なお、枠右ランプ3tは、白色発光するようになっている。また、この枠右ランプ3tは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
Similarly, a vertically long lamp circuit board (not shown) is disposed on the right side of the
そして、枠右ランプ3tが配置されたランプ回路基板の上部(枠右ランプ3tよりも上側)には、右ルミナスランプST5が配置されている。当該右ルミナスランプST5も、前枠14の右側用の飾り部材D8に覆われている。従って、右ルミナスランプST5が発光すると、前枠14の右側の飾り部材D8の上部が発光しているように見える。なお、右ルミナスランプST5は、段階的に発光する(本実施形態では128通りの明度で発光する)ようになっている。
A right luminous lamp ST5 is arranged above the lamp circuit board on which the frame right lamp 3t is arranged (above the frame right lamp 3t). The right luminous lamp ST5 is also covered with the decorative member D8 for the right side of the
また、前枠14の上部には、横長のランプ回路基板(図示略)が配置される。このランプ回路基板には、複数のトップランプST1,ST2,ST4,ST6,ST7が横一列に配置されている。当該トップランプST1,ST2,ST4,ST6,ST7は、前枠14上部の飾り部材D9の中央部分により覆われている。従って、トップランプST1,ST2,ST4,ST6,ST7が発光すると、前枠14上部の飾り部材D9の中央部分が発光しているように見える。なお、トップランプST1,ST2,ST4,ST6,ST7は、段階的に発光する(本実施形態では128通りの明度で発光する)ようになっている。
A horizontally long lamp circuit board (not shown) is disposed on the upper portion of the
また、前枠14の上部であって、前記トップランプST1,ST2,ST4,ST6,ST7の下側には、横一列に配列された複数のトップ下ランプ1qが配置されている。当該トップ下ランプ1qは、前枠14上部の飾り部材D9に覆われている。従って、トップ下ランプ1qが発光すると、前枠14上部の飾り部材D9が発光しているように見える。なお、トップ下ランプ1qは、白色発光するようになっている。また、このトップ下ランプ1qは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
A plurality of top lower lamps 1q arranged in a horizontal row are arranged above the
また、上球皿15の前面側には、横長のランプ回路基板(図示略)が配置される。そして、このランプ回路基板には、複数列の上皿ランプ1v,1w,1xが横に配列されている。なお、上皿ランプ1v,1w,1xは、白色発光するようになっている。また、この上皿ランプ1v,1w,1xは、ON及びOFFの2通り(つまり明度が2通り)で発光するようになっている。
A horizontally long lamp circuit board (not shown) is disposed on the front side of the
次に、パチンコ機10の制御構成を図3に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、遊技場の電源(例えば、AC24V)を、パチンコ機10を構成する各種構成部材に供給する電源基板26が装着されている。また、パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板31と、表示制御基板32と、ランプ制御基板33と、音声制御基板34が装着されている。統括制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示制御基板32、ランプ制御基板33及び音声制御基板34を統括的に制御する。表示制御基板32は、統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、可変表示器Hの表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)を制御する。ランプ制御基板33は、統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、装飾ランプ16の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。また、音声制御基板34は、統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、スピーカ17の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。
Next, the control configuration of the
On the back side of the
以下、電源基板26、主制御基板30、統括制御基板31及び表示制御基板32の具体的な構成を説明する。
電源基板26には、遊技場の電源をパチンコ機10への供給電圧として電源電圧V0(例えば、DC30V)に変換処理する電源回路27が設けられている。電源回路27には、各制御基板30〜34が接続されている。そして、電源回路27は、変換処理された後の電源電圧V0を各制御基板30〜34に対応する供給すべき所定の電源電圧V1〜V5にさらに変換処理し、変換後の電源電圧V1〜V5を各制御基板30〜34に供給するようになっている。
Hereinafter, specific configurations of the
The
次に、主制御基板30について説明する。図3に示すように主制御基板30には、メインCPU30aと、ROM30bと、RAM30cとが設けられている。メインCPU30aは、所定の周期毎に実行される処理において各種乱数の値を更新している。ROM30bには、パチンコ機10を制御するためのメイン制御プログラムや複数種類の変動パターンが記憶されている。RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
Next, the
変動パターンは、図柄が変動を開始(図柄組み合わせゲームの開始)してから全列の図柄が表示(図柄組み合わせゲームの終了)される迄の間の遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものであり、少なくとも遊技演出の演出時間を決定するものである。また、複数種類の変動パターンは、大当り演出用の変動パターンと、はずれリーチ演出用の変動パターンと、はずれ演出用の変動パターンとに分類されている。 The variation pattern is a game effect (display effect, light effect, sound effect) from when the symbol starts to change (start of the symbol combination game) to when all the symbols are displayed (the symbol combination game ends). The pattern used as the base of this is shown, and the production time of the game effect is determined at least. Further, the plurality of types of variation patterns are classified into a variation pattern for a big hit effect, a variation pattern for a loss reach effect, and a variation pattern for a loss effect.
大当り演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経て、最終的に大当りの図柄組み合わせを表示するように展開される演出である。はずれリーチ演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経て、最終的にはずれの図柄組み合わせを表示するように展開される演出である。はずれ演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経ることなく、最終的にはずれの図柄組み合わせを表示するように展開される演出である。リーチ演出は、リーチの図柄組み合わせが表示されてから(本実施形態においては、一旦表示された左図柄と同一種類の右図柄が一旦表示されてから)、大当りの図柄組み合わせ又ははずれの図柄組み合わせが停止されるまでの間に行われる演出である。 The jackpot effect is an effect that the symbol combination game is developed so as to finally display the symbol combination of the jackpot through the reach effect. The outlier reach effect is an effect in which the symbol combination game is developed so as to finally display the symbol combination that has gone through the reach effect. The outlier effect is an effect that the symbol combination game is developed so as to finally display the symbol combination that is out of reach without undergoing the reach effect. In the reach production, after the reach symbol combination is displayed (in this embodiment, the right symbol of the same type as the left symbol once displayed is displayed once), the jackpot symbol combination or the off symbol combination is displayed. It is an effect performed until it is stopped.
そして、メインCPU30aは、メイン制御プログラムに基づき、大当り判定、最終的に表示させる最終停止図柄の決定、及び変動パターンの決定などの各種処理を実行するようになっている。例えば、メインCPU30aは、図柄組み合わせゲームの開始時に大当り判定を実行する。大当り判定の判定結果が肯定の場合(大当りの場合)、メインCPU30aは、全列が同一種類となるように最終停止図柄を決定すると共に、大当り演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。
The
一方、大当り判定の判定結果が否定の場合(はずれの場合)、メインCPU30aは、リーチ判定を実行する。リーチ判定の判定結果が肯定の場合(リーチ演出を実行させる場合)、メインCPU30aは、左右列の図柄を同一種類とすると共に中列の図柄が左右列の図柄と同一種類とならないように最終停止図柄を決定する。それと共に、メインCPU30aは、はずれリーチ演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。一方、リーチ判定の判定結果が否定の場合(リーチ演出を実行させない場合)、メインCPU30aは、左右列の図柄が同一種類とならないように最終停止図柄を決定する。それと共に、メインCPU30aは、はずれ演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。
On the other hand, when the determination result of the big hit determination is negative (in the case of loss), the
変動パターン及び最終停止図柄を決定したメインCPU30aは、統括制御基板31(統括CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、メインCPU30aは、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを最初に出力する。次に、メインCPU30aは、各列毎の最終停止図柄を指定するための図柄指定コマンドを出力する。その後に、メインCPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている変動時間に基づいて変動停止を指示し、図柄組み合わせゲームを終了するための全図柄停止コマンドを出力する。
The
次に、統括制御基板31について説明する。統括制御基板31には、図2に示すように、統括CPU31aが設けられている。統括CPU31aは、所定の周期毎に実行される処理において各種乱数の値を順次更新するようになっている。また、統括CPU31aには、ROM31b及びRAM31cが接続されている。ROM31bには、各制御基板32〜34を統括的に制御するための統括制御プログラムなどが記憶されている。また、RAM31cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
Next, the
そして、メインCPU30aから所定の制御コマンドを所定のタイミングで入力すると、統括CPU31aは、それに応じて所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、統括CPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、当該変動パターン指定コマンドを各制御基板32〜34に出力する。また、統括CPU31aは、図柄指定コマンド又は全図柄停止コマンドを入力すると、当該各コマンドを表示制御基板32に出力する。
When a predetermined control command is input from the
次に、表示制御基板32について説明する。
表示制御基板32は、図3に示すように、サブCPU32aを備えており、該サブCPU32aにはROM32b及びRAM32cが接続されている。ROM32bには、可変表示器Hの表示内容を制御するため表示制御プログラムなどが記憶されている。また、RAM32cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
Next, the
As shown in FIG. 3, the
そして、サブCPU32aは、統括制御基板31(統括CPU31a)から制御コマンドを入力すると、表示制御プログラムに基づき、入力した制御コマンドに応じた制御を行う。具体的には、サブCPU32aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、変動パターン指定コマンドにて指定された変動パターンに基づき、図柄を変動表示させて図柄組み合わせゲームを開始させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。そして、サブCPU32aは、全図柄停止コマンドを入力すると、入力した図柄指定コマンドで指定された図柄組み合わせを可変表示器Hに表示させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。この制御により、可変表示器Hでは図柄組み合わせゲームが行われる。
When the
次に、音声制御基板34について説明する。
音声制御基板34は、図3に示すように、サブCPU34aを備えており、該サブCPU34aにはROM34b及びRAM34cが接続されている。ROM34bには、スピーカ17による音声演出内容を制御するため音声制御プログラムなどが記憶されている。また、RAM34cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
Next, the
As shown in FIG. 3, the
そして、サブCPU34aは、統括制御基板31(統括CPU31a)から制御コマンドを入力すると、音声制御プログラムに基づき、入力した制御コマンドに応じた制御を行う。具体的には、サブCPU34aは、可変表示器Hの表示内容に応じてスピーカ17による音声出力内容を制御する。
When the
次に、ランプ制御基板33について説明する。
ランプ制御基板33は、図3に示すように、サブCPU33aを備えており、該サブCPU33aには記憶手段としてのROM33b及びRAM33cが接続されている。ROM33bには、発光制御を行うための発光制御プログラム等が記憶されている。また、RAM33cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(例えば、割込周期を計測するために使用する計測値など)が記憶(設定)されるようになっている。サブCPU33aは、前記発光制御プログラムに基づき、入力した制御信号(制御コマンド)に対応する発光演出を行わせるように装飾ランプ16の発光態様を制御するようになっている。従って、本実施形態のサブCPU33aが、発光制御手段となる。
Next, the
As shown in FIG. 3, the
また、サブCPU33aは、図7に示すように、出力ポート33dと接続されており、装飾ランプ16の発光態様を制御する際、当該出力ポート33dにONデータ又はOFFデータを入力するようになっている。出力ポート33dは、各装飾ランプ16(発光ダイオード)の一端とスイッチ33e等を介して接続されておいる。また、各装飾ランプ16(発光ダイオード)の他端は、電源基板26の電源回路27から電源電圧が供給されるようになっている。そして、サブCPU33aは、出力ポート33dを介してスイッチ33eに対してONデータを出力することにより、スイッチ33eが切り替わり、装飾ランプ16の一端が接地される。これにより、装飾ランプ16に電流が流れ、装飾ランプ16が点灯するようになっている。
Further, as shown in FIG. 7, the
また、このランプ制御基板33には、周波数発振手段としての周波数発振器(例えば水晶発振器)40が備えられており、サブCPU33aに接続されている。周波数発振器40は、所定の周波数(例えば20MHzの周波数)を有する外部クロック信号をサブCPU33aへ出力するようになっている。サブCPU33aは、分周回路(図示略)を内部的に有しており、該分周回路を介して周波数発振器40から入力した外部クロック信号を入力する。分周回路は、外部クロック信号の周波数を1/2に分周して基準クロック信号を生成し、当該基準クロック信号をサブCPU33aに入力するようになっている。すなわち、サブCPU33aは、分周回路を介して周波数発振器40から20MHzの周波数を有する外部クロック信号を入力すると、10MHzの周波数を有する基準クロック信号を入力することとなる。
The
そして、サブCPU33aは、入力した基準クロック信号の周波数をさらに1/16に分周して内部クロック信号(基準信号)を生成する。サブCPU33aは、この内部クロック信号の周期毎に計測値に1加算する。そして、サブCPU33aは、計測値が所定の値になったとき、割込周期が1周期経過したものとして各種処理を実行するようになっている。すなわち、サブCPU33aは、内部クロック信号の周期が所定周期経過したことを計測した場合、割込周期が経過したものとしている。
Then, the
具体的には、10MHzの基準クロック信号の周波数を1/16に分周した内部クロック信号の周期は、1.6μs(1.6マイクロ秒)となる。このため、サブCPU33aは、1.6μs毎に計測値を1加算し、計測値が所定値になったとき、割込周期が経過したとして、装飾ランプ16を発光させるための各種処理を実行するようになっている。
Specifically, the cycle of the internal clock signal obtained by dividing the frequency of the 10 MHz reference clock signal by 1/16 is 1.6 μs (1.6 microseconds). For this reason, the
そして、本実施形態においてサブCPU33aは、発光制御プログラムに基づき、装飾ランプ16の明度段階を決定する定時間隔処理(第1処理)や制御コマンドの入力等の処理を行うための発光制御メイン処理を実行するようになっている。前記発光制御メイン処理の実行周期は、固定され、本実施形態では2ms毎に実行されるようになっている。
In the present embodiment, the
また、サブCPU33aの内部にはタイマカウンタ(図示せず)が設けられている。このタイマカウンタは、サブCPU33aが生成した内部クロック信号を入力するようになっている。そして、サブCPU33aにより設定されたカウント値(又は時間)に相当する回数分の内部クロック信号を入力した場合、タイマカウンタは、サブCPU33aに対して割込信号を出力するようになっている。そして、サブCPU33aは、この割込信号を入力すると、点灯時間及び消灯時間を制御する可変間隔処理(第2処理)を前述した定時間隔処理とは別に実行するようになっている。なお、可変間隔処理の実行周期は、実行周期が固定された定時間隔処理とは異なり、所定間隔(本実施例では25.6μs)で且つ所定の範囲内で(本実施形態では、25.6〜3276.8μsの範囲内で)変動するようになっている。
A timer counter (not shown) is provided in the
以下、サブCPU33aが実行する各種処理について詳しく説明する。
サブCPU33aは、発光制御メイン処理において、統括制御基板31(統括CPU31a)から制御コマンド(変動パターン指定コマンド、デモコマンド、大当り演出のオープニングコマンドやエンディングコマンドなど)を入力したと判定すると、発光制御を実行するための初期設定にかかわる基本値設定処理を実行する。サブCPU33aは、基本値設定処理を実行すると、図8に示すように、基本値設定処理が実行されたか否かを示す初回設定フラグが設定されている(「1」の値が設定されている)か否かを判定する(ステップS1)。なお、初回設定フラグは、「1」が設定されている場合には、すでに基本値設定処理が行われたことを示し、「0」が設定されている場合には、まだ基本値設定処理が行われていないことを示す。
Hereinafter, various processes executed by the
If the
ステップS1の判定結果が否定の場合(初回設定フラグが設定されていない場合)、サブCPU33aは、階調発光させる装飾ランプ16の明度段階の最大値を決定する明度最大値(本実施形態では「128」)を設定する(ステップS2)。本実施形態において階調発光させるランプとは、上部階調ランプLMPa、右部階調ランプLMPb、下部階調ランプLMPc、トップランプST1,ST2,ST4,ST6,ST7、左ルミナスランプST3、右ルミナスランプST5のことである。このステップS2の処理により、これらの装飾ランプ16は、128段階の明度で発光することが可能となる。
When the determination result of step S1 is negative (when the initial setting flag is not set), the
次にサブCPU33aは、消灯させることを指示するOFFデータを全ての装飾ランプ16に設定する(ステップS3)。これにより、装飾ランプ16は、一旦消灯する。そして、サブCPU33aは、発光演出期間を計測するための演出タイマに「0」を設定する(ステップS4)。前記発光演出期間は、例えば、変動パターン指定コマンドやデモコマンドなどにより指定される遊技演出の演出時間を、予め決められた所定の期間ごとに分類したものである。次に、サブCPU33aは、発光制御を行う発光制御期間を計測するための基本値設定用タイマに「0」を設定する(ステップS5)。前記発光制御期間は、発光演出期間を予め決められた所定の期間ごとにさらに分類したものである。
Next, the
そして、サブCPU33aは、定時間隔処理にて次に明度段階を算出するまでの残り時間を示す継続残タイマに「0」を設定する(ステップS6)。その後、サブCPU33aは、入力した制御コマンドに応じて装飾ランプ16の階調発光パターンを示す階調発光パターンデータを設定する(ステップS7)。前記階調発光パターンデータは、複数種類有り、図9に示すように、変動パターン指定コマンドにより指定される変動パターンや、デモコマンドにより指定されるデモパターンなどにそれぞれ対応付けられてROM33bに記憶されている。
Then, the
次に、サブCPU33aは、初回設定フラグに「1」を設定し(ステップS8)、基本値設定処理を終了する。なお、演出タイマ、基本値設定用タイマ、継続残タイマ、発光パターンデータ、初回設定フラグは、RAM33cの所定の記憶領域に設定されるようになっている。
Next, the
次に、発光制御メイン処理における定時間隔処理について図10及び図11に基づき説明する。前記定時間隔処理は、発光制御メイン処理が行われる毎に実行される。すなわち、サブCPU33aが、内部クロック信号の計測値が所定の値(本実施形態では「1250」)となる毎(2ms毎)に実行される。
Next, the regular time interval process in the light emission control main process will be described with reference to FIGS. The regular time interval process is executed every time the light emission control main process is performed. That is, the
サブCPU33aは、定時間隔処理を実行すると、演出タイマの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS11)。すなわち、サブCPU33aは、発光演出期間の開始時であるか否かを判定する。ステップS11の判定結果が肯定の場合(演出タイマ=「0」の場合)、サブCPU33aは、ブロックデータアドレスを更新する(ステップS12)。具体的には、サブCPU33aは、基本値設定処理にてRAM33cに設定した階調発光パターンデータを参照する。当該階調発光パターンデータには、図12に示すように、各発光演出期間の長さ(演出タイマに設定する時間)及び各発光演出期間における階調発光パターンの内容を示す複数のブロックデータを指定するブロックデータアドレスが遊技演出開始時から順番に関係付けられている。そして、サブCPU33aは、階調発光パターンデータを参照して、最初から順番にブロックデータアドレスを取得する。
Sub CPU33a will determine whether the value of an effect timer is "0", if a fixed time interval process is performed (step S11). That is, the
前記ブロックデータアドレスは、それぞれROM33bにおけるブロックデータのアドレスを示している。また、ブロックデータは、図13に示すように、各発光制御期間における発光制御の具体的内容を示す基本値データの基本値データアドレスが発光演出期間開始時から順番に記憶されている。
The block data address indicates the address of the block data in the
そして、サブCPU33aは、ステップS12にてブロックデータアドレスを更新した後、更新したブロックデータアドレスの値に基づき、当該ブロックデータアドレスと関係付けられている発光演出期間を演出タイマに設定するように、RAM33cの内容を書き換える(ステップS13)。そして、サブCPU33aは、演出タイマの値から「1」減算する(ステップS14)。
Then, after updating the block data address in step S12, the
次に、サブCPU33aは、基本値設定用タイマの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS15)。すなわち、サブCPU33aは、発光制御期間の開始時であるか否かを判定する。ステップS15の判定結果が肯定の場合(基本値設定用タイマ「0」の場合)、サブCPU33aは、ブロックデータを参照して、各発光制御期間における発光制御の具体的内容を示す基本値データの基本値データアドレスを更新する(ステップS16)。
Next, the
基本値データアドレスは、それぞれROM33bにおける基本値データのアドレスを示している。基本値データには、図14に示すように階調発光させる装飾ランプ16を示すONデータ、発光制御期間開始時における明度段階を示す初期明度段階、発光制御期間終了時における明度段階を示す終期明度段階、明度段階の差分を定める単位増減値、明度段階を算出する周期である更新周期、発光制御期間を示す基本値設定用タイマが関連付けられている。すなわち、基本値データには、発光制御期間において、発光制御期間の長さ、装飾ランプ16の明度段階を定めるための関数のパラメータ及び算出条件などが記憶されている。なお、単位増減値は、正数、負数のいずれでもよい。また、基本値データはROM33bに記憶されている。また、本実施形態のブロックデータには、図13に示すように、基本値データアドレスが発光演出期間開始時から順番に記憶されている。
Each basic value data address indicates an address of basic value data in the
ところで、ブロックデータの中には、ブロックデータを構成する全ての基本値データに記憶された基本値設定用タイマの値の合計値(すなわち、発光制御期間の合計値)が発光演出期間よりも短い場合がある。具体的には、本実施形態において、変動中のブロックデータを構成する基本値データP3の基本値設定用タイマの値(390ms)は、ブロックデータを指定するブロックデータアドレスに関係付けられた発光演出期間の値(10920ms)よりも短い。この場合、サブCPU33aは、発光制御期間が終了するまで(演出タイマの値が「0」となるまで)ブロックデータの最初に記憶されている基本値データアドレスから順番に繰り返して更新するようになっている。すなわち、本実施形態では、変動中においては、基本値データP3を繰り返し設定することとなる。
By the way, in the block data, the total value of the basic value setting timer values stored in all the basic value data constituting the block data (that is, the total value of the light emission control period) is shorter than the light emission effect period. There is a case. Specifically, in the present embodiment, the value (390 ms) of the basic value setting timer of the basic value data P3 constituting the changing block data is the light emission effect related to the block data address designating the block data. It is shorter than the period value (10920 ms). In this case, the
そして、基本値データアドレスを更新したサブCPU33aは、基本値データアドレスの値に基づき、基本値データを特定し、当該基本値データを参照して、ONデータ、初期明度段階、終期明度段階、単位増減値、更新周期、基本値設定用タイマの値をRAM33cに設定する(ステップS17)。そして、サブCPU33aは、現在の明度段階を示す現在値に初期明度段階を設定する(ステップS18)。すなわち、サブCPU33aは、発光制御期間の開始時において、初期明度段階を現在値とする。そして、サブCPU33aは、基本値設定用タイマの値から「1」減算して、RAM33cに設定した基本値設定用タイマの値を書き換える(ステップS19)。
Then, the
次に、サブCPU33aは、継続残タイマが「0」か否かを判定する(ステップS20)。すなわち、サブCPU33aは、装飾ランプ16の明度段階を算出するか否かを判定する。このステップS20の判定結果が肯定の場合(継続残タイマ=「0」の場合)、サブCPU33aは、現在値が終期明度段階か否かを判定する(ステップS21)。ステップS21の判定結果が否定の場合(現在値が終期明度段階でない場合)、サブCPU33aは、現在値に単位増減値を加算した値を新たな現在値として設定する(ステップS22)。すなわち、関数(K1)に基づき、新たな現在値を設定する。
Next, the
Y=F+C…(K1)
但し、Y;現在値、F;前回実行された定時間隔処理において算出された現在値(但し、発光制御期間開始時においては初期明度段階)、C;単位増減値
そして、サブCPU33aは、継続残タイマに、ステップS17にて設定された更新周期を設定する(ステップS23)。その後、サブCPU33aは、継続残タイマから「1」減算し(ステップS24)、定時間隔処理を終了する。すなわち、サブCPU33aは、ステップS20〜ステップS24までの処理を実行することにより、発光制御期間中、更新周期毎に予め決められた関数(K1)に基づき、算出される明度段階が終期明度段階に至るまで、初期明度段階から段階的に新たな明度段階を算出し、算出した明度段階を現在値とする。なお、関数(K1)は、基本値設定処理が実行されてから、発光制御期間開始時には初期明度段階をパラメータとして与えられ、それ以降は、前回定時間隔処理にて算出された現在値をパラメータとして与えられる。なお、現在値が終期明度段階に至る前に発光制御期間が終了した場合(基本値設定用タイマが「0」となった場合)には、現在値が終期明度段階に至ることなく、そのまま次の発光制御期間に移行する(基本値データアドレスが更新される)こととなる。
Y = F + C (K1)
Where Y: current value, F: current value calculated in the previously executed regular interval processing (however, the initial brightness level at the start of the light emission control period), C: unit increase / decrease value, and the
一方、ステップS11の判定結果が否定の場合(演出タイマ≠0の場合)、サブCPU33aは、ステップS14の処理に移行する。また、ステップS15の判定結果が否定の場合(基本値設定用タイマ≠0の場合)、サブCPU33aは、ステップS19の処理に移行する。また、ステップS20の判定結果が否定の場合、サブCPU33aは、ステップS24の処理に移行する。また、ステップS21の判定結果が肯定の場合(現在出力値が終期明度段階である場合)、サブCPU33aは、そのまま定時間隔処理を終了する。
On the other hand, when the determination result of step S11 is negative (when the production timer is not 0), the
次に、点灯時間及び消灯時間を制御する可変間隔処理について図15に基づき説明する。この可変間隔処理は、タイマカウンタから割込信号を入力したときに実行されるようになっている。なお、電源投入時の初期設定において、タイマカウンタには、所定の割込時間(本実施形態では、4.8μs)が設定されるようになっている。 Next, the variable interval process for controlling the lighting time and the lighting time will be described with reference to FIG. This variable interval process is executed when an interrupt signal is input from the timer counter. In the initial setting at the time of power-on, a predetermined interrupt time (4.8 μs in this embodiment) is set in the timer counter.
サブCPU33aは、可変間隔処理を実行すると、電圧を印可して階調発光させると決定した装飾ランプ16を発光させるか否かを示すON/OFFフラグにONが設定されているか否かを判定する(ステップS31)。前記ON/OFFフラグは、RAM33cの所定の記憶領域に記憶されており、ON/OFFフラグの値が「1」であるならば、ONが設定されており、「0」であるならばOFFが設定されていることとなる。
When executing the variable interval process, the
このステップS31の判定結果が肯定の場合(ON/OFFフラグの値が「1」の場合)、サブCPU33aは、定時間隔処理において階調発光させると決定された装飾ランプ16に対してONデータを出力ポートに出力する(ステップS32)。これにより、定時間隔処理において階調発光させると決定された装飾ランプ16には、OFFデータが出力されるまで電源基板26から電圧が印加される。
When the determination result in step S31 is affirmative (when the value of the ON / OFF flag is “1”), the
そして、サブCPU33aは、現在値が明度最大値(本実施形態では「128」)か否かを判定する(ステップS33)。ステップS33の判定結果が否定の場合(現在値が明度最大値でない場合)、サブCPU33aは、次の可変間隔処理の実行時からその次の可変間隔処理の実行時までの期間として、明度最大値から現在値を減算した値に、所定の係数M及び単位時間を乗算した値を算出し、タイマカウンタに設定する(ステップS34)。なお、本実施形態における前記単位時間は、内部クロック信号の周期「1.6μs」である。具体的には、サブCPU33aは、関数(K2)により次の可変間隔処理の実行時からその次の可変間隔処理の実行時までの期間を算出する。
Then, the
T3=(L1−Y)×M×T0…(K2)
但し、T3;消灯時間、T0;単位時間(1.6μs)、M;係数(本実施形態では16)、L1;明度最大値、Y;現在値。
T3 = (L1-Y) × M × T0 (K2)
However, T3: Light-off time, T0: Unit time (1.6 μs), M: Coefficient (16 in the present embodiment), L1: Brightness maximum value, Y: Current value.
すなわち、可変間隔処理で点灯制御を開始した場合、サブCPU33aは、ステップS34の処理において、次に点灯制御を開始する時間(ONデータを出力する可変間隔処理を実行する時間)を算出する。換言すれば、サブCPU33aは、可変間隔処理で点灯制御を開始した場合、次の消灯時間(次の点灯制御を開始するまでの時間)を算出する。タイマカウンタは、ステップS34にて当該期間が設定されると、一旦記憶しておき、現在計測中の期間(点灯時間)が終了して割込信号を出力した後、当該期間(消灯時間)の計測を開始するようになっている。
That is, when the lighting control is started in the variable interval process, the
なお、本実施形態では、内部クロック信号の入力周期(1.6μs)を計測して割込周期を計測しているため、タイマカウンタは、明度最大値から現在値を減算した値に係数Mを乗算した値に相当する回数分の内部クロック信号の入力を計測した場合に、サブCPU33aに割込信号を出力するようになっている。その後、サブCPU33aは、ON/OFFフラグに「0」を設定し(ステップS35)、可変間隔処理を終了する。すなわち、サブCPU33aは、ON/OFFフラグにOFFを設定して終了する。また、定時間隔処理にて設定された明度段階(現在値)が1段階異なる毎に、可変間隔処理にてサブCPU33aが算出する次の消灯時間(次の点灯制御を行う場合における可変間隔処理を実行するときの実行タイミング)には、所定間隔の差分が生じるように設定されている。そして、この差分は、関数(K2)が示すように、単位時間T0(入力周期(1.6μs))に係数Mを乗算したものとなる。
In this embodiment, since the interrupt cycle is measured by measuring the input cycle (1.6 μs) of the internal clock signal, the timer counter adds the coefficient M to the value obtained by subtracting the current value from the maximum brightness value. When the input of the internal clock signal corresponding to the number of times corresponding to the multiplied value is measured, an interrupt signal is output to the
一方、ステップS33の判定結果が肯定の場合(現在値が明度最大値の場合)、サブCPU33aは、次の可変間隔処理の実行時からその次の可変間隔処理の実行時までの期間として、単位時間に明度最大値「128」及び係数Mを乗じた値を設定し(ステップS36)、そのまま可変間隔処理を終了する。ここで、ON/OFFフラグの設定を行わないことから、サブCPU33aは、可変間隔処理で点灯制御を開始した場合であって、且つ、現在値が明度最大値の場合、新たに消灯時間を設定することがなく、引き続き点灯時間を設定することとなる。つまり、サブCPU33aは、現在値が明度最大値に達した場合、それ以降、装飾ランプ16を消灯させることなく、点灯させ続けることとなる。
On the other hand, when the determination result in step S33 is affirmative (when the current value is the maximum brightness value), the
一方、ステップS31の判定結果が否定の場合(ON/OFFフラグにONが設定されていない場合)、サブCPU33aは、定時間隔処理において階調発光させると決定された装飾ランプ16に対してOFFデータを出力し続ける(ステップS37)。これにより、定時間隔処理において階調発光させると決定された装飾ランプ16には、ONデータが出力されるまで電圧の印加が停止される。
On the other hand, when the determination result of step S31 is negative (when the ON / OFF flag is not set to ON), the
次に、サブCPU33aは、現在値が明度段階の明度最小値(すなわち、「0」)であるか否かを判定する(ステップS38)。ステップS38の判定結果が否定の場合(現在値が明度最小値でない場合)、サブCPU33aは、次の可変間隔処理の実行時からその次の可変間隔処理の実行時までの期間として、明度最大値に単位時間及び所定の係数Mを乗じた値を算出し、タイマカウンタに設定する(ステップS39)。
Next, the
具体的には、サブCPU33aは、関数(K3)により次の可変間隔処理の実行時からその次の可変間隔処理の実行時までの期間を算出する。
T2=Y×T0×M…(K3)
但し、T2;点灯時間、T0;単位時間(1.6μs)、M;係数(本実施形態では16)、Y;現在値。
Specifically, the
T2 = Y × T0 × M (K3)
Here, T2: lighting time, T0: unit time (1.6 μs), M: coefficient (16 in this embodiment), Y: current value.
すなわち、可変間隔処理で消灯制御を開始した場合、サブCPU33aは、ステップS39の処理において、次に消灯制御を開始する時間(OFFデータを出力する可変間隔処理を実行する時間)を算出する。換言すれば、サブCPU33aは、可変間隔処理で消灯制御を開始した場合、次の点灯時間(次の消灯制御を開始するまでの時間)を算出する。タイマカウンタは、ステップS39にて当該期間が設定されると、一旦記憶しておき、現在計測中の期間(消灯時間)が終了して割込信号を出力した後、当該期間(点灯時間)の計測を開始するようになっている。
That is, when the turn-off control is started in the variable interval process, the
なお、本実施形態では、内部クロック信号の入力周期(1.6μs)を計測して割込周期を計測しているため、タイマカウンタは、明度最大値に所定の係数Mを乗算した値に相当する回数分の内部クロック信号の入力を計測した場合に、サブCPU33aに割込信号を出力するようになっている。その後、サブCPU33aは、ON/OFFフラグに「1」を設定し(ステップS40)、可変間隔処理を終了する。すなわち、サブCPU33aは、ON/OFFフラグにONを設定して終了する。また、定時間隔処理にて設定された明度段階(現在値)が1段階異なる毎に、可変間隔処理にてサブCPU33aが算出する次の点灯時間(次の消灯制御を行う場合における可変間隔処理を実行するときの実行タイミング)には、所定間隔の差分が生じるように設定されている。そして、この差分は、関数(K3)が示すように、単位時間T0(入力周期(1.6μs))に係数Mを乗算したものとなる。
In this embodiment, since the interrupt cycle is measured by measuring the input cycle (1.6 μs) of the internal clock signal, the timer counter corresponds to a value obtained by multiplying the maximum brightness value by a predetermined coefficient M. When the input of the internal clock signal for the number of times to be measured is measured, an interrupt signal is output to the
一方、ステップS38の判定結果が肯定の場合(現在値が明度最小値である場合)、サブCPU33aは、次の可変間隔処理の実行時からその次の可変間隔処理の実行時までの期間として、単位時間に明度最大値を乗じた値を設定する(ステップS37)。ここで、ON/OFFフラグの設定を行わないことから、サブCPU33aは、可変間隔処理で消灯制御を開始した場合であって、且つ、現在値が明度最小値の場合、新たに点灯時間を設定することがなく、引き続き点灯時間を設定することとなる。つまり、サブCPU33aは、現在値が明度最小値に達した場合、それ以降、装飾ランプ16を点灯させることなく、消灯させ続けることとなる。また、現在値を明度最大値(「128」)に設定したときには点灯させ続け、明度最小値(「0」)に設定したときには消灯させ続けることができるので、明度がON/OFFの2段階の発光と同様の発光を行うことができる。
On the other hand, when the determination result in step S38 is affirmative (when the current value is the lightness minimum value), the
次に、階調発光させない(明度がON/OFFの2段階の)装飾ランプ16を制御するための処理について説明する。サブCPU33aは、発光制御メイン処理において、統括CPU31aから制御コマンドを入力すると、当該制御コマンドに応じた通常発光パターンを決定する。
Next, a process for controlling the
当該通常発光パターンは、図16〜図19に示すように、階調発光させない装飾ランプ16毎に、ON/OFFが示されており、サブCPU33aは、当該通常発光パターンに基づき、各装飾ランプ16に対して電圧を印加するように制御する(ONデータ及びOFFデータを出力する)。なお、本実施形態では、通常発光パターンは、各発光演出期間において予め決められた期間毎に定められており、当該期間が経過する毎に電圧が印加又は停止されるようになっている。また、通常発光パターンにおいて予め定められた期間毎に、ON/OFFの切替が行われるようになっている。
As shown in FIGS. 16 to 19, the normal light emission pattern indicates ON / OFF for each
なお、図16及び図17は、変動開始時における発光制御期間の通常発光パターンを示しており、図18及び図19は、リーチ演出時における発光制御期間の通常発光パターンを示している。リーチ演出時は、通常変動時(はずれ演出の場合)と比較して発光させる装飾ランプ16が多く、全体的に派手に発光して興趣を向上させている。
16 and 17 show normal light emission patterns in the light emission control period at the start of fluctuation, and FIGS. 18 and 19 show normal light emission patterns in the light emission control period at the reach effect. At the time of reach production, there are many
次に、前述した定時間隔処理及び可変間隔処理にて装飾ランプ16を発光させる場合における作用について説明する。なお、以下の説明では、始動入賞口22に遊技球が入賞し、メインCPU30aがリーチ演出無しのはずれ演出用の変動パターンを決定したものとして説明する。
Next, an operation when the
メインCPU30aは、はずれ演出用の変動パターンを決定すると、変動パターン指定コマンドを統括制御基板31(統括CPU31a)に出力する。統括CPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、当該変動パターン指定コマンドを各制御基板32〜34に出力する。
When the
ランプ制御基板33のサブCPU33aは、当該変動パターン指定コマンドを入力すると、発光制御メイン処理の基本値設定処理を実行し、RAM33cの各種値を初期化する。また、基本値設定処理のステップS7において、サブCPU33aは、前提より、はずれ演出用の変動パターンに対応する階調発光パターンデータT1(図12参照)をRAM33cに設定する。
When the
その後、サブCPU33aは、定時間隔処理を実行する。この定時間隔処理のステップS11において、基本値設定処理により演出タイマは「0」に設定されているため、サブCPU33aは、続いてステップS12を実行する。ステップS12において、サブCPU33aは、図12に示す階調発光パターンデータT1を参照して、階調発光パターンデータT1により特定されるブロックデータアドレスのうち、最初のブロックデータアドレスを取得する。当該ブロックデータアドレスは、図12に示すように変動開始時における発光制御期間のブロックデータを示している。また、ステップS13にて、サブCPU33aは、取得したブロックデータアドレスに関係付けられた発光演出期間(1020ms)を演出タイマに設定する。
Thereafter, the
その後、ステップS15においてサブCPU33aは、基本値設定用タイマの値が「0」であるか否かを判定する。基本値設定処理により基本値設定用タイマは「0」に設定されているため、サブCPU33aは、ステップS16の処理を実行し、ブロックデータを参照して基本値データアドレスを更新する。このとき、サブCPU33aは、図13(a)に示すブロックデータに含まれる基本値データアドレスの内、最初の基本値データアドレス(基本値データP1を示すアドレス)を取得する。
Thereafter, in step S15, the
そして、ステップS17の処理を実行して、サブCPU33aは、取得した基本値データアドレスに基づき、基本値データP1を特定し、ONデータ、初期明度段階、終期明度段階、単位増減値、更新周期、基本値設定用タイマの値をRAM33cに設定する。具体的には、サブCPU33aは、図14に示すようにONデータの出力対象として上部階調ランプLMPa、右部階調ランプLMPb、下部階調ランプLMPcを設定する。また、サブCPU33aは、初期明度段階として「16」を、終期明度段階として「50」を、単位増減値として「2」を、更新周期として「16ms(8割込)」を、基本値設定用タイマの値として「360ms」を設定する。そして、サブCPU33aは、ステップS18において初期明度段階を現在値とする。
Then, the process of step S17 is executed, and the
その後、サブCPU33aは、ステップS20において継続残タイマが「0」か否かを判定する。基本値設定処理により継続残タイマは「0」に設定されているため、サブCPU33aは、ステップS21の処理を実行し、現在値が終期明度段階であるか否かを判定する。ここでステップS18の処理により、現在値は初期明度段階であるため、サブCPU33aは、ステップS22の処理を実行して、関数(K1)に基づき現在値(初期明度段階)に単位増減値「2」を加算した値「18」を新たな現在値として設定する。現在値を設定したサブCPU33aは、ステップS23の処理を実行して、継続残タイマに更新周期「16ms(8割込)」を設定する。その後、サブCPU33aは、ステップS24の処理を実行して、継続残タイマから2ms(1割込)減算する。そして、サブCPU33aは、定時間隔処理を終了する。
Thereafter, the
一方、タイマカウンタから割込信号を入力する毎に、サブCPU33aは、可変間隔処理を実行する。この可変間隔処理のステップS34において、現在値には「18」が設定されているので、サブCPU33aは、図20に示すように、上部階調ランプLMPa、右部階調ランプLMPb及び下部階調ランプLMPcに電圧の印加を停止する消灯時間を2816μsとする。また、この可変間隔処理のステップS39において、サブCPU33aは、上部階調ランプLMPa、右部階調ランプLMPb及び下部階調ランプLMPcへの電圧を印加する点灯時間を460.8μsとする。これにより、図21に示すように、発光制御期間の開始から16ms(更新周期)が経過するまで、2816μsの点灯時間及び460.8μsの消灯時間を交互に繰り返す。なお、図20は理解を容易にするために図示したものであり、実際の処理においては前述した関数K2,K3に基づいてその都度算出されるようになっている。すなわち、図20に示すテーブルがROM33bに記憶されているわけではない。
On the other hand, every time an interrupt signal is input from the timer counter, the
発光制御期間開始から16ms経過後、サブCPU33aは、定時間隔処理を実行すると、ステップS20の処理において、継続残タイマが「0」となっているので、ステップS21及びステップS22の処理を実行する。これにより、現在値「18」に単位増減値「2」が加算された値「20」を新たな現在値として、現在値が更新される。現在値が更新された後、最初に実行された可変間隔処理のステップS34において、サブCPU33aは、現在値に「20」が設定されているので、図20に示すように、上部階調ランプLMPa、右部階調ランプLMPb及び下部階調ランプLMPcに電圧の印加を停止する消灯時間を2764.8μsとする。また、この可変間隔処理のステップS39において、サブCPU33aは、上部階調ランプLMPa、右部階調ランプLMPb及び下部階調ランプLMPcへの電圧を印加する点灯時間を512μsとする。これにより、図21に示すように、現在値を更新してから16ms(更新周期)が経過するまで、2764.8μsの点灯時間及び512μsの消灯時間を交互に繰り返す。以降、16ms経過する毎に現在値を更新し、その更新に伴って点灯時間及び消灯時間を更新していく。
After the elapse of 16 ms from the start of the light emission control period, the
すなわち、図20に示すように、更新周期(16ms)毎に段階的に電圧を印加する時間が長くなり、それに伴って段階的に電圧の印加が停止する時間が短くなる。これにより、上部階調ランプLMPa、右部階調ランプLMPb及び下部階調ランプLMPcの明度が段階的に上がっていくこととなる。以降現在値が終期明度段階となるまで、段階的に電圧を印加する時間を長くしていく。なお、本実施形態では、発光制御期間が終了する前に現在値が終期明度段階に達してしまう。この場合、発光制御期間が終了するまでに電圧を印可し続けて点灯させておく。これにより、階調発光をよりはっきりときれいに見せることができる。 That is, as shown in FIG. 20, the time for applying the voltage stepwise increases every update cycle (16 ms), and the time for stopping the voltage application stepwise decreases accordingly. As a result, the brightness of the upper gradation lamp LMP, the right gradation lamp LMPb, and the lower gradation lamp LMPc increases stepwise. Thereafter, the voltage application time is increased stepwise until the current value reaches the final brightness level. In the present embodiment, the current value reaches the final brightness stage before the light emission control period ends. In this case, the voltage is continuously applied until the light emission control period ends, and the light is turned on. Thereby, gradation light emission can be seen more clearly and clearly.
その発光制御期間が終了した後、定時間隔処理を実行すると、サブCPU33aは、定時間隔処理のステップS15において、基本値設定用タイマの値が「0」であると判定する。そして、サブCPU33aは、ステップS16の処理を実行し、ブロックデータを参照して基本値データアドレスを更新する。このとき、サブCPU33aは、図13に示すブロックデータに含まれる基本値データアドレスの内、2番目の基本値データアドレス(基本値データP2を示す基本値データアドレス)を取得する。
When the regular interval processing is executed after the light emission control period ends, the
そして、ステップS17の処理を実行して、サブCPU33aは、取得した基本値データアドレスに基づき、基本値データP2を特定し、ONデータ、初期明度段階、終期明度段階、単位増減値、更新周期、基本値設定用タイマの値をRAM33cに設定する。具体的には、サブCPU33aは、図14に示すようにONデータの出力対象として上部階調ランプLMPa、下部階調ランプLMPcを設定する。また、サブCPU33aは、初期明度段階として「61」を、終期明度段階として「126」を、単位増減値として「2」を、更新周期として「20ms(10割込)」を、基本値設定用タイマの値として「660ms」を設定する。なお、現在値は、今回の可変間隔処理において初期明度段階が設定されるまでは、前回の可変間隔処理において設定された値のままとなるようになっている。以降、サブCPU33aは、前述同様、ステップS20以降の処理及び可変間隔処理を実行して、上部階調ランプLMPa及び下部階調ランプLMPcを階調発光させる。以上の制御をサブCPU33aは、発光演出期間が終了するまで繰り返し実行する。
Then, the processing of step S17 is executed, and the
そして、発光演出期間が終了した後、定時間隔処理を実行すると、サブCPU33aは、定時間隔処理のステップS11において、演出タイマの値が「0」であると判定し、ステップS12においてブロックデータアドレスの値を更新する。このとき、サブCPU33aは、図12に示す階調発光パターンデータT1を参照して、階調発光パターンデータT1により特定されるブロックデータアドレスのうち、2番目のブロックデータアドレス(変動中のブロックデータアドレス)を取得する。当該ブロックデータアドレスは、図13(b)に示す変動中における発光制御期間のブロックデータを示している。また、ステップS13にて、サブCPU33aは、取得したブロックデータアドレスに関係付けられた発光演出期間(10920ms)を演出タイマに設定する。
When the regular interval process is executed after the light emission effect period ends, the
そして、ステップS15においてサブCPU33aは、基本値設定用タイマの値が「0」であるか否かを判定する。発光制御期間終了時であるので基本値設定用タイマは「0」に設定されているため、サブCPU33aは、ステップS16の処理を実行し、ブロックデータを参照して基本値データアドレスを更新する。このとき、サブCPU33aは、図13(b)に示すブロックデータに含まれる基本値データアドレスの内、最初の基本値データアドレス(図14に示す基本値データP3を示すアドレス)を取得する。以降、前述同様に、サブCPU33aは、前述同様、ステップS17以降の処理及び可変間隔処理を実行して、右部階調ランプLMPbを階調発光させる。
In step S15, the
その後、発光制御期間が終了し、基本値設定用タイマの値が「0」となると、定時間隔処理のステップS15の実行時において、サブCPU33aは、基本値設定用タイマは「0」と判定し、ステップS16の処理を実行する。このとき、図13(b)に示すように、変動中のブロックデータアドレスには、基本値データP3を示す基本値データアドレスしかないため、サブCPU33aは、再び基本値データP3を示す基本値データアドレスを取得する。すなわち、サブCPU33aは、ブロックデータに含まれる基本値データアドレスを順番に取得していき、発光演出期間が終了する前に(演出タイマが「0」となる前に)基本値データアドレスを最後まで取得してしまった場合、再び最初の基本値データアドレスから順番にアドレスを取得するようになっている。以降、同様の処理を実行して、サブCPU33aは、右部階調ランプLMPbを階調発光させる。このように、発光演出期間が終了する前に(演出タイマが「0」となる前に)基本値データアドレスが最後まで取得してしまった場合、再び最初の基本値データアドレスから順番に取得して、同じ発光パターンを繰り返させるため、基本値データのデータ容量を少なくすることができる。また、発光演出期間の長さが短い他の発光演出期間において利用されるブロックデータをそのまま利用することができる。このため、プログラムを開発する手間を低減することができ、また、データ容量を少なくすることができる。
Thereafter, when the light emission control period ends and the value of the basic value setting timer becomes “0”, the
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)サブCPU33aは、ROM33bに記憶されたパラメータ(本実施形態は、ROM33bに記憶されており、RAM33cに一旦記憶される初期明度段階及び単位増減値)が与えられた関数(K1)に基づき、明度段階として現在値を算出する。そして、可変間隔処理において、サブCPU33aは、当該現在値(明度段階)に基づき点灯時間及び消灯時間を設定するため、発光態様を決定するために全ての明度段階を経時毎に記憶しておく場合と比較して記憶しておくべき事項を少なくすることができる。すなわち、ROM33bの記憶容量を少なくすることができる。特に装飾ランプ16は、可変表示器Hの表示内容などと比較して所定の発光態様を繰り返すことが多く、また、パチンコ機10においては、同じ発光態様を異なる順序で繰り返すことが多い。このため、発光態様を関数にて表現し、最小限のパラメータを記憶することで様々な発光態様を再現できるので、有効にデータ量を少なくすることができる。
As described above in detail, the present embodiment has the following effects.
(1) The
(2)初期明度段階から終期明度段階に至るまで段階的に明度段階を算出する。このため、複数の明度段階を記憶しておく場合と比較して、2つの明度段階を記憶しておけばよいので、ROM33bに記憶させるデータ容量を少なくすることができる。また、段階的に明度段階を算出するので、階調発光を容易に実行させることができる。
(2) The brightness level is calculated step by step from the initial brightness level to the final brightness level. For this reason, compared with the case where a plurality of lightness levels are stored, it is only necessary to store two lightness levels, so that the data capacity stored in the
(3)ROM33bに記憶された更新周期に定期間隔処理を実行して、新たな現在値(明度段階)を算出する。これにより、処理内容が同じ定時間隔処理を実行しても、すなわち、単位増減値や初期明度段階の数値が同じであっても、定時間隔処理を実行する更新周期を変更するだけで、発光態様を異ならせることができる。例えば、更新周期を早くすれば、階調発光を素早く変更させ、遊技者の興奮を煽るような演出をできる。その一方、更新周期を遅くすれば、階調発光を遅く変更させ、遊技者を落ち着かせる演出をできる。このため、時間毎に明度段階を全て記憶しておく場合に比べてデータ量を少なくしても、異なる発光態様で様々な演出ができる。
(3) A periodic interval process is executed in the update cycle stored in the
(4)予め定められた関数(K1)に与えられるパラメータとして少なくとも明度段階の差分を定める単位増減値を記憶した。これにより、単位増減値を変更するだけで、発光態様を変更することができる。すなわち、単位増減値を大きくすれば、単位時間当たりの変化を大きくすることができる一方、単位増減値を小さくすれば、変化を小さくすることができる。従って、明度段階を全て記憶しておく場合に比べてデータ量を少なくしても、異なる発光態様で様々な演出ができる。 (4) A unit increase / decrease value that determines at least a difference in brightness level is stored as a parameter given to a predetermined function (K1). Thereby, a light emission mode can be changed only by changing the unit increase / decrease value. That is, if the unit increase / decrease value is increased, the change per unit time can be increased, while if the unit increase / decrease value is decreased, the change can be decreased. Therefore, even if the amount of data is reduced compared to the case where all the brightness levels are stored, various effects can be produced with different light emission modes.
(5)可変間隔処理において、サブCPU33aは、所定の処理時間(3276.8μs)を現在値に応じて点灯時間と消灯時間に分配することにより、装飾ランプ16の明度段階を変化させる。このため、サブCPU33aによる制御のみで明度段階を制御でき、電圧値により装飾ランプ16の明度段階を変化させる場合に比べて容易に変化させることができる。また、処理時間を分配するという簡単な処理にしたため、サブCPU33aの負担を軽減することができる。換言すれば、サブCPU33aの負担を軽減することができるので、細かく明度段階を実現するために細かく設定した点灯時間又は消灯時間を当該処理時間内にて確実に実行することができる。
(5) In the variable interval processing, the
(6)サブCPU33aは、予め定められた発光制御期間が終了する前に算出される現在値(明度段階)が終期明度段階に至った場合には、発光制御期間が終了するまで終期明度段階を定時間隔処理の算出結果とする。すなわち、サブCPU33aは、発光制御期間が終了するまで終期明度段階を現在値として点灯時間及び消灯時間を決定する。このように、終期明度段階を一定に維持することにより、階調発光をよりはっきりときれいに見せることができる。
(6) If the current value (brightness level) calculated before the end of the predetermined light emission control period reaches the final brightness level, the
(7)現在値(明度段階)を設定する定時間隔処理とは別に点灯時間及び消灯時間を設定する可変間隔処理を実行する様にし、可変間隔処理の制御周期(実行タイミング)を、定時間隔処理の制御周期と異なるようにしたため、定時間隔処理の制御周期に囚われず、可変間隔処理を実行することができる。すなわち、可変間隔処理を定時間隔処理の処理終了まで待機させなくても実行することができるので、可変間隔処理において点灯時間及び消灯時間を任意に設定することができる。また、定時間隔処理の制御周期中(実行中)に、複数回の可変間隔処理を実行させるように可変間隔処理の制御周期を設定することもできるので、装飾ランプ16の明度段階を細かく制御することもできる。従って、装飾ランプ16の明度段階を増加させて細かい明度段階の発光制御を実行できる。
(7) The variable interval processing for setting the lighting time and the extinguishing time is executed separately from the regular interval processing for setting the current value (lightness level), and the control interval (execution timing) of the variable interval processing is set to the regular interval processing. Therefore, the variable interval process can be executed without being restricted by the control interval of the regular interval process. That is, since the variable interval process can be executed without waiting until the end of the regular interval process, the lighting time and the extinguishing time can be arbitrarily set in the variable interval process. In addition, since the control interval of the variable interval processing can be set so that the variable interval processing is executed a plurality of times during the control interval (execution) of the regular interval processing, the brightness level of the
(8)可変間隔処理が実行される間隔は、少なくとも定時間隔処理が実行される間隔より短い。すなわち、定時間隔処理の制御周期中に、複数回の可変間隔処理を実行させるように可変間隔処理の実行タイミングを設定する。このため、階調発光させる装飾ランプ16の明度段階を細かく制御することができる。従って、階調発光させる装飾ランプ16の明度段階の明度段階を増加させて細かい明度段階の発光制御を実行できる。
(8) The interval at which the variable interval process is executed is at least shorter than the interval at which the regular interval process is executed. That is, the execution timing of the variable interval process is set so that the variable interval process is executed a plurality of times during the control interval of the regular interval process. For this reason, it is possible to finely control the brightness level of the
(9)定時間隔処理の制御周期と、可変間隔処理の制御周期(実行タイミング)は、同一の周波数発振回路により出力される外部クロック信号に基づき発生させた内部クロック信号をサブCPU33a(又はサブCPU33aが備えるタイマカウンタ)がカウントすることにより計測される。このため、同一の周波数発振回路により出力される外部クロック信号を分周した内部クロック信号をカウントすることにより計測されるので、処理毎に別の周波数発振回路を設けてクロック信号を発生させる場合と比較して、製造コスト及び設置スペースを低減することができる。
(9) The control cycle of the regular interval processing and the control cycle (execution timing) of the variable interval processing are the internal clock signal generated based on the external clock signal output from the same frequency oscillation circuit, and the
(10)サブCPU33aは、可変間隔処理において、階調発光させる装飾ランプ16を点灯させる点灯制御を開始した場合(ステップS31で肯定判定した場合)には、次に点灯制御を開始させる時間(すなわち、次に消灯制御を開始する時間から次の点灯制御を開始するまでの消灯時間)を決定する。また、サブCPU33aは、装飾ランプ16を消灯させる消灯制御を開始した場合(ステップS31で否定判定した場合)には、次に消灯制御を開始させる時間(すなわち、次に点灯制御を開始する時間から次の消灯制御を開始するまでの点灯時間)を決定する。このように制御するため、現在行っている点灯制御又は消灯制御が終了する時間が変更することがない。従って、細かい明度段階の発光制御を実行するために可変間隔処理を高速に実行しても安定した制御を行うことができる。
(10) When the
(11)2通りの明度(ON/OFFの2通り)で発光し得る発光素子の近傍、又は交互に128通りの明度で発光し得る発光素子を配置したため、発光パターンが混在して豊かな発光演出を行うことができる。 (11) Light emitting elements that can emit light at two different brightness levels (on / off) or in the vicinity of the light emitting elements that can emit light at 128 different brightness levels are arranged. Production can be performed.
(第二実施形態)
次に、本発明を具体化した第二実施形態を説明する。なお、第一実施形態と同様の構成は、第一実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明及び図面は省略又は簡略する。
(Second embodiment)
Next, a second embodiment embodying the present invention will be described. In addition, the same code | symbol as 1st embodiment is attached | subjected to the structure similar to 1st embodiment, the detailed description and drawing are abbreviate | omitted or simplified.
第二実施形態の基本値データには、図22に示すように、ONデータ、発光制御期間開始から発光制御期間が終了する終了時間までを示す基本値設定用タイマ(発光制御期間)、単位増減値、更新周期、初期明度段階が関連付けられており、第一実施形態と異なり終期明度段階が関連付けられていない。 As shown in FIG. 22, the basic value data of the second embodiment includes ON data, a basic value setting timer (light emission control period) indicating from the start of the light emission control period to the end time of the light emission control period, unit increase / decrease The value, the update cycle, and the initial lightness level are associated with each other, and unlike the first embodiment, the final lightness level is not associated.
次に、第二実施形態における定時間隔処理について図23に基づき説明する。
ステップS111〜ステップS119までの処理は、第一実施形態のステップS11〜ステップS19の処理と同一であるので説明を省略する。
Next, the regular interval processing in the second embodiment will be described with reference to FIG.
Since the process from step S111 to step S119 is the same as the process from step S11 to step S19 of the first embodiment, a description thereof will be omitted.
ステップS120において、サブCPU33aは、継続残タイマが「0」か否かを判定する(ステップS120)。このステップS120の判定結果が肯定の場合(継続残タイマ=「0」の場合)、サブCPU33aは、現在値に単位増減値を加算した値を新たな現在値として設定する(ステップS121)。すなわち、関数(K11)に基づき、新たな現在値を設定する。
In step S120, the
Y=F+C…(K11)
但し、Y;現在値、F;前回実行された定時間隔処理において算出された現在値(但し、発光制御期間開始時においては初期明度段階)、C;単位増減値である。ここで現在値は、「0」から明度最大値(本実施形態では「128」)の間の整数値を取り得るようになっており、0以下の数値となった場合には現在値に「0」が設定され、128以上の数値となった場合には現在値に「128」が設定されるようになっている。
Y = F + C (K11)
Where Y is the current value, F is the current value calculated in the last time interval processing (however, the initial brightness level at the start of the light emission control period), and C is the unit increase / decrease value. Here, the current value can take an integer value between “0” and the maximum brightness value (“128” in the present embodiment). When “0” is set and the value becomes 128 or more, “128” is set as the current value.
そして、サブCPU33aは、継続残タイマに、ステップS117にて設定された更新周期を設定する(ステップS122)。その後、サブCPU33aは、継続残タイマから「1」減算し(ステップS123)、定時間隔処理を終了する。一方、ステップS120の判定結果が否定の場合、サブCPU33aは、ステップS123の処理に移行する。
Then, the
以上のように、サブCPU33aは、発光制御期間が開始されてから終了時間が経過するまで(基本値設定用タイマが「0」になるまで)関数(K11)に基づき段階的に明度段階を算出していくこととなる。
As described above, the
従って、本実施形態によれば、第一実施形態の効果(1)、(3)〜(5)、(7)〜(11)に加え、以下に示す効果を得ることができる。
(12)発光制御期間開始から終了時間が経過するまで初期明度段階から段階的に明度段階を算出する。このため、複数の明度段階を記憶しておく場合と比較して、初期明度段階だけを記憶しておけばよいので、ROM33bに記憶させるデータ容量を少なくすることができる。また、段階的に明度段階を算出するので、階調発光を容易に実行させることができる。
Therefore, according to this embodiment, in addition to the effects (1), (3) to (5), and (7) to (11) of the first embodiment, the following effects can be obtained.
(12) The brightness level is calculated step by step from the initial brightness level until the end time elapses from the start of the light emission control period. For this reason, compared with the case where a plurality of lightness levels are stored, only the initial lightness level needs to be stored, so that the data capacity stored in the
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
○上記第一実施形態の基本値データには、終期明度段階が関係付けられて記憶されていたが、終期明度段階の代わりに発光制御が開始してから終了するまでの算出終了時間(明度段階の算出を終了する終了時間)を記憶されていても良い。この場合、サブCPU33aは、定時間隔処理において発光制御期間開始時から算出終了時間が経過するまで初期明度段階から段階的に明度段階を算出することとなる。このようにすれば、複数の明度段階を記憶しておく場合と比較して、1つの明度段階と、算出終了時間を記憶しておけばよいので、データ容量を少なくすることができる。また、段階的に明度段階を算出するので、階調発光を容易に実行させることができる。
In addition, the said embodiment can be embodied in another embodiment (another example) as follows.
In the basic value data of the first embodiment, the final lightness level is associated and stored, but instead of the final lightness level, the calculation end time (lightness level) from the start to the end of light emission control is stored. (End time at which the calculation of (1) ends) may be stored. In this case, the
また、算出終了時間を記憶しておく場合、サブCPU33aは、予め定められた発光制御期間が終了する前に算出終了時間が経過したときには、発光制御期間が終了するまで算出終了時間において算出した明度段階を定時間隔処理の算出結果とする。このように、算出終了時間経過後、明度段階を一定に維持することにより、階調発光をよりはっきりときれいに見せることができる。
When the calculation end time is stored, the
○上記実施形態において、サブCPU33aは、前回算出した現在値に単位増減値を加算することにより新たな現在値を算出したが、このかわりに単位増減値に発光制御期間開始からの経過時間(割込回数)を乗算した値に初期明度段階を加算して算出しても良い。
In the above embodiment, the
○上記実施形態では、単位増減値は正数、負数何れでもよいとしたが、正数のみにしても良い。この場合、初期明度段階が終期明度段階よりも低いときには、サブCPU33aは、単位増減値を段階的に加算していくこととなる。その一方で、初期明度段階が終期明度段階よりも高いときには、サブCPU33aは、単位増減値を段階的に減算していくこととなる。
In the above embodiment, the unit increase / decrease value may be either a positive number or a negative number, but may be only a positive number. In this case, when the initial lightness level is lower than the final lightness level, the
○上記実施形態では、周波数発振器40から入力する外部クロック信号を分周した生成した内部クロック信号に基づき、可変間隔処理及び定時間隔処理の実行タイミングを決定していたが、可変間隔処理と定時間隔処理とで別の(周波数等が異なる)クロック信号に基づき実行タイミングを決定しても良い。
In the above embodiment, the execution timing of the variable interval processing and the fixed time interval processing is determined based on the generated internal clock signal obtained by dividing the external clock signal input from the
○上記実施形態では、128段階で階調発光させたが、任意の段階数で階調発光させても良い。例えば、64段階で発光させても良いし、256段階で階調発光させても良い。
○上記実施形態において、全ての装飾ランプ16を階調発光させても良い。
In the above embodiment, gradation light emission is performed in 128 steps, but gradation light emission may be performed in an arbitrary number of steps. For example, light may be emitted in 64 steps, and gradation light may be emitted in 256 steps.
In the above embodiment, all the
○上記実施形態では、階調発光させる場合、階調発光させる装飾ランプ16は全て同じ明度段階であったが、装飾ランプ16毎に明度段階を異ならせるように制御してもよい。
○上記実施形態において、消灯時間を同一にして、点灯時間を長く(又は短く)することにより、装飾ランプ16の明度段階を変更するようにしても良い。
In the above embodiment, when the gradation light is emitted, all the
In the above embodiment, the brightness level of the
○上記実施形態では、可変間隔処理において所定の処理時間を点灯時間又は消灯時間に分配することにより設定し、消灯時間と点灯時間の和を一定にしていた。この別例として点灯時間又は消灯時間を現在値に応じて変更して、消灯時間と点灯時間の和を可変させても良い。 In the above embodiment, the predetermined processing time is set by distributing the lighting time or the lighting time in the variable interval processing, and the sum of the lighting time and the lighting time is made constant. As another example, the sum of the turn-off time and the turn-on time may be varied by changing the turn-on time or the turn-off time according to the current value.
○上記実施形態において、定時間隔処理は、2ms毎に実行されたが、少なくとも基本値データに示されている更新周期(基本値設定用タイマが「0」となる)毎に実行するならば、任意に実行タイミングを変更しても良い。 In the above embodiment, the regular interval processing is executed every 2 ms, but if it is executed at least every update cycle (basic value setting timer is “0”) indicated in the basic value data, The execution timing may be arbitrarily changed.
○上記実施形態では、タイマカウンタが内部クロック信号をカウントすることにより可変間隔処理の実行タイミングを決定していたが、サブCPU33aが内部クロック信号をカウントすることにより実行タイミングを決定しても良い。
In the above embodiment, the execution timing of the variable interval process is determined by the timer counter counting the internal clock signal. However, the
○上記実施形態では、内部クロック信号の入力周期を1.6μsと微少にしたので、明度段階(現在値)が1段階異なる毎に可変間隔処理の実行タイミングに生じる所定間隔の差分が極めて小さくなることを防止して、関数K2又は関数K3において点灯時間又は消灯時間を適正な値に補正するために係数Mを乗算するようにした。この別例として、内部クロック信号の入力周期を変更して係数Mを変更しても良く、また、内部クロック信号の入力周期を大きく設定して係数Mを乗算しなくて済むようにしても良い。 In the above embodiment, since the input cycle of the internal clock signal is made as small as 1.6 μs, the difference between the predetermined intervals that occurs at the execution timing of the variable interval processing is extremely small every time the brightness level (current value) differs by one level. In order to prevent this, the function M2 or function K3 is multiplied by a coefficient M in order to correct the lighting time or extinguishing time to an appropriate value. As another example, the coefficient M may be changed by changing the input cycle of the internal clock signal, or the input cycle of the internal clock signal may be set to be large and the coefficient M need not be multiplied.
○上記実施形態では、可変間隔処理の実行周期は、3276.8μs以下の範囲で設定されていたが、定時間隔処理の実行周期(2ms)よりも短い方が望ましい。このようにすれば、更新周期を2msとした場合であっても、明度段階を細かく設定すること(上記実施形態では128段階の明度段階を設定すること)ができる。 In the above embodiment, the execution interval of the variable interval processing is set in the range of 3276.8 μs or less, but is preferably shorter than the execution interval (2 ms) of the regular interval processing. In this way, even if the update cycle is 2 ms, it is possible to finely set the lightness level (in the above embodiment, 128 lightness levels are set).
○上記第一実施形態と、第二実施形態を組み合わせても良い。すなわち、第二実施形態において記載した基本値データをそのまま第一実施形態において採用しても良い。このようにすれば、第一実施形態において、ROM33bのデータ量を更に少なくすることができる。
-You may combine said 1st embodiment and 2nd embodiment. That is, the basic value data described in the second embodiment may be employed as it is in the first embodiment. In this way, the data amount of the
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記発光制御手段は、前記発光制御期間が終了する前に前記終了時間が経過した場合には、前記発光制御期間が終了するまで前記終了時間において算出した明度段階を第1処理の算出結果とすることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
Next, a technical idea that can be grasped from the above embodiment and another example will be added below.
(A) If the end time has elapsed before the end of the light emission control period, the light emission control means calculates the brightness level calculated at the end time until the end of the light emission control period. The gaming machine according to any one of
(ロ)前記発光制御手段は、前記第1処理において、前記終了時間が経過するまでは、下記の関数に基づき明度段階を算出して明度段階を設定することを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項又は技術的思想(イ)に記載の遊技機。
(B) In the first process, the light emission control unit calculates a lightness level based on the following function and sets the lightness level until the end time elapses.
Y=F+C
但し、Y;明度段階、F:初期明度段階又は前回算出した明度段階,C:明度段階の差分を定める単位増減値。
Y = F + C
Y: brightness level, F: initial brightness level or previously calculated brightness level, C: unit increase / decrease value that determines the difference between brightness levels.
(ハ)前記記憶手段は、前記関数に与えられるパラメータとして少なくとも発光制御を開始した時における発光素子の明度段階である初期明度段階を記憶すると共に、発光制御を終了するときにおける最後の発光素子の明度段階である終期明度段階を記憶し、前記発光制御手段は、所定の周期毎に前記第1処理を実行するように構成されており、発光制御を開始した後、最初に第1処理を実行する場合には当該第1処理において前記記憶手段に記憶された初期明度段階をパラメータとして与えられた前記関数に基づき、算出される明度段階が前記終期明度段階に至るまで、前記初期明度段階から段階的に明度段階を算出する一方、前記第1処理をすでに実行した場合には当該第1処理において前回算出された明度段階をパラメータとして与えられた前記関数に基づき、算出される明度段階が前記終期明度段階に至るまで、前記初期明度段階から段階的に明度段階を算出することを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。 (C) The storage means stores at least an initial brightness level, which is a brightness level of the light emitting element when the light emission control is started, as a parameter given to the function, and the last light emitting element when the light emission control is ended. The final lightness stage, which is a lightness stage, is stored, and the light emission control means is configured to execute the first process at every predetermined cycle, and first executes the first process after starting the light emission control. In the case where the initial brightness stage is calculated based on the function given using the initial brightness stage stored in the storage means as a parameter in the first process until the calculated brightness stage reaches the final brightness stage. When the first process is already executed, the brightness level calculated last time in the first process is given as a parameter. 5. The brightness level is calculated step by step from the initial brightness level until the calculated brightness level reaches the final brightness level based on the calculated function. The gaming machine according to one item.
(ニ)前記発光制御手段は、予め定められた発光制御期間が終了する前に算出される発光素子の明度段階が終期明度段階に至った場合には、前記発光制御期間が終了するまで終期明度段階を第1処理の算出結果とすることを特徴とする技術的思想(ハ)に記載の遊技機。 (D) When the lightness level of the light-emitting element calculated before the end of the predetermined light emission control period reaches the final lightness stage, the light emission control means determines the final lightness until the light emission control period ends. The gaming machine according to the technical idea (c), wherein the stage is a calculation result of the first process.
(ホ)前記発光制御手段は、前記第1処理において、下記の関数に基づき明度段階を算出し、算出した明度段階が前記終期明度段階以上でない場合には、当該算出した値を第1処理により算出した明度段階として設定する一方、算出した明度段階が前記終期明度段階以上である場合には、前記終期明度段階の値を第1処理により算出した明度段階として設定することを特徴とする技術的思想(ハ)に記載の遊技機。 (E) In the first process, the light emission control unit calculates a lightness level based on the following function, and when the calculated lightness level is not equal to or higher than the final lightness level, the calculated value is calculated by the first process. On the other hand, the calculated brightness level is set as the brightness level calculated by the first process when the calculated brightness level is equal to or higher than the final brightness level. A gaming machine described in Thought (C).
Y=F+C
但し、Y;明度段階、F:初期明度段階又は前回算出した明度段階,C:明度段階の差分を定める単位増減値。
Y = F + C
Y: brightness level, F: initial brightness level or previously calculated brightness level, C: unit increase / decrease value that determines the difference between brightness levels.
(ヘ)複数の明度段階にて発光することにより発光演出を行う発光素子と、当該発光素子の発光制御を実行する発光制御手段とを備える遊技機において、前記発光制御手段は、前記発光素子の明度段階を設定する第1処理を実行すると共に、前記第1処理にて設定された前記明度段階に応じて前記発光素子の点灯時間及び消灯時間を設定する第2処理を前記第1処理とは別に実行し、前記第2処理の制御周期は、第1処理の制御周期と異なることを特徴とする遊技機。 (F) In a gaming machine including a light emitting element that produces a light emission effect by emitting light at a plurality of brightness levels, and a light emission control unit that performs light emission control of the light emitting element, the light emission control unit includes: The first process is a second process for executing a first process for setting a brightness level and setting a lighting time and a turn-off time of the light emitting element according to the brightness level set in the first process. A gaming machine that is executed separately and wherein the control cycle of the second process is different from the control cycle of the first process.
(ト)前記第2処理の制御周期は、前記発光制御手段により、前記第1処理にて設定された明度段階が1段階異なる毎に所定間隔の差分が生じるように設定され、前記所定間隔は、前記第1処理の制御周期よりも短く設定されていることを特徴とする技術的思想(ヘ)に記載の遊技機。 (G) The control cycle of the second process is set by the light emission control means so that a difference of a predetermined interval is generated every time the brightness level set in the first process is different by one level. The gaming machine according to the technical idea (f), which is set shorter than the control cycle of the first process.
(チ)第2処理の制御周期は、第1処理の制御周期より短いことを特徴とする技術的思想(ヘ)又は技術的思想(ト)に記載の遊技機。
(リ)第1処理の制御周期と、第2処理の制御周期は、前記発光制御手段に備えられる同一の周波数発振手段により出力される信号に基づき生成される基準信号を前記発光制御手段がカウントすることにより計測されることを特徴とする技術的思想(ヘ)〜技術的思想(チ)のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(H) The gaming machine according to the technical idea (f) or the technical idea (g), wherein the control period of the second process is shorter than the control period of the first process.
(I) The control cycle of the first process and the control cycle of the second process are such that the light emission control means counts a reference signal generated based on a signal output by the same frequency oscillation means provided in the light emission control means. The gaming machine according to any one of a technical idea (f) to a technical idea (h) characterized by being measured.
(ヌ)前記発光制御手段は、第2処理において、前記発光素子を点灯させる点灯制御を開始した場合には、次に点灯制御を開始させる時間を決定し、前記発光素子を消灯させる消灯制御を開始した場合には、次に消灯制御を開始させる時間を決定することを特徴とする技術的思想(ヘ)〜技術的思想(リ)のうちいずれか一項に記載の遊技機。 (Nu) In the second process, when the light emission control means starts the lighting control for turning on the light emitting element, the light emission control means determines the time for starting the lighting control next, and performs the light emission control for turning off the light emitting element. When started, the gaming machine according to any one of a technical idea (f) to a technical idea (l) characterized in that a time for starting the turn-off control next is determined.
10…パチンコ遊技機(遊技機)、16…装飾ランプ、16a…遊技盤ランプ、16b…枠ランプ、20…表示装置、30…主制御基板、30a…メインCPU、32…表示制御基板、32a…サブCPU、33…ランプ制御基板、33a…サブCPU(発光制御手段)、33b…ROM(記憶手段)、D…飾り部材、H…可変表示器。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
遊技球の入賞検知を実行する入賞検知手段と、
前記入賞検知手段による遊技球の入賞検知を契機に複数種類の図柄を変動表示する図柄変動ゲームを実行する演出実行手段と、
前記図柄変動ゲームにて大当り表示結果が表示された場合に大当り遊技を付与する大当り遊技付与手段と、
前記図柄変動ゲームの開始時に図柄変動ゲームが大当りとなるか否かを判定する大当り判定手段と、
前記大当り判定手段の判定結果に基づき、図柄変動ゲームの演出時間を特定する変動パターンを複数種類の中から決定する変動パターン決定手段と、
発光素子の明度段階を決定するために利用される複数種類の基本値データを記憶する記憶手段を備え、
前記発光制御手段は、前記記憶手段に記憶された基本値データに基づき、前記発光素子の明度段階を算出して設定する第1処理を実行すると共に、前記第1処理にて設定された前記明度段階に応じて点灯時間及び消灯時間を設定する第2処理を実行するように構成され、
前記記憶手段に記憶される前記基本値データには、少なくとも発光制御を開始した時における発光素子の明度段階である初期明度段階と、発光制御を終了するときにおける発光素子の最後の明度段階である終期明度段階と、明度段階を変化させる更新周期と、次の明度段階に変化させる際における明度段階の差分を示す単位増減値とが含まれ、
前記基本値データに含まれる初期明度段階と終期明度段階の間には、少なくとも複数段階の差が存在し、
前記変動パターンには、発光素子の発光態様を示すブロックデータが1又は複数対応付けられていると共に、ブロックデータの参照順が設定されており、
前記ブロックデータには、基本値データが1又は複数対応付けられているとともに、基本値データの参照順が設定されており、
前記発光制御手段は、
所定の周期毎に前記第1処理を実行するように構成されており、前記第1処理を実行する場合には、前記変動パターン決定手段が決定した変動パターンに対応付けられたブロックデータ及び当該変動パターンにより特定された参照順に基づき、参照するブロックデータを特定し、特定したブロックデータに対応付けられた基本値データ及び当該ブロックデータにより特定された参照順に基づき、参照する基本値データを特定し、特定した基本値データに基づき、初期明度段階から終期明度段階に至るまで、更新周期毎に段階的に単位増減値ずつ明度段階を変化させるように算出し、設定するように構成されており、
前記第2処理を実行する場合には、前記第1処理により特定された明度段階に予め決められた係数を乗算することにより発光素子の点灯時間を算出すると共に、決定した点灯時間と前記第1処理により特定された明度段階に対応する消灯時間の合計時間が常に予め決められた所定期間となるように、当該所定期間から、明度段階に応じて決定された点灯時間を減算した値を消灯時間として算出して設定するように構成されており、
前記ブロックデータに複数の基本値データが対応付けられている場合、対応付けられた基本値データの中で参照順において最初の基本値データの初期明度段階は、予め定められた値が設定され、それ以外の基本値データの初期明度段階は、参照順において前の基本値データの終期明度段階の次の段階となっていることを特徴とする遊技機。 In a gaming machine including a light emitting element that produces a light emission effect by emitting light at a plurality of brightness levels, and a light emission control unit that performs light emission control of the light emitting element.
A winning detection means for detecting a winning of a game ball;
Production execution means for executing a symbol variation game that variably displays a plurality of types of symbols triggered by detection of a winning game ball by the winning detection means;
A jackpot game granting means for granting a jackpot game when a jackpot display result is displayed in the symbol variation game;
Jackpot determination means for determining whether or not the symbol variation game is a big hit at the start of the symbol variation game;
Based on the determination result of the jackpot determining means, a variation pattern determining means for determining a variation pattern for specifying the effect time of the symbol variation game from a plurality of types;
Comprising storage means for storing a plurality of types of basic value data used for determining the lightness level of the light emitting element;
The light emission control means executes a first process for calculating and setting a lightness level of the light emitting element based on the basic value data stored in the storage means, and the lightness set in the first process. It is configured to execute a second process for setting the lighting time and the lighting time according to the stage,
The basic value data stored in the storage means includes at least an initial brightness stage that is a brightness stage of the light emitting element when the light emission control is started, and a final brightness stage of the light emitting element when the light emission control is finished. The final lightness level, the update cycle that changes the lightness level, and the unit increment / decrement value that indicates the difference between the lightness levels when changing to the next lightness level,
There is a difference of at least a plurality of levels between the initial brightness level and the final brightness level included in the basic value data,
The variation pattern is associated with one or a plurality of block data indicating the light emission mode of the light emitting element, and the reference order of the block data is set.
The block data is associated with one or more basic value data, and the reference order of the basic value data is set,
The light emission control means includes
The first process is executed every predetermined cycle. When the first process is executed, the block data associated with the change pattern determined by the change pattern determination unit and the change Identify block data to be referenced based on the reference order identified by the pattern, identify basic value data associated with the identified block data and reference basic value data based on the reference order identified by the block data, Based on the identified basic value data, from the initial lightness stage to the final lightness stage, it is configured to calculate and set the lightness stage to change in increments of unit increments for each update cycle,
When the second process is executed, the lighting time of the light emitting element is calculated by multiplying the brightness level specified by the first process by a predetermined coefficient, and the determined lighting time and the first lighting time are calculated. A value obtained by subtracting the lighting time determined according to the lightness stage from the predetermined period so that the total time of the lighting time corresponding to the lightness stage specified by the processing is always a predetermined period determined in advance. Is configured to calculate and set as
When a plurality of basic value data is associated with the block data, a predetermined value is set as the initial brightness level of the first basic value data in the reference order in the associated basic value data, it early brightness stages of basic value data other than the game machine, characterized in that you are a next stage of final brightness stage before the basic value data in the reference sequence.
前記発光制御手段は、基本値データにより定められた発光制御期間が終了する前に、発光素子の明度段階が終期明度段階に達した場合には、発光制御期間が終了するまで終期明度段階にて発光素子を発光させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 In the basic value data, a light emission control period from the start to the end of the light emission control based on the basic value data is preset,
If the lightness level of the light emitting element has reached the final lightness level before the light emission control period determined by the basic value data ends, the light emission control means is in the final lightness level until the light emission control period ends. the gaming machine according to claim 1, characterized that you make the light emitting element.
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