JP4396090B2 - 帯電装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電ロール等の帯電部材を用いて像担持体や中間転写体を帯電させる帯電装置等に係り、特に、この帯電部材表面に付着した異物を除去する機能を備えた帯電装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真方式を用いたプリンタや複写機などの画像形成装置では、感光体ドラム等の像担持体上に静電潜像を形成するために、像担持体を予め所定の電位に帯電する帯電装置が用いられている。また、中間転写ベルトなどの中間転写体を用いたタイプの画像形成装置では、像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体に一次転写するために中間転写体を帯電する帯電装置が用いられる。
【0003】
この種の帯電装置として、近年、帯電ロールを用いた接触型帯電装置が種々提案され、また、実用化されてきている。帯電ロールを用いた接触型帯電装置では、像担持体の表面に弾性ロールを接触するように配置し、この帯電ロールにバイアス電圧を印加してその接触部近傍において帯電を行うものがある。このような接触型帯電装置は、コロナ放電を利用するコロトロン等の非接触型帯電装置と比較して、オゾンや窒素酸化物等の放電生成物が生成されにくく、また、帯電装置自体を小型化できるという利点がある。一方、帯電ロールは像担持体に接触して配置されることから、像担持体に付着した残トナー、埃、紙粉等の異物が帯電ロールに転移して付着しやすくなる。このため、このような異物が付着した部位の帯電性能の変動に伴って異常放電や不安定な放電が発生し、カブリなどの画質欠陥が発生しやすくなるという問題があった。
【0004】
このような問題を解決するため、帯電ロールの表面にクリーニングブレード等のクリーナを押し付け、帯電ロールに付着した異物を取り除くようにした技術が提案されている。また、帯電ロールのクリーニングに関しては、例えば、像担持体上に形成される画像の画素数を計数し、その累積値が予め決められた所定の値に到達したタイミングで帯電ロールのクリーニングを実行させるもの(特許文献1参照)や、周囲の温度・湿度に基づいて、所定のタイミングで帯電ロールのクリーニングを実行させるもの(特許文献2参照)が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−116610号公報(第4頁−第8頁、図1)
【特許文献2】
特開平11−65241号公報(第4頁−第6頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように構成した場合には、帯電ロールに付着した異物がクリーナによって除去されずに残ることがあり、異常放電や不安定な放電の発生を抑制できないという技術的課題については、これら特許文献1や2に記載の発明では触れられていなかった。また、状況によっては、帯電ロールが早く劣化してしまい、本来予定していた寿命よりも短寿命化してしまうという技術的課題がみられた。
【0007】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、帯電部材を適切にクリーニングすると共に、帯電部材の寿命を長期化することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的のもと、本発明では、帯電部材の清掃を行うための閾値を一定とするのではなく、帯電部材が接触する像担持体の使用状況に応じて変更することで、適切なクリーニングを行うと共に、帯電部材の寿命の長期化を達成するようにした。
すなわち、本発明の帯電装置は、回動可能に配設される像担持体に対し回動可能に接触配置され、像担持体を帯電する帯電部材と、帯電部材に対して接離自在に配設され、所定の閾値に達したタイミング毎に帯電部材に接触して帯電部材の表面を清掃する清掃部材とを含み、像担持体の使用状況に応じて、閾値を変更することを特徴としている。
【0009】
ここで、閾値は、清掃部材により帯電部材の表面が清掃された後で像担持体に形成された画像の画素数の累積値、清掃部材により帯電部材が清掃された後における像担持体の回転数の累積値、像担持体によって形成され且つ記録媒体にプリントされたプリント枚数の累積値、のうちの少なくともいずれか一つに対応することを特徴とすることができ、像担持体の使用状況が連続して同じ傾向を示した場合に変更されることを特徴とすることができる。また、像担持体の使用状況は、清掃部材により帯電部材が清掃された後における像担持体の回転数の累積値と像担持体によって形成され且つ記録媒体にプリントされたプリント枚数の累積値との相関関係に基づいて決定されることを特徴とすることができ、像担持体の周囲の温度および湿度に基づいて決定されることを特徴とすることができる。
【0010】
また、本発明の画像形成装置は、複数の像担持体と、複数の像担持体に対してそれぞれ回転可能に接触配置され、像担持体を帯電する複数の帯電手段と、複数の帯電手段に対してそれぞれ接離自在に配設され、帯電手段に接触した場合に帯電手段の表面を清掃する清掃手段と、像担持体に形成される画像の画素数の累積値を計数する画素数計数手段と、画素数計数手段により計数された画素数の累積値が所定の画素数閾値を越えた場合に、清掃手段による帯電手段の清掃を実行させる清掃実行手段と、像担持体の回転数の累積値と像担持体によって形成され且つ記録媒体にプリントされたプリント枚数の累積値との相関関係に基づいて、清掃実行手段による清掃実行基準となる画素数閾値を変更する画素数閾値変更手段とを備えることを特徴としている。
【0011】
ここで、画素数閾値変更手段は、清掃手段により帯電手段が清掃された後における像担持体の回転数の累積値とプリント枚数の累積値との比に基づいて、画素数閾値を変更することを特徴とすることができる。そして、この場合には、画素数閾値変更手段は、像担持体の回転数の累積値とプリント枚数の累積値との比が所定の設定値を下回った場合に、画素数閾値を高くすること、あるいは、像担持体の回転数の累積値とプリント枚数の累積値との比が所定の設定値を上回った場合に、画素数閾値を低くすること、を特徴とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
―実施の形態1―
図1は実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示した図であり、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタを示している。図1に示す画像形成装置は、本体1に、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系10、記録用紙(シート)を搬送するシート搬送系40、例えばパーソナルコンピュータや画像読み取り装置等に接続され、受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理系であるIPS(Image Processing System)50とを備えている。
【0013】
画像プロセス系10は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置される、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K、この画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト21上に多重転写させる転写ユニット20、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対してレーザ光を照射する光学系ユニットであるROS(Raster Output Scanner)30を備えている。また本体1には、転写ユニット20によって二次転写された記録用紙(シート)上の画像を、熱および圧力を用いて記録用紙に定着させる定着器29を備えている。更に、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ19Y,19M,19C,19Kが設けられている。
【0014】
転写ユニット20は、中間転写体である中間転写ベルト21を駆動するドライブロール22、中間転写ベルト21に一定のテンションを付与するテンションロール23、重畳された各色のトナー像を記録用紙に二次転写するためのバックアップロール24、中間転写ベルト21上に存在する残留トナー等を除去するクリーニング装置25を備えている。中間転写ベルト21は、このドライブロール22とテンションロール23およびバックアップロール24との間に一定のテンションで掛け回されており、定速性に優れた専用の駆動モータ(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール22により、矢印方向に所定の速度で循環駆動される。この中間転写ベルト21は、例えば、チャージアップを起こさないベルト素材(ゴムまたは樹脂)にて抵抗調整されたものが使用されている。クリーニング装置25は、クリーニングブラシ25aおよびクリーニングブレード25bを備えており、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト21の表面から残留トナーや紙粉等を除去して、次の画像形成プロセスに備えるように構成されている。
【0015】
ROS30は、図示しない半導体レーザ、変調器の他、半導体レーザから出射されたレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)を偏向走査するポリゴンミラー31を備えている。図1に示す例では、ROS30は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの下方に備えられることから、トナー等の落下による汚損の危険性を有している。そこで、ROS30は、各構成部材を密閉するための直方体状のフレーム32を設け、また、レーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)が通過するガラス製のウィンドウ33をこのフレーム32の上方に設けて、走査露光と共にシールド効果を高めるように構成されている。
【0016】
シート搬送系40は、画像が記録される記録用紙(シート)を積載して供給する給紙装置41、給紙装置41から記録用紙を取り上げて供給するナジャーロール42、ナジャーロール42から供給された記録用紙を1枚ずつ分離して搬送するフィードロール43、フィードロール43により1枚ずつに分離された記録用紙を画像転写部に向けて搬送する搬送路44を備えている。また、搬送路44を介して搬送された記録用紙に対し、二次転写位置に向けてタイミングを合わせて搬送するレジストロール45、二次転写位置に設けられバックアップロール24に圧接して記録用紙上に画像を二次転写する二次転写ロール46を備えている。更に、定着器29によってトナー画像が定着された記録用紙を本体1の機外に排出する排出ロール47、排出ロール47によって排出された記録用紙を積載する排出トレイ48を有する。また、定着器29によって定着された記録用紙を反転させて両面記録を可能とする両面用搬送ユニット49を備えている。
【0017】
次に、画像プロセス系10における画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kについて詳述する。
図2は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの構成を説明するための図であり、ここでは、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Yとマゼンタ(M)の画像形成ユニット11Mとが示されている。他の画像形成ユニット11C,11Kもほぼ同様に構成されている。
【0018】
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、トナー像を担持させる像担持体としての感光体ドラム12、帯電ロール13aを用いて感光体ドラム12を帯電させる帯電器13、帯電器13によって帯電され、ROS30からのレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)によって感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像ロール14aによって現像する現像器14、中間転写ベルト21を挟んで感光体ドラム12に対向して設けられ、感光体ドラム12上に現像されたトナー像を中間転写ベルト21上に転写する一次転写ロール15、転写後に感光体ドラム12上に残った残留トナーを除去するクリーニング装置16を備えている。これらのうち、帯電器13の詳細については後述する。
【0019】
尚、本実施の形態では、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12、帯電器13、およびクリーニング装置16を一体化し、カートリッジ化することで、画像形成装置の本体1からこのカートリッジだけを取り外し、また、カートリッジだけを本体1に対して取り付け可能に構成されている。そして、この各々のカートリッジには、不揮発性メモリ(図示せず)が搭載されている。この不揮発性メモリには、例えば、感光体ドラム12の回転数、高圧電圧印加時間、プリント枚数など、所定の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにて、そのカートリッジが装着された際の、各々のカートリッジ使用履歴情報が格納されている。これらのカートリッジは、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの間で差し替えて用いることもできる。各々のカートリッジに夫々不揮発性メモリが搭載されていることにより、カートリッジが異なるユニットで用いられた場合であっても、トータルとしての自らの使用履歴情報を、カートリッジ自らが保存することができる。その結果、カートリッジ毎に、例えば、正しい寿命を判断することができる。
【0020】
次に、帯電器13について詳細に説明する。
図3は、帯電器13を示した図であり、図4は帯電器13から帯電ロール13aを取り外したハウジング51を示した図である。この帯電器13は、感光体ドラム12(図1参照)の表面に接触してこの感光体ドラム12の表面を所定の電位に帯電する帯電ロール13aと、この帯電ロール13aを収容するハウジング51とを備えている。なお、帯電ロール13aの両端には金属製のシャフト13bが取り付けられている。
本実施の形態において、帯電ロール13aは例えば外径φ14、スチレンゴムの下地層にポリアミドにカーボンを分散した表面層を形成したもので構成される。なお、表面層にはフッ素やナイロンを分散させることもある。また、その硬度(アスカC)は70°以下、表面粗さ Rzは0.9以下、摩擦係数は0.2以下、静電容量 1500〜3000pFである。
【0021】
また、ハウジング51は、帯電ロール13aの一側面を覆う側壁部52、この側壁部52の長手方向両端部に一体的に設けられ帯電ロール13aのシャフト13bを回転自在に支持する軸受け部53、帯電ロール13aの下端面を覆う底壁部を兼ねるクリーナ54を有している。なお、軸受け部53には、帯電ロール13aのシャフト13bを回転自在に支持する軸受け55が、感光体ドラム12(図1参照)と接離する方向に移動自在に取り付けられている。また、軸受け55は、軸受け部53に取り付けられたコイルスプリング56によって感光体ドラム12と接近する方向に付勢されている。このコイルスプリング56を介して帯電ロール13aに対し所定のバイアス電圧が印加されるようになっている。本実施の形態では、帯電ロール13aを回転駆動する駆動機構は特に設けられておらず、帯電ロール13aが接触する感光体ドラム12(図1参照)の回転に伴って従動回転するようになっている。
【0022】
図5は、クリーナ54の端部を拡大した図であり、図6はクリーナ54の全体を示す図である。クリーナ54は、帯電ロール13aの下側に配置された平板57と、この平板57の端部から上方に短く起立した側壁部58とを備えており、平板57の略山型に形成された上面57aには、クリーニングブラシ59が両面テープ等によって固着されている。また、クリーナ54は、図4および図6に示すように、ハウジング51の軸受け部53に、軸60を中心にして回動自在に取り付けられており、図4に示すように、その一部に設けられた図示しないストッパが軸受け部53と係合することによって、側壁部52と略直交した状態で停止するようになっている。また、クリーナ54は、図7に示すように、逆方向に回動した状態で、その幅方向の先端部54aが、側壁部52内面の下端部に設けられたストッパ61に当接することによって停止するようになっている。
【0023】
ここで、クリーニングブラシ59は、フィルムラミネートの上に基布部および植毛部を形成してなり、フィルムラミネートの底部には両面テープが取り付けられる。また、基布部はナイロン、植毛部は導電性のPETベルトロン(カネボウ株式会社の商品名:PETとカーボンとが練りこまれたナイロンあるいはポリエステルがポリマーのファイバー)および非導電性の6.6ナイロンの混毛で構成され、そのパイル密度は、250±2.5kf/inch、PETベルトロンは44T/12f、6.6ナイロンは48T/14fである。
【0024】
図8は、クリーナ54(図7参照)を回動させる回動機構62およびこの回動機構62を駆動する駆動機構74を示す斜視図であり、図9はその側面図である。回動機構62は、帯電器13の下方に配設されており、クリーナ54を帯電ロール13aの表面に対して接離する方向に駆動するカム63を有している。このカム63は、断面略円形状の細長い棒状に形成された軸部64と、この軸部64の上面に長手方向に沿って一体的に形成された幅の狭い平板部65と、この平板部65上に両面テープによる接着によって固着された薄い合成樹脂製のマイラーフィルム(商品名)66とを有している。このマイラーフィルム66としては、例えば厚さ125μmのものが用いられる。なお、マイラーフィルム66の厚さを適宜異ならせることにより、マイラーフィルム66の弾性変形量を可変でき、クリーニングブラシ59を帯電ロール13aの表面に当接させる押圧力を調節することが可能である。
【0025】
また、カム63は、その軸方向端部に設けられたアーム部68により回動するように構成されており、このカム63をアーム部68によって回動することにより、マイラーフィルム66がクリーナ54の背面を押し上げ、クリーナ54に取り付けられたクリーニングブラシ59を帯電ロール13aの表面に当接させるようになっている。なお、マイラーフィルム66はクリーナ54を回動させる際に特に軸方向中央部が弾性変形しやすく、クリーナ54の回動が不十分となるのを防止するため、クリーナ54の背面中央部にはリブ69が複数本取り付けられている。
【0026】
一方、駆動機構74は、駆動源としての駆動モータ75を備えている。この駆動モータ75に取り付けられたギヤ76には、二段の減速ギヤ76,77を介してアーム79と一体的に設けられた扇型のギヤ80が噛み合わされている。そして、アーム79は、駆動モータ75を所定量だけ回転駆動することによって揺動するようになっている。なお、アーム79には、カム63に当接する突起79a(図9参照)が形成されている。このように、アーム79を揺動させることで、例えば図9に示すように帯電ロール13aにクリーニングブラシ59を当接させたり、例えば図10に示すように、帯電ロール13aからクリーニングブラシ59を離間させたりできるようになっている。なお、本実施の形態では、通常は帯電ロール13aからクリーニングブラシ59を離間させておき、適宜タイミングで帯電ロール13aにクリーニングブラシ59を当接させて帯電ロール13a表面のクリーニングを実行するようになっている。
【0027】
そして、本実施の形態では、図9に示すように、揺動するアーム79によって付勢されたクリーニングブラシ59が、感光体ドラム12の軸中心121と帯電ロール13aの軸中心131とを結ぶ直線A方向に向かって押圧力を働かせるようになっている。したがって、クリーニングブラシ59の押圧力はすべて帯電ロール13aに対して働くこととなり、クリーニングブラシ59による帯電ロール13aのクリーニング性能を向上させることができる。
また、クリーニングブラシ59を用いて帯電ロール13aをクリーニングしているため、クリーニングブレード等を用いる場合と比較して、両者間に働く摩擦抵抗を低くすることができる。これにより、感光体ドラム12に従動する帯電ロール13aの回転が妨げられにくくなり、クリーニングムラ等を抑えた安定なクリーニングを行わせることができる。
【0028】
さらに、クリーニングブラシ59は、通常時において帯電ロール13aから離間しているので、感光体ドラム12に従動する帯電ロール13aの回転が妨げられにくくなり、画像形成時における帯電ロール13aの回転不良およびこれに伴う帯電不良や画像形成不良を防止することができる。
さらにまた、クリーニングブラシ59は、帯電ロール13aの下方向に取り付けられているため、一旦クリーニングブラシ59で除去された残トナーや埃等の異物が重力によって帯電ロール13a側とは逆方向に落下するため、これら異物が帯電ロール13a側に再度転移するという事態を防止することができる。
【0029】
次に、図1に示す画像形成装置の動作について説明する。図示しない原稿読み取り装置によって読み取られた原稿の色材反射光像や、図示しないパーソナルコンピュータ等にて形成された色材画像データは、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各8ビットの反射率データとしてIPS50に入力される。IPS50では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、ROS30に出力される。
【0030】
ROS30では、入力された色材階調データに応じて、半導体レーザ(図示せず)から出射されたレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)を、f−θレンズ(図示せず)を介してポリゴンミラー31に出射している。ポリゴンミラー31では、入射されたレーザ光を各色の階調データに応じて変調し、偏向走査して、図示しない結像レンズおよび複数枚のミラーを介して画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に照射している。画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12では、帯電された表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
【0031】
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト21上に多重転写される。このとき、黒色のトナー像を形成する黒の画像形成ユニット11Kは、中間転写ベルト21の移動方向の最下流側に設けられ、黒色のトナー像は、中間転写ベルト21に対して最後に一次転写される。
【0032】
一方、シート搬送系40では、画像形成のタイミングに合わせてナジャーロール42が回転し、給紙装置41から所定サイズの記録用紙が供給される。フィードロール43により1枚ずつ分離された記録用紙は、搬送路44を経てレジストロール45に搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト21の移動タイミングに合わせてレジストロール45が回転し、記録用紙は、バックアップロール24および二次転写ロール46によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて下方から上方に向けて搬送される記録用紙には、圧接力および所定の電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙は、定着器29によって熱および圧力で定着処理を受けた後、排出ロール47によって本体1の上部に設けられた排出トレイ48に排出される。尚、排出トレイ48にそのまま排出せずに、図示しない切り替えゲートによって搬送方向を切り替え、定着器29によって定着された記録用紙を両面用搬送ユニット49によって反転させることもできる。この反転された記録用紙をレジストロール45に搬送した後、前述と同様な流れによって、印刷されていない他の面について画像を形成することで、記録用紙の両面に画像を形成することが可能となる。
【0033】
次に、図2に示す画像形成ユニット11Yにおける画像形成動作について詳述する。なお、他の画像形成ユニット11M,11C,11Kについても同様である。
画像形成動作が開始されると、感光体ドラム12が回転を開始し、感光体ドラム12の表面が帯電ロール13aによって所定の電位に帯電される。そして、所定の電位に帯電した感光体ドラム12表面に選択的にレーザ光LB-Yが照射され、作成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次に、回転する現像ロール14aから感光体ドラム12に対し、形成された静電潜像に対応して選択的にトナーが転移し、作成すべき画像に対応したトナー像が形成される。さらに、一次転写ロール15に印加される一次転写バイアスにより、感光体ドラム12上に形成されたトナー像が中間転写ベルト21上に転写される。そして、中間転写ベルト21に転写されずに感光体ドラム12上に残留した残留トナーは、クリーニングブレード16aによって掻き取られる。
【0034】
ところで、上述した画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kでは、クリーニングブレード16aで除去しきれなかった残留トナーや異物が帯電ロール13aに徐々に付着し、感光体ドラム12の帯電性能が低下したり、あるいは感光体ドラム12に形成されるトナー像が汚れてしまうという事態を招く。そこで、本実施の形態では、所定のタイミングで帯電ロール13aのクリーニングが実行されるようになっている。
【0035】
なお、本実施の形態では、中間転写ベルト21の速度と同じ速度で、黒の画像形成ユニット11Kの感光体ドラム12(12K)を回転駆動させている。即ち、白黒モードで194mm/sec、フルカラーモードで104mm/sec、厚紙(白黒)モードで104mm/sec、厚紙(フルカラー)モードで52mm/secである。このとき、黒の画像形成ユニット11Kを除くカラー用の画像形成ユニット11Y,11M,11Cは、フルカラー(フルカラーモード、厚紙(フルカラー)モード)のときには黒の画像形成ユニット11Kと同様なプロセススピードを維持している。しかしながら、白黒モード(厚紙(白黒)モード)のときには、黒の画像形成ユニット11Kよりも遅い、例えば52mm/secのプロセススピードにて、感光体ドラム12等が回転駆動している。従って、選択されるモードによって各感光体ドラム12の速度は異なり、その結果各感光体ドラム12に従動回転する各帯電ロール13aの回転速度も異なることになる。
【0036】
図11は、帯電ロール13aのクリーニング動作を制御するクリーニング制御装置100を示している。クリーニング制御装置100のCPU101は、ROM102に記憶されたプログラムに従い、RAM103との間で適宜データのやりとりを行いながら処理を実行する。
【0037】
このクリーニング制御装置100には、入力インターフェース104を介して種々の情報が入力されるようになっている。このような情報としては、IPS50から送信されるプリント枚数情報および形成画素数情報がある。このプリント枚数情報とは、画像形成装置によって画像形成が行われた記録用紙の枚数をいう。また、形成画素数情報とは、各感光体ドラム12に形成されるトナー像の画素数をいい、画像形成動作に伴って形成される画像用のトナー像の他、ウォーミングアップ動作等において形成されるパッチ画像等の非画像用のトナー像のものも含む。また、各感光体ドラム12に取り付けられたエンコーダ111から送信される各感光体ドラム12の回転数(ドラムサイクル)情報がある。これは、画像形成動作時の回転数は勿論のこと、ウォーミングアップ動作時等の非画像形成動作時の回転も含むものである。
【0038】
さらに、閾値メモリ112から送信されるプリント枚数閾値、ドラムサイクル数閾値、形成画素数閾値の各閾値情報がある。これら各閾値は、後述する帯電ロール13aのクリーニング実行の可否を判断するための基準値である。本実施の形態では、プリント枚数閾値の初期値は300枚、ドラムサイクル数閾値の初期値は2000サイクル、形成画素数閾値の初期値は150kpixelに設定されている。さらにまた、累積カウンタ113から送信される累積プリント枚数、累積ドラムサイクル数、累積形成画素数の各累積値情報がある。これら各累積値は、直前に帯電ロール13aのクリーニングが実行されてからのプリント枚数、ドラムサイクル数、形成画素数を累積した値である。そして、履歴メモリ114から送信されるクリーニング履歴情報がある。これは、累積形成画素数が形成画素数閾値に到達することにより帯電ロール13aのクリーニングが行われた回数である。また、画像形成装置内に設けられた温度センサ115および湿度センサ116から送信される温度情報、湿度情報がある。
【0039】
一方、このクリーニング制御装置100は、出力インターフェース105を介して、上述した駆動機構74、各感光体ドラム12を駆動する感光体駆動モータ120に対する駆動制御を行うと共に、閾値メモリ112、累積カウンタ113および履歴メモリ114に対するデータの書込制御を行うようになっている。
【0040】
また、このクリーニング制御装置100では、帯電ロール13aの使用状態を把握する処理、帯電ロール13aをクリーニングする必要があるかどうかを判断する処理、そして、帯電ロール13aの使用状態に基づいて帯電ロール13aのクリーニング実行条件を変更する処理、が実行される。次に、これら各処理について詳細に説明する。
【0041】
図12は、帯電ロール13aの使用状態を把握する処理を説明するためのフローチャートである。
まず、IPS50よりプリント枚数Pが入力される(ステップS001)。なお、ウォーミングアップ動作等、非画像形成動作の場合はP=0となる。次に、累積カウンタ113から累積プリント枚数P0が読み出され(ステップS002)、これら累積プリント枚数P0とプリント枚数Pとを加えたものを新たな累積プリント枚数P0とし(ステップS003)、これを累積カウンタ113に書き込む(ステップS004)。
次に、エンコーダ111からドラムサイクル数Cが入力される(ステップS005)。なお、ウォーミングアップ動作等の非画像形成動作においても感光体ドラム12が回転する場合は、ドラムサイクル数Cは所定の値を持つ。次に累積カウンタ113から累積ドラムサイクル数C0が読み出され(ステップS006)、これら累積ドラムサイクル数C0とドラムサイクル数Cとを加えたものを新たな累積ドラムサイクル数C0とし(ステップS007)、これを累積カウンタ113に書き込む(ステップS008)。
【0042】
さらに、IPS50から形成画素数Xが入力される(ステップS009)。なお、ウォーミングアップ動作等の非画像形成動作においても位置合わせ用のパッチ画像が形成される場合は、形成画素数Xは所定の値を持つ。次に累積カウンタ113から累積形成画素数X0が読み出され(ステップS010)、これら累積形成画素数X0と形成画素数Xとを加えたものを新たな累積形成画素数X0とし(ステップS011)、これを累積カウンタ113に書き込み(ステップS012)、一連の処理を終了する。
【0043】
図13および図14は、帯電ロール13aをクリーニングする必要があるか否かを判断する処理を説明するためのフローチャートである。
最初に、図13に示すフローチャートについて説明する。
まず、累積カウンタ113から累積プリント枚数P0が読み出され(ステップS101)、次いで閾値メモリ112からプリント枚数閾値Psが読み出され(ステップS102)、累積プリント枚数P0がプリント枚数閾値Psより大きいか否かが判断される(ステップS103)。
ここで、累積プリント枚数P0がプリント枚数閾値Psより大きい場合は、次に、累積カウンタ113からドラムサイクル数C0が読み出され(ステップS104)、次いで閾値メモリ112からドラムサイクル数閾値Csが読み出され(ステップS105)、累積ドラムサイクル数C0がドラムサイクル数閾値Csより大きいか否かが判断される(ステップS106)。
【0044】
ここで、累積ドラムサイクル数C0がドラムサイクル数閾値Csより大きい場合は、感光体駆動モータ120を駆動することで感光体ドラム12およびこれに圧接する帯電ロール13aを所定時間だけ回転させると共に、駆動機構74によりクリーニングブラシ59を帯電ロール13aに接触させることにより、帯電ロール13aをクリーニングする(ステップS107)。そして、後述する閾値変更処理を行った後(ステップS108)、累積プリント枚数P0、累積ドラムサイクル数C0、累積形成画素数X0をすべて0にリセットして累積カウンタ113に書き込み(ステップS109)、一連の処理を終了する。なお、ステップS103で累積プリント枚数P0がプリント枚数閾値Ps以下であると判断された場合、および、ステップS106で累積ドラムサイクル数C0がドラムサイクル数閾値C以下であると判断された場合には、帯電ロール13aをクリーニングすることなくそのまま終了する。
【0045】
次に、図14に示すフローチャートについて説明する。
まず、累積カウンタ113から累積形成画素数X0が読み出され(ステップS201)、次いで閾値メモリ112から形成画素数閾値Xsが読み出され(ステップS202)、累積形成画素数X0が形成画素数閾値Xsより大きいか否かが判断される(ステップS203)。
ここで、累積形成画素数X0が形成画素数閾値Xsより大きいと判断された場合は、感光体駆動モータ120を駆動することで感光体ドラム12およびこれに圧接する帯電ロール13aを所定時間だけ回転させると共に、駆動機構74によりクリーニングブラシ59を帯電ロール13aに接触させることにより、帯電ロール13aのクリーニングする(ステップS204)。そして、後述する閾値変更処理を行った後(ステップS205)、累積プリント枚数P0、累積ドラムサイクル数C0、累積形成画素数X0をすべて0にリセットして累積カウンタ113に書き込み(ステップS206)、一連の処理を終了する。なお、ステップS203で累積形成画素数X0が形成画素数閾値Xs以下であると判断された場合には、帯電ロール13aのクリーニングは実行されずにそのまま終了する。
【0046】
このように、本実施の形態では、累積プリント枚数P0がプリント枚数閾値Psより大きく且つ累積ドラムサイクル数C0がドラムサイクル数閾値Csより大きい場合、および、累積形成画素数X0が形成画素数閾値Xsより大きい場合に、帯電ロール13aをクリーニングするようになっている。
【0047】
図15は、帯電ロール13aの使用状態に基づいて帯電ロール13aのクリーニング実行条件を変更する処理、すなわち、上述した閾値変更処理(図13のステップS10、図14のステップS20参照)を説明するためのフローチャートである。
まず、履歴メモリ114からクリーニング履歴Nが読み出され(ステップS301)、次いで、今回の帯電ロール13aのクリーニングが、形成画素数に基づくもの、すなわち累積形成画素数X0が形成画素数閾値Xsに到達したことが原因かどうかが判断される(ステップS302)。ここで、今回の帯電ロール13aのクリーニングが、累積形成画素数X0が形成画素数閾値Xsに到達することが原因で行われていた場合には、クリーニング履歴Nに1を加えたものを新たなクリーニング履歴Nとして履歴メモリ114に書き込む(ステップS303)。
【0048】
次に、更新されたクリーニング履歴Nが予め設定された閾値A(任意の整数)以上となっているか否かが判断される(ステップS304)。すなわち、例えばA=5に設定される場合には、5回連続して形成画素数に基づく帯電ロール13aのクリーニングが行われたかどうかが判断される。ここで、クリーニング履歴Nが閾値A以上となった場合には、累積カウンタ113から累積プリント枚数P0および累積ドラムサイクル数C0が読み出され(ステップS305)、次いで閾値メモリ112から形成画素数閾値Xsが読み出され(ステップS306)、累積プリント枚数P0および累積ドラムサイクル数C0の比率Z=C0/P0が計算される(ステップS307)。この比率Zは、後述するランレングス(1ジョブ当たりのプリント枚数)に対応するものである。
【0049】
そして、得られた比率Zが予め決められた閾値B以上となっているかどうかが判断され(ステップS308)、比率Zが予め決められた閾値B以上となっている場合には、形成画素数閾値Xsを(1−α)倍し、現状よりも小さい新たな形成画素数閾値Xsを設定する(ステップS309)。一方、比率Zが予め決められた閾値B未満となっているときには、形成画素数閾値Xsを(1+β)倍し、現状よりも大きな新たな形成画素数閾値Xsを設定する(ステップS310)。なお、閾値Bは、ドラムサイクル閾値C0の初期値が2000サイクルであり、プリント枚数閾値の初期値が300枚であることから、0.15とした。そして、更新された形成画素数閾値Xsを履歴メモリ114に書き込み(ステップS311)、一連の処理を終了する。なお、係数αの詳細については後述する。
【0050】
なお、ステップS302において、累積形成画素数X0が形成画素数閾値Xsに到達しないで帯電ロール13aのクリーニングが行われていた場合(累積プリント枚数P0がプリント枚数閾値Psより大きくなり且つ累積ドラムサイクル数C0がドラムサイクル数閾値Csより大きくなって帯電ロール13aのクリーニングが行われた場合)には、クリーニング履歴Nを0にリセットして履歴メモリ114に書き込み(ステップS312)、処理を終了する。また、ステップS304において、クリーニング履歴Nが予め設定された閾値A未満の場合には、そのまま処理を終了する。
【0051】
図16は、本実施の形態にかかる画像形成装置において、JISA4サイズまたはJISA3サイズの用紙に対するトナー像の占有面積(Print Image Area Coverage)をパラメータとしたときの、累積プリント枚数P0と累積形成画素数X0との関係を示す図である。同図より、Print Image Area Coverageが同じ場合には、累積プリント枚数P0と累積形成画素数X0とが、正比例の関係にあることがわかる。また、Print Image Area Coverageが大きい場合には、同じ累積プリント枚数P0でも累積形成画素数X0が多くなることが理解される。さらに同図には、ランレングス(Run Length:R/L)が小さい場合のクリーニング閾値を示す曲線B、R/Lが普通の場合のクリーニング閾値を示す曲線C、R/Lが大きい場合のクリーニング閾値を示す曲線Cも示されている。このR/Lは、上述したように1ジョブすなわち一画像形成動作当たりのプリント枚数であり、R/Lの値が大きいほど一画像形成動作当たりのプリント枚数が多いことを意味する。
【0052】
一般に、累積形成画素数X0の増加に伴い、帯電ロール13aの汚れは増加していく。同じ累積プリント枚数P0でも、R/Lの値が大きければ、累積形成画素数X0が多い場合にも、帯電ロール13aに汚れが付着しにくくなることが理解される。また、同じ累積プリント枚数P0でも、R/Lの値が小さければ、累積形成画素数X0が少ない場合にも、帯電ロール13aに汚れが付着しやすくなることが理解される。
【0053】
R/Lが大きい場合すなわち1ジョブ当たりのプリント枚数が多い場合は、感光体ドラム12から帯電ロール13aに転移した汚れが、再度帯電ロール13aから感光体ドラム12に転移できる機会が多くなる。従って、帯電ロール13aに汚れが付着して残るといった事態は生じにくい。一方R/Lが小さい場合すなわち1ジョブ当たりのプリント枚数が少ない場合は、感光体ドラム12から帯電ロール13aに転移した汚れが、再度帯電ロール13aから感光体ドラム12に転移できる機会が少なくなる。このため、R/Lの値が小さい場合には、帯電ロール13aに汚れが堆積しやすくなる。
【0054】
また、R/Lと、上述した閾値変更処理で用いた比率Z(累積ドラムサイクル数C0/累積プリント枚数P0)との間には、相関関係がある。
図17は、画像形成プロセスにおける感光体ドラム12および帯電ロール13aの回転状態を示すタイミングチャートであり、(a)は同じ画像を2枚連続して作成する場合、(b)は同じ画像を1枚ずつ2回に分けて作成する場合を示している。画像形成プロセスにおいては、画像形成開始前の立ち上げ時間Ta、画像形成時間Tb、画像形成後の立ち下げ時間Tcが必要になるが、同じ画像を2枚連続して作成する場合は立ち上げ時間Taおよび立ち下げ時間Tcを一度経ればよいものの、同じ画像を1枚ずつ2回に分けて作成する場合は、立ち上げ時間Taおよび立ち下げ時間Tcを二度経る必要がある。つまり、プリント枚数は2枚で同じでも、1枚ずつプリントする場合は、感光体ドラム12の回転数が立ち上げ時間Taおよび立ち下げ時間Tbの分だけ増加することになる。
【0055】
したがって、R/Lが小さいほど、立ち上げ時間Taおよび立ち下げ時間Tcの合計時間(感光体ドラム12の空回転時間)が多くなり、これに対応して比率Zは大きくなる。また、R/Lが大きいほど、立ち上げ時間Taおよび立ち下げ時間の合計時間(感光体ドラム12の空回転時間)が少なくなり、これに対応して比率Zは小さくなる。
【0056】
また、図18は、比率Z(累積ドラムサイクル数C0/累積プリント枚数P0)と、形成画素数閾値Xsの最適値との関係を示す図である。同図より、比率Zが閾値Bである場合に、最適な形成画素数閾値Xsが150kpixelとなり、Z0よりも大きい場合(R/Lが小さい場合)には、形成画素数閾値Xsが150kpixelよりも低い値(但し、最小値は120kpixel)となり、Z0よりも小さい場合(R/Lが大きい場合)には、、形成画素数閾値Xsが150kpixelよりも高い値(但し、最大値は180kpixel)となる。すなわち、係数αおよびβ(図15のステップS309およびS310参照)は、比率Zが初期値Z0のときの形成画素数閾値Xs(150kpixel)に対する増減係数となる。
【0057】
ここで、比率Zが大きいとき(R/Lが小さいとき)に形成画素数閾値Xsを初期値よりも低く設定しているのは、図16を用いて説明したように、累積形成画素数X0が少なくても帯電ロール13aが汚れやすいためである。これにより、帯電不良等、帯電ロール13aに汚れが付着することによって生じる不具合の発生を防止することができる。
【0058】
一方、比率Zが小さいとき(R/Lが大きいとき)に形成画素数閾値Xsを初期値よりも高く設定しているのは、累積画素数X0が多くても帯電ロール13aが汚れにくいためである。これにより不必要に帯電ロール13aをクリーニングしなくなるため、帯電ロール13aを長寿命化することができる。
【0059】
また、本実施の形態では、複数回連続して形成画素数に基づくクリーニングが行われた場合にのみ形成画素数閾値Xsを変更するようにしているので、制御が煩雑にならずに済むという利点がある。
【0060】
さらに、本実施の形態で説明したタンデム型のカラー画像形成装置では、各感光体ドラム12によってドラムサイクルや形成画素数が異なるため、各感光体ドラム12毎に形成画素数閾値Xsを設定することで、使用状況に応じた帯電ロール13aのクリーニングを行わせることができる。
【0061】
さらにまた、本実施の形態で説明したタンデム型のカラー画像形成装置では、使用するユーザによってカラー画像の形成が多かったり、モノクロ(黒色)画像の形成が多かったりする。また、使用するユーザによって平均的なR/Lも異なることになる。そこで、本実施の形態で説明した手法を用いることにより、ユーザの使用状況に応じて帯電ロール13aのクリーニングを実行することが可能となり、種々のユーザに適応させることができる。
【0062】
―実施の形態2―
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、さらに環境情報に基づいて、プリント枚数閾値、ドラムサイクル数閾値、形成画素数閾値の各閾値の設定値を変更するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0063】
図19は、周囲の環境条件に基づいて帯電ロール13aのクリーニング条件を変更する処理を説明するためのフローチャートである。
まず、履歴メモリ114から低温低湿クリーニング履歴N1および高温高湿クリーニング履歴N2が読み出され(ステップS401)、次いで、温度センサ115から温度情報が入力され(ステップS402)、さらに湿度センサ116から湿度情報が入力される(ステップS403)。そして、画像形成装置(M/C)内の環境が低温低湿環境下であるか否かが判断される(ステップS404)。なお、低温低湿環境の定義は任意に設定可能で、例えば本実施の形態では低温は20℃以下、低湿は30%以下とした。ここで、画像形成装置(M/C)内の環境が低温低湿環境下であった場合には、低温低湿クリーニング履歴N1に1を加えたものを新たな低温低湿クリーニング履歴N1として履歴メモリ114に書き込む(ステップS405)。
【0064】
次に、更新された低温低湿クリーニング履歴N1が予め設定された閾値E(任意の整数)以上となっているか否かが判断される(ステップS406)。すなわち、例えばE=5に設定される場合には、5回連続して低温低湿環境下で帯電ロール13aのクリーニングが行われたかどうかが判断される。ここで、低温低湿クリーニング履歴N1が閾値E以上となった場合は、閾値メモリ112からプリント枚数閾値Ps、ドラムサイクル数閾値Cs、形成画素数閾値Xsが読み出され(ステップS407)、これらをそれぞれ(1−α)倍し、現状よりも小さい新たなプリント枚数閾値Ps、ドラムサイクル数閾値Cs、形成画素数閾値Xsを設定する(ステップS408)。そして、更新されたプリント枚数閾値Ps、ドラムサイクル数閾値Cs、形成画素数閾値Xsを履歴メモリ114に書き込み(ステップS409)、一連の処理を終了する。
【0065】
一方、ステップS404において、画像形成装置(M/C)内の環境が低温低湿環境下ではなかった場合には、低温低湿クリーニング履歴N1を0にリセットして履歴メモリ114に書き込む(ステップS410)。そして、画像形成装置(M/C)内の環境が高温高湿環境下であるか否かが判断される(ステップS411)。なお、高温高湿環境の定義も任意に設定可能で、例えば本実施の形態では高温は25℃以上、高湿は65%以上とした。ここで、画像形成装置(M/C)内の環境が高温高湿環境下であった場合には、高温高湿クリーニング履歴N2に1を加えたものを新たな高温高湿クリーニング履歴N2として履歴メモリ114に書き込む(ステップS412)。
【0066】
次に、更新された高温高湿クリーニング履歴N2が予め設定された閾値F(任意の整数)以上となっているか否かが判断される(ステップS413)。すなわち、例えばF=5に設定される場合には、5回連続して高温高湿環境下で帯電ロール13aのクリーニングが行われたかどうかが判断される。ここで、高温高湿クリーニング履歴N2が閾値F以上となった場合は、閾値メモリ112からプリント枚数閾値Ps、ドラムサイクル数閾値Cs、形成画素数閾値Xsが読み出され(ステップS414)、これらをそれぞれ(1+β)倍し、現状よりも大きい新たなプリント枚数閾値Ps、ドラムサイクル数閾値Cs、形成画素数閾値Xsを設定する(ステップS415)。そして、更新されたプリント枚数閾値Ps、ドラムサイクル数閾値Cs、形成画素数閾値Xsを履歴メモリ114に書き込み(ステップS409)、一連の処理を終了する。
【0067】
さらに、ステップS411において、画像形成装置(M/C)内の環境が高温高湿環境下ではなかった場合には、高温高湿クリーニング履歴N2を0にリセットして履歴メモリ114に書き込み、処理を終了する。また、ステップS406において低温低湿クリーニング履歴N1が閾値E未満であった場合、および、ステップS413において高温高湿クリーニング履歴N2が閾値F未満であった場合には、そのまま処理を終了する。
【0068】
ここで、図20は、M/C内環境(低温低湿−高温高湿)と、プリント枚数閾値Ps、ドラムサイクル数閾値Cs、形成画素数閾値Xs(図中では三者をまとめて閾値としている)の最適値との関係を示す図である。同図より、通常の環境(温度22℃、湿度55%)よりも低温低湿環境下では、最適な各閾値Ps、Cs、Xsが通常の環境下よりも低い値となり、通常の環境下よりも高温高湿環境下では、各閾値Ps、Cs、Xsが通常の環境下よりも高い値となる。
【0069】
ここで、低温低湿環境下において各閾値Ps、Cs、Xsを通常環境下よりも低く設定しているのは、低温低湿環境下では、クリーニングブレード16aが硬化してクリーニング性能が低下するために汚れのすり抜け量が多くなり、これらが帯電ロール13aに付着しやすいためである。但し、低温低湿環境下で帯電ロール13aに付着した汚れは、付着強度が小さいためクリーニングブラシ59で掻き取りやすく、したがってクリーニングの実行頻度を増やすことによって汚れの量が多くても対応可能となる。これにより、帯電不良等、帯電ロール13aに汚れが付着することによって生じる不具合の発生を防止することができる。
【0070】
一方、高温高湿環境下において各閾値Ps、Cs、Xsを通常環境下よりも高く設定しているのは、高温高湿環境下の場合、頻繁にクリーニングを繰り返すと汚れの再付着が生じやすくなるためである。これにより不必要に帯電ロール13aをクリーニングしなくなるため、帯電ロール13aを長寿命化することができる。
【0071】
また、図21は、実施の形態1および2で説明した手法を用いて、ロングランテストを行った結果を示す図である。同図において、横軸は累積プリント枚数P0を、縦軸は帯電ロール13aに生じた汚れのグレードを示している。また、このロングランテストでは、最初の5000枚のプリントは通常の環境下(B-Zone:気温22℃、湿度55%)で行い、次の5000枚のプリントは高温高湿環境下(A-Zone:気温28℃、湿度85%)で行い、最後の10000枚のプリントは低温低湿環境下(C-Zone:気温10℃、湿度5%)で行っている。また、比較のため、従来の手法(各閾値を一定として制御を行う)も合わせてテストした。
同図より、実施の形態1や2で説明した手法、すなわち、各感光体ドラム12の使用状況に応じて、帯電ロール13aのクリーニング実行条件を変更することにより、帯電ロール13aに付着する汚れが抑えられることが理解される。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、帯電部材を適切にクリーニングすると共に、帯電部材の寿命を長期化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。
【図2】 画像形成ユニットの構成を説明するための図である。
【図3】 帯電器を示した斜視図である。
【図4】 帯電器のハウジングを示した図である。
【図5】 帯電器に取り付けられるクリーナの端部を拡大した図である。
【図6】 帯電器に取り付けられるクリーナの全体を示す図である。
【図7】 帯電器のクリーナが揺動した状態を示した斜視図である。
【図8】 回動機構、駆動機構を示した斜視図である。
【図9】 クリーナ、回動機構、駆動機構によるクリーニング状態を示した図である。
【図10】 クリーナ、回動機構、駆動機構による比クリーニング状態を示した図である。
【図11】 帯電ロールのクリーニング動作を制御するクリーニング制御装置を示すブロック図である。
【図12】 帯電ロールの使用状態を把握する処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】 帯電ロールをクリーニングする必要があるか否かを判断する処理を説明するためのフローチャート1である。
【図14】 帯電ロールをクリーニングする必要があるか否かを判断する処理を説明するためのフローチャート2である。
【図15】 実施の形態1において、帯電ロールの使用状態に基づいて帯電ロールのクリーニング実行条件を変更する処理を示すフローチャートである。
【図16】 所定サイズの用紙に対するトナー像の占有面積をパラメータとしたときの、累積プリント枚数と累積形成画素数との関係を示す図である。
【図17】 画像形成プロセスにおける感光体ドラムおよび帯電ロールの回転状態を示すタイミングチャートであり、(a)は同じ画像を2枚連続して作成する場合、(b)は同じ画像を1枚ずつ2回に分けて作成する場合を示す図である。
【図18】 比率Z(累積ドラムサイクル数/累積プリント枚数)と、形成画素数閾値の最適値との関係を示す図である。
【図19】 実施の形態2において、周囲の環境条件に基づいて帯電ロールのクリーニング条件を変更する処理を説明するためのフローチャートである。
【図20】 M/C内環境(低温低湿−高温高湿)と、プリント枚数閾値、ドラムサイクル数閾値、形成画素数閾値の最適値との関係を示す図である。
【図21】 実施の形態1および2で説明した手法を用いて、ロングランテストを行った結果を示す図である。
【符号の説明】
1…本体、10…画像プロセス系、11Y,11M,11C,11K…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、13…帯電器、13a…帯電ロール、14…現像器、15…一次転写ロール、16…クリーニング装置、20…転写ユニット、21…中間転写ベルト、30…ROS、40…シート搬送系、50…IPS(Image Processing System)、51…ハウジング、54…クリーナ、59…クリーニングブラシ、62…回動機構、74…駆動機構、100…クリーニング制御装置、111…エンコーダ、112…閾値メモリ、113…累積カウンタ、114…履歴メモリ、115…温度センサ、116…湿度センサ、120…感光体駆動モータ

Claims (5)

  1. 回動可能に配設される像担持体に対し回動可能に接触配置され、当該像担持体を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材に対して接離自在に配設され、当該帯電部材が清掃された後において、前記像担持体によって形成され、記録媒体にプリントされたプリント枚数の累積値が当該プリント枚数の累積値に対する閾値より大きく且つ当該像担持体の回転数の累積値が当該回転数の累積値に対する閾値より大きい場合、または、当該像担持体に形成された画像の画素数の累積値が当該画素数の累積値に対する閾値より大きい場合の少なくともいずれか一方が満たされた場合に、当該帯電部材に接触して当該帯電部材の表面を清掃する清掃部材とを含み、
    前記像担持体に形成された画像の画素数の累積値に対する閾値を越えることによって行われる前記帯電部材の清掃が所定の回数連続した場合に、前記清掃部材により当該帯電部材が清掃された後における前記回転数の累積値の前記プリント枚数の累積値に対する比に応じて、前記画素数の累積値に対する閾値が変更される
    ことを特徴とする帯電装置。
  2. 回動可能に配設される像担持体に対し回動可能に接触配置され、当該像担持体を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材に対して接離自在に配設され、当該帯電部材が清掃された後において、前記像担持体によって形成され、記録媒体にプリントされたプリント枚数の累積値が当該プリント枚数の累積値に対する閾値より大きく且つ当該像担持体の回転数の累積値が当該回転数の累積値に対する閾値より大きい場合、または、当該像担持体に形成された画像の画素数の累積値が当該画素数の累積値に対する閾値より大きい場合の少なくともいずれか一方が満たされた場合に当該帯電部材に接触して当該帯電部材の表面を清掃する清掃部材とを含む帯電装置であって、
    前記清掃部材により前記帯電部材の表面が清掃された後において、当該帯電部材が清掃されたときの前記像担持体の周囲の温度および湿度に応じて、高温高湿または低温低湿の環境と判断され、当該環境の一方において前記帯電部材の清掃が所定の回数連続した場合に、
    前記清掃部材により前記帯電部材の表面が清掃された後における前記画素数の累積値、前記回転数の累積値、前記プリント枚数の累積値のそれぞれに対する閾値のうちの少なくともいずれか一つが変更される
    ことを特徴とする帯電装置。
  3. 複数の像担持体と、
    複数の前記像担持体に対してそれぞれ回転可能に接触配置され、当該像担持体を帯電する複数の帯電手段と、
    複数の前記帯電手段に対してそれぞれ接離自在に配設され、当該帯電手段に接触した場合に当該帯電手段の表面を清掃する清掃手段と、
    前記像担持体に形成される画像の画素数の累積値を計数する画素数計数手段と、
    前記画素数計数手段により計数された前記画素数の累積値が所定の画素数閾値を越えた場合に、前記清掃手段による前記帯電手段の清掃を実行させる清掃実行手段と、
    記清掃実行手段による清掃実行基準となる前記画素数閾値を変更する画素数閾値変更手段とを備え、
    前記画素数閾値変更手段は、前記像担持体に形成された画像の画素数の累積値が所定の画素数閾値を越えたことによって行われる前記帯電手段の清掃が所定の回数連続した場合に、前記像担持体の回転数の累積値の、当該像担持体によって形成され且つ記録媒体にプリントされたプリント枚数の累積値に対する比に基づいて、前記画素数閾値を変更する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記画素数閾値変更手段は、前記像担持体の回転数の累積値の前記プリント枚数の累積値に対する比が所定の設定値を下回った場合に、前記画素数閾値を高くすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画素数閾値変更手段は、前記像担持体の回転数の累積値の前記プリント枚数の累積値に対する比が所定の設定値を上回った場合に、前記画素数閾値を低くすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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