JP4399306B2 - 電気洗濯機 - Google Patents
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Description
風呂水ポンプなどを内臓し、前方には薄い操作基板を配置することで、その上面は、後方
から前方にかけて傾斜面となるように形成している。これにより、前記操作基板までの床
面までの高さを低くして、衣類の投入口への出し入れの改善を図っている。
そこで、本発明の目的は、衣類投入口の前部の床面までの高さを低くして、衣類の出し入れが容易な電気洗濯機を提供することにある。
先ず、図1から図3を参照して、この実施の形態の概略構造を説明する。図1は衣類乾燥洗濯機の外観斜視図、図2は衣類乾燥洗濯機の部品展開図、図3は開閉蓋を取り外した衣類乾燥洗濯機を中央で断面した斜視図である。
図2に示すように、前記主筐体20は、この主筐体20の上部を構成する上カバー30と、この主筐体20の下部を構成する下カバー40と、前記上カバー30と下カバー40との間を形成する中間筐体50とから構成される。前記主筐体20の内部には、上部が洗濯開閉蓋101で覆われた前記洗濯槽10が複数の吊棒201を介して取り付けられる。
図3に示すように、この洗濯槽10内には回転槽80とパルセータ850が前記洗濯槽10の下部に設けた駆動モータ201を介して同軸で回転可能に取り付けられる。前記回転槽11は上部が開放し、前記2つの開閉蓋を開放することで、この回転槽11の開放部が前記衣類投入口60と連続するように形成されているため、前記衣類投入口60から前記回転槽80に衣類を出し入れすることができる。この実施の形態では、前記洗濯槽10の背面側に乾燥ユニット202を備えることで、前記回転槽80に投入された衣類の洗濯と脱水と温風による衣類の乾燥を行うことができる。
そして、このパルセータ850は、前記回転槽80の底面全体がほぼ前記パルセータ850によって覆われる大きさを備えている。これにより、パルセータ850の上面を構成する波形の曲面は回転槽80の内壁面にほぼ連続して配置される。
また、更なる特徴の1つは、前記洗浄方式を採用したことにより、前記回転槽80を大口径で、その深さを浅くできるので、衣類の出し入れを向上することができる。これにともなって、前記洗濯槽10も大口径で浅くすることができるので、洗濯槽10の底面の床面までの高さを高くすることができるので、この洗濯槽10の底面と下ケース40の底面との空間508を広く設定することができるから、前記循環ポンプ401と循環用フイルタ402と送風フアン403を配置するスペースを確保することができる。この実施の形態では、前記空間508の殆どを下ケース40の容積内とすることができるので、これら部品を下ケース40に取り付けることができる。なお、この実施の形態では、回転槽80の直径(内径)を520mm、深さを463mmに設定している。
そして、前記前部の角部502には前部吊棒取付部504が取り付けられる。この前部吊棒取付部504は、前記枠筐体509の側面板の上端部501と、前記連結板材511の上端部513を連結するとともに、前記前部吊棒506を保持するものである。この構造を図4で、更に説明する。
なお、この実施の形態では、前部両側の角部502の床面からの高さH1を790mmとし、後部両側の角部503の床面からの高さH2を920mm、床面から衣類乾燥洗濯機1の最頂点までの高さを955mmに設定している。
図3に示すように、前記洗濯槽10の底面には、駆動モータ201が取り付けられている。この駆動モータ201の回転軸Pは、洗濯槽10内に貫通し、この回転軸Pに回転槽80とパルセータ850が回転可能に取り付けられる。
図5において、この実施の形態では、下ケース40の平面中央に、洗濯槽10に取り付けられる駆動モータ201が吊り下げられるので、この駆動モータ201に内部装置類が触れないように、下ケース40の内部周囲に装置収納する空間508が形成される。この実施の形態では、下ケースの底面の中央部分は開口して形成されるので、前記装置収納する空間508に取り付けられる装置類は、下ケース40の底面と内壁面に取り付けられる。
前記投入口603は、前記洗濯槽10に衣類を案内するものであり、この投入口603の後方内壁面の片側には、温風フイルタ305が着脱可能に取り付けられる。
図6において、この実施の形態では、中間筐体50の後方内壁面に乾燥ユニット202を設けている。この乾燥ユニット202は、並べて配置される3本の扁平なダクトから構成される。1つは、その下端部が前記洗濯槽10に連結される第1ダクト204であり、他の1つは、その上端が前記第1のダクト204の上端と連結される第2ダクト205と、他の1つは、下端部が第2のダクト205と連結され、上端部がヒータ部308と連結される第3ダクト206である。前記第1ダクト204には洗濯槽10から取り込んだ空気を除湿する図示しない熱交換プレートが内蔵され、第2と第3ダクト204,205の下端部には送風フアン403が設けられる。なお、前記第1ダクト204の上端には、前記温風フイルタ305が通風路上に挿入されて、乾燥時の温風に含まれる糸くずなどを除去するようになっている。
しかし、この実施の形態では、前記下ケース40の全高を大きくし、この高さのある下ケース40の前面を覆う前面カバー405やメンテナンス用蓋407を取り外すことで大きな開口が得られるので、この開口部の近傍に前記メンテナンス用蓋407の着脱を容易にしている。
さらにまた、前記開閉蓋70の前端部(自由端)Q1を屈曲して形成することにより、開閉動作や、鉢状の投入口603の大型化、さらには開閉蓋70を開いた状態での操作パネル900の操作性を向上させることができる。この詳細については、図13から図15において詳細に説明する。
この実施の形態では、前記操作パネル900を基板上に配置される小さなストロークのシートスイッチで形成しているので、大きなストロークで確かな操作が必要な電源スイッチには不向きである。また、堅牢な電源スイッチを堅牢な配線を伴って開閉蓋70に設けると重量がかさむことになる。
先ず、開閉蓋70の部品構成を示す図12を参照して開閉蓋70の部品構成を説明する。この実施の形態は、樹脂材料で形成される前記開閉蓋70を前部開閉蓋710と後部開閉蓋720とから構成する。前記後部開閉蓋720は、上部を覆う後部上カバー721と、下部を覆う後部下カバー722とから構成される。この後部上カバー721と後部下カバー722とは、組み合わされることで、その内部に薄い断熱空間を構成するように、両部材はネジなどで取り付けられる。
この実施の形態では、前記開閉構造を得るために、前記後部開閉蓋720と前部開閉蓋710の一端を第1の連結部750で回転可能に取り付ける。この実施の形態では、前記第1の連結部750を、筒状の回転軸部材751と、前部開閉蓋710の一端の中央位置に設けられる第1回転軸支持部752と、前記後部開閉蓋720の一端の両側の位置に形成される一対の第2回転軸支持部753で構成する。前記第1、第2回転軸支持部は組み合わされた状態で連続した筒状の外観を備え、その内部に前記回転軸部材751を収納する回転軸収納部754が形成される。したがって、この回転軸収納部754に前記回転軸部材751を収納することで、前部開閉蓋710と後部開閉蓋720が回転可能に連結される。そして、この実施の形態では、前記回転軸収納部754を外周が開閉蓋70の上面より低い位置で、かつ、開閉蓋70の下側に張り出して形成している。これにより、前記開閉蓋70を閉めた状態では、前記前部開閉蓋710と前記後部開閉蓋720の端部が近接して隙間が目立たないように形成され、開いた状態では、前記前部開閉蓋710と前記後部開閉蓋720が直立に近い形で折りたたまれる。
この実施の形態では、図13に示すように、前記開閉蓋70を開いた状態では、前記直立姿勢の前記前部開閉蓋710と前記後部開閉蓋720が衣類投入口60の後方に収納される。この実施の形態では、上面からみて矩形状の開閉蓋710を採用している。このため衣類投入口60も矩形状となる。このため、衣類投入口60の両側に形成される支持レール601は平行となり、閉めた状態で支持レール601の前端に位置する回転ローラ770を開閉蓋70の開放に伴って支持レール601に沿って後方に移動させることができる。
そこで、この実施の形態では、前記前端部(自由端)Q1を前記支持レール601から外れない構造とすることで、前記無用な対策を図ることなく、操作性や取扱性の向上を図っている。
一方、この実施の形態では、開閉蓋70を開いた状態でもガタツキなく操作パネル900を操作できるように、開閉蓋70の開いた状態を保持するロック機構を備えることができる。例えば、この実施の形態では、開閉蓋70を開いた状態で前記回転ローラ770と嵌合するくさび部材607を前記支持レール601の後方に設けている。このくさび部材607は下向きに形成された傾斜面を備えており、操作パネル900などの操作で、開閉蓋70が押されると、前記回転ローラ770が前記傾斜面により支持レール601の下部滑走面に押し付けられるので、前記操作などにともなう圧力を安定して受け止めることができる。なお、このロック機構は前記くさび部材607に限定されるものではなく、前記回転ローラ770に嵌合する凹部を備えてもよい。
図14は開放動作の工程を示す断面図、図15は開閉蓋の前端部(自由端)形状比較図である。
これに対し、開閉蓋70の前端部(自由端)Q1が湾曲していない(b)図、(c)図のものでは、前記2つの効果を同時に得ることができない。例えば、操作に良好な大きな傾斜角度Θ1を得ようとすると、広い鉢状の投入口603の前後の長さL1が小さくなる(L2)。他方、広い鉢状の投入口603の前後の長さL1を得ようとすると、操作に良好な大きな傾斜角度Θ1が小さくなる(Θ2)。
また、モード選択エリア920は、手前側に、お湯取りポンプの使用を選択するお湯取りボタン921と、洗濯のみのモードを洗濯する洗濯ボタン922と、洗濯から乾燥までのモードを選択する洗乾ボタン923と、乾燥のみのモードを選択する乾燥ボタン924を並べて一列に配置される。
一方、前記詳細設定エリア940には、手前側に、乾燥時間を設定する乾燥時間設定ボタン941と、脱水時間を設定する脱水時間設定ボタン942と、すすぎ回数を設定するすすぎ回数設定ボタン943と、洗い時間を設定する洗い時間設定ボタン944を横一列に設けている。そして、これら設定ボタンの後方には、前記設定ボタンの押下(操作)した回数によって、時間または回数が順次表示される設定内容確認表示部945を備えている。
一方、前記詳細設定エリア940の最後部には、乾燥容量オーバーや、乾燥フイルターや、高温表示や、ロック状態などを警告する各種警告表示ランプ946と、洗剤量表示ランプ947とを備えている。この各種警告表示ランプと洗剤量表示ランプは操作するものではないため、この位置での操作でも支障を来たさないものである。
前記マイコンは、電源がOFFの状態では、図示しない開閉蓋ロック機構を動作させないで、前記開閉蓋70を開閉可能な状態とする。したがって、使用者は、いつでも開閉蓋70を開閉して衣類を前記洗濯槽10内に投入することができる。
一方、前回と違う運転を行いたい場合は、洗濯ボタン922と洗乾ボタン923と乾燥ボタン924のいずれかを選択することができる。この実施の形態では、前記3つのボタンのいずれかが操作されると、マイコンは、前記モード選択表示部926の「標準」を設定する。この「標準」以外を設定する場合は、前記モード選択表示部926の中から任意のボタンを操作することで、マイコンは、操作されたボタンを点灯し、そのボタンのモードを設定する。
Claims (5)
- 上部を開放した洗濯槽を備えた筐体を、上部を構成する上カバーと、下部を構成する下カバーと、前記上カバーと下カバーとの間を形成する中間筐体と、前記上カバーに形成される衣類投入口を覆う開閉蓋とを備えた電気洗濯機において、
前記中間筐体の前部両側の角部の床面からの高さを、この中間筐体の後部両側の角部の床面からの高さより低く形成し、
前記前部両側の角部に前部吊棒取付部を設け、前記後部両側の角部に後部吊棒取付部を設け、
前記前部吊棒取付部に取り付けられる前部吊棒の長さを、前記後部吊棒取付部に取り付けられる後部吊棒の長さより短くし、
前記前部吊棒と後部吊棒を介して前記洗濯槽を筐体に取り付けた
ことを特徴とする電気洗濯機。 - 前記請求項1記載の電気洗濯機において、
前記衣類投入口は、前記洗濯槽に衣類を案内する筒状の案内部を備え、
前記案内部の下端部は前記中間筐体に容積内に収まるように形成されていることを特徴とする電気洗濯機。 - 前記請求項1記載の電気洗濯機において、
前記上カバーの上面部は、後方から前部にかけて傾斜面で形成され、この傾斜面は周囲に板状に張り出して形成され、この張出部が前記中間筐体の上端面に取り付けられて、前記傾斜面と前記中間筐体の周側面が連続する筐体面を形成する
ことを特徴とする電気洗濯機。 - 前記請求項1から3記載のいずれか1つの電気洗濯機において、
前記下カバーは、その容積内に、循環ポンプと、循環用フイルタと、送風フアンとを備えたことを特徴とする電気洗濯機。 - 前記請求項1から3記載のいずれか1つの電気洗濯機において、
前記開閉蓋に操作パネルを設けたことを特徴とする電気洗濯機。
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