JP4390475B2 - 内視鏡システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内視鏡システムは、ランプおよびCCDが設けられ、ランプの光が照射された生体内の被観察体の画像がCCDによって捉えられる。CCDによって捉えられた画像は、モニタ画面上に表示され、その表示された観察画像によって生体内の状況が把握される。
【0003】
ランプが例えば、キセノンランプである場合、生体内に照射するランプの光量は、ランプに流す電流を一定に保ったとしても、アーク放電の変動などにより非常に短い周期で変動する。このランプ光量の短い周期での変動である「ゆらぎ」は、観察画像にも反映されるので、観察画像の光量も非常に短い周期で変動し、観察画像にちらつきが発生する。
【0004】
一方、光源ランプの経時変化による光量変動を制御する手段としては、光源ランプの出力状態を検出する光センサを光源装置に設け、この光センサの検出値に基づいて光源ランプの絞りを駆動する構成が知られている(例えば特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−281868号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の構成では、例えばキセノンランプで発生する「ゆらぎ」のようにランプ光量が非常に短い周期で変動する場合には、光量調整をすることはできない。
【0007】
本発明は、以上の問題点に鑑みて成されたものであり、ランプ光量の短い周期での変動に合せてランプの光量調整することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る内視鏡システムは、被観察体を照射するための照明光を発する光照射手段と、照明光が照射された被観察体の画像を微小時間毎に取り込み微小時間毎に画像を画面に表示する画像表示手段と、光照射手段から発せられた照明光の出力状態を微小時間内に少なくとも1度は検出する光センサと、光照射手段に発光電流を供給し、光照射手段から発光電流に応じた照明光を発せさせる電流供給手段と、光センサの検出値に基づいて、微小時間内に少なくとも1度は発光電流を調整する光量調整手段とを備える。これにより、ランプ光の「ゆらぎ」による観察画面のちらつきを減少させることができる。
【0009】
光量調整手段は、予め設定される閾値に基づいて発光電流を調整することが好ましい。例えば、光センサは、光照射手段から発せられた照明光の出力状態を、照明光の光量を測定することにより検出する。
【0010】
光照射手段によって発光が開始された後に、光センサによって検出された光量の所定時間内の平均を求めることによって閾値が設定される場合、光量調整手段は、閾値に基づいて発光電流を調整する。
【0011】
例えば、光量調整手段は、光センサによって検出された光量が閾値より大きくなると、発光電流を減少させ、光センサによって検出された光量が閾値より小さくなると発光電流を増加させる。
【0012】
光照射手段は微小時間内に少なくとも2色の光を色毎に順次被観察体に供給する場合、電流供給手段は、光の色が変更されたときに発光電流を色に応じた所定値に設定し、光センサは微小時間内において、色毎に少なくとも一度は光の出力状態を検出し、光量調整手段は、微小時間内において、光センサの検出値に基づいて、色毎に少なくとも1度は発光電流を調整する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施形態である内視鏡光源装置10を示す。操作パネル11には、ランプスイッチ12等のスイッチ類が設けられる。CPU15には、ROM18、RAM19、フラッシュROM14が接続されている。スイッチ類が操作されると、CPU15にスイッチ情報が送られる。CPU15は、操作パネル11から送られてきたスイッチ情報やROM18やRAM19に格納されている情報に基づいてランプ電源20を制御する。また、CPU15は、ランプ26から発光された光を調光するための絞り28とRGBフィルタ42を制御する。
【0014】
システム電源35には、商用電源(AC電源)から入力電圧(例えば100V)が供給される。入力電圧はシステム電源35によって直流電圧に変換され、CPU15に基準電圧(例えば5V)を供給する。ランプ電源20には駆動電圧(例えばAC100V)が供給される。
【0015】
ランプ電源20はランプハウス25内のランプ26に接続されている。ランプ26は例えばキセノンランプであって生体内を照らす照明光用光源である。
【0016】
図2に示すようにランプ26の光路上には、赤外線カットフィルタ27、ハーフミラー43、絞り28、RGBフィルタ42が順に配置されている。ランプ26が発した光は、赤外線カットフィルタ27によって赤外線がカットされる。赤外線がカットされた光は、一部はハーフミラー43で反射し、一部はハーフミラー43を透過する。ハーフミラー43を透過した光は、絞り28によって光量が制御され、RGBフィルタ42によって3色(B、G、R)の色が微小時間(例えば16msec)毎に順次ライトガイド41(図1参照)に送られる。なお、本実施形態では、RGBフィルタ42のそれぞれの色の透過領域は同じである。
【0017】
ライトガイド41に送られた光は、内視鏡(図示せず)の挿入部の先端部(図示せず)に送られ、色毎に被観察体に照射される。光が照射された被観察体の画像は、微小時間毎に内視鏡内(図示せず)に設けられたCCD(図示せず)によって色毎に取り込まれる。色(B、G、R)毎にCCDによって取り込まれた画像は、一旦メモリ(図示せず)に格納される。メモリに一旦格納された色(B、G、R)毎の画像は、生体内を観察するための画面(モニタ)(図示せず)に微小時間毎に表示される。すなわち、微小時間で1周期のBGRの光を被観察体に照射することにより得られた画像は1フィールドの画像であり、その1フィールドの画像が連続的に画面に表示させられることにより、その画像は動画となる。
【0018】
ハーフミラー43で反射した光は、光センサ70に送られ、光センサ70は、その光を基に被観察体に送られるランプ光量を検知することができる。ランプ光量はCPU15に送られA/D変換され、ランプ光量値(Lb、Lg、Lr)となる。ここで、光センサ70は、微小時間内に少なくとも1度は、BGRのそれぞれの光量を検知し、微小時間内にそれぞれの色に対応したランプ光量値(Lb、Lg、Lr)が得られる。
【0019】
再び図1を参照する。システム電源35の電源が投入されると、CPU15に基準電圧が印加されるとともにランプ電源20に駆動電圧が印加される。CPU15に基準電圧が印加されると、システム全体がスタートアップされ、CPU15によって例えば光源装置10に接続されている内視鏡(図示せず)のデータ等が読み込まれ、そのデータがRAM19に格納される。次に、CPU15によって初期設定動作が行われる。
【0020】
初期設定動作は、ランプ電源20、RGBフィルタ42および絞り28に対して行われる。つまり、ROM18やRAM19に格納されたデータに基づき、CPU15によってRGBフィルタ42が始点位置に設定されとともに、ランプ26の光量を制御するための絞り28が開放位置に設定される。
【0021】
図3にランプ点灯動作時のランプ点灯指示信号およびランプ点灯信号の挙動を示す。ランプ点灯指示信号はCPU15からランプ電源20に向けて出力され、ランプ点灯信号はランプ電源20からCPU15に向けて出力される。ランプ点灯指示信号およびランプ点灯信号は初期状態においてはハイレベルに設定されている。
【0022】
図1に示すように初期設定動作終了後、ランプスイッチ12が押されると、ランプスイッチ12からCPU15にスイッチ情報が送られる。スイッチ情報が送られると、CPU15から、ランプ電流制御値がD/A変換器17に送られ、D/A変換器17から、ランプ電流制御値に基づいたランプ電流制御電圧がランプ電源20に出力される。そして、そのランプ電流制御電圧によって、ランプ電源20に流れるランプ電流(発光電流)は初期値(Ib、Ig、Ir)となるように制御される。
【0023】
CPU15は、スイッチ情報が入力されると、ランプ点灯指示信号をローレベルに反転させる。ランプ電源20は、ランプ点灯指示信号がローレベルに反転させられたことによって、ランプ点灯動作を行い、ランプ26を点灯させる。ランプ電源20は、ランプ26が点灯しランプ電流がランプ26に流れると、ランプ点灯信号をハイレベルからローレベルに反転させる。
【0024】
以下ランプ点灯後の本実施形態のシステムを説明する。点灯されたランプ26のランプ光量は色毎に異なるので、ランプ26に流れるランプ電流はランプ26が発する光の色に応じて異なる。したがって、CPU15は色毎にランプ電流が異なるように、ランプ電流制御値を変動させて、ランプ電流制御電圧を色毎に変動させている。ここで、ランプ26点灯直後のそれぞれの色に対応するランプ電流が初期値(Ib、Ig、Ir)となるように、ランプ電流制御電圧は初期値(Vave(b)、Vave(g)、Vave(r))に設定されている。
【0025】
ランプ点灯後、ランプ電流が初期値であるときに、所定時間内におけるそれぞれの色(B、G、R)の光センサ70で検知された光量値の平均値(Lave(b)、Lave(g)、Lave(r))が算出される。光量値の平均値が算出された後、光量の「ゆらぎ」を防止するためのランプ電流制御が行われる。
【0026】
図4はランプ電流制御の詳細を示す。ランプ光量の平均値が算出された後、図4(a)に示すように、ランプ電流制御電圧は初期値であるVave(b)に制御されたままであり、ランプ26に初期値であるランプ電流(Ib)が流される。これにより、ランプ26はそれに応じた光量(Lave(b))の光を発する。しかし、図4(b)のα1間に示すようにランプ26はアーク放電の変動等により、その光量は一定せず、例えば徐々にLave(b)より大きな光量で光を発するようになる。
【0027】
図4(c)に示すように、光センサ70は一定の間隔でランプ26の光量を検知する。すなわち、例えば、BGRが微小時間(I)で1周期する間に9回(b1〜r3)、つまり各色ごとに3回ずつランプ26の光量を取り込む。ここで、b1のタイミングで取り込まれたランプ光量情報は、CPU15に送られ、CPU15ではランプ電流制御値がそのランプ光量値に基づき制御される。
【0028】
ランプ電流制御値はCPU15に入力される光量値が平均値(Lave(b))より大きいときには減少させられ、それに伴い、ランプ電流制御電圧およびランプ電流はα2間のように減少し、ランプ光量も減少する。ランプ光量が減少すると、b2のタイミングで得られる光量値はLave(b)より例えば小さくなる。光量値がLave(b)より小さいときには、ランプ電流制御値は増加させられるので、それに伴いランプ電流制御電圧およびランプ電流はα3間のように増加し、ランプ光量も増加する。この操作はBの光の照射が終了するまで繰り返される。Bの光の照射が終了すると、Gの光がVave(g)、Ig(初期値)に基づいて発せられる。Gの光においてもBの光と同様の操作が繰り返される。Gの光の照射が終了すると、次にRの光が同様に照射される。BGRの光の照射の1周期は、微小時間(I)(1フィールド目)で行われる。この微小時間での光の照射が終わると、微小時間(II)の期間でも、1フィールド目と同様の操作が行われ、この操作はランプ消灯指示があるまで繰り返される。
【0029】
以上のように、本実施形態では、微小時間内に色毎に数回、光の出力状態を検出し、その検出された出力状態に基づきその微小時間内にそれぞれの色に対応したランプ電流を調整している。
【0030】
すなわち、本実施形態ではランプ26の光量に基づきランプ電流を調整し、ランプの光量値を閾値(平均値)(Lave(b)、Lave(g)、Lave(r))にできるだけ近づけようとすることにより、それぞれの微小時間毎(1フィールド毎)の被観察体に照射されるランプ光量をほぼ一定にしている。これにより、それぞれのフィールドの画像の光量は略同一と成り、1フィールドの画像の集合体である動画には光量のばらつきによるちらつきがほとんど発生しない。
【0031】
図5は本実施形態のフローチャートを示す。ステップ100でランプスイッチが押されると、ステップ110ではCPU15によって、スイッチ情報に基づいてランプ電流制御値がD/A変換器17に送られ、ランプ点灯後のランプ電流が初期値(Ir,Ig,Ib)となるように設定される。
【0032】
ステップ120ではCPU15によってランプ点灯指示信号がローレベルに反転させられ、ランプ電源20ではランプ26の点灯動作が行われる。ステップ130では、ランプ点灯信号がローレベルに反転したか否かを判定され、信号が反転したと判定されると、すなわちランプ26が点灯したと判断されるとステップ140に進む。信号が反転していないと判定されると、すなわちランプ25が点灯していないと判断されるとステップ141で操作パネル11に警告が表示され、本フローチャートは終了する。ステップ140では、それぞれの色の光の平均光量が測定される。それぞれの色の光の平均光量が算出されれば、ステップ150で平均光量を用いてランプ電流制御が開始される。
【0033】
平均光量の測定フローチャートは図6に示す。ステップ300では、CPU15内にあるBGRの光量を格納するためのレジスタが初期化(0に設定)される。ステップ310では、Bの光の光量がセンサ70によって測定され、CPU15でA/D変換され光量値としてレジスタのBに加算される。ステップ320では、Gの光の光量が測定され、A/D変換された光量値がレジスタのGに加算される。ステップ330では、Rの光の光量が測定され、A/D変換された光量値がレジスタのRに加算される。
【0034】
ステップ340ではレジスタへのそれぞれのBGRの光量値の加算が10回完了したか否かが判定され、10回完了したと判定されれば、ステップ350に進み、10回完了していないと判定されれば、ステップ310に戻る。ステップ350では、レジスタに加算された10個の光量値が10で割られることにより、光量値の平均値(Lave(b))が算出される。ステップ360、370でも同様にしてLave(g)、Lave(r)が算出され、平均光量測定フローは終了する。
【0035】
ランプ電流制御のフローチャートを図7に示す。ステップ150でランプ電流制御が開始されると、ステップ160ではまずBの光が被観察体に照射される。ここで、Bの光は、Vave(b)に基づいて発せられる。Bの光の照射が開始されると、ステップ170では光センサ70によってランプ26のBの光の光量値(Lb)が検出される。ステップ180では光量値(Lb)がステップ350で算出されたLave(b)と比較される。ここで、LbがLave(b)より小さいとステップ195に進み、LbがLave(b)より大きいとステップ190に進む。ステップ195では、LbとLave(b)の差が算出され、その差に比例してランプ電流制御値が増加させられ、ランプ電流も比例して増加する。ステップ190ではLbとLave(b)の差が算出され、その差に比例してランプ電流制御値が減少させられ、ランプ電流も比例して減少する。
【0036】
ステップ200ではBの光の照射が終了したか否かが判定され、照射が終了したと判定されると、ステップ210に進み、照射が完了していないと判定されると、ステップ170に戻り同様の操作が繰り返される。
【0037】
ステップ200でBの光の照射が完了するとステップ210でGの色の光の照射が開始される。Gの光はVave(g)に基づいて発する。Gの光の照射が開始されると、ステップ220〜ステップ250において、ステップ170〜ステップ200と同様の制御が行われる。Gの光の照射が完了すると、ステップ260ではRの光の照射が開始されステップ270〜ステップ290でステップ170〜ステップ200と同様の制御が行われる。ステップ290で、Rの光の照射が完了したと判定されると、ステップ291に進む。ステップ291ではCPU15にスイッチ情報が入力されたか否かが判定され、スイッチ情報が入力されたと判定されると、ステップ292に進みランプ26が消灯させられる。ステップ291でランプ情報が入力されていないと判定すると、ステップ160に進み、ステップ160〜ステップ291が繰り返される。
【0038】
なお、本実施形態では、1フィールドごとに色ごとに3回ずつランプ26の光量を取り込み、すべての色について同じ回数光量を制御する構成を示したが、例えば、1フィールドごとに光量を取り込み制御する回数を、Rは3回、G、Bを1回とするように、Rの光量を取り込み制御する回数をG,Bの光量を取り込み制御する回数より多くしても良い。
【0039】
これは、CDDの感度は、R>G>Bの順であり、Rの光を照射しているときにランプの光量が変化すると光のゆらぎをより多く感じる。したがって、他の色に比べRのみの光量の制御精度を向上させることにより、画面上の明るさの増減をさらに減少させることができるからである。さらに、光量制御をG、Bの光については行なわずに、Rの光についてのみ行う構成にしても良い。
【0040】
また、本実施形態では、光量値の平均値(Lave(b)、Lave(g)、Lave(r))をランプ点灯後に1度のみ算出される構成を示したが、定期的(例えば1分ごと)に平均光量の測定を行い、光量値の平均値(閾値)(Lave(b)、Lave(g)、Lave(r))を定期的に再設定する構成にしても良い。
【0041】
図8に本発明の第2の実施形態のランプハウス、絞りおよびRGBフィルタの構成を示す。本実施形態のランプハウス85内にはランプ86、赤外線フィルタ87、反射板80および光センサ90が設けられる。ランプ86が発した光は赤外線フィルタ87で赤外線が除去された後、絞り91、RGBフィルタ92を介してライトガイド(図示せず)に送られる。ここで、赤外線フィルタ87と絞り91の間には、ランプが発する光の光路の端に反射板80が設けられる。反射板80は入射された光を全反射させる。反射板80で反射した光は、光センサ90に入射し、光センサ90では入射した光量に基づいてランプ86の光の出力状態が検知される。なお、その他の構成は第1の実施形態と同様である。したがって、第2の実施形態においても第1の実施形態と同様に、光センサ90で検知したランプの出力状態をランプ電流にフィードバックすることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明では、ランプ光量の増減を微小時間内にランプ電流の増減に反映させることにより、ランプ光の「ゆらぎ」による画面上の明るさの増減を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である内視鏡光源装置のブロック図を示す。
【図2】ランプハウス、絞りおよびRGBフィルタを示す。
【図3】ランプ点灯時の信号の状態を示す。
【図4】ランプ電流制御電圧(a)、ランプ光量(b)、光センサによる光量取り込みタイミング(c)を示す。
【図5】第1の実施形態のフローチャートを示す。
【図6】平均光量の測定フローチャートを示す。
【図7】ランプ電流制御のフローチャートを示す。
【図8】本発明の第2の実施形態のランプハウス、絞りおよびRGBフィルタを示す。
【符号の説明】
10 内視鏡光源装置
12 ランプスイッチ
15 CPU
20 ランプ電源
26 ランプ
70 光センサ

Claims (6)

  1. 被観察体に照射するための照明光を発する光照射手段と、
    前記照明光が照射された前記被観察体の画像を1フィールド期間毎に取り込み前記1フィールド期間毎に前記画像を画面に表示する画像表示手段と、
    前記光照射手段から発せられた照明光の出力状態を前記1フィールド期間内に少なくとも1度は検出する光センサと、
    前記光照射手段に発光電流を供給し、前記光照射手段から前記発光電流に応じた照明光を発せさせる電流供給手段と、
    前記光センサの検出値に基づいて、前記1フィールド期間内に少なくとも1度は前記発光電流を調整する光量調整手段とを備える内視鏡システム。
  2. 前記光量調整手段が、予め設定される閾値に基づいて前記発光電流を調整することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  3. 前記光センサが、前記光照射手段から発せられた照明光の出力状態を、前記照明光の光量を測定することにより検出することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  4. 前記光照射手段によって発光が開始された後に前記光センサによって検出された前記光量の所定時間内の平均を求めることによって閾値が設定され、
    前記光量調整手段が、前記閾値に基づいて前記発光電流を調整することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡システム。
  5. 前記光量調整手段が、前記光センサによって検出された前記光量が前記閾値より大きくなると、前記発光電流を減少させ、前記光センサによって検出された前記光量が前記閾値より小さくなると前記発光電流を増加させることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡システム。
  6. 前記光照射手段が前記1フィールド期間内に少なくとも2色の光を色毎に順次前記被観察体に供給し、
    前記電流供給手段が、前記光の色が変更されたときに前記発光電流を色に応じた所定値に設定し、
    前記光センサが前記1フィールド期間内において、前記色毎に少なくとも一度は前記光の出力状態を検出し、
    前記光量調整手段が、前記1フィールド期間内において、前記光センサの検出値に基づいて、前記色毎に少なくとも1度は前記発光電流を調整することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
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