JP4392712B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラックやバス等に使用される重荷重用として好適な空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、摩耗寿命を損なうことなく騒音を低減するようにした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気入りタイヤにおいて、トレッドパターンに起因するエアポンピング音に代表されるパターンノイズはタイヤ構造上どうしても避けることができない音である(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。これに対して、トレッド部の溝を浅くすればパターンノイズの低減が可能であるが、この場合、摩耗寿命が短くなってしまうため、ノイズの低減と摩耗寿命との両立が困難である。
【0003】
他方、重荷重用空気入りタイヤにおいて、ショルダー部に発生する偏摩耗の対策の1つとして、ショルダーリブ(ブロック)に主溝よりも狭い細溝を配置することが行われている。細溝によって区分された細リブ(細ブロック)が走行時にリブ本体(ブロック本体)にかかる力を分散し、偏摩耗の発生を抑制するのである。しかしながら、このような細溝を設けた場合、その溝底にクラックを生じたり、細リブのもげを生じる恐れがあるため、細溝の深さは主溝の深さに比べて同等以下にせざるを得ないのが現状である。よって、摩耗中期以降は細溝が浅くなってしまうため、細リブによる力の分散効果を持続することができず、摩耗中期以降において偏摩耗が発生し易くなる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−191734号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2001−63314号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、摩耗寿命を損なうことなく騒音を低減することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
【0007】
本発明の更なる目的は、摩耗終期までショルダー部の偏摩耗を抑制することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部に溝を設けた空気入りタイヤにおいて、前記溝内に自己分解性を持つポリマーからなる充填物を配置し、前記溝の深さDに対して前記充填物の高さAをA≦0.8Dの関係にすると共に、前記自己分解性を持つポリマーが光分解性ポリマー又は生分解性ポリマーであることを特徴とするものである。
【0009】
このように溝内に自己分解性を持つポリマーを充填することにより、摩耗初期の溝内の空洞部の容積を減少させて低騒音化が可能になる。また、自己分解性を持つポリマーは徐々に分解するので、タイヤの摩耗が進行しても溝内の空洞部の深さを略一定に保つことができる。勿論、溝の深さを十分に大きく設定しておけば、摩耗寿命が短くなることもない。
【0010】
自己分解性を持つポリマーで溝を塞ぐことに対する懸案事項として、ハイドロプレーニング現象のような雨天時の走行に関するものがある。しかしながら、自己分解性を持つポリマーからなる充填物を適切に配置することで、雨天時の走行での諸問題の発生を避けることができる。上記空気入りタイヤにおいて、雨天走行時の性能を実質的に悪化させないために、溝の深さDに対して充填物の高さAはA≦0.8Dの関係にする
【0011】
特に重荷重用空気入りタイヤは、路面との接触圧力が乗用車用空気入りタイヤに比べて極めて大きいため、溝内に自己分解性を持つポリマーを充填しても雨天走行時の諸問題が発生し難く、晴天時に対する制動性能の低下が少ない。つまり、溝内の空洞部の深さが小さくても雨天時の諸問題が発生し難いのである。
【0012】
更に、上記目的を解決するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部に、タイヤ周方向に延びる主溝を設けると共に、該主溝よりも狭い細溝を該主溝に沿って設けた空気入りタイヤにおいて、前記細溝内に自己分解性を持つポリマーからなる充填物を配置し、前記主溝の深さDに対して前記細溝の深さd1 と前記細溝内の空洞部の深さd2 をそれぞれD≦d1 ≦1.3D,0.3D≦d2 ≦0.5Dの関係にすると共に、前記自己分解性を持つポリマーが光分解性ポリマー又は生分解性ポリマーであることを特徴とするものである。
【0013】
このように細溝内に自己分解性を持つポリマーを充填することにより、摩耗寿命を損なうことなく騒音を低減することができる。特に、上記のような細溝は偏摩耗の抑制効果を発揮するものであるが、細溝内に自己分解性を持つポリマーを充填することにより、細溝を主溝よりも深く設定した場合であっても細溝の底部を起点とするクラックや細溝で区分された細リブ又は細ブロックのもげ等の損傷を生じ難くなる。また、自己分解性を持つポリマーは徐々に分解するので、タイヤの摩耗が進行しても細溝内の空洞部の深さを略一定に保つことができる。そのため、細溝の深さを十分に大きく設定しておけば、摩耗終期までショルダー部の偏摩耗を抑制することが可能になる。
【0014】
上記空気入りタイヤにおいて、細溝にクラック等の損傷を生じることなく摩耗終期までショルダー部の偏摩耗を抑制するために、主溝の深さDに対して細溝の深さd1 と細溝内の空洞部の深さd2 をそれぞれD≦d1 ≦1.3D,0.3D≦d2 ≦0.5Dの関係にする
【0015】
本発明において、自己分解性を持つポリマーとしては、光分解性ポリマー又は生分解性ポリマーを使用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなる重荷重用空気入りタイヤを示すものである。図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。左右一対のビード部3,3間にはカーカス層4が装架されている。このカーカス層4の端部はビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ折り返されている。ビード部3において、ビードコア5の外周側にはビードフィラー6が配置され、これらビードコア5及びビードフィラー6を包み込むようにカーカス層4に沿って補強層7が配置されている。
【0017】
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には、複数層のベルト層8が埋設されている。また、トレッド部1にはタイヤ周方向に延びる複数本の主溝11が形成されている。これら主溝11はタイヤ周方向に沿って直線状であっても良く、ジグザグ状であっても良い。
【0018】
上記重荷重用空気入りタイヤにおいて、主溝11内には自己分解性を持つポリマーからなる充填物12が配置されている。充填物12は全ての溝の全周にわたって配置することが望ましいが、一部の溝について、溝の一部だけに設けることも可能である。このように主溝11内に自己分解性を持つポリマーを充填することにより、摩耗初期の主溝11内の空洞部の容積が少なくなるので、エアポンピング音に代表されるパターンノイズを低減することができる。一方、自己分解性を持つポリマーは時間の経過に伴って徐々に分解するので、図2に示すように、タイヤの摩耗が進行しても主溝11内の空洞部の深さを略一定に保つことができる。また、主溝11の深さを十分に大きく設定しておけば、摩耗寿命が短くなることもない。
【0019】
図3に示すように、主溝11の深さDに対して充填物12の高さAはA≦0.8Dの関係にすると良い。充填物12の高さAが主溝11の深さDの0.8倍よりも大きいと雨天走行時の制動性能が悪化することになる。なお、充填物12は僅かな量であっても低騒音化に寄与するが、顕著な作用効果を得るために0.5D≦A≦0.8Dの関係にすることが好ましい。
【0020】
図4は本発明の他の実施形態からなる重荷重用空気入りタイヤの要部を示すものである。図4ではショルダー部のみを示し、他の部分の説明は省略する。
【0021】
図4において、トレッド部1にはタイヤ周方向に延びる主溝11が形成され、この主溝11によってショルダーリブ9が区分されている。ショルダーリブ9には、主溝11よりも狭い細溝21が主溝11に沿って形成されている。これにより、ショルダーリブ9は細溝21を堺にして主溝側のリブ本体9aとタイヤ幅方向外側の細リブ9bとに区分されている。細溝21によって区分された細リブ9bは走行時にリブ本体9aにかかる力を分散し、偏摩耗の発生を抑制するように機能する。
【0022】
上記重荷重用空気入りタイヤにおいて、細溝21内には自己分解性を持つポリマーからなる充填物22が配置されている。このように細溝21内に自己分解性を持つポリマーを充填することにより、上記と同様に摩耗寿命を損なうことなく騒音を低減することができるという作用効果に加えて、細溝21の底部を起点とするクラックや細リブ9bのもげを防止することができる。また、自己分解性を持つポリマーは時間の経過に伴って徐々に分解するので、タイヤの摩耗が進行しても細溝21内の空洞部の深さを略一定に保つことができる。そのため、細溝21の深さを十分に大きく設定しておけば、摩耗終期までショルダー部の偏摩耗を抑制することが可能になる。
【0023】
図4に示すように、主溝11の深さDに対して細溝21の深さd1 と細溝21内の空洞部(充填物22で塞がれていない部分)の深さd2 をそれぞれD≦d1 ≦1.3D,0.3D≦d2 ≦0.5Dの関係にすると良い。細溝21を主溝11よりも深くすることで、摩耗終期までショルダー部の偏摩耗を抑制することができる。細溝21の深さd1 が主溝11の深さDよりも小さいと摩耗終期までショルダー部の偏摩耗を抑制することが困難になり、主溝11の深さDの1.3倍を超えてもそれ以上の効果は期待できない。一方、細溝21内の空洞部の深さd1 を適正化することで、細溝21によって細分化された部分の剛性を十分に補い、細溝21の底部への負担を軽減できることから、クラック故障等を効果的に抑制することができる。細溝21内の空洞部の深さd2 が主溝11の深さDの0.3倍未満であるとショルダー部の偏摩耗を抑制する効果が不十分になり、逆に主溝11の深さDの0.5倍を超えるとクラック故障等を生じ易くなる。
【0024】
自己分解性を持つポリマーとしては、光分解性ポリマー又は生分解性ポリマーを使用することができる。
【0025】
光分解性ポリマーは、例えば、紫外線によって分子中の連鎖分断を誘発させる重合体である。この光分解性ポリマーとしては、ケトンカルボニル基を有するポリマー及びそのコポリマー;ケトンコポリマーと他の合成ポリマーとの混合重合体;エチレンと一酸化炭素とのコポリマー、もしくは該コポリマーと他のエチレンポリマーとの混合重合体;鉄、銅、マンガン、コバルト、セリウム、バナジウム、クロム、ニッケル等の金属化合物である光分解性金属化合物の少なくとも1種を含有するα−オレフィンコポリマー;アセチルアセトナート銅とジアルキルジチオカルバミン酸とを含むポリマー等を挙げることができる。
【0026】
生分解性ポリマーは、例えば、土中のバクテリア等の微生物によって分解する重合体である。この生分解性ポリマーとしては、ポリ−β−ヒドロキシブチリック酸(PHB);低分子量脂肪族ポリエステルからなるエステルブロックと低分子量脂肪族ポリアミドからなるアミドブロックとを交互に結合させたポリエステルアミド共重合体;ポリエチレンカーボネート、ポリプロピレンカーボネート等の脂肪族ポリカーボネート;2−メチレン−4−置換−1,3−ジオキソラン;N−(2−メルカプトエチル)メタクリルアミド等を挙げることができる。
【0027】
【実施例】
タイヤサイズ11R22.5 14PRで、4本主溝のリブパターンを有する重荷重用空気入りタイヤにおいて、トレッド展開幅を198mm、主溝深さを13mmとした点を共通にし、主溝内に自己分解性を持つポリマー(光分解性ポリマー)からなる充填物を配置した実施例1〜2のタイヤと、主溝内に充填物を配置していない従来例1のタイヤをそれぞれ製作した。実施例1〜2において、主溝の深さDに対する充填物の高さAの比(A/D)を変化させた。
【0028】
これら試験タイヤについて、下記の試験方法により、低騒音性及びウェット制動性能を評価し、その結果を表1に示した。
【0029】
低騒音性:
JASO.6−606−81に準拠した方法により、速度40km/hの条件で単体騒音の測定を行った。測定時の諸条件は以下の通りである。即ち、空気圧を700kPaとし、荷重を26.72kNとし、リムを22.5×8.25(2002年度版JATMA YEAR BOOK 3−07 C02−2記載条件)とした。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど騒音が小さいことを意味する。
【0030】
ウェット制動性能:
各試験タイヤをリムサイズ22.5×7.50のリムに組付け、空気圧700kPaの条件で大型車(2−D・4)の全輪に装着し、水深役1mmの水膜を設けた路面で、速度60km/hで走行した状態からブレーキをかけたときの制動距離を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどウェット制動性能が優れていることを意味する。
【0031】
【表1】
Figure 0004392712
この表1から判るように、実施例1〜2のタイヤは、従来例1に比べて騒音が小さくなっていた。また、ウェット制動性能の低下は許容範囲であった。
【0032】
次に、タイヤサイズ11R22.5 14PRで、4本主溝のリブパターンを有し、かつショルダー部に主溝に沿って細溝を設けた重荷重用空気入りタイヤにおいて、トレッド展開幅を198mm、主溝深さを15mmとした点を共通にし、細溝内に自己分解性を持つポリマー(光分解性ポリマー)からなる充填物を配置した実施例11〜14のタイヤと、細溝内に充填物を配置していない従来例11〜12のタイヤをそれぞれ製作した。実施例11〜14及び従来例11〜12において、主溝の深さDに対して細溝の深さd1 と細溝内の空洞部の深さd2 を変化させた。
【0033】
これら試験タイヤについて、下記の試験方法により、耐偏摩耗性及び損傷発生状況を評価し、その結果を表2に示した。
【0034】
耐偏摩耗性:
各試験タイヤをリムサイズ22.5×7.50のリムに組付け、空気圧700kPaの条件で大型車(2−D・4)の後輪に装着し、一般車道を10万km走行した際に発生したレール摩耗の深さを測定した。評価結果は、レール摩耗の深さが1mm未満である場合を「○」で表し、レール摩耗の深さが1mm以上2mm未満である場合を「△」で表し、レール摩耗の深さが2mm以上である場合を「×」で表した。
【0035】
損傷発生状況:
上記耐偏摩耗性の試験を行った試験タイヤについて、細溝の溝底を起点とするクラックや細リブのもげ等の損傷の発生状況を調べた。
【0036】
【表2】
Figure 0004392712
この表2から判るように、実施例11〜14のタイヤは、摩耗終期までショルダー部の偏摩耗を抑制することができ、しかもクラック等の発生も見られなかった。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、トレッド部に溝を設けた空気入りタイヤにおいて、溝内に自己分解性を持つポリマーからなる充填物を配置し、溝の深さDに対して充填物の高さAをA≦0.8Dの関係にすると共に、自己分解性を持つポリマーとして光分解性ポリマー又は生分解性ポリマーを用いたから、摩耗寿命を損なうことなく騒音を低減することができる。
【0038】
特に、トレッド部にタイヤ周方向に延びる主溝と該主溝に沿う細溝とを設けた空気入りタイヤにおいて、細溝内に自己分解性を持つポリマーからなる充填物を配置し、主溝の深さDに対して細溝の深さd1 と細溝内の空洞部の深さd2 をそれぞれD≦d1 ≦1.3D,0.3D≦d2 ≦0.5Dの関係にすると共に、自己分解性を持つポリマーとして光分解性ポリマー又は生分解性ポリマーを用いた場合、上記作用効果に加えて、摩耗終期までショルダー部の偏摩耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなる重荷重用空気入りタイヤ(新品時)を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態からなる重荷重用空気入りタイヤ(摩耗後)を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態からなる重荷重用空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態からなる重荷重用空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 補強層
8 ベルト層
9 ショルダーリブ
9a リブ本体
9b 細リブ
11 主溝
12 充填物
21 細溝
22 充填物

Claims (2)

  1. トレッド部に溝を設けた空気入りタイヤにおいて、前記溝内に自己分解性を持つポリマーからなる充填物を配置し、前記溝の深さDに対して前記充填物の高さAをA≦0.8Dの関係にすると共に、前記自己分解性を持つポリマーが光分解性ポリマー又は生分解性ポリマーである空気入りタイヤ。
  2. トレッド部に、タイヤ周方向に延びる主溝を設けると共に、該主溝よりも狭い細溝を該主溝に沿って設けた空気入りタイヤにおいて、前記細溝内に自己分解性を持つポリマーからなる充填物を配置し、前記主溝の深さDに対して前記細溝の深さd1 と前記細溝内の空洞部の深さd2 をそれぞれD≦d1 ≦1.3D,0.3D≦d2 ≦0.5Dの関係にすると共に、前記自己分解性を持つポリマーが光分解性ポリマー又は生分解性ポリマーである空気入りタイヤ。
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