JP4390337B2 - Roof ventilation unit - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根面に形成された開口に配置されて外気との換気をはかると共に火災時には換気経路を遮断して火炎や熱の伝搬を防止することが出来る屋根面換気ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅等では、屋根裏空間や小屋裏収納等の小屋裏空間に熱や湿気がこもると建物に悪影響を及ぼすので、これらの熱や湿気を排除するために、屋根面を介して外気との換気をはかることが行なわれている。屋根面の換気を行なう場合、該屋根面に所定の寸法を持った開口を形成し、この開口に換気機能を持った換気口を取り付けるのが一般的である。屋根面に取り付ける換気口として種々の構造を持ったものが提供されているが、代表的な構成は、屋根面に形成した開口の縁部に開口枠を取り付けると共に該開口枠の上部に蓋部材を取り付け、両者の間に換気用の通路を形成している。
【0003】
屋根面に換気ユニットを取り付けた住宅では、近隣の家屋で火災が発生したような場合、火災による火炎や熱が換気ユニットを通して屋根裏空間や小屋裏空間に伝搬される虞がある。従って、火災発生時には、熱や温度を感知して換気用の通路を遮断することで、火炎や熱が前記空間に伝搬されることを阻止して防火性を発揮し得るような構造とすることが好ましい。しかし、現在市場に提供されている換気ユニットには防火性を有するものは存在しない。
【0004】
このため、屋根面に於ける換気部位の防火対応構造として、屋根面に形成された開口にファイヤーダンパーを設置しておき、火災時にこのファイヤーダンパーを作動させて開口を遮断することで、火炎や熱の伝搬を阻止し得るように構成するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如く、屋根面に形成した開口にファイヤーダンパーを設置して防火対応とした構造では、このファイヤーダンパーに相当する分の価格が高くなって設備費が増大するという問題が生じる。またファイヤーダンパーは機械的な構造を持っており、該ファイヤーダンパーを屋根面に設置した場合、可動部に錆等が発生すると充分な防火性能を発揮し得なくなる。このため、確実な保守管理が必須となり、これらの作業に要する費用や手間が掛かるという問題がある。
【0006】
また設置したファイヤーダンパーが屋根裏側に突出して該屋根裏に設けた断熱材と干渉する虞がある。更に、ファイヤーダンパーが開口の面積を低減させることとなり、充分な換気量を確実に確保し得ないことがあるという問題が生じる。
【0007】
本発明の目的は、設備費を増大させることなく、且つ充分な換気量を確保すると共に火災時に確実に防火対応することが出来る屋根面換気ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る屋根面換気ユニットは、屋根面に形成された開口の縁部に固定された開口枠と、屋根面に形成された開口及び前記開口枠を覆うと共に該開口枠との間に換気経路を形成する蓋部材とを有し、前記開口枠の水下側及び屋根の勾配に沿った両側に形成される換気経路には、雨水の浸入を防止可能な換気材が取付けられる換気材取付部と、火災時に発泡する熱発泡材が配置される熱発泡材取付部とが室外側から室内側に向けて順に設けられるものである。
【0009】
上記屋根面換気ユニットに於いて、前記換気材取付部には、前記換気材よりも水下側となる内枠に、当該換気経路内に浸入した水を排出可能な孔が形成されていることが好ましい。
【0010】
上記何れかの屋根面換気ユニットに於いて、前記熱発泡材は、前記換気経路の経路中の室外側から室内側に至る複数箇所に間隔を空けて設けられていることが好ましい。
【0011】
また上記いずれかの屋根面換気ユニットに於いて、前記換気経路は、前記開口枠の上部に設けられる筒状の枠体により形成され、前記蓋部材は、当該枠体及び前記開口枠を覆って設けられており、前記蓋部材の内面には、該内面の全面にわたって前記換気経路に配置した熱発泡材と同様の熱発泡材が設けられていることが好ましい。
【0012】
上記屋根面換気ユニットでは、開口枠と蓋部材との間に形成された換気経路を介して外気と屋根裏空間或いは小屋裏収納等の小屋裏空間(以下単に「屋根裏空間」という)との換気をはかることが可能であり、且つ換気経路に熱発泡材を配置したことによって、火災時に伝搬された熱によって該熱発泡材が発泡することで換気経路を遮断して火炎や熱の伝搬を阻止することが出来る。
【0013】
従って、熱発泡材が発泡する以前の寸法を考慮して換気経路の面積を設定することで充分な換気量を確保すると共に屋根面に形成された開口も必要な面積が確保されているため充分な換気量を確保することが出来る。そして、火災の発生時に熱が熱発泡材に作用することによって該熱発泡材が発泡して、換気経路を遮断することで火炎や熱が屋根裏空間に入ることがなく、防火対応構造とすることが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、上記屋根面換気ユニットの好ましい実施形態について図を用いて説明する。図1は第1実施例に係る屋根面換気ユニットを勾配に沿った方向の断面図である。図2は第1実施例に係る屋根面換気ユニットを勾配に対し直角方向の断面図である。図3は換気経路を説明する模式図である。図4は熱発泡材が発泡して換気経路を遮断した状態を説明する模式図である。図5は屋根面換気ユニットを取り付けた屋根を説明する図である。図6は第2実施例に係る屋根面換気ユニットの構成を説明する図である。
【0015】
各実施例に係る屋根面換気ユニットA,Dは、図5に示すように、屋根Bに形成した開口Cに対応して配置され、屋根面換気ユニットA,Dに形成された換気経路3及び開口Cを介して外気と屋根裏空間Eを換気し、且つ近隣で発生した火災により火炎や熱が伝搬されたとき、この熱の作用によって熱発泡材が発泡して換気経路3を遮断することで、屋根裏空間Eに対する火炎や熱の伝搬を遮断して防火に寄与し得るように構成されている。
【0016】
一般に、住宅等の建物では屋根Bも屋根材の種類等の条件に応じた防火基準が設けられており、屋根面換気ユニットA,Dも前記防火基準を満足し得るように構成されている。
【0017】
特に、各実施例に係る屋根面換気ユニットA,Dは勾配のついた屋根Bに取り付けられており、方形である。また屋根Bを流下する雨水等の影響を受けることがないように構成されている。即ち、屋根面換気ユニットA,Dは、勾配に沿った両側部位及び勾配に於ける雨水等の流下側(水下側)の三辺から外気を取り入れることが可能なように構成され、上流側(水上側)の一辺には外気を取り入れるような構成はない。そして三辺から取り入れた外気を開口Cの四周を介して流通させることで、屋根裏空間Eとの換気をはかることが可能なように構成されている。
【0018】
先ず、図1,図2により第1実施例に係る屋根面換気ユニットAの構成について説明する。屋根Bに形成された開口Cの縁部には該開口Cを囲んで開口枠1が設けられており、該開口枠1に開口Cを覆うと共に開口枠1との間に換気経路3を構成する蓋部材2が配置され、更に、換気経路3の所定位置にシート状の熱発泡材4が配置されている。
【0019】
開口Cは屋根Bを構成する下地材5に予め設定された寸法を持って形成されており、開口枠1は開口Cの周囲の縁部に配置されて下地材5に固着されている。下地材5が合板等の木質材からなる野地板である場合、開口枠1も予め設定された寸法を持った木質材によって構成され、釘或いは木ネジ等の最適な手段下地材5に固着されている。また下地材5の上表面であって開口枠1によって区画された以外の面には、瓦やスレート等の屋根材6が配置され、夫々所定の手段で下地材5に固着されている。
【0020】
開口枠1の水上側には内枠7aが釘やビス等の手段によって固着され、水下側及び屋根Bの勾配に沿った両側には内枠7bが同様に釘やビス等によって固着されている。また内枠7a,7bに対し夫々外枠8a,8bが対向して配置され、両者は所定の片を互いに重ね合わせると共に、この重ね合わせた片を介してビス等によって互いに固着されている。
【0021】
外枠8aは水上側に配置されるものであり、外気を取り入れる機能を有するものではない。外枠8bを構成する外周下片8cには図示しない複数の切欠部が形成されており、これらの切欠部が外気の取り入れ口としての機能を発揮する。また外枠8a,8bの内周垂直片8dであって換気経路3と対応する面にも図示しない複数の切欠部が形成されており、これらの切欠部を介して外部から取り入れた外気を開口C側に流通させるように構成している。
【0022】
従って、開口枠1の上部には、内枠7aと外枠8a、内枠7bと外枠8bとの組み合わせからなり、内部に互いに連通した換気経路3を構成し、且つ外枠8bに対応して外気を取り入れる機能を発揮すると共に、取り入れた外気を外枠8a,8bの全ての内周垂直片8dから開口Cに流通させることが可能な筒状の枠体9が固着されることとなる。
【0023】
尚、図1に示す水下側に配置した内枠7bに形成した孔7cは、筒状の枠体9の内部に浸入した水を排出する機能を有するものである。
【0024】
上記換気経路3には換気材取付部3aと熱発泡材取付部3bとが形成されている。外枠8bに対応した換気材取付部3aには外周下片8cよりも換気方向の下流側に換気材10が設けられており、外枠8a,8bに対応した熱発泡材取付部3bには熱発泡材4が設けられている。
【0025】
上記換気材10は雨水と虫の侵入を防止する機能を有するものであり、屋根Bを構成する屋根材6に降りかかって飛散した水滴が外枠8bの外周下片8cに形成した切欠部から換気経路3に浸入したとき、この水滴を補足して下方に流し、換気材取付部3aから孔7cを通して外部に排出することが可能である。従って、雨天時であっても、水滴が屋根裏空間Eに浸入することがない。
【0026】
熱発泡材4はシート状に形成されると共に、換気経路3に於ける熱発泡材取付部3bの対向する面に接着等の手段によって固着されている。熱発泡材4は、予め設定された熱が作用したとき、この熱に応じて発泡して換気経路3を遮断するものである。このため、熱発泡材4は予め設定された発泡温度と発泡倍率とを有しており、高い防火性能を有している。
【0027】
熱発泡材4を熱発泡材取付部3bに取り付けるに際し、幅の広いシート状に形成した1枚の熱発泡材4を熱発泡材取付部3bに配置して接着しても良く、また比較的幅の狭いシート状に形成した複数の熱発泡材4を熱発泡材取付部3bに於ける換気方向の横断して配置すると共に夫々の熱発泡材4を個別に接着して取り付けても良い。
【0028】
本実施例では、熱発泡材4として、厚さ3mmで幅15mm、及び厚さ3mmで幅20mmのシートを利用している。また換気経路3に於ける熱発泡材取付部3bの高さ寸法は約30mm〜35mm程度に設定されている。
【0029】
開口枠1の上部に取り付けた枠体9の上部に、開口C及び枠体9を覆う蓋部材2が取り付けられている。この蓋部材2は、天井片2aと、この天井面2aの周囲に形成された垂下片2bとからなり、蓋部材2を枠体9に取り付けたとき、垂下片2bの下端は屋根材6の表面との間に外気を取り入れるのに充分な間隙を確保している。また蓋部材2の内面には、該内面の全面にわたって換気経路3に配置した熱発泡材4と同様の熱発泡材11が接着等の手段によって取り付けられている。
【0030】
本実施例に於いて、内枠7a,7b及び外枠8a,8bは金属によって構成されている。このため、枠体9が結露する虞があり、該枠体9の屋根裏空間E側の面には全面にわたって通気性を持った防露材12が取り付けられている。
【0031】
次に、上記の如く構成された屋根面換気ユニットAの平常時に於ける換気機能と、火災時に於ける換気経路の遮断機能について図3,図4により説明する。尚、図3,図4は模式図であり、前記機能を説明する際の最小限の部分が記載されている。
【0032】
通常時は、図3に示すように、換気経路3の熱発泡材取付部3bに取り付けた熱発泡材4はシート状の初期形状を維持しており、換気経路3は何ら遮断されることがない。このため、換気経路3は矢印に示す外気の流れを維持して外気と屋根裏空間Eとの換気を行なうことが可能である。
【0033】
近隣で火災が発生して熱を持った外気が換気経路3に入り込んだとき、該熱が熱発泡材4に作用し、この熱によって熱発泡材4が発泡を開始する。そして熱発泡材4の発泡が終了したとき或いは終了する以前に、換気経路3の熱発泡材取付部3bは発泡体によって遮断され、外気の流れが阻止される。
【0034】
このため、火災による火炎や熱が屋根面換気ユニットAから屋根裏空間E内に進入,伝搬されることがない。このとき、発泡した熱発泡材4の防火性能は、屋根Bの防火性能と等しいか或いはより高い性能を有しており、確実な防火対応構造とすることが可能である。
【0035】
次に、第2実施例に係る屋根面換気ユニットDの構成について図5により説明する。尚、図に於いて前述の第1実施例と同一部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0036】
開口Cの周縁部位に設けた開口枠1の上部であって水上側には内枠21aが固着されており、水下側及び両側には内枠21bが固着されている。また内枠21aに対向して外枠22aが配置されると共に内枠21bに対向して外枠22bが配置され、夫々互いに固着されて両者の間に連続した換気経路3が形成されている。
【0037】
また水上側の外枠22aには該外枠22aと屋根材6との間にL字状に形成した水上水切23が配置されており、この水上水切23によって屋根材6の上方から流下した水を内枠21aの下方に流すことなく、屋根面換気ユニットDの両側に導いている。また水下側には開口枠1と屋根材6との間に水下水切24が配置されており、この水下水切24によって屋根Bを構成する下地材5と屋根材6との間に水が浸入することを防止している。
【0038】
換気経路3には該換気経路3に於ける空気の流れを阻害するように突起25が配置されており、この突起25によって換気経路3に浸入した水滴を補足し得るように構成されている。従って、屋根面換気ユニットDには、第1実施例に係る屋根面換気ユニットAに配置された換気材10は設けられていない。
【0039】
熱発泡材4は換気経路3であって上記突起25よりも下流側に設けられている。従って、近隣で火災が発生して熱を持った外気が換気経路3に入り込んだとき、この熱に応じて熱発泡材4が発泡して換気経路3を遮断することが可能である。
【0040】
上記の如く構成された屋根面換気ユニットDであっても、前述した第1実施例の場合と全く同様の防火対応構造とすることが可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係る屋根面換気ユニットでは、屋根面に形成した開口の縁部に設けた開口枠と、該開口枠の上部に取り付けた蓋部材との間に換気経路を構成し、この換気経路に熱発泡材を配置したので、通常時には、熱発泡材が通常の形状を維持して所定の換気経路を構成し、これにより、充分な量の換気を確保することが出来る。即ち、ファイヤーダンパーを設置した場合に発生した該ファイヤーダンパーの断熱材との干渉を排除し、充分な換気量を確保することが出来る。
【0042】
また火災時に熱が作用したとき、熱発泡材が発泡して換気経路を遮断し、これにより、換気経路を介しての熱の伝搬を阻止することが出来、防火対応構造とすることが出来る。
【0043】
特に、熱発泡材が熱により発泡して換気経路を遮断するので、機械的な作動部分が皆無であり、該作動部分の保守点検を必要としない。このため、所謂メンテナンスフリーとして極めて容易で且つ確実な防火対応構造とすることが出来る。また機械的なファイヤーダンパーを設置する構造と比較してコストを低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る屋根面換気ユニットを勾配に沿った方向から断面した図である。
【図2】第1実施例に係る屋根面換気ユニットを勾配に対し直角な方向から断面した図である。
【図3】換気経路を説明する模式図である。
【図4】熱発泡材が発泡して換気経路を遮断した状態を説明する模式図である。
【図5】屋根面換気ユニットを取り付けた屋根を説明する図である。
【図6】第2実施例に係る屋根面換気ユニットの構成を説明する図である。
【符号の説明】
A,D 屋根面換気ユニット
B 屋根
C 開口
1 開口枠
2 蓋部材
2a 天井片
2b 垂下片
3 換気経路
3a 換気材取付部
3b 熱発泡材取付部
4,11 熱発泡材
5 下地材
6 屋根材
7a,7b 内枠
7c 排出孔
8a,8b 外枠
8c 外周下片
8d 内周垂直片
9 枠体
10 換気材
12 防露材
21a,21b 内枠
22a,22b 外枠
23 水上水切
24 水下水切
25 突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a roof surface ventilation unit that is arranged in an opening formed on a roof surface to ventilate outside air and that can block a ventilation path in the event of a fire and prevent propagation of flames and heat.
[0002]
[Prior art]
In houses, etc., if heat or moisture accumulates in the attic space such as the attic space or the attic storage, the building will be adversely affected, so ventilate the outside air through the roof surface in order to eliminate these heat and moisture. Things are going on. When the roof surface is ventilated, it is common to form an opening having a predetermined dimension on the roof surface and attach a ventilation opening having a ventilation function to the opening. Although the thing with various structures is provided as a ventilation opening attached to a roof surface, a typical structure attaches an opening frame to the edge of the opening formed in the roof surface, and is a lid member on the upper part of this opening frame. And a ventilation passage is formed between the two.
[0003]
In a house where a ventilation unit is attached to the roof surface, when a fire occurs in a neighboring house, there is a risk that the flame or heat from the fire may be transmitted to the attic space or the attic space through the ventilation unit. Therefore, in the event of a fire, the heat and temperature are sensed and the ventilation passage is blocked to prevent the flame and heat from propagating to the space, thereby providing a fireproof structure. Is preferred. However, none of the ventilation units currently on the market is fire proof.
[0004]
For this reason, as a fireproof structure for the ventilation part on the roof surface, a fire damper is installed in the opening formed on the roof surface, and this fire damper is operated in the event of a fire to shut off the opening, so that flames and Generally, it is configured to prevent heat propagation.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the structure in which the fire damper is installed in the opening formed on the roof surface to cope with fire prevention, there is a problem that the cost corresponding to the fire damper is increased and the equipment cost is increased. Further, the fire damper has a mechanical structure, and when the fire damper is installed on the roof surface, if the movable part is rusted or the like, sufficient fire prevention performance cannot be exhibited. For this reason, reliable maintenance management is indispensable, and there is a problem that costs and labor required for these operations are required.
[0006]
Further, the installed fire damper may protrude from the attic side and interfere with the heat insulating material provided on the attic. Furthermore, the fire damper reduces the area of the opening, which causes a problem that a sufficient ventilation amount cannot be ensured.
[0007]
An object of the present invention is to provide a roof surface ventilation unit capable of ensuring a sufficient ventilation amount without causing an increase in equipment cost and capable of reliably preventing fire in a fire.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a roof surface ventilation unit according to the present invention covers an opening frame fixed to an edge of an opening formed on the roof surface, an opening formed on the roof surface, and the opening frame. And a lid member that forms a ventilation path between the opening frame and the ventilation path formed on the water side of the opening frame and on both sides along the slope of the roof. A ventilation material mounting part to which the material is mounted and a thermal foaming material mounting part in which a thermal foam material foamed in the event of a fire is arranged are provided in order from the outdoor side toward the indoor side.
[0009]
In the roof surface ventilation unit, the ventilation material mounting portion is formed with a hole in the inner frame on the lower side of the ventilation material, through which water that has entered the ventilation path can be discharged. Is preferred.
[0010]
In any one of the above roof surface ventilation units, it is preferable that the thermal foam material is provided at a plurality of positions from the outdoor side to the indoor side in the route of the ventilation path at intervals .
[0011]
Further, in any one of the roof surface ventilation units, the ventilation path is formed by a cylindrical frame provided at an upper part of the opening frame, and the lid member covers the frame and the opening frame. It is preferable that the inner surface of the lid member is provided with a thermal foam material similar to the thermal foam material disposed in the ventilation path over the entire inner surface.
[0012]
In the roof surface ventilation unit, ventilation between outside air and attic space such as attic space or attic storage (hereinafter simply referred to as “attic space”) is performed via a ventilation path formed between the opening frame and the lid member. It is possible to measure, and by disposing the thermal foam material in the ventilation path, the thermal foam material is foamed by the heat propagated at the time of the fire, thereby blocking the ventilation path and preventing the propagation of flame and heat I can do it.
[0013]
Therefore, by setting the area of the ventilation path in consideration of the dimensions before foaming of the thermal foam material, sufficient ventilation volume is secured, and the opening formed on the roof surface is also sufficient because the necessary area is secured. Can secure a good ventilation. And, when the fire occurs, heat acts on the thermal foam material, so that the thermal foam material foams and blocks the ventilation path so that no flame or heat enters the attic space, so that it has a fireproof structure I can do it.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the roof surface ventilation unit will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a sectional view of a roof surface ventilation unit according to a first embodiment in a direction along a gradient. FIG. 2 is a cross-sectional view of the roof surface ventilation unit according to the first embodiment in a direction perpendicular to the gradient. FIG. 3 is a schematic diagram for explaining a ventilation path. FIG. 4 is a schematic diagram for explaining a state where the heat foaming material is foamed to block the ventilation path. FIG. 5 is a diagram illustrating a roof to which a roof surface ventilation unit is attached. FIG. 6 is a diagram illustrating the configuration of the roof surface ventilation unit according to the second embodiment.
[0015]
As shown in FIG. 5, the roof surface ventilation units A and D according to each embodiment are arranged corresponding to the opening C formed in the roof B, and the
[0016]
Generally, in a building such as a house, the roof B is also provided with fire prevention standards according to conditions such as the type of roofing material, and the roof surface ventilation units A and D are also configured to satisfy the fire prevention standards.
[0017]
In particular, the roof surface ventilation units A and D according to each embodiment are attached to a sloped roof B and are square. Moreover, it is comprised so that it may not receive the influence of the rain water etc. which flow down the roof B. That is, the roof surface ventilation units A and D are configured so that outside air can be taken in from both sides along the gradient and from the three sides on the gradient side (rain side) of rainwater, etc., on the upstream side. There is no structure that takes in outside air on one side (water side). And it is comprised so that ventilation with the attic space E can be achieved by distribute | circulating the external air taken in from three sides through the four circumferences of the opening C. FIG.
[0018]
First, the structure of the roof surface ventilation unit A according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. An opening frame 1 is provided at the edge of the opening C formed in the roof B so as to surround the opening C. The opening frame 1 covers the opening C and forms a
[0019]
The opening C is formed in the
[0020]
An
[0021]
The outer frame 8a is disposed on the water side and does not have a function of taking in outside air. A plurality of notch portions (not shown) are formed in the outer peripheral
[0022]
Therefore, the upper part of the opening frame 1 is composed of a combination of the
[0023]
In addition, the
[0024]
In the
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
When attaching the
[0028]
In the present embodiment, a sheet having a thickness of 3 mm, a width of 15 mm, and a thickness of 3 mm and a width of 20 mm is used as the
[0029]
A
[0030]
In this embodiment, the
[0031]
Next, the ventilation function in the normal state of the roof surface ventilation unit A configured as described above and the function of blocking the ventilation path in the event of a fire will be described with reference to FIGS. FIGS. 3 and 4 are schematic diagrams, and a minimum part for explaining the function is described.
[0032]
Normally, as shown in FIG. 3, the
[0033]
When a fire is generated in the vicinity and heated outside air enters the
[0034]
For this reason, the flame and heat by a fire do not approach and propagate in the attic space E from the roof surface ventilation unit A. At this time, the fireproof performance of the foamed
[0035]
Next, the configuration of the roof surface ventilation unit D according to the second embodiment will be described with reference to FIG. In the figure, the same parts and parts having the same functions as those of the first embodiment are designated by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
[0036]
An inner frame 21a is fixed to the upper side of the opening frame 1 provided at the peripheral portion of the opening C and to the water side, and an inner frame 21b is fixed to the water side and both sides. An outer frame 22a is disposed opposite the inner frame 21a, and an
[0037]
Further, a
[0038]
A
[0039]
The
[0040]
Even the roof ventilation unit D configured as described above can have the same fireproof structure as that of the first embodiment described above.
[0041]
【The invention's effect】
As described above in detail, in the roof surface ventilation unit according to the present invention, a ventilation path is provided between the opening frame provided at the edge of the opening formed on the roof surface and the lid member attached to the upper portion of the opening frame. Since the thermal foam material is arranged in this ventilation path, the thermal foam material normally maintains the normal shape to form a predetermined ventilation path, thereby ensuring a sufficient amount of ventilation. I can do it. That is, interference with the heat insulating material of the fire damper generated when the fire damper is installed can be eliminated, and a sufficient ventilation amount can be secured.
[0042]
Further, when heat is applied in the event of a fire, the thermal foaming material foams and blocks the ventilation path, thereby preventing the propagation of heat through the ventilation path, thereby providing a fireproof structure.
[0043]
In particular, since the thermally foamed material is foamed by heat to block the ventilation path, there is no mechanical working part, and maintenance and inspection of the working part is not required. For this reason, it is possible to provide a fireproof structure that is extremely easy and reliable as so-called maintenance-free. Further, the cost can be reduced as compared with a structure in which a mechanical fire damper is installed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a roof surface ventilation unit according to a first embodiment from a direction along a gradient.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the roof surface ventilation unit according to the first embodiment from a direction perpendicular to the gradient.
FIG. 3 is a schematic diagram for explaining a ventilation path.
FIG. 4 is a schematic diagram for explaining a state in which a heat foaming material is foamed to block a ventilation path.
FIG. 5 is a diagram illustrating a roof to which a roof surface ventilation unit is attached.
FIG. 6 is a diagram illustrating a configuration of a roof surface ventilation unit according to a second embodiment.
[Explanation of symbols]
A, D Roof surface ventilation unit B Roof C Opening 1
10 Ventilation material
12 Dewproof material
21a, 21b inner frame
22a, 22b Outer frame
23 Water drainer
24 Drainage drainage
25 Protrusions
Claims (4)
屋根面に形成された開口及び前記開口枠を覆うと共に該開口枠との間に換気経路を形成する蓋部材とを有し、
前記開口枠の水下側及び屋根の勾配に沿った両側に形成される換気経路には、
雨水の浸入を防止可能な換気材が取付けられる換気材取付部と、火災時に発泡する熱発泡材が配置される熱発泡材取付部とが室外側から室内側に向けて順に設けられる
ことを特徴とする屋根面換気ユニット。An opening frame fixed to the edge of the opening formed on the roof surface;
An opening formed on the roof surface and a cover member that covers the opening frame and forms a ventilation path between the opening frame and
In the ventilation path formed on the water side of the opening frame and on both sides along the slope of the roof,
A ventilation material mounting part to which a ventilation material capable of preventing intrusion of rainwater is attached and a thermal foam material mounting part to which a thermal foam material foamed in the event of a fire is arranged in order from the outdoor side to the indoor side. The roof surface ventilation unit.
ことを特徴とする請求項1に記載の屋根面換気ユニット。2. The ventilating material mounting portion is formed with a hole in the inner frame that is located below the ventilating material so that water that has entered the ventilation path can be discharged. Roof surface ventilation unit.
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の屋根面換気ユニット。The roof surface ventilation unit according to claim 1 or 2, wherein the thermal foaming material is provided at a plurality of locations from the outdoor side to the indoor side in the ventilation path. .
前記蓋部材の内面には、該内面の全面にわたって前記換気経路に配置した熱発泡材と同様の熱発泡材が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の屋根面換気ユニット。The ventilation path is formed by a cylindrical frame provided at an upper portion of the opening frame, and the lid member is provided to cover the frame and the opening frame,
The thermal foam material similar to the thermal foam material arrange | positioned in the said ventilation path is provided in the inner surface of the said cover member over the whole inner surface, The Claim 1 thru | or 3 characterized by the above-mentioned. Roof surface ventilation unit.
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