JP4392228B2 - 位置検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、産業機械や工作機械等に使用される位置検出装置に関し、特に、プリント基板等の板材に検出用のコイルパターンを敷設してなる位置検出装置に関する。
特許文献にあるように、ラックのような被検出体に対して、プリント基板等の板材に検出用コイルパターンを敷設して、ラックの凹凸を検出する技術が知られている。検出用コイルパターンをより密に配置するために、検出用コイルパターンを所望の周期ずらして絶縁交差するように敷設する技術も開示されている。または、プリント基板の層を変えて検出用コイルパターンを敷設する技術も開示されている。一方では、検出信号の高調波成分を減じるために検出用コイルパターンを正弦波形状乃至は三角波形状乃至は矩形波形状等にする技術も開示されている。
図9は、従来の位置検出装置における検出用ラックの凹凸をプリント基板に敷設した検出用コイルパターンで検出するセンサ部の斜視図である。検出用ラック101は、磁性材より加工され、固定側に固定されている。プリント基板102には、正弦波形状をした検出用コイルパターン904a、904bが敷設されており、この正弦波形状の1ピッチは、検出用ラック101の1ピッチ長(=π・m :mは歯車モジュール)とほぼ等しくなっている。また、検出用コイルパターン904aと904bとは、測定軸方向に1/4ピッチずれた位置に配置されており、正弦波形状の位相では90°ずれた位置に配置されている。検出用コイルパターン904a、904bを大きく囲むように励磁用コイルパターン103もプリント基板102に敷設されており、図示しない励磁回路と接続され励磁状態となっている。プリント基板102は、検出用ラック101と空隙を介して対向し、可動側に固定されている。このプリント基板102と検出用ラック101との空隙量は、検出用コイルパターン904a、904bからの検出信号波形が正弦波形状を示すように組立段階で調整される。検出信号波形が正弦波形状を示すように空隙量を調整する意図は、互いに直交する二相の検出信号を内挿処理する段階で、高次の内挿誤差を極力減じるためである。この適正な空隙量が増減変化すると、検出信号波形が高調波成分を含む三角波乃至は矩形波に近い形状を示す問題が生じていた。
図10は、図9で示したセンサからの検出信号を処理する回路の概略構成図であり、図9と同一構成要素には同一符号を付す。励磁用コイルパターン103には、励磁回路111によって100kHzの交流電流が流されている。よって、励磁用コイルパターン103からは、100kHzで変化する磁束が、検出用ラック101へ発せられる。検出用コイルパターン904a、904bは、励磁用コイルパターン103から発せられた交流磁束が、検出用ラック101の凹凸による磁気抵抗変化量に応じて変調された磁束に比例した電圧VSO、VCOとして出力する。このとき、検出用ラック101のモジュールをm、可動側の1ピッチ内の移動量をx、励磁電流をsinωtとすると、検出用コイルパターン904a、904bを鎖交する磁束変化によって、それぞれの検出用コイルパターン904a、904bに発生する誘起電圧は、式(1)、(2)で表すことができる。
Figure 0004392228
このように表される電圧信号VSO、VCOは、差動増幅器112a、112bにて増幅され、信号VS、VCとなる。信号VS、VCは、アナログ/ディジタル変換器113a、113bにて、タイミング発生器114が発生する励磁電流が零(即ち、cosωt=1)となるタイミングにてアナログ/ディジタル変換され、ディジタル信号DS、DCとなる。このときディジタル信号DS、DCは、式(3)、(4)で表すことができる。
Figure 0004392228
ディジタル信号DS、DCは、内挿演算器115にて逆正接演算され、検出用ラック101の移動量を示す2・x/mが算出される。
プリント基板のパターン層及び絶縁層の薄厚化の技術は、近年めざましい進歩を遂げており、コイルパターンを敷設する場合にも、複数層にわたってコイルパターンを敷設することも一般的に行われるようになってきた。コイルのターン数を増加すると出力電圧も増加するので、検出用コイルに使用する場合には、検出信号振幅を高めるため、できるだけ多層にわたってコイルパターンを形成することが好ましい。このようなことから、図9に示したようなプリント基板102を複数層に形成し、必要なパターン同士をスルーホール等によって電気的に接続することがあった。しかしながら、如何にプリント基板のパターン層及び絶縁層の薄膜化が進んだとはいえ、深層のコイルパターンから見れば、検出用ラックとの(プリント基板の厚みを含んだ)空隙量は増加方向となり、この結果出力信号の正弦波形状を損なうことがあった。
特開平8−313295号公報
従来のプリント基板等の板材に検出用コイルパターンを形成してなる位置検出装置にあっては、検出信号振幅の増加を意図して複数層に検出用コイルパターンを形成した場合、いずれかの層の検出用コイルパターンが、検出対象との空隙量が不適正となっていた。検出用コイルパターンと検出対象との空隙量が適性でないと、検出信号に高調波成分が混じり、内挿処理等を行う際に位置検出装置として検出誤差を発生させる問題を生じていた。
本発明は上述のような事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、プリント基板等の板材に検出用コイルパターンを複数層形成し、検出信号振幅を高めた上で、検出信号に高調波成分が混じらない高精度な位置検出装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明に係る位置検出装置は、磁気抵抗の異なる繰返しパターンが形成された磁性材よりなる被検出体と、前記被検出体と空隙を介して対向し、且つ前記被検出体と相対移動可能なセンサとを含み、前記センサは、検出用コイルパターンを形成してなるプリント基板等の板材と、高周波変化磁束を発生する励磁用コイルとを具備し、前記被検出体と前記センサとの相対移動量を検出する位置検出装置において、前記プリント基板等の板材には複数層の検出用コイルパターンが敷設され、前記各検出用コイルパターンは前記被検出体に近い層から遠い層に向け、ほぼ正弦波状から矩形波状に近づくパターン形状とするものである。
また本発明に係る他の位置検出装置は、導電抵抗の異なる繰返しパターンが形成された導電材よりなる被検出体と、前記被検出体と空隙を介して対向し、且つ前記被検出体と相対移動可能なセンサとを含み、前記センサは、検出用コイルパターンを形成してなるプリント基板等の板材と、高周波変化磁束を発生する励磁用コイルとを具備し、前記被検出体と前記センサとの相対移動量を検出する位置検出装置において、前記プリント基板等の板材には複数層の検出用コイルパターンが敷設され、前記各検出用コイルパターンは前記被検出体に近い層から遠い層に向け、ほぼ正弦波状から矩形波状に近づくパターン形状とするものである。
本発明の位置検出装置によれば、検出用コイルパターンをプリント基板等の板材に複数層敷設し、検出信号振幅を高めつつも、検出信号波形に高調波成分が混じらないので、高精度な位置検出を可能としている。
図1は、本発明の位置検出装置の被検出体及びセンサの一例を示す斜視図であり、図2はプリント基板の表面層の検出用及び励磁用コイルパターン図であり、図3はプリント基板の第二層の検出用及び励磁用コイルパターン図であり、図4はプリント基板の第三層の検出用及び励磁用コイルパターン図であり、図5はプリント基板の第四層の検出用及び励磁用コイルパターン図である。尚、図1〜図5における同一構成要素には同一符号を付す。図1の検出用ラック101は、磁気抵抗の異なる繰返しパターンが形成された磁性材よりなる被検出体であり、固定側に固定されている。プリント基板102a〜102dは、検出用ラック101に対して、プリント基板102aの検出用コイルパターン104a、104bがほぼ正弦波状の検出信号を出力できる空隙量を介して、可動側に設置されている。図2に示すプリント基板102aの検出用コイルパターン104a、104bは、ほぼ正弦波状の形状であり、正弦波形状の1ピッチ長は、検出用ラック101の1ピッチ長(=π・m :mはラックモジュール)とほぼ同じ長さにしてある。また、検出用コイルパターン104aと104bは、正弦波形状における1/4ピッチ分測定軸方向にずれて配置されている。図2〜図5に示すスルーホール201a〜201oは、プリント基板102a〜102dの4層すべてにわたって貫通されており、電気的に接続された状態となっている。図10のような処理回路構成と本発明のセンサ部とを接続する場合であれば、スルーホール201aは、差動増幅器112aの片側に接続され、スルーホール201dは、差動増幅器112bの片側に接続される。
図3に示すプリント基板102bの検出用コイルパターン104cは、スルーホール201gを介して検出用コイルパターン104aと電気的に接続されており、検出用コイルパターン104dは、スルーホール201hを介して検出用コイルパターン104bと電気的に接続されている。プリント基板102bに敷設された検出用コイルパターン104c、104dは、正弦波形状をやや膨らませた形状、すなわち正弦波形状よりやや矩形波形状に近い形状をしており、基本となるピッチ長は検出用ラック101の1ピッチ長とほぼ同じ長さにしてある。また、検出用コイルパターン104cと104dは、この形状における1/4ピッチ分測定軸方向にずれて配置されている。検出用コイルパターン104c、104dは、検出用コイルパターン104a、104bと若干形状は異なるものの、測定軸方向の位相が1/2ピッチずつずれているので、検出用コイルパターン104aと104c、更に検出用コイルパターン104bと104dは電磁気的に同位相となっている。検出用コイルパターン104cは、スルーホール201bにて、図4に示す検出用コイルパターン104eと電気的に接続されており、検出用コイルパターン104dは、スルーホール201eにて、図4に示す検出用コイルパターン104fと電気的に接続されている。
プリント基板102cに敷設された検出用コイルパターン104e、104fは、検出用コイルパターン104c、104dをやや膨らませた形状、すなわち正弦波形状より更に矩形波形状に近い形状をしており、基本となるピッチ長は検出用ラック101の1ピッチ長とほぼ同じ長さにしてある。また、検出用コイルパターン104eと104fは、この形状における1/4ピッチ分測定軸方向にずれて配置されている。検出用コイルパターン104e、104fは、検出用コイルパターン104c、104dと若干形状は異なるものの、測定軸方向の位相が1/2ピッチずつずれているので、検出用コイルパターン104cと104e、更に検出用コイルパターン104dと104fは電磁気的に同位相となっている。検出用コイルパターン104eは、スルーホール201hにて、図5に示す検出用コイルパターン104gと電気的に接続されており、検出用コイルパターン104fは、スルーホール201oにて、図5に示す検出用コイルパターン104hと電気的に接続されている。
プリント基板102dに敷設された検出用コイルパターン104g、104hは、検出用コイルパターン104e、104fをやや膨らませた形状、即ちほとんど矩形波形状に近い形状をしており、基本となるピッチ長は検出用ラック101の1ピッチ長とほぼ同じ長さにしてある。また、検出用コイルパターン104gと104hは、この形状における1/4ピッチ分測定軸方向にずれて配置されている。検出用コイルパターン104g、104hは、検出用コイルパターン104e、104fと若干形状は異なるものの、測定軸方向の位相が1/2ピッチずつずれているので、検出用コイルパターン104eと104g、更に検出用コイルパターン104fと104hは電磁気的に同位相となっている。スルーホール201cを差動増幅器112aのスルーホール201aとは接続されていない側に接続することで、検出用コイルパターン104a、104c、104e、104gは電磁気的に同位相でつながる。同様に、スルーホール201fを差動増幅器112bのスルーホール201dとは接続されていない側に接続することで、検出用コイルパターン104b、104d、104f、104hは電磁気的に同位相でつながる。
プリント基板102aに敷設された励磁用コイルパターン103aは、スルーホール201jを介してプリント基板102bに敷設された励磁用コイルパターン103bと電気的に接続されている。励磁用コイルパターン103bは、スルーホール201kを介してプリント基板102cに敷設された励磁用コイルパターン103cと電気的に接続されている。励磁用コイルパターン103cは、スルーホール201lを介してプリント基板102dに敷設された励磁用コイルパターン103dと電気的に接続されている。スルーホール201iとスルーホール201mを図10に示すような処理回路構成の励磁回路111の両端に接続することによって、励磁用コイルパターン103a〜103dは、4ターン分の励磁用コイルとして励磁状態となる。この後の検出信号の処理に関しては、図10の例で示したものと大差がないので、説明を省略する。
図6は、図1とは異なる本発明の位置検出装置のセンサ部の一例を示す斜視図であり、図7は、図6のプリント基板の表面層のパターンを実線、裏面層のパターンを破線で示すパターン図であり、図6と図7の同一構成要素には同一符号を付す。磁性材よりなる検出用歯車601は被検出体を形成し、図示しない回転軸に回転振れのないように固定されており、回転軸は軸受により軸支され回転自在となっている。センサのプリント基板602は、図示しないケースに固定されている。図7に示したプリント基板602の表面層に敷設された検出用コイルパターン604a、604bは、検出用歯車601ともっとも近接する測定軸方向の中央部付近がほぼ正弦波状の形状をしており、中央部から遠ざかるにつれて正弦波形状を膨らませた形状、すなわち正弦波形状よりやや矩形波形状に近い形状となっている。プリント基板602の裏面層に敷設された検出用コイルパターン604c、604dは、表面層の検出用コイルパターン604a、604bを若干膨らませた形状、すなわち正弦波形状よりやや矩形波形状に近い形状となっている。検出用コイルパターン604a〜604dの1ピッチ長は、検出用歯車601の1ピッチ(=π・m m:歯車モジュール)と同じ寸法としてある。検出用コイルパターン604aと604bとは、測定軸方向に1/4ピッチずれた位置に敷設されている。検出用コイルパターン604aと604cとは、測定軸方向に1/2ピッチずれた位置に敷設され、スルーホール701gで電気的に接続されている。同様に、検出用コイルパターン604bと604dとは、測定軸方向に1/2ピッチずれた位置に敷設され、スルーホール701hで電気的に接続されている。図10に示すような処理回路と接続する場合には、スルーホール701a、701bを差動増幅器112aの両端へ、スルーホール701e、701fを差動増幅器112bの両端へそれぞれ接続する。励磁用コイルパターン603は、検出用コイルパターン604a〜604dを囲むように敷設され、スルーホール701c、701dを図10に示すような処理回路と接続する場合は励磁回路111と接続する。これ以降の処理については、図10で述べた例と同様につき、説明を省略する。
図8は、図6に示した位置検出装置のプリント基板602の表面層と裏面層の磁束分布レベルを示すグラフである。表面層の磁束分布レベル801は、グラフ中央部の波形が矩形波に近い形状をしており、中央部から遠ざかるにつれて全体のレベルが下がり、角が取れたような形状に変わっていく。裏面層の磁束分布レベル802は、グラフの中央部の波形に若干矩形波が混じったような形状をしているものの、中央部から遠ざかると殆ど正弦波に近い形状となっている。また、裏面層の磁束分布レベル802は、表面層の磁束分布レベル801より全体としてレベルが低く、波形変化の振幅も小さい。このような磁束分布のレベル801、802に対して、検出用コイルパターンから得られる電圧出力の変化を正弦波状にしようとすれば、磁束分布レベル801、802が矩形波状の変化をする領域では、検出用コイルパターンを正弦波状にし、磁束分布レベル801、802が正弦波状の変化をする領域では、検出用コイルパターンを矩形波状にするとよい。
以上説明した実施例では、磁気抵抗変化による変化磁束の変動を検出するものについて説明したが、渦電流損失を検出するものでも本発明の位置検出装置とすることができる。この場合には、被検出体は導電抵抗の異なる繰り返しパターンが形成された導電材から形成される。また、被検出体が歯車やラックのような一般的なインボリュート歯形形状でない場合でも、空隙を介した磁束分布レベルに合わせて、検出用コイルパターンを層や中央部や端部ごとに最適化した形状とするものであれば、本発明の位置検出装置とすることができる。
更に、前述した実施例においては、被検出体として表面に凹凸を有した検出用ラックあるいは検出用歯車の形状として説明したが、この被検出体はエッチング等の加工により格子形状を持った導電性の非磁性材から形成することができる。
また、前述した実施例においては、検出用コイルパターンをプリント基板に敷設するものについてのみ説明したが、半導体製造技術を応用してコイルパターンを膜状に形成しても、本発明の位置検出装置を実現することができる。
本発明の位置検出装置のセンサ部の一例を示す斜視図である。 図1で示したセンサ部のプリント基板第一層(表面層)の検出用及び励磁用コイルパターン図である。 図1で示したセンサ部のプリント基板第二層の検出用及び励磁用コイルパターン図である。 図1で示したセンサ部のプリント基板第三層の検出用及び励磁用コイルパターン図である。 図1で示したセンサ部のプリント基板第四層の検出用及び励磁用コイルパターン図である。 図1とは異なる本発明の位置検出装置の被検出体及びセンサ部の一例を示す斜視図である。 図6のプリント基板の表面層の検出用コイルパターンを実線、裏面層の検出用コイルパターンを破線で示すパターン図である。 図6に示した位置検出装置のプリント基板の表面層と裏面層の磁束分布レベルを示すグラフである。 従来の位置検出装置における検出用ラックの凹凸をプリント基板に敷設した検出用コイルパターンで検出するセンサ部の斜視図である。 図9で示したセンサからの検出信号を処理する回路の概略構成図である。
符号の説明
101 検出用ラック(被検出体)、102,102a〜102d プリント基板(センサ)、103,103a〜103d 励磁用コイルパターン、104a〜104h 検出用コイルパターン、111 励磁回路、112a,112b 差動増幅器、113a,113b A/D変換器、201a〜201o スルーホール、601 検出用歯車(被検出体)、602 プリント基板(センサ)、603 励磁用コイルパターン、604a〜604d 検出用コイルパターン、701a〜701h スルーホール、801 表面層の磁束分布レベル、802 裏面層の磁束分布レベル。

Claims (3)

  1. 磁気抵抗の異なる繰返しパターンが形成された磁性材よりなる被検出体と、前記被検出体と空隙を介して対向し、且つ前記被検出体と相対移動可能なセンサとを含み、
    前記センサは、検出用コイルパターンを形成してなる板材と、高周波変化磁束を発生する励磁用コイルとを具備し、
    前記被検出体と前記センサとの相対移動量を検出する位置検出装置において、
    前記板材には複数層の検出用コイルパターンが敷設され、
    前記各検出用コイルパターンは前記被検出体に近い層から遠い層に向け、ほぼ正弦波状から矩形波状に近づくパターン形状としたことを特徴とする位置検出装置。
  2. 導電抵抗の異なる繰返しパターンが形成された導電材よりなる被検出体と、前記被検出体と空隙を介して対向し、且つ前記被検出体と相対移動可能なセンサとを含み、
    前記センサは、検出用コイルパターンを形成してなる板材と、高周波変化磁束を発生する励磁用コイルとを具備し、
    前記被検出体と前記センサとの相対移動量を検出する位置検出装置において、
    前記板材には複数層の検出用コイルパターンが敷設され、
    前記各検出用コイルパターンは前記被検出体に近い層から遠い層に向け、ほぼ正弦波状から矩形波状に近づくパターン形状としたことを特徴とする位置検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の位置検出装置において、
    前記被検出体は回転体からなり、
    前記各検出用コイルパターンは前記被検出体に近い部分から遠い部分に向かって矩形波状に近づくパターン形状を有することを特徴とする位置検出装置。
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