JP4389859B2 - はんだ印刷検査方法およびはんだ印刷検査装置 - Google Patents
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Description
たとえば、印刷機に搬入された基板を固定する固定具の位置の不備により、基板がマスクに対して位置ずれして、はんだの印刷ずれが生じる場合がある。また固定具の位置は正しいが、その機構の問題等により基板が回転ずれを起こし、これがはんだの印刷ずれの原因となる場合もある。
前記第2ステップおよび第3ステップは、それぞれ第1ステップで分割された領域毎に実行される。第4ステップでは、たとえば、基板の画像を表示するとともに、その基板の各領域に対応する位置に、それぞれその領域につき設定したベクトルを重ね合わせて表示することができる。または、前記基板と同様の条件で分割された矩形を表示し、その矩形内の各領域にそれぞれ対応するベクトルを表示してもよい。
また最初の基板に大きな印刷ずれがなくとも、固定具の位置がずれるなどの不備によって、以後に処理される基板に印刷ずれが生じる場合もあるので、はんだ印刷が行われる都度、処理された基板に上記の検査方法を実行してもよい。ただし、ベクトルを表示する処理については、ベクトルの長さが所定のしきい値以上となったときに限定してもよい。また、各基板における印刷ずれ量を常時監視し、印刷ずれ量が所定の基準値を超える基板の出現率が高くなったときなどに、上記の検査方法を実施してもよい。
さらに好ましい態様の検査装置では、表示手段は、領域毎のベクトルのうち、重み付け後の長さが所定のしきい値を超えたベクトルまたはそのベクトルに対応する領域を、その他のベクトルまたは領域とは異なる態様により表示する。
またこの検査装置の表示手段を、前記はんだ印刷領域のずれ量が所定のしきい値を超えたときのみ作動するように構成してもよい。このようにすれば、はんだの印刷ずれ量が許容値を超えた場合に、以後の印刷対象の基板に対し、同様の印刷ずれが生じないような対策をとることが可能になるから、基板の品質を維持することができる。
このはんだ印刷検査装置は、部品実装基板の製造ラインにおいて図示しないはんだ印刷機と次工程の部品実装機との間に配備され、はんだ印刷機による印刷工程を終了した基板を受け付けて、その基板上の各ランドに対するはんだ印刷領域の適否を判別するものである。この装置は、主要な構成として、カメラ1、照明装置2、コントローラ3、モニタ4などを具備する。さらに、図1には図示しないが、検査対象の基板を支持する基板ステージや、このステージに対して基板を搬出入するためのコンベア装置なども含まれている。
制御部30は、CPU、ROM、RAMを含むコンピュータである。前記メモリ31は、ハードディスクのような不揮発性メモリであって、検査に必要なプログラム、検査領域の設定データ、判定のためのしきい値などが格納される。
上記の判別結果は出力部39から出力される。さらに、この実施例では、はんだの印刷ずれが生じている場合には、モニタ4に原因解析用の画面を表示するようにしている。
つぎのST9では、前記Δxn,Δynによるベクトルの合成ベクトルを求め、これを領域内ベクトルとして設定する。ここで設定された領域内ベクトルも、RAMなどに一時保存される。
なお、平均値ベクトル、領域内ベクトルのいずれについても、その長さが判定基準値を超える場合には、他のベクトルとは異なる色彩で表示するなどの識別表示を行うのが望ましい。
図6の例では、模式図55内には領域内ベクトルは表示されておらず、ウィンドウ41内に平均値ベクトルが表示されるのみとなる。この表示は、基板がx,yの方向に沿ってのみ位置ずれし、回転ずれは生じていないことを表している。前記図5の手順では、領域単位の印刷ずれ量Δxn,Δynとして、領域内の最大の印刷ずれ量Δxmax,Δymaxから平均の印刷ずれ量Δxm,Δymを差し引いた値を求めているため、各領域の印刷ずれが均等であれば、Δxn,Δynは0に近い値になり、領域内ベクトルが表示されない状態になるからである。
この表示は、基板のx,y方向に対する位置ずれは殆ど生じていないが、基板に伸縮が生じていることを表すものである。
しかし、はんだの印刷ずれによって不良が引き起こされる可能性は、一般に、ランドのサイズが小さくなるほど高くなる。特に、CSP、BGAのような微細部品や、QFPのように多数の電極が密に配置されている部品の場合、ランドのサイズが非常に小さくなるため、他の部品であれば問題にならない程度の印刷ずれが生じただけでも、後の工程(部品実装工程やリフロー工程)で重篤な問題が発生する可能性がある。
またdxの値が同じ場合には、判定基準値pが小さくなるほど、ベクトルの長さを大きくすることができる。たとえば、前記印刷ずれ量dxがLx×20(%)である場合に、pの値が20(%)であれば、長さCxは10ピクセルとなるが、Pの値が10(%)の場合には、長さCxは20ピクセルとなる。
ただし、上記の方針でマスクの位置を調整したことにより、それまで大きな印刷ずれが生じていなかった領域の印刷ずれが加重されてしまい、その領域での不良発生の可能性が高まるケースもある。このような場合には、何度もマスクの位置を試行錯誤で調整しなければならなくなり、調整作業に多大な時間や労力がかかってしまう可能性がある。
なお、この判別結果は、基板の識別データに対応づけられてメモリに保存されるほか、外部機器などに出力される。また、各はんだ印刷領域の印刷ずれ量や検査に使用された画像も、所定期間メモリ31に保存される。
ユーザーは、この表示により、問題発生基板の出現率が所定値を超えているかどうかを判断し、超えていると判断した場合には、前記入力部38を用いて補正の指示を行う。補正の指示が行われない場合には、ST103が「NO」となってST101に戻り、以後もST101〜103のループを繰り返す。
ST104では、過去に検出された任意の問題発生基板(一番新しく検出されたものであるのが望ましい。)について、印刷ずれ量の検出結果および検査に用いられた画像を読み出す。ST105では、前記図5のST3と同様の処理により、読み出した画像からランドおよびはんだ印刷領域を抽出し、その抽出結果を表すマップ画像を生成する。このマップ画像は、前記したシミュレーション処理で使用されるもので、一連の処理が終了するまで制御部30のRAM内に保存される。
なお、この実施例では、指定された領域の領域内ベクトルから補正量を自動抽出しているが、これに限らず、ユーザーに補正量を入力させてもよい。この場合には、領域内ベクトルの表示を、一旦、重み付けがされていないベクトルの表示に切り替えて、その表示から必要な補正量を読み取らせるようにしてもよい。
ST111では、移動後のはんだ印刷領域について、再びランドに対する印刷ずれ量を検出し、さらにその検出結果を用いて再び領域内ベクトルを設定する。ST112では、修正後の領域内ベクトルを、前記重み付けされた長さで表示する。
ST110〜114のループが所定サイクル実行された結果、いずれの領域の印刷ずれ量も許容値内であることが確認されると、ユーザーは確認操作を実行する。これによりST113が「YES」となってST115に進み、その操作時点で設定されている補正量を出力して処理を終了する。
3 コントローラ
4 モニタ
30 制御部
32 画像処理部
37 表示制御部
40 原因解析用の表示画面
Claims (4)
- クリームはんだが印刷されたプリント基板の画像を用いて前記プリント基板上のランドに対するクリームはんだの印刷状態を検査する方法において、
前記画像中のプリント基板を複数の領域に分割する第1ステップと、
少なくとも前記プリント基板の直交する2辺に対応する2方向において、前記第1ステップで分割された領域毎にそれぞれその領域に含まれるランドに対するはんだ印刷領域のずれ量を検出する第2ステップと、
前記第2ステップにおいて各領域および各方向で検出されたずれ量を用いて、ランドに対するはんだ印刷領域のずれの方向およびそのずれ量を表すベクトルを領域毎に設定する第3ステップと、
前記第3ステップで設定された領域毎のベクトルを、それぞれその領域に含まれるランドのサイズまたは印刷ずれ量の適否を判別するための判定基準値に応じた重みを付けた長さにして、プリント基板における各領域の相対位置に対応づけて表示する第4ステップとを、実行することを特徴とするはんだ印刷検査方法。 - 前記第4ステップでは、前記領域毎のベクトルのうち、重み付け後の長さが所定のしきい値を超えたベクトルまたはそのベクトルに対応する領域を、その他のベクトルまたは領域とは異なる態様により表示する請求項1に記載されたはんだ印刷検査方法。
- クリームはんだが印刷されたプリント基板の画像を用いて前記プリント基板上のランドに対するクリームはんだの印刷状態を検査する装置において、
検査対象のプリント基板の画像を入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段が入力した画像中のプリント基板を複数の領域に分割する領域分割手段と、
少なくとも前記プリント基板の直交する2辺に対応する2方向において、前記領域分割手段が分割した領域毎にそれぞれその領域に含まれるランドに対するはんだ印刷領域のずれ量を検出するずれ量検出手段と、
前記ずれ量検出手段が各領域および各方向で検出したずれ量を用いて、ランドに対するはんだ印刷領域のずれの方向およびそのずれ量を表すベクトルを領域毎に設定するベクトル設定手段と、
前記ベクトル設定手段により設定された領域毎のベクトルを、それぞれその領域に含まれるランドのサイズまたは印刷ずれ量の適否を判別するための判定基準値に応じた重みを付けた長さにして、プリント基板における各領域の相対位置に対応づけて表示する表示手段とを、具備するはんだ印刷検査装置。 - 前記表示手段は、前記領域毎のベクトルのうち、重み付け後の長さが所定のしきい値を超えたベクトルまたはそのベクトルに対応する領域を、その他のベクトルまたは領域とは異なる態様により表示する請求項3に記載されたはんだ印刷検査装置。
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