JP4393224B2 - 利用者端末、収集サーバ、配信サーバ及び流通システム - Google Patents

利用者端末、収集サーバ、配信サーバ及び流通システム Download PDF

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Description

本発明は、端末間での無線通信を利用した情報流通システムに関する。
ネットワーク技術の近代化に伴い、大規模店舗やショールームにおいて、従来の紙媒体によるカタログに代わり、利用者が携帯するPDA(Personal Digital Assistants)等の小型端末によって商品情報を閲覧することが可能となっている。
また、現在では、クライアント端末同士がサーバを介さず、対等な関係でデータのやり取りを行うP2P(Peer to Peer)などを利用した情報の流通システムが知られている。このような流通システムにより、大規模店舗やショールームにおいて、利用者が閲覧を希望する商品情報の他に、主に販売促進を目的とした広告情報の表示や送信を、当該利用者が存在する「場」に応じて、リアルタイムに行うことができれば有用である。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、各端末の操作ログを端末間で流通させることで、当該操作ログに基づいて適切な情報の表示や送信をリアルタイムに行うことができる流通システムを提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、表示部を備え、他の利用者端末と通信可能な利用者端末であって、複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして記憶する端末操作ログ記憶手段と、前記端末操作ログを、他の利用者端末に送信する端末操作ログ送信手段と、他の利用者端末が記憶している端末操作ログを受信する端末操作ログ受信手段と、前記端末操作ログ記憶手段が記憶している端末操作ログと、前記端末操作ログ受信手段が受信した端末操作ログとを集計することで、集計結果情報を生成する集計結果情報生成手段と、を備える。
また、同様の観点による流通方法は、表示部を備え、他の利用者端末と通信可能な利用者端末により実行される流通方法において、複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶工程と、操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示工程と、前記コンテンツ情報表示工程が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして記憶する端末操作ログ記憶工程と、前記端末操作ログを、他の利用者端末に送信する端末操作ログ送信工程と、他の利用者端末が記憶している端末操作ログを受信する端末操作ログ受信工程と、前記端末操作ログ記憶手段が記憶している端末操作ログと、前記端末操作ログ受信手段が受信した端末操作ログとを集計することで、集計結果情報を生成する集計結果情報生成工程と、を有する。
上記のように構成された利用者端末又は方法において、利用者端末は、表示部と、他の利用者端末と通信可能な通信機能とを備え、予め複数のコンテンツ情報を記憶している。ここで、利用者端末とは、例えば利用者が容易に携帯することができるPDAなどの小型端末が挙げられる。利用者端末は、所定の操作信号に基づいて、予め記憶されたコンテンツ情報の中から特定のコンテンツ情報を抽出し、表示部に表示する。ここで、操作信号とは、利用者が特定のコンテンツ情報を表示させるために行う行為により発生する信号である。利用者端末は、このような操作信号により表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして記憶している。また、利用者端末は、通信機能による通信可能エリア内で他の利用者端末と相互に端末操作ログを送受信する。そして、利用者端末は、自身が記憶している端末操作ログと、他の利用者端末の端末操作ログとを集計することにより、操作ログの集計結果情報を生成する。これによれば、相互に通信可能な複数の利用者端末間で操作ログを共有することができるため、集計結果情報に基づいて利用者は、自身を含めた周辺の利用者が関心を持っているコンテンツ情報が何であるかを容易に把握することができる。
本発明の別の観点では、表示部を備え、他の利用者端末と通信可能な利用者端末であって、複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを、端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する端末操作ログ記憶手段と、他の利用者端末から、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果を集計結果情報として受信する集計結果情報受信手段と、前記端末操作ログ及び前記集計結果情報に基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する共有操作ログ記憶手段と、前記共有操作ログに基づいて、複数の利用者端末の操作ログに基づく新たな集計結果情報を設定し、他の利用者端末へ送信する集計結果情報送信手段と、を備える。
上記のように構成された利用者端末は、表示部と、他の利用者端末と通信可能な通信機能とを備え、予め複数のコンテンツ情報を記憶している。利用者端末は、所定の操作信号に基づいて、予め記憶されたコンテンツ情報の中から特定のコンテンツ情報を抽出し、表示部に表示する。ここで、操作信号とは、利用者が特定のコンテンツ情報を表示させるために行う行為により発生する信号である。利用者端末は、このような操作信号により表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する。また、利用者端末は、通信機能による通信可能エリア内で他の利用者端末と相互に、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果情報を送受信する。そして、利用者端末は、自身が記憶している端末操作ログと、他の利用者端末から受信した集計結果情報とに基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する。さらに、利用者端末は、共有操作ログに基づいて新たな集計結果情報を設定し、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ送信する。
ここで、端末操作ログは自端末の操作ログであり、集計結果情報は複数の利用者端末の操作ログであるため、共有操作ログは、利用者端末の周辺に存在する複数の利用者端末の操作ログを共有する1つの形態であるといえる。つまり、利用者端末が端末操作ログ及び共有操作ログを記憶しており、当該共有操作ログに基づく集計結果情報を相互に送受信することで、利用者端末は、周辺に存在する複数の利用者端末の操作ログを相互に共有することが可能となる。よって、これによれば、相互に通信可能な複数の利用者端末間で操作ログを共有することができるため、利用者は、自身を含めた周辺の利用者が関心を持っているコンテンツ情報が何であるかを容易に把握することができる。
上記利用者端末の他の一態様では、前記共有操作ログ記憶領域は、複数のレコードから構成される配列を有しており、前記配列を構成するレコード毎に操作ログを記憶するものであって、前記集計結果情報受信手段は、他の利用者端末から、前記配列を構成するいずれかのレコードに記憶された操作ログを集計結果情報として受信する手段であり、前記利用者端末は、前記集計結果情報受信手段が受信した操作ログによって、前記共有操作ログ記憶領域が有する前記配列を構成するいずれかのレコードに記憶された操作ログを置換する置換手段をさらに備え、前記集計結果情報送信手段は、前記共有操作ログ記憶領域が有する前記配列を構成するいずれかのレコードに記憶された操作ログを集計結果情報に設定し、他の利用者端末へ送信する。
上記のように構成された利用者端末において、共有操作ログ記憶領域は、一定長の配列を有しており、当該配列を構成するレコード毎に他の利用者端末の操作ログを記憶することで共有操作ログを構成している。そして、利用者端末は、他の利用者端末から集計結果情報として受信した操作ログによって、当該配列を構成するいずれかのレコードを置換し、これを繰り返す。これにより、共有操作ログ記憶領域に記憶された配列は、周辺の利用者端末の操作ログを複数保有することとなる。よって、利用者端末は、共有操作ログ及び端末操作ログに基づいて、利用者の興味や関心に応じたコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として自動的に表示することが可能となり、効果的な販売促進を行うことができる。
上記利用者端末の他の一態様では、前記共有操作ログ記憶領域は、複数のレコードから構成される共有操作ログ配列を有しており、前記共有操作ログ配列を構成するレコード毎に操作ログを記憶するものであって、前記共有操作ログ配列は、他の共有操作ログ配列と一定割合で置換する場合における置換割合を情報として含んでおり、前記集計結果情報受信手段は、他の利用者端末から前記共有操作ログ配列を受信する手段であって、前記利用者端末は、前記集計結果情報受信手段が受信した共有操作ログ配列によって、前記置換割合に基づき、前記共有操作ログ記憶領域に記憶された共有操作ログ配列を置換する置換手段をさらに備え、前記共有操作ログ記憶手段は、前記端末操作ログ及び前記置換手段が置換した共有操作ログ配列に基づいて新たな共有操作ログを生成し、前記共有操作ログ記憶領域に記憶するものであって、前記集計結果情報送信手段は、前記共有操作ログ記憶領域に記憶された新たな共有操作ログ配列を前記集計結果情報に設定し、他の利用者端末へ送信する。
上記のように構成された利用者端末は、共有操作ログ記憶領域に、複数の利用者端末の操作ログから構成される共有操作ログ配列を記憶している。そして、他の利用者端末から集計結果情報として受信した共有操作ログ配列によって、予め設定された置換割合に基づき、共有操作ログ記憶領域に記憶された共有操作ログ配列を置換する。そして、利用者端末は、端末操作ログと、置換済みの共有操作ログ配列とに基づいて新たな共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する。これにより、共有操作ログ記憶領域に記憶された共有操作ログ配列は、周辺の利用者端末の操作ログを複数保有することとなる。よって、利用者端末は、共有操作ログ及び端末操作ログに基づいて、利用者の興味や関心に応じたコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として自動的に表示することが可能となり、効果的な販売促進を行うことができる。
上記利用者端末の一態様では、前記表示部は、前記操作信号に基づいてコンテンツ情報を表示するコンテンツ情報表示部と、前記端末操作ログ及び前記共有操作ログに基づいて広告コンテンツ情報を表示する広告コンテンツ情報表示部とから構成されており、前記端末操作ログ及び前記共有操作ログに基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として、前記広告コンテンツ情報表示部に表示する広告コンテンツ情報表示手段をさらに備える。
上記のように構成された利用者端末は、コンテンツ情報表示部と、広告コンテンツ情報表示部とを備える。そして、利用者端末は、利用者による特定のコンテンツ情報を表示させるための行為により発生する操作信号に基づいて、当該特定のコンテンツ情報をコンテンツ情報表示部に表示する。また、利用者端末は、端末操作ログ及び共有操作ログから周辺の利用者が関心を持っているコンテンツ情報を分析し、分析結果に基づいて特定のコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として、広告コンテンツ情報表示部に自動的に表示する。例えば、分析結果に基づいて周辺の利用者が関心を持っているコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として表示することが考えられる。これにより、利用者の嗜好にあったコンテンツ情報を提供することができ、コンテンツ情報が所定の商品に関する情報である場合、販売促進を図ることが可能である。
上記利用者端末の一態様では、前記表示部は、前記操作信号に基づいてコンテンツ情報を表示するコンテンツ情報表示部と、前記端末操作ログ及び前記共有操作ログに基づいて広告コンテンツ情報を表示する広告コンテンツ情報表示部とから構成されており、前記端末操作ログ及び前記共有操作ログに基づいて、表示された回数が多い順に前記コンテンツ情報のランキングを生成するランキング生成手段と、前記ランキングに関するランキング情報を広告コンテンツ情報として、前記広告コンテンツ情報表示部に表示する広告コンテンツ情報表示手段と、を備える。
上記のように構成された利用者端末は、コンテンツ情報表示部と、広告コンテンツ情報表示部とを備える。そして、利用者端末は、利用者による特定のコンテンツ情報を表示させるための行為により発生する操作信号に基づいて、当該特定のコンテンツ情報をコンテンツ情報表示部に表示する。また、利用者端末は、端末操作ログ及び共有操作ログから、表示された回数が多い順にコンテンツ情報のランキングを生成し、当該ランキングに関する情報を広告コンテンツ情報として広告コンテンツ情報表示部に自動的に表示する。これによれば、利用者は、広告コンテンツ情報により周辺の利用者が関心を持っているコンテンツ情報を認識することができる。よって、広告コンテンツ情報により、さらに多くの利用者が人気のあるコンテンツ情報を閲覧するといった効果を期待することができる。
上記利用者端末の他の一態様では、前記広告コンテンツ情報表示手段は、前記ランキングに基づいて前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として、さらに前記広告コンテンツ情報表示部に表示する。これによれば、利用者端末は、ランキング上位のコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として自動的に表示することができる。よって、広告コンテンツ情報により、周辺の利用者の流行に合った情報を利用者に提供することができる。また、利用者端末は、ランキング下位のコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として自動的に表示することができる。よって、広告コンテンツ情報により、利用者がそれまで関心の薄かった情報を敢えて利用者に提供することができる。
本発明の別の観点では、表示部を備え、他の利用者端末と通信可能な利用者端末により実行される流通方法において、複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶工程と、操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示工程と、前記コンテンツ情報表示工程が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして記憶する端末操作ログ記憶工程と、前記端末操作ログを、他の利用者端末に送信する端末操作ログ送信工程と、他の利用者端末が記憶している端末操作ログを受信する端末操作ログ受信工程と、前記端末操作ログ記憶手段が記憶している端末操作ログと、前記端末操作ログ受信手段が受信した端末操作ログとを集計することで、集計結果情報を生成する集計結果情報生成工程と、を有する。
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の利用者端末を実現することができる。また、上述の利用者端末の各態様も同様に実現することができる。
本発明の別の観点では、表示部を備え、相互に通信可能な利用者端末及び収集サーバから構成される流通システムにおいて、前記利用者端末は、複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを、端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する端末操作ログ記憶手段と、他の利用者端末から、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果を集計結果情報として受信する集計結果情報受信手段と、前記端末操作ログ及び前記集計結果情報に基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する共有操作ログ記憶手段と、前記共有操作ログに基づいて、複数の利用者端末の操作ログに基づく新たな集計結果情報を設定し、他の利用者端末へ送信する集計結果情報送信手段と、前記端末操作ログ及び前記集計結果情報を前記収集サーバへ送信する収集サーバ送信手段と、備え、前記収集サーバは、前記利用者端末から、前記端末操作ログを受信する端末操作ログ受信手段と、前記操作ログ受信手段が受信した端末操作ログと受信日時を、前記利用者端末の識別情報に対応付けて記憶する端末操作ログ記憶手段と、前記利用者端末から、前記集計結果情報を受信する集計結果情報受信手段と、前記集計結果情報受信手段が受信した集計結果情報と受信日時を、前記利用者端末の識別情報に対応付けて記憶する集計結果情報記憶手段と、を備える。
上記のように構成された流通システムにおいて、利用者端末は、所定の操作信号に基づいて、予め記憶されたコンテンツ情報の中から特定のコンテンツ情報を抽出し、表示部に表示する。このとき、利用者端末は、このような操作信号により表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する。また、利用者端末は、通信機能による通信可能エリア内で他の利用者端末と相互に、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果情報を送受信する。そして、利用者端末は、自身が記憶している端末操作ログと、他の利用者端末から受信した集計結果情報とに基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する。さらに、利用者端末は、共有操作ログに基づいて新たな集計結果情報を設定し、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ送信する。
一方、収集サーバは、利用者端末から端末操作ログを受信すると、当該利用者端末の識別情報をキーとして、当該端末操作ログ及び受信日時を記憶する。また、収集サーバは、利用者端末から集計結果情報を受信すると、当該利用者端末の識別情報をキーとして、当該集計結果情報及び受信日時を記憶する。これによれば、収集サーバは特定の利用者端末の操作ログ及び複数の利用者端末の集計された操作ログを記憶することが可能なため、収集サーバを管理する情報配信者等は、利用者個人及び周辺の複数の利用者が関心を持っている情報が何であるかを容易に把握することができる。
本発明のさらに別の観点では、表示部を備え、相互に通信可能な利用者端末及び配信サーバから構成される流通システムにおいて、前記利用者端末は、複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを、端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する端末操作ログ記憶手段と、他の利用者端末から、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果を集計結果情報として受信する集計結果情報受信手段と、前記端末操作ログ及び前記集計結果情報に基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する共有操作ログ記憶手段と、前記共有操作ログに基づいて、複数の利用者端末の操作ログに基づく新たな集計結果情報を設定し、他の利用者端末へ送信する集計結果情報送信手段と、前記集計結果情報を、前記配信サーバへ送信する配信サーバ送信手段と、前記配信サーバから、前記集計結果情報に基づくコンテンツ情報を受信するコンテンツ情報受信手段と、前記コンテンツ情報受信手段が受信したコンテンツ情報を表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、を備え、前記配信サーバは、前記利用者端末から、前記集計結果情報として受信する集計結果情報受信手段と、前記集計結果情報受信手段が受信した集計結果情報に基づいて、前記利用者端末の前記表示部に表示するコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段と、前記コンテンツ情報生成手段が生成したコンテンツ情報を、前記利用者端末へ送信するコンテンツ情報送信手段と、を備える。
上記のように構成された流通システムにおいて、利用者端末は、所定の操作信号に基づいて、予め記憶されたコンテンツ情報の中から特定のコンテンツ情報を抽出し、表示部に表示する。このとき、利用者端末は、このような操作信号により表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する。また、利用者端末は、通信機能による通信可能エリア内で他の利用者端末と相互に、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果情報を送受信する。そして、利用者端末は、自身が記憶している端末操作ログと、他の利用者端末から受信した集計結果情報とに基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する。さらに、利用者端末は、共有操作ログに基づいて新たな集計結果情報を設定し、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ送信する。
一方、配信サーバは、表示部を備える複数の利用者端末と通信可能である。配信サーバは、まず、利用者端末から集計結果情報を受信する。そして、配信サーバは、当該集計結果情報に基づいて新たなコンテンツ情報を生成し、通信可能エリア内に存在する利用者端末に送信する。これによれば、配信サーバは、集計結果情報に基づいて、利用者や周辺の複数の利用者が関心を持っている対象に応じた新たなコンテンツ情報を生成し、利用者に提供することができる。よって、配信サーバを管理する情報配信者等は、効果的な販売促進等を行うことができる。
本発明によれば、各端末の操作ログを端末間で流通させることで、当該操作ログに基づいて適切な情報の表示や送信をリアルタイムに行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。本発明は、各端末が自律的に動作する流通システムにおいて、操作ログを流通させることにより適切な情報の表示や送信をリアルタイムに行うことができるものである。具体的には、無線通信可能な複数の利用者端末が自律的に動作するような流通システムにおいて、本発明を利用することができる。
[第1実施形態]
(i)流通システム
まず、本発明の第1実施形態に係る流通システムについて説明する。図1に流通システムの概略構成を示す。図1に示す流通システム100aは、複数の利用者端末を自律的に動作させ、繰り返し無線通信を行わせることで各端末の操作ログを流通させるものである。
図1に示すように、流通システム100aは、自律的に動作し、相互に通信可能な複数の利用者端末A乃至Fから構成されている。ここでの通信手段は、有線であるか、無線であるかを問わず、本発明に適用することが可能である。なお、図1では、便宜上利用者端末数を6つとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者端末数は任意に設定することができる。また、通信手段としては、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、UWB(Ultra Wideband)を含む各種の方法が使用可能であるが、本実施形態では無線通信であるBluetoothを適用することとする。
まず、本システムによる操作ログの流通方法の概要を述べておく。利用者端末は、詳細は後述するが、それぞれコンテンツ情報の表示といった利用者による操作ログを端末操作ログとして記憶している。また、利用者端末は、複数の他の利用者端末の操作ログを共有操作ログとして記憶している。利用者端末は、通信可能エリア内に他の利用者端末が存在することを確認した場合、記憶している端末操作ログ及び共有操作ログに基づいて操作ログの集計結果を算出し、集計結果情報として当該他の利用者端末へ送信する。当該他の利用者端末は、自身の記憶している端末操作ログ及び共有操作ログと、受信した集計結果情報に基づいて共有操作ログを更新する。
このようにして、利用者端末は、他の利用者端末から操作ログの集計結果情報を受信する。そして、自端末の操作ログである端末操作ログと、受信した集計結果情報によって更新された共有操作ログとに基づいて算出された新たな集計結果情報を、さらに他の利用者端末へ送信する。この繰り返しにより、流通システム100aでは、操作ログが利用者端末間でやり取りされることとなる。
(ii)利用者端末
次に、利用者端末について詳しく説明する。まず、図2を参照し、利用者端末の内部構成について詳しく説明する。図2は、本発明の流通システム100aにおける利用者端末Aの内部構成を示したものである。なお、利用者端末B乃至Fは、利用者端末Aと同様の内部構成であるため、便宜上説明は省略する。
図2に示すように、利用者端末Aは、コンテンツ情報記憶領域11、コンテンツ情報登録機能12、コンテンツ情報表示機能13、操作ログ記憶領域14、集計結果情報算出機能15、集計結果情報表示機能16、広告コンテンツ情報表示機能17、集計結果情報選択機能18、集計結果情報受信機能19及び集計結果情報送信機能20を保有している。ここで、操作ログ記憶領域14は、端末操作ログ記憶領域141及び共有操作ログ記憶領域142から構成されている。
また、コンテンツ情報登録機能12、コンテンツ情報表示機能13、集計結果情報表示機能16及び広告コンテンツ情報表示機能17は、表示画面を通して行われる機能であり、ユーザインタフェースとして構成されている。また、コンテンツ情報登録機能12は、通信装置を介して受信したコンテンツ情報21を登録するように構成されている。さらに、集計結果情報受信機能19は通信装置を介して集計結果情報を受信し、集計結果情報送信機能20は通信装置を介して集計結果情報を送信するように構成されている。
コンテンツ情報記憶領域11は、予め設定されているコンテンツ情報や、後述するコンテンツ情報登録機能12により通信装置を介して外部から登録されるコンテンツ情報を記憶している。
ここで、図3を参照し、コンテンツ情報について詳しく説明する。図3(a)及び(b)は、利用者端末Aの表示画面例を示す。図3(a)に示すように、利用者端末Aの表示画面は、広告コンテンツ情報表示部25及びコンテンツ情報表示部26から構成されている。広告コンテンツ情報表示部25は、後述する広告コンテンツ情報表示機能17により、操作ログに基づいて自動的にコンテンツ情報が表示されるエリアであり、利用者が操作することはできない。このように、利用者の操作によらず、操作ログに基づいて自動的に広告コンテンツ情報表示部25に表示されるコンテンツ情報を、利用者の操作により表示されるコンテンツ情報と区別する意味で「広告コンテンツ情報」と呼ぶ。一方、コンテンツ情報表示部26は、後述するコンテンツ情報表示機能13により、利用者の操作に基づいてコンテンツ情報が表示されるエリアである。
具体的に、ショールームなどで本発明の流通システム100aを適用する場合、コンテンツ情報は、ショールームに設置されている商品に関する情報、即ち、商品の値段や種類といった情報となる。本実施形態では、商品に関するコンテンツ情報は、予めコンテンツ情報記憶領域11に記憶されているものとする。なお、広告コンテンツ情報は、コンテンツ情報記憶領域11に記憶されているコンテンツ情報をそのまま流用したり、コンテンツ情報登録機能12により通信装置を介して外部から登録されたり、利用者端末Aが独自に生成したりと種々の入手経路が考えられる。
図3(a)に示すような、利用者端末Aの表示画面に表示されたジャンルの中で、利用者が「ID:4」の「マグカップ」に関するコンテンツ情報を閲覧したいと考えた場合、当該利用者は「マグカップ」を表示するため所定の操作を行う。この利用者の操作により、図3(b)に示すように、コンテンツ情報表示部26に「マグカップ」に関するコンテンツ情報が表示される。
コンテンツ情報登録機能12は、P2P型ネットワークを利用して、他の利用者端末からコンテンツ情報を受信し、登録する機能である。コンテンツ情報登録機能12は、登録したコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶領域11に記憶する。
コンテンツ情報表示機能13は、利用者の操作に基づいて、コンテンツ情報記憶領域11から当該利用者が要求するコンテンツ情報を抽出し、図3(b)に示すように、利用者端末Aのコンテンツ情報表示部26に表示する機能である。
操作ログ記憶領域14は、コンテンツ情報表示機能13が表示したコンテンツ情報に関する利用者の操作ログや、集計結果情報受信機能19が受信した集計結果情報に基づく複数の利用者端末の操作ログを記憶している。これによれば、操作ログ記憶領域14に記憶された操作ログにより、利用者がどのコンテンツ情報を閲覧するための操作を行ったかを把握することができる。よって、利用者が閲覧したコンテンツ情報、即ち操作ログを分析することで、当該利用者の嗜好を把握することができる。操作ログ記憶領域14は、詳細は後述するが、端末操作ログを記憶する端末操作ログ記憶領域141と、共有操作ログを記憶する共有操作ログ記憶領域142とから構成されている。
端末操作ログは、コンテンツ情報表示機能13が表示したコンテンツ情報に関する利用者の操作ログであり、当該機能13を有する利用者端末独自の操作ログである。よって、端末操作ログを分析することで、利用者端末Aを使用する利用者の嗜好を把握することができる。一方、共有操作ログは、集計結果情報受信機能19が受信した集計結果情報と、端末操作ログとに基づく、利用者端末Aの付近に存在する複数の利用者端末の操作ログである。よって、共有操作ログを分析することで、利用者端末Aが存在する「場」の複数の利用者端末を使用する複数の利用者の嗜好を把握することができる。即ち、利用者端末Aが存在する「場」の嗜好傾向を把握することができる。なお、「場」とは、特定の利用者端末の周辺を意味しており、「場」は当該特定の利用者端末を含めた複数の利用者端末により構成されている。
集計結果情報算出機能15は、操作ログ記憶領域14に記憶された端末操作ログ及び共有操作ログと、集計結果情報受信機能19が受信した集計結果情報とに基づいて、新たな集計結果情報を算出する機能である。詳細は後述するが、集計結果情報は、共有操作ログの構成によって1つの操作ログであったり、複数の操作ログから構成される配列であったりする。また、集計結果情報は、操作ログ自体ではなく、複数の操作ログを集計することで算出される統計情報であっても構わない。つまり、集計結果情報は、種々の形態が考えられる。
集計結果情報表示機能16は、集計結果情報算出機能15が算出した集計結果情報を表示画面に表示する機能である。
広告コンテンツ情報表示機能17は、集計結果情報算出機能15が算出した集計結果情報に基づいて抽出又は生成された広告コンテンツ情報を、図3(b)に示すような、広告コンテンツ情報表示部25に表示する機能である。具体的に、集計結果情報に基づいて、利用者端末Aが存在する「場」の複数の利用者が最も閲覧した回数の多いコンテンツ情報、即ち最も人気のあるコンテンツ情報を、コンテンツ情報記憶領域11から抽出し、広告コンテンツ情報とすることが考えられる。また、集計結果情報に基づいて、利用者端末Aが存在する「場」の複数の利用者が閲覧した回数の多い順にコンテンツ情報のランキング情報を生成し、当該ランキング情報を広告コンテンツ情報とすることも考えられる。
なお、本実施形態では、集計結果情報を不定期に受信する状態で一定間隔毎に、利用者端末Aが算出する最新の集計結果情報に基づく広告コンテンツ情報を、図3(b)に示すような、広告コンテンツ情報表示部26にバナー広告のような形式で表示するものとする。ここで、広告コンテンツ情報を表示するのは「一定間隔毎」としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、集計結果情報を他の利用者端末から受信した場合には即座に反映し、当該反映した集計結果情報に基づく広告コンテンツ情報を表示することとしてもよい。また、表示形式は、図3(b)に示すようなバナー広告に限られるものではなく、広告コンテンツ情報を利用者端末Aの表示部全体にスクリーンセイバーとして表示することとしてもよい。
このように、本発明の流通システム100aによれば、利用者端末間で操作ログを共有することにより、利用者端末Aが存在する「場」において関心度の高い情報をリアルタイムに共有することができる。換言すると、コンテンツ情報の情報配信者等は、利用者端末Aが存在する「場」において関心度の高い情報を、販売促進を目的とする広告情報として自動的に利用者端末Aの表示画面上に表示することができる。
集計結果情報受信機能19は、P2P型ネットワークを利用して、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末から集計結果情報22を受信する機能である。
集計結果情報選択機能18は、集計結果情報受信機能19が受信した集計結果情報22が、既に受信した集計結果情報と同一であるか否かを判定し、共有操作ログに反映させるか否かを選択する機能である。具体的には、利用者が友達と2人でショールームを見学している場合、利用者の使用する利用者端末Aと友達の使用する利用者端末Bは、相互に常に通信可能エリア内となる可能性がある。この場合、利用者端末Aが存在する「場」を構成する複数の利用者の集計結果情報ではなく、一緒に見学している友達の集計結果情報ばかりを相互に送受信し、共有操作ログに反映させることになる。すると、端末操作ログ及び共有操作ログから算出される集計結果情報は、利用者端末Aが存在する「場」を構成する複数の利用者の嗜好情報ではなく、利用者と友達のみの嗜好情報を有することになる。
このような状態を防止する場合、集計結果情報選択機能18は、既に受信した集計結果情報と同一であると判定した集計結果情報22を共有操作ログに反映させない。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、逆に、このような状態を利用して利用者と友達の嗜好情報を集計結果情報に強く反映させたい場合には、集計結果情報選択機能18は、既に受信した集計結果情報と同一であると判定した集計結果情報22を共有操作ログに反映させることも可能である。
集計結果情報送信機能20は、集計結果情報算出機能15が算出した最新の集計結果情報23を、P2P型ネットワークを利用して、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ送信する機能である。
(iii)操作ログ
次に、操作ログについて説明する。操作ログとは、図3(a)に示すような、利用者端末のコンテンツ情報表示部26に表示されたコンテンツ情報に関する利用者の操作を示すログの情報である。操作ログは、上述のように、端末操作ログ及び共有操作ログの形式で利用者端末の操作ログ記憶領域14に記憶されている。そして、端末操作ログ及び共有操作ログに基づいて算出される集計結果情報として、P2P型ネットワークを利用し、利用者端末間で送受信される。なお、原則として集計結果情報は、その都度、受信した利用者端末の共有操作ログに反映されるものとする。このような処理を繰り返すことにより、本発明の流通システム100aでは、複数の利用者端末間で操作ログを共有している。
なお、本発明の流通システム100aにおいて、利用者端末は、集計結果情報のPULL型送信を行わずに、全てPUSH型送信を行うものとする。ここで、PUSH型送信とは、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末に対して、当該他の利用者端末から集計結果情報の要求があるか否かに関わらず集計結果情報を送信する方法である。一方、PULL型送信とは、他の利用者端末から集計結果情報の要求があった場合にのみ、当該要求に該当する集計結果情報を送信する方法である。
ここで、図4乃至図7を参照して、利用者端末間で送受信される集計結果情報の送信方式の概念について詳しく説明する。送信方式としては、カード型送信方式とアレイ型送信方式の2種類が存在する。図4は、カード型送信方式とアレイ型送信方式の特徴を示す一覧表である。図5(a)はカード型送信方式の到達範囲を、図5(b)はアレイ型送信方式の到達範囲を示す概念図である。図6は、アレイ型送信方式の反映例を示す概念図である。
まず、カード型送信方式について、図4を参照して説明する。カード型送信方式は、図示のとおり、集計結果情報の送信単位を、所定の利用者端末の操作ログとする方式である。この場合、各利用者端末は一定長の配列を用意しており、当該配列を構成するレコード毎に1つの利用者端末の操作ログを記憶することで共有操作ログを構成している。即ち、各利用者端末は、共有操作ログとして、複数の操作ログから構成される一定長の配列を保有している。このことから、カード型送信方式における共有操作ログへの集計結果情報の反映方法は、図示のとおり、受信した1つの操作ログによって、配列を構成するいずれかの1つのレコードを置換することにより行われる。つまり、カード型送信方式の場合、利用者端末間で送受信される集計結果情報は、共有操作ログを構成する1つのレコードに記憶された1つの操作ログである。
また、カード型送信方式における到達範囲の限定方法は、TTL(Time To Live)、即ち転送回数を表すホップ数によって制限する方法や、有効期限によって制限する方法等が適用可能である。具体的にホップ数によって制限する方法は、共有操作ログを構成する各操作ログに最大ホップ数を表す値であるTTLを付加し、利用者端末は、当該操作ログを集計結果情報として転送する度に当該TTLを減らす処理を行い、TTLが0になった場合、それ以上は当該操作ログの転送を行わないという方法である。例えば、TTLが「2」と設定されていた場合、図5(a)に示すように、中心の利用者端末から2つ先の利用者端末までには、集計結果情報として特定の操作ログが100%到達する。一方、中心の利用者端末から3つ以上先の利用者端末には、集計結果情報として当該特定の操作ログが到達することはない。
なお、カード型送信方式における匿名性の保持は、図4に示すように、集計結果情報の送信者の情報を含めないことで確保することができる。さらに、TTLをある範囲の乱数にすることで、TTLから集計結果情報の送信者を特定することを防止することが可能である。
また、カード型送信方式において、所定の利用者端末が移動した場合に、当該利用者端末で観測される、受信した集計結果情報を反映した共有操作ログの変化は、ゆるやかなものである。これは、反映方法が、利用者端末が保有する一定長の配列を構成するレコードのうちの1つに記憶された操作ログと、他の利用者端末から送信された集計結果情報である1つの操作ログとを置換するという方法だからである。
次に、アレイ型送信方式について、図4及び図6を参照して説明する。アレイ型送信方式は、図4に示すとおり、集計結果情報の送信単位を、不特定多数の利用者端末から取得した複数の操作ログを配列状に1つにまとめたものとする方式である。この場合、利用者は、要素数Nのレコードから構成される配列を共有操作ログとして用意しており、当該配列を1つの送信単位として送信を行う。ここで、各レコードには操作ログが1つずつ格納されている。このように、複数の操作ログから構成され、アレイ型送信方式において1つの送信単位として扱われる配列を、共有操作ログ配列と呼ぶ。アレイ型送信方式の場合、利用者端末間で送受信される集計結果情報は、共有操作ログ配列である。
利用者端末は、他の利用者端末から集計結果情報として共有操作ログ配列を受信した場合、当該共有操作ログ配列と、自端末内の共有操作ログ記憶領域142に記憶していた共有操作ログ配列とを一定割合で置換させる。即ち、利用者端末は、受信した集計結果情報によって、予め設定された置換割合に基づき、共有操作ログ記憶領域142に記憶された共有操作ログを置換するのである。具体的に、図6を参照して説明する。なお、利用者端末A及び利用者端末Bはそれぞれ、第n世代のフィールド情報として図示のような共有操作ログ配列50及び共有操作ログ配列51を、共有操作ログ記憶領域142に記憶していたとする。なお、置換割合は50%であるものとする。
利用者端末Aが、通信可能エリア内に存在する利用者端末Bに集計結果情報として共有操作ログ配列50を送信したとする。この場合、利用者端末Bは、自端末の共有操作ログ記憶領域から共有操作ログ配列51を抽出し、利用者端末Aから受信した集計結果情報である共有操作ログ配列50を一定割合で置換させる。つまり、共有操作ログ配列50によって、置換割合50%に基づき、共有操作ログ配列51を置換し、第n+1世代の共有操作ログとして共有操作ログ配列60を新たに共有操作ログ記憶領域142に記憶する。
逆に、利用者端末Bが、通信可能エリア内に存在する利用者端末Aに集計結果情報として共有操作ログ配列51を送信したとする。この場合、利用者端末Aは、自端末の共有操作ログ記憶領域142から共有操作ログ配列50を抽出し、利用者端末Bから受信した集計結果情報である共有操作ログ配列51を一定割合で置換させる。つまり、共有操作ログ配列51によって、置換割合50%に基づき、共有操作ログ配列50を置換し、第n+1世代の共有操作ログとして共有操作ログ配列61を新たに共有操作ログ記憶領域142に記憶する。このように、アレイ型送信方式における反映方法では、置換割合と転送回数に応じて、共有操作ログ配列の存在確率が減衰していく。
なお、アレイ型送信方式において、共有操作ログに、利用者端末A自身を含めた周辺の利用者端末の操作ログを反映させたい場合、第n+1世代の共有操作ログとして記憶している共有操作ログ配列60に、当該利用者端末Aの端末操作ログを所定の置換割合に基づき反映させる必要がある。この場合、端末操作ログも共有操作ログと同様に配列でなければならない。また、共有操作ログと端末操作ログの置換割合は任意に設定することができる。
共有操作ログに自端末の端末操作ログを反映させるタイミングは、他の利用者端末から受信した集計結果情報に基づいて新たな共有操作ログを記憶した際であっても、他の利用者端末へ送信するために端末操作ログと共有操作ログに基づいて新たな集計結果情報を生成する際であっても構わない。具体的に、前者のタイミングで反映させる場合、広告コンテンツ情報表示機能17は、自端末の端末操作ログを反映させた集計結果情報に基づいて広告コンテンツ情報を表示させるため、利用者は自分の嗜好も考慮された広告コンテンツ情報を閲覧することができる。一方、後者のタイミングで反映させる場合、広告コンテンツ情報表示機能17は、自端末の端末操作ログが反映されていない集計結果情報に基づいて広告コンテンツ情報を表示させるため、利用者は自分を除く、「場」の複数の利用者の嗜好に基づく広告コンテンツ情報を閲覧することができる。
アレイ型送信方式における到達範囲の限定方法は、上述のように、反映時に置換割合に基づいて配列の一部のレコードを置換することから存在確率を減衰させる方法が適用されることになる。ここで置換割合を50%と設定した場合、カード型送信方式と異なり、図5(b)に示すように、中心の利用者端末から1つ先の利用者端末には集計結果情報である共有操作ログが50%到達し、中心の利用者端末から2つ先の利用者端末には集計結果情報である共有操作ログが25%到達することになる。このようにして存在確率が減衰し、自然に到達範囲を限定されることになる。
なお、アレイ型送信方式における匿名性の保持は、図4に示すように、集計結果情報の送信者の情報を含めないことで確保することができる。さらに、送信者の操作ログは、他者の操作ログ情報と混ぜて送信することで特定されにくくすることが可能である。
また、アレイ型送信方式において、所定の利用者端末が移動した場合に、当該利用者端末で観測される集計結果情報の反映による共有操作ログの変化は急激なものである。これは、反映方法が、受信側と送信側の利用者端末が保有する共有操作ログ配列を、予め設定された置換割合で置換するという方法だからである。具体的に、置換割合が50%に設定されている場合、図6に示すように、1世代後の共有操作ログであっても半分の情報が変化することとなる。
次に、図7及び図10を参照して、集計結果情報がカード型送信方式により利用者端末間で送受信される例について具体的に説明する。図7は、カード型送信方式により、利用者端末Aが利用者端末Bに集計結果情報を送信する場合の操作ログを模式的に示す図である。図7(a)に示すように利用者端末Aは、端末操作ログA1及び共有操作ログA2を保有している。端末操作ログA1は、図示のように、操作イベント及び時間から構成されている。ここで、操作イベントとは、利用者が利用者端末Aを使用して行った操作内容であり、具体的には、「商品Aのコンテンツ情報をクリック」等である。また、時間とは、利用者が利用者端末Aを使用して対応する操作イベントを行った時間である。
一方、共有操作ログA2は、不確定の複数の操作ログから構成されている。これは、利用者端末Aが一定長の配列を用意しており、当該配列を構成するレコード毎に1つの利用者端末の操作ログを記憶することで共有操作ログを構成しているからである。1つの利用者端末の操作ログ、例えば操作ログA3は、図示のように、端末ID、操作イベント、時間、制限時間及びホップ数から構成されている。ここで、端末IDとは、操作ログA3の元になる利用者端末の識別情報である。換言すると、端末IDが示す利用者端末の操作ログが操作ログA3である。操作イベントは、利用者が端末IDの示す利用者端末を使用して行った操作内容であり、時間は、当該操作イベントを行った時間である。制限時間及びTTLは、カード型送信方式において、集計結果情報として送信される操作ログA1の到達範囲を限定するために設定されている情報である。利用者端末Aは、一定長の配列を用意しており、当該配列を構成するレコードごとに1つの利用者端末の操作ログを記憶することで共有操作ログを構成している。
カード型送信方式の場合、利用者端末Aは、共有操作ログA2を構成する配列の1つのレコードに記憶された操作ログA3を集計結果情報として利用者端末Bに送信する。図10(a)は、カード型送信方式において集計結果情報として他の利用者端末へ送信される操作ログA3のデータ構成を具体的に示す図である。集計結果情報として、図10(a)に示すような操作ログA3を受信した利用者端末Bは、共有操作ログB2を構成する配列の1つのレコードに記憶された所定の操作ログと、当該操作ログA3とを置換することで、図7(b)に示すような新たな共有操作ログB2を生成し、記憶する。
このように、カード型送信方式の場合、配列の1つのレコードに記憶された操作ログを集計結果情報として他の利用者端末へ送信することで、端末間で操作ログを共有することを実現する。
なお、上述のカード型送信方式では、集計結果情報として端末間で送受信される操作ログが常に端末IDを保持するものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報の匿名性を確保するために端末IDを保持しないこととしてもよい。この場合、利用者端末の集計結果情報選択機能18による「集計結果情報が既に受信した集計結果情報と同一であるか否か」の判断は、端末IDによらず、ハッシュ値などを利用して行われるものとする。
次に、図8乃至図10を参照して、集計結果情報がアレイ型送信方式により利用者端末間で送受信される例について具体的に説明する。図8は、アレイ型送信方式により、利用者端末Aが利用者端末Bに集計結果情報を送信する場合の操作ログを模式的に示す図である。図8(a)に示すように利用者端末Aは、端末操作ログA1及び共有操作ログA2を保有している。端末操作ログA1は、図示のように、操作イベント及び時間から構成されている。ここで、操作イベントとは、利用者が利用者端末Aを使用して行った操作内容であり、具体的には、「商品Aのコンテンツ情報をクリック」等である。また、時間とは、利用者が利用者端末Aを使用して対応する操作イベントを行った時間である。
一方、共有操作ログA2は、不特定多数の利用者端末から取得した複数の操作ログを配列状に1つにまとめた共有操作ログ配列から構成されている。共有操作ログA2は、図示のように、端末ID、操作イベント及び時間から構成される表として示すことができる。ここで、端末IDとは、利用者端末の識別情報である。操作イベントは、利用者が端末IDの示す利用者端末を使用して行った操作内容であり、時間は、当該操作イベントを行った時間である。つまり、利用者端末Aは、共有操作ログ配列のレコードに記憶された操作ログに基づいて、図示のような表として共有操作ログを算出し、記憶している。
アレイ型送信方式の場合、利用者端末Aは、共有操作ログA2を構成する共有操作ログ配列自体を集計結果情報として利用者端末Bに送信する。図10(b)は、アレイ型送信方式において集計結果情報として他の利用者端末へ送信される共有操作ログA2のデータ構成を具体的に示す図である。なお、共有操作ログ上にある操作ログ数は一定であるものとし、便宜上、図10(b)では総操作ログ数を5個に固定しているものとする。集計結果情報として、図10(b)に示すような共有操作ログA2を受信した利用者端末Bは、自身の保有する共有操作ログB2と、当該共有操作ログA2とを予め設定された置換割合に基づいてマージする。図9は、集計結果情報である共有操作ログA2を反映させることで新たな共有操作ログB2を生成する場合のデータ構成を模式的に示す図である。
集計結果情報及び共有操作ログ間での置換割合が50%に設定されている場合、図9に示すように、利用者端末Bは、集計結果情報として受信した共有操作ログA2と自身の保有する共有操作ログB2とを50%の割合で置換することでマージする。また、利用者端末Bは、共有操作ログB2に、自身の端末操作ログB1を反映させたい場合には、さらに端末操作ログB1を所定の割合で置換することでマージする。このようにして、利用者端末Bは、集計結果情報である共有操作ログA2を反映させた新たな共有操作ログB2を生成し、記憶する。
このように、アレイ型送信方式の場合、共有操作ログ配列により構成される共有操作ログ自体を集計情報として他の利用者端末へ送信することで、端末間で操作ログを共有することを実現する。
なお、上述の送信方式では、カード型送信方式であれば共有操作ログを構成する1つの操作ログを集計結果情報として送信し、アレイ型送信方式であれば共有操作ログ自体を集計結果情報として送信している。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、図10(c)に示すように、共有操作ログを簡略化し、端末IDや時間を構成要件とせず、操作イベントと当該操作イベントが行われた回数のみから構成される統計量を集計結果情報として端末間でやり取りすることとしてもよい。
(iv)広告コンテンツ情報の表示
次に、図11を参照して広告コンテンツ情報の表示について説明する。利用者端末は、予め設定された表示ルールと、自身の記憶する操作ログとに基づいて、図3に示すような広告コンテンツ情報表示部25に特定の広告コンテンツ情報を表示する。
表示ルールとは、広告コンテンツ情報を表示する際の制限に関する情報であり、具体的には、カテゴリ、ランキング表示数、表示時間等が挙げられる。本実施形態ではコンテンツ情報はショールーム等に設置された商品に関する情報であるため、カテゴリとは、当該商品の種類であり、具体的には「インテリア」、「ファッション」などが挙げられる。そして、例えば1つのカテゴリ「インテリア」の中に「テーブル」や「マグカップ」といった商品に関するコンテンツ情報が含まれている。
ランキング表示数とは、1つのカテゴリ内でランキングを何位まで表示するかを設定している情報である。ランキングとは、端末間で共有している操作ログに基づいて、表示された回数が多い順に算出されるコンテンツ情報のランキングであり、換言すると利用者が関心のある商品のランキングである。つまり、利用者端末は、所定のカテゴリについて、表示ルールに含まれるランキング表示数で設定された順位までのコンテンツ情報を、所定の「場」を構成する複数の利用者が関心を持っている人気商品に関する情報であるとみなし、広告コンテンツ情報として広告コンテンツ情報表示部25に自動的に表示させる。
ここで、図11を参照し、操作ログに基づいて、コンテンツ情報のランキングを算出する方法を説明する。図11(a)乃至(c)は、ランキング算出方法の一例として、共有操作ログに基づく方法を模式的に示す図である。利用者端末は、図11(a)に示すような共有操作ログに基づいて、操作イベントをキーとして当該操作イベントが行われた回数を算出する。そして、利用者端末は、算出した回数が多い順に、図11(b)に示すように、全カテゴリにおける操作イベントのランキングを生成する。さらに、利用者端末は、カテゴリ毎に、図11(c)に示すように、操作イベントのランキングを生成する。なお、操作イベントには予め対応するカテゴリを識別するカテゴリIDが含まれており、利用者端末は当該カテゴリIDに基づいて、図11(c)に示すようなカテゴリ毎の操作イベントのランキングを生成しているものとする。ここで、操作イベントとは、具体的には「商品Aのコンテンツ情報をクリック」といった内容であるため、操作イベントのランキングは換言すると、コンテンツ情報のランキング又は商品のランキングとすることができる。
ランキングを生成すると、利用者端末は、当該ランキングに基づいて昇順又は降順に対応するコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として表示する。そして、利用者端末は、表示している広告コンテンツ情報のカテゴリ及びランキング順位を適宜読み取って更新し、ランキング表示数に設定された順位までの広告コンテンツ情報を表示し終えたら、次のカテゴリについて広告コンテンツ情報の表示を行う。このような処理を繰り返すことにより、広告コンテンツ情報表示部25には自動的に、利用者端末が存在する「場」を構成する複数の利用者が関心を持つ商品に関する広告コンテンツ情報が順次表示されることとなる。
表示ルールに含まれる表示時間とは、1つのコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として表示する時間を設定している情報である。つまり、利用者端末は、所定のカテゴリにおいて、ランキング表示数で設定された順位までのコンテンツ情報を、表示時間で設定された時間に従って、広告コンテンツ情報として広告コンテンツ情報表示部25に自動的に表示させる。
なお、上述の例では、広告コンテンツ情報は、操作ログに基づいて生成されたランキングに対応するコンテンツ情報であることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、広告コンテンツ情報は、操作ログに基づいて生成したランキングに関するランキング情報とすることもできる。つまり、利用者端末は、広告コンテンツ情報として、人気のある商品に関するコンテンツ情報のみならず、商品の人気ランキング自体を広告コンテンツ情報表示部25に表示することができる。
(v)操作ログ共有処理
次に、図12を参照し、上記流通システム100aにより実行される利用者端末間での操作ログ共有処理について説明する。図12は、操作ログ共有処理のフローチャートである。
利用者端末Aは、まず、利用者による自端末への操作に基づいて端末操作ログを生成し、端末操作ログ記憶領域141に記憶する(ステップS1)。また、他の利用者端末から受信した集計結果情報により、複数の利用者端末の操作ログに基づく共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域142に記憶する(ステップS2)。そして、利用者端末Aは、共有操作ログに基づいて操作ログを集計することで集計結果情報を生成し(ステップS3)、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末Bへ当該集計結果情報を送信する(ステップS4)。
利用者端末Bは、利用者端末Aから集計結果情報を受信し(ステップS5)、当該集計結果情報が既に受信したことのある集計結果情報と同一であるか否かを判定する(ステップS6)。判定の結果同一である場合、利用者端末Bは、ステップS9へ進む。一方、判定の結果同一でない場合、利用者端末Bは、受信した集計結果情報を、共有操作ログ記憶領域142に記憶している共有操作ログに反映させることで、新たな共有操作ログを生成し、記憶する(ステップS7)。さらに、利用者端末Bは、新たに生成した共有操作ログに基づいて操作ログを集計することで集計結果情報を生成し(ステップS8)、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末Cへ当該集計結果情報を送信する(ステップS9)。なお、ステップS6から直接ステップS9への処理へ移行した場合、利用者端末Bは、前回行ったステップS7及びS8の処理により生成した集計結果情報を利用者端末Cへ送信する。そして、利用者端末Cは、利用者端末Bから集計結果情報を受信する。このように、利用者端末間で集計結果情報を送受信することにより、操作ログ共有処理は完了する。
(vi)広告コンテンツ情報表示処理
次に、図13を参照し、上記流通システム100aにより実行される広告コンテンツ情報表示処理について説明する。図13は、広告コンテンツ情報表示処理のフローチャートである。
利用者端末は、まず、共有操作ログに基づいて操作ログを集計し、コンテンツ情報のランキングを作成する(ステップS21)。そして、利用者端末は、1つ目の方法として、作成したランキングと、予め設定された表示ルールとに基づいて、コンテンツ情報記憶領域11に記憶された特定のコンテンツ情報を、広告コンテンツ情報として抽出する。また、利用者端末は、2つ目の方法として、作成したランキングに関するランキング情報を、広告コンテンツ情報として生成する(ステップS22)。さらに、利用者端末は、1つ目の方法で抽出した広告コンテンツ情報、又は、2つ目の方法で生成した広告コンテンツ情報を、表示ルールに従って広告コンテンツ情報表示部25に表示する(ステップS23)。これにより、広告コンテンツ情報表示処理は完了する。
このように、本発明の流通システム100aによれば、利用者端末を携帯する利用者が大規模店舗やショールーム内を移動しながら商品を見て回る際に、P2P型ネットワークを利用して当該利用者端末の操作ログを端末間で共有することで、当該利用者端末が存在する「場」に応じた適切な広告情報の表示や送信を自動でリアルタイムに行うことができる。よって、利用者端末が存在する「場」の人気によって、利用者が意図しない商品情報の提示といったアテンション効果や、商品へのナビゲーションといった誘導効果を持つ販売促進を自動的且つ容易に行うことができる。
具体的には、操作ログを分析することで、利用者端末が存在する「場」を構成する複数の利用者が「どの商品を見てきたのか」、「どのような趣味、嗜好か」、「いつ見てきたのか」といった情報を把握することができる。そのため、分析結果に応じて適切且つ効果的な広告情報を、自動的に利用者端末に表示させることができる。これによれば、「場」を構成する複数の利用者が比較的、興味の類似する人々であった場合には、操作ログがP2P型ネットワークを利用してクチコミ的に流通することにより、他の商品への誘導効果をもたらすことも可能である。
なお、本発明の流通システム100aによれば、利用者端末が存在する「場」の状況をリアルタイムに反映した広告情報の送信、表示を行うことが可能であるが、P2P型ネットワークを利用していることで、バックエンドのシステムが不要で、アドホックなシステム構築が可能であるといった利点も備えている。
[第2実施形態]
(i)流通システム
次に、本発明の第2実施形態に係る流通システムについて説明する。図14に流通システムの概略構成を示す。図14に示す流通システム100bは、複数の利用者端末を自律的に動作させ、繰り返し無線通信を行わせることで各端末の操作ログを流通させるものである。
図14に示すように、流通システム100bにおいて、収集サーバ30と配信サーバ40は、ネットワーク2を通じて通信可能に接続されている。ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。なお、収集サーバ30は、集計結果情報データベース(以下、「DB」呼ぶ。)と31及び端末操作ログDB32に接続されている。
また、流通システム100bにおいて、収集サーバ30、配信サーバ及び利用者端末A乃至Fは、相互に通信可能となっている。なお、図14には、便宜上、1つの収集サーバ30、1つの配信サーバ40及び6つの利用者端末A乃至Fがそれぞれ記載されているが、流通システム100bはこれらに限られるものではなく、複数の収集サーバ、配信サーバ及び利用者端末が構成要素として任意に設定することが可能である。また、通信手段としては、赤外線通信、Bluetooth、無線LAN、UWBを含む各種の方法が使用可能であるが、本実施形態では無線通信であるBluetoothを適用することとする。
本システムによる利用者端末間における操作ログの流通方法は、上述の第1実施形態と同様であるため、便宜上説明は省略する。また、利用者端末、操作ログ、広告コンテンツ情報の表示についても、上述の第1実施形態(ii)乃至(iv)と同様であるため、便宜上説明は省略する。以下、上述の第1実施形態との相違点を中心に説明する。
(ii)収集サーバ
まず、収集サーバ30について詳しく説明する。収集サーバ30は、通信可能エリア内に存在する利用者端末から、当該利用者端末が保有している操作ログの集計結果である集計結果情報を収集し、端末IDをキーとして収集した集計結果情報を集計結果情報DB31に記憶する。また、収集サーバ30は、通信可能エリア内に存在する利用者端末から、当該利用者端末が保有している端末操作ログを収集し、端末IDをキーとして収集した端末操作ログを端末操作ログDB32に記憶する。
なお、集計結果情報DB31及び端末操作ログDB32は、端末IDをキーとして、収集した集計結果情報及び端末操作ログのみならず、それぞれの情報を収集した時間を対応付けて記憶することとしてもよい。また、流通システム100bに複数の収集サーバ30が構成要素として含まれている場合、集計結果情報DB31及び端末操作ログDB32は、端末IDをキーとして、収集した集計結果情報及び端末操作ログのみならず、それぞれの情報を収集した収集サーバの識別情報である収集サーバIDを記憶することとしてもよい。これによれば、収集サーバ30の位置は固定されているため、コンテンツ情報の情報配信者は、集計結果情報及び端末操作ログがショールーム等におけるどのあたりの位置で収集されたのかを把握することも可能となる。なお、収集サーバ30が保有する集計結果情報DB31及び端末操作ログDB32の情報は、ネットワーク2を介して各種サーバが利用可能であるものとする。
このように、収集サーバ30が利用者端末毎の端末操作ログを収集し、記憶することで、情報配信者は、当該端末操作ログを分析することができ、対応する利用者端末毎に適したコンテンツ情報、即ち当該利用者端末を使用する利用者の嗜好や興味に合致するコンテンツ情報を送信、表示することが可能となる。具体的に、情報配信者は、各端末操作ログに基づいて各利用者の嗜好や興味を特定し、分析することで、後述する配信サーバ40により各利用者に適した商品に関する情報を広告コンテンツ情報として直接利用者端末にリアルタイムで提供したり、利用者がショールームを出る際に印刷物として出力したり、ダイレクトメールを送ったり、といった様々な販売促進を行うことができる。
また、このように、収集サーバ30が集計結果情報を収集し、記憶することで、情報配信者は、当該集計結果情報を分析することができ、複数の利用者端末が密集する所定の「場」に適したコンテンツ情報、即ち「場」を構成する複数の利用者の嗜好や興味に合致するコンテンツ情報を送信、表示することが可能となる。このようなコンテンツ情報は、広告コンテンツ情報として自動的に利用者端末の広告コンテンツ情報表示部25に表示させることとしてもよい。具体的に、情報配信者は、集計結果情報に基づいて、「場」を構成する複数の利用者の嗜好や興味を特定し、分析することで、後述する配信サーバ40が配信するコンテンツ情報をリアルタイムに変更することが可能となる。
(iii)配信サーバ
次に、配信サーバ40について詳しく説明する。配信サーバ40は、収集サーバ30の集計結果情報DB31に記憶されている集計結果情報に基づいて、当該集計結果情報を反映させたコンテンツ情報を、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ配信する。
具体的に、集計結果情報は所定の「場」を構成する利用者が興味や関心を持っている対象物を示す情報であるため、配信サーバ40は、当該集計結果情報に応じたコンテンツ情報を、具体的には予め利用者端末に記憶されているコンテンツ情報に付加的な要素を加えた情報を配信する。つまり、所定の「場」で興味や関心が持たれている対象物のより詳細で付加価値のあるコンテンツ情報を配信する。このようなコンテンツ情報は、通常のコンテンツ情報として利用者の操作によりコンテンツ情報表示部26に表示させることとしてもよいし、広告コンテンツ情報として自動的に広告コンテンツ情報表示部25に表示させることとしてもよい。例えば、集計結果情報を分析することにより、所定の「場」で「アジアンスタイルの家具が人気がある」ということを把握した場合、配信サーバ40は、「アジアンスタイルの家具の手入れの仕方を示す情報」や「アジアンスタイルの家具のアレンジメントの仕方を示す情報」をコンテンツ情報として配信する。
(iv)配信処理
次に、図15を参照し、上述の流通システム100bにより実行される配信処理について説明する。図15は、配信処理のフローチャートである。
なお、操作ログ共有処理及び広告情報コンテンツ表示処理は、上述の第1実施形態(v)及び(vi)と同様であるため、便宜上説明は省略する。
収集サーバ30は、まず、集計結果情報DB31から集計結果情報を抽出し(ステップS31)、配信サーバ40へ送信する(ステップS32)。配信サーバ40は、収集サーバ30から受信した集計結果情報に応じてコンテンツ情報を生成する(ステップS33、34)。そして、配信サーバ40は、生成したコンテンツ情報を通信エリア内に存在する利用者端末Aへ送信する(ステップS35)。利用者端末Aは、配信サーバ40からコンテンツ情報を受信し、図2に示すようなコンテンツ情報登録機能12によりコンテンツ情報記憶領域11に当該コンテンツ情報を記憶する(ステップS36)。そして、利用者端末Aは、利用者の操作に基づいて表示するコンテンツ情報又は自動的に表示する広告コンテンツ情報として、ステップS36で配信サーバ40から受信したコンテンツ情報を表示する(ステップS37)。これにより、配信処理は完了する。
なお、上記配信処理では、配信サーバ40は、収集サーバ30から集計結果情報を受信し、所定の「場」を構成する複数の利用者の嗜好に合わせたコンテンツ情報を生成・送信することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、収集サーバ30から端末操作ログを受信し、特定の利用者端末を使用する利用者の嗜好に合わせたコンテンツ情報を生成・送信することも可能である。
本発明の流通システム100bによれば、収集サーバ30が収集した端末操作ログを分析することにより、利用者端末毎に適したコンテンツ情報、即ち当該利用者端末を使用する利用者の嗜好や興味に合致するコンテンツ情報を送信、表示することが可能となる。また、収集サーバ30が収集した集計結果情報を分析することにより、所定の「場」で興味や関心が持たれている対象物のより詳細で付加価値のあるコンテンツ情報を配信することも可能である。よって、ショールーム等においてP2P型ネットワークを利用した効果的な販売促進を行うことができる。
(iiv)変形例
なお、上記流通システム100bにおいて収集サーバ30に大型ディスプレイを接続する構成も考えられる。大型ディスプレイとしては、例えばPDP等が挙げられる。このような構成の場合、配信サーバ40は、生成したコンテンツ情報をネットワーク2を介して収集サーバ30に送信し、当該コンテンツ情報を大型ディスプレイ上で表示することが可能となる。また、収集サーバ30は、自身が記憶している集計結果情報に基づいて所定の「場」におけるランキングに関するランキング情報をコンテンツ情報として生成し、当該コンテンツ情報を大型ディスプレイ上で表示することが可能となる。収集サーバ30はショールーム等に複数設置されているサーバであるため、大型ディスプレイに表示されたコンテンツ情報は、ショールーム等を移動中の複数の利用者が同時に自由に見ることができる。
ここで、図16を参照し、上述の大型ディスプレイを構成要素とする流通システム100bにより実行される表示処理について説明する。図16は、表示処理のフローチャートである。
収集サーバ30は、まず、集計結果情報DB31から集計結果情報を抽出する(ステップS43)。そして、抽出した集計結果情報に基づいてコンテンツ情報を生成するか、配信サーバから集計結果情報に応じたコンテンツ情報を受信するかを選択する(ステップS44)。コンテンツ情報を生成することを選択した場合、収集サーバ30は、集計結果情報に基づいて所定の「場」におけるランキングに関するランキング情報をコンテンツ情報として生成する(ステップS45)。一方、コンテンツ情報を受信することを選択した場合、収集サーバ30は、集計結果情報を配信サーバ40へ送信する。さらに、配信サーバ40は、受信した集計結果情報に応じたコンテンツ情報を生成し、収集サーバ30へ送信する(ステップS47)。そして、収集サーバ30は、生成又は受信したコンテンツ情報を大型ディスプレイに表示する(ステップS46)。これにより、表示処理は完了する。
大型ディスプレイを構成要素とする流通システム100bによれば、利用者端末では表示できないような大容量の動画や複雑な商品に関する情報、個人的ではなく公共性の高い情報などを利用者に提示することが可能となる。また、大型ディスプレイを複数設置した場合には、所定の「場」で所定の時間に応じた多数の利用者に同時に情報を提示することができる。
[第3実施形態]
(i)流通システム
上記の第1及び第2実施形態では、原則として商品に関するコンテンツ情報が予め利用者端末に記憶されていることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、商品に関するコンテンツ情報が配信サーバ40から配信され、P2P型ネットワークを利用して利用者端末間で流通することにより各利用者端末に蓄積されることとしてもよい。このような場合の流通システムについて以下に説明する。
ここで、本発明の第3実施形態における流通システムについて説明する。図17に流通システムの概略構成を示す。図17に示す流通システム100cは、複数の利用者端末を自律的に動作させ、繰り返し無線通信を行わせることで各端末の操作ログ及びコンテンツ情報を流通させるものである。
図17に示すように、流通システム100cにおいて、収集サーバ30と配信サーバ40は、ネットワーク2を通じて通信可能に接続されている。ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。なお、収集サーバ30は、集計結果情報DB31及び端末操作ログDB32に接続されている。一方、配信サーバ40は、コンテンツ情報DB41に接続されている。
また、流通システム100cにおいて、収集サーバ30及び配信サーバ40と、利用者端末A乃至Fとは、相互に無線通信可能に接続されている。なお、図17には便宜上、1つの収集サーバ30と、1つの配信サーバ40と、6つの利用者端末A乃至Fとがそれぞれ記載されているが、流通システム100cはこれらに限られるものではなく、複数の収集サーバ30、配信サーバ40及び利用者端末が構成要素として含まれているものとする。
まず、本システムによるコンテンツ情報の流通方法の概要を述べておく。なお、操作ログの流通方法については、上述の第1及び第2実施形態と同様であるため、便宜上説明を省略する。また、利用者端末、操作ログ、広告コンテンツ情報の表示及び収集サーバについても、上述の第1実施形態(ii)乃至(iv)及び第2実施形態(ii)と同様であるため、便宜上説明は省略する。以下、上述の第1及び第2実施形態との相違点を中心に説明する。
流通システム100cを構成する配信サーバ40は、ショールームにおいて、設置された商品に関するコンテンツ情報を通信可能エリア内に存在する複数の利用者端末に配信する情報配信端末である。配信サーバ40は、通信可能エリア内に利用者端末が存在することを確認した場合、当該利用者端末にショールームに設置された商品に関するコンテンツ情報を配信する。なお、配信サーバ40は、利用者端末へ配信するコンテンツ情報をコンテンツ情報DB41に記憶し、管理している。
利用者端末Aは、配信サーバ40から取得したコンテンツ情報を共通領域へ記憶する。ここで、共通領域とは、配信サーバ40や他の利用者端末から受信したコンテンツ情報を記憶する領域である。利用者端末Aの共通領域に記憶されたコンテンツ情報は、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ配信される。つまり、本発明では、利用者端末がコンテンツ情報について「受信」、「共通領域に記憶」、「配信」を繰り返すことで複数の利用者端末間でコンテンツ情報が蓄積伝播され、仮想的な流通システム100cを形成することができる。なお、原則として、共通領域は利用者が意識しない領域であり、利用者による操作編集が制限される。つまり、利用者により、共通領域に記憶されたコンテンツ情報の複製や表示といった操作が行われることはないものとする。これにより、コンテンツ情報の信頼性や共通領域の公共性を保つことができる。
そして、利用者端末Aは、利用者が予め設定した蓄積ルールに基づいて、共通領域に記憶されたコンテンツ情報を複製し、ユーザ領域へ記憶するか否かの判定を行う。ここで、ユーザ領域とは、利用者の嗜好に合致したコンテンツ情報を記憶する領域である。共通領域に記憶されたコンテンツ情報と異なり、ユーザ領域に記憶されたコンテンツ情報は、利用者による操作編集が行われる。つまり、利用者により、ユーザ領域に記憶されたコンテンツ情報の複製や表示といった操作が行われる。配信サーバ40や他の利用者端末から受信したコンテンツ情報の中で、蓄積ルールに合致するコンテンツ情報のみが、共通領域において複製され、ユーザ領域に記憶される。蓄積ルールとは、共通領域に記憶されたコンテンツを複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定したものである。なお、原則として、ユーザ領域から共通領域へのコンテンツの複製は許可しない。これにより、利用者の嗜好に基づいて収集されたコンテンツ情報が流出し、個人の嗜好を推測可能な情報が漏洩することを防止可能である。
利用者端末の蓄積ルールに基づく判定の結果、ユーザ領域に記憶されたコンテンツ情報は、利用者が利用者端末A上で自由に閲覧することができる。また、利用者端末Aは、通信可能エリア内に他の利用者端末の存在を確認した場合、共通領域に記憶されたコンテンツ情報を当該他の利用者端末へ配信する。
このようにして、利用者端末は、配信サーバ40及び他の利用者端末からコンテンツ情報を取得する。そして、共通領域に記憶されたコンテンツ情報を通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ配信する。この繰り返しにより、流通システム100dでは、ショールームに設置された商品に関するコンテンツ情報が利用者端末間でやり取りされることとなる。
(ii)配信サーバ
次に、配信サーバ40について詳しく説明する。配信サーバ40は、コンテンツ情報DB41に記憶され、ショールームに設置された商品に関する情報であるコンテンツ情報を、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ送信する。また、配信サーバ40は、収集サーバ30の集計結果情報DB31に記憶されている集計結果情報に基づいて、当該集計結果情報を反映させたコンテンツ情報を生成し、通信可能エリア内に存在する利用者端末へ送信する。
つまり、配信サーバ40は、ショールームに設置された商品に関する情報であるコンテンツ情報と、集計結果情報に応じて生成した「場」を構成する利用者の関心が高い情報であるコンテンツ情報とを通信可能エリア内に存在する利用者端末へ送信している。なお、集計結果情報に応じて生成したコンテンツ情報は、共通領域に記憶される通常のコンテンツ情報ではなく、自動的に広告コンテンツ情報表示部25に表示される広告コンテンツ情報としてもよい。
(iii)蓄積ルールの自動設定
配信サーバ40は、収集サーバ30から各利用者端末の端末操作ログを分析することにより、利用者の興味や関心が高いコンテンツ情報、即ち商品に関する情報を把握することができる。配信サーバ40は、このような分析をすることにより得られた分析結果情報を、当該端末操作ログの元となる利用者端末に送信する。各利用者端末は、受信した端末操作ログの分析結果情報に基づいて蓄積ルールを自動的に設定することができる。これによれば、利用者端末が配信サーバ40から受信した分析結果情報に基づいて自動的に蓄積ルールを設定するため、利用者は利用者端末を操作して意識的に自身の嗜好に基づく蓄積ルールを設定する必要がない。
なお、上述の例では、配信サーバ40が分析結果情報を利用者端末に送信し、当該利用者端末が蓄積ルールを自動設定することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、配信サーバ40が分析結果情報に基づいて蓄積ルールを生成し、利用者端末へ送信することとしてもよい。この場合、利用者端末は、配信サーバ40から受信した蓄積ルールを適用するように設定するだけですむため、利用者端末の負荷を軽減することができる。
これによれば、利用者がショールーム等を回っている場合、例えばフロアやブース毎に収集サーバ30及び配信サーバ40をセットで配信することで、利用者がフロアやブース毎に自身の嗜好に基づく蓄積ルールの変更をする必要はなく、分析結果情報に基づいて利用者端末が自動的に蓄積ルールの変更を行うことができる。よって、蓄積ルールを設定、変更をするといった利用者の負担を軽減することができる。特に、大規模店舗やショールームといった広いエリアにそれぞれ個性を持った複数のフロアやブースが存在する場合、利用者は各フロアやブースに合わせた設定を行う必要がなく、負担を大幅に軽減することができる。
なお、上記流通システム100cでは、収集サーバ30と配信サーバ40を別々のサーバとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、収集サーバ30及び配信サーバ40のそれぞれの機能を併せ持つ、1つのサーバであることとしても構わない。
また、操作ログ共有処理及び広告情報コンテンツ表示処理は、上述の上述の第1実施形態(v)及び(vi)と同様であるため、便宜上説明は省略する。
[第4実施形態]
上記の第1乃至第3実施形態では、利用者が利用者端末に対して所定の操作を行うことにより閲覧を希望するコンテンツ情報をコンテンツ情報表示部26に表示させることとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。
コンテンツ情報の表示方法の1つの例としては、図18(a)に示すように、ショールーム内の商品にそれぞれ固有のRFID(Radio Frequency IDentification)を付与しておき、利用者がRFIDリーダを搭載した利用者端末をかざすと、当該利用者端末がRFIDを読み取り、対応するコンテンツ情報を表示する手法などが考えられる。この場合、利用者端末は、商品に付与されたRFIDをキーとしてコンテンツ情報記憶領域11に対応する商品に関するコンテンツ情報を記憶しているものとする。利用者端末は、利用者が利用者端末を商品にかざすことにより表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域141に記憶することとなる。
コンテンツ情報の表示方法の他の例としては、図18(b)に示すように、ショールーム内の商品付近にそれぞれ固有の端末IDを保有する小型端末を設置しておき、利用者が使用する利用者端末が通信機能により近隣検索をした結果、通信可能エリア内に小型端末が存在する場合には、当該小型端末の保有する端末IDに基づいて対応するコンテンツ情報を表示する手法などが考えられる。ここで、小型端末とは、Bluetoothといった無線通信機能を搭載したPDAである。ショールーム内の商品が、例えば「机」であれば裏手に、「ベッド」であればしたの隙間などに小型端末を設置することとなる。この場合、利用者端末は、小型端末に付与された端末IDをキーとしてコンテンツ情報記憶領域11に対応する商品に関するコンテンツ情報を記憶しているものとする。利用者端末は、通信可能エリア内に存在する小型端末の端末IDをトリガとして表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域141に記憶することとなる。
さらに、図18(c)に示すように、利用者端末が通信機能による近隣検索をした結果、通信可能エリア内に複数の小型端末が存在する場合には、当該複数の小型端末の保有する複数の端末ID群に基づいて対応するコンテンツ情報を表示することとしてもよい。
利用者端末の通信半径は予め決まっていることから、通信可能エリアも所定の大きさとなるため、当該利用者端末が近隣検索により確認できる小型端末に基づいて、ショールーム内における利用者のおおまかな位置を把握することが可能である。つまり、図18(c)に示すように、利用者端末が近隣検索により商品α及びβに設置された小型端末α及びβのみが確認できる状態から、小型端末α乃至γの全てが確認できる状態に変化したことで、当該利用者端末を携帯する利用者が大まかに場所を移動したことを把握することができる。このように利用者の大まかな位置を把握することが可能であるため、利用者端末の通信半径が広く、通信可能エリアが大きい場合であって、近隣検索の結果利用者端末が小型端末α及び小型端末βしか存在が確認できない場合には、ショールーム内の商品の配置によっては、利用者が商品に十分近づいていないことも把握することができる。よって、小型端末α、β及びγの全ての存在を利用者端末が確認できた場合に初めて特定のコンテンツ情報を表示する手法も考えられる。
この場合、利用者端末は、小型端末に付与された端末IDのみならず、複数の小型端末に付与された端末ID群をキーとしてコンテンツ情報記憶領域11に対応する商品に関するコンテンツ情報を記憶しているものとする。そして、利用者端末は、通信可能エリア内に所定の端末ID群の全てを確認できた場合、当該端末ID群に対応するコンテンツ情報を表示する。利用者端末は、このような複数の小型端末の端末ID群をトリガとして表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域141に記憶することとなる。
なお、上記の第1乃至第4実施形態では、自端末の操作ログである端末操作ログ及び複数の利用者端末の操作ログに基づく共有操作ログを、利用者端末の操作ログ記憶領域14に記憶することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者端末に接続したICカードといった記録媒体に端末操作ログ及び共有操作ログを記憶し、他の場面で当該端末操作ログ及び共有操作ログの情報を利用することも可能である。
また、上記の第1乃至第4実施形態では、操作ログを分析した結果、利用者個人や所定の「場」を構成する複数の利用者が関心のある情報を広告コンテンツ情報として表示することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、操作ログを分析した結果、利用者個人や所定の「場」を構成する複数の利用者があまり閲覧していない情報をあえて広告コンテンツ情報として表示することとしてもよい。つまり、操作ログの分析結果に基づいてどんなコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として利用者端末に自動的に表示するかは任意に設定することができる。
この流通システムにより、各端末の操作ログを端末間で流通させることで、当該操作ログに基づいて適切な情報の表示や送信をリアルタイムに行うことができる。
第1実施形態における流通システムの概略構成を示す図である。 流通システムに含まれる利用者端末の機能ブロック図である。 利用者端末の表示画面例である。 集計結果情報の送信方式を示す表である。 カード型送信方式及びアレイ型送信方式の到達範囲を示す図である。 アレイ型送信方式の共有操作ログ情報反映例である。 カード型送信方式により集計結果情報を送信する場合の操作ログを模式的に示す図である。 アレイ型送信方式により集計結果情報を送信する場合の操作ログを模式的に示す図である。 集計結果情報を反映させることで新たな共有操作ログを生成する場合のデータ構成を示す図である。 集計結果情報の例を示す。 共有操作ログに基づいてランキングを算出する方法を模式的に示す図である。 操作ログ共有処理のフローチャートである。 広告コンテンツ情報表示処理のフローチャートである。 第2実施形態における流通システムの概略構成を示す図である。 配信処理のフローチャートである。 表示処理のフローチャートである。 第3実施形態における流通システムの概略構成を示す図である。 第4実施形態における利用者端末と商品との関係を模式的に示す図である。
符号の説明
2…ネットワーク
11…コンテンツ情報記憶領域
12…コンテンツ情報登録機能
13…コンテンツ情報表示機能
14…操作ログ記憶領域
15…集計結果情報算出機能
16…集計結果情報表示機能
17…広告コンテンツ情報表示機能
18…集計結果情報選択機能
19…集計結果情報受信機能
20…集計結果情報送信機能
21…コンテンツ情報
22…集計結果情報
23…集計結果情報

Claims (13)

  1. 表示部を備え、他の利用者端末と通信可能な利用者端末であって、
    複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
    操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、
    前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして記憶する端末操作ログ記憶手段と、
    前記端末操作ログを、他の利用者端末に送信する端末操作ログ送信手段と、
    他の利用者端末が記憶している端末操作ログを受信する端末操作ログ受信手段と、
    前記端末操作ログ記憶手段が記憶している端末操作ログと、前記端末操作ログ受信手段が受信した端末操作ログとを集計することで、集計結果情報を生成する集計結果情報生成手段と、を備えることを特徴とする利用者端末。
  2. 表示部を備え、他の利用者端末と通信可能な利用者端末であって、
    複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
    操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、
    前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを、端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する端末操作ログ記憶手段と、
    他の利用者端末から、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果を集計結果情報として受信する集計結果情報受信手段と、
    前記端末操作ログ及び前記集計結果情報に基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する共有操作ログ記憶手段と、
    前記共有操作ログに基づいて、複数の利用者端末の操作ログに基づく新たな集計結果情報を設定し、他の利用者端末へ送信する集計結果情報送信手段と、を備えることを特徴とする利用者端末。
  3. 前記共有操作ログ記憶領域は、複数のレコードから構成される配列を有しており、前記配列を構成するレコード毎に操作ログを記憶するものであって、
    前記集計結果情報受信手段は、他の利用者端末から、前記配列を構成するいずれかのレコードに記憶された操作ログを集計結果情報として受信する手段であり、
    前記利用者端末は、
    前記集計結果情報受信手段が受信した操作ログによって、前記共有操作ログ記憶領域が有する前記配列を構成するいずれかのレコードに記憶された操作ログを置換する置換手段をさらに備え、
    前記集計結果情報送信手段は、前記共有操作ログ記憶領域が有する前記配列を構成するいずれかのレコードに記憶された操作ログを集計結果情報に設定し、他の利用者端末へ送信することを特徴とする請求項2に記載の利用者端末。
  4. 前記共有操作ログ記憶領域は、複数のレコードから構成される共有操作ログ配列を有しており、前記共有操作ログ配列を構成するレコード毎に操作ログを記憶するものであって、
    前記共有操作ログ配列は、他の共有操作ログ配列と一定割合で置換する場合における置換割合を情報として含んでおり、
    前記集計結果情報受信手段は、他の利用者端末から前記共有操作ログ配列を受信する手段であって、
    前記利用者端末は、
    前記集計結果情報受信手段が受信した共有操作ログ配列によって、前記置換割合に基づき、前記共有操作ログ記憶領域に記憶された共有操作ログ配列を置換する置換手段をさらに備え、
    前記共有操作ログ記憶手段は、前記端末操作ログ及び前記置換手段が置換した共有操作ログ配列に基づいて新たな共有操作ログを生成し、前記共有操作ログ記憶領域に記憶するものであって、
    前記集計結果情報送信手段は、前記共有操作ログ記憶領域に記憶された新たな共有操作ログ配列を前記集計結果情報に設定し、他の利用者端末へ送信することを特徴とする請求項2に記載の利用者端末。
  5. 前記表示部は、前記操作信号に基づいてコンテンツ情報を表示するコンテンツ情報表示部と、前記端末操作ログ及び前記共有操作ログに基づいて広告コンテンツ情報を表示する広告コンテンツ情報表示部とから構成されており、
    前記端末操作ログ及び前記共有操作ログに基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として、前記広告コンテンツ情報表示部に表示する広告コンテンツ情報表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の利用者端末。
  6. 前記表示部は、前記操作信号に基づいてコンテンツ情報を表示するコンテンツ情報表示部と、前記端末操作ログ及び前記共有操作ログに基づいて広告コンテンツ情報を表示する広告コンテンツ情報表示部とから構成されており、
    前記端末操作ログ及び前記共有操作ログに基づいて、表示された回数が多い順に前記コンテンツ情報のランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記ランキングに関するランキング情報を広告コンテンツ情報として、前記広告コンテンツ情報表示部に表示する広告コンテンツ情報表示手段と、を備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の利用者端末。
  7. 前記広告コンテンツ情報表示手段は、前記ランキングに基づいて前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を広告コンテンツ情報として、さらに前記広告コンテンツ情報表示部に表示することを特徴とする請求項6に記載の利用者端末。
  8. 表示部を備え、他のコンピュータと通信可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段、
    操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段、
    前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして記憶する端末操作ログ記憶手段、
    前記端末操作ログを、他のコンピュータに送信する端末操作ログ送信手段、
    他のコンピュータが記憶している端末操作ログを受信する端末操作ログ受信手段、
    前記端末操作ログ記憶手段が記憶している端末操作ログと、前記端末操作ログ受信手段が受信した端末操作ログとを集計することで、集計結果情報を生成する集計結果情報生成手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  9. 表示部を備え、他のコンピュータと通信可能なコンピュータであって、
    複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段、
    操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段、
    前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを、端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する端末操作ログ記憶手段、
    他のコンピュータから、複数のコンピュータの操作ログに基づく集計結果を集計結果情報として受信する集計結果情報受信手段、
    前記端末操作ログ及び前記集計結果情報に基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する共有操作ログ記憶手段、
    前記共有操作ログに基づいて、複数のコンピュータの操作ログに基づく新たな集計結果情報を設定し、他のコンピュータへ送信する集計結果情報送信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 表示部を備え、他の利用者端末と通信可能な利用者端末により実行される流通方法において、
    複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶工程と、
    操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示工程と、
    前記コンテンツ情報表示工程が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを端末操作ログとして記憶する端末操作ログ記憶工程と、
    前記端末操作ログを、他の利用者端末に送信する端末操作ログ送信工程と、
    他の利用者端末が記憶している端末操作ログを受信する端末操作ログ受信工程と、
    前記端末操作ログ記憶手段が記憶している端末操作ログと、前記端末操作ログ受信手段が受信した端末操作ログとを集計することで、集計結果情報を生成する集計結果情報生成工程と、を有することを特徴とする流通方法。
  11. 表示部を備え、他の利用者端末と通信可能な利用者端末により実行される流通方法において、
    複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶工程と、
    操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示工程と、
    前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを、端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する端末操作ログ記憶工程と、
    他の利用者端末から、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果を集計結果情報として受信する集計結果情報受信工程と、
    前記端末操作ログ及び前記集計結果情報に基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する共有操作ログ記憶工程と、
    前記共有操作ログに基づいて、複数の利用者端末の操作ログに基づく新たな集計結果情報を設定し、他の利用者端末へ送信する集計結果情報送信工程と、を有することを特徴とする流通方法。
  12. 表示部を備え、相互に通信可能な利用者端末及び収集サーバから構成される流通システムにおいて、
    前記利用者端末は、
    複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
    操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、
    前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを、端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する端末操作ログ記憶手段と、
    他の利用者端末から、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果を集計結果情報として受信する集計結果情報受信手段と、
    前記端末操作ログ及び前記集計結果情報に基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する共有操作ログ記憶手段と、
    前記共有操作ログに基づいて、複数の利用者端末の操作ログに基づく新たな集計結果情報を設定し、他の利用者端末へ送信する集計結果情報送信手段と、
    前記端末操作ログ及び前記集計結果情報を前記収集サーバへ送信する収集サーバ送信手段と、備え、
    前記収集サーバは、
    前記利用者端末から、前記端末操作ログを受信する端末操作ログ受信手段と、
    前記操作ログ受信手段が受信した端末操作ログと受信日時を、前記利用者端末の識別情報に対応付けて記憶する端末操作ログ記憶手段と、
    前記利用者端末から、前記集計結果情報を受信する集計結果情報受信手段と、
    前記集計結果情報受信手段が受信した集計結果情報と受信日時を、前記利用者端末の識別情報に対応付けて記憶する集計結果情報記憶手段と、を備えることを特徴とする流通システム。
  13. 表示部を備え、相互に通信可能な利用者端末及び配信サーバから構成される流通システムにおいて、
    前記利用者端末は、
    複数のコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
    操作信号に基づいて、前記コンテンツ情報記憶手段から抽出したコンテンツ情報を前記表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、
    前記コンテンツ情報表示手段が表示したコンテンツ情報に関する操作ログを、端末操作ログとして端末操作ログ記憶領域に記憶する端末操作ログ記憶手段と、
    他の利用者端末から、複数の利用者端末の操作ログに基づく集計結果を集計結果情報として受信する集計結果情報受信手段と、
    前記端末操作ログ及び前記集計結果情報に基づいて共有操作ログを生成し、共有操作ログ記憶領域に記憶する共有操作ログ記憶手段と、
    前記共有操作ログに基づいて、複数の利用者端末の操作ログに基づく新たな集計結果情報を設定し、他の利用者端末へ送信する集計結果情報送信手段と、
    前記集計結果情報を、前記配信サーバへ送信する配信サーバ送信手段と、
    前記配信サーバから、前記集計結果情報に基づくコンテンツ情報を受信するコンテンツ情報受信手段と、
    前記コンテンツ情報受信手段が受信したコンテンツ情報を表示部に表示するコンテンツ情報表示手段と、を備え、
    前記配信サーバは、
    前記利用者端末から、前記集計結果情報として受信する集計結果情報受信手段と、
    前記集計結果情報受信手段が受信した集計結果情報に基づいて、前記利用者端末の前記表示部に表示するコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段と、
    前記コンテンツ情報生成手段が生成したコンテンツ情報を、前記利用者端末へ送信するコンテンツ情報送信手段と、を備えることを特徴とする流通システム。
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