JP4393440B2 - クリーニング装置 - Google Patents

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本発明は、デジタルカメラの固体撮像素子近傍の光学部材の表面に付着した異物を除去するためのクリーニング装置に関する。
従来、デジタルカメラで用いられる固体撮像素子の前面には、その撮影光路内に光学部材が配置されている。光学部材としては、例えば、固体撮像素子の保護用カバーガラスや、該カバーガラスの前面に配設される赤外カットフィルタや光学ローパスフィルタ(以下、「LPF」と略す。)等がある。これらの光学部材は焦点面の近傍にあるため、光学部材の表面に、外部から浸入したり、カメラ内部で動作する機構部材の磨耗塵を発生源とする塵埃が付着すると、塵埃が影となって固体撮像素子にはっきりと写り込んでしまうという問題が発生する。
特に、レンズ交換が可能な一眼レフタイプのデジタルカメラにおいては、撮影光路を常に密閉することは難しく、撮影光路中にはミラーユニットやフォーカルプレーンシャッター等の高速な動作を繰り返す部材が配置されている。そのため、塵埃の付着を防止することは非常に困難であった。また、近年においては、固体撮像素子の高画素化が進んで高精細な画像が得られるようになり、画像を拡大表示して確認する頻度が高くなってきた。その際、僅か2、30μm以下の微細な塵埃であっても塵埃の影が目立つため、問題視されるようになってきた。
そこで、上記の問題点を解決するために塵埃除去機構を内蔵するカメラが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。しかし、塵埃除去機構をカメラに内蔵するとコストアップやカメラの大型化を招き、塵埃除去を必ずしも必要としないユーザーにとっては全く魅力の無い製品になってしまう。
そこで粘着性を有する清掃棒等を用いて、ユーザーの作業によって塵埃を除去するクリーニング装置も数多く提案されている(例えば、特許文献3及び4参照)。
特開2004−172961号公報 特開2003−333391号公報 実開平05−085361号公報 特開2003−220014号公報
しかしながら、特許文献3や特許文献4により提案されるようなクリーニング装置の形態では、一度に清掃可能な範囲が狭い。そのため、固体撮像素子のカバーガラスの表面や光学フィルタの表面に付着した塵埃が少なければ比較的簡単に取り除くことができるが、全域に散乱した多くの塵埃を除去するには多数回の煩雑な作業が必要となる。またLPFは非常にデリケートであり、作業の際に充分な注意が必要とされ、誤って傷をつけたり、最悪の場合には不適切な負荷をかけることで破損を生ずる恐れもある。
また、市販されているデジタル一眼レフカメラは、様々な大きさの撮像画面サイズを有する固体撮像素子が用いるものが存在している。例えば、カメラによって従来の銀塩カメラの135フォーマットと等しいフルサイズと呼ばれるものや、フルサイズより小さいAPC-Cサイズと呼ばれるものがある。そのため、いずれかのサイズの固体撮像素子に適したクリーニング装置であっても、他のサイズの固体撮像素子には適さなかったり、場合によっては使用できないこともある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮像装置の光学部材を清掃する際に、容易且つ確実に光学部材全域を清掃可能なクリーニング装置を提供することを目的とする。
また、光学部材の清掃時に、光学部材への負荷を軽減することのできるクリーニング装置を提供することを更なる目的とする。
また、様々なサイズの光学部材に適応可能なクリーニング装置を提供することを更なる目的とする。
撮像装置において画像の撮像を行うための固体撮像素子の前面に配置された光学部材を清掃するための本発明のクリーニング装置は、円柱曲面に吸着性を持たせた清掃部材と、前記円柱曲面の曲率中心を回動軸として、前記清掃部材を回動可能に支持する支持部材と、前記清掃部材を前記光学部材に当接させる際に、前記清掃部材の前記円柱曲面の一端が前記光学部材に当接するように、前記清掃部材を前記回動軸について付勢する付勢部材とを有する
また、別の構成によれば、撮像装置において画像の撮像を行うための固体撮像素子の前面に配置された光学部材を清掃するための本発明のクリーニング装置は、円柱曲面に吸着性を持たせた清掃部材と、前記清掃部材を着脱可能に保持する保持部材と、前記保持部材が前記清掃部材を保持した際に、前記円柱曲面の曲率中心が回動軸となるように、前記保持部材を回動可能に支持する支持部材と、前記清掃部材を前記光学部材に当接させる際に、前記清掃部材の前記円柱曲面の一端が前記光学部材に当接するように、前記保持部材を前記回動軸について付勢する付勢部材とを有する。
本発明によれば、撮像装置の光学部材を清掃する際に、容易且つ確実に光学部材全域を清掃可能なクリーニング装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
図1は本発明の実施の形態に係るクリーニング装置の主要部であるローラーユニット10を示す斜視図、図2はローラーユニット10の分解斜視図、図3はローラーユニット10の断面図である。以下、図1乃至図3を参照して、ローラーユニット10の構成について詳しく説明する。
1は清掃部材であるローラーであり、硬度50以下の比較的やわらかい弾性を有するシリコンやEPDM等のゴム素材で作られている。本実施の形態では、素材自体が有する粘着性を利用して、塵埃の吸着を実現させる。ローラー1は半円柱状の形態をなし、外周の円柱曲面を吸着面1eとしている。ローラー1は棒状の支持部材6の先端に回転軸4を用いて回動可能に支持されるローラー保持部材2へ取り付けられ、ローラー1の吸着面1eの中心軸は、回転軸4と一致する。
ローラー1の係合穴1dとローラー保持部材2の係合突起2dは圧入合となっており、ローラー1はローラー保持部材2に対して容易に着脱自在となっている。また回転軸4には、支持部材6とローラー保持部材2の間に回転付勢力を働かせるローラー保持バネ3が取り付けられている。ローラー1はローラー保持バネ3の付勢力により、図3において左遷方向に回転付勢され、回転規制面1bと支持部材6の当接によって、吸着面1eの端部1gを下方に位置させた初期位置に保持される。なお、ローラー保持バネ3はローラー1を初期位置に保持するためだけのものであり、後述するローラーユニット10による清掃作業を阻害しない程度の軽い付勢力が設定されている。
ローラーユニット10は上記の構成のみで光学部材の清掃作業を可能とするが、清掃時の作業性と安全性の向上を目的として、以下に説明する部材が付加される。
支持部材6のローラー1の反対側の端には、基台部7aと円筒部7bで構成されるスライダ7が取り付けられる。支持部材6はスライダ7の円筒部7b内に、スラスト付勢バネ8を挟持する形でスライダ7の円筒部7b内に挿入される。支持部材6をスライダ7に取り付ける手順としては、まず、支持部材6の先端に形成される係止突起6aをスラスト付勢バネ8の付勢力に抗してスライダ7の穴7cに貫通させる。その後、支持部材6(もしくはスライダ7)を90°回転させてからスラスト付勢バネ8の付勢力を開放して係止突起6aとスライダ7の係止溝7dにはめ込む。これにより、支持部材6のスライダ7への保持を実現する。また、支持部材6は係止突起6aと係止溝7dの係合により回転規制される。また支持部材6はスラスト付勢バネ8の付勢力を受けた状態でスライダ7の円筒部7b内のスラスト方向に摺動可能である。
ここで、本実施の形態のクリーニング装置を使用する一眼レフタイプのデジタルカメラの撮影光路系の構成について、図8および図9を参照して説明する。なお、デジタルタイプを含む一眼レフカメラの構成については他の文献においても数多く紹介され既に一般的であるため、ここでは撮影光路系の最低限の説明のみに留める。
図8は一眼レフカメラの撮影光路系の主要構造体であるミラーボックス13を中心とした各部材のレイアウトを示した構成概略図であり、ミラーボックス13の床面13bを切り欠いた状態でカメラの下方側から見たところを示している。
ミラーボックス13の前面には、不図示の撮影レンズとのレンズ装着基準面11aを有し、撮影レンズを結合するマウント11が取り付けられている。マウント11のレンズ装着基準面11a上には、装着される撮影レンズと係合して回転規制を行う進退可能なロックピン12が突出する。
ミラーボックス13後方には、CCDやCMOSセンサなどを用いた固体撮像素子17aが、マウント11に取り付けられる各種撮影レンズの予定焦点面に位置するように、レンズ装着基準面11aより一定の距離(いわゆるフランジバック)を設けて配置される。なお、固体撮像素子17aは、通常、カバーガラス17cにて密閉された状態でパッケージ17b内に収納されて提供されるため、以降パッケージ17bおよびカバーガラス17cを含めて固体撮像素子17と称する。
また、不図示の撮影レンズ内の結像光学系から固体撮像素子17に至る光路中の固体撮像素子17の前面には、物体像の必要以上に高い空間周波数成分を制限する光学ローパスフィルタ(LPF)16が設けられている。
ミラーボックス13内には撮影レンズの光路に対して進退動作し、光路中への進入時には不図示のファインダー光学系側に光路を切り替えるミラーユニット14が配置されている。ここでは、ミラーユニット14は撮影レンズの光路より退避した所謂ミラーアップ状態で示されている。またミラーボックス13とLPF16の間には、撮影時の固体撮像素子17への露光を制御するシャッターユニット15が配置される。シャッターユニット15は一般に周知のフォーカルプレーンシャッターである。シャッターユニット15は、主構造部材であるシャッター地板15bとカバー板15cの間を、簡易的に表現した駆動機構部15aの作用によって走行する不図示の二組のシャッター幕群により露光制御を行う。
図9は、ミラーボックス13をマウント前面から見た図である。図8と同様に、ミラーユニット14は撮影光路中から退避し、また、シャッターユニット15のシャッター幕が開放された、いわゆるバルブ状態を示している。
シャッターユニット15のシャッター地板15bに形成された四角状の開口部15dにはLPF16の表面が露出しており、開口部15dの大きさは固体撮像素子17の撮像画面サイズとほぼ同等である、高さV、幅Hを有している。
ミラーボックス13の壁面13cより突出するダボ13dは、ミラーユニット14が下降して撮影光路中に浸入した際に位置規制を行うためのものである。図9において、ダボ13dはシャッターユニット15の開口部15dの内側へ突出している。ダボ13dは、取り付けられる撮影レンズの種類によっては撮影光束内に浸入した状態になるが、予定焦点面より離れた位置にあることで結像像に影響が出ない範囲の突出量で抑えられている。
本実施の形態におけるクリーニング装置は、ミラーボックス13内が上記のバルブ状態である際に使用され、シャッターユニット15の開口部15dを通して露出したLPF16上に付着した塵埃を、ローラーユニット10のローラー1が接触して吸着除去する。
ローラーユニット10のローラー1とシャッターユニット15の開口部15dの寸法関係について説明すると、図1に示すローラー1の回転軸方向の長さBは、シャッターユニット15の開口部15dの高さVと略同一に設定されている。また図3に示す吸着面1eの円周方向の周長Lは、開口部15dの幅Hと略同一に設定されている。言い換えると、ローラー1の長さBと周長Lはそれぞれ撮像画面の各辺の長さと略同一に設定されていることになる。
次に図4乃至図7を用いて、本実施の形態のクリーニング装置の使用方法について説明する。
図4はローラーユニット10をミラーボックス13内に挿入する様子を示した斜視図である。同図に示すように、ローラーユニット10の使用時には、ガイドプレート9をマウント11に取り付ける。ガイドプレート9には底面側に突出する3つの円弧状のマウント勘合部9aと、ロックピン合穴9bが形成されている。そして、マウント勘合部9aとマウント内周11b(図9)、およびロックピン勘合穴9bとロックピン12のそれぞれの勘合により、レンズ装着基準面11a上で位置規制される。ガイドプレート9の上面には、枠状のガイドリブ9d、9e、9f、9gが形成されている。ガイドプレート9とスライダ7とを組み合わせることで、ローラーユニット10の移動を補助する。
図5乃至図7はミラーボックス13内へのローラーユニット10の挿入から、ローラー1がLPF16の表面上を清掃する操作を段階的に示した平面図である。図5はローラー1がシャッターユニット開口部15d内に入り込み、LPF16の表面に接触した瞬間を表した図である。図6はローラーユニット10による清掃が開始される状態を表した図、また、図7はローラーユニット10による清掃が終了した状態を表した図である。なお、ガイドプレート9、マウント11、シャッターユニット15は断面で図示している。
ローラーユニット10はローラー1がシャッターユニット15の開口部15dに入り込む直前に、スライダ7の基台部7aをガイドリブ9d、9e、9fに沿わせて挿入する。ガイドリブ9d、9e間の幅はスライダ7の基台部7aの長手方向の幅と一致しており、ローラーユニット10、即ちローラー1は、図5において紙面垂直方向に位置規制がなされる。またガイドリブ9fに基台部7aを突き当てることで、ローラー1の端部1gはシャッターユニット15の開口部15dの端辺15e近傍に位置規制される。以上の位置規制により、ローラー1を容易にシャッターユニット15の開口部15dに挿入することができる。また、ガイドリブ9fだけに頼らずに、基台部7aに開口した窓7eや基台部7a脇のマウント開口部から直接ローラー1を目視して作業することも可能である。
図5に示すように、ローラ‐1がLPF16の表面に接触した瞬間は、基台部7aの下面7はガイドプレート9の摺動面9cと接触しない状態となっている。ローラーユニット10による清掃開始時には、図6に示すように、まずスライダ7を下面7が摺動面9cと接触するようにスラスト付勢バネ8の付勢力に抗して操作付勢力F’をもって下方へ押し下げる。この状態では、ローラー1の吸着面1eとLPF16の間にはスラスト付勢バネ8の付勢力がかかるが、スライダ7への操作付勢力F’はスラスト付勢ばね8の付勢力Fより勝った力であればいくらでも良く、F'が多少不安定であっても接触面Cには一定の力Fが働く。
LPF16の表面を清掃するには、スライダ7を押し下げた状態のまま、図7に示すように、スライダの基台部7aがガイドプレート9のガイドリブ9gに当たるまで右側にずらせば良い。これによりローラーユニット10はLPF16の表面上を平行移動し、接触面Cに生ずる粘着力の作用により、ローラ保持バネ3の付勢力に打ち勝って、破線に示すようにLPF16上を右旋回しながら移動する。またローラー1は常に一定した付勢力Fをもって吸着面1eをLPF16に密着させながら回転し、確実にLPF16上の塵埃を吸着除去していく。
前述した通り、ローラー1の周長Lはシャッターユニット15の開口部15dの幅Hとほぼ同じに設定されているので、操作終了時には回転したローラー1の端部1fはシャッターユニット15の開口部15dの端辺15f近傍に位置することとなる。また前述の通り、ローラー1の回転軸方向の長さBはシャッターユニット15の開口部15dと略同一としている。従って、一回のスライダ7の移動操作により、シャッターユニット15の開口部15dに露出したLPF16の表面のはぼ全面、即ち撮像画面サイズのはぼ全面の清掃作業が完了する。
ここでローラー1が略半円柱状の形状に設定されている理由は、回転するローラー1がミラーボックス13内に配置される様々な構成部材に干渉することなく、撮像画面の全域を清掃可能とすることにある。円柱状を成した吸着体が清掃対象物上を転がっていく方式は、一度密着した面が徐々に持ち上がっていく事になるので塵埃の引き剥がし効果が得られる特徴がある。しかしながらローラー1が完全な円柱状であった場合は、シャッターユニット15の開口部15dや、ミラーボックス13の壁面13a、13cにローラーが干渉して、露出するLPF16の表面の端の部分に接触できなくなることは明らかである。そのため、略半円柱状の形状を取ることにより、LPF16の表面の端の部分までローラー1が接触させることができる。
また、ローラー1は半円柱状、即ち回転軸に直交する断面が略半円形ではなく、角度が狭い扇型であっても良い。しかしながら、決められた円周長Lの範囲内で曲率半径を極力小さくとるために、ミラーボックス13等との干渉が生じないぎりぎりの範囲の角度の略半円筒形状に設定されている。これは図7中に示す弾性により若干つぶれて接触するローラー1の接触面Cの範囲Wを、曲率半径を小さくすることで狭くして、接触面Cにかかる単位面積当たりの圧力を極力小さな付勢力Fによって得るためである。これにより過度な付勢力によりスライダ7の操作性を損なったり、LPF16の破損を生じないようにしている。
なお、ローラーユニット10に取り付けられてているスライダ7とスラスト付勢バネ8、およびマウント11に装着するガイドプレート9は、様々なユーザーの使用における作業の安全性や、付勢力Fの安定性等を考慮して設けたものである。ただし、ある程度熟練したユーザーであれば、それらを取り除いて、ローラーユニット10の支持部材6を直接持って操作しても構わない。
また、一眼レフタイプのデジタルカメラにおいては、フルサイズと呼ばれる銀塩フィルムでの135mmフォーマット相当の約36×24mmのものや、APS-Cサイズと呼ばれる約24×16mmのものなど、異なる撮像画面サイズの固定撮像素子を有した製品が存在する。本実施の形態のクリーニング装置では、前述した通りローラー1がローラー保持部材2に対して容易に着脱が可能となっている。従って、ローラー1を使用するカメラの画面サイズの応じた長さB、周長Lを有するものに交換することによって、上記の異なる撮像画面サイズのカメラに対応することが可能である。
なお、上記実施の形態においては、ローラー保持部材2が棒状である場合について説明したが、本発明はこの形状に限るものではなく、例えば、板状やコの字形状等の他、ローラー1を保持できる形状であれば、どのような形状であっても構わない。その場合、ローラー保持部材の形状に合わせて、スライダの形状及びガイドプレートの形状が変わることになる。形状が異なっていても、スライダはローラーに付勢力Fを与えることができればよく、また、ガイドプレート9は、ローラー保持部が光学部材に対して略行に移動させることができればよい。即ち、これらの形状は、設計により適宜変更することが可能である。
また、上記実施の形態においては、ローラー1の形状が、半円柱状である場合について説明したが、断面の一部が弧の形状を有していればよく、本発明は半円柱状に限るものではない。そして、ローラー1が弧の中心を軸として回動するように構成することで、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、ローラー1の初期位置に保持する部材としては、ローラー保持バネ4に限るものではなく、バネの代わりに例えばゴムなどの他の部材を用いることも可能である。また、保持部材を用いずに、ローラー1に凸部(または凹部)を設け、ローラ保持部材には該凸部(または凹部)に係合する凹部(凸部)を設け、ローラー1の回動前に所定位置で固定できるようにしてもよい。その場合、ローラー1を回動させる方向に力を加えることで当該係合が外れ、ローラーが自由に回動可能になるような構成にすればよい。
また、スラスト付勢バネ8を利用してスライダ7を摺動可能とし、接触面に一定にの力Fが働くようにしたが、本発明はバネに限るものではない。ゴム、スポンジ状の部材、液状またはジェル状の部材、気体など、弾性のある部材を1つ以上用いて、同様の機能を実現してもよい。
本発明の実施の形態におけるクリーニング装置のローラーユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるクリーニング装置のローラーユニットの分解斜視図である。 本発明の実施の形態におけるクリーニング装置のローラーユニットの断面図である。 本発明の実施の形態におけるローラーユニットをミラーボックス内に挿入する様子を示した斜視図である。 本発明の実施の形態におけるミラーボックス内へ挿入したローラーユニットのローラーがLPFの表面上に接触した状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるローラーユニットによる清掃が開始される状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるローラーユニットによる清掃が終了した状態を示す図である。 一眼レフカメラのミラーボックスの各部材のレイアウトを示す概略構成図である。 ミラーボックスをマウント前面から見た正面図である。
符号の説明
1…ローラー
2…ローラー保持部材
3…ローラー保持バネ
4…回転軸
6…支持部材
7…スライダ
8…スラスト付勢バネ
9…ガイドプレート
10…ローラーユニット
11…マウント
12…ロックピン
13…ミラーボックス
14…ミラーユニット
15…シャッターユニット
16…LPF(光学ローパスフィルター)
17…固体撮像素子

Claims (8)

  1. 撮像装置において画像の撮像を行うための固体撮像素子の前面に配置された光学部材を清掃するためのクリーニング装置であって、
    円柱曲面に吸着性を持たせた清掃部材と、
    前記円柱曲面の曲率中心を回動軸として、前記清掃部材を回動可能に支持する支持部材と、
    前記清掃部材を前記光学部材に当接させる際に、前記清掃部材の前記円柱曲面の一端が前記光学部材に当接するように、前記清掃部材を前記回動軸について付勢する付勢部材とを有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 撮像装置において画像の撮像を行うための固体撮像素子の前面に配置された光学部材を清掃するためのクリーニング装置であって、
    円柱曲面に吸着性を持たせた清掃部材と、
    前記清掃部材を着脱可能に保持する保持部材と、
    前記保持部材が前記清掃部材を保持した際に、前記円柱曲面の曲率中心が回動軸となるように、前記保持部材を回動可能に支持する支持部材と、
    前記清掃部材を前記光学部材に当接させる際に、前記清掃部材の前記円柱曲面の一端が前記光学部材に当接するように、前記保持部材を前記回動軸について付勢する付勢部材と
    を有することを特徴とするクリーニング装置。
  3. 前記支持部材に作用して前記清掃部材を前記光学部材に対して付勢するの付勢手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記第2の付勢部材による前記光学部材への付勢力を規制する規制手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載のクリーニング装置。
  5. 前記規制部材は、前記撮像装置に固定されるガイド部材と、前記第2の付勢部材によって前記光学部材に対する付勢力が与えられる際に、前記ガイド部材と当接する当接部材を有することを特徴とする請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 前記清掃部材が前記光学部材に当接した状態で、前記支持部材の前記光学部材に対する移動を補助する移動補助手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  7. 前記移動補助手段は、前記撮像装置に固定されるガイド部材と、前記ガイド部材と当接することで、移動方向がガイドされる当接部材を有することを特徴とする請求項6に記載のクリーニング装置。
  8. 前記円柱曲面の円周方向の長さを、前記光学部材の露出面の一辺の長さと略同一に構成し、前記円柱曲面の曲率中心方向の前記清掃部材の長さを、前記光学部材の露出面の他の一辺の長さと略同一に構成したことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
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