JP4389751B2 - フレキシブルプリント配線板の製造方法 - Google Patents

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本発明は、各種の表面実装型電子部品を搭載するフレキシブルプリント配線板(以下FPCと称する)及びその製造方法に関し、特に高い接続信頼性を備えた多層FPC及びその製造方法に関する。
近年、電子機器の小型軽量化及び高機能化に伴い、使用されるFPCの配線密度もさらに増加する傾向にある。このFPCの配線密度を増加させる手段としては、配線層の微細化だけでは限界があり十分とは言えない。そこで、絶縁層を介して配線層を積層するとともに該配線層間にある絶縁層に層間接続構造を設けることにより配線層を立体的に接続させることで配線密度をさらに増加させた多層FPCが注目されている。
従来、このような多層FPCにおいては、ポリイミドフィルムなどからなる絶縁層に貫通孔であるスルーホールを設け、このスルーホールの壁面に銅めっき膜を形成し、絶縁層の両表面に設けられた配線層を立体的に層間接続している(例えば特許文献1参照)。この層間接続方法はめっきスルーホール法と呼ばれ、最も一般的な層間接続方法である。スルーホール法は、絶縁性を有するスルーホールの壁面を無電解めっきにより導体化処理する工程と、電解めっきにより銅の厚付けめっきを行う工程と、の二つの大きな工程からなる。このようなスルーホール法の特徴としては、スルーホール内の銅めっき膜とスルーホールが形成されている絶縁層との熱膨張率が略同一であるが故、スルーホール内の銅めっき膜と絶縁膜との熱膨張率の差に起因したこれらの接合界面の剥離がなく、熱に対する接続信頼性に優れていることが挙げられる。
特開平5−175636号公報(第2頁、第2図) 特開平7−176847号公報(第5頁、第2図)
しかしながら、銅の厚付けめっきを施した場合には、スルーホール内の銅めっき膜の厚みだけでなく配線層の原材料である銅箔の厚みも増加させてしまうため、その後のエッチング処理による配線層の微細化が難しくなるという問題があった。また、プロセスが長大であり、生産性にも問題が残る方法であった。
そこで、これらの問題を解決する層間接続の方法として、配線層の形成後にスルーホール内に半田ペーストを印刷して溶融固化する方法等が提案されている(例えば特許文献2参照)。この層間接続方法の特徴としては、上記のめっきスルーホール法と比較して簡略なプロセスで層間接続を行えるため生産性が高いこと、また配線層の形成後に層間接続を施すためそのプロセス上、配線層の銅箔の厚みに関して何ら影響を与えず、配線層の微細化を阻害することがないことが挙げられる。
しかしながら、この層間接続方法の場合、半田をスルーホール内に配置した後に加熱すると、半田の熱膨張率が絶縁層の熱膨張率と比較して大きいためスルーホール内の半田が絶縁層以上に熱膨張する。このため、この熱膨張の大きさの差に起因して絶縁層表面の配線層と半田との接合界面が剥離する虞が有る。このように、半田を用いた層間接続方法は、熱による接続信頼性が十分でないという問題があった。
以上のように、従来のめっきスルーホール法による多層FPCの層間接続は、接続信頼性に優れるものの、配線層の微細化と生産性において問題があり、また、半田を用いた層
間接続方法は、上記スルーホール法において問題となる配線層の微細化と生産性の向上は図れるものの、接続信頼性に問題があった。
したがって、多層FPCの層間接続においては、高い接続信頼性と配線層の微細化との両立が可能であり高い生産性を有する多層FPC及び製造方法が要求されていた。
上記の問題に鑑み、本発明は、接続信頼性が高く、配線層の微細化に最適な、生産性に優れる配線層間の層間接続を有する多層FPCの製造方法を提供することを目的とする。
記課題を解決するために本発明の多層FPCの製造方法は、絶縁層の両面に配線層が形成された両面配線板または片面に配線層が形成された2枚の片面配線板を配線層が外側になるように積層して構成した両面配線板の所定部に貫通孔を形成する工程と、次いで前記貫通孔のよりも小さな径を有する樹脂ボールと前記樹脂ボールを被覆する金属層とからなり且つ前記貫通孔の径よりも大きな径を有する樹脂コア金属ボールを前記貫通孔に圧入する工程と、次いで前記樹脂コア金属ボールの圧入に従って前記金属層が前記貫通孔の内壁に沿って前記貫通孔内の隙間を埋めるように変形させる工程とを備え、前記両面配線板の両面に設けられた配線層を前記樹脂コア金属ボールにより導通させることを特徴とする。
この製造方法においては、層間接続の導電体として樹脂コア金属ボールを用いるため、樹脂ボールにて導電部材のヤング率の最適化を図って熱応力を緩和することができ、また導電部材表面の金属層を変形することで導電部材が配線層及び貫通孔に密着接合するため、高い接続信頼性が得られる。また、配線層形成後に層間接続を行うため、プロセス上配線層に全く影響が生じず、配線層の微細化に適しており、さらに、導電部材の圧入と該導電部材表面の金属層の変形という非常にシンプルなプロセスで層間接続を行うため、高い生産性も確保することができる多層FPCの製造方法が得られる。
本発明の請求項に記載の多層FPCの製造方法によれば、層間接続を配線層形成後に樹脂コア金属ボールの貫通孔への圧入という非常にシンプルなプロセスで行うため、高い接続信頼性及び微細な配線層を有する多層FPCが高い生産性で実現できるという効果がある。
本発明の請求項に記載の多層FPCの製造方法は、絶縁層の両面に配線層が形成された両面配線板または片面に配線層が形成された2枚の片面配線板を配線層が外側になるように積層して構成した両面配線板の所定部に貫通孔を形成する工程と、次いで前記貫通孔のよりも小さな径を有する樹脂ボールと前記樹脂ボールを被覆する金属層とからなり且つ前記貫通孔の径よりも大きな径を有する樹脂コア金属ボールを前記貫通孔に圧入する工程と、次いで前記樹脂コア金属ボールの圧入に従って前記金属層が前記貫通孔の内壁に沿って前記貫通孔内の隙間を埋めるように変形させる工程とを備え、前記両面配線板の両面に設けられた配線層を前記樹脂コア金属ボールにより導通させることを特徴とする。この方法によれば、配線層形成後に層間接続を行うため、プロセス上配線層に関し何ら影響を与えずに層間接続が行われる。また、樹脂コア金属ボールを用いて圧入変形という非常にシンプルなプロセスで層間接続が行われるため工程が削減されるという作用を有する。
以下本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下の図面においては同一の部材には同一の符号を付しており、重複した説明は省略している。また、以下の実施の形態において示されている数値は種々選択し得る中の一例であり、これに限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に本発明の一実施の形態にかかる多層FPCについて説明する。まず、本発明の多層FPCについて図1を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における多層FPCの要部断面図である。
図1において、100は、ポリイミドフィルムからなる絶縁層2の両面に配線上層3及び配線下層4を形成した本実施の形態にかかる多層FPCであり、貫通孔5の内部に圧入された導電体6にて配線上層3と配線下層4との間の電気的な層間接続がなされている。ここで導電体6は、貫通孔5の孔径よりも小さな径を有する樹脂ボール7がコア部に配置され該樹脂ボール7の表面が金属層8で被覆された一個の樹脂コア金属ボール9を、後述するように絶縁層2の厚み方向に加圧して樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8を変形させて貫通孔5の内部に圧入したものである。
このように、多層FPC100の層間接続を行う導電体6は、樹脂ボール7をコア部に有する構造とされている。これにより、導電体6のヤング率を低下させることができ、絶縁層2と導電体6との熱膨張差により生じる応力を樹脂ボール7により緩和することができる。球体である樹脂ボール7を用いることによりハンドリング性及びボール部材の製造容易性に優れるという利点を有する。また、前記樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8が変形することによって、樹脂コア金属ボール9が配線上層3及び配線下層4と接触した状態で、且つ貫通孔5内に隙間なく密着した状態で貫通孔5内に樹脂コア金属ボール9(導電体6)を配置することができる。この結果、多層FPC100においては、樹脂コア金属ボール9(導電体6)を介して配線上層3と配線下層4とが確実に電気的に接続、すなわち導通される。
これにより、半田を用いて層間接続を行う場合における最大の問題を解決することができる。すなわち、半田だけで構成されている導電体を加熱した際に貫通孔内の半田が絶縁層以上に膨張し、絶縁層表面の配線層と半田との接合界面が剥離し、熱による接続信頼性が確保できないという問題を解決することができる。したがって、本実施の形態にかかる多層FPC100の接続構造によれば、配線上層3と配線下層4との電気的接続において高い接続信頼性が得られる。
また、樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8として、軟質金属のうちの少なくとも一種を用いることで、樹脂ボール7にダメージを与えることなく、樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8のみを変形させることができ、配線上層3と配線下層4との電気的接続においてさらに高い接続信頼性が得られる。ここで本発明において軟質金属とは、良導電性を有し、塑性変形可能な高延展性を有する金属のうち配線用途に利用可能な金属である。また、この軟質金属は樹脂コア金属ボール9の製造上の観点からは樹脂コア表面にメッキ法により形成可能なものが好ましいが、メッキ膜に限定されるものではない。具体的には、半田合金、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル合金、金、銀、パラジウム等を挙げることができる。これらの中でも、半田合金、銅及び銅合金が好適である。そして、半田合金の半田組成は、共晶はんだ、高温半田、鉛フリー半田等、種々のものを使用可能であり諸条件に応じてどれを使用しても良い。
なお、このような樹脂コア金属ボール9を圧入する貫通孔の開口形状は特に限定されな
いが、円形が好適である。
次に、この様な樹脂コア金属ボール9を用いることにより配線上層3と配線下層4との電気的接続において高い接続信頼性を実現する本実施の形態にかかる多層FPC100の製造方法について図2〜図8を用いて詳細に説明する。なお、以下の図面においては、図1と同一の構成要素については図1と同じ符号を付すこととし、ここでは詳細な説明を省略する。
図2〜図8は本実施の形態1にかかる多層FPC100の製造工程を説明する図であり、図2は本発明の一実施の形態における多層FPCの構成要素である両面銅張積層板の要部断面図、図3は本発明の一実施の形態における配線層が形成された両面配線板の要部断面図、図4は本発明の一実施の形態における貫通孔が形成された両面配線板の要部断面図、図5は本発明の一実施の形態における樹脂コア金属ボールの圧入開始時の両面配線板の要部断面図、図6は本発明の一実施の形態における樹脂コア金属ボールが圧入変形途中の両面配線板の要部断面図、図7は本発明の一実施の形態における樹脂コア金属ボールの圧入変形終了時の両面配線板の要部断面図、図8は本発明の一実施の形態における層間接続後の多層FPCの要部断面図である。なお、図9は本発明の一実施の形態における層間接続後の多層FPCの要部断面図である。
上記の図において両面銅張積層板10は、絶縁層2の両面に銅箔11が直接形成されて構成された両面銅張積層板である。両面配線板12は、両面銅張積層板10をエッチング処理し、配線上層3及び配線下層4を形成した両面配線板である。また、パンチング金型13は貫通孔5の加工用に用いられる。加圧上プレート14及び加圧下プレート15は、樹脂コア金属ボール9を圧入変形させるために用いられる。
以下、図面に沿って多層FPC100の製造方法について説明する。まず、図2に示すように、絶縁層2の両面に銅箔11が直接形成された両面銅張積層板10を準備する。なお、本実施の形態においては、絶縁層2と銅箔11との間に接着層が介在しない二層タイプの両面銅張積層板10を例に挙げて説明しているが、本発明はこの例に限定されるものではなく、絶縁層2と銅箔11との間に接着層が介在する三層タイプの両面銅張積層板、またはそれ以上の複数層を有する両面銅張積層板を用いることも可能であり、適宜変更可能である。
次に、配線パターンに従ってマスク材を銅箔11の表面に形成し、塩化鉄、塩化銅等の銅のエッチング液を用いてエッチング処理を行ない、図3に示すように絶縁層2の両面に配線上層3及び配線下層4(以下、配線上層3及び配線下層4を配線層と総称する場合がある。)が形成された両面配線板12を得る。
そして、配線層が形成された両面配線板12にパンチング金型13を用いてパンチング加工を施し、図4に示すように貫通孔5を形成する。さらに、図5に示すように貫通孔5の位置に一個の樹脂コア金属ボール9を配置した後、加圧上プレート14と加圧下プレート15とを用いて樹脂コア金属ボール9の貫通孔5への圧入を行う。これにより、樹脂コア金属ボール9の圧入変形が開始される。
ここで、樹脂コア金属ボール9においては、その形状は球状とする。球状とすることによりハンドリング性、樹脂コア金属ボールの製造容易性に優れるという利点を有する。また、樹脂コア金属ボール9のコア部の樹脂ボール7の径は、貫通孔5の孔径よりも小とされている。また、樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8は、上述したように半田合金や銅、銅合金などの軟質金属のうち少なくとも一種を含んで構成されている。これにより樹脂ボール7にダメージを与えることなく、樹脂コア金属ボール9表面の金属層8のみを変
形させることができる。そして、樹脂コア金属ボール9全体としては、樹脂コア金属ボール9の径が貫通孔5の孔径よりも大とされ、該樹脂コア金属ボール9の体積が貫通孔5の開口体積よりも大とされている。
また、樹脂コア金属ボール9の配置方法としては、BGA(Ball Grid Array)と呼ばれる半導体パッケージに半田ボールを搭載する従来から知られている方法を転用することもできる。具体的には、貫通孔5と対応する位置に半田ボールの径よりも小径の吸引孔を設けた吸着プレートを準備し、吸引孔内の圧力調整用に真空ポンプと接続しておく。そして、この吸着プレートを用いて半田ボールを吸引孔に吸着し、貫通孔5上部に位置合せし、半田ボールを落下させ、半田ボールを貫通孔位置に配置する。以上の様な操作を行うボールマウンターと呼ばれる設備を使用することも可能である。ここでは真空吸着による半田ボールの搭載例を示したが、他に静電吸着などの方法を用いてもよい。
続いて、図6に示すように加圧上プレート14と加圧下プレート15とによって樹脂コア金属ボール9に加圧することにより貫通孔5内に樹脂コア金属ボール9が順次圧入される。ここで、樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8は半田合金や銅、銅合金などの軟質金属を含んで構成されているため、樹脂コア金属ボール9の圧入途中において該金属層8が圧入とともに順次変形する。そして、該金属層8が配線上層3の一部と接合するとともに貫通孔5の内壁に沿って変形し、貫通孔5内が隙間のない状態で樹脂コア金属ボール9により順次埋められる。また、樹脂コア金属ボール9のコア部の樹脂ボール7として貫通孔5の孔径より小さいものを用いるため樹脂ボール7は変形することが無く、樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8が変形することにより樹脂コア金属ボール9の圧入変形が進行する。これにより、樹脂ボール7にダメージを与えることなく樹脂コア金属ボール9を貫通孔5に圧入することができる。
さらに、図7に示すように、樹脂コア金属ボール9の下側の金属層8、すなわち加圧下プレート15側の樹脂コア金属ボール9の金属層8は、加圧下プレート15と接触して変形することにより配線下層4と接合され、貫通孔5への樹脂コア金属ボール9の圧入変形が完了する。これにより配線上層3と配線下層4との層間接続が完了する。ここで、樹脂コア金属ボール9として、該樹脂コア金属ボール9の体積が貫通孔5の開口体積よりも大きいものを用いているため、貫通孔5内部を確実に樹脂コア金属ボール9で埋め込み、確実に配線上層3と配線下層4との層間接続を行うことができる。以上により、図8に示すように層間接続がなされた、すなわち配線上層3と配線下層4とが導通した多層FPC100が非常にシンプルなプロセスで得られる。
なお、本実施の形態では、樹脂コア金属ボール9のボール径が貫通孔5の孔径より大きい場合を示しているが、ここで用いる樹脂コア金属ボール9のボール径は貫通孔5の孔径と同等であっても良く、この場合にも樹脂コア金属ボール9における上下の金属層部分の変形により配線層間を接続することができる。しかしながら、金属層8の変形量のマージンと層間接続の確実性を勘案すると樹脂コア金属ボール9の径が貫通孔5の径よりも大きい方が好ましい。
以上の様な本実施の形態にかかる多層FPCの製造方法は、以下の特徴を有する。まず、層間接続をなす導電体である樹脂コア金属ボール9が内部に樹脂ボール7を有しているため、最終的に層間接続をなす導電体6と絶縁層2との熱膨張率の差に起因して生じる応力を該樹脂ボール7により緩和することができる。これにより、該熱膨張率の差に起因したこれらの接合界面の剥離を防止することができ、配線上層3と配線下層4との電気的接続において高い接続信頼性が得られる。
そして、配線層の形成後に配線上層3と配線下層4との層間接続を行うため、プロセス
上、配線層に関し何ら影響を与えることがない。したがって、銅箔11の厚さを薄くすることによる配線層の微細化を図ることが可能であり、配線層の微細化に適している。さらに、樹脂コア金属ボール9の圧入変形という非常にシンプルなプロセスで配線上層3と配線下層4との層間接続が行えるため、他の層間接続方法と比較して工程数が少なく、生産性及び生産コストに優れる。
したがって、本実施の形態にかかる多層FPCの製造方法によれば、配線層間の接続信頼性が高く、配線層の微細化に最適な多層FPCを生産性良く作製することができる。
なお、実施の形態1における両面配線板の形成方法としては、絶縁層2の両面に銅箔11を直接形成しているが、両面配線板の形成方法としては、以下のような方法も用いることができる。すなわち、まず絶縁層2の片面に銅箔11を直接形成し、さらにエッチングを施して配線層を形成し2枚の片面配線板を形成する。そして、配線層を外側にした状態で接着層を介してこの2枚の片面配線板を貼り合わせる。このような方法により、図9に示すように、2枚の片面配線板を貼り合わせて構成される両面配線板を形成することができる。図9において、25は絶縁層2の片面に配線上層3が形成された片面配線板、26は絶縁層2の片面に配線下層4が形成された他の片面配線板、28は片面配線板25と他の片面配線板26とを配線層を外側にした状態で接着層27にて貼り合わせて形成された両面配線板で、導電体6にて配線上層3と配線下層4とが層間接続されている。両面配線板より片面配線板の方が配線層の微細化が可能であり、この片面配線板を貼り合わせて両面配線板を得るため、配線層がさらに微細である両面配線板が得られる。この片面配線板の配線層の微細化については、以下の実施の形態2において詳細に説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2では、配線層間の接続信頼性及び配線層のさらなる微細化に優れた本発明の他の実施の形態にかかる多層FPCの製造方法について図10〜図14を用いて詳細に説明する。図11は本発明の一実施の形態における多層FPCの構成要素である接着層付き片面銅張積層板の要部断面図、図12は本発明の一実施の形態における配線層が形成された接着層付き片面配線板の要部断面図、図13は本発明の一実施の形態における貫通孔が形成された接着層付き片面配線板の要部断面図、図14は本発明の一実施の形態におけるブラインドバイアホールが形成された多層配線板への樹脂コア金属ボールの圧入開始時の要部断面図である。
上記の図において、200は導電体6にて配線上層3と配線下層4との間の電気的な層間接続がなされた多層FPCである。16は、絶縁層2の片面に銅箔11、他方の面に接着層17が形成された接着層付き片面銅張積層板である。18は、接着層付き片面銅張積層板16をエッチング処理して配線上層3を形成した接着層付き片面配線板である。また、20は、接着層付き片面配線板18と積層する配線下層4の形成された他の片面配線板である。21は、接着層付き片面配線板18及び他の片面配線板20を積層し、層間接続用にブラインドバイアホール19を形成した多層配線板である。また、パンチング金型13は貫通孔5の加工用に用いられる。加圧上プレート14及び加圧下プレート15は、樹脂コア金属ボール9を圧入変形させるために用いられる。
本実施の形態にかかる多層FPC200は、図10に示すようにブラインドバイアホール19の内部に圧入された導電体6によって配線上層3と配線下層4との間の電気的な層間接続がなされている。ここで導電体6は、ブラインドバイアホール19の孔径よりも小さな径を有する樹脂ボール7がコア部に配置され該樹脂ボール7の表面が金属層8で被覆された一個の樹脂コア金属ボール9を、後述するように絶縁層2の厚み方向に加圧して樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8を変形させたものである。
このように、多層FPC200の層間接続を行う導電体6は、実施の形態1の場合と同様に樹脂ボール7をコア部に有する構造とされている。これにより、導電体6のヤング率を低下させることができ、熱膨張差にて生じる応力を樹脂ボール7により緩和することができる。また、前記樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8が変形することによって、樹脂コア金属ボール9が配線上層3及び配線下層4と接触した状態で、且つブラインドバイアホール19内に隙間なく密着した状態でブラインドバイアホール19内に樹脂コア金属ボール9(導電体6)を配置することができる。この結果、該樹脂コア金属ボール9(導電体6)を介して配線上層3と配線下層4とが確実に電気的に接続される。
これにより、実施の形態2にかかる多層FPC200においても、半田を用いて層間接続を行う場合における最大の問題を解決することができる。すなわち、半田だけで構成されている導電体を加熱した際に貫通孔内の半田が絶縁層以上に膨張し、絶縁層表面の配線層と半田との接合界面が剥離することにより、熱による接続信頼性が確保できないという問題を解決することができる。したがって実施の形態2にかかる多層FPC200の接続構造においても、配線上層3と配線下層4との電気的接続において高い接続信頼性が得られる。
また、本実施の形態においては層間接続用の導電体6は、底面に配線下層4を有するブラインドバイアホール19に圧入されている。このため、層間接続用の導電体6が貫通孔に圧入された場合と比較して導電体6と配線層との接合面積が増加し、両者の密着強度も増加する。したがって、この多層FPC200においては、様々な外部ストレスが加わった場合においても、配線層と導電体6との接合界面が剥離することがなく、さらに高い接続信頼性を有するこの品質の多層FPC200が実現されている。
また、樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8として、実施の形態1の場合と同様に軟質金属、特に半田合金、銅、または銅合金のうちの少なくとも一種を用いることで、樹脂ボール7にダメージを与えることなく、樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8のみを変形させることができ、配線上層3と配線下層4との電気的接続においてさらに高い接続信頼性が得られる。
次に、この様な高い接続信頼性を実現する実施の形態2にかかる多層FPC200の製造方法について図面に沿って詳細に説明する。
まず、図11に示すように、絶縁層2の片面に銅箔11が直接形成され、他方の面に接着層17が形成された接着層付き片面銅張積層板16を準備する。なお、本実施の形態においては、絶縁層2と銅箔11との間に接着層が介在しないタイプの接着層付き片面銅張積層板16を例に挙げて説明しているが、本発明はこの例に限定されるものではなく絶縁層2と銅箔11との間に接着層が介在するタイプの片面銅張積層板、またはそれ以上の複数層を有する片面銅張積層板を用いることも可能であり、適宜変更可能である。
次に、配線パターンに従ってマスク材を銅箔11の表面に形成し、塩化鉄、塩化銅等の銅のエッチング液を用いてエッチング処理を行ない、図12に示すように配線上層3を形成し、接着層付き片面配線板18を得る。ここで、本実施の形態においては、上記の両面配線板の配線層を形成する場合と異なり、微細化に適した片面エッチングが可能であり、配線上層3の更なる微細化が可能である。したがって、本実施の形態において得られる接着層付き片面配線板18の配線上層3は、上記の両面配線板の配線層と比較し、更なる微細化が可能とされている。
その理由を以下に述べる。通常、両面配線板の配線層形成においては、両面銅張積層板の両面にある銅箔を同時にエッチング処理するため、エッチング液を両面銅張積層板の上
下方向からムラなく均一にあてる必要がある。しかしながら、両面銅張積層板の上下方向からエッチング液を加圧噴霧した場合には、上面に噴霧された後のエッチング液が上面に液だまりを形成し、エッチング均一性が保てないという問題がある。したがって、両面配線板においてはエッチング条件が不均一、不安定となり、非常に微細な配線層を形成することが難しい。
一方、片面配線板の配線層形成においては、片面銅張積層板の下側(銅箔形成側を下面とする)からのエッチング液の噴霧のみで良いため、エッチング液の液だまりが形成されることが無く、エッチング条件の最適範囲を広くとることができる。したがって、この片面配線板の配線層形成方法は、配線層の微細化に好適である。
次に、配線上層3が形成された接着層付き片面配線板18にパンチング金型13を用いてパンチング加工を施し、図13に示すように貫通孔5を形成する。そして、図14に示すように、貫通孔5が形成された接着層付き片面配線板18と配線下層4の形成された他の片面配線板20とを、配線下層4と接着層17とが対向した状態で該接着層17を介して貼り合わせることにより、層間接続用のブラインドバイアホール19が形成された多層配線板21を得る。
なお、配線下層4の形成された他の片面配線板20においても、配線上層3が形成された接着層付き片面配線板18と同様に片面銅張積層板の下側(銅箔形成側を下面とする)からのエッチング液の噴霧により配線下層4を形成することができる。すなわち、配線下層4も配線上層3と同様に微細化されている。したがって、ここで得られた多層配線板21は、配線層が微細化された片面配線板を積層しているため、上記両面配線板の配線層と比較して配線層がさらに微細となる。
つぎに、図10で示したようにブラインドバイアホール19の開口位置に一個の樹脂コア金属ボール9を配置した後、加圧上プレート14と加圧下プレート15とを用いて樹脂コア金属ボール9のブラインドバイアホール19への圧入を行う。これにより、樹脂コア金属ボール9の圧入変形が開始される。そして、樹脂コア金属ボール9の全体がブラインドバイアホール19に圧入されることにより、該樹脂コア金属ボール9は図10に示すようにブラインドバイアホール19の内部に圧入された導電体6として配線上層3と配線下層4との間の電気的な層間接続をなし、配線層の微細化に優れる多層FPC200が得られる。
ここで、ブラインドバイアホール19に圧入される樹脂コア金属ボール9においては、該樹脂コア金属ボール9のコア部の樹脂ボール7の径はブラインドバイアホール19の開口径よりも小とされる。また、樹脂コア金属ボール9の表面の金属層8は、実施の形態1の場合と同様に半田合金や、銅、銅合金などの軟質金属により構成されている。そして、樹脂コア金属ボール9全体としては、樹脂コア金属ボール9のボール径がブラインドバイアホール19の開口径よりも大とされ、該樹脂コア金属ボール9の体積がブラインドバイアホール19の開口体積よりも大とされている。これらによる効果は、上述した実施の形態1の場合と同様である。
また、本実施の形態においては層間接続用の導電体6(樹脂コア金属ボール9)は、底面に配線下層4を有するブラインドバイアホール19に圧入される。このため、層間接続用の導電体6(樹脂コア金属ボール9)が貫通孔に圧入された場合と比較して導電体6と配線層との接合面積が増加し、両者の密着強度も増加する。したがって、様々な外部ストレスが加わった場合においても、配線層と導電体6との接合界面が剥離することがなく、さらに高い接続信頼性が得られるという効果を有する。
以上のような実施の形態2にかかる多層FPCの製造方法においては、片面配線板を積層するため、両面配線板を用いた場合と比較して配線層がより微細となる。さらに、樹脂コア金属ボール9を圧入変形してブラインドバイアホール19内に導電体6を圧入するため、貫通孔5内に樹脂コア金属ボール9を圧入変形して導電体6を圧入した場合と比較して、配線層間のより高い接続信頼性が得られる。したがって、本実施の形態においても、配線層間の接続信頼性が高く、配線層の微細化に最適な多層FPCを生産性良く得ることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、前述した多層FPCをさらに積層化した本発明の実施の形態にかかる多層FPCについて説明する。図15は本発明の一実施の形態における積層後の多層FPCの要部断面図、図16本発明の一実施の形態における積層後の他の多層FPCの要部断面図である。
まず図15において、300は前述した実施の形態1において製造された2つの多層FPC100a、100bと、前述した実施の形態2において製造された多層FPC200aと、を接着層23及び接着層24を介して積層した多層FPCである。ここで多層FPC300は、構成材料である多層FPC100a、100bと多層FPC200aとが配線層間の高接続信頼性及び微細な配線層を有する。したがって、実施の形態1及び実施の形態2の場合よりもさらに多層配線化された多層FPC300においても、配線層間の接続信頼性が高く、配線層の微細化に優れた多層FPCが実現されている。
このような多層FPC300を作製するには、前述した実施の形態1において製造された2つの多層FPC100a、100bを接着層23を介して積層し、貼り合わせる。さらに、2つの多層FPC100a、100bを積層した多層FPCと、前述した実施の形態2において製造された多層FPC200aと、を接着層24を介してさらに積層し、貼り合わせる。これにより、配線層数を増加させた多層FPC300を得ることができる。なお、多層FPC100a、100b及び多層FPC200aの製造方法は、上記と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。また、多層FPC100bと多層FPC200aとを貼り合わせた後に多層FPC100aを貼り合わせても構わない。
また、図16において、400は前述した実施の形態1において製造された2つの多層FPC100c、100dと、前述した実施の形態2において製造された多層FPC200bとを接着層23及び接着層24を介してそれぞれの導電体6が接触する様に積層した多層FPCである。ここで多層FPC400は、構成材料である多層FPC100c、100dと多層FPC200bとが配線層間の高接続信頼性及び微細な配線層を有する。したがって、実施の形態1及び実施の形態2の場合よりもさらに多層配線化された多層FPC400においても、配線層間の接続信頼性が高く、配線層の微細化に優れた多層FPCが実現されている。また、導電体6の表面は金属層であるため、多層FPC100c、100d及び多層FPC200bにおいて、隣接する各配線層の接続が可能とされている。
このような多層FPC400を作製するには、前述した実施の形態1において製造された2つの多層FPC100c、100dを接着層23を介してそれぞれの導電体6(100c)、6(100d)が接触する様に積層し、貼り合わせる。さらに、2つの多層FPC100c、100dを積層した多層FPCと、前述した実施の形態2において製造された多層FPC200bと、を接着層24を介して多層FPC100dの導電体6(100d)と多層FPC200bの導電体6(200b)とが接触するようにさらに積層し、貼り合わせる。これにより、配線層数を増加させた多層FPC400を得ることができる。ここで、導電体6の表面は金属層であるため、多層FPC100c、100d及び多層FPC200bにおいて、隣接する各配線層を容易に接続することが可能となる。
なお、多層FPC100c、100d及び多層FPC200bの製造方法は、上記と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。また、多層FPC100dと多層FPC200bとを貼り合わせた後に多層FPC100cを貼り合わせても構わない。さらにこの製造方法において導電体6(100c)、6(100d)、6(200b)の表面に半田または半田合金が配されている樹脂コア金属ボールを用いた場合には、導電体6(100c)、6(100d)、6(200b)を互いに接触させた状態で加熱冷却を行うことにより、導電体6(100c)、6(100d)、6(200b)の表面の半田または半田合金が溶融固化して導電体6(100c)、6(100d)、6(200b)が互いに簡単に接合され、接続信頼性を向上させることができる。
以上の様にして得られた本実施の形態にかかる多層FPC300、400は、高接続信頼性及び微細な配線層を有する多層FPC同士をさらに積層して形成を行うため、配線層間の接続信頼性が高く、配線層の微細化に優れる。さらに、多層FPCの層間接続にも上記導電体を流用するため、新たに層間接続材料を用いることも無く、より高い生産性が得られる。したがって、本実施の形態によっても、配線層間の接続信頼性が高く、配線層の微細化に最適な、生産性に優れる多層FPCを得ることができる。
本発明により、接続信頼性が高く、配線層の微細化に最適な、生産性に優れる配線層間の層間接続を有する多層FPC及びその製造方法が提供できる。
本発明の一実施の形態における多層FPCの要部断面図 本発明の一実施の形態における多層FPCの構成要素である両面銅張積層板の要部断面図 本発明の一実施の形態における配線層が形成された両面配線板の要部断面図 本発明の一実施の形態における貫通孔が形成された両面配線板の要部断面図 本発明の一実施の形態における樹脂コア金属ボールの圧入開始時の両面配線板の要部断面図 本発明の一実施の形態における樹脂コア金属ボールが圧入変形途中の両面配線板の要部断面図 本発明の一実施の形態における樹脂コア金属ボールの圧入変形終了時の両面配線板の要部断面図 本発明の一実施の形態における層間接続後の多層FPCの要部断面図 本発明の一実施の形態における層間接続後の多層FPCの要部断面図 本発明の一実施の形態における層間接続後の多層FPCの要部断面図 本発明の一実施の形態における多層FPCの構成要素である接着層付き片面銅張積層板の要部断面図 本発明の一実施の形態における配線層が形成された接着層付き片面配線板の要部断面図 本発明の一実施の形態における貫通孔が形成された接着層付き片面配線板の要部断面図 本発明の一実施の形態におけるブラインドバイアホールが形成された多層配線板への樹脂コア金属ボールの圧入開始時の要部断面図 本発明の一実施の形態における積層後の多層FPCの要部断面図 本発明の一実施の形態における積層後の他の多層FPCの要部断面図
符号の説明
2 絶縁層
3 配線上層
4 配線下層
5 貫通孔
6 導電体
7 樹脂ボール
8 金属層
9 樹脂コア金属ボール
10 両面銅張積層板
11 銅箔
12 両面配線板
13 パンチング金型
14 加圧上プレート
15 加圧下プレート
16 接着層付き片面銅張積層板
17 接着層
18 接着層付き片面配線板
19 ブラインドバイアホール
20 片面配線板
21 多層配線板
23 接着層
24 接着層
25 片面配線板
26 片面配線板
27 接着層
28 両面配線板
100 多層FPC
100a 多層FPC
100b 多層FPC
100c 多層FPC
100d 多層FPC
200 多層FPC
200a 多層FPC
200b 多層FPC
300 多層FPC
400 多層FPC

Claims (1)

  1. 絶縁層の両面に配線層が形成された両面配線板または片面に配線層が形成された2枚の片面配線板を配線層が外側になるように積層して構成した両面配線板の所定部に貫通孔を形成する工程と、
    次いで前記貫通孔のよりも小さな径を有する樹脂ボールと前記樹脂ボールを被覆する金属層とからなり且つ前記貫通孔の径よりも大きな径を有する樹脂コア金属ボールを前記貫通孔に圧入する工程と、
    次いで前記樹脂コア金属ボールの圧入に従って前記金属層が前記貫通孔の内壁に沿って前記貫通孔内の隙間を埋めるように変形させる工程とを備え、
    前記両面配線板の両面に設けられた配線層を前記樹脂コア金属ボールにより導通させることを特徴とするフレキシブルプリント配線板の製造方法。
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