JP4398943B2 - 電子透かし検出装置、電子透かし検出方法および電子透かし検出プログラム - Google Patents

電子透かし検出装置、電子透かし検出方法および電子透かし検出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、位相不変量が透かし値として埋め込まれた動画像から前記透かし値を検出する電子透かし検出装置、電子透かし検出方法および電子透かし検出プログラムに関するものである。
従来から、電子透かし方式が知られている。電子透かしは、音声、音楽、映像、画像などのデジタル著作物データに対して、そのデータの著作権者情報、利用者識別情報、権利情報、利用条件、利用時に必要な秘密情報、コピー制御情報などの情報を、知覚が容易ではない状態となるように埋め込み、必要に応じて検出し、利用するものである。デジタル著作物の著作権保護や二次利用を行うために電子透かしが利用される。
幾何学的変形を同相写像とみなすことで、電子透かしを位相不変量と関連付けることが考えられる。我々はすでに、幾何学的変形に対するロバスト性を実現するために、位相的電子透かし方式を考案した(例えば、「特許文献1」参照)。位相的電子透かし方式においては、幾何学的変形の下で不変な位相不変量(例えば、ホモトピー類)を電子透かしとして埋め込む。
特許第3431593号公報
一般に、フレームレートの変換や、フレームを間引くような時間方向に対して行われる処理(以後、このような処理を「時間方向攻撃」と呼ぶ)に対する対策は、複数フレームにわたって同じ透かし値を埋め込むことによって実現できる。しかし、この場合には、同一の透かし値として埋め込まれているのか、それぞれ別個の透かし値として埋め込まれているかを判別するのが困難となる。そこで、透かし値の切り替わりを検出する必要がある。
位相不変量としてホモトピー類を用いた方式では、(X,Y,Z)の3種類の成分を埋め込み検出することにより1つの電子透かし値を実現する。1フレームに1つの成分を埋め込む方式や、フレーム間差分を用いて1つの成分を埋め込む方式では、時間方向攻撃が行われると、X,Y,Z成分の区別ができなくなり、正しく透かし値を検出することができなくなるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、位相電子透かし方式において、時間方向攻撃があった場合においても正しく透かし値を検出することのできる電子透かし検出装置、電子透かし検出方法および電子透かし検出プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、位相不変量が透かし値として埋め込まれた動画像から前記透かし値を検出する電子透かし検出装置であって、予め定められた配列規則にしたがい配列された複数の異なる透かし成分を含む前記透かし値が埋め込まれた前記動画像から各透かし成分を抽出する透かし成分抽出手段と、前記透かし成分抽出手段が抽出した前記透かし成分に含まれる画素ごとの成分値の平均値を算出する平均値算出手段と、前記平均値算出手段が算出した前記平均値に基づいて、前記透かし成分が前記透かし値に含まれる複数の透かし成分のうち、同一の前記透かし値に含まれる複数の透かし成分の配列単位を特定する際に利用すべき特定透かし成分か否かを判定する特定透かし成分判定手段と、前記特定透かし成分判定手段により判定された前記特定透かし成分と、前記配列規則とに基づいて、前記特定透かし成分以外の透かし成分を特定する透かし成分特定手段と、前記特定透かし成分判定手段が判定した前記特定透かし成分と、前記透かし成分特定手段が特定した前記特定透かし成分以外の透かし成分とに基づいて、前記透かし値を算出する透かし値算出手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の形態は、位相不変量が透かし値として埋め込まれた動画像から前記透かし値を検出する電子透かし検出方法であって、予め定められた配列規則にしたがい配列された複数の異なる透かし成分を含む前記透かし値が埋め込まれた前記動画像から各透かし成分を抽出する透かし成分抽出ステップと、前記透かし成分抽出ステップにおいて抽出された前記透かし成分に含まれる画素ごとの成分値の平均値を算出する平均値算出ステップと、前記平均値算出ステップにより算出された前記平均値に基づいて、前記透かし成分が前記透かし値に含まれる複数の透かし成分のうち、同一の前記透かし値に含まれる複数の透かし成分の配列単位を特定する際に利用すべき特定透かし成分か否かを判定する特定透かし成分判定ステップと、前記特定透かし成分判定ステップにより判定された前記特定透かし成分と、前記配列規則とに基づいて、前記特定透かし成分以外の透かし成分を特定する透かし成分特定ステップと、前記特定透かし成分判定ステップにおいて判定した前記特定透かし成分と、前記透かし成分特定ステップにおいて特定した前記特定透かし成分以外の透かし成分とに基づいて、前記透かし値を算出する透かし値算出ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の他の形態は、位相不変量が透かし値として埋め込まれた動画像から前記透かし値を検出する電子透かし検出処理をコンピュータに実行させる電子透かし検出プログラムであって、予め定められた配列規則にしたがい配列された複数の異なる透かし成分を含む前記透かし値が埋め込まれた前記動画像から各透かし成分を抽出する透かし成分抽出ステップと、前記透かし成分抽出ステップにおいて抽出された前記透かし成分に含まれる画素ごとの成分値の平均値を算出する平均値算出ステップと、前記平均値算出ステップにより算出された前記平均値に基づいて、前記透かし成分が前記透かし値に含まれる複数の透かし成分のうち、同一の前記透かし値に含まれる複数の透かし成分の配列単位を特定する際に利用すべき特定透かし成分か否かを判定する特定透かし成分判定ステップと、前記特定透かし成分判定ステップにより判定された前記特定透かし成分と、前記配列規則とに基づいて、前記特定透かし成分以外の透かし成分を特定する透かし成分特定ステップと、前記特定透かし成分判定ステップにおいて判定した前記特定透かし成分と、前記透かし成分特定ステップにおいて特定した前記特定透かし成分以外の透かし成分とに基づいて、前記透かし値を算出する透かし値算出ステップとを有することを特徴とする。
本発明にかかる電子透かし検出装置は、平均値算出手段が、透かし成分に含まれる画素ごとの成分値の平均値を算出し、特定透かし成分判定手段が、平均値に基づいて、透かし成分が透かし値に含まれる複数の透かし成分のうち、同一の透かし値に含まれる複数の透かし成分の配列単位を特定する際に利用すべき特定透かし成分か否かを判定し、透かし成分特定手段が、特定透かし成分と、動画像における各透かし成分の配列規則とに基づいて、特定透かし成分以外の透かし成分を特定するので、時間方向攻撃があった場合においても正しく透かし値を検出することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる電子透かし検出装置、電子透かし検出方法および電子透かし検出プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる電子透かし検出装置10の機能構成を示すブロック図である。電子透かし検出装置10は、位相的電子透かし方式により埋め込まれた透かし値を検出する。位相的電子透かし方式においては、幾何学的変形の下で不変な位相不変量(例えば、ホモトピー類)が透かし値として埋め込まれている。
具体的には、ホモトピー類を用いた電子透かし埋め込み手法として透かし値をn、画像の幅をW、画像の高さをH、画像の左上の画素を(x,y)=(0,0)とし、θ、cosφおよびsinφをそれぞれ(式1)、(式2)および(式3)のように定める。
Figure 0004398943
Figure 0004398943
Figure 0004398943
これにより、(式4)で表される関数、すなわちホモトピー類に関する関数が得られる。この関数が画像中に埋め込まれている。
Figure 0004398943
電子透かし検出装置10は、対象とする画像を縦H個、横W個の小領域ブロックに分割し、各領域から透かし成分となるベクトルを抽出する。ベクトルは、(式5)により表される。
Figure 0004398943
次に、以下の式より各領域から立体角を計算する。各領域の立体角は(式6)により求められる。
Figure 0004398943
ここで、×は外積を・は内積を表している。また、(式6)中の各項は、(式7)および(式8)の通りである。
Figure 0004398943
Figure 0004398943
そして、(式9)によりこれらの総和を算出する。
Figure 0004398943
総和が単位球何周分あるかを(式10)により計算し、これを四捨五入などの丸め込み処理を行い整数値化することで透かし値Dを得る。
Figure 0004398943
この透かし値Dを算出する前提として、データ中に埋め込まれた複数の透かし成分それぞれがX成分、Y成分およびZ成分のいずれであるかを特定する必要がある。また、複数の透かし成分が同一の透かし値に含まれるものか否かを特定する必要がある。
本実施の形態にかかる電子透かし検出装置10は、X成分、Y成分およびZ成分が埋め込まれた画像から各成分を特定し、さらに同一の透かし値に含まれる成分を特定し、透かし値Dを計算する。
電子透かし検出装置10は、透かし値Dを計算すべく、透かし成分抽出部102と、平均値算出部104と、Z成分判定部106と、透かし値算出部108と、透かし成分保持部110とを備えている。
透かし成分抽出部102は、透かし値を構成する各透かし成分を抽出する。例えば、DCT変換後の周波数領域の一部に透かし成分が埋め込まれている画像から透かし成分を抽出する。
平均値算出部104は、透かし成分抽出部102により抽出された透かし成分の平均値を算出する。ここで、透かし成分の平均値とは、透かし成分を構成する要素(例えば、輝度、色の階調度など)の平均値である。Z成分判定部106は、平均値算出部104により算出された平均値に基づいて、Z成分であるか否かを判定する。位相不変量としてホモトピー類を用いた位相電子透かし方式では、X成分の平均値およびY成分の平均値はほぼ「0」になるのに対し、Z成分の平均値は「0」にならない。したがって、平均値が「0」か否かに基づいて、透かし成分がZ成分か否かを判定することができる。
さらに、電子透かし検出装置10が対象とする動画像には、X成分、Y成分およびZ成分が予め定められた配列規則に従って埋め込まれているものとする。したがって、Z成分判定部106は、Z成分を特定すると、規則から特定されるZ成分とX成分との位置関係に基づいて、所定の透かし成分をX成分と特定する。同様に、規則から特定されるZ成分とY成分との位置関係に基づいて、所定の透かし成分をY成分と特定する。すなわち、本実施の形態にかかるZ成分判定部106は、透かし成分抽出手段に相当する。
図2は、透かし成分の埋め込み順番を説明するための図である。図2に示す例においては、X成分「X1」、Z成分「Z1」およびY成分「Y1」がこの順に順次埋め込まれている。これに続き「X2」、「Z2」、「Y2」、「X3」、「Z3」、「Y3」・・・とXZYの順に埋め込まれている。なお、「X1」、「Y1」および「Z1」により、透かし値「D1」を構成する。同様に、添え字の番号が等しい成分により1つの透かし値が構成される。
さらに画像圧縮や画像欠損などにより画像が欠落した場合を考慮し、例えば、「X1111」のように各透かし成分は、4ずつ連続して埋め込まれている。
図2に示す例においては、XZYの順が配列規則であり、これにしたがい各成分が埋め込まれている。したがって、Z成分を特定した場合には、その直後に検出されるのはX成分であることがわかる。また、Z成分の2つ前に検出される透かし成分もX成分であることがわかる。同様に、Z成分の直前または2つあとに検出される透かし成分は、Y成分であることがわかる。
透かし成分保持部110は、透かし成分抽出部102により抽出された透かし成分を保持する。さらに、所定の透かし成分がZ成分判定部106によりZ成分と判定された場合には、この透かし成分をZ成分として保持する。同様に、X成分、Y成分を保持する。透かし成分保持部110は、第1バッファ111、第2バッファ112および第3バッファ113を有しており、各バッファが各透かし成分を保持する。
透かし値算出部108は、透かし成分保持部110に保持されているX成分、Y成分およびZ成分に基づいて、これらの透かし成分を含む透かし値Dを算出する。
図3は、電子透かし検出装置10による電子透かし検出処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、図2に示すように、「X」、「Z」および「Y」の順に透かし成分が埋め込まれている場合に対応する処理である。
まず、Flg_xおよびFlg_zそれぞれに0をセットする(ステップS100)。なお、Flg_xおよびFlg_zは、それぞれX成分およびZ成分が透かし成分保持部110に保持されているか否かを示すフラグである。Flg_xとFlg_zは、透かし成分保持部110が保持している。
次に、動画像中に対象となる次フレームが存在するか否かを調べる(ステップS102)。存在しない場合には(ステップS102,No)、電子透かし検出処理が完了する。一方、存在する場合には(ステップS102,Yes)、透かし成分抽出部102は、このフレームの透かし成分を抽出する(ステップS104)。次に、平均値算出部104は、透かし成分の平均値を算出する(ステップS106)。次に、Z成分判定部106は、平均値算出部104により算出された平均値が0か否か、すなわち透かし成分がZ成分か否かを判定する(ステップS108)。透かし成分がZ成分である場合には(ステップS108,Yes)、この透かし成分、すなわちZ成分を第1バッファ111に格納する(ステップS130)。次に、Flg_zに1をセットする(ステップS132)。
一方、ステップS108において、透かし成分がZ成分でなく(ステップS108,No)、かつFlg_zが1でない場合には(ステップS120,No)、この透かし成分をX成分と判断し、第2バッファ112に格納する(ステップS140)。
なお、この処理により誤ってY成分が第2バッファ112に格納される場合がある。しかし、この場合には、その後の処理により、透かし値を計算する前に、X成分が第2バッファ112に格納(上書き)される。
ステップS108において、透かし成分がZ成分でなく(ステップS108,No)、かつFlg_zが1である場合には(ステップS120,Yes)、この透かし成分をY成分と判断し、第3バッファ113に格納する(ステップS122)。さらに、Flg_xとFlg_zの値がともに1である場合には(ステップS124,Yes)、透かし値算出部108は、この時点で第1バッファ111、第2バッファ112および第3バッファ113それぞれに格納されている透かし成分に基づいて、透かし値を算出する(ステップS126)。以上の処理を最終フレームまで繰り返し、電子透かし検出処理が完了する。
この処理によれば、Z成分を特定することができる。さらに、特定したZ成分と、配列規則にしたがい、残り2つの成分からX成分およびY成分を特定することができる。
また、透かし値を構成する3つの透かし成分のうち2番目、3番目に配置された透かし成分が最初に検出される場合もある。このような場合でも配列規則にしたがい、同一の透かし値を構成する透かし成分を特定することができる。したがって、正確に透かし値を検出することができる。
具体的には、このように、1つの透かし値の2番目などの透かし成分が最初に検出された場合には、この透かし値の次の透かし値に含まれる3つの透かし成分から透かし値が算出される。したがって、異なる透かし値に含まれる透かし成分から誤った透かし値が計算されるのを防ぐことができる。
図4を参照しつつ、電子透かし検出処理についてより具体的に説明する。図4は、図3を参照しつつ説明した配列順に各透かし成分が埋め込まれた動画像において、3の倍数の配列順番のフレームだけを残してフレーム枚数が1/3に間引かれた後の動画像を模式的に示す図である。間引かれた結果、透かし成分は、X1、Z1、Y1、Y1、X2の順に配列されている。この動画像に対する透かし値検出処理を説明する。
まず、Flg_xおよびFlg_zそれぞれに0をセットする。そして、初めに対象となるフレームには、X1が埋め込まれているので、抽出された透かし成分は、Z成分ではないと判定される。さらに、このときFlg_zには0がセットされているので、抽出された透かし成分X1は、第2バッファ112に格納される。このとき、Flg_xに1がセットされる。
そして、次のフレームからZ1が抽出される。Z1はZ成分なので、第1バッファ111に格納される。このとき、Flg_zに1がセットされる。
さらに、次のフレームからはY1が抽出される。Y1はZ成分でなく、さらにこのときFlg_zには1がセットされているので、Y1は、第3バッファ113に格納される。
このとき、Flg_xおよびFlg_zいずれにも1がセットされているので、第1バッファ111に保持されるZ1、第2バッファ112に保持されるX1および第3バッファ113に保持されるY1から透かし値D1が算出される。
図4に示す例において、X1が埋め込まれたフレームおよびZ1が埋め込まれたフレームが欠損し、Y1が埋め込まれたフレームから処理を行う場合には、この次の透かし値から正しく算出することができる。
この場合には、まず、9番目のフレーム中のY1が第2バッファ112に格納され、Flg_xに1がセットされる。次に、12番目のフレーム中のY1が第2バッファ112に格納される。次に、X2が第2バッファ112に格納される。すなわち、第1バッファ112において、Y1にX2が上書きされる。
次に、Z2が第1バッファ111に格納され、Flg_zに1がセットされる。このとき、Flg_zには、1がセットされているので、次に抽出されるY2は、第3バッファ113に格納される。そして、このとき、Flg_xおよびFlg_zいずれにも1がセットされているので、第1バッファ111に保持されるZ2、第2バッファ112に保持されるX2および第3バッファ113に保持されるY2から透かし値D2が算出される。
このように、上書きされることにより1つの透かし値を構成するX成分、Z成分およびY成分の組み合わせの途中から検出した場合であっても、正しく同一の透かし値を構成する3つの透かし成分を特定することができる。
図5は、実施の形態1に係る電子透かし検出装置10のハードウェア構成を示す図である。電子透かし検出装置10は、ハードウェア構成として、電子透かし検出装置10における電子すかし検出処理を実行する電子すかし検出プログラムなどが格納されているROM52と、ROM52内のプログラムに従って電子透かし検出装置10の各部を制御するCPU51と、電子透かし検出装置10の制御に必要な種々のデータを記憶するRAM53と、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F57と、各部を接続するバス62とを備えている。
先に述べた電子透かし検出装置10における電子透かし検出プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー(R)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
この場合には、電子透かし検出プログラムは、電子透かし検出装置10において上記記録媒体から読み出して実行することにより主記憶装置上にロードされ、上記ソフトウェア構成で説明した各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、本実施の形態の電子透かし検出プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
以上、本発明を実施の形態1を用いて説明したが、上記実施の形態1に多様な変更または改良を加えることができる。
そうした第1の変更例としては、動画像中に埋め込まれている透かし成分の配列規則は、実施の形態に限定されるものではない。例えば、「XXXX YYYY ZZZZ」を配列単位とする配列規則であってもよい。
また、第2の変更例としては、電子透かし検出装置10は、1つのフレーム中の複数の領域それぞれに複数の透かし成分が埋め込まれた動画像から透かし値を算出してもよい。この場合には、透かし成分が埋め込まれる埋込領域が既知であり透かし成分抽出部102は、各埋込領域から透かし成分を抽出する。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2にかかる電子透かし検出装置10の機能構成を示すブロック図である。実施の形態2にかかる電子透かし検出装置10は、フレーム間差分を利用して透かし成分を抽出する。電子透かし検出装置10は、実施の形態1にかかる電子透かし検出装置10の機能構成に加えて、フレーム間差分算出部120と、分散値算出部122とを備えている。
フレーム間差分算出部120は、連続する2つのフレームの差分を算出する。分散値算出部122は、フレーム間差分算出部120により算出された差分フレームの分散値を算出する。例えば、各画素の輝度成分に透かし成分が埋め込まれている場合には、輝度値の分散値を算出する。透かし成分が埋め込まれた画像は、透かし成分が埋め込まれていない画像に比べて分散値が大きくなる。そこで、分散値が予め設定された閾値以上となるか否かに基づいて、透かし成分が埋め込まれた画像か否かを判定することができる。平均値算出部104は、分散値に基づいて、透かし成分が埋め込まれた画像において、平均値を算出する。すなわち、実施の形態2にかかる平均値算出部104は、透かし成分有無判定手段に相当する。
図7は、差分フレームを説明するための図である。例えば、「XXXX」と連続して、透かし成分が埋め込まれている場合には、差分フレームは、000となる。なお、ここで、「0」は、透かし成分が埋め込まれていないことを示している。そこで、差分フレームから透かし成分を抽出すべく「0XX0」や「(−X)XX(−X)」などの単位で透かし成分をフレーム中に埋め込む。
例えば、「00X11・・・X10000Y11・・・Y10000Z11・・・Z10000X22・・・」という配列のフレームからは、「0(−X1)・・・X1000(−Y1)・・・Y1000(−Z1)・・・Z1000(−X2)・・・」という差分フレームが得られる。すなわち、得られた差分フレームから透かし成分を抽出することができる。
また、この場合、(−X1)、X1など透かし成分が含まれる差分フレームの分散値は、他の差分フレームの分散値に比べて大きい値をとる。したがって、透かし成分の有無を判定することができる。さらに、(−X1)、X1、(−Y1)、Y1の平均値は、ほぼ0となるのに対して、(−Z1)、Z1の平均値は0とならず、絶対値をとると比較的大きな値になる。したがって、Z成分か否かを判定することができる。さらに、図7に示す例においては、X成分、Y成分およびZ成分がこの順に配列されているので、この配列に従い、X成分とY成分を特定することができる。
図8は、第2の実施の形態にかかる電子透かし検出装置10による電子透かし検出処理を示すフローチャートである。第2の実施の形態にかかる電子透かし検出装置10においては、前提として、フレーム間差分算出部120により差分フレームが得られている。そして、次の差分フレームが存在する場合には(ステップS102,Yes)、分散値算出部122は、分散値を算出する(ステップS150)。次に、透かし成分抽出部102は、分散値が閾値以上である場合、すなわちこのフレームに透かし成分が埋め込まれている場合には(ステップS152,Yes)、透かし成分を抽出する(ステップS108)。透かし成分が埋め込まれていない場合には(ステップS152,No)、ステップS102に戻り、次の差分フレームの処理に移る。
このように、実施の形態2にかかる電子透かし検出装置10によれば、差分フレームの分散値に基づいて、透かし成分の有無を特定し、得られた透かし成分に基づいて、透かし値を算出することができる。
なお、実施の形態2にかかる電子透かし検出装置10のこれ以外の構成および処理は、実施の形態1にかかる電子透かし検出装置10の構成および処理と同様である。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3にかかる電子透かし検出装置10について説明する。実施の形態3にかかる電子透かし検出装置10は、各フレーム中のRGBそれぞれに対し、3つの透かし成分が埋め込まれた動画像から透かし値を算出する。
図9は、RGBに3つの透かし成分が埋め込まれた動画像を説明するための図である。図9に示すように、フレーム1においては、RGBそれぞれに、X成分、Y成分およびZ成分が埋め込まれている。さらに、フレームが間引かれたりすることを考慮し、複数のフレームに同一の透かし値が埋め込まれている。図9に示す例においては、連続する3フレームに同一の透かし値が埋め込まれている。例えば、フレーム1からフレーム3には透かし値Dが4となるような各透かし成分が埋め込まれている。
このように、同一の透かし値を埋め込む場合には、6フレームから順に「111222」という透かし値が算出された場合に、電子透かし検出装置10は、2つの透かし値「12」の各透かし値を3つずつ連続して埋め込んだものなのか、6つの透かし値「111222」を埋め込んだものなのか判別するのが困難である。そこで、図9に示すように、同一の透かし値については、Z成分が埋め込まれる色成分を同一のものとし、異なる透かし値に切り替る際に、Z成分が埋め込まれる色成分を異ならせることとしている。これにより、Z成分が埋め込まれた色成分に基づいて、同一の透かし値か否かを判定することができる。Z成分判定部106は、切替判定手段に相当し、透かし値の切り替りを判定することができる。
具体的には、図9においては、フレーム1からフレーム3には、同一の透かし値4が埋め込まれている。そして、いずれのフレームにおいても、RGBそれぞれにX成分、Y成分およびZ成分が埋め込まれている。このように、3つのフレームには、同一の透かし値が埋め込まれているので、Z成分はいずれもBに埋め込まれている。
フレーム4からフレーム6には、各透かし成分が1つずつずれてRGBそれぞれにZ成分、X成分およびY成分の順に埋め込まれている。フレーム7からフレーム9(図示せず)には、さらに各透かし成分が1つずつずれてRGBそれぞれにY成分、Z成分およびX成分の順に埋め込まれている。すなわち、フレーム4において、Z成分の埋め込まれる色がBからRに変化するので、フレーム1からフレーム3とは異なる透かし値が埋め込まれているのがわかる。
さらに、電子透かし検出装置10は、Z成分を埋め込む色を変更する際に、3つの透かし成分を埋め込む色の関係を保持しているものとする。例えば、図9に示す例においては、RGBの配列に対し、X成分、Y成分、Z成分の配列を1成分ずつずらすという配列規則にしたがい、Z成分を埋め込む色を変更していく。このように、Z成分とX成分およびY成分の配置関係を定めておくことにより、電子透かし検出装置10は、Z成分を特定し、Z成分に基づいて、X成分およびY成分を特定することができる。
図10は、実施の形態3にかかる電子透かし検出装置10による電子透かし検出処理を示すフローチャートである。まず、Flgに0をセットする(ステップS200)。次に、動画像中に対象となる次フレームが存在するか否かを調べる(ステップS202)。存在しない場合には(ステップS202,No)、電子透かし検出処理が完了する。
一方、存在する場合には(ステップS202,Yes)、透かし成分抽出部102は、このフレーム中のRGBそれぞれから透かし成分を抽出する(ステップS204)。次に、平均値算出部104は、各色から抽出した透かし成分の平均値を算出する(ステップS206)。次に、Z成分判定部106は、平均値算出部104により算出された平均値が0か否か、すなわち透かし成分がZ成分か否かを判定する(ステップS208)。そして、Z成分が検出された色を認識可能に各透かし成分を透かし成分保持部110に格納する(ステップS210)。
Z成分が抽出されたのがRであり(ステップS212,R)、かつFlgに1がセットされていない場合には(ステップS220,No)、Flgに1をセットする(ステップS222)。次に、透かし値算出部108は、透かし成分保持部110に保持されている各透かし成分から透かし値を算出する(ステップS240)。なお、このとき、先に述べたようにZ成分との関係に基づいて、X成分とY成分を判別する。
ステップS220において、Flgが1であった場合には(ステップS220,Yes)、ステップS240に進む。
Z成分が抽出されたのがGであり(ステップS212,G)、かつFlgに2がセットされていない場合には(ステップS224,No)、Flgに2をセットし(ステップS226)、ステップS240へ進む。ステップS224において、Flgが2であった場合には(ステップS224,Yes)、ステップS240に進む。
Z成分が抽出されたのがBであり(ステップS212,B)、かつFlgに3がセットされていない場合には(ステップS228,No)、Flgに3をセットし(ステップS230)、ステップS240へ進む。ステップS230において、Flgが3であった場合には(ステップS228,Yes)、ステップS240に進む。そして、透かし値が算出されると、ステップS202へ戻り、動画像に含まれる最終フレームまで処理が繰り返される。
このように、RGB各色に透かし値を埋め込んだ場合であっても、同一の透かし値に含まれる各透かし成分を正確に特定することができる。また、同一の透かし値が連続して埋め込まれている場合には、これらを含むフレームにおいて、Z成分が同一色に埋め込まれている。したがって、Z成分が埋め込まれている色成分に基づいて、透かし値の切り替りか否かを判定することができる。
なお、第3の実施の形態にかかる電子透かし検出装置10のこれ以外の構成および処理は、他の実施の形態にかかる電子透かし検出装置10の構成および処理と同様である。
なお、同一の透かし値が複数のフレームに埋め込まれている場合には、透かし成分保持部110は、各透かし値に対応する各透かし成分を保持しておき、複数の透かし値の平均値を透かし値として出力するなど、複数フレームから得られた情報に基づいて、透かし値を算出してもよい。
実施の形態1にかかる電子透かし検出装置10の機能構成を示すブロック図である。 透かし成分の埋め込み順番を説明するための図である。 電子透かし検出装置10による電子透かし検出処理を示すフローチャートである。 フレーム枚数が1/3に間引かれた後の動画像を模式的に示す図である。 実施の形態1に係る電子透かし検出装置10のハードウェア構成を示す図である。 実施の形態2にかかる電子透かし検出装置10の機能構成を示すブロック図である。 差分フレームを説明するための図である。 実施の形態2にかかる電子透かし検出装置10による電子透かし検出処理を示すフローチャートである。 RGBに3つの透かし成分が埋め込まれた動画像を説明するための図である。 実施の形態3にかかる電子透かし検出装置10による電子透かし検出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 電子透かし検出装置
51 CPU
52 ROM
53 RAM
57 通信I/F
62 バス
102 透かし成分抽出部
104 平均値算出部
106 Z成分判定部
108 透かし値算出部
110 透かし成分保持部
111 第1バッファ
112 第2バッファ
113 第3バッファ
120 フレーム間差分算出部
122 分散値算出部

Claims (12)

  1. 位相不変量が透かし値として埋め込まれた動画像から前記透かし値を検出する電子透かし検出装置であって、
    予め定められた配列規則にしたがい配列された複数の異なる透かし成分を含む前記透かし値が埋め込まれた前記動画像から各透かし成分を抽出する透かし成分抽出手段と、
    前記透かし成分抽出手段が抽出した前記透かし成分に含まれる画素ごとの成分値の平均値を算出する平均値算出手段と、
    前記平均値算出手段が算出した前記平均値に基づいて、前記透かし成分が前記透かし値に含まれる複数の透かし成分のうち、同一の前記透かし値に含まれる複数の透かし成分の配列単位を特定する際に利用すべき特定透かし成分か否かを判定する特定透かし成分判定手段と、
    前記特定透かし成分判定手段により判定された前記特定透かし成分と、前記配列規則とに基づいて、前記特定透かし成分以外の透かし成分を特定する透かし成分特定手段と、
    前記特定透かし成分判定手段が判定した前記特定透かし成分と、前記透かし成分特定手段が特定した前記特定透かし成分以外の透かし成分とに基づいて、前記透かし値を算出する透かし値算出手段と
    を備えたことを特徴とする電子透かし検出装置。
  2. 前記透かし成分抽出手段は、複数の前記透かし成分を抽出し、
    前記特定透かし成分判定手段は、前記平均値算出手段が算出した前記平均値が他の透かし成分の前記平均値と異なる透かし成分を、前記特定透かし成分であると判定することを特徴とする請求項1に記載の電子透かし検出装置。
  3. 前記特定透かし成分判定手段は、前記平均値算出手段が算出した前記平均値が0以外の値となる前記透かし成分を、前記特定透かし成分であると判定することを特徴とする請求項2に記載の電子透かし検出装置。
  4. 前記動画像に含まれるフレームには、前記位相不変量をホモトピー類とした前記透かし値が埋め込まれており、かつ当該透かし値には、前記透かし成分としてX成分、Y成分およびZ成分が含まれており、
    前記特定透かし成分判定手段は、前記Z成分を前記特定透かし成分として判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子透かし検出装置。
  5. 前記X成分が埋め込まれる領域と前記Z成分が埋め込まれる領域との関係およびY成分が埋め込まれる領域と前記Z成分が埋め込まれる領域との関係が予め定められており、
    前記透かし成分特定手段は、前記特定透かし成分判定手段が前記特定透かし成分と判定した前記Z成分と、前記X成分が埋め込まれる領域と前記Z成分が埋め込まれる領域との関係と、Y成分が埋め込まれる領域と前記Z成分が埋め込まれる領域との関係とに基づいて、前記X成分および前記Y成分を特定することを特徴とする請求項4に記載の電子透かし検出装置。
  6. 前記複数の透かし成分は、それぞれ前記動画像に含まれる各フレームに埋め込まれており、
    前記透かし成分抽出手段は、前記動画像に含まれる各フレームから前記透かし成分を抽出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子透かし検出装置。
  7. 各フレームの差分フレームを算出する差分フレーム算出手段と、
    前記差分フレーム算出手段により算出された前記差分フレームに含まれる画素ごとの前記成分値の分散値を計算する分散値算出手段と、
    前記透かし成分抽出手段は、前記分散値算出手段により算出された前記分散値に基づいて、前記差分フレームに前記透かし成分が埋め込まれているか否か判定する透かし成分有無判定手段と
    をさらに備え、
    前記透かし成分抽出手段は、前記透かし成分有無判定手段が前記透かし成分が含まれていると判定した前記差分フレームから前記透かし成分を抽出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子透かし検出装置。
  8. 前記動画像中に含まれる各フレーム中の複数の埋込領域それぞれに透かし成分が埋め込まれており、
    前記透かし成分抽出手段は、各埋込領域から前記透かし成分を抽出することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電子透かし検出装置。
  9. 前記透かし成分は、前記動画像に含まれる各色成分に埋め込まれており、
    前記平均値算出手段は、前記透かし成分に含まれる画素ごとの成分値の平均値として、前記色成分の平均値を算出し、
    前記特定透かし成分判定手段は、前記動画像中に含まれるいずれかの色成分を前記特定透かし成分と判定し、
    前記透かし成分抽出手段は、前記動画像中の前記特定透かし成分以外の色成分を前記透かし成分として抽出することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電子透かし検出装置。
  10. 同一の前記透かし値が複数のフレームに埋め込まれ、当該複数のフレームにおいては、前記透かし値に含まれる前記特定透かし成分は、同一の色成分に埋め込まれており、
    前記特定透かし成分判定手段により前記特定透かし成分と判定された前記色成分に基づいて、前記透かし値の切り替りを判定する切替判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の電子透かし検出装置。
  11. 位相不変量が透かし値として埋め込まれた動画像から前記透かし値を検出する電子透かし検出方法であって、
    予め定められた配列規則にしたがい配列された複数の異なる透かし成分を含む前記透かし値が埋め込まれた前記動画像から各透かし成分を抽出する透かし成分抽出ステップと、
    前記透かし成分抽出ステップにおいて抽出された前記透かし成分に含まれる画素ごとの成分値の平均値を算出する平均値算出ステップと、
    前記平均値算出ステップにより算出された前記平均値に基づいて、前記透かし成分が前記透かし値に含まれる複数の透かし成分のうち、同一の前記透かし値に含まれる複数の透かし成分の配列単位を特定する際に利用すべき特定透かし成分か否かを判定する特定透かし成分判定ステップと、
    前記特定透かし成分判定ステップにより判定された前記特定透かし成分と、前記配列規則とに基づいて、前記特定透かし成分以外の透かし成分を特定する透かし成分特定ステップと、
    前記特定透かし成分判定ステップにおいて判定した前記特定透かし成分と、前記透かし成分特定ステップにおいて特定した前記特定透かし成分以外の透かし成分とに基づいて、前記透かし値を算出する透かし値算出ステップと
    を有することを特徴とする電子透かし検出方法。
  12. 位相不変量が透かし値として埋め込まれた動画像から前記透かし値を検出する電子透かし検出処理をコンピュータに実行させる電子透かし検出プログラムであって、
    予め定められた配列規則にしたがい配列された複数の異なる透かし成分を含む前記透かし値が埋め込まれた前記動画像から各透かし成分を抽出する透かし成分抽出ステップと、
    前記透かし成分抽出ステップにおいて抽出された前記透かし成分に含まれる画素ごとの成分値の平均値を算出する平均値算出ステップと、
    前記平均値算出ステップにより算出された前記平均値に基づいて、前記透かし成分が前記透かし値に含まれる複数の透かし成分のうち、同一の前記透かし値に含まれる複数の透かし成分の配列単位を特定する際に利用すべき特定透かし成分か否かを判定する特定透かし成分判定ステップと、
    前記特定透かし成分判定ステップにより判定された前記特定透かし成分と、前記配列規則とに基づいて、前記特定透かし成分以外の透かし成分を特定する透かし成分特定ステップと、
    前記特定透かし成分判定ステップにおいて判定した前記特定透かし成分と、前記透かし成分特定ステップにおいて特定した前記特定透かし成分以外の透かし成分とに基づいて、前記透かし値を算出する透かし値算出ステップと
    を有することを特徴とする電子透かし検出プログラム。
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