JP4391653B2 - 二次冷却可能な真空溶解鋳造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金属類の真空溶解鋳造装置に関するものであり、更に詳しくは、金属類の溶解、鋳造と並行して、先行サイクルで得られた鋳造物を二次冷却することができ、生産性を大幅に向上させ得る二次冷却可能な真空溶解鋳造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属や合金を含む金属類の真空溶解鋳造は、金属類を酸化させ易く、異物を伴い易い大気から遮断して金属類を鋳造し得ること、金属類の溶湯に含まれるガス成分の脱ガスが容易であることから多用されるようになっている。図6は特願11−177426号に例示されている真空溶解鋳造装置100の概略的な縦断面図である。真空溶解鋳造装置100は真空排気される溶解鋳造室101内において誘導加熱式の溶解炉体102が支柱103に支持されており、図示を省略したシリンダによって回転軸104の回りに傾動されるようになっている。また、鋳造機器を構成する一方のタンディッシュ106は高さ調整の可能な支柱107上に設置されており、他方の冷却ロール108は図示を省略した支持体に軸支され、同じく図示を省略したモータによって矢印で示す方向へ回転される。そして、溶解炉体102から定量的に供給される溶湯はタンディッシュ106を経由して冷却ロール108の表面へ均等に展開されて冷却され鋳造物としての帯状の鋳片が製造される。また、冷却ロール108の下流側の表面に接してスクレーパ109が設けられており、鋳造物が冷却ロール108から剥離される。
【0003】
冷却ロール108から剥離された帯状の鋳造物は冷却ロール108の遠心力を受けて飛翔するが、前方には溶解鋳造室101の壁面を兼ねて水冷の衝突粉砕面111が設けられており、帯状の鋳造物は衝突して粗粉砕され、跳ね返って下方の床面に設けた回収トレイ112内に集めて冷却された後、酸化されないようにアルゴン(Ar)ガス雰囲気下に外部へ取り出され、後の工程で更に微粉砕されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の真空溶解鋳造装置100においては、冷却ロール108で冷却されるだけでは、トレイ112中に収容される鋳造物の温度は未だ高く、そのままでは大気によって酸化され易いので取り出せず、トレイ112中に放置して自然冷却するまで待つか、または温度低下させたArガスを吹き付けて積極的に冷却することが行われている。しかし、Arガスの冷風を吹き付けてもトレイ112中の鋳造物がハンドリング可能な温度に低下するまでには時間を要し、その間、溶解鋳造室101内では金属類の溶解、鋳造を行うことができないので、真空溶解鋳造装置100の稼働率は極めて低いものとなっている。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、鋳造物を溶解鋳造室から取り出し、溶解鋳造室における溶解、鋳造と並行して、先行サイクルの鋳造物を所定の温度まで二次冷却することができ、稼働率を大幅に向上させることのできる二次冷却可能な真空溶解鋳造装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれば、請求項1の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、金属類を真空下に溶解し鋳造する溶解鋳造室と、得られる鋳造物を収容し更に冷却するための二次冷却室と、それらの間に介在し溶解鋳造室と二次冷却室との間を封止し得る封止室とが接続されており、少なくとも封止室と二次冷却室とが真空排気と不活性ガス導入を可能とされている装置である。
このような二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、溶解鋳造室、封止室、二次冷却室を連通させて同一真空度とし、溶解鋳造室から排出される鋳造物を封止室経由で二次冷却室に収容した後、溶解鋳造室と二次冷却室との間を封止室において封止することにより、二次冷却室においては、溶解鋳造室と独立して、鋳造物を二次冷却することができる。換言すれば、溶解鋳造室では、従来のように鋳造物の温度低下を待つことなく次のサイクルの溶解、鋳造を開始することができる。また、二次冷却室を不活性ガス雰囲気として二次冷却することができ、鋳造物が大気成分に接触することを防ぎ得る。
【0006】
請求項1に従属する請求項2の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、封止室が大気導入を可能とされ、かつ封止室内に、溶解鋳造室と封止室との間の開口を第1シール部材を介して開閉し溶解鋳造室と二次冷却室との間を封止する仕切弁と、封止室の接続開口へ挿入される二次冷却室の短管部に第2シール部材を介して載置される蓋を開閉する蓋開閉機構とが設けられており、短管部に載置される蓋の挿入時に短管部のフランジが接続開口の周縁部に第3シール部材を介して押圧されて、二次冷却室が封止室に着脱自在に接続される装置である。このような二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、封止室と二次冷却室との気密な接続および分離を簡易化させ、かつ鋳造物を収容している二次冷却室を封止室から分離することによって、鋳造物を効果的に冷却し得る冷却手段を適用することができるほか、そのままの状態で次工程へ搬送することを可能にする。
【0007】
請求項1に従属する請求項3の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、仕切弁および蓋が開とされ溶解鋳造室と封止室と二次冷却室とが連通されて、溶解鋳造室から鋳造物が排出される時に、第1、第2、および第3シール部材を鋳造物から遮蔽するためのシールガード機構が設けられている装置である。このような二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は鋳造物がシール部材に付着することを防ぎ、シール不良を発生させない。
請求項1に従属する請求項4の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、不活性ガスを二次冷却室へ導入する配管に不活性ガスを低温化させる熱交換器が設けられている装置である。このような二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、不活性ガスを鋳造物の冷媒とすることを可能にする。
【0008】
請求項1に従属する請求項5の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、二次冷却室が回転可能とされている装置である。このような二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、二次冷却室の形状や内部構造が単純であっても、二次冷却室が鋳造物を上下に反転させて混合しながら効果的に冷却する。
請求項5に従属する請求項6の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、二次冷却室がその回転軸の回りに回転可能とされており、かつ回転軸には真空排気口および不活性ガス導入口をそれぞれの開閉弁と共に備えた回転管継手が取り付けられており、回転軸の内部に真空排気および不活性ガス導入の経路が設けられている装置である。このような二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、回転軸を支持する支持体と共に二次冷却室を搬送することを可能にするほか、二次冷却室への真空排気および不活性ガスの導入配管が単純化される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、上述したように、金属類を真空下に溶解し鋳造する溶解鋳造室と、得られる鋳造物を収容し更に冷却するための二次冷却室と、それらの間に介在し溶解鋳造室と二次冷却室との間を封止し得る封止室とが接続されており、少なくとも封止室と二次冷却室とが真空排気および不活性ガス導入を可能とされている装置である。すなわち、溶解鋳造室、封止室、二次冷却室を連通させて同一真空度とし、溶解鋳造室から排出される鋳造物を封止室経由で二次冷却室に収容した後、溶解鋳造室と二次冷却室との間を封止室で封止することにより、二次冷却室においては溶解鋳造室と独立して鋳造物を二次冷却することができる装置である。
【0010】
溶解鋳造室は金属類を真空下に溶解、鋳造することができるものであれば、その加熱方式は誘導加熱、抵抗加熱、アーク加熱、レーザー加熱、または電子ビーム加熱の何れによるものであってもよく、加熱方式は限定されない。中でも、誘導加熱はルツボ内に収容される一定量の金属類の溶湯が対流し、均一に溶解され易いという点で好ましい加熱方式である。また、形成される溶湯の冷却も、水冷の回転ロールによる冷却、または水冷の回転円板状鋳型による冷却、その他の何れの冷却によるものであってもよく、溶湯の冷却方式も限定されない。何れにしても、溶解、鋳造して形成される鋳造物を更に冷却するために、鋳造物は溶解鋳造室から二次冷却室へ排出されるが、その排出は鋳造物の自然落下によって行わせることが望ましい。
【0011】
本発明の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は、溶解鋳造室との間が封止された二次冷却室において鋳造物を二次冷却することにより真空溶解鋳造装置の稼働率を向上させんとするものであり、その意味では、封止後の二次冷却室の真空度を保持して、二次冷却室を溶解鋳造室から独立させて鋳造物を二次冷却することにより、例え溶解鋳造室と封止室とを大気開放しても従来の溶解鋳造室内において鋳造物の自然冷却または低温化Arガスの吹き付けによって温度低下を待つ方法と比べて、溶解鋳造室の稼働率を大幅に向上させることができる。すなわち、少なくとも出湯、鋳造の過程においては、溶解鋳造室、封止室、二次冷却室は連通されて鋳造物は二次冷却室へ収容されるが、溶解鋳造室と二次冷却室との間が封止された以降においては、溶解鋳造室は真空度を保持して次のサイクルの溶解、鋳造を開始してもよく、また大気開放して内部クリーニングしてもよく、溶解鋳造室内の雰囲気は限定されない。なおこの時、二次冷却室は封止室と接続されたまま二次冷却してもよく、また、封止室と分離して二次冷却するようにしてもよい。
【0012】
封止室は、溶解鋳造室と二次冷却室との間を封止すると共に、二次冷却室を封止室から分離して冷却する場合には、その分離にも使用される。すなわち、二次冷却室を分離するには、溶解鋳造室側が大気圧であることを要するが、溶解鋳造室を大気開放することなく二次冷却室を分離するには、二次冷却室が接続されている封止室を大気圧にすることを要する。そのためには、溶解鋳造室との間が閉じられて、同一の真空度にある封止室と二次冷却室とを二次冷却室に蓋をして縁切りした後に、封止室へ大気が導入される。
【0013】
溶解鋳造室と封止室との間を封止する仕切弁は、溶解鋳造室内または封止室内の何れに設けてもよい。鋳造物を溶解鋳造室からを封止室を経由して二次冷却室へ排出させる通路は一般的に小径となるが、封止室はサイズを自由に設定できるので、仕切弁を封止室内に設けることによって好ましい形式のものを選択することが可能になるほか、気密性への配慮が不要になる。仕切弁には弁体が鋳造物の通路と直角な方向に往復して通路を開閉する形式もの、弁体がヒンジによって回動して通路に蓋をするフラップ形式のもの等が存在するが、溶解鋳造室と二次冷却室との間を封止し得るものである限りにおいて、その形式は問わない。
【0014】
また、封止室に対して二次冷却室を着脱自在に接続する場合、その接続の様式は如何なるものであってもよく、その分離に使用される弁は封止室または二次冷却室の何れに設けてもよく弁の様式も問わないが、その一例として、封止室に二次冷却室の短管部を挿入させる接続開口を設けておき、挿入される短管部のフランジを接続開口の周縁部にシール部材を介して当接させると共に、短管部の弁または蓋を開閉するような方式が好ましい。封止室および二次冷却室を減圧して二次冷却室の蓋を閉めた後、封止室に不活性ガスを導入することによって、二次冷却室に対して蓋が差圧によって押圧され、気密に接続される。この方式により蓋のクランプ機構は不要になる。
更には、封止室の接続開口に挿入される二次冷却室の短管部の弁または蓋を開閉するための開閉機構は封止室内に設けることが好ましい。仕切弁の場合と同様、サイズの自由度が比較的大きい封止室内に開閉機構を設けることによって気密性への配慮を要しないほか、好ましい開閉機構を選択することができる。
【0015】
二次冷却室を真空排気するための排気口および不活性ガスを導入するための導入口は二次冷却室の本体に直接に取り付けてもよいが、二次冷却室を回転軸の回りに回転させて冷却する場合には、回転軸に真空排気口および不活性ガス導入口を備えた回転管継手を取り付け、回転軸の内部を経路として真空排気または不活性ガス導入を行うことができる。封止室の真空排気および不活性ガスの導入は二次冷却室と同時に行い得るが、封止室にも真空排気口と不活性ガス導入口とを設けてもよいことは勿論である。
【0016】
二次冷却室は如何なる様式で冷却するものであってもよく、例えば二次冷却室を振動または揺動させるもの、二次冷却室自体を回転させるもの、二次冷却室内に攪拌翼または攪拌スクリューを持つもの、ないしはこれらの組合せからなるものであってもよいが、円筒形状または角筒形状の二次冷却室を回転させるものは形状的にも内部構造的にもシンプルでありながら鋳造物の上下を反転させて均等に短時間で冷却し得る。二次冷却室はボールミルのようにその軸心の回りに回転させてもよいが、軸心と交差する回転軸を設けることにより、内部に収容される鋳造物は乱流的に混合されて鋳造物を効果的かつ均等に冷却することができる。勿論、回転させる二次冷却室の形状、回転軸は上記に限定される訳ではない。
【0017】
図1は上述した溶解鋳造室、封止室、二次冷却室と、それらの間の弁、および連結される真空排気および不活性ガス導入の配管の一例を示す配管図である。すなわち、溶解鋳造室11と封止室51とは仕切弁54を介して接続され、封止室51と二次冷却室71とは開閉弁74を介して接続されており、溶解鋳造室11と二次冷却室71との間は仕切弁54によって封止される。更には、封止室51と二次冷却室71とに跨がる配管93には真空ポンプ94が接続されており、封止室51と真空ポンプ94との間には空気圧式の制御バルブ955 、二次冷却室71と真空ポンプ94との間には同様な制御バルブ957 が設けられている。また制御バルブ955 と制御バルブ957 との間には電磁式の真空破壊バルブ96が取り付けられている。そして、封止室51と二次冷却室71にはそれぞれブルドン管式圧力計92gとピラニ真空計92pが取り付けられている。
【0018】
更にはまた、封止室51と制御バルブ955 との間にはArガス導入管975 と空気導入管985 がそれぞれ制御バルブ95を介して取り付けられている。また、二次冷却室71の方においてはArガス導入管977 と空気導入管987 がそれぞれ制御バルブ95を介して1本化され、1本化された配管の途中において分岐されて、一方は制御バルブ95を介して直接に二次冷却室71と接続され、他方は制御バルブ95と熱交換器99を介して二次冷却室71と制御バルブ957 との間に接続されている。
【0019】
なお、二次冷却室71を封止室51から分離して次工程へ搬送する場合には、二次冷却室71は開閉弁74と共に封止室51から分離され、真空排気配管とは冷却室71側に設けられた接続箇所Sにおいて弁を閉じて分離される。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置を実施例によって図面を参照し具体的に説明する。
【0021】
(実施例1)
図2は特願平11−316880号の実施例に示されている真空溶解鋳造装置10の部分破断正面図であり、図3は図2における[3]−[3]線方向の部分省略断面図であるが、本実施例の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置1は、上記の真空溶解鋳造装置10に後述の図4に示す二次冷却用機器70が取り付けられたものである。従って、図2、図3は実施例1の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置1の溶解鋳造室11をその付帯機器と共に示す図であるとして説明する。図2に示すように、二次冷却可能な真空溶解鋳造装置1は溶解鋳造室11と、その両側に準備室31および準備室31’を有しているが、準備室31、31’は本発明の内容とは直接的な関連がないので、以降においては、必要な場合を除き、それらの説明は省略する。また図示せずとも、溶解鋳造室11の背面側に設けられた開口の左右の縁部のそれぞれに取り付けられたヒンジによって外側へ開く扉が設けられ、扉に支持された溶解炉体21が溶解鋳造室11内へ交換可能にセットされるが、これについても説明は省略する。
【0022】
図2に示すように、溶解鋳造室11には両側の上下方向に開閉される気密性の内部扉12、12’を介して、準備室31、31’が隣接されており、図3に示すように、溶解鋳造室11の背面側には、内部にルツボ22を有し誘導加熱用のケーブル21Cを備えた溶解炉体21がフレーム状架台20に支持されており、溶解炉体21の底面の留穴25に係止されたワイヤー28を巻上げロ−ラ29によって巻上げることにより、溶解炉体21の支持脚の挿入端23がガイド部26のガイド穴26h内をスライドし、図示を簡略化したが、別の支持脚の挿入端24がガイド穴27h内をスライドして、一点鎖線で示すように溶解炉体21が傾動され、ルツボ22で溶解された金属類を後述する移動鋳造ユニット41のタンディッシュ42へ出湯する。
【0023】
図2に示すように、溶解鋳造室11には複数の移動鋳造ユニット41が配備されてされており、移動台車48によって大気圧下から準備室31を経由して溶解鋳造室11内へ搬送されるが、図3に示すように、移動鋳造ユニット41には、移動台車48に固定した支柱43にタンディッシュ42が支持されており、同じく移動台車48に固定した支持体45に水冷の回転ロール44が軸支されている。その回転ロール44は、図2に示すモータ46によってベルト駆動されて、矢印で示す方向へ回転され、溶解炉体21からタンディッシュ42を経由して供給される溶湯を冷却する。そして、回転ロール44で冷却され飛散する帯状の鋳造物は移動台車48に固定されたバリヤー47に衝突して粗粉砕され落下する。このようにして得られる鋳造物は、後述の図4に示すように、溶解鋳造室11の底部の漏斗形状の内部排出路18の底面開口19から下方へ排出される。
【0024】
図4は実施例1の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置1における二次冷却用機器70を示す部分破断側面図である。すなわち、図2、図3に示す溶解鋳造室11の底面に短管50を介して接続された封止室51と、封止室51に着脱可能に接続された二次冷却室としての回転冷却容器71とを示す部分破断側面図である。すなわち、溶解鋳造室11の底部の内部排出路18の底面開口19の外側に取り付けられた短管50を介して封止室51が一体的に接続されている。短管50と封止室51との間の天井開口52にはエアシリンダ53によって開閉する仕切弁54が取り付けられている。また、封止室51内の底面側には接続開口56が設けられており、直下へ移動されてくる回転冷却容器71の短管部72の蓋74が挿入されると共に、短管部72のフランジ73が接続開口56の周縁部に当接されて接続される。
【0025】
上述の封止室51の天井開口52はO−リング58aを介して仕切弁54によって開閉される。また、封止室51内の接続開口56へは、回転冷却容器71の短管部72の蓋74が挿入されるが、この時に短管部72のフランジ73がO−リング58bを介して接続開口56の周縁部に当接されることにより封止室51と回転冷却容器71とが接続される。そして、短管部72の頂部にはO−リング58cを介して蓋74が載置されているが、封止室51内の接続開口56の近傍には短管部72の蓋74の取手74hを持ち上げ旋回して蓋74を開け、逆に作動して閉じる蓋開閉機構57が設けられている。すなわち、この蓋74の開閉によって封止室51と回転冷却容器71との間が開閉される。そして、仕切弁54が一点鎖線の位置へ引き戻されて天井開口52が開とされ、蓋74が蓋開閉機構57によって開とされて、溶解鋳造室11、封止室51、二次冷却室71が連通され、この連通状態において溶解鋳造室11から二次冷却室71へ鋳造物が排出される。この時、O−リング58a、58b、58cを鋳造物から遮蔽するために、詳細は省略したが、短管部50内に設けられたシールガード機構55が下降されるようになっている。
【0026】
回転冷却容器71はその両端の鏡板部75a、75bと、中央の直胴部75mとからなる本体75と上述した短管部72とからなる。すなわち、本体75の鏡板部75a側にはフランジ73を備えた短管部72が設けられている。そして、回転冷却容器71を傾斜した姿勢で回転させる回転軸76aが一方の鏡板部75aに、他方の回転軸76bが鏡板部75bに設けられており、それらは搬送台81の両側の支柱82a、82b上の軸受83a、83bによって軸支されている。また、回転軸76aに設けた回転管継手すなわちロータリ−ジョイント77には真空排気用開口78とアルゴンガス導入口79が開閉弁と共に設けられている。そして、搬送台81上のモータ84に連結された減速器85のプーリ86と、回転軸76aに設けられたプーリ80との間にチェイン87が巻装されており、回転冷却容器71はモータ84によって駆動されて回転される。勿論、真空排気とArガス導入の配管を回転冷却容器71の本体75へ直接に取り付けてもよいが、その場合、配管を取り付けたまま回転冷却容器71を回転することはできなくなる。
【0027】
搬送台81はレール90上を走行する車輪89付きの移動台車88によって搬送されるが、封止室5の直下の所定位置で停止されると、別に設けたエアシリンダ91のピストンロッド91rが一点鎖線の位置から実線で示す位置まで上昇され、搬送台81を一点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで持ち上げ、回転冷却容器71の短管部72のフランジ73が封止室51の接続開口56の周縁部に当接するとピストンロッド91rが停止されて、封止室51と回転冷却容器71とが接続される。
【0028】
実施例1の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置1は以上のように構成されるが、次にその作用を説明する。なお、上記の鋳造物の二次冷却に伴う溶解鋳造室11、封止室51、回転冷却容器71の真空排気およびArガス導入による雰囲気の変化の一例、および溶解鋳造室11と封止室51との間の仕切弁54、および封止室51と回転冷却容器71との間における短管部72の蓋74の開閉の関係は表1に示されている。
【0029】
【表1】
Figure 0004391653
【0030】
溶解鋳造室11においては、任意の状態から所定の真空度まで排気された後、Arガスが導入され圧力を103 〜104 Pa台として、金属類の溶解が行われる。すなわち、図2、図3に示す溶解鋳造室11内において、溶解炉体21のルツボ22に所定量の原料金属が投入され、ルツボ22が誘導加熱されて金属類の溶解が行われる。そして、準備室31においてタンディシュ42の予備加熱された移動鋳造ユニット41が内部扉12を開けて溶解鋳造室11へ移動される。この時に準備室31からArガスも流れ込むが、準備室31と溶解鋳造室11とは上述の圧力103 〜104 Pa台の雰囲気とされる。そして、移動鋳造ユニット41が位置決めされて固定され、内部扉12が閉じられると共にタンディッシュ42が本加熱される。
【0031】
他方、溶解鋳造室11の底部に短管50を介して接続された封止室51へ回転冷却容器71が接続される。図4を参照して、封止室の仕切弁54は閉じられており、封止室51の底面側の接続開口56が開放状態にある時に、回転冷却容器71が搬送台81と共に移動台車88によってレール90上を搬送されて来て封止室51の直下に停止される。この時、回転冷却容器71は短管部72を上向きとする姿勢で短管部72に蓋74が単に載置された状態にある。そして別に設けられたピストン91のピストンロッド91rが上昇されることにより、短管部72の蓋74が封止室51の接続開口56へ挿入され、フランジ73が接続開口56の周縁部に当接するとピストンロッド91rの上昇は停止される。この時点において、封止室51内の仕切弁54は閉じられたままである。また、短管部72の蓋74は載置された状態にあり、封止室51と回転冷却容器71は共に大気圧下にある。
【0032】
そして、回転冷却容器71の短管部72の蓋74が蓋開閉機構57によって持ち上げられ回動されて開とされた後、封止室51と回転冷却容器71は所定の真空度まで排気され、次いでArガスが溶解鋳造室11と同圧の103 〜104 Pa台まで導入される。この状態において、封止室11と回転冷却容器71とは、系内の真空度と系外の大気圧との差圧によって気密に接続される。その後、封止室51内の仕切弁54がエアシリンダ53によって一点鎖線の位置まで引き戻されて開けられ、溶解鋳造室11、封止室51、および回転冷却容器71は連通されて全体が圧力103 〜104 Pa台のArガス雰囲気とされる。そして同時に短管50内にセットされたシールガード機構55が天井開口52、接続開口56に設けられているO−リング58a、58b、58cをカバーするように下降される。
【0033】
ルツボ22内に金属類の溶湯が形成されタンディッシュ42が所定の温度に到達すると、圧力を減圧下の104 Pa台のArガスの雰囲気として、図3を参照し、溶解炉体21が一点鎖線で示すように傾動されて、ルツボ22から溶湯が移動鋳造ユニット41のタンディッシュ42へ定量的に出湯され、タンディッシュ42によって回転ロール44の表面へ均等に展開され冷却されて帯状の鋳造物が形成される。帯状の鋳造物は回転ロール44の遠心力を受けて前方へ飛翔し、バリヤー47に衝突して粗粉砕されて落下し、図4に示す溶解鋳造室11の底部に設けられた内部排出路18から下方へ排出され、連通された状態にある封止室51を経由して回転冷却容器71内に収容される。そして、出湯が完了すると仕切弁54が閉じられて溶解鋳造室11と回転冷却容器71との間が封止され縁切りされる。
【0034】
表1にも示すように、溶解鋳造室11においては、金属類の溶解はアルゴン(Ar)ガスが圧力103 〜104 Pa台の状態で行われ、出湯、鋳造はArガスが圧力104 Pa台で行われるので、溶解鋳造室11は出湯の完了後、大気開放することなく次の溶解、鋳造サイクルに入り得る。溶解、鋳造の過程以外では、溶解鋳造室11の雰囲気は任意であり、大気開放して内部クリーニングが行われてもよい。大気開放すると、当然のことながら、その間は金属類の溶解、鋳造は停止されるほか、次の溶解、鋳造のサイクルのための真空排気にも時間を要し稼働率が低下するので、通常的には続いて金属類の溶解、鋳造が行われる。
【0035】
他方、鋳造物の二次冷却のために、封止室51からの回転冷却容器71の分離が行われる。すなわち、回転冷却容器71の短管部72の蓋74を蓋開閉機構57によって短管部72へ戻し、回転冷却容器71はArガスの圧力を減圧下の104 Pa台に保持したまま、封止室51にはArガスを大気圧に近い圧力8x104 Paまで導入し、次いで大気が導入される。封止室51が大気圧とされると、その大気圧と回転冷却容器71内の真空度との差圧によって蓋74はO−リング58cを介して短管部72に密接され、封止室51と回転冷却容器71とが縁切りされる。
【0036】
そして、エアシリンダ91のピストンロッド91rが下降されることにより、回転冷却容器71は封止室51と分離されて搬送台81と共に下降され、移動台車88上へ乗せて固定される。他方、封止室51は、酸欠による災害を起こさないように、残留するArガスを排除し完全な大気雰囲気とする操作、例えば図示しないブロアーを起動してArガスを大気と置換する操作が行われる。
【0037】
分離した回転冷却容器71においては収容されている鋳造物の二次冷却が行われる。図4では示されていない熱交換器によって温度低下されたArガスが回転軸76aに設けたロータリ−ジョイント77のArガス導入口79から回転冷却容器71内へ、大気圧よりは低い圧力、例えば8x104 Pa程度まで導入され、モータ84が起動されて回転冷却容器71は、図5に示すように、チェイン87によって回転軸76a、76bの回りに回転されて二次冷却が開始される。この時、回転冷却容器71内は減圧になっているので、蓋74は特にボルト等を使用しなくても大気圧との差圧によって固定される。この二次冷却が行われている間に、回転軸76aのロータリ−ジョイント77の真空排気口78、Arガス導入口79からそれぞれの配管を取り外し、移動台車88によって離れた位置にある次工程へ搬送してもよいことは言うまでもない。
【0038】
冷却された鋳造物は次工程において払い出されるが、その後、回転冷却容器71は大気開放された状態で移動台車88によって返戻されてくる。そして、上述したように、回転冷却容器71の短管部72が封止室51の接続開口56に接続され、以降、上述した操作が繰り返される。
【0039】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0040】
例えば本実施例においては、二次冷却室を封止室51に着脱自在な回転冷却容器71としたが、封止室51に一体的に接続された二次冷却室としてもよい。その場合には、二次冷却の完了した鋳造物を取り出し、次工程へ搬送するための機器が必要になる。
また本実施例においては、二次冷却室としての回転冷却容器71に追加充填した低温度のArガスを冷媒として鋳造物を冷却したが、冷媒としては不活性な液体も使用することができる。また、ペルティエ効果の吸熱を利用する熱電冷却も適用され得る。
【0041】
また本実施例においては、回転冷却容器71を回転軸76a、76bの回りに回転させるようにしたが、それ以外の方法で回転させるようにしてもよく、例えば、2本以上のロールを平行に並べて同一方向へ回転させ、その上へ円筒形状の回転冷却容器71を乗せ、ボールミル様に回転させることによって、回転冷却容器71の軸心を回転の中心として回転させることができる。
また本実施例においては、回転冷却容器71を円筒形状としたが、円筒または角筒のV字形状としてもよい。その場合には、V字の両側の上端部を結ぶ線上に回転軸が設けられる。
【0042】
【発明の効果】
本発明の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置は以上に説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0043】
請求項1の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置によれば、溶解鋳造室、封止室、二次冷却室を連通させて同一真空度とし、溶解鋳造室から排出される鋳造物を封止室経由で二次冷却室に収容した後、溶解鋳造室と二次冷却室との間を封止室で封止することができるので、溶解鋳造室においては、従来のように溶解鋳造室での鋳造物の温度低下を待つことなく、また二次冷却室における鋳造物の二次冷却とは無関係に、次のサイクルの溶解、鋳造を開始することが可能であり、当該真空溶解鋳造装置の稼働率を格段に向上させ、鋳造物の製造コストを大幅に低下させる。また、封止室と二次冷却室とを不活性ガス雰囲気とし、鋳造物が大気成分と接触することによる化学変化を防ぐことができる。
【0044】
請求項2の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置によれば、二次冷却室を封止室から分離することができるので、鋳造物を冷却しつつ次工程へ搬送することができ工程を合理化させる。また二次冷却室を封止室から分離することができるので、二次冷却室を回転させるような冷却手段を採用することができる。更には短管部のフランジを封止室の挿入開口の周縁部に当接させて、接続される封止室と二次冷却室を減圧にしているので、気密な接続が簡易に得られる。また更には、二次冷却室を封止室から分離した後の二次冷却室においても、シール部材を介して載置されてる蓋は、二次冷却室が減圧されることにより特に固定治具を使用せずとも密閉される。すなわち、二次冷却室における密閉が特別な治具を使用することなく簡易に得られる。
【0045】
請求項3の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置によれば、溶解鋳造室から排出される鋳造物を封止室経由で二次冷却室へ収容するに際し、シールガード機構が溶解鋳造室、封止室、二次冷却室を気密に接続するための第1、第2、第3シール部材を遮蔽し、第1、第2、第3シール部材に鋳造物(特に粉末状のもの)が付着することを防ぐので、第1、第2、第3部材は繰り返しこの使用に十分な気密性を与える。
請求項4の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置によれば、不活性ガスを鋳造物の冷媒として使用することができるので、鋳造物の二次冷却を促進し、冷却の所要時間を短縮することができる。
【0046】
請求項5の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置によれば、二次冷却室が回転され、収容する鋳造物を上下反転させて混合しながら冷却するので、鋳造物が均等に短時間で冷却される。
請求項6の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置によれば、二次冷却室を回転させる回転軸の支持体と共に二次冷却室を搬送することができるので、二次冷却室の次工程への搬送を容易化させる。また、回転する二次冷却室に対しての真空排気および不活性ガスの導入を回転管継手経由で行うことができるので、二次冷却室への配管が単純化されるほか、回転中における真空排気およびArガス導入を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置の二次冷却用機器の接続との配管の例を示す図である。
【図2】二次冷却可能な真空溶解鋳造装置の溶解鋳造室を示す縦断面図である。
【図3】図2における[3]−[3]線方向の断面図である。
【図4】二次冷却可能な真空溶解鋳造装置の二次冷却用機器を示す部分破断側面図である。
【図5】封止室から分離され回転されている回転冷却容器を示す側面図である。
【図6】従来の真空溶解鋳造装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 二次冷却可能な真空溶解鋳造装置
11 溶解鋳造室
21 溶解炉体
43 タンディッシュ
44 回転ロール
51 封止室
52 天井開口
54 仕切弁
55 シールガード機構
56 接続開口
57 蓋開閉機構
70 二次冷却用機器
71 回転冷却容器
72 短管部
73 フランジ
74 蓋
75 本体
76 回転軸
77 ロータリージョイント
78 真空排気口
79 アルゴンガス導入口
81 搬送台
88 移動台車
94 真空ポンプ
95 制御バルブ
96 真空破壊バルブ
97 アルゴンガス導入管
98 空気導入管
99 熱交換器

Claims (6)

  1. 金属類を真空下に溶解して鋳造・冷却する溶解鋳造室と、得られる鋳造物を収容し更に冷却するための二次冷却室と、それらの間に介在し前記溶解鋳造室と前記二次冷却室との間を封止し得る封止室とが接続されており、少なくとも前記封止室と前記二次冷却室とが真空排気および不活性ガス導入を可能とされ、前記溶解鋳造室と前記封止室との間の開口を封止する仕切弁が設けられ、前記二次冷却室が前記封止室に着脱自在に接続されていることを特徴とする二次冷却可能な真空溶解鋳造装置。
  2. 前記封止室が大気導入を可能とされ、かつ前記封止室内に、前記溶解鋳造室と前記封止室との間の開口を第1シール部材を介して開閉し前記溶解鋳造室と前記二次冷却室との間を封止する前記仕切弁と、前記封止室の接続開口へ挿入される前記二次冷却室の短管部に第2シール部材を介して載置される蓋を開閉する蓋開閉機構とが設けられており、前記短管部に載置される蓋の挿入時に前記短管部のフランジが前記接続開口の周縁部に第3シール部材を介して押圧されて前記二次冷却室が前記封止室に着脱自在に接続される請求項1に記載の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置。
  3. 前記仕切弁および前記蓋が開とされ前記溶解鋳造室と前記封止室と前記二次冷却室とが連通されて、前記溶解鋳造室から鋳造物が排出される時に、前記第1、第2、および第3シール部材を鋳造物から遮蔽するためのシールガード機構が設けられている請求項2に記載の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置。
  4. 前記不活性ガスを前記二次冷却室へ導入する配管に前記不活性ガスを低温化させる熱交換器が設けられている請求項1に記載の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置。
  5. 前記二次冷却室が回転可能とされている請求項1に記載の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置。
  6. 前記二次冷却室がその回転軸の回りに回転可能とされており、かつ前記回転軸に真空排気口および不活性ガス導入口をそれぞれ開閉弁と共に備えた回転管継手が取り付けられており、前記回転軸の内部に真空排気および不活性ガス導入の経路が設けられている請求項5に記載の二次冷却可能な真空溶解鋳造装置。
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