JP4395421B2 - 防振クリップ - Google Patents

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本発明は、雄型のピン部材と雌型のグロメットとからなり、第1板部を第2板部に取り付けたり連結した状態で該取付部に振動減衰作用を付与した防振クリップに関する。
図8は特許文献1に開示されている防振クリップを、同(a)は未使用態様で示し、同(b)は使用態様で示している。同図の防振クリップは、第1板部(コンプレッサ側のプレート)7を第2板部(電磁クラッチ側のアーマチュア等)8に取り付けたり連結するもので、ピン部材(係合ピン)5及びグロメット(防振ゴム)6から構成されている。ピン部材5は、頭部50と、該頭部に下設された軸部51と、軸部51の先端に連結されている径小の固定端52とからなる。グロメット6は、ゴム成形体であり、軸部51を挿入する弾性胴部60と、該胴部の上端周囲に突設されて頭部50の下に配置されるフランジ部61とからなる。なお、グロメット6は、ピン部材5に対し軸部51を胴部60内に押入した状態で装着される。該装着態様において、胴部60は固定端52との間に隙間を保っており、その部分がスカート部62として設定されている。以上の防振クリップは、胴部60のスカート部62が第1板部7の取付孔7aに挿入され、続いて固定端52が第2板部8の取付孔8aに挿入されると共にスカート部62が第2板部8に当たって断面L形に変形した状態から、固定端52が第2板部8の反対側からカシメ操作されることにより取付孔8aに係止される。符号52aは、カシメ部であり取付孔8aと同心に設けられた窪み部8bに収まっている。符号62aは、スカート部62が変形した変形部であり第1板部7と第2板部8との間に配置されている。
特開平11−182583号公報
上記した従来構造は、使用態様において、ピン部材5が第1板部7にグロメット6を介在して当接するようにし、又、第1部材7と第2板部8との間に変形部62aを配置することで振動減衰作用を付与したものであるが、次のような問題を有している。
(ア)、この構造では、カシメ操作によりピン部材5を第2板部8の取付孔8aに係止するため作業効率が悪い。この点は、例えば、送風器等の物品を足場の悪い高所に取り付けるような仕様において採用し難いものとなる。
(イ)、この構造では、スカート部62が第2板部8に当たって外側へ折り曲げられる設定であるが、長さ方向の収縮を伴う関係でスカート部62の肉厚や長さによっては設計通り変形しなかったり変形部62aの厚さが不安定となる。
(ウ)、この構造では、第2板部8に対し第1板部7を動かして取り付けるような態様だと両板部の間隔がばらつき易い。これは、取付操作において、ピン部材5の押し荷重に比例して、フランジ部61及び変形部62aの変形が進むことと、固定端52をカシメにて係止するためカシメ後の固定端全寸がばらつくことに起因している。
本発明の目的は、以上のような問題を全て解消し、汎用性と使い勝手及び品質をより向上することにある。
上記目的を達成するため本発明は、頭部及び該頭部に下設した軸部を有するピン部材と、筒状の弾性胴部及び該胴部の上端周囲に突設したフランジ部を有し、筒内に前記軸部を挿通した状態で前記ピン部材に装着されているグロメットとからなり、前記胴部を第1板部の取付孔に挿入し、かつ前記軸部を第2板部の取付孔に係止することで、前記頭部が前記第1板部の上面に当接している前記フランジ部に重ねられるとともに、第1板部と第2板部との間に前記胴部の変形部を配置した態様で第1板部を第2板部に取り付ける防振クリップであって、前記ピン部材は、前記軸部の下部に設けられた係止爪を有し、前記係止爪が、概略錨状に形成され、防振クリップの未使用態様で、揺動端外径を前記胴部の下端内径とほぼ同じか小さく形成しており、前記第2板部の取付孔に縮径しつつ差し込まれ、通過と同時に復帰して前記揺動端に設けられている段差が前記取付孔の下孔縁部に係合することを特徴としている。
以上の防振クリップは、第1板部を第2板部に取り付けたり連結すると共に、該取付部に振動減衰作用を付与する場合に用いられる。通常は、第2板部が位置固定され、第1板部が移動自在又は位置固定されている。第1板部が動く場合は、図1に例示したように、防振クリップを第1板部の取付孔に差込操作により仮組み付けした後、第2板部の取付孔に係止爪を差し込むようピン部材を頭部側より押圧操作する。すると、ピン部材は第2板部の取付孔に係止爪を介し係止される。防振クリップは、第1板部が第2板部に接近するにしたがって、グロメットの胴部が第2板部側から受ける応力により変形し第1板部と第2板部との間に変形部として配置され、又、第1板部の取付孔にある部分が上下方向の収縮により肉厚を増大して第1板部の取付孔に圧着される。これに対し、第1板部が位置固定されている場合は、例えば、グロメットをピン部材の下部側に軽く装着しておく。そして、第1板部の取付孔にグロメットの胴部を差し込み、その状態からピン部材を頭部側から押圧操作する。すると、ピン部材は係止爪が胴部より突出されて、第2板部の取付孔に押し込まれて係止される。防振クリップは、グロメットの胴部が第2板部側から受ける応力により変形し第1板部と第2板部との間に変形部として配置され、又、第1板部の取付孔にある部分が上下方向の収縮により肉厚を増大して第1板部の取付孔に圧着される。ここで、変形部としては、薄肉部を介して所定形状に確実に変形することと、変形部が変形前の胴部肉厚より厚くなっていることが好ましい。形状的には、図1に例示される胴部先端が内側に折り曲げられて二つ折りした態様、図6に例示される胴部先端が外側に折り曲げられて二つ折りした態様、図7に例示される胴部の上下部分が薄肉部を介し押し潰されて上下に重合した態様である。
上記した本発明の防振クリップによれば次のような効果を有する。
・請求項1の発明では、防振クリップとして図8の従来構造に比べてワンタッチ操作により第1板部を第2板部に取り付けることができ、作業性を向上できる。また、第1板部が位置固定されていない場合は、第1板部と第2板部とがピン部材の頭部(及びグロメット側フランジ部)と係止爪との間に規制されるため、両板部の間隔を一定に維持し易くなって品質を向上できる。また、前記係止爪が概略錨状に形成され、防振クリップの未使用態様で、該錨状の揺動端外径を前記胴部の下端内径とほぼ同じか小さく形成している構成である。この場合は、第2板部の取付孔に胴部下端を巻き込むという虞を解消できる。
・請求項2の発明では、前記胴部は周囲部分に薄肉部を有し、防振クリップの使用態様において、前記変形部が前記薄肉部の上下部分を該薄肉部を介して重ねた状態となる構成である。この場合には、変形部が第1板部と第2板部との間に薄肉部を介して設計通りの形状に形成され、また、上下部分が薄肉部を介して重なるため肉厚寸法を増大して振動減衰作用を向上できる。
・請求項3の発明では、請求項1又は2の防振クリップにおいて、前記ピン部材と前記グロメットとは互いに剥離し易い関係にある樹脂等の素材にて二色成形されていると共に、使用態様において前記胴部の対応部が前記ピン部材から剥離されて変形する構成である。この点は、二色成形による利点、例えば、グロメットをピン部材に組み付ける作業を省略でき、部品取扱性を改善できる。
本発明の最良な形態を図面を参照しながら説明する。なお、図1(a)〜(c)は防振クリップの使用要領を示す一部破断図である。図2は防振クリップを示し、同(a)は正面図、同(b)は縦断面図、同(c)は上面図、同(b)は下面図である。図3はピン部材とグロメットの関係を示す概略斜視図である。図4はピン部材単品を示し、同(a)は正面図、同(b)は側面図である。図9はグロメット単品を示し、同(a)は正面図、同(b)は縦断面図である。図7と図8は2つの変形例を示している。以下の説明では、防振クリップの基本構造及び作動を述べた後、変形例に言及する。
(基本構造)形態例の防振クリップは、第1板部3を第2板部4に取り付けたり連結する場合に用いられる。なお、第1板部3はフアン装置等の各種機器側の取付部を想定し、第2板部4は被取付側のシャーシ等を想定したものである。各板部3,4は、一枚構成に限られず、複数枚で構成される態様も含まれる。クリップ構造は、ピン部材1及びグロメット2からなる点、ピン部材1が頭部10及び頭部10に下設された軸部11を有している点、グロメット2が胴部20及び胴部20の上端外周に突設されたフランジ部21を有している点で従来と類似している。工夫点は、特に、ピン部材1を第2板部4の取付孔4aに係止する構造として、ピン部材1が軸部11の下部に設けられて、第2板部4の取付孔4aに縮径しつつ差し込まれ、通過と同時に復帰して抜け止めする複数の係止爪13を有していることと、グロメット2の胴部20を変形して変形部23を形成する構造として、胴部20が周囲部分に内周溝22を有し、クリップの使用態様において、内周溝22の上下部分を該内周溝を介して重ねた状態となることである。
すなわち、ピン部材2は、樹脂成形体であり、図3と図4に示されるように、略円盤状の頭部10と、円柱状の軸部11と、錨形の係止爪13,13とを一体に形成している。軸部11は頭部10の下面中心から突設されている。下端面には、軸部11の中心を通る位置に支持片部12が突設されている。係止爪13,13は、該支持片部12の下端両側に突出されており、下から上に行くほど支持片部12から離れるよう上斜めに傾斜し、上端つまり揺動端13aが軸部11の下端付近まで延び、かつ略L形の段差に形成されている。なお、支持片部12のうち、軸部11の外周と面一となっている周面の下端側は、先細のテーパー12aに形成されており、各板部3,4の取付孔3a,4aに対して挿入し易くなっている。
グロメット3は、ラバー成形体であり、図3及び図5に示されるように、筒状胴部20が概略筒形をなし、上端外周にフランジ部21を一体に突設している。なお、材質は軟質樹脂製であってもよい。胴部20は、フランジ部21の下周囲を円筒形の首部20aとして形成し、又、首部20aと下端20bとの間の周囲部を円弧状(外側に凸形の円弧)に形成している。首部20aは第1板部3の取付孔3aより若干径小に設定されている。胴部20の内径はピン部材1の軸部11とほぼ同じか若干大きく設定されている。胴部20の内周には内周溝22が形成されている。内周溝22は、胴部内周のうち、首部20aと下端20bとの間、つまり略上下中間に位置している。すなわち、この構造では、例えば、胴部20の下端20bを面に当ててフランジ部21側から下向きに荷重を加えたときに、内周溝22の上下部分が内周溝22を介して内側に二つ折りされるよう工夫されている。胴部20の下端内径は、錨状係止爪13,13の揺動端13a,13aの間隔と略同じく設定されている。
(作動)以上の防振クリップは、ピン部材1がグロメット2に対し軸部11及び係止爪13を胴部20の内孔に押し入れると、図2に示されるように、胴部20から係止爪13をほぼ突出し、かつ、胴部20の下端内径と揺動端13aの段差とが嵌合した状態に組み付けられる。図2の組み付け状態を組立体Aと称する。組立体Aは、図1に例示するように、第1板部3を動かして第2板部4に取り付けたり連結する場合に採用される。
図1(a)は、組立体Aを第1板部3の取付孔3aに仮組み付けした状態を示している。すなわち、この操作では、防振クリップが組立体Aの状態を維持して、係止爪13側を取付孔3aに差し込むと、胴部20の円弧状部分が取付孔3aを弾性的に通過し、フランジ部21が第1板部3の上面に当接する。第1板部3は、この状態から第2板部4に対し位置出し、つまり胴部20から突出している係止爪13を第2板部4の取付孔4aに一致させる。
図1(b)は、第1板部3が第2板部4に位置決め配置された後、ピン部材1が頭部10側から下方へ押圧されている途中状態を示している。この構造では、ピン部材1が頭部10側から押圧されると、錨状係止爪13,13が第2板部4の取付孔4aに対し縮径しつつ差し込まれ、又、胴部20の下端20bが第2板部4の上面に当接した後、上下に圧縮しようとする負荷を増大する。
図1(c)は、ピン部材1が頭部10側から更に押圧されて、係止爪13が取付孔4aを通過し、かつ通過と同時に復帰して揺動端13aの段差が取付孔4aの下孔周縁に係合ないしは係止した状態を示している。この過程では、首部20aが上下方向の圧縮変形により拡径されて取付孔3aに圧接し、又、胴部20が内周溝22を介して上下部分を内側に二つ折りされて重ねられた変形部23を形成する。この変形部23は、第1板部3と第2板部4との間に隙間無く配置されていると共に、変形前の胴部肉厚に比べて約2倍程度まで厚くなっている。
ところで、第1板部3は、第2板部4に対し予め位置出しされているような場合もある。その場合には、図2の組立体Aに代えて、ピン部材1がグロメット2に対し軸部11及び係止爪13を胴部20の内孔に押し入れて組み付けるが、胴部20の下端から係止爪13の基端が若干露出する程度にしておくことが好ましい。そのような組み付け状態を組立体Bと称する。組立体Bでは、図示しないが、グロメット2の胴部20が弾性変形を伴って係止爪13を内孔に押入しているため胴部外径を拡大している。そして、胴部20は、第1板部3の取付孔3aに圧接しながら押し込められて第2板部4に当接し、ピン部材1が頭部10側から更に押圧されることで、胴部20が内周溝22を介して上下部分を内側に二つ折りされて重ねられる作動と、係止爪13が第2板部4の取付孔4aに対し縮径しつつ差し込まれ、通過と同時に復帰して抜け止めする作動とが同時に行われる。
以上の防振クリップでは、第1板部3を第2板部4に対し一方向の押し操作つまりワンタッチ操作にて取り付けたり連結することができること、首部20aが取付孔3aに圧接し、かつ第1板部3と第2板部4との間に厚くなった変形部23が配置されているため良好な振動減衰作用を付与できること、第1板部3と第2板部4とがピン部材1の頭部10(及びグロメット側フランジ部21)と係止爪13との間に規制されるため両板部の間隔を正確に保持できること等の利点を具備できる。
(変形例)図6と図7は以上の防振クリップ(特にグロメット)を変形した2例を示し、各(a)と(b)は図2の(a)と(b)に対応した図、各(c)は図1(c)に対応した図である。各変形例の説明では、上記形態と同じ部材及び部位に同じ符号を付して、重複した説明を極力省くことにする。
図6の防振クリップはグロメット2Aが変更されている。該グロメット2Aは筒状胴部20とフランジ部21とから構成されている。胴部20は、上記形態に対し、外周溝24を介してその上下部分が外側に二つ折りにされる点、等間隔に設けられた複数(この例では4つ)の縦スリット25により区画されている点で相違している。このうち、縦スリット25は、胴部20の変形を容易にするもので、変形度合いに応じて溝幅や溝本数などが設定される。外周溝24は、首部20aと下端20bとの間の周囲部に形成されている。そして、外周溝24は、胴部20の対応部を薄肉部にすることにより、胴部20の下端20bを面に当ててフランジ部21側から下向きに荷重を加えたときに、外周溝24の上下部分が外周溝24を介して外側に二つ折りされるようにする。このため、この構造では、図6(c)の使用態様において、胴部20で形成される変形部26が下端20b側を外周溝24を介し外向きに変形して上側部分に重ねられる。なお、設計上は、例えば、胴部20が長くなるような仕様等においては下端20b側や首部20a側を薄く形成することもある。
図7の防振クリップは二色成形品であり、又、グロメット2Bの形状が変更されている。すなわち、同図の防振クリップは、二色成形用金型を用いて、一次側としてピン部材1をナイロン(材質はポリアセタール、ポリカーボネート等でもよい)により形成した後、二次側としてピン部材1の外周にグロメット2Bをエラストマー(材質はこれ以外でもよい)により形成した構成である。このように、二色成形を適用する場合は、ピン部材1とグロメット2Bとは互いに剥離し易い樹脂素材を選定し、図7(c)の使用態様において胴部20の対応部がピン部材1の軸部11から剥離されるようにする。また、同図のグロメット2Bは、筒状胴部20とフランジ部21とから構成されている。胴部20は、首部20aと下端20bとの間の周囲部に外周溝27を有し、図7(c)の使用態様において、該外周溝27が挫屈した状態となってその上下部分が上下に重合されるよう工夫されている。すなわち、この構造では、外周溝27が図6の外周溝24に比べて断面半円状に設けられ、又、下端20b側が少し短くかつ厚くなっていると共に係止爪13の揺動端13aを露出している。そして、図7(c)の使用態様においては、胴部20で形成される変形部28として、下端20b側と首部20aの下側部分とが外周溝27を介し上下に重合された状態となる。
以上のように、本発明の防振クリップは、請求項1で特定される技術要素を備えている範囲で種々変更可能なものである。
発明形態例の防振クリップの使用要領を示す一部断面した図である。 上記防振クリップの細部を示す図である。 上記防振クリップのピン部材とグロメットの関係を示す図である。 上記防振クリップを構成しているピン部材を示す図である。 上記防振クリップを構成しているグロメットを示す図である。 上記防振クリップのグロメットを変更した変形例を示している。 上記防振クリップを二色成形により形成した一例を示す図である。 従来の防振クリップを示す説明図である。
符号の説明
1…ピン部材(10は頭部、11は軸部、13は係止爪)
2…グロメット(20は胴部、21はフランジ部、20aは首部、20bは下端)
22…内周溝(薄肉部)
24,27…外周溝(薄肉部)
3…第1板部(3aは取付孔)
4…第2板部(4aは取付孔)

Claims (3)

  1. 頭部及び該頭部に下設した軸部を有するピン部材と、筒状の弾性胴部及び該胴部の上端周囲に突設したフランジ部を有し、筒内に前記軸部を挿通した状態で前記ピン部材に装着されているグロメットとからなり、前記胴部を第1板部の取付孔に挿入し、かつ前記軸部を第2板部の取付孔に係止することで、前記頭部が前記第1板部の上面に当接している前記フランジ部に重ねられるとともに、第1板部と第2板部との間に前記胴部の変形部を配置した態様で第1板部を第2板部に取り付ける防振クリップであって、
    前記ピン部材は、前記軸部の下部に設けられた係止爪を有し、
    前記係止爪が、概略錨状に形成され、防振クリップの未使用態様で、揺動端外径を前記胴部の下端内径とほぼ同じか小さく形成しており、
    前記第2板部の取付孔に縮径しつつ差し込まれ、通過と同時に復帰して前記揺動端に設けられている段差が前記取付孔の下孔縁部に係合することを特徴とする防振クリップ。
  2. 前記胴部は、周囲部分に薄肉部を有し、防振クリップの使用態様において、前記変形部が前記薄肉部の上下部分を該薄肉部を介して重ねた状態となることを特徴とする請求項1に記載の防振クリップ。
  3. 請求項1又は2の防振クリップにおいて、前記ピン部材と前記グロメットとは互いに剥離し易い関係にある素材にて二色成形されていると共に、使用態様において前記胴部の対応部が前記ピン部材から剥離されて変形することを特徴とする防振クリップ。
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