JP4390575B2 - 電流検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電流検出用抵抗に流れる電流に応じた電圧を出力する電流検出回路に関し、特に、二次電池のバッテリパックにおいて、二次電池の充放電電流を検出する電流検出回路に関するものである。
図4は、二次電池の充放電電流検出回路の従来例を示した図である(例えば、特許文献1参照。)。
図4において、電流検出用抵抗Rsには、二次電池の充電時と放電時とでは逆方向の電流が流れる。このため、放電時には端子TAに正、端子TBに負の電圧がそれぞれ発生するが、充電時には端子TAに負、端子TBに正の電圧がそれぞれ発生する。このことから、演算増幅回路AMPの非反転入力端にオフセット電圧VrAを設けないと、演算増幅回路AMPの出力電圧は負電圧になり、演算増幅回路AMPの電源に負電圧が必要になる。
二次電池の充放電時に電流検出用抵抗Rsに流れる電流の絶対値をisとすると、放電時の演算増幅回路AMPの出力電圧VAoutは下記(a)式のようになる。
VAout=VrA−R2×(VrA−is×Rs)/(R1+R2)………………(a)
同様に、充電時の演算増幅回路AMPの出力電圧VAoutは下記(b)式のようになる。
VAout=VrA−R2×(VrA+is×Rs)/(R1+R2)………………(b)
更に、電流検出用抵抗Rsに流れる電流が0のときの演算増幅回路AMPの出力電圧VAoutは下記(c)式のようになる。
VAout=VrA−R2×VrA/(R1+R2)………………(c)
なお、前記(a)式から(c)式において、R1は抵抗R1の抵抗値を、R2は抵抗R2の抵抗値を、Rsは抵抗Rsの抵抗値をそれぞれ示している。
通常、VrA>>is×Rsに設定することから、演算増幅回路AMPの出力電圧VAoutは、前記(c)式の電圧に対して、放電時は大きくなり、充電時は小さくなることが分かる。図4の回路では、更に、演算増幅回路AMPの出力電圧VAoutをV‐F変換回路101に入力して出力電圧VAoutを周波数に変換し、出力信号Foutとして出力している。
次に、図5は、二次電池の充放電電流検出回路の他の従来例を示した図である(例えば、特許文献1参照。)。
図5では、ディプレッション型のNMOSトランジスタMaのゲート‐ソース間に電流検出用抵抗Rsを接続している。ディプレッション型のNMOSトランジスタMaのゲート‐ソース間電圧Vgsとドレイン電流idとの関係は、図6に示すように、ゲート‐ソース間電圧Vgsが0Vでもドレイン電流idは0にならず、ゲート‐ソース間電圧Vgsが負電圧のときにドレイン電流idは0になる。
このため、NMOSトランジスタMaにおいて、充電時のようにゲート電圧がソース電圧に対して負電圧になってもドレイン電流が流れることから、図4のようにオフセット電圧VrAがなくても、電流検出用抵抗Rsの電圧変化をNMOSトランジスタMaのドレイン電流の変化として検出することができる。ディプレッション型のNMOSトランジスタMaのドレイン電圧は、I‐F変換回路101に入力され、周波数に変換されて信号Foutとして出力され、該信号Foutはマイコン102等の制御回路に入力されて処理される。
特開2002−311065号公報
しかし、図4の回路では、(a)式から(c)式に示すように、電流検出用抵抗Rsで検出される電流は、抵抗値Rs、R1、R2及びオフセット電圧VrAの関数になり、求め難いという問題があった。更に、IC上では面積を多く必要とする抵抗が2個必要になるため、ICのチップ面積が大きくなるという問題もあった。
一方、図5の回路では、図6から分かるように、NMOSトランジスタMaのゲート‐ソース間電圧Vgsとドレイン電流idとの関係は直線でないため、抵抗Rsで検出された電流と該ドレイン電流idは比例しない。この対策として、ゲート‐ソース間電圧Vgsとドレイン電流idとの関係を記憶素子に記憶しておき、マイコン等を使用して補正する等の処理を行う必要があった。更に、負側の検出電圧は、ディプレッション型のNMOSトランジスタMaの特性で決まってしまうことから、電流検出範囲の自由度が狭くなるという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、充放電時に二次電池に流れる充放電電流といった、電流検出用抵抗に流れる電流を容易かつ正確に広い範囲で検出することができ、集積化する際に比較的面積を必要とする抵抗が不要でチップ面積を小さくすることができる電流検出回路を得ることを目的とする。
この発明に係る電流検出回路は、電流検出用抵抗に流れる電流に応じた電圧を出力する電流検出回路において、
所定の第1基準電圧Vr1を生成して出力する第1基準電圧発生回路部と、
前記第1基準電圧Vr1に電流検出用抵抗の両端電圧を加算した電圧がゲート‐ソース間に印加される第1のMOSトランジスタと、
該第1のMOSトランジスタのドレイン電流を電圧に変換して、前記電流検出用抵抗に流れる電流に応じた電圧を生成して出力する電流‐電圧変換回路部と、
を備え、
前記電流‐電圧変換回路部は、
前記第1のMOSトランジスタのドレイン電流に比例した電流を生成して出力するカレントミラー回路と、
該カレントミラー回路の出力電流を電圧に変換して出力する電流‐電圧変換回路と、
所定の第2基準電圧Vr2を生成して出力する第2基準電圧発生回路と、
非反転入力端に該第2基準電圧Vr2が入力され、反転入力端に前記カレントミラー回路の出力端が接続された演算増幅回路と、
前記カレントミラー回路の出力端と該演算増幅回路の出力端との間に接続され、ゲートに該第2基準電圧Vr2が入力された第2のMOSトランジスタと、
を備え、
前記演算増幅回路は、前記電流検出用抵抗に流れる電流に応じた電圧を生成して出力するものである。
また、前記第1及び第2の各MOSトランジスタは、同一の電気的特性をそれぞれ有するようにしてもよい。
また、前記第2のMOSトランジスタは、前記第1のMOSトランジスタのトランジスタサイズ比をA倍したトランジスタサイズ比を有するようにしてもよい。
また、前記第2の基準電圧Vr2は、電流検出用抵抗で発生する電圧の絶対値をVsとすると、Vr2>A1/2×(Vr1+Vs)を満足するようにしてもよい。
一方、前記第1の基準電圧Vr1は、前記電流検出用抵抗で発生する電圧の絶対値Vsを超える電圧値であるようにした。
また、前記第2の基準電圧Vr2は、第1の基準電圧Vr1に前記電流検出用抵抗で発生する電圧の絶対値Vsを加算した値を超える電圧値であるようにした。
本発明の電流検出回路によれば、電流検出用抵抗に流れる電流、例えば充放電時に二次電池に流れる充放電電流を容易かつ正確に広い範囲で検出することができ、集積化する際に比較的面積を必要とする抵抗が不要でチップ面積を小さくすることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における電流検出回路の構成例を示した図である。
図1において、電流検出回路1は、二次電池10の充放電電流を検出し、該検出した電流を電圧Voutに変換して出力する。
図1の電流検出回路1は、NMOSトランジスタM1と、所定の第1基準電圧Vr1を生成して出力する第1基準電圧発生回路2と、二次電池10の充放電電流を検出する電流検出用抵抗Rsと、カレントミラー回路3を構成するPMOSトランジスタM2及びM3と、該カレントミラー回路3の出力電流をなすPMOSトランジスタM3のドレイン電流id2を電圧に変換する電流‐電圧変換回路4とを備えている。
また、電流‐電圧変換回路4は、演算増幅回路AMP1と、所定の第2基準電圧Vr2を生成して出力する第2基準電圧発生回路21と、NMOSトランジスタM4とで構成されている。なお、NMOSトランジスタM1は第1のMOSトランジスタを、NMOSトランジスタM4は第2のMOSトランジスタをそれぞれなす。
二次電池10の正側電極は端子T1に接続され、二次電池10の負側電極は電流検出用抵抗Rsを介して端子T2に接続されている。二次電池10の負側電極は端子TAを介して電流検出用抵抗Rsの一端に接続されており、電流検出用抵抗Rsの他端は端子TBに接続され、更に端子TBは端子T2に接続されている。端子T1と端子T2との間には、二次電池10を電源とする負荷11が接続され、二次電池10を充電する場合は、負荷11の代わりに端子T1と端子T2との間に充電器12が接続される。
NMOSトランジスタM1のゲートには第1基準電圧発生回路2の正側電極が、二次電池10の負側電極には第1基準電圧発生回路2の負側電極がそれぞれ接続され、NMOSトランジスタM1のゲートに第1基準電圧Vr1が入力されている。二次電池10の正側電極と端子TBとの間にはPMOSトランジスタM2とNMOSトランジスタM1が直列に接続され、二次電池10の正側電極と演算増幅回路AMP1の反転入力端との間にはPMOSトランジスタM3が接続されている。PMOSトランジスタM2及びM3の各ゲートは接続され、該接続部はPMOSトランジスタM2のドレインに接続されている。
演算増幅回路AMP1は、二次電池10から電源が供給されており、反転入力端と出力端との間にNMOSトランジスタM4が接続され、NMOSトランジスタM4のゲートは第2基準電圧発生回路21の正側電極に接続されている。また、演算増幅回路AMP1の非反転入力端には、第2基準電圧発生回路21の正側電極が接続され、第2基準電圧発生回路21の負側電極は二次電池10の負側電極に接続され、演算増幅回路AMP1の出力端とNMOSトランジスタM4との接続部から出力電圧Voutが出力される。
このような構成において、カレントミラー回路3は、NMOSトランジスタM1のドレイン電流id1を入力電流とし、PMOSトランジスタM3のドレインから、NMOSトランジスタM1のドレイン電流id1と同じ値のドレイン電流id2を出力する。
二次電池10から負荷11に放電する場合は、二次電池10の正側電極から端子T1→負荷11→端子T2→電流検出用抵抗Rs→二次電池10の負側電極という経路で電流が流れる。このため、電流検出用抵抗Rsには端子TBから端子TAに向かって電流が流れ、端子TAに負の電圧が、端子TBに正の電圧がそれぞれ発生する。
電流検出用抵抗Rsに流れる電流isによって発生する電圧の絶対値をVsとすると、NMOSトランジスタM1のゲート電圧Vg1は、第1基準電圧Vr1から電圧Vsを減じた値になることから、下記(1)式で表される。
Vg1=Vr1−Vs=Vr1−is×Rs………………(1)
なお、前記(1)式において、Rsは電流検出用抵抗Rsの抵抗値を示している。
次に、負荷10に代わって端子T1と端子T2との間に充電器12が接続され、該充電器12によって二次電池10を充電する場合、充電器12の正側電極から端子T1→二次電池10→電流検出用抵抗Rs→端子T2→充電器12の負側電極という経路で電流が流れる。このため、電流検出用抵抗Rsには端子TAから端子TBの方向に電流が流れ、端子TAに正の電圧が、端子TBに負の電圧がそれぞれ発生する。
充電時のNMOSトランジスタM1のゲート電圧Vg1は下記(2)式で表される。
Vg1=Vr1+Vs………………(2)
前記(1)式及び(2)式から分かるように、第1基準電圧Vr1を、電流検出用抵抗Rsで発生する電圧Vsよりも大きい電圧に設定すると、NMOSトランジスタM1のゲート電圧Vg1は負にならず、ドレイン電流id1は、電流検出用抵抗Rsに流れる電流isに応じた電流になる。
図2は、NMOSトランジスタM1のドレイン電流id1、ドレイン電圧Vd1及びゲート電圧Vg1の関係を示した図である。図2の強反転領域(例えば、ドレイン電圧Vd1がV1のとき)におけるNMOSトランジスタM1のドレイン電流id1は下記(3)式で表される。
id1=K×(Vg1−Vt)………………(3)
なお、Kは比例乗数を示し、VtはNMOSトランジスタM1のしきい値電圧を示している。
また、NMOSトランジスタM1のゲート電圧Vg1は、下記(4)式で示すように、電流検出用抵抗Rsで発生する電圧VsとNMOSトランジスタM1のしきい値電圧Vtの和以上になるように設定すると、NMOSトランジスタM1の動作領域を図2の強反転領域にすることができ、電流‐電圧変換回路4の電流‐電圧変換精度を向上させることができる。
Vg1=Vr1+Vs+Vt………………(4)
また、ドレイン電圧Vd1が一定であれば、前記(3)式から、ドレイン電流id1はゲート電圧Vg1の2乗にほぼ比例することが分かる。
次に、図2を用いてNMOSトランジスタM1のゲート電圧Vg1とドレイン電流id1との関係について説明する。
図2において、NMOSトランジスタM1のドレイン電圧Vd1をV1とし、電流検出用抵抗Rsに流れる電流が0の時のNMOSトランジスタM1のゲート電圧Vg1をVr1とすると、このときのドレイン電流id1は図2のA点の値である。
放電時に電流検出用抵抗Rsで発生する電圧の絶対値をVsとすると、放電時のゲート電圧Vg1は、前記(1)式で示したように、第1基準電圧Vr1から電圧Vsを減算した電圧(Vr1−Vs)になる。このときのドレイン電流id1は図2のC点の値である。また、充電時に電流検出用抵抗Rsで発生する電圧の絶対値をVsとすると、充電時のゲート電圧Vg1は、前記(2)式で示したように、第1基準電圧Vr1に電圧Vsを加算した電圧(Vr1+Vs)になる。このときのドレイン電流id1は図2のB点の値である。
このように、電流検出用抵抗Rsで発生する電圧が負から正まで連続的に変化するのに応じて、NMOSトランジスタM1のドレイン電流id1も連続的に変化する。該ドレイン電流id1がカレントミラー回路3を介して電流‐電圧変換回路4に入力される。
ここで、NMOSトランジスタM4とNMOSトランジスタM1の電気的特性は同じになっている。このため、NMOSトランジスタM4のドレイン電流id2とNMOSトランジスタM1のドレイン電流id1とを同じにすると、NMOSトランジスタM4のゲート‐ソース間電圧は、NMOSトランジスタM1のゲート‐ソース間電圧と等しくなる。NMOSトランジスタM4のゲート電圧は、第2基準電圧Vr2になっていることから、NMOSトランジスタM4のソース電圧は、第2基準電圧Vr2からNMOSトランジスタM1のゲート電圧Vg1を減算した電圧になる。
NMOSトランジスタM1のゲート電圧Vg1は、前述したように、第1基準電圧Vr1に電流検出用抵抗Rsで発生した電圧の絶対値Vsを加減算した電圧であることから、電流‐電圧変換回路4の出力電圧Voutは下記(5)式で表される。
Vout=Vr2−Vr1±Vs………………(5)
前記(5)式において、Vr2>(Vr1+Vs)になるように第2基準電圧Vr2の値を設定すれば、演算増幅回路AMP1の出力電圧は負にならないため、演算増幅回路AMP1を単電源だけで動作させることができる。
次に、図1において、NMOSトランジスタM1のトランジスタサイズにおいて幅をWa、長さをLaにし、NMOSトランジスタM4のトランジスタサイズにおいて幅をWb、長さをLbにすると、これまでの説明では、Wa=Wb、La=Lbである場合を例にして説明した。これに対して、MOSトランジスタM1とNMOSトランジスタM4のトランジスタサイズ比Wb/LbをWb/Lb=A×Wa/Laになるようにした場合について説明する。
NMOSトランジスタM4に流れるドレイン電流id2は、NMOSトランジスタM4のトランジスタサイズ比がNMOSトランジスタM1のA倍になっているため、NMOSトランジスタM4のゲート電圧をVg2とすると、下記(6)式のようになる。
id2=A×K×(Vg2−Vt)………………(6)
NMOSトランジスタM4のゲート電圧Vg2は、出力電圧Voutと第2基準電圧Vr2との電圧差であるから、下記(7)式のように表される。
Vg2=Vr2−Vout………………(7)
NMOSトランジスタM1のドレイン電流id1とNMOSトランジスタM4のドレイン電流id2は等しくなるため、(3)〜(7)式から電流‐電圧変換回路4の出力電圧Voutは下記(8)式のようになる。
Vout=Vr2−A1/2×(Vr1±Vs)………………(8)
前記(8)式において、Vr2>A1/2×(Vr1+Vs)になるように第2基準電圧Vr2の値を設定すれば、演算増幅回路AMP1の出力電圧は負にならないため、演算増幅回路AMP1を単電源だけで動作させることができる。
次に、図1のカレントミラー回路3の構成を、カレントミラー精度を向上させた図3のような回路構成にしてもよい。なお、図3では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略すると共に、図1との相違点のみ説明する。
図3における図1との相違点は、図1のカレントミラー回路3の回路構成を変えてカレントミラー精度を向上させたことにあり、これに伴って、図1のカレントミラー回路3をカレントミラー回路3aにした。
図3において、電流検出回路1は、NMOSトランジスタM1と、第1基準電圧発生回路2と、電流検出用抵抗Rsと、カレントミラー回路3aと、該カレントミラー回路3aの出力電流を電圧に変換する電流‐電圧変換回路4とを備えている。
カレントミラー回路3aは、PMOSトランジスタM2,M3,M5と演算増幅回路AMP2とで構成されている。二次電池10の正側電極と演算増幅回路AMP1の反転入力端との間にはPMOSトランジスタM3及びM5が直列に接続され、PMOSトランジスタM5のゲートは演算増幅回路AMP2の出力端に接続されている。演算増幅回路AMP2において、非反転入力端はPMOSトランジスタM2のドレインに接続され、反転入力端はPMOSトランジスタM3のドレインに接続されている。
このような構成において、PMOSトランジスタM3とPMOSトランジスタM5で構成しているカスコード電流源に演算増幅回路AMP2を追加して、PMOSトランジスタM3のドレイン電圧をNMOSトランジスタM1のドレイン電圧と同じになるようにすることで、カレントミラー回路3aの出力抵抗を増加させ、カレントミラー回路の精度を向上させている。このため、PMOSトランジスタM5のドレイン電流id2は、図1の場合よりもNMOSトランジスタM1のドレイン電流id1に近くすることができるようになり、電流‐電圧変換精度の向上を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態における電流検出回路の構成例を示した図である。 NMOSトランジスタM1の特性例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における電流検出回路の他の構成例を示した図である。 従来の電流検出回路の例を示した図である。 従来の電流検出回路の他の例を示した図である。 図5のNMOSトランジスタMaの特性例を示した図である。
符号の説明
1 電流検出回路
2 第1基準電圧発生回路
3,3a カレントミラー回路
4 電流‐電圧変換回路
10 二次電池
11 負荷
12 充電器
21 第2基準電圧発生回路
AMP1,AMP2 演算増幅回路
M1,M4 NMOSトランジスタ
M2,M3,M5 PMOSトランジスタ
Rs 電流検出用抵抗

Claims (6)

  1. 電流検出用抵抗に流れる電流に応じた電圧を出力する電流検出回路において、
    所定の第1基準電圧Vr1を生成して出力する第1基準電圧発生回路部と、
    前記第1基準電圧Vr1に電流検出用抵抗の両端電圧を加算した電圧がゲート‐ソース間に印加される第1のMOSトランジスタと、
    該第1のMOSトランジスタのドレイン電流を電圧に変換して、前記電流検出用抵抗に流れる電流に応じた電圧を生成して出力する電流‐電圧変換回路部と、
    を備え、
    前記電流‐電圧変換回路部は、
    前記第1のMOSトランジスタのドレイン電流に比例した電流を生成して出力するカレントミラー回路と、
    該カレントミラー回路の出力電流を電圧に変換して出力する電流‐電圧変換回路と、
    所定の第2基準電圧Vr2を生成して出力する第2基準電圧発生回路と、
    非反転入力端に該第2基準電圧Vr2が入力され、反転入力端に前記カレントミラー回路の出力端が接続された演算増幅回路と、
    前記カレントミラー回路の出力端と該演算増幅回路の出力端との間に接続され、ゲートに該第2基準電圧Vr2が入力された第2のMOSトランジスタと、
    を備え、
    前記演算増幅回路は、前記電流検出用抵抗に流れる電流に応じた電圧を生成して出力することを特徴とする電流検出回路。
  2. 前記第1及び第2の各MOSトランジスタは、同一の電気的特性をそれぞれ有することを特徴とする請求項1記載の電流検出回路。
  3. 前記第2のMOSトランジスタは、前記第1のMOSトランジスタのトランジスタサイズ比をA倍したトランジスタサイズ比を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電流検出回路。
  4. 前記第2の基準電圧Vr2は、電流検出用抵抗で発生する電圧の絶対値をVsとすると、Vr2>A 1/2 ×(Vr1+Vs)を満足することを特徴とする請求項3記載の電流検出回路。
  5. 前記第1の基準電圧Vr1は、前記電流検出用抵抗で発生する電圧の絶対値Vsを超える電圧値であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の電流検出回路。
  6. 前記第2の基準電圧Vr2は、第1の基準電圧Vr1に前記電流検出用抵抗で発生する電圧の絶対値Vsを加算した値を超える電圧値であることを特徴とする請求項1、2又は5記載の電流検出回路。
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