JP4386744B2 - 共振回路 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源の両端を、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチとの直列回路に接続し、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチが交互にオン・オフする共振回路に関するものである。
共振回路について図1に示す。共振回路は、直流電源1の両端を、ハイサイドスイッチ2とローサイドスイッチ3との直列回路に接続し、これらスイッチ2,3のゲート端子に制御回路10を接続してある。また、ローサイドスイッチ3に並列に、一次・二次間が絶縁されたトランス4の一次巻線5と共振コンデンサ7との直列回路を接続して、ハイサイドスイッチ2とローサイドスイッチ3が交互にオン・オフするように構成してある。共振コンデンサ7と直列に電流検出抵抗8を接続し、この電流検出抵抗8の一端に制御回路10を接続してある。
従来例に係る制御回路10を、図6に示してある。この制御回路10は電流検出抵抗8で検出した共振回路を流れる電流が正の検出レベル以下になったか否かを検出する第一レベル検出回路と、負の検出レベル以上になったか否かを検出する第二レベル検出回路とを備えた位相制御回路11と、制御用の三角波を発振する発振器12と、この発振器12より発振した三角波よりハイサイドスイッチ2及びローサイドスイッチ3のオン・オフをするための制御パルスを形成するパルス形成回路13とを設けてある。位相制御回路11を構成する第一及び第二レベル検出回路はそれぞれ比較器61,62、NOT回路63,64、フリップフロップ回路65,66、AND回路67,68、OR回路69、スイッチ70を備えてある。
第一レベル検出回路を構成する比較器61の検出端子に電流検出抵抗8を接続し、比較器61の出力端子はフリップフロップ回路65のセット端子に接続してある。また、NOT回路63の入力端子はパルス制御回路13のハイサイド側の出力に接続し、このNOT回路63の出力端子はフリップフロップ回路65のリセット側に接続してある。AND回路67の入力端子は一方で比較器61の出力端子と接続し、他方でフリップフロップ回路65の出力端子に接続してある。
一方、第二レベル検出回路を構成する比較器62の検出端子に電流検出抵抗8を接続し、比較器62の出力端子はフリップフロップ回路66のセット端子に接続してある。また、NOT回路64の入力端子はパルス制御回路13のローサイド側の出力に接続し、このNOT回路64の出力端子はフリップフロップ回路66のリセット側に接続してある。AND回路68は一方で比較器62の出力端子と接続し、他方でフリップフロップ回路66の出力端子に接続してある。
2つのAND回路67,68の出力端子はOR回路69のそれぞれの入力端子に接続してある。このOR回路69の出力端子はスイッチ70の制御端子に接続し、発振器12の発振のタイミングを制御するように構成してある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−308243号公報
作用としては、図7のタイミングチャートに示すように、ハイサイドスイッチ2のゲート信号がオンの期間に、電流検出抵抗8を流れる電流が負の電流またはゼロ近くになったことを検出し、ハイサイドスイッチ2のゲートを反転させ、また、ローサイドスイッチ3のゲート信号がオンの期間に、電流検出抵抗8を流れる電流が正の電流またはゼロ近くになったことを検出して、ローサイドスイッチ3のゲートを反転させる。
共振回路は、トランスのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスで決まる共振周波数にできるだけ近いところで動作するのが理想的で、つまり、共振回路を流れる電流の検出レベルをできるだけ零に近づけるのが理想的である。ところが、従来の検出方法では、検出レベルを零に近づけると、ノイズによる誤動作が生じ、また制御回路の応答遅れによる共振はずれを回避できず、共振周波数に近い周波数で動作させることが困難でり、また、共振外れをするとハイサイドスイッチ及びローサイドスイッチはdi/dtモードなどの過大なストレスで破壊する場合があった。
di/dtモードとは、ハーフブリッジ構成の共振回路の時、片方のスイッチのボディーダイオードを電流が流れている期間に他方のスイッチがオンするモードをいう。この時、スイッチのボディーダイオードから急激に電流が引き抜かれることにより、このスイッチやダイオードに過大なストレスが加わり破壊することがある。
di/dtモードでの破壊を防ぐためにはスイッチの片側のボディーダイオードを電流が流れている最中に、他方のスイッチを導通させない(つまり、共振はずれしない)方法が必要である。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、共振はずれが起こった場合に、電源の発振周波数を下げて、di/dtモードでの破壊を防ぐ新規の共振回路を提供する。
上記課題を解決するために、本発明共振回路は、直流電源の両端を、MOSFETで構成したハイサイドスイッチとローサイドスイッチとの直列回路に接続し、これらスイッチのゲート端子に制御回路を接続し、前記ローサイドスイッチに並列に、一次・二次間が絶縁されたトランスの一次巻線と共振コンデンサとの直列回路を接続して、前記ハイサイドスイッチとローサイドスイッチが交互にオン・オフする共振回路であって、前記スイッチを流れる電流がこれらスイッチのどちらか一方のボディーダイオードを流れている期間、この電流の流れている方のスイッチのオン状態を保持するように、前記制御回路から発信される信号の切り替えを禁止して、前記スイッチのゲート信号の反転を禁止し、前記スイッチを流れる電流がスイッチのボディーダイオードを流れ終わると前記制御回路から発信される信号を切り替えて、前記スイッチのゲート信号を反転させるように構成してある。
前記制御回路は、前記ハイサイドスイッチ及びローサイドスイッチのオン・オフをする制御パルスを形成するパルス形成手段と、電流検出手段で検出した前記共振回路を流れる電流が検出レベルより大きいか否かを検出し、前記スイッチを流れる電流がこれらスイッチのどちらか一方のボディーダイオードを流れている期間、この電流の流れている方のスイッチのオン状態を保持するように、前記パルス形成手段から発信される信号の切り替えを禁止し、前記スイッチを流れる電流がスイッチのボディーダイオードを流れ終わると前記パルス形成手段から発信される信号を切り替えて、前記スイッチのゲート信号を反転させる位相制御手段とを設けてある。
前記位相制御手段は、前記電流検出手段で検出した前記共振回路を流れる電流とゼロ以上の検出レベルとを比較し、前記検出電流が検出レベルを超えたか否かを検出する第一の比較器と、この第一の比較器の出力端子、及び前記パルス形成手段のハイサイドクロック信号を出力する端子にそれぞれの入力端子が接続する第一のAND回路と、前記電流検出手段で検出した前記共振回路を流れる電流とゼロ以下の検出レベルとを比較し、前記検出電流が検出レベルを超えたか否かを検出する第二の比較器と、この第二の比較器の出力端子、及び前記パルス形成手段のローサイドクロック信号を出力する端子にそれぞれの入力端子が接続する第二のAND回路とを備え、前記第一のAND回路及び第二のAND回路の出力端子をOR回路のそれぞれの入力端子に接続し、このOR回路の出力端子を前記パルス形成手段に接続してある。
前記位相制御手段は、前記電流検出手段で検出した前記共振回路を流れる電流と検出レベルとを比較し、前記検出電流が検出レベルを超えたか否かを検出する比較器と、この比較器の出力端子、及び前記パルス形成手段のハイサイドクロック信号を出力する端子にそれぞれの入力端子が接続する第一のAND回路と、前記比較器から出力される信号を反転させるNOT回路と、このNOT回路の出力端子、及び前記パルス形成手段のローサイドクロック信号を出力する端子にそれぞれの入力端子が接続する第二のAND回路とを備え、前記第一のAND回路及び第二のAND回路の出力端子をOR回路のそれぞれの入力端子に接続し、このOR回路の出力端子を前記パルス形成手段に接続してある。
本発明によれば、共振はずれをした場合であっても、スイッチのドレイン電流がスイッチのボディーダイオードを流れている間、スイッチのゲート信号の反転を禁止し、逆にスイッチのドレイン電流がスイッチのボディーダイオードを流れ終わると、スイッチのゲート信号を反転させるようにしたことで、ボディーダイオードを流れている最中に、他方のスイッチがオンすることがないので、スイッチのdi/dtによる破壊を防止することができる効果がある。
発明を実施するための最良の形態の回路図を図1に示す。図1図示の共振回路は、直流電源1の両端を、ハイサイドスイッチ2とローサイドスイッチ3との直列回路に接続し、これらスイッチ2,3のゲート端子に制御回路10を接続してある。また、ローサイドスイッチ3に並列に、一次・二次間が絶縁されたトランス4の一次巻線5と共振コンデンサ7との直列回路を接続して、ハイサイドスイッチ2とローサイドスイッチ3が交互にオン・オフするように構成してある。共振コンデンサ7と直列に電流検出抵抗8を接続し、この電流検出抵抗8の一端に制御回路10を接続してある。
本願発明は、ハイサイドスイッチ2又はローサイドスイッチ3を流れる電流がこれらスイッチ2,3のどちらか一方のボディーダイオードを流れている期間、この電流の流れている方のスイッチ2,3のオン状態を保持するように、制御回路10から発信される信号の切り替えを禁止して、スイッチ2,3のゲート信号の反転を禁止し、スイッチ2,3を流れる電流がスイッチ2,3のボディーダイオードを流れ終わると制御回路10から発信される信号を切り替えて、スイッチ2,3のゲート信号を反転させるように構成してあることを特徴とする。この特徴を再現すべく制御回路10を以下のように構成する。
制御回路10は、ハイサイドスイッチ2及びローサイドスイッチ3のオン・オフをする制御パルスを形成するパルス形成回路13を設けてある。また、電流検出抵抗8で検出した共振回路を流れる電流と検出レベルとの大小関係を検出する位相制御回路11を設けてある。
位相制御回路11は、スイッチ2,3を流れる電流がこれらスイッチ2,3のどちらか一方のボディーダイオードを流れている期間、この電流の流れている方のスイッチ2,3のオン状態を保持するように、パルス形成回路13から発信される信号の切り替えを禁止するように構成してある。また、スイッチ2,3を流れる電流がスイッチ2,3のボディーダイオードを流れ終わるとパルス形成回路13から発信される信号を切り替えて、スイッチ2,3のゲート信号を反転させるように構成してある。
以上のように構成することにより、以下のような作用をする。先ず、ハイサイドスイッチ2がオンしている状態で、ハイサイドスイッチ2のボディーダイオードがオンする。この場合、ハイサイドスイッチ2のゲート信号を反転させて、ローサイドスイッチ3をオンさせると、ハイサイドスイッチ2のdi/dtによる破壊のおそれがある。本発明では、このような状態を位相制御回路11が検出し、ハイサイドスイッチ2のオン状態を保持するように、パルス形成回路13から発信される信号の切り替えを禁止する。これにより、ローサイドスイッチ3はオフの状態を保持し、ハイサイドスイッチ2のdi/dtによる破壊を防止することができる。
逆に、ハイサイドスイッチ2を流れる電流がハイサイドスイッチ2のボディーダイオードを流れ終わったことを位相制御回路11が検出すると、直ちに、パルス形成手段から発信される信号が切り替わり、スイッチ2,3のゲート信号を反転させ、ハイサイドスイッチ2はオフし、ローサイドスイッチ3はオンする。
続いて、ローサイドスイッチ3がオンしている状態で、ローサイドスイッチ3のボディーダイオードがオンする。この場合、ローサイドスイッチ3のゲート信号を反転させて、ハイサイドスイッチ2をオンさせると、ローサイドスイッチ3のdi/dtによる破壊のおそれがある。本発明では、このような状態を位相制御回路11が検出し、ローサイドスイッチ3のオン状態を保持するように、パルス形成手段から発信される信号の切り替えを禁止する。これにより、ハイサイドスイッチ2はオフの状態を保持し、ローサイドスイッチ3のdi/dtによる破壊を防止することができる。
逆に、ローサイドスイッチ3を流れる電流がローサイドスイッチ3のボディーダイオードを流れ終わったことを位相制御回路11が検出すると、直ちに、パルス形成手段から発信される信号を切り替わり、スイッチ2,3のゲート信号を反転させ、ローサイドスイッチ3はオフし、ハイサイドスイッチ2はオンする。
以上より、共振はずれをした場合であっても、スイッチ2,3のドレイン電流がスイッチ2,3のボディーダイオードを流れ始めると、スイッチ2,3のゲート信号の反転を禁止し、逆にスイッチ2,3のドレイン電流がスイッチ2,3のボディーダイオードを流れ終わると、スイッチ2,3のゲート信号を反転させるようにしたことで、スイッチ2,3のボディーダイオードを流れている最中に、他方のスイッチ2,3がオンすることがないので、スイッチ2,3のdi/dtによる破壊を防止することができる。
図2に本発明共振回路に係る制御回路10の第一実施例の回路図を示す。この制御回路10は、位相制御回路11と発振器12とパルス形成回路13とを備えてある。位相制御回路11は第一レベル検出手段と第二レベル検出手段とを備えてある。第一レベル検出手段は、ハイサイドスイッチ2のオン期間を制御する手段である。また、第二レベル検出手段は、ローサイドスイッチ3のオン期間を制御する手段である。パルス形成回路13は、発振器12で発振する三角波からハイサイドスイッチ2及びローサイドスイッチ3のオン・オフをするための制御パルスを形成する回路である。
位相制御回路11に係る第一レベル検出手段は、ハイサイドスイッチ2のオン期間を制御する手段である。この第一レベル検出手段は、比較器21とAND回路24とを備えてある。比較器21は、電流検出抵抗8で検出した電流と正の検出レベルとを比較し、検出電流が検出レベルより大きいか否かを検出し、検出電流が検出レベルより小さい場合にオンするものである。AND回路24の入力端子は、パルス形成回路13のハイサイド側の出力と比較器21の出力端子に接続し、ハイサイド側のクロック信号と比較器21の出力信号が共にオンした場合に出力する回路である。このAND回路24の出力端子をOR回路26の入力端子に接続してある。
位相制御回路11に係る第二レベル検出手段は、ローサイドスイッチ3のオン期間を制御する手段である。この第二レベル検出手段は、比較器22とAND回路25とを備えてある。比較器22は、電流検出抵抗8で検出した電流と負の検出レベルとを比較し、検出電流が検出レベルより大きいか否かを検出し、検出電流が検出レベルより大きい場合にオンするものである。AND回路25の入力端子は、パルス形成回路13のローサイド側の出力と比較器22の出力端子に接続し、ローサイド側のクロック信号と比較器22の出力信号が共にオンした場合に出力する回路である。このAND回路25の出力端子をOR回路26の入力端子に接続してある。
OR回路26の出力端子をパルス形成回路13に接続し、このOR回路26に接続するAND回路24,25のいずれかの出力信号がオンしている場合にパルス形成回路13に信号を発信するようにしてある。
発振器12はフォトトランジスタ31を備え、フォトトランジスタ31は直流電源端子とグランドとの間にトランジスタ33とを介して接続してある。このトランジスタ33とは別にトランジスタ34を備えてあり、このトランジスタ34のエミッタを電源端子に接続し、コレクタは三角波発生用のコンデンサ35を介してグランドに接続してある。フォトトランジスタ31と並列に抵抗32を接続してある。
パルス形成回路13は比較器41と、OR回路42と、フリップフロップ回路44と、AND回路45,46と、NOT回路48と、スイッチ49を備え、発振器12に比較器41の検出端子を接続してある。この比較器41の検出端子にはスイッチ43を接続してあり、このスイッチ43は電位差が異なる基準電圧部V1,V2をそれぞれ接続してある。比較器41の出力端子にはOR回路42の入力端子を接続してある。このOR回路42の他方の入力端子には、位相制御回路11に設けたOR回路26の出力端子に接続してある。
OR回路42の出力端子は、NOT回路48の入力端子、フロップフリップ回路44のトリガ端子、及びスイッチ43の制御端子に接続してある。また、NOT回路48の出力端子はスイッチ49のベースに接続してある。このスイッチ49のコレクタは電流源40を介して比較器41の基準端子に接続してある。また、OR回路42の出力端子はAND回路45,46の一方の入力端子に接続してある。第一のAND回路45の他方の端子にはフリップフロップ回路44の出力端子を接続し、第二のAND回路46の他方の端子にはフリップフロップ回路44の位相反転出力端子を接続してある。第一のAND回路45の出力端子にはレベルシフト回路9を介してハイサイドスイッチ2を接続し、第二のAND回路46の出力端子にはローサイドスイッチ3を接続してある。
以上のように構成してある共振回路は以下のように作用する。この共振回路のタイミングチャートを図3に示す。先ず、ハイサイドスイッチ2がオンし、電流検出抵抗8にE1以下の電流が流れると、比較器21がオンし、この信号がAND回路24に送信され、AND回路24がオンする。これにより、ハイサイドスイッチ2のボディーダイオードを流れている期間、クロック信号の切り替えを禁止して、スイッチ2,3のゲート信号の反転を禁止し、ハイサイドスイッチ2のオン状態を保持する。よって、ハイサイドスイッチ2のボディーダイオードを流れている最中に、ローサイドスイッチ3のスイッチがオンすることがないので、ハイサイドスイッチ2のdi/dtによる破壊を防止することができる。
一方、ローサイドスイッチ3がオンすると、電流検出抵抗8にはハイサイドスイッチ2がオンした場合と逆の電流が流れる。先ず、ローサイドスイッチ3がオンし、電流検出抵抗8にE2以上の電流が流れると、比較器22がオンし、この信号がAND回路25に送信され、AND回路25がオンする。これにより、ローサイドスイッチ3のボディーダイオードを流れている期間、クロック信号の切り替えを禁止して、スイッチ2,3のゲート信号の反転を禁止し、ローサイドスイッチ3のオン状態を保持する。よって、ローサイドスイッチ3のボディーダイオードを流れている最中に、ハイサイドスイッチ2のスイッチがオンすることがないので、ローサイドスイッチ3のdi/dtによる破壊を防止することができる。
なお、本実施例に示した制御回路10は集積回路で一回路として組み込むことが可能である。
図4に本発明共振回路に係る制御回路10の第二実施例の回路図を示す。この制御回路10は、位相制御回路11と発振器12とパルス形成回路13とを備えてある。先ず、この実施例では、位相制御回路11の構成が前記実施例と異なり、2つの検出レベルを等しくし(例えば、検出レベルをゼロに設定し)、単純に比較器21で共振回路を流れる電流の方向を検出する。ハイサイドスイッチ2がオンしている場合と、ローサイドスイッチ3がオンしている場合とでは、電流の方向が逆になるため、AND回路24の入力には比較器21の出力を直接に接続し、AND回路25の入力にはNOT回路23を介して比較器21の出力を接続する。具体的構成については以下の通りである。
位相制御回路11は、比較器21とNOT回路23とAND回路24,25とを備えてある。比較器21は、電流検出抵抗8で検出した電流はハイサイドスイッチ2のボディーダイオードに流れたものか否かと、またローサイドスイッチ3のボディーダイオードに流れたものか否かとを検出するものである。この比較器21の出力端子はAND回路24の入力端子に接続してあり、ハイサイドスイッチ2のボディーダイオードに電流が流れると比較器21から信号がAND回路24に発信する。このAND回路24の入力端子は、パルス形成回路13のハイサイド側の出力端子に接続し、ハイサイド側のクロック信号と比較器21の出力信号が共にオンした場合に、AND回路24は出力する回路である。このAND回路24の出力端子をOR回路26の入力端子に接続してある。
比較器21の出力端子はNOT回路23に接続し、信号を反転させる。即ち、このNOT回路23は、ローサイドスイッチ3のボディーダイオードに電流が流れると信号が発信する。このNOT回路23の出力端子はAND回路25の入力端子に接続してある。このAND回路25の入力端子は、パルス形成回路13のローサイド側の出力端子に接続し、ローサイド側のクロック信号とNOT回路23からの出力信号が共にオンした場合に、AND回路25は出力する回路である。このAND回路25の出力端子をOR回路26の入力端子に接続してある。
OR回路26の出力端子をパルス形成回路13に接続し、このOR回路26に接続するAND回路24,25のいずれかの出力信号がオンしている場合にパルス形成回路13に信号を発信するようにしてある。
発振器12はフォトトランジスタ31を備え、フォトトランジスタ31は直流電源端子とグランドとの間にトランジスタ33とを介して接続してある。このトランジスタ33とは別にトランジスタ34を備えてあり、このトランジスタ34のエミッタを電源端子に接続し、コレクタは三角波発生用のコンデンサ35を介してグランドに接続してある。フォトトランジスタ31と並列に抵抗32を接続してある。
パルス形成回路13は比較器41と、OR回路42と、フリップフロップ回路44と、AND回路45,46と、NOT回路48と、スイッチ49を備え、発振器12に比較器41の検出端子を接続してある。この比較器41の検出端子にはスイッチ43を接続してあり、このスイッチ43は電位差が異なる基準電圧部V1,V2をそれぞれ接続してある。比較器41の出力端子にはOR回路42の入力端子を接続してある。このOR回路42の他方の入力端子には、位相制御回路11に設けたOR回路26の出力端子に接続してある。
OR回路42の出力端子は、NOT回路48の入力端子、フロップフリップ回路44のトリガ端子、及びスイッチ43の制御端子に接続してある。また、NOT回路48の出力端子はスイッチ49のベースに接続してある。このスイッチ49のコレクタは電流源40を介して比較器41の基準端子に接続してある。また、OR回路42の出力端子はAND回路45,46の一方の端子に接続してある。第一のAND回路45の他方の端子にはフリップフロップ回路44の出力端子を接続し、第二のAND回路46の他方の端子にはフリップフロップ回路44の位相反転出力端子を接続してある。第一のAND回路45の出力端子にはレベルシフト回路9を介してハイサイドスイッチ2を接続し、第二のAND回路46の出力端子にはローサイドスイッチ3を接続してある。
以上のように構成してある共振回路は以下のように作用する。この共振回路のタイミングチャートを図3に示す。先ず、ハイサイドスイッチ2がオンし、電流検出抵抗8にハイサイドスイッチ2のボディーダイオードに電流が流れると、この比較器21の信号がAND回路24に送信され、AND回路24がオンする。これにより、ハイサイドスイッチ2のボディーダイオードを流れている期間、クロック信号の切り替えを禁止して、スイッチ2,3のゲート信号の反転を禁止し、ハイサイドスイッチ2のオン状態を保持する。よって、ハイサイドスイッチ2のボディーダイオードを流れている最中に、ローサイドスイッチ3のスイッチがオンすることがないので、ハイサイドスイッチ2のdi/dtによる破壊を防止することができる。
一方、ローサイドスイッチ3がオンすると、電流検出抵抗8にはハイサイドスイッチ2がオンした場合と逆の電流が流れる。先ず、ローサイドスイッチ3がオンし、ローサイドスイッチ3のボディーダイオードに電流が流れると、比較器22はオフし、NOT回路23がオンする。これによりNOT回路23の信号がAND回路25に送信され、AND回路25がオンする。これにより、ローサイドスイッチ3のボディーダイオードを流れている期間、クロック信号の切り替えを禁止して、スイッチ2,3のゲート信号の反転を禁止し、ローサイドスイッチ3のオン状態を保持する。よって、ローサイドスイッチ3のボディーダイオードを流れている最中に、ハイサイドスイッチ2のスイッチがオンすることがないので、ローサイドスイッチ3のdi/dtによる破壊を防止することができる。
なお、本実施例に示した制御回路10は集積回路で一回路として組み込むことが可能である。
本発明の共振回路は、共振はずれをした場合であっても、スイッチのドレイン電流がスイッチのボディーダイオードを流れ始めると、スイッチのゲート信号の反転を禁止し、逆にスイッチのドレイン電流がスイッチのボディーダイオードを流れ終わると、スイッチのゲート信号を反転させるようにしたことで、ボディーダイオードを流れている最中に、他方のスイッチがオンすることがないので、スイッチのdi/dtによる破壊を防止することができる。
本発明に係る共振回路の回路図である。 本発明共振回路に係る第一実施例の要部を示した回路図である。 図2図示実施例におけるタイミングチャートである。 本発明共振回路に係る第一実施例の要部を示した回路図である。 図4図示実施例におけるタイミングチャートである。 本発明共振回路における従来例の要部を示した回路図である。 図6図示従来例のタイミングチャートである。
符号の説明
1 直流電源
2 ハイサイドスイッチ
3 ローサイドスイッチ
4 トランス
5 トランス4の一次巻線
6 トランス4の二次巻線
7 共振コンデンサ
8 電流検出抵抗
9 レベルシフト回路
10 制御回路
11 位相制御回路
12 発振器
13 パルス形成回路
21,22 比較器
23 NOT回路
24,25 AND回路
26 OR回路
31 フォトトランジスタ
32 抵抗
33,34 トランジスタ
35 三角波発生用コンデンサ
40 電流源
41 比較器
42 OR回路
43 スイッチ
44 フリップフロップ回路
45,46 AND回路
48 NOT回路
49 スイッチ
61,62 比較器
63,64 NOT回路
65,66 フリップフロップ回路
67,68 AND回路
69 OR回路
70 スイッチ

Claims (4)

  1. 直流電源の両端を、MOSFETで構成したハイサイドスイッチとローサイドスイッチとの直列回路に接続し、これらスイッチのゲート端子に制御回路を接続し、前記ローサイドスイッチに並列に、一次・二次間が絶縁されたトランスの一次巻線と共振コンデンサとの直列回路を接続して、前記ハイサイドスイッチとローサイドスイッチが交互にオン・オフする共振回路であって、前記スイッチを流れる電流がこれらスイッチのどちらか一方のボディーダイオードを流れている期間、この電流の流れている方のスイッチのオン状態を保持するように、前記制御回路から発信される信号の切り替えを禁止して、前記スイッチのゲート信号の反転を禁止し、共振はずれを検出した際に、前記スイッチを流れる電流がスイッチのボディーダイオードを流れ終わると前記制御回路から発信される信号を切り替えて、前記スイッチのゲート信号を反転させるように構成してあることを特徴とする共振回路。
  2. 前記制御回路は、前記ハイサイドスイッチ及びローサイドスイッチのオン・オフをする制御パルスを形成するパルス形成手段と、電流検出手段で検出した前記共振回路を流れる電流が検出レベルより大きいか否かを検出し、前記スイッチを流れる電流がこれらスイッチのどちらか一方のボディーダイオードを流れている期間、この電流の流れている方のスイッチのオン状態を保持するように、前記パルス形成手段から発信される信号の切り替えを禁止し、共振はずれを検出した際に、前記スイッチを流れる電流がスイッチのボディーダイオードを流れ終わると前記パルス形成手段から発信される信号を切り替えて、前記スイッチのゲート信号を反転させる位相制御手段とを設けてあることを特徴とする請求項1記載の共振回路。
  3. 前記位相制御手段は、前記電流検出手段で検出した前記共振回路を流れる電流とゼロ以上の検出レベルとを比較し、前記検出電流が検出レベルを超えたか否かを検出する第一の比較器と、この第一の比較器の出力端子、及び前記パルス形成手段のハイサイドクロック信号を出力する端子にそれぞれの入力端子が接続する第一のAND回路と、前記電流検出手段で検出した前記共振回路を流れる電流とゼロ以下の検出レベルとを比較し、前記検出電流が検出レベルを超えたか否かを検出する第二の比較器と、この第二の比較器の出力端子、及び前記パルス形成手段のローサイドクロック信号を出力する端子にそれぞれの入力端子が接続する第二のAND回路とを備え、前記第一のAND回路及び第二のAND回路の出力端子をOR回路のそれぞれの入力端子に接続し、このOR回路の出力端子を前記パルス形成手段に接続してあることを特徴とする請求項2記載の共振回路。
  4. 前記位相制御手段は、前記電流検出手段で検出した前記共振回路を流れる電流と検出レベルとを比較し、前記検出電流が検出レベルを超えたか否かを検出する比較器と、この比較器の出力端子、及び前記パルス形成手段のハイサイドクロック信号を出力する端子にそれぞれの入力端子が接続する第一のAND回路と、前記比較器から出力される信号を反転させるNOT回路と、このNOT回路の出力端子、及び前記パルス形成手段のローサイドクロック信号を出力する端子にそれぞれの入力端子が接続する第二のAND回路とを備え、前記第一のAND回路及び第二のAND回路の出力端子をOR回路のそれぞれの入力端子に接続し、このOR回路の出力端子を前記パルス形成手段に接続してあることを特徴とする請求項2記載の共振回路。
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