JP4397192B2 - 循環式浴槽の吸水口構造 - Google Patents

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Description

この発明は、循環式浴槽における吸水口構造に関するものである。
ジェットバス等の循環式浴槽の吸水口部の構造としては、吸水口フランジの開口部にフィルターを備え、その外側に吸水口カバーを備えたものがあり、フィルターや吸水口カバーは、循環流量の制約とならないように、取り付け保持するための機構部を除いて、できるだけ開口面積を大きくとる形状となっている。
例えば、特許文献1では、フィルターをお椀状にすることで開口面積を大きくしている。
また、特許文献2では、フィルター部材を円筒形状とし、その側面にフィルター部を備えて開口面積を大きくしている。
また、特許文献3においては、フィルター部材は、吸水口フランジの開口内部よりも浴槽側に突出させ、吸水口フランジの開口部よりも外径を大きくすることで、開口面積を大きくしている。
特開平8−228945号公報 実開平6−21634号公報 特開2002−336150号公報
このように従来では、限られた空間内で、できるだけ開口面積を大きくして、フィルター部材が循環流量の制約となりにくいように構成しており、そのため、吸水口カバーの開口が、例えば髪の毛等で覆われた場合に、閉塞率が低くても、吸水口カバーの開口が循環流量の制約となり、流速が高まって、髪の毛の吸水口カバーへの吸着力が大きくなりやすいという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、吸水口カバーから髪の毛を軽い力で引き剥がすことができる循環式浴槽の吸水口構造を提供せんとするものであり、請求項1は、浴槽に形成された開口を、パッキン材を介して浴槽内側からの吸水口フランジと、浴槽外側からの吸水口ボディで挟み込んで覆い、前記吸水口フランジの側に吸水口カバーを取り付けるとともに、該吸水口カバーの下流側近傍に流量調整部材を備えた循環式浴槽の吸水口構造において、前記吸水口カバーは、球面状の曲面をなし中央を除く全面に多数の小孔が形成されてなり、前記流量調整部材は、中央部分に流量を調整するための閉塞部を有し、その周囲にフィルター性能を有した開口部をリング状に備えて、その開口面積は、少なくとも前記吸水口カバーの開口面積の2/3以下に設定されていることである。
また、請求項2は、前記流量調整部材と前記吸水口カバーの中間に、流量調整部材よりも開口面積が大きいフィルター部材を備えたことである。
また、請求項3は、前記吸水口カバーの閉塞状態によって変化する物理量を検知し得る検知手段を設け、該検知手段を介し所定の閉塞があると判断された場合には循環ポンプを停止させるように構成したことである。
本発明では、流量調整部材は吸水口カバーの下流側近傍にあり、開口面積が吸水口カバーよりも小さいため、吸水口カバーが流量制約となりにくく、吸水口カバーが髪の毛で少し覆われたりしても、吸水口カバーへの吸着力はあまり大きくならないため、使用中に吸水口カバーに髪の毛等が貼り付いた場合でも、その時点で髪の毛を動かせば、引き剥がしやすいものとなる。
また、吸水口カバーは球面状であるため、髪の毛を軽い力で容易に吸水口カバーから引き剥がすことができる。
なお、吸水口カバーには、中央を除く全面に多数の小孔が形成されているため、十分な開口面積が確保されており、流速も速くならず、吸引力も小さいものとなる。
なお、循環ポンプの性能に合わせて、流量調整部材の開口面積の設定を変え、吸水口カバーへの吸着力があまり大きくならないように設定できるものである。
また、流量調整部材は、閉塞部が中央にあり、その周囲は開口部のため、浴槽水を排水した場合も、リング状の開口部から水が良好に抜け、吸水口部から循環ポンプまでの配管内への残留水が少なくなる。
従って、残留水が内部で腐ったりして、次回使用時に汚水が混入したり、「ぬめり」が発生しにくいものとなる。
また、浴槽に湯張りを行う場合も、吸水口部に達した水が、リング状の開口部から、配管内,循環ポンプ内に入り込みやすいため、エアーの噛み込み(混入)による作動不良が起こりにくいものとなる。
また、流量調整部材の開口部はフィルター性能を有しているため、もしも吸水口カバーを外した状態で運転された場合も、流量調整部材の開口部のフィルターにより大きなゴミや髪の毛は捕獲でき、また、髪の毛が吸い寄せられた場合も配管内まで吸い込まれることがない。
また、流量調整部材と吸水口カバーの中間に、流量調整部材よりも開口面積が大きいフィルター部材を備えたことにより、フィルター部材でゴミ等を捕獲でき、フィルター部材は開口面積が大きいため、目詰まりしにくく、掃除等のメンテナンスも楽であり、フィルター部材でゴミ等を良好に捕獲できるため、循環ポンプが故障したり、流量調整部材の開口部のフィルターが目詰まりをすることもなくなる。
また、吸水口カバーの閉塞状態によって変化する物理量を検知し得る検知手段を設け、検知手段を介し所定の閉塞があると判断された場合には循環ポンプを停止させるように構成したことにより、例えば、吸水口カバーの閉塞状態を、圧力,流量,ポンプの回転数等の物理量で検知して、所定以上の閉塞があると判断された場合は、循環ポンプを停止させて安全性を確保することができるものとなる。
即ち、吸水口カバーに少しの閉塞がある場合は、吸着力が低いため髪の毛等を剥がしやすいが、それ以上の閉塞があれば吸着力が強くなるため、循環ポンプを停止させて安全性を確保するのである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、循環式浴槽の概略構成図であり、浴槽1には、吸水口2と噴出口3が設けられており、この吸水口2と噴出口3間は循環路4で結ばれており、循環路4の途中には循環ポンプ5が設けられて、この循環ポンプ5が作動することにより、吸水口2から浴槽1内の湯を循環路4内に吸い込んで、再び噴出口3から浴槽1内に湯を噴出させることができるように構成されている。
循環路4内の循環ポンプ5の例えば下流側には圧力センサー6が設けられて、この圧力センサー6により、循環路4内の圧力変化が検知された場合、即ち、吸水口2が髪の毛やタオル等で塞がれた場合に、所定以上の閉塞状態である場合には、循環ポンプ5を停止させて安全性を確保できるように構成されている。
なお、循環ポンプ5の下流側に圧力センサー6を設けた場合には、吸水口2が髪の毛等で閉塞された場合は、圧力が低下するため、この圧力低下を良好に検知することができるものである。
また、循環ポンプ5の上流側の循環路4内に圧力センサー6を設けても良く、この場合には、吸水口2の閉塞により循環路4内の負圧が大となるため、この圧力変化を良好に検知することができるものである。
なお、その他、循環路4内の流量の変化を検知する流量センサーを設けることにより、吸水口2の閉塞状態を検知する構成としても良く、また、循環ポンプ5の回転数を検知して、吸水口2の閉塞状態を検知する構成としても良い。
この吸水口2は、図2の縦断面拡大図で示すような部材が組み付けられて構成されている。
なお、図3には、吸水口2を構成する部材の分解斜視図を示している。
浴槽の壁1には、所定位置に開口1aが貫通状に形成されており、この開口1aに対し、浴槽の内側から吸水口フランジ7が差し込まれて、浴槽壁1の裏側に吸水口フランジ7が貫通され、この吸水口フランジ7に対し、浴槽壁1の外側から吸水口ボディ15を締め付けて、吸水口フランジ7が浴槽壁1に固設されるものであり、この吸水口フランジ7に対し、浴槽内側から吸水口カバー8が取り付けられている。
先ず、吸水口フランジ7を、図4および図5に拡大して示し、その構成を説明する。
図4は、吸水口フランジ7の縦断面拡大構成図(図4は図5のA−A線断面を示す)であり、図5は、吸水口フランジ7の正面構成図である。
吸水口フランジ7は、横方向に貫通する開口71bを形成する筒状の筒状部71を有し、この筒状部71の外周には、吸水口ボディ15を連結するための連結用雄ネジ部71aが形成されている。
また、筒状部71の図示左部位には、開口71b内に板状のリブ72が、上方側から下方に向かって垂設されており、このリブ72の上部および下部には、それぞれネジ用下孔72a,72aが横方向に貫通状に形成されている。
このリブ72より図示左側の筒状部71の左端には、アール部71dが形成され、このアール部71dとリブ72間には、凹み状に取付凹部71cが形成されており、この取付凹部71c内に、流量調整部材9と、フィルター部材11を取り付けできるように構成されている。
また、筒状部71の図示左端のアール部71dから、外側へ90°に突出してフランジ部73が一体形成されており、このフランジ部73は、スリップワッシャー12およびL型パッキン13を介在させて、浴槽壁1の内面に当接されるものである。
このフランジ部73の外周付近に、直交状に立上部74が全周に亘って図示左側に向かい一体状に立ち上げ形成されており、この立上部74は筒状部71と平行状に形成されている。
この立上部74の外周には、雄ネジ部74aが形成され、この雄ネジ部74aよりもフランジ部73側の外周には、凹み状にOリング溝74bが形成されており、このOリング溝74bには、OリングOを嵌め込むことができるように構成されている。
また、フランジ部73から外側へ突出して鍔部75が一体形成されており、この鍔部75は、立上部74の根本から更に吸水口カバー8の円筒側面部82の外径寸法まで外側へ延長させたものである。
次に、吸水口カバー8を、図6に拡大縦断面構成図で示し説明する。
吸水口カバー8は、球面状の曲面に形成された底壁部81の外周に、横方向へ向かって円筒側面部82が一体形成されて、全体として有底円筒形状に形成されており、底壁部81には、全面に亘って横方向に貫通する多数の小孔83が形成され、この小孔83は、底壁部81のみに形成されて、円筒側面部82には形成されていない。なお、この多数の小孔82が、フィルターを構成するとともに、大きな開口面積を確保している。
また、円筒側面部82の内周面には、雌ネジ部82aが底壁部81側に形成されており、雌ネジ部82aの図示右側の円筒側面部82の内周には、OリングOの外周に当接し得るOリング当接面82bが形成されており、Oリング当接面82bの図示右端の、円筒側面部82の端面には、平らな当接端面82cが形成されている。
この吸水口カバー8の雌ネジ部82aを、吸水口フランジ7の雄ネジ部74aに螺合させて、吸水口フランジ7に対し吸水口カバー8をねじ込み、吸水口カバー8を着脱可能に取り付けすることができるものであり、吸水口フランジ7に対し吸水口カバー8をねじ込んだ際に、吸水口カバー8の当接端面82cが吸水口フランジ7の鍔部75に全周に亘って当接するように構成されており、この状態では、Oリング溝74bに装着されているOリングOの外周にOリング当接面82bが当接するものである。
なお、雄ネジ部74aに雌ネジ部82aが引っ掛かり始めたねじ込み初期から、少なくとも吸水口カバー8を90°回転させる時点までは、Oリング当接面82bがOリングOに当接しないように設定されている。
即ち、雄ネジ部74aに雌ネジ部82aがしっかりと引っ掛かるまでは、OリングOにOリング当接面82bが当接せず、Oリングによる摺動抵抗が発生しないように構成されている。
このように、Oリングに当たるとねじ込み難くなるため、確実に吸水口カバー8をねじ込みできるように設定されており、ねじ込み作業がし易く、無理にねじ込んでネジ山を潰すことのないように設定されている。
なお、更には、吸水口カバー8の当接端面82cと、吸水口フランジ7の鍔部75との隙間が1mm以下の状態では、Oリング当接面82bがOリングOの外周に当接状態を維持するように設定されている。
即ち、1mm以下の隙間が生じても、OリングOによりシールが成されているため、この隙間内に髪の毛等が吸い込まれることはない。
なお、Oリング当接面82bと鍔部75との間に、1mm程度の隙間が生じていれば、吸水口カバー8が緩んでいることを目で十分確認することができ、使用者は吸水口カバー8の円筒側面部82に手を掛けて締め付け、Oリング当接面82bを確実に吸水口フランジ7の鍔部75に当接させて、確実なシール性を確保することができるものとなる。
例えば、子供のいたずら等で吸水口カバー8が緩んだ時には、Oリング当接面82bと鍔部75間に生ずる隙間を、視覚的に良好に確認でき、すぐ締め付ける作業を行うことができる。
なお、締め付け直した状態では、OリングOによるシールと、当接端面82cと鍔部75が全周に亘って当接することで、確実なシール性が確保されるため、髪の毛やタオル等が吸い込まれることはない。
また、OリングOの外周にOリング当接面82bが当接する構造であり、OリングOには押し潰し力は作用しないために、OリングOがへたることがなく、Oリングの耐久性も高められるものとなる。
また、吸水口カバー8はねじ込み式であるため、使用者にとっては分かり易く、着脱し易いものとなり、当接端面82cを吸水口フランジ7の鍔部75に当接させて、確実なシール性を確保できるものとなる。
なお、吸水口カバー8の底壁部81は球面状の曲面であるため、人の手などで多数の小孔83全部を覆うことは難しいが、髪の毛やタオルは乱れることなく、多数の小孔83に貼り付き、円筒側面部82には開口がないため、円筒側面部82には貼り付かないものとなる。
なお、髪の毛やタオルが乱れることなく、底壁部81に貼り付くことで、前述した如く、吸水口2が良好に閉塞され、これにより循環ポンプ5が運転を良好に停止し、髪の毛やタオルの吸い込みが停止され、しかも底壁部81は球面状であるため、髪の毛やタオルを真上方向に軽い力で引き上げて、底壁部81から引き剥がすことができ、髪の毛やタオルを引っ張って容易に吸水口カバー8から引き剥がすことができ、安全性が向上したものとなっている。
なお、多数の小孔83は、底壁部81の全面に開口されているため、十分な開口面積が確保されており、通常運転時に流速も速くならず、吸引力も小さいものとなる。
なお、吸水口フランジ7の筒状部71を、浴槽壁1の開口1aを通して外側に配置させ、浴槽の外側から吸水口ボディ15を締め付けるが、吸水口ボディ15は、大径部15aの図示左端に、外側へ突出する鍔部15bが一体形成され、この鍔部15bの内周側には、雌ネジ15cが形成されている。また、大径部15aの右端には、連続して小径部15dが形成されている。
この吸水口ボディ15の雌ネジ15cを、吸水口フランジ7の連結用雄ネジ部71aに螺合させて締め付けてゆくが、この時に、浴槽壁1と吸水口ボディ15の鍔部15b間に三角パッキン14を介在させておき、また、浴槽壁1と吸水口フランジ7のフランジ部73間には、スリップワッシャー12とL型パッキン13を介在させておき、このL型パッキン13と三角パッキン14で、確実に浴槽壁の開口1aを塞ぐことができるものである。
即ち、L型パッキン13は、吸水口フランジ7のフランジ部73と浴槽壁1間に挟まれ、また、三角パッキン14は、吸水口ボディ15の鍔部15bと浴槽壁1間に挟まれて、良好なシール性が確保されるものである。
次に、前述した吸水口フランジ7の取付凹部71c内に取り付けられる流量調整部材9を、図7および図8で拡大して説明する。
なお、図7は、図8(正面図)におけるC−C線断面図である。
流量調整部材9は、内側に段部91aを形成した外周リング部91を有し、この外周リング部91の内側には、対向状に2個のネジ通し孔92,92が形成されている。
また、中央部の閉塞部93には、図示左方向へ突出するリング状の立上リング部94が一体形成されており、この立上リング部94内には、嵌合凹部95が形成されている。
閉塞部93と外周リング部91間は、リング状に開口された開口フィルター部96となっており、ここには、例えば、0.5mm程度のステンレス線材の10メッシュ程度の網が張設されている。
この流量調整部材9は、吸水口フランジ7の取付凹部71c内に嵌め込まれ、ネジ通し孔92,92にそれぞれタッピングネジ10,10を通し、このタッピングネジ10,10を、それぞれ、吸水口フランジ7のネジ用下孔72a,72a内にネジを切りながら締め付けてゆくことで、タッピングネジ10,10を介して、流量調整部材9は吸水口フランジ7の取付凹部71c内に固定状に取り付けられるものである。
この流量調整部材9の開口フィルター部96の開口面積は、吸水口カバー8の開口面積の2/3以下に設定されており、流量調整部材9は吸水口カバー8の下流側近傍にあり、開口面積が吸水口カバー8よりも小さいため、吸水口カバー8が流量制約となりにくく、吸水口カバー8が髪の毛で少し覆われたりしても、吸水口カバー8への吸着力はあまり大きくならないように設定されている。
また、流量調整部材9は、中央部分に流量を調整するための閉塞部93を有し、その周囲にフィルター性能を有した開口フィルター部96をリング状に備えていることにより、浴槽水を排水した場合も、リング状の開口フィルター部96から水が良好に抜け、吸水口2から循環ポンプ5までの配管4内の残留水が少なくなるものである。
また、浴槽に湯張りを行う場合も、吸水口2に達した水が、リング状の開口フィルター部96から、配管4内,循環ポンプ5内に入り込みやすいため、エアーの噛み込み(混入)による作動不良が起こりにくいものとなる。
また、流量調整部材9の開口フィルター部96はフィルター性能を有しているため、もしも吸水口カバー8を外した状態で運転された場合も、大きなゴミや髪の毛は捕獲でき、また、髪の毛が吸い寄せられた場合も配管4内まで吸い込まれることがないものである。。
次に、フィルター部材11を、図9および図10に拡大して示す。なお、図9は、図10(正面図)におけるB−B線断面を示すものである。
このフィルター部材11は、外周リング部111の外周端部には、アール111aが形成されており、フィルター部材11の中央部には、図示左側へ突出して、指で摘まむことのできる摘み突部112が設けられ、この摘み突部112の外周には、外側へ突出して鍔リング部113が形成されて、更に鍔リング部113から図示右側に突出して、差込部114が摘み突部112と連続状に形成されている。
また、鍔リング部113と外周リング部111の内周間には、網部115が張設されている。
このフィルター部材11の差込部114を、前記流量調整部材9の嵌合凹部95内に差し込み、しかも、フィルター部材11の外周リング部111を、吸水口フランジ7の取付凹部71cの内面に嵌合させて、摩擦力で取付凹部71c内にフィルター部材11を着脱可能に固定できるように構成されている。
このように、吸水口フランジ7の取付凹部71c内に、流量調整部材9を固定状に取り付け、更に、フィルター部材11を着脱可能に取り付けた後に、吸水口フランジ7には、前述した吸水口カバー8が、ネジを介し着脱可能に取り付けられるものである。
このように本例では、流量調整部材9と吸水口カバー8の中間に、流量調整部材9よりも開口面積が大きいフィルター部材11を備えたことにより、フィルター部材11でゴミ等を捕獲でき、フィルター部材11は開口面積が大きいため、目詰まりしにくく、掃除等のメンテナンスも楽であり、フィルター部材11でゴミ等を良好に捕獲できるため、循環ポンプ5が故障したり、流量調整部材9の開口フィルター部96の網が目詰まりをすることもなくなる。
循環式浴槽の要部概略構成図である。 吸水口の構成部材の組付状態の縦断面拡大構成図である。 吸水口の構成部材の分解斜視図である。 吸水口フランジの縦断面拡大構成図(図5のA−A線断面図)である。 吸水口フランジの正面構成図である。 吸水口カバーの縦断面拡大構成図である。 流量調整部材の縦断面拡大構成図(図8のC−C線断面図)である。 流量調整部材の正面構成図である。 フィルター部材の縦断面拡大構成図(図10のB−B線断面図)である。 フィルター部材の正面拡大構成図である。
1 浴槽(浴槽壁)
2 吸水口
3 噴出口
4 循環路
5 循環ポンプ
6 圧力センサー
7 吸水口フランジ
8 吸水口カバー
9 流量調整部材
10 タッピングネジ
11 フィルター部材
12 スリップワッシャー
13 L型パッキン
14 三角パッキン
15 吸水口ボディ
15a 大径部
15b 鍔部
15c 雌ネジ部
15d 小径部
71 筒状部
71a 連結用雄ネジ部
71b 開口部
71c 取付凹部
72 リブ
72a ネジ用下孔
73 フランジ部
74 立上部
74a 雄ネジ部
74b Oリング溝
75 鍔部
81 底壁部
82 円筒側面部
82a 雌ネジ部
82b Oリング当接面
82c 当接端面
83 小孔
91 外周リング部
92 ネジ通し孔
93 閉塞部
94 立上リング部
95 嵌合凹部
96 開口フィルター部
111 外周リング部
112 摘み突部
113 鍔リング部
114 差込部
115 網部

Claims (3)

  1. 浴槽に形成された開口を、パッキン材を介して浴槽内側からの吸水口フランジと、浴槽外側からの吸水口ボディで挟み込んで覆い、前記吸水口フランジの側に吸水口カバーを取り付けるとともに、該吸水口カバーの下流側近傍に流量調整部材を備えた循環式浴槽の吸水口構造において、
    前記吸水口カバーは、球面状の曲面をなし中央を除く全面に多数の小孔が形成されてなり、
    前記流量調整部材は、中央部分に流量を調整するための閉塞部を有し、その周囲にフィルター性能を有した開口部をリング状に備えて、その開口面積は、少なくとも前記吸水口カバーの開口面積の2/3以下に設定されている
    ことを特徴とする循環式浴槽の吸水口構造。
  2. 前記流量調整部材と前記吸水口カバーの中間に、流量調整部材よりも開口面積が大きいフィルター部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の循環式浴槽の吸水口構造。
  3. 前記吸水口カバーの閉塞状態によって変化する物理量を検知し得る検知手段を設け、該検知手段を介し所定の閉塞があると判断された場合には循環ポンプを停止させるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の循環式浴槽の吸水口構造。
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