JP4386949B2 - コンテンツ再生装置、コンテンツ提供サーバ、その制御方法、制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

コンテンツ再生装置、コンテンツ提供サーバ、その制御方法、制御プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、スライド・ショー形式でコンテンツを再生するコンテンツ再生装置等に関するものである。
近年、インターネット機能を備えたテレビジョン受像機(以下、テレビと称する。)が製品化され、一般の家庭にも普及している。このため、これまでは、インターネットといえば、パーソナル・コンピュータ(以下、パソコンと称する)等から利用するものであったが、テレビから手軽にアクセスできるようになってきている。例えば、テレビのインターネット機能によって、インターネット上で利用可能なコンテンツを取得し、テレビのディスプレイ上において、取得したコンテンツを表示してユーザが閲覧することができる。ここで、コンテンツとは、例えば、文字情報、画像、動画および音楽といった情報を広く意味する。
インターネット上におけるコンテンツの配信サービスとしては、テレビ向けのサービスに先駆けて、パソコンを対象としたサービスが既に広く普及している。今後は、テレビでも利用可能なコンテンツの量は徐々に増加し、また、テレビに提示することを前提としたテレビ向けのコンテンツも増えることが予測される。
ところで、現在、インターネット上で利用可能なコンテンツの量は膨大であるがゆえに、ユーザは、自分の所望するコンテンツを探索するために、しばしば多くの時間を浪費しなければならないことがある。これに対する対応策として、パソコン向けのコンテンツの配信サービスでは、ユーザが所望するコンテンツを効率よく探索し、ユーザに対して提示できるようにするため、多くの場合、キーワード検索やディレクトリ検索といった技法が採用されている。
一方、前述のとおり、テレビで利用可能なコンテンツは徐々に増加していくことが見込まれるため、ユーザが、自分の所望するコンテンツをテレビで簡単に探索することができるように、コンテンツを提示する技術が必要とされつつある。
例えば、特許文献1においては、画像データのスライド・ショーにおいて、スライド・ショーにおけるスライド表示を一時停止した場合、次にスライド・ショーを再開するときに、一時停止したスライドから再生を開始する構成としている。上記の構成によって、スライド・ショー再開時に、既に視聴済みのスライドを重複して視聴することを防ぎ、当該スライド・ショーの利便性の向上を図っている。
特開2006−121644号(2006年5月11日公開)
しかしながら、特許文献1に開示される発明は、単に画像データをスライド・ショーとして提示する場合についての発明であり、また、当該発明の構成では、スライド・ショーを一時停止した場合、次にスライド・ショーを再開するときに、必ず一時停止されたスライドから再生することになる。
また、一連の順序に意味があるコンテンツをスライド・ショー形式で再生する場合、単にスライド・ショーを中断した場所から再生を再開してしまうと、一連のコンテンツが元来有している意味を失いユーザが一連のコンテンツの内容を理解することが困難になる。
例えば、テレビ向けのコンテンツとしては、前述の画像データ以外にも多様な種類のものが提供されることが予想されるため、必ずしも一時停止した場所から再生を再開することが望ましいとも限らない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、再生を中断したコンテンツを、コンテンツが有する意味を考慮して適切な位置から再開することが可能な、すなわちユーザがコンテンツの内容を容易に理解できるようにするコンテンツ再生装置、コンテンツ提供サーバ、その制御方法、制御プログラムおよび記録媒体を実現することにある。
本発明に係るコンテンツ再生装置は、上記課題を解決するために、複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、オリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツの少なくとも一部を含むダイジェストコンテンツを再生する再生手段と、上記再生手段が再生すべき部分コンテンツを指定することにより、上記再生手段を制御する再生制御手段とを備え、上記再生制御手段は、上記再生手段がダイジェストコンテンツを再生中に、所定のイベントに応じて、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツの再生を指示する一方、上記再生手段がオリジナルコンテンツを再生中に、所定のイベントに応じて、該オリジナルコンテンツに付与されている、対応するダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生を上記再生手段に指示することを特徴としている。
また、本発明に係るコンテンツ再生装置制御方法は、上記課題を解決するために、複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、オリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツの少なくとも一部を含むダイジェストコンテンツを再生するコンテンツ再生装置の制御方法であって、上記コンテンツ再生装置が再生すべき部分コンテンツを指定する再生制御ステップと、上記再生制御ステップにて指定された部分コンテンツを再生する再生ステップとを含み、上記再生制御ステップでは、上記再生ステップにてダイジェストコンテンツを再生中に、所定のイベントに応じて、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツの再生を上記コンテンツ再生装置に指示する一方、上記再生ステップにてオリジナルコンテンツを再生中に、所定のイベントに応じて、該オリジナルコンテンツに付与されている、対応するダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生を上記コンテンツ再生装置に指示することを特徴としている。
上記構成によれば、オリジナルコンテンツおよびダイジェストコンテンツは、複数の部分コンテンツを含むものであり、再生手段が、複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生すると、再生手段は、オリジナルコンテンツ、または、ダイジェストコンテンツを再生したことになる。
ダイジェストコンテンツは、上記オリジナルコンテンツの少なくとも一部を含むものである。例えば、オリジナルコンテンツの部分コンテンツの少なくともいずれかを含んでいる。すなわち、ダイジェストコンテンツとオリジナルコンテンツとは1対1で対応している。
そして、再生制御手段は、所定のイベントに応じて、上記再生手段が再生すべき部分コンテンツを指定することにより、上記再生手段を制御する。
具体的には、ダイジェストコンテンツを再生中に、再生制御手段が、所定のイベントに応じて、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツの再生を指示する。
また、一方で、再生制御手段が、上記再生手段がオリジナルコンテンツを再生中に、所定のイベントに応じて、該オリジナルコンテンツに付与されている、対応するダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生をする。
これにより、ダイジェストコンテンツを再生中に、該ダイジェストコンテンツの再生を中断して、該ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツを再生した後、再び、ダイジェストコンテンツの再生を開始する場合に、ダイジェストコンテンツのどの部分コンテンツから再生を再開すればよいのかを、上記再開位置情報に基づいて任意に特定することができる。
その結果として、再開位置情報を用いて、ダイジェストコンテンツの各部分コンテンツが有する意味を考慮して適切な位置から部分コンテンツの再生を再開することが可能になる。
本発明に係るコンテンツ再生装置では、上記課題を解決するために、上記再生手段は、複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、複数のオリジナルコンテンツに対応する複数のダイジェストコンテンツを順次再生し、上記再生制御手段は、上記再生手段が何れかのオリジナルコンテンツを再生中に、該オリジナルコンテンツに付与されている、ダイジェストコンテンツおよび該ダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生を上記再生手段に指示することが好ましい。
上記構成によれば、まず、再生手段が、複数のオリジナルコンテンツと、複数のダイジェストコンテンツとを、複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することによって順次再生する。
そして、再生制御手段は、何れかのオリジナルコンテンツを再生中に、該オリジナルコンテンツに付与されている、ダイジェストコンテンツおよび該ダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生を上記再生手段に指示する。
そのため、複数のオリジナルコンテンツに対応して、ダイジェストコンテンツが複数になっても、再開位置情報に基づいて、適切なダイジェストコンテンツの適切な部分コンテンツから再生を再開できる。
以上のことから、再生するダイジェストコンテンツおよびオリジナルコンテンツが複数になっても、各ダイジェストコンテンツおよびオリジナルコンテンツの順序や意味を損なうことなく、ダイジェストコンテンツおよびオリジナルコンテンツの再生中断と再生再開を実行することが可能となる。結果として、ユーザがオリジナルコンテンツの内容を把握することを支援することができるという効果を奏する。
本発明に係るコンテンツ再生装置では、上記課題を解決するために、上記再開位置情報は、上記ダイジェストコンテンツに含まれる先頭の部分コンテンツを特定する情報であることが好ましい。
ダイジェストコンテンツの再生は、再生手段が、該ダイジェストコンテンツに含まれる複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき行われるという点を考慮すると、ユーザは、ダイジェストコンテンツの先頭から、再生が始まったほうが、当該ダイジェストコンテンツの内容を把握しやすい。
上記構成によれば、再開位置情報は、特定する部分コンテンツは、上記ダイジェストコンテンツに含まれる先頭の部分コンテンツである。
従って、再生制御手段が、再開位置情報が、ダイジェストコンテンツに含まれる先頭の部分コンテンツを特定する情報であれば、再生手段に対して、先頭の部分コンテンツから再生を再開するように指示することができる。
これにより、ダイジェストコンテンツが再開されるときには、ユーザは、常に、直前に再生されていたダイジェストコンテンツの先頭の部分コンテンツから視聴を再開できるので、再生が再開されたダイジェストコンテンツがどのオリジナルコンテンツのダイジェストコンテンツであるのかを容易に把握することができる。
本発明に係るコンテンツ再生装置では、上記課題を解決するために、上記再開位置情報は、当該オリジナルコンテンツに対応するダイジェストコンテンツの次のダイジェストコンテンツおよび該次のダイジェストコンテンツに含まれる先頭の部分コンテンツを特定する情報であることが好ましい。
上記構成によれば、コンテンツ再生装置は、直前に再生されていたダイジェストコンテンツの次に再生をするべきダイジェストコンテンツから再生を再開する。このため、ユーザは、次のダイジェストコンテンツから迅速にコンテンツを確認することができる。
本発明に係るコンテンツ再生装置では、上記課題を解決するために、当該コンテンツ再生装置の動作を指示する操作信号の入力を検知する入力受付手段を備え、上記再生制御手段は、上記入力受付手段が検知した操作信号が、オリジナルコンテンツの再生を停止する要求であると解釈した場合、オリジナルコンテンツの再生を停止し、上記再生中のオリジナルコンテンツに付与された再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定するダイジェストコンテンツの部分コンテンツを再生するよう上記再生手段に指示することを特徴とすることが好ましい。
上記構成によれば、入力受付手段において検知された操作信号について、上記再生制御手段が、当該操作信号オリジナルコンテンツの再生を停止する要求であると解釈した場合、上記再生制御手段は、まず、オリジナルコンテンツの再生を停止するよう上記再生手段に指示する。それに加えて、上記再生制御手段は、上記再生中のオリジナルコンテンツに付与された再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生を再生手段に指示する。
このため、オリジナルコンテンツの再生を停止すれば、直ちにダイジェストコンテンツの再生を開始することができる。
従って、ユーザは、特別な操作を行うことなく、ダイジェストコンテンツの再生を開始することができる。
上記再生制御手段は、上記再生手段によるオリジナルコンテンツの最後の部分コンテンツの再生が終了したことを検知したとき、上記オリジナルコンテンツに付与されている、対応するダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定するダイジェストコンテンツの部分コンテンツの再生を上記再生手段に指示することが好ましい。
上記構成によれば、再生制御手段は、ユーザが、特に操作を行わなくても、あるオリジナルコンテンツの再生を全て終了したとき、ダイジェストコンテンツの再生を再開するよう再生手段に指示する。このとき、ユーザは、そのオリジナルコンテンツの内容を全て見終わっている可能性が高い。そのため、あるオリジナルコンテンツの再生を全て終了したとき、ダイジェストコンテンツの再生を再開すれば、ユーザの便宜を図ることができる。
本発明に係るコンテンツ提供サーバは、上記課題を解決するために、複数の部分コンテンツを順次再生することにより、オリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツの少なくとも一部を含むダイジェストコンテンツを再生するコンテンツ再生装置に対して供給すべき部分コンテンツを決定するコンテンツ決定手段と、上記コンテンツ再生装置が、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツの再生を中断し、上記ダイジェストコンテンツの再生を再開する場合に、再生すべき上記ダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報を記憶する再開位置情報記憶部とを備え、上記コンテンツ決定手段は、上記コンテンツ再生装置が、上記ダイジェストコンテンツの再生を再開するときに、上記再開位置情報記憶部に記憶されている再開位置情報に基づいて、上記コンテンツ再生装置に供給すべき部分コンテンツを決定することを特徴としている。
本発明に係るコンテンツ提供サーバ制御方法は、上記課題を解決するために、複数の部分コンテンツを順次再生することにより、オリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツの少なくとも一部を含むダイジェストコンテンツを再生するコンテンツ再生装置に対して部分コンテンツを供給するコンテンツ提供サーバの制御方法であって、上記コンテンツ再生装置が、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツの再生を中断し、上記ダイジェストコンテンツの再生を再開する場合に、上記コンテンツ再生装置が上記ダイジェストコンテンツの再生を再開するときに再生すべき上記ダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報を記憶する再開位置情報記憶部から読み出した再開位置情報に基づいて、上記コンテンツ再生装置に供給すべき部分コンテンツを決定することを特徴とすることを特徴としている。
上記構成によれば、まず、コンテンツ提供サーバが備えるコンテンツ決定手段は、複数の部分コンテンツを順次再生することにより、オリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツの少なくとも一部を含むダイジェストコンテンツを再生するコンテンツ再生装置に対して供給すべき部分コンテンツを決定する。
また、コンテンツ提供サーバは、コンテンツ再生装置が、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツの再生を中断し、上記ダイジェストコンテンツの再生を再開する場合に、再生すべき上記ダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報を記憶する再開位置情報記憶部とを備えている。
そして、コンテンツ提供サーバが備えるコンテンツ決定手段が、上記コンテンツ再生装置が、上記ダイジェストコンテンツの再生を再開するときに、上記再開位置情報記憶部に記憶されている再開位置情報に基づいて、上記コンテンツ再生装置に供給すべき部分コンテンツを決定する。
その結果として、コンテンツ再生装置は、上述のように決定された部分コンテンツを受信し、オリジナルコンテンツが有する意味が考慮された適切な位置から部分コンテンツの再生を再開することが可能になる。
本発明に係るコンテンツ提供サーバでは、上記課題を解決するために、上記コンテンツ再生装置が、上記ダイジェストコンテンツの再生を中断して、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツを再生するときに、上記コンテンツ再生装置が中断したダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する中断位置情報を上記コンテンツ再生装置から取得する中断位置情報取得手段を備え、上記再開位置情報記憶部には、上記再開位置情報が、上記ダイジェストコンテンツの部分コンテンツに対応付けて記憶されており、上記コンテンツ決定手段は、上記コンテンツ再生装置が、上記ダイジェストコンテンツの再生を再開するときに、上記中断位置情報取得手段が取得した中断位置情報が特定する部分コンテンツに対応付けられた再開位置情報に基づいて供給すべき部分コンテンツを決定することが好ましい。
このように、コンテンツ再生装置が中断したダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する中断位置情報を考慮して、当該中断位置情報に基づいて供給すべき部分コンテンツを決定するといった制御も可能である。
なお、上記コンテンツ提供サーバにおける各手段を、コンテンツ提供サーバ制御プログラムによりコンピュータに実行させることができる。さらに、コンテンツ提供サーバ制御プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で上記コンテンツ提供サーバ制御プログラムを実行させることができる。
本発明に係るコンテンツ再生装置は、以上のように、複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、オリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツの少なくとも一部を含むダイジェストコンテンツを再生する再生手段と、上記再生手段が再生すべき部分コンテンツを指定することにより、上記再生手段を制御する再生制御手段とを備え、上記再生制御手段は、上記再生手段がダイジェストコンテンツを再生中に、所定のイベントに応じて、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツの再生を指示する一方、上記再生手段がオリジナルコンテンツを再生中に、所定のイベントに応じて、該オリジナルコンテンツに付与されている、対応するダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生を上記再生手段に指示する構成である。
その結果として、コンテンツが有する意味を考慮して適切な位置から部分コンテンツの再生を再開することが可能になるという効果を奏する。
本発明に係るコンテンツ提供サーバは、以上のように、複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、オリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツの少なくとも一部を含むダイジェストコンテンツを再生するコンテンツ再生装置の制御方法であって、上記コンテンツ再生装置が再生すべき部分コンテンツを指定する再生制御ステップと、上記再生制御ステップにて指定された部分コンテンツを再生する再生ステップとを含み、上記再生制御ステップでは、上記再生ステップにてダイジェストコンテンツを再生中に、所定のイベントに応じて、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツの再生を上記コンテンツ再生装置に指示する一方、上記再生ステップにてオリジナルコンテンツを再生中に、所定のイベントに応じて、該オリジナルコンテンツに付与されている、対応するダイジェストコンテンツの部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生を上記コンテンツ再生装置に指示する構成である。
その結果として、コンテンツ再生装置は、上述のように決定された部分コンテンツを受信し、コンテンツが有する意味が考慮された適切な位置から部分コンテンツの再生を再開することが可能になるという効果を奏する。
〔実施形態1〕
(コンテンツ再生制御装置の利用形態)
本発明の一実施形態について図1〜図17に基づいて説明すると以下の通りである。図2は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供システムの概略を示す図である。同図に示すように、本実施形態に係るコンテンツ提供システム5は、テレビ(コンテンツ再生装置)1、リモコン2、インターネット網3およびコンンテンツ・サーバ4によって構成されている。
本実施形態おいて、テレビ1は、テレビ機能、コンテンツ再生制御機能、ネットワーク接続機能、およびWebブラウズ機能などの機能を備える装置である。テレビ機能は、放送波を受信し、受信した番組を図示しないディスプレイ部に表示するものである。また、テレビ1にはリモコン2が付属しており、テレビ1に対する種々の操作がリモコン2によって行われる。リモコン2は、より具体的には、テレビ1の電源のON/OFFや、番組視聴時にチャンネルを切り替えるためのチャネルボタンや、後述のWebブラウズ機能に用いられる方向ボタン、決定ボタン、戻るボタンなどのボタンから構成されるユーザ・インターフェースを備えており、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作入力に対応する操作信号をテレビに送信するものである。
また、テレビ1は、ネットワーク接続機能によってインターネット網3に接続することができる。図示のとおり、テレビ1とコンテンツ・サーバ4とは、インターネット網3を介して通信を行うことができる。
コンテンツ・サーバ4は、Webページや画像データ、動画データ、音楽データなど、テレビ1において再生可能なデータであるコンテンツ(オリジナルコンテンツ)を保持するものである。また、コンテンツ・サーバ4は、上記コンテンツに対応するダイジェスト(ダイジェストコンテンツ)を保持している。このダイジェストとは、対応するコンテンツの特徴的な内容を示すコンテンツの部分を複数個抽出したものから構成されたものである。すなわち、ダイジェストとは、総体的にコンテンツの概略的な内容を示すデータの集合体のことである。
本実施形態に係るテレビ1は、コンテンツ・サーバ4上の上記コンテンツおよびダイジェストを以下のように再生する。すなわち、テレビ1は、複数のダイジェストを順に再生し、ユーザに、各ダイジェストに対応しているコンテンツの概略的な内容を提示する。
そして、ユーザが上記ダイジェストの再生を通じて興味をもったコンテンツの再生を要求すれば、当該コンテンツの再生を開始する。
テレビ1が、コンテンツ・サーバ4から上記コンテンツおよびダイジェストを取得し、再生するまでの方法は概ね以下のとおりである。
テレビ1が、Webブラウズ機能によってインターネット網3を介してコンテンツ・サーバ4にテレビ1において再生可能なデータを要求するためのリクエスト・データ6を送信すると、これに対して、コンテンツ・サーバ4は、当該リクエスト・データ6に応じたレスポンス7をテレビ1に送信する。コンテンツ・サーバ4が、テレビ1に送信するレスポンス7にはテレビ1からの要求に応じてコンテンツまたはダイジェストが含まれる。
コンテンツ・サーバ4からレスポンス・データ7を受信した後、テレビ1は、当該レスポンス・データ7に含まれるテレビ1において再生可能なデータを解析し、再生を開始する。
(テレビおよびコンテンツ・サーバの構成)
次に、テレビ1およびコンテンツ・サーバ4の具体的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係るテレビ1およびコンテンツ・サーバ4の要部構成を示したブロック図である。
まず、テレビ1について説明する。同図に示すように、テレビ1は、入力受付部11、通信部12、主制御部13、記憶部14、および表示部15を備える構成である。
入力受付部11は、リモコン2からの操作信号を受け付け、当該操作信号を主制御部12の再生制御部17に転送するためのものである。本実施形態において入力受付部11は、操作信号を検知するためのハードウェアまたはソフトウェアモジュールから構成される。しかしながら、これに限られず、リモコン2からの操作信号を受け付けるのではなく、テレビ1の本体に配置される操作用ための図示しないボタン類から操作信号を受け付けてもよい。
通信部12は、ネットワーク接続機能を実現するものである。通信部12は、主制御部13の命令に応じて、インターネット網3を介して、コンテンツ・サーバ4と通信を行うものである。なお、本実施形態における通信部12のネットワーク接続機能は、上記イーサネット(登録商標)による有線接続の形態、またはIEEE802.11b等の無線規格に準拠した接続形態で実現されていてもよく、公知の技術を適用することができる。
主制御部13は、テレビ1が備える各部材の各種動作を統括的に制御するものであり、機能ブロックとしてコンテンツ取得部16、再生制御部17、およびコンテンツ解析部18を備えている。なお、上記機能ブロックとして示される各部は、CPU(central processing unit)が不図示のROM(read only memory)等の記憶装置に記憶されているプログラムをRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現できる。すなわち、上記各部材、コンテンツ取得部16、再生制御部17、およびコンテンツ解析部18は、上記CPUが上記記憶装置に格納されたプログラムを実行し、図示しない入出力回路などの周辺回路を制御することによって実現される機能ブロックである。
コンテンツ取得部16は、再生制御部17の命令に従って、上記通信部12を介してコンテンツ・サーバ4から、コンテンツまたはダイジェストを取得し、コンテンツ記憶部19に記憶するものである。コンテンツ取得部16は、例えば、サーバに対してテレビ1が再生可能なデータを要求するリクエスト・データを送信し、そのリクエストに対するサーバのレスポンス・データとしてコンテンツまたはダイジェストを受信する。
また、コンテンツ取得部16は、再生制御部17の命令に従って、コンテンツ記憶部19から、コンテンツまたはダイジェストを読み出し、再生制御部17に転送する機能も担っている。
再生制御部17は、入力受付部11から送信されるの操作信号を受け付け、当該操作信号を解析した結果や、テレビ1の状況に応じて種々の処理を行うものである。再生制御部17は、テレビ1の各部に各種命令を送信し、コンテンツまたはダイジェストの再生に関する処理を統合的に行う。
コンテンツ解析部18は、コンテンツまたはダイジェストを解析し、次に再生すべきデータを決定するものである。
上記コンテンツ取得部16、再生制御部17、およびコンテンツ解析部18の動作詳細については後ほど詳しく説明する。
記憶部14は、各種データおよびプログラムを記憶しておくものである。記憶部14の例としては、主制御部13が動作するときに必要なプログラムや、通信制御データなどの固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリであるROM(Read Only Memory)と、通信に関するデータ、演算に使用するデータ、および演算結果などを一時的に記憶する、いわゆるワーキングメモリとしてのRAMと、各種の設定データ、画像データなどを記憶する書換え可能な不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)とが挙げられる。本実施形態においては、記憶部14は、コンテンツ記憶部19を含む構成となっている。コンテンツ記憶部19は、上記コンテンツ取得部16がコンテンツ・サーバ4から取得した、コンテンツを記憶するものである。コンテンツ記憶部19の詳細については後述する。
表示部15は、主制御部13から画像データを受信し、受信した画像データに基づいて表画面に画像を表示するものである。表示部15は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子と、受信した画像データに基づいて表示素子を駆動するドライバ回路とから構成される表示装置である。
(コンテンツ・サーバの構成)
次に、図1を参照してコンテンツ・サーバ4の具体的な構成について説明する。同図に示すように、コンテンツ・サーバ4は、通信部21、コンテンツ送信部22、記憶部23を備える構成である。
通信部21は、インターネット網3へのネットワーク接続機能を実現するものである。
コンテンツ送信部22は、通信部21を介して、テレビ1からのリクエスト・データを受信し、当該リクエスト・データに応じて、後述のコンテンツ記憶部24から読み出したデータをレスポンスとして返信するものである。
記憶部23は、種々の情報を記憶するためのものである。本実施形態において、記憶部23は、具体的には、コンテンツ・サーバ4が、テレビ1に対して提供するWebページや動画、音楽など種々のコンテンツデータおよび当該コンテンツに関するダイジェストデータを記憶するためのコンテンツ記憶部24を有する。
(テレビが再生可能なデータについて)
次に、本実施形態に係るテレビ1が再生可能なデータについて説明する。
図3は、コンテンツとダイジェストの間の関係を示す図である。同図に示す、コンテンツ121およびコンテンツ122の2つのコンテンツについて説明する。コンテンツ121およびコンテンツ122は、テレビ1が再生可能なデータの一例である。具体的には、コンテンツ121およびコンテンツ122は、複数のスライドから構成されるデータの集合体である。コンテンツ121は、スライドA1〜A10までの10枚のスライドを含む。また、コンテンツ122は、スライドB1〜B10までの10枚のスライドを含む。
本実施形態では、テレビ1は、コンテンツに含まれる画像データをスライド・ショー形式で順に再生する。例えば、コンテンツ121に含まれる画像データを、スライドA1から順番にA10まで再生する。テレビ1は、スライドA10まで再生し終わると、再びスライドA1に戻って再生する。しかしながら、これに限られず、必ずしもスライドA1に戻って繰り返し再生する必要はなく、テレビ1は、コンテンツ121に含まれるスライドを順番に全て再生し終わったら、コンテンツ121の再生を終了しても良い。また、コンテンツのデータ形式についても、特に制限は無く、Webページや画像データ、動画データ、音楽データ等の種々のデータ形式についても適用可能である。
(ダイジェストに含まれるスライドについて)
同図に示す、ダイジェスト111は、コンテンツ121のダイジェストであり、ダイジェスト112は、コンテンツ122のダイジェストである。
ここで、コンテンツに含まれるスライドと、ダイジェストに含まれるスライドとの関係について説明する。本実施形態においては、ダイジェストは、コンテンツの少なくとも一部のスライドを含むものである。コンテンツが、図3に示すコンテンツ121およびコンテンツ122のような、複数枚のスライドから構成されるような場合には、ダイジェストは、コンテンツに含まれるスライドのうち、コンテンツの特徴部分を示すようなスライドを含んでいればよい。
ダイジェストに含めるスライドの抽出方法には、特に制限は無く、例えば、コンテンツの再生順序上、先頭から4枚のスライドをダイジェストに含める画像データとすることができる。例えば、ダイジェスト111は、図3に示すように、コンテンツ121の先頭から4枚のスライドA1〜A4から構成されている。しかしながら、これに限られず、コンテンツの最初のスライドと、最後のスライドのみを抽出したりしてもよく、各種の抽出方法を適用できる。
また、抽出したスライドを加工したものを、ダイジェストに含めてもよい。以下に、このスライドの加工について説明する。
図3に示す、ダイジェスト112は、スライドB1、スライドB3´、スライドB5´を含んでいるが、スライドB3´、および、スライドB5´は、コンテンツ122に含まれるスライドB3、スライドB5のデータを加工したものであることを示す。
図4と図5を用いて、スライドのデータの加工について、具体的に例示する。図4は、コンテンツの一例を示す図であり、図5は、当該コンテンツのダイジェストの一例を示す図である。
図4に示すコンテンツ80は、地図情報に対応する地域のレストランの所在地、グルメ情報をプロットし、それぞれのレストランに対応するグルメ情報を、ユーザに提供するコンテンツである。図4に示す、コンテンツ80は、スライド81〜87を含んでいる。スライド81は、当該コンテンツのタイトルを表示するものである。スライド82は、特定の地域の地図情報に、地図情報に対応する地域の5つのレストランの所在地をプロットしたスライドである。スライド82には、5つのレストランの所在地がプロットされている。スライド81〜スライド87は、5つのレストランのそれぞれに対応するグルメ情報を紹介するためのスライドである。
一方、図5に示す、コンテンツ80のダイジェスト70は、スライド71〜73を含んでいる。ここで、ダイジェスト70に含まれるスライド71は、コンテンツ80に含まれるスライド81と、同一の内容を示す画像データである。一方、ダイジェスト70に含まれるスライド72は、特定の地域の地図情報に、地図情報に対応する地域の3つのレストランの所在地をプロットしたスライドである。
また、スライド73は、プロットされた3つのレストランのうちの一について対応するグルメ情報を紹介したスライドである。
スライド72およびスライド73は、コンテンツ80に含まれるスライド82およびスライド83よりもプロットされているレストランが2つ少ない。
このように、コンテンツに含まれるスライドを適宜加工したスライドがダイジェストに含まれていてもよい。
(ダイジェスト再生の流れについて)
次に、テレビ1がダイジェスト111およびダイジェスト112について再生するときの流れについて図3を参照しながら説明する。本実施形態においては、テレビ1は、各ダイジェストに含まれるスライドを所定の時間おきに、順番に再生していく。すなわち、テレビ1は、ダイジェストの再生において、ダイジェスト111に含まれるA1から再生を開始する。その後、テレビ1は、ダイジェスト111に含まれるスライドA2〜スライドA4まで順番にスライドを再生する。
図3に示すように、複数のダイジェストが存在する場合は、テレビ1は、ダイジェスト同士の間に規定された所定の順序に従い再生する。例えば、図3に示すダイジェスト111およびダイジェスト112については、ダイジェスト111は、ダイジェスト112よりも先に再生されるよう順序が設定されている。従って、この場合、テレビ1は、ダイジェスト111に含まれるスライドA1〜A4までを再生した後、ダイジェスト112に含まれるスライドB1、B3´、B5´を順に再生する。また、本実施形態では、ダイジェスト112に含まれるスライドB5´まで再生すると、再びダイジェスト111に含まれるスライドA1に戻って再生する。
(ダイジェスト再生とコンテンツ再生の関係について)
次に、ダイジェスト再生とコンテンツ再生との関係について、図3を参照しながら説明する。まず、テレビ1は、ユーザからのダイジェスト再生の指示を受け付ける。ここでダイジェスト再生の指示は、例えば、ユーザがリモコン2に備えられた「再生ボタン」を押下することに対応している。テレビ1は、ダイジェスト111に含まれるスライドA1から再生を開始する。テレビ1は、ダイジェスト111およびダイジェスト112に含まれるスライドを順番に再生していく。
ユーザは、テレビ1が再生するダイジェスト111に含まれるスライドを視聴することで、コンテンツ121の概略的な内容を把握することができる。ここで、ユーザは、コンテンツ121について興味を持った場合は、リモコン2でテレビ1に、コンテンツを再生する指示を行い、テレビ1にコンテンツ121自体を再生させることができる。例えば、ユーザは、リモコン2に備えられている「決定ボタン」を押下することでテレビ1にコンテンツ121自体を再生するよう指示することができる。
テレビ1は、ユーザからコンテンツ121を再生するよう指示があった場合、コンテンツ121をスライドA1から順番に再生していく。テレビ1がコンテンツ121を再生する動作については前述のとおりである。ユーザは、テレビ1が順番に再生するスライドA1〜A10を通じて、コンテンツ121のすべての内容を把握することができる。
ここで、テレビ1は、コンテンツ121を再生している際に、ユーザから、コンテンツ121の再生を終了する指示を受け付ける。テレビ1は、ユーザから、コンテンツ121の再生を終了するよう指示されると、コンテンツ121に含まれるスライドの再生を中止するとともに、ダイジェストの再生を再開する。このようにコンテンツの再生を終了する指示は、例えばリモコン2が備える「戻るボタン」に対応付けられていればよい。
本実施形態においては、ダイジェストの再生を再開する場合、テレビ1は、直前に再生していたダイジェストの次の順番に位置するダイジェストの先頭から再生を再開する。ここで、テレビ1が、直前に再生していたダイジェストはダイジェスト111であるから、テレビ1は、ダイジェスト112に含まれるスライドB1から再生を再開する。ユーザは、テレビ1が、ダイジェスト112に含まれるスライドを再生するので、ダイジェスト112に対応するコンテンツ122についても、その概略的な内容を把握することができる。
(リモコンによる操作の特性について)
次に、リモコンによる操作の特性について説明する。テレビ1は主としてリモコン2からの操作入力によって操作されるので様々な制約が存在する。
なぜならば、リモコン2は、基本的には、テレビ放送のチャネル操作に用いられる数字ボタンや、音量調節に用いられるボタン、方向ボタン、再生、決定、戻るボタン、その他の設定調整等に用いられるボタンしか備えていないからである。
従って、リモコン2では、パソコンのキーボードのように直接的に文字入力を行うこともできず、マウスのように、画面上の対象をポイントして選択することもできないため、キーワード検索や、ディレクトリ検索をするには不向きである。
本来、一般的にテレビという装置は、ユーザがリビングなどでリラックスして受動的にコンテンツを視聴して楽しむことを想定したものである。このため、テレビ1の操作の目的で利用されるリモコン2は、パソコン向けの入力デバイスと比べると、必然的にテレビ放送を始めとするのテレビ向けのコンテンツの切り替えに最小限必要な構成となっているといえる。
上記のような背景を考慮すると、テレビ1においてユーザが、自分が所望するコンテンツの探索を行うとき、スライド・ショー形式でダイジェストを提示することは有効である。その理由について、再び図3を参照して説明すると、ユーザは、特に操作を行うことなく、画面に順番に表示されるダイジェスト111およびダイジェスト112についてのダイジェスト再生を眺めているだけで、コンテンツ121および122の概要を把握することができるからである。また、ユーザは、自分が興味をもったコンテンツについては、リモコン2が備える決定ボタンを押下するだけで、再生を開始することができ、その全ての内容を再生することができる。
また、本実施形態に係るテレビ1は、コンテンツの再生を終了し、ダイジェストの再生を再開するとき、再生制御部17は、所定のダイジェストの先頭からスライドを再生する。このため、ダイジェスト再生を、第一コンテンツの先頭のスライドから再開する場合よりも、同じスライドを重複して再生することを防ぐことができる。また、各ダイジェストは、コンテンツの概略的な内容を示すという性質を有するため、ダイジェスト再生を再開するとき、直前に再生していたスライドから再生するよりも、直前に再生していたダイジェストの次の順番に位置するダイジェストの先頭のスライドから再生を再開したほうが、ユーザにとって、ダイジェストが示すコンテンツの概略的な内容を把握しやすい。
(ダイジェストの活用方法)
上記以外にも、ダイジェスト再生の活用方法を例示すれば以下のとおりである。
図6は、ダイジェストの一例を示す図である。同図を参照して、ユーザにクイズを出題するクイズサービスのコンテンツに関するダイジェストの一例を説明する。このサービスでは、クイズとクイズの答えを含むコンテンツをサービスとして提供している。当該サービスは、「みんなでクイズ」という名称で呼ばれる。
サービス「みんなでクイズ」では、あらかじめ用意された様々なクイズから毎日、日替わりでクイズをピックアップし、みんなでクイズ・ダイジェスト50として提供している。みんなでクイズ・ダイジェスト50は、スライド51〜53の3つのスライドから構成されている。スライド51は、サービスのタイトルを表示するものである。「みんなでクイズ」というサービスのタイトルが表示される。スライド52では、昨日に出題されたクイズが表示される。スライド53では、当日に出題されたクイズを表示している。
ここで、例えばユーザがこのサービスに興味を持ち、詳細情報を確認するために第二のコンテンツの再生を開始した際には、スライド51のタイトル、スライド52およびスライド53において示される問題に加えて、さらにコンテンツに含まれる昨日の問題の答え等も再生される。
図7は、ダイジェストのさらに別の一例を示す図である。同図を参照して、ユーザに写真のスライドショーを提供するサービスのコンテンツに関するダイジェストの一例を説明する。このサービスでは、ネットワーク上でユーザ間の写真データの共有を実現する、いわゆる写真データ共有サービスと連携し、ユーザが投稿した様々な写真データをコンテンツとしている。
写真ダイジェスト60は、日替わりで特定のテーマに沿った写真を、当該コンテンツから10枚程度抽出した写真データから構成される。抽出の方法としては、例えば写真データ共有サービスにおいて、ユーザが各写真データに付加したタグを、特定のキーワードで検索する方法が考えられる。
図7では、写真ダイジェスト60が含むスライドの一部としてスライド61〜63を例示している。スライド61は、当該コンテンツのタイトルを表示するものである。スライド62および63は、キーワード「世界のタワー」に関連する写真を示すスライドである。
(サーバ側のコンテンツ記憶部について)
次に、本実施形態に係るコンテンツ・サーバ4のコンテンツ記憶部24において、ダイジェストに含まれるスライドおよびコンテンツ含まれるスライドがどのように記憶されているかについて説明する。図10は、コンテンツ・サーバ4のコンテンツ記憶部24に記憶されている各スライドの格納形式を示す概略図である。コンテンツ記憶部24には、コンテンツ名と、スライド番号とに関連づけてスライドデータが記憶されている。各スライドデータは、「コンテンツ名」および「スライド番号」によって識別される。例えば、ダイジェスト111に含まれるスライドA1は、図10において、コンテンツ名「digest」、スライド番号「1」に関連付けて記憶されている。
また、コンテンツ121およびコンテンツ122は、図10における、コンテンツ名「serviceA」および「serviceB」に対応している。例えば、コンテンツ122に含まれるスライドB1は、コンテンツ名「serviceB」、スライド番号「1」に関連付けて記憶されている。
コンテンツ・サーバ4のコンテンツ記憶部24は、各スライドをURL(Uniform Resource Locator)に対応付けて記憶している。ここで、上記URLの記述ルールについて説明する。コンテンツ・サーバ4のコンテンツ記憶部24に記憶されているスライドと、URLの対応関係は以下の通りである。すなわち、本実施形態において、前述の遷移先のデータ項目に設定されるURLは、「http://(ホスト名)/(コンテンツ名)/slideNo=(スライド番号)」という記述ルールに従って記述されている。
ホスト名はコンテンツ・サーバ4に割り当てられているホスト名を表す。また、コンテンツ名は、コンテンツ・サーバ4のコンテンツ記憶部24に記憶されているスライドに対応するコンテンツ名を表し、スライド番号は、当該スライドに対応するスライド番号を表す。
従って、コンテンツ・サーバ4に割り当てられているホスト名が、「foo.com」であるとき、ダイジェスト111に含まれるスライドA1を指定するURLの記述は、「http://foo.com/digest/slideNo=1」となる。
(スライドのデータ構造)
次に、本実施形態に係るスライドの詳細について説明する。図8は、本実施形態に係るダイジェストに含まれる各スライドのデータ構造を示した模式図である。同図は、ダイジェスト111に含まれるスライドA3を示している。同図に示すように、ダイジェストに含まれる各スライドは、データ項目として、表示画像、表示時間および遷移先の3つを含む。以下に、それぞれのデータ項目の設定について説明する。
図8によると、まず、表示画像のデータ項目は、再生制御部17が、ダイジェスト111が含むスライドA3を再生するときに読み込む画像を示すデータ項目である。同図が示すように、表示画像には、「slide3.jpg」が設定されている。これは、画像データのファイル名を意味しており、再生制御部17が、JPEG(Joint Photographic Experts Group)画像データ・ファイルを読み込み再生することを意味している。また、これに限られず、表示画像には、JPEG画像のような静止画像データ・ファイルだけでなく、動画データ・ファイルを指定できるようにしてもよい。
次に、表示時間のデータ項目は、再生制御部17が、ダイジェスト再生の際に、上記画像ファイルを再生する時間を表す。同図が示すように、ダイジェスト111が含むスライドA3については、5秒が設定されている。そのため、再生制御部17は、5秒経過すると、次に再生すべきスライドに遷移する。
次に、遷移先のデータ項目は、状況に応じた遷移先を指定するためのデータ項目である。遷移先のデータ項目は、さらに「決定」、「戻る」および「自動遷移」の詳細項目を含む。「決定」には、決定ボタンが押下されたとき、再生制御部17が次に再生すべきスライドが設定されている。図8によれば、「決定」には、再生すべきスライドが格納されている場所を特定するURLである「http://foo.com/serviceA/slideNo=1」が設定されている。この設定は、ダイジェスト111が含むスライドA3を再生している間に、ユーザから「決定ボタン」の操作信号を検知したとき、再生制御部17は、「http://foo.com/serviceA/slideNo=1」で特定されるデータを取得し再生を開始しなければならないことを意味している。当該URLは所定の記述ルールに従って記載されている。ここで、図10を参照すると、遷移先のデータは、コンテンツ121のスライドA1であることを意味する。
また、「戻る」には、戻るボタンの操作信号を検知したとき、再生制御部17が取るべき処理が設定されている。図8によれば、「戻る」には、ダイジェスト再生を終了しなければならないことを示す「再生終了」が設定されている。「自動遷移」には、上記表示時間が経過したとき、再生制御部17が次に再生すべきスライドが設定されている。再生制御部17は、すなわち5秒が経過した後、URL「http://foo.com/digest/slideNo=4」によって特定されるデータを取得し、再生を開始しなければならないことを意味する。図10を参照すると、上記URLで特定されるデータは、ダイジェスト111のスライドA4である。
次に、コンテンツに含まれるスライドのデータ構造について説明する。図9は、コンテンツ121に含まれるスライドA2のデータ構造の模式図である。同図に示すとおり、コンテンツ121に含まれるスライドも、表示画像、表示時間および遷移先の3つのデータ項目を含む。ここで、表示画像、表示時間のデータ項目は、既に説明したダイジェストに含まれるスライドの対応するためのデータ項目と同様であるので、その説明を省略する。
遷移先のデータ項目は、さらに「戻る」と、「自動遷移」との詳細項目を含む。まず、「戻る」は、戻るボタンの操作信号を検知した場合の遷移先だが、ダイジェストの場合と異なり、ここでは、再生制御部17がダイジェスト再生を再開する場合の戻り先が設定されている。同図を用いて、コンテンツ121に含まれるスライドA2について具体的に説明すると、「戻る」には、URL「http://foo.com/digest/slideNo=5」が設定されている。図10によると、URL「http://foo.com/digest/slideNo=5」により特定されるデータは、ダイジェスト112が含むスライドB1である。「戻る」ボタンの操作信号を検知したとき、再生制御部17は、ダイジェスト112が含むスライドB1からダイジェスト再生を開始しなければならないことを意味している。このスライドB1は、ダイジェスト112に含まれる先頭のスライドである。
この設定があることで、コンテンツ121の再生から、ダイジェスト再生に戻るときに、直前に再生していたダイジェストの次の順番に位置するダイジェストの先頭のスライドから再生を再開することができる。なお、「自動遷移」の詳細項目は、表示時間が経過した後、再生制御部17が、次に再生すべきスライドを格納している場所を特定するURLが設定されているが、既に説明したものと同様であるので省略する。
なお、上記ダイジェストおよびコンテンツに属するスライドのデータ構造は、ファイルシステム上のファイルの複合体によって構成されていてもよいし、または、ファイルシステム上では1ファイルだが、各データ項目を含んでいるバイナリデータによって実現されていてもよい。
(動作詳細について)
次に、ユーザ、テレビ1、およびコンテンツ・サーバ4間のデータの流れについて説明する。図11は、ユーザ、テレビ1、およびコンテンツ・サーバ4間のデータの流れを示したシーケンス図である。
同図によると、まず、リモコン2が、ユーザによって再生ボタンが押下されたことを検知し、テレビ1の入力受付部11に、決定ボタンの操作信号を転送する(Q101)。入力受付部11から、当該決定ボタンの操作信号を受信した再生制御部17は、ダイジェスト111に含まれるスライドA1から再生を実行する。ここで、本実施形態では、ダイジェスト111に含まれるスライドA1のURLは、「http://foo.com/digest/slideNo=1」である。まず、再生制御部17は、コンテンツ取得部16に当該URLによって特定されるデータを取得するよう命令する。コンテンツ取得部16は、通信部12を介してコンテンツ・サーバ4にスライドA1を取得するためのリクエスト・データを送信する(Q102)。
次に、コンテンツ・サーバ4のコンテンツ送信部22が当該リクエスト・データを受信する。コンテンツ送信部22は、前述の手順で受信したリクエスト・データに含まれるURLを解析して、図10に示す対応関係に基づいて、スライドをコンテンツ記憶部24から読み出す。そして、コンテンツ送信部22は、通信部21を介してダイジェスト111に含まれるスライドA1をテレビ1に送信する(Q103)。
次に、テレビ1では、コンテンツ取得部16が上記ダイジェスト111に含まれるスライドA1を受信し、当該スライドA1をコンテンツ記憶部19に記憶するとともに、上記スライドA1を再生制御部17にも転送する。なお、上記スライドA1は、ワーキングメモリの領域に記憶されてもよいし、不揮発性メモリなどに永続的に記憶されるようにしてもよい。再生制御部17は、コンテンツ取得部16から取得した上記スライドA1に含まれる表示画像を、表示部15において表示するよう制御する(Q104)。
ここで、再生制御部17は、表示時間に指定されている時間だけ、再生部15において、当該表示画像を表示するように制御する。再生制御部17は、入力受付部11において、さらなる操作信号がなければ、次のスライドを取得するため以下の処理を行う。
まず、再生制御部17は、コンテンツ解析部18に上記ダイジェスト111に含まれるスライドA1のデータを転送する。コンテンツ解析部18では、上記スライドA1のデータ構造を解析し、遷移先の「自動遷移」に設定されている次に再生すべきスライドのURL「http://foo.com/digest/slideNo=2」を取得する。そして、コンテンツ解析部18は、再生制御部17に当該URLを送信する。再生制御部17は、コンテンツ解析部18から取得したURLに基づいて、次のスライドを取得するようコンテンツ取得部16に命令する。
コンテンツ取得部16は、サーバコンテンツ・サーバ4に、リクエスト・データを送信し(Q105)、これに対するレスポンス・データとして、サーバコンテンツ・サーバ4からダイジェスト111に含まれるスライドA2を受信する(Q106)。表示部15において、上記スライドA2に含まれる表示画像が表示される(Q107)。
このようにして、ダイジェスト111に含まれるスライドA3まで順番にダイジェスト再生される(Q108〜Q110)。上記スライドA3まで再生されたとき、入力受付部11が決定ボタンの操作信号を検知する(Q111)と、再生制御部17は、コンテンツ記憶部19から上記スライドA3を読み出すようコンテンツ取得部16に命令する。
再生制御部17は、コンテンツ取得部16によって、読み出された上記スライドA3をコンテンツ解析部18に送信する。コンテンツ解析部18は、上記スライドA3のデータ構造を解析し、遷移先の「決定」からURL「http://foo.com/serviceA/slideNo=1」を取得する。当該URLに基づいて、テレビ1から、リクエスト・データがサーバに送信され(Q112)、これに対して、サーバからコンテンツ121に含まれるスライドA1がテレビ1に送信される(Q113)。テレビ1の表示部15に上記スライドA1の表示画像が表示される(Q114)。
このようにして、テレビ1において、コンテンツ121に含まれるスライドA2まで再生される(Q115〜Q117)。さらに、上記スライドA2の表示画像が表示されているときに、入力受付部11が、戻るボタンの操作信号を検知すると(Q118)、再生制御部17は、ダイジェスト再生を再開するため以下の処理を行う。
まず、上記コンテンツ121に含まれるスライドA2をコンテンツ解析部18に転送する。コンテンツ解析部18では、上記スライドA2のデータ構造を解析し、遷移先の「戻る」からURL「http://foo.com/digest/slideNo=5」を取得する。当該URLに基づいて、テレビ1から、リクエスト・データがサーバに送信され(Q119)、これに対して、サーバからダイジェスト112に含まれるスライドB1がテレビ1に送信される(Q120)。テレビ1の表示部15に上記スライドB1の表示画像が表示される(Q121)。以後、テレビ1において、ダイジェスト再生が継続して行われる(Q122〜Q124)。
(ダイジェスト再生処理工程)
続いて、テレビ1における、ダイジェスト再生処理工程について説明する。図12は、本実施形態に係るテレビ1のダイジェスト再生処理工程を示したフロー図である。
テレビ1は、入力受付部11において、ダイジェスト再生についての操作信号を受け付ける(S301)。当該操作信号については、既に説明した通りである。そして、入力受付部11において再生ボタンの操作信号を検知すると(S301においてY)、テレビの再生制御部17が、コンテンツ取得部16を介して、ダイジェストに含まれるスライドをコンテンツ・サーバ4から取得する(S302)。コンテンツ解析部18において、スライドのデータ構造が解析され、自動遷移時や、各操作要求があった場合の遷移先が取得されるとともに、表示部15において表示画像が表示される(S303)。
ここで、入力受付部11において、戻るボタンの操作信号を検知すれば(S304においてY)、ダイジェスト再生は終了する。そうでなければ、処理は継続し(S304においてN)、スライドの表示時間内に、入力受付部11において、決定ボタンの操作信号があれば、再生制御部17は、ユーザからの詳細情報を視聴する要求であると解釈し(S305においてN)、コンテンツ取得部16が次のスライドをサーバから取得する(S302に戻る)。
一方、スライドの表示時間内に、入力受付部11において、決定ボタンの操作信号を検知すると(S305においてY)、すなわち、コンテンツ解析部18が、ユーザからの詳細情報を視聴する要求であると解釈し、コンテンツ解析部18が、再生中のスライドのデータ構造を解析し取得した「決定」のURLに基づいて、コンテンツ取得部16が再生中のスライドに対応するスライドをコンテンツ・サーバ4から取得する(S306)。コンテンツ解析部18において、スライドのデータ構造が解析され、自動遷移時や、「戻る」の操作要求があった場合の遷移先が取得されるとともに、表示部15において表示画像が表示される(S307)。
ここで、スライドの表示時間内に、入力受付部11において、戻るボタンの操作信号を検知すれば、再生制御部17は、ユーザからの再生を終了する要求であると解釈し(S308においてY)、スライドの「戻る」の設定に基づいて次に再生するべきダイジェストを特定し、当該ダイジェストに含まれる先頭のスライドからダイジェスト再生を再開する(S309を経てS302に戻る)。表示時間を経過した場合(S308においてN)、再生制御部17は、コンテンツの再生を継続する(S306に戻る)。
なお、ここで、上記S308において、コンテンツの終端を検知し、自動的にダイジェスト再生に戻ってもよい。すなわち、コンテンツに含まれる最後のスライドを再生しているとき、当該スライドの表示時間が経過したことを、再生制御部17が検知し、当該スライドの「戻る」の設定に基づいて次に再生するべきダイジェストを特定し、当該ダイジェストに含まれる先頭のスライドからダイジェスト再生を再開するようにしてもよい。
(変形例1)
以上のように、本実施形態に係るテレビ1によれば、コンテンツの特徴部分を抽出したスライドから構成されるダイジェストについて、ダイジェストの再生中にコンテンツの再生を受け付け、そしてコンテンツの再生を終了し、ダイジェストの再生を再開するときに、適切な再生位置から再開できる。本実施形態において、適切な再生位置とは、それぞれのダイジェストの先頭に順序付けられたスライドのことである。これにより、ユーザは、コンテンツの再生を終了し、ダイジェストの再生を再開した際に、直前に再生していた、ダイジェストに関して、当該ダイジェストの次に位置するダイジェストに含まれる最初のスライドから視聴を再開できる。このため、ユーザはダイジェストの再生を再開したことを容易に認識することができ、また、次のダイジェストを迅速に視聴することができる。
続いて、本実施形態に係るテレビ1の好ましい変形例について説明する。
図3において、ダイジェストとコンテンツとの間の画面遷移について説明した。しかしながら、これに限られず、別の画面遷移とすることも可能である。図13は、ダイジェストとコンテンツとの間のさらに別の画面遷移を示す関係図である。
同図によると、テレビ1がコンテンツの再生を終了し、ダイジェストの再生を再開したときに、再生制御部17が、直前に再生していたダイジェストについて、当該ダイジェストに含まれる先頭のスライドから再生を再開している。
具体的には、ダイジェスト111をダイジェスト再生中に、再生制御部17が、詳細情報を視聴する要求を検知すると、テレビ1は、コンテンツ121の再生を開始する。すなわち、スライドA1を起点としてスライドA2〜A10の再生を開始する。ここで、再生制御部17がコンテンツの再生を終了する要求を検知すると、前述の場合とは異なり、ダイジェスト111に含まれる先頭のスライドであるスライドA1からダイジェスト再生を再開する。
これにより、テレビ1は、ダイジェストの再生を再開するときに、直前に再生していたダイジェストについて、当該ダイジェストに含まれる先頭のスライドから再生を再開することになるので、ユーザは、元のダイジェストの再生が再開したことを容易に認識することができる。
(変形例2)
続いて、本実施形態に係るテレビ1のさらに別の変形例について説明する。図14は、ダイジェストとコンテンツとの間のさらに別の画面遷移を示す関係図である。同図は、図3とほとんど同様であるが以下の点で異なる。すなわち、図3と異なり、同図が示す画面遷移においては、コンテンツの再生を終了する要求を受け付け、コンテンツの再生から、ダイジェストの再生に遷移するときに、すぐに対応するスライドを再生するのではなく、一度メニュー画面を経由する。
上記メニュー画面について、具体的に例示する。図15は、コンテンツの再生から、第一コンテンツの再生に遷移するときに、表示するメニュー画面の一例を示す図である。当該メニュー画面には、ダイジェスト再生に関する「コンテンツ名」が表示される。すなわち、「地図グルメランキング」、「スライドショー」および「みんなでクイズ」である。また、当該メニュー画面には、戻るボタンが配置されている。これら、コンテンツ名および戻るボタンは、リモコン2における操作で、それぞれ選択することができる。そして、ユーザが、リモコン2の決定ボタンを押下すると、テレビ1において、ユーザが選択した内容に対応した処理が行われる。
例えば、戻るボタンが選択されている状態で、ユーザによって、リモコン2の決定ボタンが押下されると、テレビ1は、前述のとおりダイジェスト再生を再開する。また、各コンテンツ名が選択されている状態で、ユーザによって、リモコン2の決定ボタンが押下されると、テレビ1は、対応するコンテンツを再生するようにしてもよい。
(変形例3)
続いて、本実施形態に係るテレビ1のさらに別の変形例について説明する。図16および図17は、ダイジェストとコンテンツとの間のさらに別の画面遷移を示す関係図である。まず、図16を参照して説明すると、ダイジェストに含まれるスライドで、コンテンツに対応していない場合があってもかまわない。例えば、同図において、スライド1、スライド2およびスライド3は、コンテンツに対応していない。このため、これらのスライドを再生中に、詳細情報取得要求の入力を検知しても、コンテンツの再生は開始されない。
この場合、再生制御部17は、コンテンツの再生を終了する要求を受け付け、コンテンツの再生から、ダイジェストの再生に遷移するときに、ダイジェストに属するスライドのうち、何れのスライドから再生を再開すべきかが問題となる。図16においては、ダイジェスト211およびダイジェスト212について、それぞれのダイジェストに含まれる先頭スライドから再生を再開する。例えば、コンテンツ121から、ダイジェストの再生に遷移するときは、ダイジェスト212に含まれるスライドB1から再生を再開する。
なお、図16において、コンテンツ121から、ダイジェストの再生に遷移するとき、何れかダイジェストに含まれるスライドからダイジェスト再生を再開するのではなく、ダイジェストに属さないスライド1からダイジェスト再生を再開するようにすることも可能である。
一方、図17では、スライド・グループ300にはスライド1〜4、B1〜B3が属している。ここで、ダイジェスト311はスライドB1〜B3を含む。ダイジェスト311には、コンテンツ122が対応している。また、コンテンツ再生終了要求を受け付け、コンテンツの再生から、ダイジェストの再生に遷移するときには、ダイジェスト311に含まれるスライドB1から再生を再開するように制御される。
(変形例4)
なお、本実施形態においては、ダイジェストと、コンテンツとが複数対複数の対応となっていたが、これに限られない。ダイジェストと、コンテンツとが一対一の対応であってもよい。すなわち、図13において、ダイジェスト111およびコンテンツ121のみの構成となっている場合である。この場合においても、以上において説明したテレビ1の構成に変更を加えることなく適用することができる。
〔実施形態2〕
本発明のさらに別の一実施形態について図18〜図23に基づいて説明すると説明すると以下の通りである。本実施形態においては、コンテンツ・サーバ4において、テレビ1におけるダイジェスト再生の再開位置を制御する例について説明する。
図18は、本実施形態に係るテレビ1およびコンテンツ・サーバ4の要部構成を示したブロック図である。同図は、図1と比べて、テレビ1について、コンテンツ解析部18に替えて、メッセージ作成部33が、コンテンツ記憶部19に替えて、コンテンツ記憶部32が、コンテンツ・サーバ(コンテンツ提供サーバ)4について、コンテンツ決定部(コンテンツ決定手段、中断位置情報取得手段)43が構成に追加されている。
また、記憶部23において、コンテンツ記憶部24に替えて、コンテンツ記憶部41が、さらに再開位置情報記憶部42、再開位置テーブル記憶部44が設けられている点が異なり、その他の構成は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
以下において、テレビ1が備えるコンテンツ記憶部32およびメッセージ作成部33について説明する。
コンテンツ記憶部32は、コンテンツ・サーバ4から受信するコンテンツを記憶するためのものだが、本実施形態におけるコンテンツは、図8および図9のようなデータ構造とはなっておらず、各コンテンツに属するスライドは、画像データそのものである。
メッセージ作成部33は、コンテンツをコンテンツ・サーバ4から受信するためのリクエスト・データを作成するものである。本実施形態では、コンテンツ・サーバ4とのやり取りは、メッセージ作成部33が作成するリクエスト・データに含まれるメッセージを用いて行われる。メッセージのデータ形式については、後述する。
以下において、コンテンツ・サーバ4が備える記憶部23が有するコンテンツ記憶部41、再開位置情報記憶部42および再開位置テーブル記憶部44、ならびにコンテンツ決定部43について説明する。
まず、記憶部23が有するコンテンツ記憶部41は、テレビ1に送信するためのコンテンツを記憶するためのものである。コンテンツ記憶部41は、各スライドを、前述のとおり図8および図9のようなデータ構造を有していない、いわゆるファイルシステム上の通常のファイルとして記憶されている。
再開位置情報記憶部42は、テレビ1が、再生しているスライドの位置を示す情報を記憶するものである。
また、再開位置テーブル記憶部44は、ダイジェスト再生を再開するスライドの位置と、再開すべきスライドの位置との対応関係を示す情報が記憶されるものである。再開位置情報記憶部42および再開位置テーブル記憶部44に記憶されるデータのデータ構造等は、後に詳細に説明する。
コンテンツ決定部43は、テレビ1から送信されるリクエスト・データに含まれるメッセージを解析し、テレビ1に送信するコンテンツを決定するものである。
(ダイジェスト再生の概略について)
次に、本実施形態における、ダイジェスト再生の概略について説明する。図19は、第一コンテンツ、第二コンテンツおよび第三コンテンツに属するスライドの再生の遷移を示す図である。同図に示すように、図3の場合と異なり、コンテンツの階層が3階層となっている。まず、第一コンテンツと第二コンテンツと再生の制御の流れの概要は以下のとおりである。まず、第一コンテンツを再生しているとき、下位のコンテンツを要求する下位コンテンツ要求を再生制御部31が検知すると、再生制御部31は、第一コンテンツに対応する第二コンテンツを再生するよう制御する。一方、第二コンテンツを再生中に、上位のコンテンツを要求する上位コンテンツ要求を、再生制御部31が検知すると、再生制御部31は、第二コンテンツに対応する第一コンテンツを再生するよう制御する。図19によると、第一コンテンツのダイジェスト411に対して第二コンテンツ421が対応付けられている。第一コンテンツのダイジェスト412に第二コンテンツ422が対応付けられている。
続いて、第二コンテンツと第三コンテンツとの関係を以下に説明する。第二コンテンツ421に属するスライドA1〜A5は、第三コンテンツ431に対応付けられている。また、第二コンテンツ421に属するA6〜A10は、第三コンテンツ432に対応付けられている。第三コンテンツ431も、第二コンテンツ422等と同様、スライドデータを含むコンテンツであり、スライドC1〜C10を含む。第三コンテンツ432は、スライドD1〜D10を含む。
このような、コンテンツ間に上記の関係にあるとき、テレビ1は、以下のようにコンテンツを再生する。すなわち、コンテンツ再生中に、再生制御部31において、詳細情報を視聴する要求を検知したら、再生制御部31は、当該コンテンツに対応付けられている、下位の階層のコンテンツを要求する「下位コンテンツ要求」を、コンテンツ・サーバ4に送信する。コンテンツ・サーバ4は、「下位コンテンツ要求」に基づいて、テレビ1に送信するスライドを決定する。テレビ1は、当該コンテンツ・サーバ4から応答されるスライドの再生を開始する。
また、再生制御部31において、再生を終了する要求を検知すれば、再生制御部31は、再生中のスライドの一つ上位の階層のコンテンツに対応するコンテンツを要求する「上位コンテンツ要求」を、コンテンツ・サーバ4に送信する。コンテンツ・サーバ4は、テレビ1から受信した「上位コンテンツ要求」に応じて、テレビ1に送信するスライドを決定し、当該スライドをテレビ1に送信する。テレビ1は、当該コンテンツ・サーバ4から応答されるスライドの再生を開始する。
上記スライドは、再開位置情報記憶部42に記憶されている情報に基づいて、コンテンツ決定部43が決定する。なお、再生の制御の流れについての詳細については後述する。
(メッセージ)
ここで、テレビ1のメッセージ作成部33が作成するメッセージについて説明する。図20は、メッセージ作成部33が作成するメッセージのデータ構造を示す図である。同図が示すとおり、メッセージは、「装置ID」、「操作コード」および「スライドID」のデータ項目を含む。
装置IDは、テレビ1自身の識別情報を格納する項目である。この装置IDによって、コンテンツ・サーバ4は、リクエスト・データを送信してくるクライアントであるテレビを識別することができる。
操作コードは、テレビ1が、ダイジェスト再生の際、コンテンツ・サーバ4に送信する命令を格納する項目である。具体的には、操作コードには、図19における「下位コンテンツ要求」、「上位コンテンツ要求」、または、単に次の順番のスライドを要求する「次のスライド要求」等が有る。
例えば、操作コードの生成は、以下の手順で行われる。すなわち、第一のコンテンツを再生しているときに、入力受付部11において、決定ボタンの操作信号が検知されると、再生制御部17は、当該検知された信号を“詳細情報を視聴する要求”と判定し、再生制御部17は、メッセージ作成部33に、第一コンテンツの下位のコンテンツを取得するためのメッセージを作成するよう命令する。再生制御部17からの命令に応じてメッセージ作成部33は、「下位コンテンツ要求」の操作コードを、メッセージに設定する。
また、第二のコンテンツを再生しているときに、入力受付部11において、戻るボタンの操作信号が検知されると、再生制御部17は、当該検知された信号を“再生を終了する要求”と判定し、再生制御部17は、メッセージ作成部33に、第二コンテンツの上位のコンテンツを取得するためのメッセージを作成するよう命令する。再生制御部17からの命令に応じてメッセージ作成部33は、「上位コンテンツ要求」の操作コードを、メッセージに設定する。また、再生制御部17が、再生中のスライドの表示時間が経過したことを検知し、「次のスライド要求」の操作コードを、メッセージに設定する。
スライドIDは、テレビ1が、メッセージを含むリクエスト・データを送信するときに再生しているスライドIDを格納するためのデータ項目である。
(再開位置テーブル記憶部と再開位置情報記憶部)
以下に、再開位置テーブル記憶部44および再開位置情報記憶部42に記憶されるデータのデータ構造について詳細に説明していく。まず、再開位置テーブル記憶部44に記憶される情報について説明する。図21は、コンテンツ決定部43が、テレビ1に送信するスライドを決定するために必要な情報を格納する再開位置テーブルの一例である。再開位置テーブル記憶部44には、図示するような再開位置テーブルが記憶されている。同図に示すとおり、再開位置テーブルは、「コンテンツ名」、「再生中断スライド」および「再生再開スライド」のデータ項目を含む。
コンテンツ名は、コンテンツの種類を示すデータ項目である。また、再生中断スライドと再生再開スライドとによって、再生を中断したスライドと、次に再生を再開したときに再生すべきスライドが対応付けられている。
本実施形態においては、図21に示すように、コンテンツ名として、「digest」および「serviceA」の2種類のコンテンツ名が登録されている。そして、「digest」と「serviceA」とのそれぞれについて、再生中断スライドに関連づけて、再生再開スライドが記憶されている。
ここで、具体例を挙げて、再開位置テーブルの使用方法について説明すると、再開位置テーブルを用いれば、ダイジェスト411に含まれるスライド3において、スライドの再生が中断した場合は、再生中断スライド「digest1〜4」の範囲で中断したこととなるので、次に再生を再開すべきスライドは、当該再生中断スライドに対応する再開スライドである「digest5」を採用し、スライド5から再生すべきであることがわかる。
なお、以上において、「digest」および「serviceA」の2種類のコンテンツ名が登録されている例について説明したが、これに限られず、この他のコンテンツが存在すれば、例えばコンテンツ名「serviceB」として、再開位置テーブルに登録しておくことも可能である。
次に、再開位置情報記憶部42に記憶される、再生を中断したスライドを特定するのに必要な情報について説明する。図22は、再生を中断したスライドを特定するのに必要な中断情報テーブルである。中断情報テーブルは、再開位置情報記憶部42に記憶されている。中断情報テーブルは、コンテンツの階層毎に、中断したスライドの位置を記憶しておくことができる。記憶できる内容は、「コンテンツ名」と「再生中断スライド」との組のデータである。
同図において、第一コンテンツの中断位置は、コンテンツ名「digest」、再生中断スライド「3」からスライド3であることがわかる。また、第二コンテンツの中断位置は、コンテンツ名「serviceA」、再生中断スライド「7」から、スライドA7であることがわかる。
(動作詳細について)
次に、ユーザ、テレビ1、およびコンテンツ・サーバ4間のデータの流れについて説明する。図23は、ユーザ、テレビ1、およびコンテンツ・サーバ4間のデータの流れを示したシーケンス図である。同図を参照しながら、図19において説明した第一〜第三コンテンツを再生する手順について説明する。
図23によると、まず、リモコン2が、ユーザによって決定ボタンが押下(Q201)されたことを検知し、テレビ1の入力受付部11に、決定ボタンの操作信号を転送する。入力受付部11から、当該決定ボタンの操作信号を受信した再生制御部17は、ダイジェスト再生を開始するため以下の処理を行う。まず、再生制御部31は、メッセージ作成部33に、第一コンテンツをコンテンツ・サーバ4から取得するように命令する。
ここで、本実施形態では、メッセージ作成部33は、ダイジェスト再生において最初に再生する第一コンテンツを特定するための「初回スライド要求」を、操作コードに指定してメッセージを作成するものとする。メッセージ作成部33は、「初回スライド要求」が設定されたメッセージをコンテンツ取得部16に送信する。コンテンツ取得部16では、メッセージ作成部33から受信した、操作コード「初回スライド要求」が設定されたメッセージを含むリクエスト・データを作成し、コンテンツ・サーバ4に送信する(Q202)。
次に、コンテンツ・サーバ4は、テレビ1からのリクエスト・データを受信する。コンテンツ決定部43が、通信部21を介して上記リクエスト・データを受信し、当該リクエスト・データからメッセージを抽出する。コンテンツ決定部43は、メッセージを解析し、テレビ1からのコンテンツの要求は、「初回スライド要求」であると判定する。
テレビ1が、ダイジェスト再生を開始しようとしていることがわかるので、テレビ1に送信すべきコンテンツは、第一コンテンツに属するスライド1であると判定する。コンテンツ決定部43は、送信すべきコンテンツに関する情報をコンテンツ送信部22に送信する。
コンテンツ送信部22は、コンテンツ決定部43から送信すべきコンテンツに関する情報を受信し、スライド1をコンテンツ記憶部41から読み出すとともに、通信部21を介してテレビ1にスライド1を送信する(Q203)。
次に、テレビ1は、コンテンツ・サーバ4からスライド1を受信する。コンテンツ取得部16は、受信したスライド1をコンテンツ記憶部32に記憶するとともに、再生制御部31にも送信する。再生制御部31は、スライド1を表示部15において表示するよう制御する(Q204)。
ここで、スライド1の所定の表示時間が経過したことを再生制御部31が検知すると、メッセージ作成部33に、次に再生すべきコンテンツを取得するためのメッセージを作成するよう命令する。なお、本実施形態において、所定の表示時間は、設定ファイルなどに設定されていればよく、例えば、当該設定ファイルを、記憶部14に記憶してもよいし、コンテンツ・サーバ4で記憶するようにしてもよい。
そして、メッセージ作成部33は、操作コード「次のスライド要求」と、スライドID「スライド1」とが設定されたメッセージをコンテンツ取得部16に送信する。コンテンツ取得部16では、メッセージ作成部33から受信した、操作コード「次のスライド要求」と、スライドID「スライド1」とが設定されたメッセージを含むリクエスト・データを作成し、コンテンツ・サーバ4に送信する(Q205)。
次に、コンテンツ・サーバ4は、テレビ1からのリクエスト・データを受信する。コンテンツ決定部43が、通信部21を介して上記リクエスト・データを受信し、当該リクエスト・データからメッセージを抽出する。コンテンツ決定部43は、メッセージを解析し、テレビ1からのコンテンツの要求は、「スライド1」に関する「次のスライド要求」であると判定する。
テレビ1が、スライド1の次のスライドを開始しようとしていることがわかるので、テレビ1に送信すべきコンテンツは、スライド1の次のスライドであるスライド2であると判定する。コンテンツ決定部43は、送信すべきコンテンツに関する情報をコンテンツ送信部22に送信する。
コンテンツ送信部22は、コンテンツ決定部43から送信すべきコンテンツに関する情報を受信し、スライド2をコンテンツ記憶部41から読み出すとともに、通信部21を介してテレビ1にスライド2を送信する(Q206)。テレビ1は、スライド2を受信し、表示部15において画面表示を行う(Q207)。
そして、スライド2の表示時間が経過すると、先ほどと同様に、テレビ1は、次のスライドを取得するべく、操作コード「次のスライド要求」と、スライドID「スライド2」とが設定されたメッセージを含むリクエスト・データを作成し、コンテンツ・サーバ4に送信する(Q208)。これに対して、コンテンツ・サーバ4は、スライド3をテレビ1に送信する(Q209)。テレビ1は、スライド3の画面表示を行う(Q210)。
ここで、スライド3の画面表示を行う表示時間内に、ユーザによって、リモコン2の決定ボタンが押下されると(Q211)、テレビ1は、今度は、現在再生しているスライド3の下位コンテンツである第二コンテンツを要求するためのメッセージを作成する。すなわち、テレビ1は、メッセージ作成部33において、操作コード「下位コンテンツ要求」と、スライドID「スライド3」とを設定したメッセージを作成する。そして、テレビ1は、当該メッセージを含むリクエスト・データをコンテンツ・サーバ4に送信する(Q212)。
次に、操作コード「下位コンテンツ要求」と、スライドID「スライド3」とを設定したメッセージを含むリクエスト・データを受信したコンテンツ・サーバ4は、コンテンツ決定部43において、当該リクエスト・データを解析する。コンテンツ決定部43は、テレビ1が、第一コンテンツのダイジェスト411に含まれるスライド3を再生しており、テレビ1が、スライド3に基づいて、第二コンテンツを要求していると判定する。
ダイジェスト411に対応する第二コンテンツは、第二コンテンツ421であるため、コンテンツ決定部43は、テレビ1に送信すべきコンテンツが、第二コンテンツ421の先頭のスライドであるスライドA1であると判定する。ここで、さらに、コンテンツ決定部43は、ダイジェスト再生において、第一コンテンツの再生が中断したことを認識し、この旨を再開位置情報記憶部42に記憶する。具体的には、コンテンツ決定部43は、再開位置情報記憶部42にコンテンツ名「digest」と、再生中断スライド「3」とのデータの組を記憶する。
そして、コンテンツ・サーバ4は、スライドA1をテレビ1に送信する(Q213)。テレビ1にスライドA1が画面表示される(Q214)。
このようにして、テレビ1において、順にスライドA1〜スライドA7が再生される(Q215〜Q217)。ここで、スライドA7の画面表示を行う表示時間内に、ユーザによって、再び、リモコン2の決定ボタンが押下されると(Q218)、テレビ1は、今度は、現在再生しているスライドA7のさらに下位コンテンツである第三コンテンツを要求するために、メッセージ作成部33において、操作コード「下位コンテンツ要求」と、スライドID「スライドA7」とを設定したメッセージを作成する。そして、テレビ1は、当該メッセージを含むリクエスト・データをコンテンツ・サーバ4に送信する(Q219)。
次に、操作コード「下位コンテンツ要求」と、スライドID「スライドA7」とを設定したメッセージを含むリクエスト・データを受信したコンテンツ・サーバ4は、コンテンツ決定部43において、当該リクエスト・データを解析する。コンテンツ決定部43は、テレビ1が、第二コンテンツ421に含まれるスライドA7を再生しており、テレビ1が、スライドA7に基づいて、第三コンテンツを要求していると判定する。第二コンテンツ421に含まれるスライドA7に対応する第三コンテンツは、第三コンテンツ432であるため、コンテンツ決定部43は、テレビ1に送信すべきコンテンツは、第三コンテンツ432の先頭のスライドであるスライドD1であると判定する。
ここで、さらに、コンテンツ決定部43は、ダイジェスト再生において、第二コンテンツの再生が中断したことを認識し、この旨を再開位置情報記憶部42に記憶する。具体的には、コンテンツ決定部43は、再開位置情報記憶部42にコンテンツ名「serviceA」と、再生中断スライド「7」とのデータの組を記憶する。そして、コンテンツ・サーバ4は、スライドD1をテレビ1に送信する(Q220)。テレビ1にスライドD1が画面表示される(Q221)。
以後、ユーザがリモコン2において操作入力行わなければ、順にテレビ1においてスライドD1〜スライドD10が再生される。
このようにして、スライドD1〜スライドD10が再生されている間、例えばスライドD10が再生されている間に、ユーザによって、リモコン2の戻るボタンが押下されると(Q222)、テレビ1は、今度は、現在再生しているスライドD10の上位コンテンツである第二コンテンツの再生を再開するためのメッセージを作成する。すなわち、テレビ1は、メッセージ作成部33において、操作コード「上位コンテンツ要求」と、スライドID「スライドD10」とを設定したメッセージを作成する。
そして、テレビ1は、当該メッセージを含むリクエスト・データをコンテンツ・サーバ4に送信する(Q223)。
次に、操作コード「上位コンテンツ要求」と、スライドID「スライドD10」とを設定したメッセージを含むリクエスト・データを受信したコンテンツ・サーバ4は、コンテンツ決定部43において、当該リクエスト・データを解析する。コンテンツ決定部43は、テレビ1が、第三コンテンツ432に含まれるスライドD10を再生しており、テレビ1が、第二コンテンツの再生を再開すること要求していると判定する。
ここで、コンテンツ決定部43は、直前に再生していた第二コンテンツを知るために、再開位置情報記憶部42を参照する。コンテンツ決定部43は、再開位置情報記憶部42から、直前に再生していた第二コンテンツに関する情報である、コンテンツ名「serviceA」と、再生中断スライド「7」とのデータの組を読み出し、テレビ1が、直前に再生していた第二コンテンツは、スライドA7であると判定する。
ここで、さらに、コンテンツ決定部43は、再開位置テーブル記憶部44を参照し、コンテンツ名「serviceA」に対応する「再生中断スライド」について、スライドA7に対応するデータを検索する。スライドA7は、「6〜10」に対応するので、このことから、再生再開スライドは「1」であると判明する。よって、コンテンツ決定部43は、テレビ1に送信すべきスライドは、スライドA1であると判定する。そして、コンテンツ・サーバ4は、スライドA1をテレビ1に送信する(Q224)。テレビ1にスライドA1が画面表示される(Q225)。
これに続けて、スライドA1の表示時間内に、ユーザによって、リモコン2の戻るボタンが押下されると(Q226)、テレビ1は、現在再生しているスライドA1のさらに上位コンテンツである第一コンテンツの再生を再開するために、メッセージ作成部33において、操作コード「上位コンテンツ要求」と、スライドID「スライドA1」とを設定したメッセージを作成する。そして、テレビ1は、当該メッセージを含むリクエスト・データをコンテンツ・サーバ4に送信する(Q227)。
次に、コンテンツ・サーバ4は、テレビ1からのリクエスト・データを受信する。コンテンツ決定部43が、通信部21を介して上記リクエスト・データを受信し、当該リクエスト・データからメッセージを抽出する。コンテンツ決定部43は、前述の手順により、直前に再生していた第一コンテンツが、スライド3であると判定し、当該判定に基づいて、再生を再開するべき第一コンテンツは、ダイジェスト412に含まれるスライド5であると判定する。そして、コンテンツ・サーバ4は、テレビ1にスライド5を送信する(Q228)。テレビ1にスライド5が画面表示される(Q229)。
以上のように、本実施形態に係るテレビ1は、下位の階層に属するコンテンツの再生を中断し、上位の階層に属するコンテンツの再生を開始するときに、当該上位の階層に属するコンテンツにおける、所定の位置、特にコンテンツにおける順序関係上、最初の位置から再生を再開するので、当該上位の階層に属するコンテンツを再生していることを、ユーザが容易に認識できる。
しかも、本実施形態のように、各階層におけるコンテンツ再生の状況をコンテンツ・サーバ4において記憶しておけば、コンテンツのデータ構造を簡略化できる。すなわち、コンテンツに設定すべきデータは少なくて済み、また、コンテンツ間の関係が、複雑になることを防ぐことができる。本実施形態のように、コンテンツの階層が増えた場合など、特に効果が大きい。
(変形例)
なお、本実施形態においては、コンテンツの階層が第一コンテンツ、第二コンテンツおよび第三コンテンツの3つの階層である場合について説明したが、これに限られない。例えば、(実施形態1)において示したように、2階層のコンテンツであってもかまわない。
また、本実施形態においては、複数の第一コンテンツに対して複数の第二コンテンツが対応していた。例えば、第一コンテンツのダイジェスト411に対して、第二コンテンツ421が対応し、第一コンテンツのダイジェスト412に対して、第二コンテンツ422が対応していた。しかしながら、これに限られず、上位コンテンツと、下位コンテンツとが、一対一の対応となっていてもよい。
すなわち、図19において、第一コンテンツのダイジェスト411および第二コンテンツ421のみの構成の場合等である。この場合、第二コンテンツ421の再生中に上位コンテンツ要求があった場合に、ダイジェスト411のスライド1から、再生が再開されるように、再開位置テーブルの設定を適宜変更しておけばよい。特に、コンテンツの階層が、2つの階層であり、第一コンテンツと第二コンテンツとが、一対一の対応であれば、再開位置テーブルに記憶するべき情報は、前述のものより簡易になる。すなわち、第二コンテンツを再生している間に、上位コンテンツ要求があった場合に、再生を再開すべき第一コンテンツのスライドを特定する情報のみを記憶しておけば足りる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、テレビ1およびコンテンツ・サーバ4の各ブロック、特にテレビ1の主制御部13は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、テレビ1およびコンテンツ・サーバ4は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるテレビ1およびコンテンツ・サーバ4の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記テレビ1およびコンテンツ・サーバ4に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、テレビ1およびコンテンツ・サーバ4を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
画像データ、動画データ、および音楽データ等のコンテンツを再生するコンテンツ再生装置に広く適用することができる。例えば、テレビ以外にも、ユーザ・インターフェースにおいて、入力ボタンが少ないような装置、特に携帯電話においてコンテンツをダイジェスト再生するような用途にも適用できる。
本実施形態に係るテレビおよびコンテンツ・サーバの概略構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供システムについての概略を示す図である。 ダイジェストおよびコンテンツに属するスライドの再生の遷移を示す図である。 コンテンツの一例を示す図である。 ダイジェストの一例を示す図である。 ダイジェストのさらに別の一例を示す図である。 ダイジェストのさらに別の一例を示す図である。 本実施形態に係るダイジェストに含まれる各スライドのデータ構造を示した模式図である。 コンテンツに含まれるスライドのデータ構造の模式図である。 コンテンツ・サーバのコンテンツ記憶部に記憶されているスライドを示す概略図である。 ユーザ、テレビ、およびコンテンツ・サーバ間のデータの流れを示したシーケンス図である。 本実施形態に係るテレビのダイジェスト再生処理工程を示したフロー図である。 ダイジェストとコンテンツとの間のさらに別の画面遷移を示す図である。 ダイジェストとコンテンツとの間のさらに別の画面遷移を示す図である。 コンテンツの再生から、ダイジェストの再生に遷移するときに、表示するメニュー画面の一例を示す図である。 ダイジェストとコンテンツとの間のさらに別の画面遷移を示す関係図である。 ダイジェストとコンテンツとの間のさらに別の画面遷移を示す関係図である。 本実施形態に係るテレビおよびコンテンツ・サーバの概略構成を示したブロック図である。 第一コンテンツ、第二コンテンツおよび第三コンテンツに属するスライドの再生の遷移を示す図である。 メッセージ作成部が作成するメッセージのデータ構造を示す図である。 コンテンツ決定部が、テレビに送信するコンテンツを決定するために必要な情報を格納する再開位置テーブルである。 再生を中断したスライドを特定するのに必要な中断情報テーブルである。 ユーザ、テレビ、およびコンテンツ・サーバ間のデータの流れを示したシーケンス図である。
符号の説明
1 テレビ(コンテンツ再生装置)
4 コンテンツ・サーバ(コンテンツ提供サーバ)
11 入力受付部
14 記憶部
15 表示部
16 コンテンツ取得部
17 再生制御部(再生手段、再生制御手段)
18 コンテンツ解析部
19 コンテンツ記憶部
42 再開位置情報記憶部
43 コンテンツ決定部(コンテンツ決定手段、中断位置情報取得手段)
44 再開位置テーブル記憶部

Claims (12)

  1. 複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、該複数の部分コンテンツを含むオリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツに含まれる少なくとも一部の部分コンテンツを含むダイジェストコンテンツを再生する再生手段と、
    上記再生手段が再生すべき部分コンテンツを指定することにより、上記再生手段を制御する再生制御手段とを備え、
    上記再生手段は、複数の上記ダイジェストコンテンツに含まれる複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、上記複数のダイジェストコンテンツを順次再生するものであり、
    上記再生制御手段は、上記再生手段があるダイジェストコンテンツの再生中にオリジナルコンテンツを再生すべきことを示すイベントを検知することにより当該ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツを再生している間に、ダイジェストコンテンツを再生すべきことを示すイベントを検知したとき上記オリジナルコンテンツに付与されている、該オリジナルコンテンツに対応するダイジェストコンテンツの次のダイジェストコンテンツおよび該次のダイジェストコンテンツに含まれる先頭の部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生を上記再生手段に指示することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 当該コンテンツ再生装置の動作を指示する操作信号の入力を検知する入力受付手段を備え、
    上記再生制御手段は、
    上記入力受付手段が検知した操作信号が、オリジナルコンテンツの再生を停止する要求であると解釈した場合、オリジナルコンテンツの再生を停止し、上記再生中のオリジナルコンテンツに付与された再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定するダイジェストコンテンツの部分コンテンツを再生するよう上記再生手段に指示することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 上記再生制御手段は、
    上記再生手段によるオリジナルコンテンツの最後の部分コンテンツの再生が終了したことを検知したとき、
    上記オリジナルコンテンツに付与されている、上記再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定するダイジェストコンテンツの部分コンテンツの再生を上記再生手段に指示することを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 上記部分コンテンツは、再生するときに読み込む表示対象と、次に再生すべき部分コンテンツを指定する遷移先とを含むスライドであり、
    上記再生制御手段は、上記再生手段が直前に再生したスライドに含まれる上記遷移先に従って、上記再生手段が次に再生すべきスライドを上記再生手段に指定し、
    上記再生手段は、上記再生制御手段によって指定されたスライドに含まれる上記表示対象を再生することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 上記再開位置情報は、上記オリジナルコンテンツの各スライドに付与されているものであり、上記オリジナルコンテンツの各スライドに対応する上記ダイジェストコンテンツのスライドを特定するものであることを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 上記ダイジェストコンテンツのスライドに含まれる表示対象が示す情報は、対応する上記オリジナルコンテンツのスライドに含まれる表示対象が示す情報の一部が減らされたものであること特徴とする請求項4または5に記載のコンテンツ再生装置。
  7. 上記スライドは、上記表示対象を表示する時間を示す表示時間をさらに含み、
    上記再生制御手段は、上記スライドの表示時間が経過したとき、上記遷移先が指定する次のスライドを上記再生手段に再生させることを特徴とする請求項4から6までのいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  8. 複数の部分コンテンツを順次再生することにより、該複数の部分コンテンツを含むオリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツに含まれる少なくとも一部の部分コンテンツを含むダイジェストコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって複数の上記ダイジェストコンテンツに含まれる複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、上記複数のダイジェストコンテンツを順次再生するコンテンツ再生装置に対して供給すべき部分コンテンツを決定するコンテンツ決定手段と、
    上記コンテンツ再生装置が或るダイジェストコンテンツを再生後、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツの再生を中断し、上記ダイジェストコンテンツを再生するときの再開位置を特定する再開位置情報であって、該オリジナルコンテンツに対応するダイジェストコンテンツの次のダイジェストコンテンツおよび該次のダイジェストコンテンツに含まれる先頭の部分コンテンツを特定する再開位置情報を記憶する再開位置情報記憶部とを備え、
    上記コンテンツ決定手段は、
    上記コンテンツ再生装置が上記ダイジェストコンテンツの再生を再開するときに、上記再開位置情報記憶部に記憶されている再開位置情報に基づいて、上記コンテンツ再生装置に供給すべき部分コンテンツを決定することを特徴とするコンテンツ提供サーバ。
  9. 複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、該複数の部分コンテンツを含むオリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツに含まれる少なくとも一部の部分コンテンツを含むダイジェストコンテンツを再生するコンテンツ再生装置の制御方法であって、
    上記コンテンツ再生装置は、再生手段と、再生制御手段とを備え、
    上記再生手段が、上記複数の上記ダイジェストコンテンツに含まれる複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、上記複数のダイジェストコンテンツを順次再生する再生ステップと、
    上記再生制御手段が、あるダイジェストコンテンツの再生中にオリジナルコンテンツを再生するイベントを検知することにより、当該ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツを再生している間に、ダイジェストコンテンツを再生すべきことを示すイベントを検知したとき、上記オリジナルコンテンツに対応するダイジェストコンテンツの次のダイジェストコンテンツおよび該次のダイジェストコンテンツに含まれる先頭の部分コンテンツを特定する再開位置情報に基づいて、該再開位置情報が特定する部分コンテンツの再生を上記再生手段に指示する再生制御ステップと、を含むことを特徴とするコンテンツ再生装置の制御方法。
  10. 複数の部分コンテンツを順次再生することにより、該複数の部分コンテンツを含むオリジナルコンテンツ、または、該オリジナルコンテンツに含まれる少なくとも一部の部分コンテンツを含むダイジェストコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって複数の上記ダイジェストコンテンツに含まれる複数の部分コンテンツを定められた順序に基づき再生することにより、上記複数のダイジェストコンテンツを順次再生するコンテンツ再生装置に対して部分コンテンツを供給するコンテンツ提供サーバの制御方法であって、
    上記コンテンツ再生装置が或るダイジェストコンテンツを再生後、上記ダイジェストコンテンツに対応するオリジナルコンテンツを再生し、中断し、上記ダイジェストコンテンツの再生を再開する場合に、
    上記オリジナルコンテンツに対応するダイジェストコンテンツの次のダイジェストコンテンツに含まれる先頭の部分コンテンツを特定する再開位置情報を記憶する再開位置情報記憶部から読み出した該再開位置情報に基づいて、上記コンテンツ再生装置に供給すべき部分コンテンツを決定することを特徴とするコンテンツ提供サーバの制御方法。
  11. 請求項1から7までの何れか1項に記載のコンテンツ再生装置、もしくは、請求項8に記載のコンテンツ提供サーバを動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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