JP4391690B2 - 改良投薬装置および改良投薬方法 - Google Patents

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、一般的に言って、子供および幼児が使用するために望ましい改良投薬装置およびこれを使用して投薬するための方法に関するものである。より明確に言うと、本発明は、(i)マスクまたはマウスピースおよび投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスの送り込みのためのその他の装置に連結可能なコネクタから成る吸入装置、および(ii)各々、玩具を駆動する吸い込み/吐き出し空気が指向的に流れるようにするために一つまたはそれ以上のバルブ、フィルタまたはバッフルによって前記の吸入装置の一つまたはそれ以上のコンポーネントから分離される一つまたはそれ以上の外部の視覚的または聴覚的な吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、から成る動機付け吸入装置を提供する。空気を指向的に流れさせる前記のバルブは、前記の吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具の取り付けのために設置される導管内に配置されることが望ましい。マスクと玩具アセンブリの間および(または)マスクとコネクタまたはスペーサの間の交換可能なフィルタは、さらに、玩具またはコネクタまたはスペーサを汚染する可能性のある吐き出し空気内の粒子または水分を濾過することができる。前記の導管は、前記の吸い込み/吐き出しマスクまたはマウスピースと投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスの送り込みのためのその他の装置用の前記のコネクタの間に配置されることが望ましい。本発明のモジュール式動機付け吸入装置は、さらに、前記の吸い込み/吐き出しマスクと前記のコネクタの間に配置されるスペーサを含むことが望ましい。本発明のモジュール式動機付け吸入装置は、さらに前記の吸い込み/吐き出しマスクまたはマウスピースと前記の導管の間にまたはその代わりに前記の導管と前記のコネクタの間に配置されるスペーサを含むことが、さらに望ましい。
【0002】
概説
当業者は、本文書において説明される発明が特に説明される以外の変形および変更態様の対象となることがわかるだろう。本文書において説明される発明は、上記の変形および変更態様を全て含むものと解釈されるべきである。本発明は、また、本明細書において言及または指摘される全てのステップ、特徴、構成および化合物を個別にまたはまとめて含み、また前記のステップまたは特徴の任意の二つ以上の組み合わせを含む。
【0003】
本明細書全体を通じて、文脈上他の意味に解釈する必要がない限り、「から成る」および「から成り」などのその変形は、明示される完全体またはステップまたは完全体またはステップの集合を含むことを意味するが、その他の完全体またはステップまたは完全体またはステップの集合を除外することを意味するものではないものと解釈される。
【0004】
発明の背景
製薬産業が直面している大きな問題は、幼児および子供に薬物、特に吸入によって投与されるエーロゾル、粉末またはガス状の薬物を投薬するための効果的方法の必要性である。処置を必要とする患者に対する麻酔薬および喘息など呼吸器疾患治療のための多くの薬剤を投与するための適切な手段は、気道への薬物の吸入による。ガス、粉末およびエーロゾルを患者の気道に送り込むために、これまで、喘息用ポンプまたは用量測定吸入器(MDI)、ドライ・パウダー吸入器、呼吸起動吸入器およびネブライザなどのガス伝達吸入器を含む多数の投薬手段が開発されている。
【0005】
しかし、エーロゾル、粉末またはガスを幼児および子供に投与するための治療体制は、この対象グループが吸入装置を使用するのが困難であるために最適状態に及ばないことが多い。標準的吸入装置からの空気伝達薬物の効果的投薬のためには、一般にゆっくりと深く吸い込み適切に呼吸を停止することによって患者が装置から放出される薬物の吸入に投薬装置の手動起動のタイミングを合わさなければならない。幼児や小さい子供がこれを行うのは、かなりの訓練をしなければ難しいことが多い。したがって、標準的吸入装置から投薬される多くの薬は、幼児および小さい子供には効率的に投与されない。
【0006】
従来の吸入装置を使用する幼児および小さい子供に正しい呼吸パターンを身に付けさせる必要があることは明らかである。従来の吸入装置の適切な使用のためのガイダンスまたは奨励または動機付け例えば浅い過呼吸ではなく正常な規則的呼吸パターンによる呼吸の動機付けが欠けていることが、現在のテクノロジーに伴う不利点であることは、明らかである。
【0007】
さらに、小さい子供および幼児は、一般に、標準的吸入装置を怖いと思い、その結果、これを使用するのを拒否する。子供の強い抵抗に遭って、子供に薬剤を投与する責任を負う多くの養護者は、定期的に標準的吸入装置を使用して空気伝達物薬を与えることに気が進まないと、報告している。さらに、養護者は、試みようと思っても、薬剤を適切に摂取する前に子供が泣いたり無理やりマスクを顔から外してしまうので、子供へのエーロゾル/ガス投薬は最適の状態には及ばない、とも報告している。
【0008】
投薬手段から噴射される薬剤が実際に患者に到達するようにするために、吸い込み空気の通過を視覚的または聴覚的に警告または通告する方式を採用する吸入装置については、すでに説明されている。例えば、米国特許第4984158号、オーストラリア特許第620375号、オーストラリア特許第618789号、米国特許第5042467号、米国特許第5363842号、米国特許第5431154号、米国特許第5522380号、英国特許出願第2299512A号、米国特許第5758638号、フランス特許出願第2763507A号、および国際公開第WO94/44974号は、全てこの種の吸入装置について説明している。
【0009】
しかし、単に、正確な呼吸パターンまたは投薬を監視するために聴覚的または視覚的信号を与える吸入装置は、一般的に言って、発せられる信号が適切か否か判断するために医療スタッフに尋ねることなく幼児または小さい子供が簡単に解釈できかつ幼児および小さい子供が正確に使用するよう誘導するのに充分に楽しい信号を利用していない。したがって、上記の装置は、小さい子供および幼児が医療装置について持つ恐れを克服するという重大な問題に対処しておらず、この使用者グループに吸入装置を使用する気を起こさせない。
【0010】
従来の信号発信吸入装置のもう一つの問題は、使用しているうちにこの種の装置が吐き出し空気に含まれる残留薬剤で汚染されてくることである。さらに、様々な化学化合物を投与するために吸入装置が様々な投薬源またはMDIと相互交換的に使用される場合、様々な化学化合物との重大な相互汚染が生じる場合がある。したがって、本発明のもう一つの目的は、吐き出し空気/薬剤混合物によって簡単に汚染されず、従来の信号発信吸入装置よりきれいに維持される吸入装置を提供することである。
【0011】
発明の概要
本発明に至る作業において、発明者は、子供または小さい幼児の使用者を動機付けし、かつ従来の装置に伴う薬物汚染の問題を克服する吸入装置を開発しようとした。
発明者は、必要とされる動機付けを与えるためには、この種の装置が与える信号は楽しくかつ使用者にプラスのフィードバックを与えなければならないことを悟った。一般的に言って、子供の使用者に、プラスのフィードバックではなく単に不正確な使用中だけ視覚的または聴覚的信号を与えるようなマイナスのフィードバックを与える装置は、必要な動機付けにならないだろう。例えば、米国特許第5042467号は、使用者の息の吸い込みが強すぎたり速すぎることを知らせるために楽しい音楽音を発する内部の空気作動の聴覚的警告装置を含む薬剤吸入器について説明している。
【0012】
この点について、本発明は、従来の吸入装置に取り付けられた一つまたはそれ以上の呼気駆動(すなわち吸い込み/吐き出し駆動)動機付け玩具を使用することにより楽しく効果的に子供に吸入を行う気を起こさせる。使用中、幼児または小さい子供が楽しむご褒美は、吸入の効率および患者に投与される薬剤の量に直接比例する。本発明のモジュール式動機付け吸入装置は、また、過呼吸などの浅い呼吸は動機付け玩具を適切に起動するには不十分なので、子供に正しい呼吸法を身に付けさせる。このような手段により、喘息、気腫およびその他の病気の子供/幼児は、効果的に治療され、吸入器およびガス/エーロゾル/粉末投薬装置に対する恐れおよび不信を克服する気になる。
【0013】
本発明に至る作業において、発明者は、従来の吸入装置に玩具を取り付けて低年齢の使用者に動機付けを与えるだけでは吸い込みまたは吐き出し空気に含まれる薬剤による汚染の問題を克服しないことを知った。発明者は、動機付け玩具と従来の吸入装置を構成するコンポーネントの間に取り外し可能なフィルタを配置することにより残留薬剤による動機付け玩具の汚染を解決した。さらに、発明者は、マスクとモジュールを含む玩具の間にフィルタを含めることによって、吐き出し空気による動機付け玩具の汚染を最小限に抑える手段も提供する。
【0014】
したがって、本発明の一つの態様は、
(i)マスクまたはマウスピースおよび投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能なコネクタから成る吸入装置、および
(ii)玩具を駆動する吸い込み/吐き出し空気が指向的に流れるようにするための一つまたはそれ以上のバルブ、フィルタまたはバッフルおよび(または)薬物および(または)凝結の汚染効果を最小限に抑えるためのフィルタにより、各々が前記の吸入装置の一つまたはそれ以上のコンポーネントから分離されている、一つまたはそれ以上の外部の視覚的および(または)聴覚的な吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、
から成る動機付け吸入装置を提供する。
【0015】
空気を指向的に流れさせるためおよび(または)これを濾過するための前記のバルブ、フィルタまたはバッフルは、前記の吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具の取り付けのために設置される導管内に配置されることが望ましい。
【0016】
望ましい実施態様においては、本発明は、
(i)一端はマスクまたはマウスピースに他方の端は投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能なコネクタに作動しやすく接続される導管を含み、導管が、吸い込み/吐き出し空気を指向的に流れるようにするためおよび(または)吐き出し/吸い込み空気を適切に濾過するために一つまたはそれ以上の内部バルブ、フィルタまたはバッフルを含む、吸入装置、および
(ii)各々前記の導管に作動しやすく接続される、一つまたはそれ以上の外部の視覚的および(または)聴覚的な吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、から成る動機付け吸入装置を提供する。
【0017】
本発明のモジュール式動機付け吸入装置は、さらに、前記の吸い込み/吐き出しマスクと前記のコネクタの間にスペーサが配置されることが望ましい。スペーサが、前記の導管と前記のコネクタの間に配置されることがさらに望ましい。代替実施態様において、スペーサは、前記の吸い込み/吐き出しマスクまたはマウスピースと前記の導管の間に配置される。
【0018】
本発明の第二の態様は、(i)マスク、(ii)投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能なコネクタ、(iii)二つの吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、および(iv)前記のマスク、コネクタおよび動機付け玩具に別個に接続される三つのアダプタ端を含み、かつ連結可能な投薬装置からの吸い込み空気を指向的に流れさせるために前記のコネクタとかみ合うアダプタ端に配置され導管の内壁と密着してかみ合う一方向バルブを含む導管、から成り、かつ、前記の動機付け玩具の各々が前記の一方向バルブによって前記のコネクタから分離される、動機付け吸入装置を提供する。発明のこの態様は、吐き出し空気の中に存在する粒子、微生物および(または)凝結による動機付け玩具の汚染を最小限に抑えるために導管の他のアダプタ端の一つにフィルタを取り付ける選択肢を想定している。
【0019】
発明の第三の態様は、(i)マスク、(ii)投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能な投薬チューブ、(iii)一つまたはそれ以上の吐き出し駆動の動機付け玩具、および(iv)前記のマスク、投薬チューブおよび動機付け玩具に別個に接続される三つのアダプタ端を含み、吸い込み空気が動機付け玩具からマスクに流れないようにするために動機付け玩具と並置されるアダプタの内壁と密着してかみ合う第一の一方向バルブを含む導管、から成る、麻酔薬投与のための動機付け吸入装置を提供する。発明のこの態様は、吐き出し空気の中に存在する粒子、微生物および(または)凝結による動機付け玩具の汚染を最小限に抑えるために導管の他のアダプタ端の一つにフィルタを取り付ける選択肢を想定している。
【0020】
発明の第四の態様は、
(i)コネクタとこれに連結される投薬装置の間で化学化合物または薬物の漏出が最小限しかまたは全く生じないように投薬装置と密着してかみ合うために一端に開口を含む投薬装置受け入れ手段、および
(ii)マウスピースまたはマスクまたは組み立て済み動機付け吸入装置においてコネクタが接続されるまたは並置されるその他のコンポーネントにコネクタを解除可能にかつ密着してかみ合わせるためのねじ切り部分またはばね錠、
から成る、動機付け吸入装置に使用するために投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能なコネクタを提供する。
【0021】
本発明の第五の態様は、同一のマウスピースまたはマスクまたは組み立て済み動機付け吸入装置のその他のコンポーネントと解除可能にかつ密着してかみ合うことができるように、各々が、様々な寸法または形状の開口を持つ投薬装置受け入れ手段および本質的に同一のねじ切り部分またはばね錠から成る上記のコネクタを、二つまたはそれ以上含むキットを提供する。
【0022】
本発明の第六の態様は、コネクタを多様な投薬装置に使用できるようにする、コネクタの可撓性のアダプタ端を提供する。
本発明の第七の態様は、幼児または子供の呼吸の吸い込み及び(または)吐き出し中に本文書において説明される実施態様の一つまたはそれ以上に基づく本文書において説明される動機付け吸入装置に作動しやすく接続される一つまたはそれ以上の外部の視覚的および(または)聴覚的な吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具を起動することから成る、幼児または子供に吸入薬を投与する方法を提供する。
【0023】
本発明の上記のおよびその他の新規の特徴は、以下の詳細な説明および添付の実施例および図面から明らかであろう。
【0024】
望ましい実施態様の詳細な説明
本発明の一つの態様は、
(i)マスクまたはマウスピースおよび投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能なコネクタから成る吸入装置、および
(ii)玩具を駆動する吸い込み/吐き出し空気が指向的に流れるようにするためおよび吐き出し空気を濾過するための一つまたはそれ以上のバルブ、フィルタまたはバッフルにより、各々が前記の吸入装置の一つまたはそれ以上のコンポーネントから分離されている、一つまたはそれ以上の外部の視覚的および(または)聴覚的な吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、
から成る動機付け吸入装置を提供する。
【0025】
空気を指向的に流れさせるための前記のバルブ、フィルタまたはバッフルは、前記の吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具の取り付けのために設置される導管内に配置されることが望ましい。
本発明において採用されるバルブは一方向バルブであることが、さらに望ましい、本発明に使用される一方向バルブは、蝶形弁が望ましく、バルブが吐き出し空気/薬剤混合物の排出のためにも使われる装置の場合(本文書において説明される実施例2および4を参照のこと)には米国特許第4470412号および(または)オーストラリア特許第620375号において説明されるようなフラップ弁を使用することができる。
【0026】
本文書において使用される場合、「吸入装置」またはこれと同様の用語は、ガス、粉末、エーロゾルの形の化学化合物または薬物、薬剤、製薬組成、補助薬、ワクチン、抗真菌組成、抗菌組成、抗ウィルス組成または麻酔薬を含めて上記の化学化合物または薬物を含む物質のその他の組成を経口吸入により人間または動物の呼吸器系に投与するための吸入器として使用するのに適する装置または機器を意味するものとする。
【0027】
「動機付け吸入装置」という用語は、一つまたはそれ以上の化合物または薬物またはこれを含む物質の組成の自己投薬において使用者または使用者グループに本文書において定義される吸入装置を使用する気を起こさせる吸入装置を意味する。「動機付け吸入装置」という用語は、使用者または使用者グループに使用する気を起こさせ、化合物または薬物またはこれを含む物質の組成の自己投薬の効率を改良する吸入装置も含む。「自己投薬」とは、使用者または使用者グループが自発的に吸い込むことにより自身の呼吸器系に上記の化合物または薬物または物質の組成を投与することを意味する。
【0028】
本発明は、そのコンポーネントの一つまたはまたはそれ以上を構成するために使用される材料によって限定されることはなく、当業者であれば、動機付け吸入装置を構成するために使用するのに適する材料の範囲には、ゴム、金属、合成ポリマー、特にポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニルまたはエラストマーなどプラスティックが含まれることが分かるだろう。
【0029】
さらに、使用者が子供または幼児である場合、装置は、使用中子供または幼児を傷つける可能性のある鋭いエッジを避けるよう任意に設計することができる。
マスクまたはマウスピースは、ゴムおよび(または)プラスティック材で作られることが望ましく、チューブ、鼻チューブ、カテーテルまたはマスクを含めて、ガス、粉末またはエーロゾルを人間または動物の呼吸器に送り込むことができる当業者に既知の機能的形状または形態とすることができる。
【0030】
本発明の動機付け吸入装置は、少なくともマスクを一つ含むことが望ましい。マスクは、ゴムまたはプラスティックできれば可撓性プラスティックまたはゴムから成形し、マスクが使用者の中と口を覆って顔に密着して接するように、使用者の顔例えば人間の幼児または小さい子供の顔に合うように適応されると有利である。本文書において例証されるとおり、マスクは、使用中使用者の顔に気密的に固定される可撓性のゴムまたはプラスティックのガスケットを受けるために解放ベースにフランジを持つ本質的に円錐台形の部分から成ることが特に望ましい。マスクは、不透明の物体を子供の顔に当てることに伴う潜在的恐れを最小限に小さくするために、透明または半透明であることが望ましい。
【0031】
コネクタは、コネクタとこれに連結される投薬装置の間に化学化合物または薬物の漏出が最小限にしか、またできれば全く生じないように、投薬装置と密着してかみ合うために一端に開口を持つ投薬装置受け入れ手段を含むプレートまたは中空の円筒形またはその他の形状の金属またはプラスティック・ユニットで構成することができる。したがって、投薬装置受け入れ手段の開口は、投薬装置の投薬側端を正確に受けるように設計される。
【0032】
「密着してかみ合う」またはこれと同様の用語は、二つのコンポーネントが本発明の組み立て済みまたは一部組み立て済み動機付け吸入装置において、この装置の一つまたはそれ以上の動機付け玩具の吸い込み/吐き出し駆動の起動を妨げるほどまたは患者への投薬を阻害するほどの量の薬物または薬剤の漏出を防ぐように、かみ合わされ、接続され、または並置されることを意味する。
【0033】
本文書において使用される場合、投薬装置の「投薬側端」とは薬物または薬剤が動機付け吸入装置に噴射される投薬装置の口または端、または、吸入装置がない場合、投薬装置から患者の呼吸器系の環境へ薬物または薬剤が噴出される口または端、を意味する。
【0034】
当業者には既知の通り、投薬装置の投薬側端の形状はかなり変動する可能性がある。本発明は、様々な形状の投薬側端を持つ投薬装置に使用するのに適する様々なコネクタの挿入に備えていて、有利である。この実施態様によれば、形状およびサイズが変動し、したがって様々な形状の様々なサイズの投薬装置投薬側端を受け入れる投薬装置受け入れ手段を持つことにより、投薬装置と投薬装置受け入れ手段の解除可能なかみ合いが、動機付け吸入装置を再使用を可能にする。
【0035】
コンポーネントを解除可能にかみ合わせる方法は、技術上既知であり、例えば、ねじ込み、クリップ留め、スライディングなどがこれに含まれる。
その代わりに、受け入れ手段は、複数の投薬装置に合う形状およびサイズに変形できるように構成することもできる。例えば、投薬装置受け入れ手段は、たわんで投薬装置の投薬側端を覆うことのできる伸縮性または可撓性の材料から構成することができる。
【0036】
その代わりに、受け入れ手段を、複数の投薬装置投薬側端を受けるように適合させることもできる。例えば、単一のコネクタが複数の異なる形状またはサイズの投薬装置受け入れ手段を持つことができる。この種のコネクタは、本発明の吸入装置に複数の薬剤を送り込むために使用できる。
【0037】
本実施態様に基づくコネクタは、
(i)コネクタとこれに連結される投薬装置の間で化学化合物または薬物の漏出が最小限しか生じないように投薬装置に密着してかみ合うための一端の開口、および
(ii)マウスピースまたはマスクまたは本文書において説明される本発明の組み立て済み動機付け吸入装置においてコネクタが接続または並置されるその他のコンポーネントにコネクタが解除可能にかつ密着してかみ合うためのねじ切り部分またはばね錠、
から成ることが望ましい。
【0038】
コネクタは、本発明の組み立て済み動機付け吸入装置においてコネクタが並置されるコンポーネントのそれぞれ相対する雄または雌ねじ切り部分にねじ込まれる雌または雄ねじ切り部分を含むことが望ましい。
投薬装置は、消炎化合物、合成または天然ステロイド(例えば、コルチコステロイド)、気管支拡張薬、血管拡張薬、同種療法薬、抗ヒスタミン剤、抗生物質、咳止め薬、トランキライザ、麻酔薬、またはベータ作用薬またはベータ遮断薬などアドレナリン作動性レセプタ作用薬または拮抗薬、酸素、二酸化窒素、亜酸化窒素などの治療用ガスまたは空気または特にEntonoxなどの気体混合物、または以上のものの組み合わせを含めて(ただしこれに限定されない)、ガス、エーロゾルまたは粉末状の薬剤または薬品またはこれを含む組成を投薬するための当業者に既知のどのような装置でも可能である。本発明は、投薬装置から投薬される化合物の性質によって制限されず、唯一の要件は、薬物が治療を必要とする患者に吸入によって投与可能である、と言うことである。
【0039】
投薬装置は、用量測定吸入器(MDI)であることが望ましい。患者の呼吸器の意図する作用部位に直接投薬することにより投与量を減らすことができるので、一般的な呼吸器疾患の治療には手持ちサイズのMDI装置が望ましい形状である。
【0040】
本発明は、任意に、投薬装置を囲むための手段を含むこともできる。例えば、投薬装置が喘息用ポンプである場合、本発明は、任意に、この投薬装置の少なくとも一部を覆う封止手段を含むことができる。その代わりに、本文書に組み込まれる図6に例示される通り、MDIの円筒形ハウジングを通じての薬剤の漏出を減少しかつ(または)吸い込み駆動の動機付け玩具の機能を向上させるために、ゴムのスリーブが投薬装置を覆い、スリーブが、息を吸い込むときおよび(または)吐き出すときゆがむことができるデザイン/カラーおよび(または)玩具を組み込むことができる。
【0041】
本発明の動機付け吸入装置の動機付け玩具は、息の吸い込み及び(または)吐き出しで起動できる玩具であればどのようなものでも可能であり、唯一の要件は、特に吸入装置が投薬装置と作動しやすくかみ合っているとき、玩具が、子供または幼児である使用者に喜んで効果的に動機付け吸入装置から吸入する気を起こさせるのに十分な刺激を前記の使用者に与えることである。
【0042】
本文書において使用される場合、「玩具」は、その使用者に楽しみを与えることができる装置、特に、サイレン、点滅ライトまたは色または動きなど聴覚的および(または)視覚的信号を生じる装置である。
本発明において、「動機付け玩具」は、そこから生じる聴覚的および(または)視覚的信号の質により子供または幼児である使用者をその反復的使用に誘導できる、本文書において定義される通りの玩具を意味する。
【0043】
本発明には、どのようなタイプの吸い込み及び(または)吐き出し駆動の動機付け玩具でも使用できる。例えば、玩具はホイッスルでもよいし、あるいは流体起動を可能にするモジュール式のまたは射出成形のユニットに収めることができる。この種のユニットは、例えば、空気こま、車、びっくり箱、プロペラ、シャボン玉、回転人形、回転ディスク、万華鏡および空中に浮遊するまたは空気駆動される物体を組み込んだ玩具を含めて(ただし、これに限定されない)空気駆動装置を含むことができるだろう。
【0044】
本発明の特に望ましい実施態様においては、動機付け玩具は、カラフルな道化師の描写を含む回転ディスクなど彩色回転ディスクである。
その代わりに、またはこれに加えて、本発明の特に望ましい実施態様は、ホイッスルを採用し、動機付け吸入装置へのホイッスルの取り付け方向を逆転することにより息の吸い込みあるいは吐き出しによりホイッスルを起動できるように、二方向の空気の通過を可能にしながら一方向に起動される取り外し可能なホイッスルを使用するのがさらに望ましい。この仕様に合致するホイッスルは、Heuler(ドイツ)が生産するSirenenTMなど技術上周知である。その代わりにまたはこれに加えて、吸い込み及び吐き出しの両方で起動される両方向ホイッスルを使用することができる。
【0045】
吸い込みおよび(または)吐き出し駆動の動機付け玩具は、本発明の動機付け吸入装置のどこにでも配置でき、唯一の要件は、一つまたはそれ以上の一方向バルブおよび(または)フィルタにより玩具が装置から作動上分離され、息の吐き出しまたは吸い込みによって起動されることである。この配置の目的は、呼吸の吸い込みまたは吐き出し中動機付け玩具の中を通ってまたはその周りを空気および薬剤が指向的に流れるようにし、かつ(または)吐き出し空気/薬剤混合物による汚染を抑えるために吐き出し空気/薬剤混合物が動機付け玩具に触れないようにすることである。例えば、動機付け玩具は、マスクまたはマウスピースおよび(または)コネクタおよび(または)投薬装置受け入れ手段と作動しやすく結合して配置することができる。動機付け玩具は、また、スペーサが構造の中に含まれる場合にはこれと作動しやすく結合して配置することもできる。
【0046】
吸い込み駆動の動機付け玩具が本発明の動機付け吸入装置に接続されると、薬剤を含有する空気が吸い込み駆動の動機付け玩具の中を通ってまたはこれを通り越して引き込まれるので、玩具を起動し、薬剤と一緒に吸い込まれる。
上記の実施態様に従った本発明の装置は、吐き出し空気がコネクタおよび(または)玩具モジュールを通じて逆流しないようにするために導管とコネクタ(オプションのスペーサを挟んで投薬手段に隣接する)の間にバルブを含むこともできる。
【0047】
その代わりにまたはこれに加えて、吐き出し空気の中の微生物、凝結および(または)粒子による汚染を最小限に抑えるために、導管の中、マスクと動機付け玩具の間に交換可能なフィルタを配置することができる。
代替実施態様においては、前記の動機付け吸入装置が起動されるとき確実に投薬されるようにするために、薬剤を含有する空気を、作動上動機付け吸入装置に接続される並行の導管配列を通して吸い込むことができる。このような実施例においては、吸い込み空気は、吸い込み駆動の動機付け玩具を通り過ぎるが、患者の気道に入るまでは薬剤を含有する空気と混合しないまたは接触しない。本発明のこの実施態様においては、吐き出し空気がコネクタ/スペーサ・モジュールを通じて逆流しないようにし、かつ(または)装置が汚染されないようにするために、バルブおよび(または)フィルタを取り付けることも可能である。
【0048】
本発明の別の代替実施態様においては、玩具の起動レベルが、患者が吸い込む薬剤を含有する空気の量と比例的に連結するように、吸い込み駆動の動機付け玩具を電動にすることができる。
吐き出し駆動の動機付け玩具が採用される場合、吐き出し空気は、吐き出し駆動の動機付け玩具の中を通ってまたはこれを通り越して流れることにより、装置から排出される前に玩具を起動することが望ましい。吸い込み駆動の玩具の起動について上に説明した実施態様の中には、吐き出し駆動の玩具にも同様に採用できるものがあることが分かるだろう。
【0049】
玩具が空気の吸い込み及び吐き出しの両方で駆動される場合、空気は、吸い込み駆動の動機付け玩具を通ってまたはこれを通り越して装置に引き込まれ、本発明の動機付け吸入装置とかみ合う投薬装置から投薬される薬剤と一緒に吸入装置に入ることが望ましい。息を吐き出すと、吐き出された空気状の流体は、装置から排出される前に吐き出し駆動の動機付け玩具を通ってまたはこれを通り越して吐き出される。
【0050】
本発明の一つの実施態様において、動機付け吸入装置は、単一の吸い込み駆動の動機付け玩具を含む。この実施態様においては、前記の動機付け吸入装置は、マスクまたはマウスピースを通じて空気を吐き出すための一つまたはそれ以上の手段を含むことができる。その代わりに、息を吐き出す前に患者の顔からマスクまたはマウスピースを外す必要がある場合がある。
【0051】
薬剤を含有する吐き出し空気は、マスクまたはマウスピースに吹き込むことによって装置から吐き出され、その後、投薬装置を通じて(使用される投薬装置のタイプに応じて)または動機付け玩具ユニットを通じて動機付け吸入装置から排出できるか、または投薬装置が吐き出し流体が通過できない密封ユニットである場合には、薬剤を含有する空気は、吸入装置に形成される一つまたはそれ以上の開口から排出できることが望ましい。したがって、本発明は、薬剤を含有する吐き出し空気を排出するための別個の排気管を持つ動機付け吸入装置を明白に想定している。
【0052】
本発明の特に望ましい実施態様においては、薬剤を含有する吐き出し空気は、マスクまたはマウスピースに吹き込まれることによって吸入装置を通じて吐き出され、動機付け玩具が吐き出し空気によっても駆動される場合その後動機付け玩具ユニットを通じて動機付け吸入装置から排出される。この場合、汚染を最小限に抑えるために、マスクと動機付け玩具モジュールの間にフィルタを配置することができる。
【0053】
本発明の別の代替実施態様においては、動機付け吸入装置は、単一の吐き出し駆動の動機付け玩具を含むことができる。スペーサ装置がこの種の玩具のみを含む場合には、流体を吸い込むための手段はあってもなくてもよいが、装置は吸い込みの手段を含むことが望ましい。例えば、吐き出し駆動の動機付け玩具ユニットを通じてまたはスペーサ装置に設けられる代替ルートによってこれが可能になる。例えば、空気状の流体を、投薬装置(使用される投薬装置のタイプに応じて)を通じてスペーサ部材に引き込むか、投薬装置が密封式の場合には、スペーサ部材に設けられる一つまたはそれ以上の開口を通じて引き込むことができる。別の実施態様においては、装置は、別個の吸い込み導管を含む。
【0054】
使用中、薬剤は、コネクタを通じて動機付け吸入装置の中に射出され、装置の中に収められ、かつ(または)マスクまたはマウスピースの中に射出される。粉末から成る薬剤の場合、当業者であれば、この種の薬剤は、患者の吸い込みによりマスクまたはマウスピースに直接放出できることが分かるだろう。患者は、コネクタまたは吸入口を経てマスクまたはマウスピースを通じて薬剤を含有する空気を吸い込むことにより、薬剤を吸入する。息を吐くとき、患者は吐き出し空気を動機付け吸入装置を吹き込み、それが直接的または間接的に吐き出し駆動の動機付け玩具を起動することとなり、前記の玩具を活動させる(例えば、ホイッスルの場合には音の形で、またはその他のほとんどの空気圧起動の玩具の場合には動きの形で)。この場合、汚染を最小限に抑えるためにマスクと動機付け玩具モジュールの間にフィルタを配置することができる。
【0055】
本発明は、単一の吸い込み駆動および(または)吐き出し駆動の動機付け玩具の使用に限定されず、本発明は、本文書において例証される通り、動機付け吸入装置と結合する複数の吸い込み駆動および(または)吐き出し駆動の動機付け玩具を明白に想定している。動機付け吸入装置が複数の異なる吸い込み駆動および(または)吐き出し駆動の動機付け玩具を含む場合、これらは、吸い込み及び(または)吐き出しにより同時に起動するように配置されるか、あるいはその代わりに、一つまたはそれ以上の玩具が吸い込みにより起動され、その他の玩具が吐き出しにより起動されるように相互に独立して動作することができる。
【0056】
複数の動機付け玩具が採用される場合、玩具は、動機付け吸入装置を使用する患者の呼吸パターンを示すように配列されることが望ましい。例えば、吸い込み駆動および(または)吐き出し駆動の動機付け玩具は、複数のホイッスルであり、薬剤が吸い込まれているとき一つのホイッスルが起動し、吐き出されると別のホイッスルが起動するようにできる。その代わりに、呼吸の吐き出し時に採用される玩具と異なる玩具ユニットを吸い込み時に採用することができる。本発明の特に望ましい実施態様においては、動機付け玩具は、ホイッスルおよび回転ディスクの両方から成り、ホイッスルは向きに応じて吸い込みあるいは吐き出しにより起動され、回転ディスクは吐き出しにより起動するように配列される。したがって、本発明のこの実施態様においては、吸い込みによって両方の玩具が起動されるか、あるいはその代わりにホイッスルは吸い込みによって起動され回転ディスクは吐き出しによって起動される。
【0057】
スペーサ装置は、吸い込み駆動の動機付け玩具および吐き出し駆動の動機付け玩具の両方を吸い込み及び吐き出しガスの両方が流れる単一の導管を通じてスペーサ部材に接続することが望ましい。
動機付け吸入装置の中を通る空気の流れの方向制御は、一方向バルブによって行われる。一方向バルブが吸い込み駆動の動機付け玩具と結合して使用される場合、一方向バルブは、投薬手段から動機付け玩具を通り越してまたはこれを通って薬剤を含有する吸い込み空気が入れるようにし、他方向の(すなわち投薬手段へ戻る)空気の自由な流れを遅らせることが望ましい。一方向バルブが吐き出し駆動の動機付け玩具と結合して使用される場合、一方向バルブは、動機付け投薬手段から動機付け玩具ユニットを通り過ぎてまたはこれを通って薬剤を含有する吐き出し空気が排出されるようにし、他方向の空気の自由な流れを遅らせることが望ましい。複数の一方向バルブが使用されることが望ましい。汚染を最小限に抑えるためにマスクと動機付け玩具モジュールの間に一つまたはそれ以上のバッフルまたはフィルタも含まれることが望ましい。
【0058】
一方向バルブは、マスクまたはマウスピースとコネクタの間に配置される導管内に含まれることが望ましい。したがって、本発明の別の態様は、
(i)一端がマスクまたはマウスピースにまた他方の端が投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能なコネクタに作動しやすく接続される導管を含み、前記の導管が吸い込み/吐き出し空気を指向的に流れさせるためおよび(または)吐き出し空気を濾過するために一つまたはそれ以上の内部バルブ、フィルタまたはバッフルを含む、吸入装置、および
(ii)各々が前記の導管に作動しやすく接続される、一つまたはそれ以上の外部の視覚的および(または)聴覚的な吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、
から成る動機付け吸入装置を提供する。
【0059】
動機付け吸入装置からの空気の漏出を防ぐために、導管は、マウスピースおよびコネクタの両方と密着してかみ合わなければならない。導管は剛性プラスティックまたはゴムから作られ、円筒形または円錐形が望ましい。
特に望ましい実施態様においては、導管は、マスクまたはマウスピース、コネクタおよび一つまたはそれ以上の動機付け玩具ユニットの接続のために少なくとも三つのアダプタ端を含むことが望ましい。この実施態様に従えば、一方向バルブは、導管内で、前記のアダプタ端の一つまたはそれ以上でまたはその中で導管の内壁と密着してかみ合うように配置される。例えば、薬剤または空気/薬剤混合物が投薬手段からマスクまたはマウスピースに引き込まれるが反対方向には流れないように、導管内でコネクタに接するアダプタ端でまたはその中で、導管と密着してかみ合うように一方向バルブを配置することができる。その代わりに、またはこれに加えて、薬剤または空気/薬剤混合物が導管からマスクまたはマウスピースに引き込まれるが反対方向には流れないように、一方向バルブを前記の導管内でマスクまたはマウスピースと接するアダプタ端でまたはその中で、導管と密着してかみ合うように配置することができる。この場合、吐き出し時には、患者の顔または気道からマスクまたはマウスピースを外さなければならない。その代わりに、またはこれに加えて、吸い込み駆動の動機付け玩具ユニットの場合空気が動機付け玩具ユニットを通り越して導管を通ってマスクまたはマウスピースに引き込まれるが反対方向には流れないように、また吐き出し駆動の動機付け玩具ユニットの場合、吐き出し空気がマスクまたはマウスピースから玩具を通ってまたはlこれを通り越して流れるが反対方向には流れないように、一方向バルブを、導管内で、動機付け玩具ユニットに接するアダプタ端にまたはその中に導管と密着してかみ合うように配置することができる。
【0060】
一方向バルブが導管内で動機付け玩具とかみ合うアダプタ端に配置される場合、バルブは、さらに、吐き出された空気/薬剤混合物を患者が再び吸い込むのを防ぐ役目も果たすことができる。本発明を制限することなく、この実施態様は、本発明を麻酔薬投薬に使用する際に特に有益である。
【0061】
本発明は、一つまたはそれ以上の動機付け玩具ユニットを導管の同一のまたは異なるアダプタ端に取り付けることを明白に想定している。複数の玩具ユニットが導管の同一のアダプタ端と作動しやすくかみ合っている場合、玩具は、相互に線形にかみ合う。本発明の特に望ましい実施態様においては、一つの玩具ユニットが吸い込みにより起動され、一つまたは両方の玩具ユニットが吐き出しによって起動されるように、二つの動機付け玩具が相互に線形にかみ合うように連結される。
【0062】
本発明は、汚染を最小限に抑えるためにマスクと動機付け玩具モジュールの間にフィルタを取り付けることも想定している。
当業者には明らかな通り、玩具ユニットが吸い込み及び吐き出しの両方で起動される場合、またはその代わりに複数の玩具ユニットが吸い込み及び吐き出し両方によって一緒にまたは個別に起動されるように同一の導管アダプタ端を通じて線形にかみ合うように連結される場合、動機付け玩具ユニットに接する導管のアダプタ端にまたはその中に一方向バルブを含むのは不適当である。
【0063】
本発明の特に望ましい実施態様においては、
(i)マスク、
(ii)投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能なコネクタ、
(iii)吸い込み/吐き出し駆動のホイッスルおよび吐き出し駆動の回転ディスクから成る二つの吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、および
(iv)前記のマスク、コネクタおよび動機付け玩具に別個に接続される三つのアダプタ端を含み、連結可能な投薬装置からの吸い込み空気が指向的に流れるようにするために前記のコネクタとかみ合うアダプタ端に配置され導管の内壁と密着してかみ合う一方向バルブを含む、導管、
から成り、前記の動機付け玩具の各々が前記の一方向バルブにより前記のコネクタから分離される動機付け吸入装置が提供される。
【0064】
導管は、さらに、同一のアダプタ端内に配置される一方向バルブと同じ方向に空気および(または)空気/薬剤混合物が流れやすくするために、前記のアダプタ端の一つまたはそれ以上でまたはその中で導管の内壁と密着してかみ合う一つまたはそれ以上のベンチュリ管を含むことが望ましい。その代わりに、同じアダプタ端に一方向バルブがない場合、一般に、マスクまたはマウスピースに出入りする空気または動機付け玩具ユニットの一つまたはそれ以上を通り過ぎる空気の速度を増すためにベンチュリ管ユニットが配置される。
【0065】
当業者は、「ベンチュリ管」は空気が両方向に流れることのできる中空装置であり、一般的に言って、先細と同じ方向の局部的空気の流れの速度を速めるように先細にされた円錐台形部分から成ることが分かるだろう。
本発明の特に望ましい実施態様においては、ベンチュリ管は、吐き出し空気が動機付け玩具を通り越して流れやすくするために、動機付け玩具に接する導管アダプタ端の内壁と密着してかみ合うように配置される。この実施態様に従えば、ベンチュリ管は、ベンチュリ管の先細端を動機付け玩具に向けて動機付け玩具の前に配置されることが望ましい。
【0066】
その代わりに、吸い込み駆動の動機付け玩具の場合、ベンチュリ管は、空気取入れ口内にこの口の内壁に密着してかみ合うように配置することができ、ベンチュリ管の先細端を動機付け玩具に向けて動機付け玩具の前に配置されることが望ましい。
【0067】
本発明の特に望ましい実施態様においては、
(i)マスク、
(ii)投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能なコネクタ、
(iii)吸い込み/吐き出し駆動のホイッスルおよび吐き出し駆動の回転ディスクから成る二つの吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、および
(iv)前記のマスク、コネクタおよび動機付け玩具に別個に接続される三つのアダプタ端を含み、かつ
(a)連結可能な投薬装置から吸い込み空気が指向的に流れるようにするために前記のコネクタとかみ合うアダプタ端の中に配置され導管の内壁と密着してかみ合う一方向バルブ、および
(b)前記の動機付け玩具とかみ合うアダプタ端に配置され、動機付け玩具を通り越す吐き出し空気/薬剤の速度を速めるように配置される、導管の内壁と密着してかみ合うベンチュリ管、
を含む、導管、
から成り、前記の動機付け玩具の各々が前記の一方向バルブにより前記のコネクタから分離される動機付け吸入装置が提供される。
【0068】
望ましい実施態様においては、本発明の動機付け吸入装置は、さらに、マスクまたはマウスピースとコネクタの間に配置されるスペーサを含む。
当業者は、「スペーサ」という言葉が、MDIからの噴射によるなどして薬剤または薬物またはその他の組成が射出されるチェンバを意味し、患者が薬剤または薬物またはその他の組成を吸い込む準備ができるまで前記のスペーサがこれを保持することが分かるだろう。スペーサ装置は、高速でMDI装置から放出されるガス伝達粒子を減速する。スペーサ装置がないと、噴射の過度の速度のために粒子が患者の喉および口を覆って、薬物の浪費および望ましくない副作用の原因となる。さらに、スペーサは、後の呼吸において吸い込むための薬物量を貯蔵できるので、投薬装置またはMDIの作動と吸い込みをそれほど正確に調整する必要がない。
【0069】
スペーサは、様々な形状およびサイズで提供され、本発明は、スペーサ・ユニットの形状またはサイズによってまたはスペーサ・ユニットを構成するために使用される材料によって限定されない。スペーサ・ユニットの一例は、オーストラリア特許第623991号において説明される通りである。
スペーサ・ユニットは、その一端に、投薬装置受け入れ手段を含むコネクタを密着して受けるためのアダプタを含むことができる。アダプタは、コネクタをスペーサに解除可能にかつ密着してかみ合わせるためにねじ切り部分またはばね錠を含むことが望ましい。スペーサ・アダプタは、それぞれコネクタの相対する雌または雄ねじ切り部分にねじ込まれる雄または雌ねじ切り部分を含むことがさらに望ましい。使用中、投薬装置、コネクタおよびスペーサの間で気密的かみ合いが形成されるようにするために、投薬装置受け入れ手段を含むコネクタは、投薬手段の投薬側端のサイズおよび形状に応じて交換できる。
【0070】
その代わりに、スペーサおよびコネクタをできれば金属、プラスティックまたはゴム剤から例えばプラスティック射出成形により成形される一体ユニットとして、構成することができる。この実施態様に従えば、スペーサへの薬剤または薬物の送り込みに使用される投薬手段の投薬側端のサイズおよび形状に応じてスペーサ/コネクタの組み合わせを変える必要がある。
【0071】
スペーサ・ユニットは、また、組み立て済み装置のコネクタの投薬装置受け入れ手段から流れる空気の流れを指向的に制御するための手段を少なくとも一つ含むことができる。投薬装置に戻る空気の流れを少なくとも遅らせながら、装置から流れ出る空気の自由な流れを可能にする一方向バルブが使用されることが望ましい。この種のバルブは、患者がスペーサから薬物を一方向で吸い込むことができるように、スペーサ内に配置されるか、作動上スペーサに接続されることが望ましい。
【0072】
本発明の望ましい実施態様においては、動機付け吸入装置は、モジュール式動機付け吸入装置である。「モジュール式動機付け吸入装置」とは、一つのコンポーネントに対して別のコンポーネントの方向を逆転したり一つまたはそれ以上のコンポーネントを相互に空間的に配列し直したり、任意のまたは望ましいコンポーネント、完全体または特徴を含めたり省略することなどにより、構成を変えることのできる分離可能なコンポーネントによって構成される、本文書において定義される通りの動機付け吸入装置を意味する。
【0073】
したがって、動機付け吸入装置のコンポーネントは、各々、コネクタを導管に解除可能にかつ密着してかみ合わせるためにねじ切り部分またはばね錠を持つアダプタなど適切なアダプタを通じて接続可能である。特に望ましい実施態様においては、動機付け吸入装置を構成するマスクまたはマウスピース、スペーサ、導管、コネクタおよび動機付け玩具は、第二のアダプタの中に同軸で挿入される第一のアダプタから成るばね錠メカニズムにより接続される。
【0074】
本発明は、成形プラスティック材から構成するなど、動機付け吸入装置の二つ以上のコンポーネントを一体ユニットとして構成することを明白に想定している。
一つの実施態様において、スペーサは、吸い込み/吐き出しマスクまたはマウスピースと導管の間に配置される。この場合、導管は、コネクタと密着してかみ合わなければならない。当業者には明らかな通り、本発明のこの実施態様においては、吸い込み空気および吐き出し空気の両方がスペーサを通らなければならない。
【0075】
本発明の他の実施態様と同様、導管とコネクタを密着してかみ合わせるための手段は、コネクタを導管に解除可能にかつ密着してかみ合わせるためのねじ切り部分またはばね錠を持つアダプタを含むことができる。この手段は、導管の一つのアダプタ端とコネクタの間にばね錠を含むことが、さらに望ましい。その代わりに、導管およびコネクタを、できれば金属、プラスティックまたはゴム材から成形される、一体ユニットして構成することができる。
【0076】
同様に、スペーサを、アダプタを使って吸い込み/吐き出しマスクまたはマウスピースおよび導管の両方に接続するか、スペーサ/マスクまたはマウスピース/導管の組み合わせまたはその一部を一体ユニットとして製造することができる。
スペーサは、導管とコネクタの間に配置されることが望ましい。動機付け玩具が導管に接続される場合、この配列により、吸い込み空気/薬剤混合物が肺に達する前に玩具を通り越すまたはこれを通る必要がなくなる。
【0077】
以上の開示から明らかなとおり、スペーサを、アダプタを使って導管およびコネクタの両方に接続するか、導管/スペーサ/コネクタの組み合わせまたはその一部を一体ユニットとして製造することができる。
動機付け玩具がスペーサ・ユニットとかみ合わないまたは流体連絡していない場合、動機付け吸入装置は、スペーサに吐き出し空気/薬剤混合物が入るのを制限または防止するバルブを持つことができる。本発明のこの実施態様においては、動機付け玩具ユニットは、バルブとマスクまたはマウスピースの間に配置することができる。
【0078】
その代わりに、外部動機付け玩具モジュールを介在バルブのないバルブなしスペーサに取り付けて、吐き出し空気にまだ含まれている薬物をスペーサに再循環させることができる。
ただし、本発明の発明者は、コネクタと導管の間に配置されるスペーサに連結される動機付け玩具が吸い込み駆動の動機付け玩具である場合、玩具が吸い込みにより起動されるためには投薬装置は密封されることが特に望ましいことを発見した。投薬装置のこのような密封は、投薬装置にかぶせられるキャップの形をとることができる。
コネクタの投薬装置受け入れ手段と吸い込みおよび(または)吐き出し駆動の動機付け玩具の間に一方向バルブが配置されることが望ましい。
【0079】
本発明の望ましい実施態様においては、
(i)マスク、
(ii)投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に連結可能なコネクタ、
(iii)吸い込み/吐き出し駆動のホイッスルおよび吐き出し駆動の回転ディスクから成る二つの吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、および
(iv)一端で前記のコネクタとかみ合い他の一端で導管とかみ合うスペーサ、
から成り、前記の導管が、前記のマスク、スペーサおよび動機付け玩具に別個に接続される三つのアダプタ端を含み、かつ連結可能な投薬装置から吸い込み空気が指向的に流れるようにするために前記のスペーサとかみ合うアダプタ端の中に配置され導管の内壁と密着してかみ合う一方向バルブを含み、
前記の動機付け玩具の各々が前記の一方向バルブにより前記のコネクタから分離される、動機付け吸入装置が提供される。
【0080】
特に望ましい実施態様においては、動機付け吸入装置は、
(i)マスク、
(ii)吸い込み/吐き出し駆動のホイッスルおよび吐き出し駆動の回転ディスクから成る二つの吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具、および
(iii)投薬装置またはエーロゾル、粉末またはガスを送り込むためのその他の装置に一端で連結可能で、前記のマスク、スペーサ/コネクタおよび動機付け玩具に別個に接続される三つのアダプタ端を持つ導管と他方の端で連結される、一体型のスペーサ/コネクタ、
から成り、前記の導管が、
(a)連結可能な投薬装置から吸い込み空気が指向的に流れるようにするために前記のスペーサ/コネクタとかみ合うアダプタ端の中に配置され導管の内壁と密着してかみ合う一方向バルブ、および
(b)前記の動機付け玩具とかみ合うアダプタ端に配置され、動機付け玩具を通り越す吐き出し空気/薬剤の速度を速めるように配置される、導管の内壁と密着してかみ合うベンチュリ管、
を含み、
前記の動機付け玩具の各々が前記の一方向バルブにより前記のスペーサ/コネクタから分離される。
【0081】
本発明は、導管の中、マスクと動機付け玩具モジュールの間に任意に汚染防止フィルタを取り付けることも想定している。
本発明の動機付け吸入装置は、吐き出し空気が流出できるようにするための一つまたはそれ以上の排出手段を含むこともできる。この実施態様に従えば、空気の流れを指向的に制御するための手段は、投薬装置受け入れ手段と排出手段の間に配置されることが望ましい。
【0082】
本発明を麻酔薬の投与に使用する場合、外科処置室または手術室の環境から吐き出し麻酔薬/空気混合物を排出して、付近にいる者が吐き出される麻酔性のガスを吸い込まないようにするために、排出手段が掃気パイプまたはチューブを含むことが望ましい。この種の掃気システムは、玩具ユニットを通るまたはこれを通り越す吐き出し空気がその後掃気システムに収集されるように、吐き出し駆動の動機付け玩具ユニットと連結して配置でき、有利である。
【0083】
本発明の動機付け吸入装置は、任意に、抗菌性、凝結防止および(または)抗粒子性フィルタも含むことができ、マスクまたはマウスピースとそれぞれの場合に応じて導管またはスペーサまたはコネクタの間に配置されることが望ましい。上記のフィルタの取り付けは、動機付け吸入装置が手術前麻酔化合物を投与するために及び(または)患者によるアレルギー性粒子の吸入を減少するために使用される場合、特に望ましい。
【0084】
任意に、本発明の動機付け吸入装置は、一つまたはそれ以上のタービン駆動の動機付け玩具を含むこともできる。本文書において使用される場合、「タービン駆動の動機付け玩具」とは、ロータを通じて吸い込みおよび(または)吐き出しにより駆動される動機付け玩具を意味する。タービン・ロータは、一般的に言って、両方向の空気の流れによって起動されるので、一方向バルブ・システムがない場合、タービン駆動の動機付け玩具は、吸い込み及び吐き出しの両方によって起動される。本発明のこの実施態様に従えば、ロータ・ハウジングは、マスク、導管、スペーサの中に配置するか、その中にある他の動機付け玩具に対する物理的関係で配置される。タービン駆動の動機付け玩具を駆動する吸い込み/吐き出し空気が指向的に流れるようにするために、この動機付け玩具を一つまたはそれ以上のバルブにより動機付け吸入装置の一つまたはそれ以上のコンポーネントから分離する必要はないが、そのような配列が明らかに可能である。
【0085】
本発明の別の態様は、幼児または子供の呼吸の吸い込み及び(または)吐き出し時に、以上の実施態様の一つまたはそれ以上に基づく本文書において説明される動機付け吸入装置に作動しやすく接続される一つまたはそれ以上の視覚的および(または)聴覚的な吸い込み/吐き出し駆動の動機付け玩具を起動することから成る、幼児または子供に吸入薬を投与する方法を提供する。
【0086】
「投与」とは、治療または予防的医療処置が行われる場所に関係なく(例えば、家庭でまたは手術室または病室で)、上記の処置中医薬、麻酔薬、薬物、ガス、薬剤またはその他の化学化合物またはこれらを含む組成の自己投薬の奨励または激励を意味する。
幼児および小さい子供に麻酔薬を使用する場合、当業者には、最初に子供に麻酔をかけたら本発明の動機付け吸入装置の一部または全てを不要として、従来の麻酔薬吸入器に代えることができることが分かるだろう。
【0087】
以上の説明から明らかな通り、動機付け玩具は、患者の息の吸い込みおよび(または)吐き出しによって起動される。この種の起動は、サイレン、点滅ライトまたは色または動きなど聴覚的および(または)視覚的な信号または刺激の生成を含むことができる。
【0088】
本発明のそれ以外の特徴については、以下の実施例においてさらに詳しく説明する。しかし、この詳細な説明は、単に発明の例証のためにのみ含まれており、決して本発明を限定するものではないと解釈すべきである。
【0089】
実施例1
吸入駆動動機付け玩具と呼気駆動動機付け玩具を備える動機付け吸入装置
図1は、マスク(6)の形態の通気路供給手段に接続された円筒形または円錐形のコネクタまたはスペーサ部材(4)を含む動機付け吸入装置(2)を例示する。動機付け吸入装置(2)のもう一端には、薬剤供給装置(図示せず)、またはネブライザーまたは受け手段を介して気体/固体/液体を供給するのに適した何らかの他の装置を受け入れる薬剤供給装置受け手段(8)が取り外し式に連結される。
【0090】
薬剤供給装置受け手段(8)と通気路供給手段(6)の間に位置するスペーサ部材(4)の外面には導管(10)が取り外し式に連結される。導管(10)は、吸入駆動動機付け玩具ユニット(12)、呼気駆動動機付け玩具ユニット(14)及びスペーサ部材(4)の間の接続通路を形成する。
【0091】
使用の際、薬剤供給装置は薬剤供給装置受け手段(8)を介して動機付け吸入装置(2)に連結される。計量された投与量の薬剤がスペーサ部材(4)中に放出される。通気路供給手段(6)が患者の顔に密閉式に接触された後、患者は薬剤と混合した空気を吸入する。吸入の際、空気は、笛として例示されている吸入駆動動機付け玩具ユニット(12)を経由して動機付け吸入装置(2)に吸い込まれる。空気が笛を通じて吸い込まれる際サイレン音が鳴る。吸入空気は、内部に一方向弁(18)が配置された笛の吸入導管(16)を通過し導管(10)に入る。一方向弁は、患者による呼気の際吸入駆動動機付け玩具ユニット(12)への流体の逆流を防止する。弁(18)は導管(10)内の負圧によって作動するが、導管(10)内に正圧が存在する時は密閉されるのが望ましい。本発明の特に好適な形態では、一方向弁は吸入導管から取り外すことができ、弁が適切かつ有効に動作しなくなった場合弁の保守を容易にする。
【0092】
笛ユニット(12)から導管(10)に入ると、空気はスペーサ部材(4)に吸い込まれ、場合に応じてコネクタまたはスペーサ(4)内に放出された薬剤と混合する。患者は通気路供給手段(6)を介して薬剤を吸入する。
吸入段階では、吸入導管(16)の接合部(22)と導管(10)の間に配置された第二の一方向弁(24)によって薬剤が呼気駆動動機付け玩具ユニット(14)に入るのが防止されるが、この弁(24)は導管(10)内に正圧が存在する時だけ開き、前記導管(10)に負圧が印加されると密閉される。
【0093】
呼気の際、流体はコネクタまたはスペーサ部材(4)に吹き戻され、そこでまだ吸入されていない残留薬剤と混合する。これはコネクタまたはスペーサ部材(4)内に正圧を発生し、それによって空気/薬剤混合物が導管(10)に入るようにする。
空気/薬剤混合物は、導管(10)に上昇すると、内部に配置された一方向弁(18)によって吸入導管(16)に入るのを防止される。空気/薬剤混合物は第二の一方向弁(24)を通過して呼気駆動動機付け玩具ユニット(14)に入り、そこで玩具(19)を作動させる。呼気駆動動機付け玩具ユニット(14)は透明な球体からなり、その中に、表面に顔の描かれた着色回転円盤(20)の形態の玩具が設置されている。呼気空気/薬剤混合物は、ユニット(14)内に吹き込まれると、円盤(20)にぶつかりそれをマウント(26)及び(28)上で回転させる。その後空気/薬剤混合物は放出アパーチャ(30)を経由してユニットから出る。
【0094】
放出アパーチャ(30)はユニット(14)の上部の単一穴として例示されている。しかし、モジュール中に複数の異なったアパーチャが存在することもある。
図1に示された本発明の例示は呼気駆動動機付け玩具として回転円盤を、また吸入駆動玩具として笛を例示しているが、認識されるように、これらのユニットは吸入空気が回転円盤の上を通過し呼気が笛を通過するように交換されることもある。この例示実施形態の変形では、弁(24)及び(28)は、空気または空気/薬剤混合物の正しい通過を達成するよう交換される。
好適には、各動機付け玩具ユニットは特定の一方向弁に関連し、弁/玩具の組合せは一体式モジュールとして形成される。この場合、導管(10)は何れかの弁/玩具モジュールを受けることができ、それによって様々な吸入及び/または呼気駆動動機付け玩具を伴う様々な構成の動機付け吸入装置の形成を促進する。
【0095】
実施例2
導管を介してコネクタまたはスペーサに取り付けられた吸入駆動動機付け玩具を備える動機付け吸入装置
図2は、導管(10)に取り付けられた単一吸入駆動動機付け玩具ユニット(32)を有する動機付け吸入装置(2)を備える本発明の第二の実施形態を例示する。
【0096】
使用の際、計量された投与量の薬剤が、薬剤供給装置受け手段(8)に密閉された形で取り外し式に連結した薬剤供給装置(図示せず)を介してコネクタまたはスペーサ部材(4)中に放出される。マスク(6)を患者の顔に接触させた後、患者は吸入する。また、患者はマスク(6)を自分の顔に付けると同時に吸入することもある。図2に示された装置は図1に示された装置と本質的には同じ方法で機能するが、この実施形態では呼気をコネクタまたはスペーサ部材(4)にもたらす機構はない。呼気空気/薬剤混合物がコネクタまたはスペーサ部材(4)に入るのを防止するため、マスク(6)の接合部とコネクタまたはスペーサ部材(4)の間に一方向弁(34)が配置されるが、これは好適には、装置組立体全体の外側に呼気空気を放出する、米国特許第4470412号及び/またはオーストラリア特許第620375号で説明されたようなフラップ形弁である。
【0097】
実施例3
導管を介してコネクタまたはスペーサに取り付けられた呼気駆動動機付け玩具を備える動機付け吸入装置
図3は、導管(10)を介してコネクタまたはスペーサ部材(4)に取り付けられた単一呼気駆動吸入玩具ユニット(36)を有する動機付け吸入装置を備える本発明の第3実施形態を例示する。
【0098】
使用の際、計量された投与量の薬剤が、薬剤供給受け手段(18)に密閉式に連結された薬剤供給装置(図示せず)を介してスペーサ中に放出される。マスクを患者の顔に接触させた後、患者は吸入する。また、患者はマスク(6)を自分の顔に付けると同時に吸入することもある。この装置には吸入駆動動機付け玩具ユニットは取り付けられていないので、装置は空気がコネクタまたはスペーサ部材中に吸入される経路となる、受け手段(8)に並置された入口(38)を提供するよう修正される。入口より前の薬剤供給受け手段(8)の一端に一方向弁(40)が配置され、薬剤供給装置からコネクタまたはスペーサ部材中への薬剤の放出を可能にする一方で、そこから反対方向に薬剤及び/または空気/薬剤混合物が流れるのを防止する。
【0099】
吸入中またはその前に、薬剤は薬剤供給装置から受け手段(8)中に放出され、一方向弁(40)を開いて薬剤がコネクタまたはスペーサ部材(4)中に入るようにする。患者が吸入すると、コネクタまたはスペーサ部材(4)内に負圧が発生し、一方向弁(40)を開く。空気が入口(38)を介してスペーサ部材中に吸い込まれる。空気はコネクタまたはスペーサ部材(4)に入ると薬剤と混合し、空気/薬剤混合物はマスク(6)を通じて患者の呼吸システムに吸入される。
【0100】
吸入または呼気中薬剤が入口(38)を通じて漏れるのを防止するため、正圧が受け手段(8)と一方向弁(40)の間の空間に印加されると閉じる一方向弁または同様の装置が入口(38)に配置されることがある。代替実施形態では、入口(38)は、本発明の動機付け吸入装置を使用して1投与量の薬剤を投与するために使われる期間に多量の薬剤が容易に漏れたり放出されたりしない小さな穴として形成される。さらに別の実施形態では、空気は薬剤供給装置(図示せず)を介して直接コネクタまたはスペーサ部材(4)に入り、入口(38)は省略される。
【0101】
呼気の際、残留薬剤と混合した空気はコネクタまたはスペーサ部材(4)に吹き込まれて導管(10)を通過し、ここでは透明球体(36)内に収容された回転円盤(20)として例示される呼気駆動動機付け玩具ユニットに入る。呼気空気/薬剤混合物は薬剤供給受け手段(8)内の一方向弁(40)により漏れを防止される。従って例示される装置は図1に例示される実施形態と同様に機能する。すなわち、コネクタまたはスペーサ部材(4)内に正圧が発生し、空気/薬剤混合物が導管(10)に入るようにする。空気/薬剤混合物は導管(10)に上昇し、第二の一方向弁(24)を通過して呼気駆動動機付け玩具ユニット(36)に入り、内部で玩具(20)を作動させる。呼気空気/薬剤混合物はユニット(36)に吹き込まれると、円盤(20)にぶつかりそれをマウントに沿って回転させる。その後空気/薬剤混合物は放出アパーチャ(30)を経由してユニットを出る。
【0102】
実施例4
導管を介してコネクタまたはスペーサに取り付けられた二重吸入駆動動機付け玩具を備える動機付け吸入装置
図4は、笛ユニット(14a)と回転円盤ユニット(14)を備える二重呼気駆動動機付け玩具を備える本発明のさらに別の実施形態を例示する。この装置は例2で説明されたものとほぼ同一であるが、第二の吸入導管(43)を介して第一の導管(10)に接続された第二の吸入駆動動機付け玩具(14a)を含んでいる。
【0103】
ちょう形弁のような一方向弁(41)が、導管(10)内の吸入駆動玩具(14及び14a)とコネクタまたはスペーサ部材(4)の間に提供されるが、この弁は負圧が導管内に印加される時開き、正圧がコネクタまたはスペーサ部材(4)内に存在する時閉じる。
吸入中またはその前に、薬剤は薬剤供給装置から受け手段(8)中に放出され、薬剤がコネクタまたはスペーサ部材(4)中に入るようにする。患者が吸入すると、コネクタまたはスペーサ部材(4)内に負圧が発生し、一方向弁を開く。すると空気/薬剤混合物が笛(14a)にぶつかりサイレン音を鳴らすと共に、円盤(20)にぶつかってそれをマウントに沿って回転させる。
【0104】
呼気の際、残留薬剤と混合した空気はコネクタまたはスペーサ部材(4)の方向に吹き込まれ、一方向弁(34)を閉じる。すなわち、一方向弁(34)は呼気の際呼気空気がコネクタ/スペーサ中に入るのを阻止する。追加一方向弁(34)はフラップ形弁(米国特許第4470412号及び/またはオーストラリア特許第620375号)のような当業者に周知の構造のものであり、本発明のこの実施形態に含まれ、装置組立体全体の外部に呼気/薬剤混合物が放出されるようにする。
【0105】
この実施形態は二重吸入駆動動機付け吸入装置として例示されているが、認識されるように、一方向弁(41)(例えば、ちょう形弁)を逆にし追加一方向弁(34)(例えば、フラップ形弁)を除去することで、装置を二重呼気駆動動機付け吸入装置に変えることが可能である。この実施形態では、笛ユニット(14a)は逆転され、サイレン音は吸入時ではなく呼気時に鳴るようになる。
【0106】
実施例5
三方導管を介してスペーサに取り付けられた吸入駆動及び呼気駆動動機付け玩具を備える動機付け吸入装置
図5は、三方導管(4)に直列に取り付けられた呼気駆動回転円盤(36)と可逆性吸入/呼気駆動笛またはサイレン(42)を備える、多重吸入駆動及び呼気駆動動機付け玩具ユニットを伴う動機付け吸入装置(2)を備える本発明のさらに別の実施形態を例示する。すなわち、回転円盤(36)には笛ユニット(42)が取り付けられている。笛ユニット(42)は空気または空気/薬剤混合物の双方向流れが可能なように設計されているが、サイレン音は空気が一方向に通る時だけ鳴る。
【0107】
従って、一つの配置では、空気は吸入の際笛(42)を通過し、サイレン音を鳴らす。次に吸入空気は第二の動機付け玩具ユニット(36)を通過するが、そこで回転円盤を作動させることはできない。笛(42)は可逆性であり、反対の構成では、吸入空気は笛を作動させることはできない。
【0108】
スペーサ(46)は密閉された形で三方導管(4)に取り外し式に連結する。計量された投与量の薬剤が、薬剤供給装置受け手段(52)に密閉された形で取り外し式に連結する薬剤供給装置(48)を介してスペーサ部材(46)中に放出される。図5に示される薬剤供給装置(48)は、薬剤がスペーサ(46)中に放出された後装置の側面から薬剤の漏れを防止する、随意選択の被覆ゴム・シール(50)を有する喘息ポンプ吸入器またはMDIである。このシールはまた、本発明の本質的な特徴ではないが、吸入駆動玩具の動作を改善する。
【0109】
マスク(6)を患者の顔に接触させ、その後患者は吸入する。また、患者はマスク(6)を自分の顔に付けると同時に吸入することもある。吸入中、空気は吸入駆動動機付け笛(42)を介して動機付け吸入装置(2)に吸い込まれる。笛(42)の方向に応じて、空気が吸い込まれる時サイレン音が鳴ることがある。吸入空気は回転円盤(36)を収容する球体を通過し、三方導管(4)に密閉式に連結する第一の導管(10)に入る。三方導管(4)内には、スペーサ(46)と連結する前記導管のアダプタ端に配置された一方向弁(54)が存在し、スペーサ(46)への吸入空気の逆流を防止する。弁(46)はマスク(6)または三方導管(4)といったその前方に負圧が存在する時開き、マスク(6)または導管(4)内に正圧が存在する時閉じるのが望ましい。薬剤がスペーサ・ユニット(46)中に放出されると、スペーサ(46)内に発生する正圧の元で、一方向弁(54)が開き、三方導管(4)への薬剤の通過を可能にする。空気と薬剤は三方導管(4)に入ると混合されマスク(6)を介して患者によって吸入される。
【0110】
本発明の好適な形態では、一方向弁は三方導管(4)から取り外すことができ、弁が適切かつ有効に動作しなくなった場合弁の保守を容易にする。
吸入段階では、空気の流れの方向は笛(42)から三方導管(4)の方向に向かうので、呼気駆動回転円盤ユニット(36)に入る薬剤の量は最小になる。
【0111】
呼気の際、空気/薬剤混合物は三方導管(4)中に吹き戻されそこで吸入されなかった残留薬剤と混合する。これは三方導管(4)内に正圧を発生し、空気/薬剤混合物が導管(10)に入るようにする。一方向弁(54)によって空気/薬剤混合物がスペーサ・ユニット(46)に再び入ることが防止される。導管(10)に密閉式に連結された三方導管(4)のアダプタ端には一つのベンチュリ管(55)が挿入され、呼気空気/薬剤混合物が呼気駆動動機付け玩具ユニット(36)の回転円盤の上を通過する時その速度を増大し、それによって内部の回転円盤を作動させる。その後空気/薬剤混合物は笛(42)のアパーチャを経てユニットを出る。笛(42)の方向に応じて、空気が笛を通じて装置を出る時サイレン音が鳴ることがある。
【0112】
実施例6
麻酔適用業務で使用される動機付け吸入装置
図6は、薬剤供給チューブ(60)が取り付けられた動機付け吸入装置(2)を備える本発明のさらに別の実施形態を例示する。供給チューブ(60)は、薬剤をマスク(6)に連続供給する三方導管(4)に取り外し式かつ密閉式に連結する。この実施形態では、導管(4)は直接供給チューブに連結される。すなわち、受け手段は薬剤供給チューブ(60)によって提供される。クランプ(62)はチューブを三方導管(4)に密閉し、チューブと導管の間の密閉式連結を保証する。供給チューブ(60)と三方導管(4)の間の接合部には一方向弁(64)が存在し、三方導管(4)内から負圧が印加される時開く。バルブが開くと、麻酔薬が供給チューブ(60)から三方導管(4)中に進む。患者が吸入する前にこの流体が三方導管(4)から漏れるのを防止するため、動機付け玩具モジュールと連結する三方導管(4)アダプタ端に配置されたさらに別の一方向弁(66)が存在するが、前記一方向弁は、三方導管(4)内から正圧が印加される時開く。好適には、一方向弁(66)は、空気と混合された麻酔薬が三方導管(4)中に呼気される呼吸の呼気段階にだけ開く。さらに好適には、弁(66)の開圧力は動機付け吸入装置を通じた麻酔薬の吸入及び呼気によって発生する圧力と相関する。
【0113】
使用の際、マスク(6)を患者の顔に接触させ、その後患者は、薬剤供給チューブ(60)及び三方導管(4)を介して薬剤供給装置(図示せず)から直接麻酔薬を吸入する。また、患者はマスク(6)を自分の顔に付けると同時に吸入することもある。
【0114】
呼気の際、空気/麻酔薬混合物は三方導管(4)中に吹き戻され、そこで吸入されなかった残留麻酔薬と混合する。これは三方導管(4)内に正圧を発生し、それによって一方向弁(66)を開き、導管(10)に入る空気/麻酔薬混合物の通過を促進する。一方向弁(64)によって、空気/麻酔薬混合物が薬剤供給チューブ(60)に再び入るのが防止される。空気/麻酔薬混合物は呼気駆動動機付け玩具ユニット(36)の回転円盤の上を通過し、それによって内部の回転円盤を作動させる。その後空気/麻酔薬混合物は笛(42)内のアパーチャを経てユニットを出る。笛(42)の方向に応じて、空気が笛を通じて装置を出る時サイレン音が鳴ることがある。
【0115】
本発明のこの実施形態は呼気麻酔薬が大気中に放出されるよう規定しているが、第二の呼気駆動動機付け玩具ユニット(42)は、掃気システム排気チューブに(好適には取り外し式に)密閉連結することがある。この実施形態では、呼気麻酔薬気体は大気中に放出されることなく収集され貯蔵される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マスク(6)と連結可能な投薬装置の間に導管を通じて吸い込み駆動および吐き出し駆動の動機付け玩具が配置される、モジュール式動機付け吸入装置の一つの実施態様の断面図である。
【図2】 マスク(6)と連結可能な投薬装置の間に導管を通じて単一の吸い込み駆動の動機付け玩具が配置される、モジュール式動機付け吸入装置の別の実施態様の断面図である。
【図3】 マスク(6)と連結可能な投薬装置の間に導管を通じて単一の吐き出し駆動の動機付け玩具が配置される、モジュール式動機付け吸入装置のさらに別の実施態様の断面図である。
【図4】 マスク(6)と連結可能な投薬装置の間に導管を通じて二つの吸い込み駆動の動機付け玩具が配置される、モジュール式動機付け吸入装置のさらに別の実施態様の断面図である。
【図5】 マスク(6)と連結可能な投薬装置の間に導管を通じて二つの吐き出し駆動の動機付け玩具が配置される、モジュール式動機付け吸入装置のさらに別の実施態様の斜視図である。
【図6】 マスク(6)と連結可能な投薬チューブ(60)の間に導管を通じて吸い込み駆動の動機付け玩具一つおよび吐き出し駆動の動機付け玩具一つが配置される、モジュール式動機付け吸入装置のさらに別の実施態様の斜視図である。

Claims (28)

  1. マスクまたはマウスピースと、薬剤供給装置またはエーロゾル、粉末または気体を供給する他の装置に連結可能なコネクタとを備えていて子供または幼児により使用される動機付け吸入装置において、
    (i)子供または幼児に対して娯楽を提供する一つまたは複数の外部呼気駆動動機付け玩具と
    (ii)前記動機付け玩具の一つまたはそれ以上を通り過ぎる空気の速度を増すために配置された一つまたは複数のベンチュリ管と、を備えており、これら玩具のうちの一つまたは複数の玩具は、該玩具を駆動する吸入/呼気空気の方向性流れを保証するために、一つまたは複数の弁、フィルタまたはバッフルによって前記吸入装置の一つまたは複数の構成要素から分離されており、
    吸入された薬剤が患者の肺に到達する前に前記薬剤が前記玩具を通って引出されず且つ前記玩具を起動するために前記呼気空気が前記玩具を通って排出されるように、前記動機付け玩具が位置決めされる、動機付け吸入装置。
  2. 前記一つまたは複数のベンチュリ管は前記コネクタのアダプタ端の内壁と密閉式に連結して配置される、請求項1に記載の動機付け吸入装置。
  3. 前記一つまたは複数のベンチュリ管の先細端が、前記動機付け玩具ユニットを通じて、またはその上に進む空気の速度が増大するよう前記動機付け玩具ユニットに十分近接している、請求項1または2に記載の動機付け吸入装置。
  4. 一つかそれ以上の前記呼気駆動動機付け玩具が、一つかそれ以上の一方向弁によって前記吸入装置の一つかそれ以上の構成要素から分離される、請求項1から3のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  5. 前記コネクタが、(i)前記コネクタとそれに連結された薬剤供給装置の間の化合物または薬剤の漏れを最小にするように一端で前記薬剤供給装置と密閉式に連結するアパーチャと、(ii)前記コネクタを前記マウスピースまたはマスクと取り外し式及び密閉式に連結するねじ付き部分またはスナップ・ロックとを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  6. 前記コネクタが、前記マウスピースまたはマスク内のそれぞれ対抗する雌または雄ねじ付き部分にねじ込まれる雄または雌ねじ付き部分を備える、請求項5に記載の動機付け吸入装置。
  7. 単一外部可視または可聴の吸入駆動玩具もしくは呼気駆動動機付け玩具を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  8. 少なくとも一つの可視呼気駆動動機付け玩具が着色回転円盤を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  9. 前記可視呼気駆動動機付け玩具および一つまたは複数の追加の可視吸入駆動玩具ならびに/もしくは可聴呼気駆動玩具および/または可視吸入駆動玩具を具備する請求項1から8のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  10. 可視呼気駆動動機付け玩具および可聴呼気駆動動機付け玩具を備える、請求項9に記載の動機付け吸入装置。
  11. 前記可視呼気駆動動機付け玩具および可聴呼気駆動動機付け玩具が直列に連結される、請求項10に記載の動機付け吸入装置。
  12. 外部可聴吸入駆動動機付け玩具と、外部可視呼気駆動動機付け玩具とを備える、請求項9に記載の動機付け吸入装置。
  13. 少なくとも一つの外部可視吸入駆動動機付け玩具が着色回転円盤を備える、請求項9に記載の動機付け吸入装置。
  14. 少なくとも一つの可聴吸入駆動または呼気駆動動機付け玩具が、可逆に取付けられた双方向サイレンまたは笛もしくは単方向サイレンまたは笛を備え、それにより、これらが呼気または吸気時に鳴るようにした請求項9から13のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  15. 前記一つまたは複数の弁が管内に位置決めされており、該導管は、前記一つまたは複数の追加の可視吸入駆動動機付け玩具ならびに/もしくは可聴呼気駆動動機付け玩具および/または可聴吸入駆動動機付け玩具を前記導管の内壁と密閉式に連結させる取付部を提供している、請求項9から14のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  16. 前記導管は前記マスクまたはマウスピースおよび前記コネクタの両方に密閉式に連結している、請求項15に記載の動機付け吸入装置。
  17. さらに、前記動機付け玩具ユニットに接続する前記導管のアダプタ端の内壁と密閉式に連結して配置された少なくとも一つのベンチュリ管を備え、前記ベンチュリ管の先細端が、前記動機付け玩具ユニットを通じて、またはその上に進む空気の速度が増大するよう前記動機付け玩具ユニットに十分近接している、請求項15または16に記載の動機付け吸入装置。
  18. さらに、スペーサユニットを備える請求項1から17のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  19. 前記コネクタが、前記マスクまたはマウスピース、前記導管及びスペーサに接続する三つのアダプタ端を備え、少なくとも一つの弁が、前記アダプタ端の何れか一つまたはそれ以上においてかまたはその内部で前記コネクタの前記内壁と密閉式に連結する前記コネクタ内に配置される、請求項18に記載の動機付け吸入装置。
  20. 前記アダプタ端の何れか一つまたはそれ以上が、前記導管に接続するアダプタ端または前記スペーサに接続するアダプタ端である、請求項19に記載の動機付け吸入装置。
  21. 前記アパーチャが可撓性であり、かつ/または、多様な薬剤供給ポートに適合するようなプラスチックまたはゴムといった柔軟な材料から構成される、請求項5に記載の動機付け吸入装置。
  22. 麻酔薬を子供または幼児に投与する動機付け吸入装置において、(i)前記コネクタが薬剤供給チューブを具備しており、(ii)前記動機付け玩具が前記子供または幼児に娯楽を提供する可視呼気駆動動機付け玩具と可聴呼気駆動動機付け玩具とを含んでおり、(iii)さらに、前記動機付け吸入装置が前記動機付け玩具に接続されたアダプタ端を含む導管を具備しており、前記導管が、前記動機付け玩具から前記マスクへの吸入空気の流れを防止するために前記アダプタの内壁に密閉式に連結する第一の一方向弁を備えており、動機付け玩具は前記玩具を起動するために呼気が前記玩具を通って排出されるように位置決めされている請求項1から21のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  23. 前記動機付け玩具が直列に連結される、請求項22に記載の動機付け吸入装置。
  24. さらに、前記マスクから前記薬剤供給チューブへの呼気空気の流れを防止するため前記薬剤供給チューブに並置された前記アダプタの内壁に密閉式に連結する第二の一方向弁を備える、請求項22に記載の動機付け吸入装置。
  25. さらに、前記動機付け玩具ユニットに接続する前記導管の前記アダプタ端の内壁に密閉式に連結して配置された少なくとも一つのベンチュリ管を備え、前記ベンチュリ管の先細端が、前記動機付け玩具ユニットを通じて、またはその上に進む呼気空気の速度が増大するよう前記動機付け玩具ユニットに十分近接している、請求項22から24のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  26. さらに、抗菌フィルタ及び/または結露防止フィルタを備える、請求項1から25のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  27. さらに、前記動機付け玩具ユニットを通る呼気空気、または前記動機付け玩具ユニット上に進む呼気空気が掃気システムに収集されるように、前記呼気駆動動機付け玩具ユニットに連結する掃気パイプまたはチューブを備える、請求項22から26のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
  28. 前記薬剤供給装置の二つまたはそれ以上の構成要素が一体部材として形成されている請求項1から27のいずれか一項に記載の動機付け吸入装置。
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