JP4389586B2 - 弁装置、弁装置の製造方法及び液体噴射装置 - Google Patents

弁装置、弁装置の製造方法及び液体噴射装置 Download PDF

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本発明は、弁装置、弁装置の製造方法及び液体噴射装置に関する。
従来、流体を所定の一定圧力に減圧するための減圧弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来の減圧弁では、円形のダイアフラムの中心と弁体とが、軸棒によって結合されている。つまり、円形のダイアフラムの中心に弁体のバルブ軸を配置している。そして、ダイアフラムの中心で弁体のバルブ軸を押すようになっている。
特開2001−227656号公報
ところで、上記特許文献1に記載されている従来の減圧弁のように、円形のダイアフラムの中心で弁体を押す構造の減圧弁では、受圧部材であるダイアフラムが大きく、その受圧面積に応じた大きな力でバルブ軸を押すことができる。このように受圧面積の大きいダイアフラムを有する減圧弁では、ダイアフラムを厚さが30〜40μm程度の厚いフィルムで構成し、流体の圧力変化に応じて弾性変形するフィルムを、撓ませて配置することは可能である。
ところが、受圧部材であるフィルムを受圧面積が小さくて幅の狭い細長い形状にして減圧弁を構成し、フィルムを撓ませて配置する場合、厚さが30〜40μm程度の厚いフィルムを用いると、受圧面積が小さいためにフィルムの反力が問題になり、減圧弁が成り立たなくなるので、フィルムを撓ませて配置するのが難しい。
本発明は、上記従来の問題点に着目してなされたもの、その目的は、小型化及び薄型化が可能で、フィルムを撓ませて取付可能な弁装置、弁装置の製造方法及び液体噴射装置を提供することにある。
本発明における弁装置は、液体入口及び液体出口にそれぞれ連通し液体を貯留する圧力室内の液体を所定の圧力に減圧する減圧弁を備えた弁装置において、溝状流路を有する流路形成部材と、前記液体入口と前記溝状流路を連通状態にする開弁位置と、前記液体入口と前記溝状流路を非連通状態にする閉弁位置との間で変位可能で、閉弁位置側へ付勢された弁体と、前記溝状流路を密封して前記圧力室を形成し、前記圧力室の圧力が所定の圧力より低くなると、前記圧力室の内方へ弾性変形する受圧部材としてのフィルムと、前記フィルムが前記内方へ弾性変形する際の押圧力を倍力した作動力で弁体を前記開弁位置側へ変位させる作動レバーとを備え、前記作動レバーは、前記溝状流路内にあって一端側を前記流路形成部材に支持された片持ち梁であり、前記弁体は、前記作動レバーの重心より前記一端側に寄った位置で前記作動レバーから前記作動力を受けるように配置され、前記フィルムは前記圧力室の圧力変化により弾性変形可能な程度に薄く、ドーム状に撓ませた状態で前記流路形成部材に取り付けられていることを要旨とする。
これによれば、フィルムの受圧面積以上の力、即ち前記押圧力を倍力した作動力を得て、その力で減圧弁を開弁させることができるので、フィルムの受圧面積が小さくてすみ、小型化及び薄型化が可能な弁装置を実現できる。また、フィルムは前記圧力室の圧力変化により弾性変形可能な程度に薄いので、フィルムが作動レバーを押圧するときのフィルムの反力が小さく、受圧面積の小さいフィルムをドーム状に撓ませて貼ることができる。
本発明における弁装置の製造方法は、前記フィルムを、気体或いは液体による加圧成形
によりドーム状に撓ませることを要旨とする。
これによれば、フィルムは圧力室の圧力変化により弾性変形可能な程度に薄いので、フィルムを気体或いは液体による加圧成形によりドーム状に撓ませることにより、機械加工によるよりも安定してかつ簡単にドーム状に撓ませることができる。
この製造方法において、前記フィルムを金属薄板上に接合する段階と、前記フィルムが接合された金属薄板の、前記溝状流路の開口部に対応する個所をエッチングなどの除去加工により除去する段階と、前記開口部に対応する個所が除去された前記金属薄板を、前記流路形成部材の表面に固定する段階と、前記金属薄板を前記流路形成部材の表面に固定する前或いは後に、前記フィルムを前記加圧成形によりドーム状に撓ませる段階と、を備えることを要旨とする。
これによれば、フィルムが接合され、溝状流路の開口部に対応する個所が除去された金属薄板を、流路形成部材の表面に接着等で固定するので、フィルム単体を撓ませて流路形成部材に固定する方法よりも、薄いフィルムの取扱い及び取付けが容易になるとともに、薄いフィルムの位置決めが容易になる。
この製造方法において、前記フィルムを前記加圧成形によりドーム状に撓ませる段階において、前記フィルムに温度を加えることを要旨とする。
これによれば、加圧成形時にフィルムに温度を加えることで、フィルムが変形し易くなり、ドーム状に撓ませたフィルムの形態を安定させることができる。
本発明における液体噴射装置は、上記弁装置が、液体を一時貯留する液体貯留手段から、ターゲットに対してノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドへと液体を導く液体供給路の途中に設けられ、前記減圧弁が、前記液体噴射ヘッドからの液体の噴射に伴って液体が減少する圧力室の圧力を感知して、前記液体供給路から前記圧力室への前記液体の供給及び非供給を切り換えることを要旨とする。
これによれば、インクジェット式プリンタ等の液体噴射装置の小型化及び薄型化を実現することができるとともに、製造が容易になり、製造コストを低減できる。
以下、本発明を具体化した各実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において、同様の部位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る弁装置1を図1〜図3に基づいて説明する。
この弁装置1は、図1に示すように、液体入口2及び液体出口3にそれぞれ連通しインク等の液体を貯留する圧力室4内の液体を所定の圧力に減圧する減圧弁5を備える。
減圧弁5は、圧力室4の圧力が所定の圧力より低くなると(所定の負圧になると)、圧力室4の内方(図1で下方)へ弾性変形する受圧部材としてのフィルム6を有するとともに、フィルム6が圧力室4の内方へ弾性変形する際の押圧力を倍力した作動力により液体入口2側から圧力室4内へ液体が供給される開弁状態となるように構成されている。
減圧弁5は、図1及び図2に示すように、液体入口2及び液体出口3にそれぞれ連通した長方形の溝状流路7を有する流路形成部材8と、弁体9と、圧力調整用ばね10と、圧力調整用ばね10の付勢力に抗して弁体9を開弁位置側へ押圧するための作動レバー11と、溝状流路7を密封して圧力室4を形成する受圧部材としてのフィルム6とを備える。
このフィルム6は、液体としてインクを用いる場合にはインク性状に科学的な影響を及
ぼさないこと、更に水分透過度や、酸素や窒素透過度の低い材質で作られている。すなわち、フィルム6は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)フィルムによって構成されている。
また、フィルム6は、圧力室4の圧力変化により弾性変形可能な程度に薄い。例えば、フィルム6として、厚さが10μm以下のフィルムを用いる。なお、ここにいう「圧力室4の圧力変化により弾性変形可能」とは、圧力室4の圧力が低下して所定の圧力より低くなったときに、フィルム6が図3の実線で示す形態から同図の二点鎖線で示す形態へ弾性変形することを意味する。また、圧力室4の圧力が増加して所定の圧力に達したときに、フィルム6が同図の二点鎖線で示す形態から同図の実線で示す形態へ弾性変形することを意味する。
このようなフィルム6が、溝状流路7の開口部を密封するように流路形成部材8の表面に接着されている。したがって、フィルム6が、圧力室4の一部を構成している。
弁体9は、液体入口2と溝状流路7を連通状態にする開弁位置と、液体入口2と溝状流路7を非連通状態にする閉弁位置(図1に示す位置)との間で変位可能で、圧力調整用ばね10により閉弁位置側へ付勢されている。
減圧弁5は、圧力室4の圧力が所定の圧力より低くなるとフィルム6が圧力室4の内方へ弾性変形し、フィルム6が弾性変形する際の押圧力を倍力した作動力で作動レバー11が弁体9を開弁位置側へ押圧するようになっている。
この弁装置1においては、溝状流路7を密封するフィルム6の細長い長方形部分、つまりフィルム6の、溝状流路7の開口部を密封している部分が受圧部6aとなっている。また、この弁装置1においては、作動レバー11は、溝状流路7内にあって一端11a側を流路形成部材8に支持された片持ち梁であり、弁体9は、作動レバー11の重心より一端側に寄った位置で作動レバー11から作動力を受けるように配置されている。なお、流路形成部材8及び作動レバー11は、例えば、金属で作られている。
作動レバー11の一端11a側は、作動レバー11自体を支える程度の剛性があれば良い。また、作動レバー11の一端11a以外の部分である押圧部11bは、弁体9を押すための部位であるので、なるべく剛性が高い方が良い。そのため、作動レバー11の一端11a側をその押圧部11bよりも剛性を低くしてある。すなわち、本例の弁装置1において、作動レバー11は1枚の薄板で構成され、作動レバー11の押圧部11bを図3に示すように断面がコの字状に折り曲げ加工することにより、その押圧部11bの剛性をその一端11a側よりも高くしている。
また、弁装置1において、弁体9は、バルブ軸12と、シール部材13と、ばね受け部14とを有する。シール部材13はOリングである。流路形成部材8には、液体入口2を有する入口側流路15と、入口側流路15に連通し弁体9及び圧力調整用ばね10を収容する液体供給室16と、液体供給室16と圧力室4を連通する連通部である円形孔17と、圧力室4に連通し液体出口3を有する出口側流路18とが形成されている。
圧力調整用ばね10は、弁体9のばね受け部14と、液体供給室16の開口端を密封する保持部材19との間に介装されている。弁体9は、バルブ軸12が円形孔17内に隙間を残して挿通した状態でシール部材13が液体供給室16のシール面に押圧される閉弁位置側へ圧力調整用ばね10により付勢されている。
フィルム6の周囲には、矩形の枠状に形成されたSUSなどの金属薄板20が接着剤21で接合されている。そして、フィルム6は、図3に示すように、ドーム状に撓ませた状
態で、金属薄板20を介して流路形成部材8の表面に取り付けられている。
この弁装置1では、圧力室4内の液体が減少して圧力室4の圧力が所定の圧力より低くなると、フィルム6の受圧部6aが圧力室4の内方へ弾性変形し、一端11a側が支持された片持ち梁である作動レバー11を図1の下方へ押圧する。これにより、作動レバー11は、フィルム6の受圧部6aが圧力室4の内方へ弾性変形する際の押圧力を倍力した作動力により、閉弁位置にある弁体9のバルブ軸12を開弁位置側へ変位させるので、減圧弁5は開弁状態となり、液体入口2側から圧力室4内へ液体が供給される。圧力室4内の液体が増加するのに伴い圧力室4の圧力が所定の圧力に達すると、フィルム6の受圧部6aが弾性変形した形態から元の形態に戻るので、弁体9のバルブ軸12が圧力調整用ばね10の付勢力により開弁位置から閉弁位置へ変位することで、減圧弁5は閉弁状態に戻り、液体入口2側から圧力室4内への液体の供給が阻止される。
以上のように構成された第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○フィルム6の受圧面積以上の力、即ちフィルム6が作動レバー11を押圧する押圧力を倍力した作動力を得て、その力で減圧弁5を開弁させることができるので、フィルム6の受圧面積が小さくてすみ、小型化及び薄型化が可能な弁装置1を実現できる。
○フィルム6は圧力室4の圧力変化により弾性変形可能な程度に薄いので、フィルムが作動レバーを押圧するときのフィルムの反力が小さく、受圧面積の小さいフィルムをドーム状に撓ませて貼ることができる。
[弁装置の製造方法]
次に、上記第1実施形態に係る弁装置1の製造方法、特にフィルム6をドーム状に撓ませて流路形成部材8に取り付ける方法を、図4(a)〜(e)に基づいて説明する。
この製造方法は、以下の段階(イ)〜(ニ)を備える。
(イ)フィルム6をSUSなどの金属薄板20上に接着剤21で接合する段階(図4(a)参照)。
この接合段階では、例えば、フィルム6として厚さが4μm以下のフィルムを用い、接着剤21の層の厚さを3μmとし、そして、SUSの金属薄板20の厚さを30μmとする。
(ロ)フィルム6が接合された金属薄板20の、溝状流路7の開口部に対応する個所をエッチングなどの除去加工により除去する段階(図4(b)参照)。
(ハ)フィルム6を加圧成形によりドーム状に撓ませる段階(図4(c)参照)。
この段階では、フィルム6と、これに接合され、溝状流路7の開口部に対応する個所をエッチングなどの除去された金属薄板20とを、受け型22と加圧用の容器23との間に配置し、これら3つを密着させる。この状態で、容器23の流体入口23aから、加圧流体(加圧気体或いは加圧流体)を容器23の凹部23b内に供給すると、フィルム6が加圧流体により受け型22の凹部22a内に押されて変形し、フィルム6が図4(c)に示す平坦な状態から図4(d)に示すようにドーム状に撓んだ形状になる。
(ニ)ドーム状に撓ませたフィルム6に接合され、開口部に対応する個所が除去された金属薄板20(図4(d)参照)を、流路形成部材8の表面に固定する段階(図4(e)参照)。 以上の段階(イ)〜(ニ)により、ドーム状に撓んだ形状にしたフィルム6を、図4(e)に示すように流路形成部材8に取り付けることができる。
なお、上記段階(ハ)での加圧成形時に、フィルム6に温度を加える。その際、フィルム6のガラス転移点以上に温度をフィルム6に加える。
例えば、フィルム6として厚さが4μmのPPSフィルムを用いる場合には、130℃の雰囲気中で、2.5気圧の圧力で加圧してフィルム6を成形するのが望ましい。
以上のように構成された上記弁装置の製造方法によれば、以下の作用効果を奏する。
○フィルム6が接合され、溝状流路7の開口部に対応する個所が除去された金属薄板20を、流路形成部材8の表面に接着剤21で固定するので、フィルム6単体を撓ませて流路形成部材8に固定する方法よりも、薄いフィルム6の取扱い及び取付けが容易になるとともに、薄いフィルム6の位置決めが容易になる。
○上記段階(ハ)での加圧成形時に、フィルム6に温度を加えることで、フィルム6が変形し易くなり、ドーム状に撓ませたフィルム6の形態を安定させることができる。
例えば、フィルム6のガラス転移点以上に温度をフィルム6に加えることで、フィルム6がドーム状に変形した状態が安定し、変形応力による経時的なフィルム変形量(フィルム6がドーム状に撓んだ状態から戻る量)を抑制することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る弁装置1Aを図5に基づいて説明する。
この弁装置1Aにおいては、種類の異なる液体として、例えば6色のインクを使用するために、各色のインクをそれぞれ貯留する6つの溝状流路7〜7を並列に配置して、6つの減圧弁5〜5が設けられている。フィルム6Aが、各溝状流路7〜7の開口部を密封するように流路形成部材8Aの表面に接着されている。これにより、6つの圧力室4〜4が形成されている。フィルム6Aが、各圧力室4〜4の一部を構成している。各溝状流路7〜7を密封するフィルム6Aの長方形部分、つまりフィルム6Aの、各溝状流路7〜7の開口部を密封している部分が受圧部6a〜6aとなっている。
そして、各溝状流路7〜7内には、一端側をそれぞれ流路形成部材8Aに支持された片持ち梁である作動レバー11〜11が配置されている。その他の構成は、上記第1実施形態の弁装置1と同様である。
以上のように構成された第2実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。
○6つの溝状流路7〜7を並列に配置して、6つの減圧弁5〜5が設けられているため、インクジェット式プリンタ等の液体噴射装置に用いる弁装置1Aの小型化及び薄型化を実現することができる。
[プリンタ]
次に、上記各実施形態で説明した弁装置を用いたインクジェット式プリンタの一例を、図6及び図7に基づいて説明する。本実施形態では、一例として、上記第1実施形態の弁装置1をキャリッジに設けたインクジェット式プリンタについて説明する。
図6に示すように、液体噴射装置としてのプリンタ100は、略直方体形状のフレーム102を備えている。このフレーム102の上面には、給紙トレイ103が設けられ、さらに、フレーム102の前面には、排紙トレイ104が設けられている。この給紙トレイ103及び排紙トレイ104は、図示しないヒンジ構造によってフレーム102に対して折り畳み収容可能に構成されている。
このフレーム102内には、その長手方向にプラテン105が配設され、このプラテン
105上には、図示しない紙送り機構によって、給紙トレイ103からフレーム102内に挿入された記録用紙が給送されるようになっている。そして、この給送された記録用紙は、排紙トレイ104からフレーム102外へ排出されるようになっている。
フレーム102内には、プラテン105と平行にガイド部材106が架設されている。このガイド部材106には、キャリッジ107が移動可能に支持されている。このキャリッジ107に上記弁装置1が設けられている。また、フレーム102には、キャリッジモータ(図示しない)が取着され、このキャリッジモータは、一対のプーリ(図示しない)に巻き掛けられたタイミングベルト(図示しない)を介してキャリッジ107が駆動連結されている。このように構成することによって、キャリッジモータが駆動すると、その駆動力はタイミングベルトを介してキャリッジ107に伝達される。この駆動力を受けてキャリッジ107は、ガイド部材106に案内されプラテン105と平行(主走査方向)に往復移動するようになっている。
一方、キャリッジ107の下面(プラテン105と対向する面)には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド108が設けられている。この記録ヘッド108は、記録用紙に対向するようにノズル形成面108a(図7参照)を有し、このノズル形成面108aには、1列あたりn個(nは自然数)のノズルN(図7参照)からなるノズル列(図示せず)が6列形成されている。本実施例では、説明の便宜上1列あたりn個のノズルNからなるノズル列を6列形成したが、この限りではなく1列あたりのノズルNの数及びノズル列の数は、適宜変更しても良い。
この記録ヘッド108には、フレーム102内に設けられた液体貯留手段としての第1及び第2のインクカートリッジ109,110から、後述するように、各ノズルにそれぞれ対応した色(本実施形態では、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダ)の液体としてのインクが供給されるようになっている。そして、記録ヘッド108に流入したインクは、圧電素子108b(図7参照)によって加圧され、記録ヘッド108のノズルNからインク滴として吐出されることによってドットを形成する。つまり、記録ヘッド108に形成された各ノズルNからは、それぞれ対応する色である、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダが吐出されるようになっている。
プリンタ100では、キャリッジ107を往復移動させながらインク滴を記録用紙に吐出させ印刷するための領域を印刷領域としている。さらに、プリンタ100には、非印刷時にノズルNを封止するための非印刷領域が設けられ、その非印刷領域には、図6に示すように、キャップホルダ111が設けられている。
キャップホルダ111には、記録ヘッド108のノズル形成面108aと対向するように、可撓性を有するキャップ部材112が設けられている。キャップホルダ111は、図示しない駆動機構を介して、キャップ部材112を記録ヘッド108のノズル形成面108aに密着させることによって、各ノズルNを封止するようになっている。また、図7に示すように、キャップ部材112は、その底部にキャップ部材112内と連通する連通口112a,112bが形成され、この連通口112aにはチューブT1を介してキャップホルダ111外にてキャップ開放バルブ113が接続されている。このキャップ開放バルブ113は、キャップ部材112とノズル形成面108aを密着させることによって形成される空間を適宜開放するようになっている。さらに、連通口112bは、チューブT2を介してギヤポンプGPの吸引口(図示しない)に接続されている。このギヤポンプGPは、ギヤG1,G2を備えていて、図示しない駆動モータから駆動力が伝達されると同ギヤG1,G2が回転駆動されて、キャップ部材112に負圧をかけるようになっている。つまり、キャップ部材112によってノズル形成面108aを封止している際に、ギヤポ
ンプGPを駆動させることによって、ノズル形成面108aのノズルNに負圧をかけてクリーニングすることができるようになっている。
このギヤポンプGPの排出口(図示しない)には、チューブT3を介して調整装置114が接続され、この調整装置114には、チューブT4を介して第1のインクカートリッジ109が接続されている。
この第1のインクカートリッジ109は、ブラックのインクを貯留するインクパックB、及びインクを吸収するインク吸収体115を収容している。このインクパックBは、チューブT5を介してキャリッジ107の記録ヘッド108に接続されている。このインク吸収体115は、例えば、スポンジ等の吸水性を有する多孔質材料である。
このように構成することによって、第1のインクカートリッジ109には、ギヤポンプGPによってキャップ部材112から吸引された廃インク及び空気が流入するようになっている。このとき、第1のインクカートリッジ109内に流入する廃インクは、インク吸収体115によって吸収されるようになっている。また、第1のインクカートリッジ109に流入する廃インク及び空気の量とこれらの流速は、調整装置114によって調整されるようになっている。
第1のインクカートリッジ109には、チューブT6を介して第2のインクカートリッジ110が接続され互いに連通している。この第2のインクカートリッジ110は、シアン、マゼンダ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダのインクをそれぞれ貯留するインクパックC,M,Y,LC,LMを備えている。この各インクパックC,M,Y,LC,LMは、それぞれチューブT7〜T11を介して、キャリッジ107の記録ヘッド108に接続されている。また、この第2のインクカートリッジ110には、チューブT12を介して第2のインクカートリッジ110内を適宜開放する開放装置116が接続されている。
このように構成することによって、ギヤポンプGPを駆動すると、キャップ部材112から廃インク及び空気が吸引され、この廃インク及び空気は、キャップ部材112→チューブT2→ギヤポンプGP→チューブT3→調整装置114→チューブT4を順に流動した後、インクカートリッジ109内に流入する。このとき、第1のインクカートリッジ109内に流入する廃インクは、上述したインク吸収体115によって吸収されるので、第1のインクカートリッジ109内には、流入した空気(以下、加圧空気という)だけ流動する。そして、この加圧空気は、第1のインクカートリッジ109内からチューブT6を介して第2のインクカートリッジ110に流入した後、チューブT12に接続された開放装置116によって保持されるようになっている。
即ち、第1及び第2のインクカートリッジ109,110内の空気圧は常に偏倚がなく同等であるので、ギヤポンプGPが駆動すると、第1及び第2のインクカートリッジ109,110内の空気圧は、上述した加圧空気によって加圧されて、それぞれのインクパックB,C,M,Y,LC,LMは加圧されるようになっている。これによって、各インクパックB,C,M,Y,LC,LMに貯留されたインクは、それぞれキャリッジ107の記録ヘッド108に圧送されるようになっている。
つまり、本実施形態のプリンタ100では、ギヤポンプGPが、キャップ部材112に負圧をかけるクリーニング用のポンプと、各インクパックB,C,M,Y,LC,LMを加圧する加圧用のポンプとを兼ねている。そして、ギヤポンプGPを駆動すると、キャップ部材112に負圧をかけて廃インク及び空気を吸引するとともに、各インクパックB,C,M,Y,LC,LMを加圧し、記録ヘッド108に各インクを圧送するようになって
いる。
以上のように構成されたインクジェット式プリンタによれば、以下の作用効果を奏する。
○インクジェット式プリンタの小型化及び薄型化を実現することができる。
[ 変形例]
なお、この発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等はこの発明に含まれるものである。例えば、以下のように変更して具体化することもできる。
・図3に示す上記第1実施形態では、作動レバー11を断面がコの字状に折り曲げ加工されているが、これに限らず、一端11aと押圧部11bとが剛性の違う別部材であり、接着や溶着等で固定されて構成されることで剛性差を形成しても良い。
・図4(a)〜(e)に示す上記弁装置の製造方法では、フィルム6として厚さが10μm以下のPPSフィルム、例えば4μmのPPSフィルムを用いているが、本発明で使用可能なフィルム6は、圧力室4の圧力変化により弾性変形可能な程度に薄いフィルムであれば良く、フィルム6の厚さは10μmや4μmに限定されない。
・上記製造方法では、フィルム6として厚さが4μmのPPSフィルムを用いる場合に、130℃の雰囲気中で、2.5気圧の圧力で加圧してフィルム6を成形する方法を一例として示しているが、その温度は、130℃に限らず、他の温度を加えてもよい。また、圧力は、130℃の雰囲気中で、2.5気圧しているが、その圧力も2.5気圧に限らない。
・図4(a)〜(e)に示す上記弁装置の製造方法では、フィルム6を加圧成形によりドーム状に撓ませる段階(図4(c)参照)を、溝状流路7の開口部に対応する個所が除去された金属薄板20を流路形成部材8の表面に固定する段階の前に行うようにしているが、その固定する段階の後に、フィルム6の加圧成形を行うようにしてもよい。
・図5に示す上記第2実施形態では、6色のインクを使用する弁装置1Aについて一例として説明したが、本発明は、6色に限らず、複数の色のインクを使用する弁装置にも適用可能である。例えば4色のインクを使用する弁装置の場合には、4つの溝状流路7〜7を並列に配置して、4つの減圧弁5〜5を設ける構成にすればよいことは言うまでもない。
・上記各実施形態の弁装置は、インクジェット式プリンタ以外の液体噴射装置、例えばインクを吐出するインクジェット式記録装置(ファックス、コピア等の印刷装置を含む)や、インク以外の液体を噴射する液体噴射装置にも適用可能である。例えば、本発明は、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置にも適用可能である。
・図6及び図7では、上記第1実施形態の弁装置1をキャリッジに設けたインクジェット式プリンタについて説明したが、その弁装置1を、キャリッジに限らず、液体貯留手段から液体噴射ヘッドへと液体を供給するための液体供給路の途中に設けたインクジェット式プリンタにも本発明は適用可能である。
・上記第2〜第5実施形態の弁装置をキャリッジに、或いは液体貯留手段から液体噴射
ヘッドへと液体を供給するための液体供給路の途中に設けたインクジェット式プリンタにも本発明は適用可能である。
・上記各実施形態の弁装置に用いる液体は、インクに限らず、他の液体であってもよい。
第1実施形態に係る弁装置を示し、図2のA−A線に沿った断面図。 図1の弁装置を示す平面図。 図2のB−B線に沿った断面図 (a)〜(e)は図1の弁装置の製造方法を示す説明図。 第2実施形態に係る弁装置を示す平面図。 プリンタの概略構成を示す斜視図。 図6のプリンタの概略構成を示すブロック図。
符号の説明
N…ノズル、1,1A…弁装置、2…液体入口、3…液体出口、4,4〜4…圧力室、5,5〜5…減圧弁、6,6A…受圧部材としてのフィルム、7,7〜7…溝状流路、8,8A…流路形成部材、9…弁体、11,11〜11…作動レバー、20…金属薄板。

Claims (5)

  1. 液体入口及び液体出口にそれぞれ連通し液体を貯留する圧力室内の液体を所定の圧力に減圧する減圧弁を備えた弁装置において
    溝状流路を有する流路形成部材と、
    前記液体入口と前記溝状流路を連通状態にする開弁位置と、前記液体入口と前記溝状流路を非連通状態にする閉弁位置との間で変位可能で、閉弁位置側へ付勢された弁体と、
    前記溝状流路を密封して前記圧力室を形成し、前記圧力室の圧力が所定の圧力より低くなると、前記圧力室の内方へ弾性変形する受圧部材としてのフィルムと、
    前記フィルムが前記内方へ弾性変形する際の押圧力を倍力した作動力で弁体を前記開弁位置側へ変位させる作動レバーとを備え、
    前記作動レバーは、前記溝状流路内にあって一端側を前記流路形成部材に支持された片持ち梁であり、
    前記弁体は、前記作動レバーの重心より前記一端側に寄った位置で前記作動レバーから前記作動力を受けるように配置され、
    前記フィルムは前記圧力室の圧力変化により弾性変形可能な程度に薄く、ドーム状に撓ませた状態で前記流路形成部材に取り付けられていることを特徴とする弁装置。
  2. 請求項1に記載の弁装置の製造方法であって、
    前記フィルムを、気体或いは液体による加圧成形によりドーム状に撓ませることを特徴とする弁装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の弁装置の製造方法において、
    前記フィルムを金属薄板上に接合する段階と、
    前記フィルムが接合された金属薄板の、前記溝状流路の開口部に対応する個所をエッチングなどの除去加工により除去する段階と、
    前記開口部に対応する個所が除去された前記金属薄板を、前記流路形成部材の表面に固定する段階と、
    前記金属薄板を前記流路形成部材の表面に固定する前或いは後に、前記フィルムを前記加圧成形によりドーム状に撓ませる段階と、
    を備えることを特徴とする弁装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の弁装置の製造方法において、
    前記フィルムを前記加圧成形によりドーム状に撓ませる段階において、前記フィルムに温度を加えることを特徴とする弁装置の製造方法。
  5. 請求項1に記載の弁装置が、液体を一時貯留する液体貯留手段から、ターゲットに対してノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドへと液体を導く液体供給路の途中に設けられ、
    前記減圧弁が、前記液体噴射ヘッドからの液体の噴射に伴って液体が減少する圧力室の圧力を感知して、前記液体供給路から前記圧力室への前記液体の供給及び非供給を切り換えることを特徴とする液体噴射装置。
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