JP4393913B2 - 車両および動力発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両および動力発生装置に関し、特に、圧縮空気により動力が発生する車両および動力発生装置に関する。
自動車などの車両は、石油などの化石燃料を用いる内燃機関を動力発生装置として利用し駆動する。動力発生装置である内燃機関は、空気中の酸素を用いて化石燃料を燃焼させて動力を発生するため、NO,SO,CO,煤などの有害物質を排出し、環境に影響を及ぼしている。
有害物質の排出を低減する自動車として、燃料電池自動車、電気自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車、液体窒素自動車、ハイブリッド自動車などのさまざまな方式が知られている。
このうち、液体窒素自動車は、動力源に窒素を用いているために、COを排出せず、他の方式と比較して動力源の補充が短時間で可能であり、安全に取り扱うことができるといった利点を有し、開発が盛んに進められている。液体窒素自動車は、熱交換器によって液体窒素を加熱して高圧ガスに変換し、その高圧ガスの膨張により動力を発生している(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−31330号公報
しかしながら、液体窒素自動車は、低温を維持して液体窒素を車両に貯蔵するために、車両に搭載される貯蔵タンクは容量が限定され、長時間にわたる動力の発生が困難なことなどの問題がある。この問題に対応するために、液体窒素を形成する装置を車両に搭載することが考えられるが、大型の装置が必要になるために車両に搭載することが困難であり、十分に走行性能を向上することが困難であった。また、液体窒素自動車は、動力源である液体窒素を高圧ガスに変換する際に、霜が付着して動力が低下して走行性能を向上することが困難であった。
したがって、本発明の目的は、有害物の排出を低減することができ、長時間にわたる動力の発生を容易にし、動力の低下を抑制して、走行性能を向上可能な車両および動力発生装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の車両は、圧縮空気を貯蔵する貯蔵部と、前記貯蔵部から供給される前記圧縮空気によって動力を発生する動力発生部とを備え、前記動力発生部が発生する動力によって駆動する車両であって、外部の空気から圧縮空気を形成し、前記形成された圧縮空気を前記貯蔵部に補充する圧縮空気補充部を有する。
上記の本発明の車両によれば、貯蔵部が圧縮空気を貯蔵し、動力発生部が貯蔵部から供給される圧縮空気によって動力を発生する。そして、圧縮空気補充部が、外部の空気から圧縮空気を形成し、その形成された圧縮空気を貯蔵部に補充する。
上記目的を達成するために、本発明の動力発生装置は、圧縮空気を貯蔵する貯蔵部と、前記貯蔵部から供給される前記圧縮空気によって動力を発生する動力発生部とを備え、外部の空気から圧縮空気を形成し、前記形成された圧縮空気を前記貯蔵部に補充する圧縮空気補充部を有する。
上記の本発明の動力発生装置によれば、貯蔵部が圧縮空気を貯蔵し、動力発生部が貯蔵部から供給される圧縮空気によって動力を発生する。そして、圧縮空気補充部が、外部の空気から圧縮空気を形成し、その形成された圧縮空気を貯蔵部に補充する。
本発明によれば、有害物の排出を低減することができ、長時間にわたる動力の発生を容易にし、動力の低下を抑制して、走行性能向上可能な車両および動力発生装置を提供することができる。
本発明にかかる実施形態の一例について説明する。
<実施形態1>
以下より、本発明にかかる実施形態1について説明する。
図1は、本実施形態の車両における動力発生装置の要部を示すブロック図である。
本実施形態の車両は、たとえば、自動車であり、図1に示すように、貯蔵タンク11と、エアモータ12と、エアモータ制御部13と、圧縮機21と、第1切替部31と、第2切替部32と、切替制御部33と、発電機41と、インバータ42と、バッテリ43とを有する。
貯蔵タンク11は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとを有している。第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bは、たとえば、ステンレスの密閉容器で構成されており、圧縮空気を貯蔵する。本実施形態において、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとは、たとえば、それぞれが容量17Lのものを用いて、0.5〜1.0MPaの圧力の圧縮空気を貯蔵する。第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとは、第2切替部32を介してエアモータ12に接続しており、エアモータ12に動力源としての圧縮空気を供給する。また、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとは、第1切替部31を介して圧縮機21に接続しており、圧縮機21により生成される圧縮空気が補充される。
エアモータ12は、貯蔵タンク11に接続されており、貯蔵タンク11から供給される圧縮空気によって動力を発生する。エアモータ12により発生する動力は、動力伝達部(図示なし)に伝達されて車輪(図示なし)を回転させ車両を駆動させる。また、エアモータ12は、発生する動力の少なくとも一部を発電機41に供給し、発電機41を駆動させる。そして、エアモータ12は、エアモータ制御部13に接続されており、エアモータ制御部13により貯蔵タンク11からの圧縮空気の供給量が制御され、その供給量に応じてモータの回転数が可変する。なお、本実施形態においては、エアモータ12の一例として、Gast社製の型式16AM−FRV−13(出力:6.9kW,回転数:300〜2000rpm)を用いている。
エアモータ制御部13は、たとえば、コンピュータにより構成されており、エアモータ12に接続されている。エアモータ制御部13は、運転者からの指令に基づいて、貯蔵タンク11からエアモータ12に供給する圧縮空気の供給量を調整し、エアモータ12を制御する。
圧縮機21は、外部の空気から圧縮空気を形成し、その形成した圧縮空気を貯蔵タンク11に補充する。圧縮機21は、吸い込み口から外気を圧縮室に取り込み、電動モータを駆動させて圧縮室内の容積を小さくして圧縮室内を高圧にして吐出し口から吐き出し、高圧の空気である圧縮空気を形成する。なお、本実施形態においては、圧縮機21として、たとえば、尼寺空圧工業製の圧力開閉式圧縮機(出力:550W,吐出量60L/min,タンク容量12L,最大圧力0.96MPa)を用いている。
第1切替部31は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとのいずれか一方に圧縮機21から圧縮空気を補充するように切り替える。第1切替部31は、たとえば、切替弁として構成されており、圧縮空気の配管に設けられている。第1切替部31は、切替制御部33に接続されており、切替制御部33からの制御信号に基づいて、圧縮空気が通る配管の経路を切替え、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとのいずれか一方に圧縮機21から圧縮空気を補充する。
第2切替部32は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとのいずれか一方からエアモータ12に圧縮空気を供給するように切り替える。第2切替部32は、たとえば、切替弁として構成されており、圧縮空気の配管に設けられている。第2切替部32は、切替制御部33に接続されており、切替制御部33からの制御信号に基づいて圧縮空気が通る配管の経路を切替え、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとのいずれか一方からエアモータ12に圧縮空気を供給する。
切替制御部33は、たとえば、コンピュータにより構成されており、第1切替部31と第2切替部32とに接続している。切替制御部33は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとの一方側に圧縮機21から圧縮空気を補充する際に、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとにおいて圧縮機21が圧縮空気を補充していない他方側からエアモータ12に圧縮空気を供給するように、第1切替部31と第2切替部32とを制御する。具体的には、第1貯蔵タンク11aに圧縮機21から圧縮空気を補充する際には、切替制御部33は、第1切替部31を用いて、第1貯蔵タンク11aの導入口を開き、第2貯蔵タンク11bの導入口を閉める。そして、この時、切替制御部33は、第2切替部32を用いて、第1貯蔵タンク11aの排出口を閉め、第2貯蔵タンク11bの排出口を開ける。反対に、第2貯蔵タンク11bに圧縮機21から圧縮空気を補充する際には、切替制御部33は、第1切替部31を用いて、第1貯蔵タンク11aの導入口を閉め、第2貯蔵タンク11bの導入口を開ける。そして、この時、切替制御部33は、第2切替部32を用いて、第1貯蔵タンク11aの排出口を開け、第2貯蔵タンク11bの排出口を閉める。
また、切替制御部33は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとが貯蔵している圧縮空気の圧力に基づいて、第1切替部31と第2切替部32とを制御する。たとえば、切替制御部33は、第1貯蔵タンク11aからエアモータ12に圧縮空気を供給し第1貯蔵タンク11a内部の圧力が基準値以下になった場合、第1切替部31を制御して第1貯蔵タンク11aに圧縮空気を補充すると共に、第2切替部32を制御して第2貯蔵タンク11bからエアモータ12に圧縮空気を供給する。つまり、切替制御部33は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとにおいて、貯蔵している圧縮空気の圧力が高い側からエアモータ12に圧縮空気を供給し、貯蔵している圧縮空気の圧力が低い側に圧縮機21から圧縮空気を補充するように、第1切替部31と第2切替部32とを制御する。
発電機41は、エアモータ12に接続されており、エアモータ12から供給される動力によって電力を発電する。そして、発電機41は、インバータ42を介してバッテリ43に接続されており、発電した電力をバッテリ43に供給し蓄えさせる。
インバータ42は、バッテリ43に接続されており、バッテリ43からの直流電力を交流電力に変換して圧縮機21に供給する。インバータ42は、たとえば、バッテリ43からの直流12Vを交流100Vに変換し、圧縮機21を作動させる。また、インバータ42は、発電機41に接続されており、同様に、発電機41が発電する電力を変換してバッテリ43に供給する。
バッテリ43は、たとえば、鉛蓄電池により構成される自動車用バッテリを用いており、圧縮機21駆動するための電力を蓄える。また、バッテリ43は、インバータ42を介して発電機41に接続されており、発電機41が発電した電力が供給され、その供給された電力を蓄える。
なお、上記の本実施形態における貯蔵タンク11は、本発明の貯蔵部に相当する。また、本実施形態における第1貯蔵タンク11aは、本発明の第1貯蔵部に相当する。また、本実施形態における第2貯蔵タンク11bは、本発明の第2貯蔵部に相当する。また、本実施形態におけるエアモータ12は、本発明の動力発生部に相当する。また、本実施形態における圧縮機21は、本発明の圧縮空気補充部に相当する。また、本実施形態における第1切替部31は、本発明の第1切替部に相当する。また、本実施形態における第2切替部32は、本発明の第2切替部に相当する。また、本実施形態における切替制御部33は、本発明の切替制御部に相当する。また、本実施形態における発電機41は、本発明の発電部に相当する。また、本実施形態におけるバッテリ43は、本発明の蓄電部に相当する。
以下より、本実施形態の車両において動力を発生する方法について説明する。
はじめに、車両を駆動する前に、貯蔵タンク11における第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとの少なくとも一方に圧縮空気を貯蔵する。ここでは、たとえば、第1貯蔵タンク11aのみに圧縮空気を貯蔵する。
そして、車両を駆動する際においては、まず、運転者からの指令がエアモータ制御部13に送られる。そして、その運転者からの指令に基づいて、エアモータ制御部13が、貯蔵タンク11からエアモータ12に供給する圧縮空気の供給量を制御する。この時、エアモータ制御部13がエアモータ12を制御することに同期して、切替制御部33は、第2切替部32を制御し、圧縮空気が貯蔵されている第1貯蔵タンク11aからエアモータ12に圧縮空気を供給する。
つぎに、第1貯蔵タンク11aから供給される圧縮空気によって、エアモータ12が動力を発生する。エアモータ12により発生する動力は動力伝達部に伝達し、これにより車輪が回転して車両が駆動する。また、この時、エアモータ12により発生する動力は発電機41にも分割して供給され、この動力により発電機41が駆動し電力を発電する。
つぎに、発電機41により発電された電力は、インバータ42を介してバッテリ43に供給され、その供給された電力をバッテリ43が蓄える。
つぎに、バッテリ43に蓄えられている電力は、インバータ42を介して圧縮機21に供給される。これにより、圧縮機21は駆動して、外部の気体から圧縮空気を形成し、その形成した圧縮空気を貯蔵タンク11に補充する。この時、切替制御部33は、第2切替部32を制御して第1貯蔵タンク11aからエアモータ12に圧縮空気を供給しているため、貯蔵タンク11への補充時においては、使用されていない側である第2貯蔵タンク11bに圧縮機21からの圧縮空気が補充されるように第1切替部31を制御する。
そして、車両が相当距離を進行して、第1貯蔵タンク11aからエアモータ12に圧縮空気を供給され第1貯蔵タンク11a内部の圧力が基準値以下になった場合、切替制御部33は、第2切替部32を制御して第2貯蔵タンク11bからエアモータ12に圧縮空気を供給する。そして、さらに、切替制御部33は、第1切替部31を制御して、第2貯蔵タンク11aへの圧縮空気の補充を停止し、第1貯蔵タンク11aへの圧縮空気の補充を開始する。このように、切替制御部33は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとからエアモータ12への圧縮空気の供給を交互にそれぞれを用いて行うと共に、圧縮機21から第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとへの圧縮空気の補充をそれぞれに交互に行う。
以上のように、本実施形態においては、貯蔵タンク11が圧縮空気を貯蔵し、エアモータ12が貯蔵タンク11から供給される圧縮空気によって動力を発生する。そして、圧縮機21が、外部の気体から圧縮空気を形成し、その形成された圧縮空気を貯蔵タンク11に補充する。このように、本実施形態は、圧縮空気によって動力を発生するため、有害物の排出を低減することができる。また、本実施形態は、圧縮機21が圧縮空気を形成して貯蔵タンク11に補充するため、長時間にわたる動力の発生を容易にし、走行性能を向上することができる。
また、本実施形態においては、エアモータ12が、発生する動力の少なくとも一部を発電機41に供給し、発電機41が、エアモータ12から供給される動力によって電力を発電する。そして、バッテリ43が、圧縮機21を駆動するための電力を蓄える。このため、本実施形態は、エアモータ12が動力を発生している時において、圧縮機21が長時間に渡って貯蔵タンク11に圧縮空気を補充できるため、長時間にわたる動力の発生を容易にし、走行性能を向上することができる。
また、本実施形態においては、貯蔵タンク11が第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bを含む。そして、本実施形態においては、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとの一方側に圧縮機21から圧縮空気を補充する際に、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとにおいて圧縮機21が圧縮空気を補充していない他方側からエアモータ12に圧縮空気を供給するように、第1切替部31と第2切替部32とを切替制御部33が制御している。このように、本実施形態は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとの両者を用いて、エアモータ12への圧縮空気の供給と、圧縮機21からの圧縮空気の補充とを行うため、長時間にわたる動力の発生を容易にし、走行性能を向上することができる。
また、本実施形態においては、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとが貯蔵している圧縮空気の圧力に基づいて、切替制御部33が、第1切替部31と第2切替部32とを制御している。つまり、本実施形態は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとにおいて、貯蔵している圧縮空気の圧力が高い側からエアモータ12に圧縮空気を供給し、貯蔵している圧縮空気の圧力が低い側に圧縮機21から圧縮空気を補充する。このため、本実施形態は、第1貯蔵タンク11aと第2貯蔵タンク11bとによる圧縮空気の供給と補充とを効率的にできるため、長時間にわたる動力の発生を容易にし、走行性能を向上することができる。
<実施形態2>
以下より、本発明にかかる実施形態2について説明する。
図2は、本実施形態の車両における動力発生装置の要部を示すブロック図である。
本実施形態の車両は、たとえば、自動車であり、図2に示すように、貯蔵タンク11と、エアモータ12と、エアモータ制御部13と、圧縮機21と、発電機41と、インバータ42と、バッテリ43と、補充制御部51とを有する。第1切替部31と第2切替部32と切替制御部33とに変わって補充制御部51が設けられていることと、貯蔵タンク11の構成が異なることを除き、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については、説明を省略する。
貯蔵タンク11は、実施形態1と異なり、複数で構成されずに単数で構成されている。貯蔵タンク11は、補充制御部51を介して圧縮機21に接続されており、圧縮機21かからの圧縮空気が補充制御部51により制御されて補充される。
補充制御部51は、たとえば、コンピュータにより構成されており、貯蔵タンク11がエアモータ12に供給する圧縮空気の量に基づいて圧縮機21を制御する。たとえば、補充制御部51は、貯蔵タンク11がエアモータ12に供給する圧縮空気の量が基準量よりも少ない場合、貯蔵タンク11に圧縮空気を補充し、貯蔵タンク11がエアモータ12に供給する圧縮空気の量が基準量よりも多い場合、貯蔵タンク11への圧縮空気の補充を停止するように、圧縮機21を制御する。具体的には、補充制御部51は車両の減速時や停止時の運転者からの指令により、貯蔵タンク11からエアモータ12へ圧縮空気が供給されずに供給量がゼロである場合においては、運転者からのその指令を補充制御部51がエアモータ制御部13を介して取得し、貯蔵タンク11に圧縮空気を補充するように圧縮機21を制御し駆動させる。一方、車両を加速するための運転者からの指令により、貯蔵タンク11からエアモータ12へ圧縮空気が供給される場合においては、運転者からのその指令を補充制御部51がエアモータ制御部13を介して取得し、貯蔵タンク11に圧縮空気を補充しないように圧縮機21を制御して駆動させない。
なお、上記の本実施形態における貯蔵タンク11は、本発明の貯蔵部に相当する。また、本実施形態におけるエアモータ12は、本発明の動力発生部に相当する。また、本実施形態における圧縮機21は、本発明の圧縮空気補充部に相当する。また、本実施形態における発電機41は、本発明の発電部に相当する。また、本実施形態におけるバッテリ43は、本発明の蓄電部に相当する。また、本実施形態における補充制御部51は、本発明の補充制御部に相当する。
以上のように、本実施形態は、貯蔵タンク11がエアモータ12に供給する圧縮空気の量に基づいて圧縮機21を補充制御部51が制御する。このため、本実施形態は、貯蔵タンク11がエアモータ12に供給する圧縮空気の量が基準量よりも少ない場合、貯蔵タンク11に圧縮空気を補充し、貯蔵タンク11がエアモータ12に供給する圧縮空気の量が基準量よりも多い場合、貯蔵タンク11への圧縮空気の補充を停止するため、長時間にわたる動力の発生を容易にし、走行性能を向上することができる。
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記実施形態においては、貯蔵部について、1つの貯蔵タンクと2つの貯蔵タンクとを用いる場合を示しているが、これに限定されず、3つ以上の貯蔵タンクを用いてもよい。
また、たとえば、上記実施形態においては、動力発生部についてエアモータを用いていが、これに限定されず、ピストン型やタービン型の高圧空気駆動エンジンを用いてもよい。
また、たとえば、上記実施形態においては、蓄電部について鉛蓄電池を用いているが、これに限定されず、アルカリ蓄電池、リチウム蓄電池、電気二重層キャパシタなどを用いてもよい。
また。車両の減速時に圧縮機のモータを発電機として用い回生させて、その回生による電力を、インバータを介してバッテリに蓄えるように構成してもよい。
図1は、実施形態1の車両における動力発生装置の要部を示すブロック図である。 図2は、実施形態2の車両における動力発生装置の要部を示すブロック図である。
符号の説明
11:貯蔵タンク(貯蔵部)
11a:第1貯蔵タンク(第1貯蔵部)
11b:第2貯蔵タンク(第2貯蔵部)
12:エアモータ(動力発生部)
13:エアモータ制御部
21:圧縮機(圧縮空気補充部)
31:第1切替部(第1切替部)
32:第2切替部(第2切替部)
33:切替制御部(切替制御部)
41:発電機(発電部)
42:インバータ
43:バッテリ(蓄電部)
51:補充制御部(補充制御部)

Claims (8)

  1. 圧縮空気を貯蔵する貯蔵部と、
    前記貯蔵部から供給される圧縮空気によって動力を発生する動力発生部と、
    外部の空気から圧縮空気を形成し、当該形成した圧縮空気を前記貯蔵部に補充する圧縮空気補充部と
    を備え、前記貯蔵部が第1貯蔵タンクと第2貯蔵タンクとを含んでおり、前記動力発生部が発生する動力によって駆動する車両であって、
    前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとのいずれか一方に前記圧縮空気補充部から圧縮空気を補充するように切り替える第1切替部と、
    前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとのいずれか一方から前記動力発生部に圧縮空気を供給するように切り替える第2切替部と、
    前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとの一方側に前記圧縮空気補充部から圧縮空気を補充する際に、前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとにおいて前記圧縮空気補充部が圧縮空気を補充していない他方側から前記動力発生部に圧縮空気を供給するように、前記第1切替部と前記第2切替部とを制御する切替制御部と
    を有し、
    前記切替制御部は、前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとにおいて、貯蔵している圧縮空気の圧力が高い側から動力発生部に圧縮空気を供給し、貯蔵している圧縮空気の圧力が低い側に前記圧縮空気補充部から圧縮空気を補充するように、前記第1切替部と前記第2切替部とを制御する
    車両。
  2. 前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとのそれぞれは、同じ容量である、
    請求項1に記載の車両。
  3. 前記圧縮空気補充部を駆動するための電力を蓄える蓄電部と、
    電力を発電し、前記発電した電力を前記蓄電部に供給する発電部と
    を有し、
    前記動力発生部は、発生する動力の少なくとも一部を前記発電部に供給し、
    前記発電部は、前記動力発生部から供給される動力によって前記電力を発電する
    請求項1または2に記載の車両。
  4. 前記貯蔵部が前記動力発生部に供給する圧縮空気の量に基づいて前記圧縮空気補充部を制御する補充制御部
    を有する
    請求項1から3のいずれかに記載の車両。
  5. 圧縮空気を貯蔵する貯蔵部と、
    前記貯蔵部から供給される前記圧縮空気によって動力を発生する動力発生部と、
    外部の空気から圧縮空気を形成し、当該形成した圧縮空気を前記貯蔵部に補充する圧縮空気補充部と
    を備え、前記貯蔵部が第1貯蔵タンクと第2貯蔵タンクとを含んでいる動力発生装置であって、
    前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとのいずれか一方に前記圧縮空気補充部から圧縮空気を補充するように切り替える第1切替部と、
    前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとのいずれか一方から前記動力発生部に圧縮空気を供給するように切り替える第2切替部と、
    前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとの一方側に前記圧縮空気補充部から圧縮空気を補充する際に、前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとにおいて前記圧縮空気補充部が圧縮空気を補充していない他方側から前記動力発生部に圧縮空気を供給するように、前記第1切替部と前記第2切替部とを制御する切替制御部と
    を有し、
    前記切替制御部は、前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとにおいて、貯蔵している圧縮空気の圧力が高い側から動力発生部に圧縮空気を供給し、貯蔵している圧縮空気の圧力が低い側に前記圧縮空気補充部から圧縮空気を補充するように、前記第1切替部と前記第2切替部とを制御する
    動力発生装置。
  6. 前記第1貯蔵タンクと前記第2貯蔵タンクとのそれぞれは、同じ容量である、
    請求項5に記載の動力発生装置。
  7. 前記圧縮空気補充部を駆動するための電力を蓄える蓄電部と、
    電力を発電し、前記発電した電力を前記蓄電部に供給する発電部と
    を有し、
    前記動力発生部は、発生する動力の少なくとも一部を前記発電部に供給し、
    前記発電部は、前記動力発生部から供給される動力によって前記電力を発電する
    請求項5または6に記載の動力発生装置。
  8. 前記貯蔵部が前記動力発生部に供給する圧縮空気の量に基づいて前記圧縮空気補充部を制御する補充制御部
    を有する
    請求項5から7のいずれかに記載の動力発生装置。
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