JP4386598B2 - 階層構造のパスの設定方法およびそれを実現するノード装置 - Google Patents

階層構造のパスの設定方法およびそれを実現するノード装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定する方法およびそれを実現するノード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
IP(Internet Protocol )パケットのようなパケットを高速に転送するために、パケット内のヘッダ情報とは別のラベル情報をパケットに添付し、そのラベルを用いてパケットを転送する手法、MPLS(Maltiprotocol Label Switching )がある。
【0003】
中継装置(ルータ)は、入力インタフェースおよび入力ラベルに対する出力ラベルおよび出力インタフェースを示しているラベルテーブルを保持している。ラベルが添付されたパケットを受信した中継装置は、ラベルテーブルを用いて、入力ラベルを出力ラベルに置き換え、出力インタフェースにパケットを出力する。これによりパケットヘッダに対する処理が簡略化され、高速なパケット転送が可能になる。さらに、このMPLSでは、階層化したラベルを用いることにより、複数の転送単位をグループ化し、効率的に経路振り分けを実現できるという特徴がある。
【0004】
階層化したラベルを用いたパケット転送方式の手順について説明する。図1は、中継装置1から中継装置5までパケットを転送する場合について示したものである。MPLSにおける下位階層のパス(L1パス)として、L1ラベルa,bを用いた中継装置1−中継装置3間のパス12とL1ラベルa,bを用いた中継装置3−中継装置5間のパス14が確立されている。そして、この2つのL1パス12,14の上を通過する上位階層のパス(L2パス)として、L2ラベルA,Cを用いたL2パス16が確立されている。
【0005】
パケットを送信する中継装置1はパケットの先頭にL2パスに関するラベルAとL1パスに関するラベルaを添付したパケット18を送信する。パケット18を受信した中継装置2は、ラベルテーブル20を参照して、入力インタフェース1から受信したL1ラベルaがついたパケット18について、L1ラベルをaからbに変更し、出力インタフェース2にパケット22を送信する。パケット22を受信した中継装置3は、ラベルテーブル24を参照して、入力インタフェース1から受信したL1ラベルb、L2ラベルAがついたパケット22について、L1ラベルをbからa、L2ラベルをAからCに変更し、出力インタフェース2にパケット26を送信する。パケット26を受信した中継装置4は、ラベルテーブル28を参照して、入力インタフェース1から受信したL1ラベルaがついたパケット26について、L1ラベルをaからbに変更し、出力インタフェース2にパケット30を送信する。中継装置5は、入力インタフェース1からL1ラベルbがついたパケット30を受信する。
【0006】
パケットを転送するためのラベルテーブルを構築するためには、図2に示すラベル配布プロトコルが用いられる。
図2において、パス確立を要求する送信元ノード1は、パスの終端ノード4までのルート(経由ノード)を指定したラベル要求メッセージ32を終端ノードへホップバイホップで送信する。そして、終端ノード4はラベルの割り当てを行うラベル割り当てメッセージ34を送信元ノード1へ返信する。このラベル割り当てメッセージにより、ラベル要求に応じて割り当てられたラベルが順次隣接ノードへ通知される。
【0007】
このラベル配布プロトコルは、1レイヤのラベルを配布する機能しか持たない。そのため、L2パスの構築のためには予めラベル配布プロトコルを用いてL2パスの構築に必要なL1パスを確立しておく。そして、その確立された複数のL1パス上にさらにラベル配布プロトコルを用いてL2パスを構築するという手順をとる。
【0008】
OXC(光クロスコネクト)、WDM(波長分割多重)を用いて構成される光ネットワークでは、光の1波長を1つのラベルとして扱い、上記のラベル配布プロトコルを拡張したプロトコルを適用することで、光波長パスを確立することができる。そして、光波長パスが確立された上に、さらにラベル配布プロトコルを用いてMPLSパスを確立する。
【0009】
光波長パス上のMPLSパスを新たに構築する場合には、前述のL2パスの構築と同様に、予めラベル配布プロトコルを用いて新たなMPLSパスの構築に必要な光波長パスを確立しておく。そして、その確立された複数の光波長パス上にラベル配布プロトコルを用いてMPLSパスを構築する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、通常、L2パスを確立する場合には、確立されているL1パスの上に構築する。そのため、一部にL1パスが確立されていない経路上にL2パスを構築する場合には、まずラベル配布プロトコルを用いてL1ラベルを確立し、その後再度ラベル配布プロトコルを用いてL2パスを確立する。
【0011】
従って、一部にL1パスが確立されていない経路上にL2パスを構築する場合には、ラベル配布プロトコルを2回用いる必要があり、多くの制御メッセージがネットワークに流れるということや、それぞれのプロトコルを順に起動させなければならないためにL2パス確立までに時間がかかるという問題点がある。
同様に、光ネットワークにおいても、光波長パスの上にMPLSパスを構築する際に、一部に光波長パスが確立されていない場合には、同様の問題点がある。
【0012】
したがって本発明の目的は、少ない数の制御メッセージで短時間に階層構造のパスを設定することのできるパス設定方法およびそれを実現するノード装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定する方法であって、
(a)最上層のパスの始点のノードから終点のノードまで第1のメッセージを送って、該第1のメッセージにより、複数の階層のパスについてのラベル要求を運び、
(b)該ラベル要求に応答して、各ノードにおいて、要求のあったパスにラベルを割り当て、
(c)前記第1のメッセージに応答して、最上層のパスの終点のノードから始点のノードまで第2のメッセージを送って、該第2のメッセージにより、ステップ(b)において割り当てられたラベルを通知し、
(d)通知されたラベルを各ノードに記憶するステップを具備する方法が提供される。
【0014】
本発明によれば、複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定するためのノード装置であって、複数の階層のパスについてのラベル要求を含み、最上層のパスの終点のノードまで送られる第1のメッセージを生成する手段と、生成された第1のメッセージを送出する手段と、該第1のメッセージの応答としての第2のメッセージを受け取る手段と、受け取った第2のメッセージに含まれる、前記ラベル要求への応答としてのラベルを記憶する手段とを具備するノード装置もまた提供される。
【0015】
本発明によれば、複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定するためのノード装置であって、複数の階層のパスについてのラベル要求を含み、最上層のパスの始点のノードから終点のノードまで送られる第1のメッセージを受信し送信する手段と、該ラベル要求に応答して、要求のあったパスにラベルを割り当てる手段と、該第1のメッセージの応答としての第2のメッセージを受信し、該割り当て手段が割り当てたラベルを含む第2のメッセージを送信する手段と、受信した第2のメッセージに含まれるラベルを記憶する手段とを具備するノード装置もまた提供される。
【0016】
本発明によれば、複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定するためのノード装置であって、最上層のパスの始点のノードからの、複数の階層のパスについてのラベル要求を含む第1のメッセージを受信する手段と、該ラベル要求に応答して要求されたパスにラベル割り当てる手段と、該第1のメッセージに応答して、該ラベル割り当て手段が割り当てたラベルを含む第2のメッセージを送信する手段とを具備するノード装置もまた提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】
図3〜図5を参照して、本発明の階層構造のパスの設定方法の第1の実施形態におけるパス設定手順を説明する。
図3に示すように、中継装置1−4間のみにL1ラベルa,b,cを用いてL1パスが確立されている(中継装置2および中継装置3にはそれぞれラベルテーブル66および64が記憶されている)。この状態において、既に確立されている中継装置1−4間のL1パスと、新規に確立する中継装置4,5,6を通るL1パスの上に、中継装置1−6間のL2パスを確立する場合について説明する。
【0018】
上記のパスを設定するためには、まず、中継装置1は、確立したいパスが経由する中継装置を決定する。そして、各階層(各レイヤ)のパスの始点、中継点、終点がそれぞれどの中継装置であるかについても特定する。この例では、
中継装置1は、L1始点、L2始点、
中継装置2は、L1中継点、
中継装置3は、L1中継点、
中継装置4は、L1終点、L2中継点、L1始点
中継装置5は、L1中継点、
中継装置6は、L1終点、L2中継点、
と特定される。
【0019】
次に、中継装置1は、自装置を始点とする各レイヤのパスが確立されているか否かをチェックする。図3の例では、L1パスのみ確立されている。
図4に示すように、中継装置1は、ラベル要求として、上記の中継装置の情報から自装置以外の情報を取り出し、ラベル要求メッセージ40に格納する。そして、確立済みのL1パスがあることを通知するため、確立済みのL1パスについて後段の中継装置2との間で使用しているL1ラベルaをラベル要求メッセージ40に格納する。そして、このラベル要求メッセージ40をパスの後段の中継装置2に送信する。
【0020】
中継装置2は、ラベル要求メッセージ40を受信し、自装置が関与するラベルのレイヤおよびメッセージを送った中継装置を記憶する。この例では、L1のラベルに関与すること、および中継装置1が記憶される。
次に、ラベル要求メッセージ40で指定されたパスの中で、自中継装置を始点とするパスが指定されているか否か、そして、指定されている場合には、そのパスが確立されているか否かを判定する。さらに、自中継装置を中継点とするすでに確立済みのパスを使用することを通知されているか否かを判定する。この例では、中継装置2を始点とするパスは指定されていないが、確立済みのL1パスを使用することが通知されている。
【0021】
中継装置2は、ラベル要求メッセージ40に格納されていたラベル要求情報から自装置宛の情報以外を取り出し、ラベル要求メッセージ42に格納する。そして、確立済みのL1パスを使用することを通知するため、確立済みのL1パスについて後段の中継装置3との間で使用するL1ラベルbをラベル要求メッセージ42に格納する。そして、このラベル要求メッセージ42をパスの後段の中継装置3に送信する。
【0022】
中継装置3は、ラベル要求メッセージ42を受信し、自装置が関与するラベルのレイヤおよびメッセージを送った中継装置を記憶する。この例では、L1のラベルに関与すること、および中継装置2が記憶される。
次に、ラベル要求メッセージ42で指定されたパスの中で、自中継装置を始点とするパスが指定されているか否か、そして、指定されている場合には、そのパスが確立されているか否かを判定する。さらに、自中継装置を中継点とするすでに確立済みのパスを使用することを通知されているか否かを判定する。この例では、中継装置3を始点とするパスが指定されていないが、確立済みのL1パスを使用することが通知されている。
【0023】
中継装置3は、ラベル要求メッセージ42に格納されていたラベル要求情報から自装置宛の情報以外を取り出し、ラベル要求メッセージ44に格納する。そして、確立済みのL1パスを使用することを通知するため、確立済みのL1パスについて後段の中継装置4との間で使用しているL1ラベルcをラベル要求メッセージ44に格納する。そして、このラベル要求メッセージ44をパスの後段の中継装置4に送信する。
【0024】
中継装置4は、ラベル要求メッセージ44を受信し、自装置が関与するラベルのレイヤおよびメッセージを送った中継装置を記憶する。この例ではL1とL2のラベルに関与すること、および中継装置3が記憶される。
次に、ラベル要求メッセージ44で指定されたパスの中で、自中継装置を始点とするパスが指定されているか否か、そして、指定されている場合には、そのパスが確立されているか否かを判定する。さらに、自中継装置を中継点とするすでに確立済みのパスを使用することを通知されているか否かを判定する。この例では、中継装置4を始点とするL1パスが指定されており、このL1パスは確立していない。そして、確立済みのL1パスを使用することを通知されているが、これは中継装置4で終端しており、このパスの中継点ではない。
【0025】
中継装置4は、ラベル要求メッセージ44に格納されていたラベル要求情報から自装置の情報以外を取り出し、ラベル要求メッセージ46に格納する。そして、このラベル要求メッセージ46をパスの後段の中継装置5に送信する。
中継装置5は、ラベル要求メッセージ46を受信し、自装置が関与するラベルのレイヤおよびメッセージを送った中継装置を記憶する。この例では、L1のラベルに関与すること、および中継装置4が記憶される。
【0026】
次に、ラベル要求メッセージ46で指定されたパスの中で、自中継装置を始点とするパスが指定されているか否か、そして、指定されている場合には、そのパスが確立されているか否かを判定する。さらに、自中継装置を中継点とするすでに確立済みのパスを使用することを通知されているか否かを判定する。この例では、中継装置5を始点とするL1パスが指定されておらず、また、確立済みのL1パスを使用することを通知されていない。
【0027】
中継装置5は、ラベル要求メッセージ46に格納されていたラベル要求情報から自装置の情報以外を取り出し、ラベル要求メッセージ48に格納する。そして、このラベル要求メッセージ48をパスの後段の中継装置6に送信する。
中継装置6は、ラベル要求メッセージ48を受信し、自装置が関与するラベルのレイヤおよびメッセージを送った中継装置を記憶する。この例では、L1とL2のラベルに関与すること、および中継装置5が記憶される。
【0028】
次に、ラベル要求メッセージ48で指定されたパスの各レイヤの中で、自中継装置を終端点とする各レイヤのパスがすでに確立済みであるか否かを、ラベル要求メッセージ48で通知されたラベル情報により判断する。この場合、確立済みのL1,L2パスを使用することは通知されていない。
中継装置6は確立済みでない各レイヤにパスのラベルを全て新規に割り当てる。確立済みのパスを使用することをラベルにより通知されている場合にはそのラベルを使用する。この場合には、L1ラベルbとL2ラベルBを新規にL1パスとL2パスにそれぞれ割り当てる。
【0029】
中継装置6は、これらのラベルをラベル割り当てメッセージ50に格納し、記憶していた、中継装置5に送信する。
中継装置5,4,3,2はそれぞれ、ラベル割り当てメッセージ50,52,54,56を受け取ると、先に記憶していた中継装置4,3,2,1へ、それぞれラベル割り当てメッセージ52,54,56,58を順次送る。
【0030】
その際に、受け取ったラベル割り当てメッセージに含まれるラベルのうち、自中継装置が関与するレイヤのラベルを取り出して記憶する。また、先に受け取ったラベル要求メッセージに含まれていたラベル要求に応じてパスにラベルを割り当てて記憶するとともに、ラベル割り当てメッセージに格納する。確立済みのパスを使用するためラベル要求に代えてラベルそのものが送られていた場合には、そのラベルをラベル割り当てメッセージに格納して返す。
【0031】
図4に示した例では、中継装置5はラベル割り当てメッセージ50からL1ラベルbを取り出し、ラベル要求に応じて新たに割り当てたL1ラベルaをその代わりに格納してラベル割り当てメッセージ52とする。中継装置5には、図5のラベルテーブル60が記憶される。
中継装置4はラベル割り当てメッセージ52からL1ラベルaとL2ラベルBを取り出し、ラベル要求メッセージ44に含まれていたL1ラベルcとラベル要求に応じて新たに割り当てたL2ラベルAをその代わりに格納してラベル割り当てメッセージ54とする。中継装置4には、図5のラベルテーブル62が記憶される。
【0032】
中継装置3はラベル割り当てメッセージ54からL1ラベルcを取り出し、ラベル要求メッセージ42に含まれていたL1ラベルbをその代わりに格納してラベル割り当てメッセージ56とする。
中継装置2はラベル割り当てメッセージ56からL1ラベルbを取り出し、ラベル要求メッセージ40に含まれていたL1ラベルaをその代わりに格納してラベル割り当てメッセージ58とする。
【0033】
以上の手順により、中継装置1と中継装置6の間でメッセージを1往復させるだけで、図5に示すように、中継装置4−5−6間のL1パスが新たに確立されるとともに、これと中継装置1−2−3−4間の既存のL1パスとの上に、中継装置1−4−6間のL2パスが同時に確立される。
なお、本発明の第1の実施形態において、設定済のパスを使用する際に、使用するパスを特定するため、そのパスに割り当て済みのラベルがラベル要求メッセージに格納されるが、これに限られない。例えば、ラベルの替わりとして、使用するパスを識別する識別子を格納すること、或いは使用するパスにおける前段の中継装置の識別子を格納することなどが考えられる。
【0034】
図6〜図8は、本発明の階層構造のパスの設定方法の第2の実施形態におけるパス設定手順を説明する図であり、図6、図7および図8はそれぞれ、前述の第1の実施形態における図3、図4および図5に対応する。
第1の実施形態と異なるのは、設定済のパスを使用する際に、前述の第1の実施形態では設定済のパスのラベルをラベル要求として送っていたのに対して、第2の実施形態では、設定済のパスの区間においては設定済のパスの終点を宛先としてラベル要求メッセージを送り、設定済のパスの始点を宛先としてラベル割当メッセージを送る点である。
【0035】
すなわち、図7において中継装置4から中継装置6へ向けて中継装置5へ送られるラベル要求メッセージ68は、中継装置4−5−6間に設定されているL1パスの終点である中継装置6を宛先とするデータとして、すなわち、例えば図示していないがL1ラベルaが付されたパケットデータとして、送出される。また、それに対するラベル割り当てメッセージ70も中継装置6から中継装置4を宛先として送られる。これらのメッセージにより、中継装置4−6間の設定済のパスが使用されることが伝達され、その上のL2パスのラベルとしてL2ラベルBを使用することが伝達される。中継装置1−4間については、先の例における中継装置4−6間と同様にして新たなL1パスが設定される(図8)。
【0036】
図9〜図11は本発明の階層構造のパスの設定方法の第3の実施形態におけるパス設定手順を説明する図であり、図9、図10および図11はそれぞれ前述の第1の実施形態における図3、図4および図5に対応する。
第1および第2の実施形態と異なるのは、第1および第2の実施形態では、すべての階層のすべてのパスの中継点および終点が最上層のパスの始点である中継装置1において決定されてその情報がラベル要求としてラベル要求メッセージに格納されるのに対して、第3の実施形態では、各階層の各パスの始点においてそれぞれのパスの中継点が決定されてラベル要求が生成される点である。
【0037】
すなわち、図10に示すように、中継装置1では中継装置1を始点とするL1パスのルートおよびL2パスの中継点のみが決定され、中継装置1を始点とするL1パスについては設定済のパスが存在するため、第2の実施形態と同様に、中継装置4を宛先とするパケットとしてラベル要求メッセージ72が送出される。第1の実施形態と同様に、設定済のパスのラベルを含むラベル要求メッセージを送るようにしても良い。ラベル要求メッセージ72を受け取った中継装置4は中継装置6との間にL1パスがないため、新たに設定する。このとき中継装置5をL1パスの中継点と決定し、その旨を指定したラベル要求メッセージ74を送る。その後の動作は実施形態1または2と同様である。
【0038】
図12〜図14は本発明の階層構造のパスの設定方法の第4の実施形態におけるパス設定手順を説明する図であり、図12、図13および図14はそれぞれ前述の第1の実施形態における図3、図4および図5に対応する。
これまで説明してきた実施形態では、設定すべきパスのルートに既に設定済のパスが存在するときにそれを使用するか否かの判断については言及されていないが、第4の実施形態においては、最上位パスの始点である中継装置1から送出されるラベル要求メッセージに、各パスについて既存のパスが存在するときにそれの使用を許すかどうかの指示が含まれる。
【0039】
すなわち、図13において中継装置1から送出されるラベル要求メッセージ76には各階層のパスについて既存のパスの使用を許す「合」の指定または既存のパスがあっても新たなパスの設定を要求する「新」の指定が含まれている。これらは例えば図に示されるように、L1パスの終点である中継装置4および中継装置6の属性として格納される。
【0040】
中継装置2および3からラベル要求メッセージ77および78が順次送信され、ラベル要求メッセージ78を受け取った中継装置4は、中継装置5を中継点とする中継装置6までのL1パスの設定が要求されており、かつ、そのパスについて「新」の指定がされていることを認識する。そこで、中継装置4は中継装置4−5−6間に既存のパス82が存在するにもかかわらず、中継装置5に対してラベル要求メッセージ80により新たなラベルを要求する。これにより、図14に示すように、中継装置4−5−6間には既存のL1パス82のほかに新たにL1パス84が設定され、その上にL2パス86が設定される。
【0041】
図15〜図17は本発明の階層構造のパスの設定方法の第5の実施形態におけるパスの設定手順を説明する図であり、図15、図16および図17はそれぞれ、前述の第1の実施形態における図3、図4および図5に対応する。
図15に示した例において、中継装置1−2−3−4間には帯域70MbpsのL1パスが設定され、中継装置4−5−6間には帯域70MbpsのL1パスが設定され、中継装置4−5−6間のL1パスは既に設定済の30MbpsのL2パスにより使用されている。
【0042】
図16に示すように、第5の実施形態においては、設定すべき最上位パスの始点である中継装置1からのラベル要求メッセージ88には、新たに設定するパスが要求する帯域の値90が、ここでは“50Mbps”と指定される。なお、中継装置1−4間のL1パスの空き帯域は70Mbpsであるから、これを利用することが可能であるため、ラベル要求メッセージ88にはそのL1ラベルaが含まれている。
【0043】
中継装置2および3からラベル要求メッセージ91および92が順次送信され、ラベル要求メッセージ92を受け取った中継装置4は、要求されている自中継装置を始点とするL1パスについて、設定済のL1パスが使用可能かどうか判断する。中継装置4−5−6間に設定されているL1パスの帯域は70Mbpsでそのうち30Mbpsは他のL2パスで使用済であるから空き帯域は40Mbpsである。これは要求された帯域50Mbpsを下回っているから、中継装置4はラベル要求メッセージ94により、中継装置4−5−6間の新たなL1パスを要求する。これにより、図17に示すように、中継装置4−5−6間には既存のL1パス96とは別にL1パス98が設定され、その上に新たなL2パス100が設定される。
【0044】
図18〜図20は本発明の階層構造のパスの設定方法の第6の実施形態におけるパスの設定手順を説明する図であり、図18、図19および図20はそれぞれ前述の第1の実施形態における図3、図4および図5に対応する。
図18に示すように、中継装置1−2−3−4間には帯域70MbpsのL1パスが設定済であり、中継装置4−5−6間には帯域30MbpsのL1パスが設定済である。
【0045】
図19に示すように、中継装置1から送出されるラベル要求メッセージ102には各レイヤの各パスの要求帯域の指定が含まれている。図に示した例では、中継装置1−4−6間のL2パスは50Mbpsを要求し、中継装置1−2−3−4間のL1パスは0Mbpsを要求し、中継装置4−5−6間のL1パスは70Mbpsを要求している。なお、要求帯域0Mbpsとは、空き帯域の量にかかわらず既存のパスを利用して良いことを示す。
【0046】
したがって、中継装置1から送出されるラベル要求メッセージ102には、設定済のL1パスを使用するため、設定済のL1パスのラベルaが含まれる。中継装置4−5−6間の既存のL1パス104の空き帯域は30Mbpsで要求帯域の70Mbpsを下回っているので、中継装置4からは新たなラベルを要求するラベル要求メッセージ106が送出される。これにより、図20に示すように、中継装置4−5−6間には既存のL1パス104とは別に新たなL1パス108が設定される。
【0047】
図21〜図24は本発明の階層構造のパスの設定方法の第7の実施形態におけるパスの設定手順を説明する図であり、図21は図3に対応し、図22と図23が図4に対応し、図24が図5に対応する。
本実施形態において、最下層のパスはOXC,WDMにおける光波長パスであり、その上にMPLSパスが設定される。光波長パスをL1パスに、MPLSパスをL2パスに、中継装置1、OXC1,OXC2、中継装置2、OXC2および中継装置3をそれぞれ中継装置1−6に置き換えれば第1の実施形態の図に帰着する。すなわち、パス設定手順は第1の実施形態と同様であるが、第2〜第6の実施形態と同様のパス設定手順が適用可能であるのは勿論である。
【0048】
図25は本発明の階層構造のパスの設定方法を実施するための各中継装置の構成を示す。
パスの始点、つまり、パスの確立要求を送信する中継装置120に必要な機能ブロックは、パス計算処理部122、パス確立判断部124、要求MSG送信部126、割り当てMSG受信部128およびラベル割り当て部130である。
【0049】
パス計算処理部122は、階層化されたパスが経由する中継装置を算出する。そして、各階層(各レイヤ)のパスの始点、中継点、終点がそれぞれどの中継装置であるかについても特定する。前述の第3の実施形態においては、自装置が始点となるパスのみについて中継点、終点を特定し、それ以外では、最上層のパスの始点となるノードがすべてのレイヤのパスの中継点と終点を決定する。外部の保守端末から入力しても良い。
【0050】
パス確立判断部124は、パス計算処理部122で算出された階層化されたパスにおいて、自中継装置を始点とする全ての階層(レイヤ)のパスが確立されているか否かを判定し、パスが確立済の場合はそれを使用するか否かを決定する。
要求MSG送信部126は、ラベル要求メッセージにパス計算処理部122で算出された各レイヤのパスの始点、中継点、終点となる中継装置の情報を格納するとともに、自中継装置を始点としすでに確立されているパスがあることを通知する情報を格納する。そして、パスが次に経由する中継装置にラベル要求メッセージを送信する。
【0051】
割り当てMSG受信部128は、ラベル割り当てメッセージを受信する。ラベル割り当て部130は受信したラベル割り当てメッセージで通知されたラベルをパスに割り当てる。
パスが経由する中継装置132に必要な機能ブロックは、要求MSG受信部134、パス予約部136、パス確立判断部138、要求MSG送信部140、割り当てMSG受信部142、ラベル割り当て部144および割り当てMSG送信部146である。
【0052】
要求MSG受信部134はラベル要求メッセージを受信する。パス予約部136は、受信したラベル要求メッセージを送信した中継装置、およびラベル要求メッセージに格納されている、自装置が関与すべきラベルのレイヤを記憶する。
パス確立判断部138はラベル要求メッセージにおいて指定されたパスにおいて、自中継装置を始点とする全ての階層(レイヤ)のパスが確立されているか否かを判定し、パスが確立済の場合は、それを使用するか否かを決定する。
【0053】
要求MSG送信部140は受信したラベル要求メッセージにおいて指定された、自装置を除くパス上の中継装置と、各中継装置が始点、中継点、終点となる階層(レイヤ)を送信すべきラベル要求メッセージに格納するとともに、自中継装置を始点もしくは中継点としすでに確立されているパスを使用することを通知する情報を格納する。そして、パスが次に経由する中継装置にラベル要求メッセージを送信する。
【0054】
割り当てMSG受信部142はラベル割り当てメッセージを受信する。ラベル割り当て部144は受信したラベル割り当てメッセージで通知されたラベルをパスに割り当てる。そして、パス予約部136で記憶されている、自装置が関与すべきレイヤのパスについて、確立済のパスの使用が通知されているものを除き新たなラベルを割り当てる。
【0055】
割り当てMSG送信部146はラベル割り当て部144で割り当てた、各レイヤのラベルをラベル割り当てメッセージに格納する。そして、パス予約部136で記憶した、ラベル要求メッセージを送信した中継装置にラベル割り当てメッセージを送信する。
パスの終端の中継装置148に必要な機能ブロックは、要求MSG受信部150、ラベル割り当て部154および割り当てMSG送信部156である。
【0056】
要求MSG受信部150は、ラベル要求メッセージを受信する。そして、ラベル要求メッセージで指定されたパスの終点であることを認識する。
ラベル割り当て部154は、新たなラベルの割り当てが要求されているパスについてラベルを割り当てる。
割り当てMSG送信部156は、ラベル割り当て部154で割り当てたラベルをラベル割り当てメッセージに格納する。そして、ラベル要求メッセージを送信した中継装置にラベル割り当てメッセージを送信する。
(付記1)複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定する方法であって、
(a)最上層のパスの始点のノードから終点のノードまで第1のメッセージを送って、該第1のメッセージにより、複数の階層のパスについてのラベル要求を運び、
(b)該ラベル要求に応答して、各ノードにおいて、要求のあったパスにラベルを割り当て、
(c)前記第1のメッセージに応答して、最上層のパスの終点のノードから始点のノードまで第2のメッセージを送って、該第2のメッセージにより、ステップ(b)において割り当てられたラベルを通知し、
(d)通知されたラベルを各ノードに記憶するステップを具備する方法。
(付記2)(e)各階層の各パスの始点のノードにおいて、前記第1のメッセージの受信の後、送信の前に、新たにパスを設定するか設定済みのパスを使用するかを決定するステップをさらに具備する付記1記載の方法。
(付記3)ステップ(e)において新たにパスを設定せずに設定済みのパスを使用することが決定されるとき、ステップ(a)において、前記第1のメッセージは該設定済みのパスの指定を含む付記2記載の方法。
(付記4)ステップ(e)において新たにパスを設定せずに設定済みのパスを使用することが決定されるとき、ステップ(a)において、前記第1のメッセージは該設定済みのパスの終点を宛先として送られる付記2記載の方法。
(付記5)(f)各階層の各パスの始点のノードにおいて、当該パスの中継点を決定するステップをさらに具備する付記2〜4のいずれかに記載の方法。
(付記6)(f)最上層のパスの始点のノードにおいて、すべてのパスの中継点を決定するステップをさらに具備する付記2〜4のいずれかに記載の方法。
(付記7)前記ラベル要求は、各階層の各パスについて設定済みのパスの使用を許すか否かの指示を含み、
ステップ(e)において、設定済みのパスの使用が許されており、かつ、設定済みのパスが存在するとき、該設定済みのパスの使用が決定される付記6記載の方法。
(付記8)前記ラベル要求は、必要な帯域の指示を含み、
ステップ(e)において、設定済みのパスが存在し、かつ該設定済みのパスの空き帯域が前記必要な帯域を下回っていないとき、該設定済みのパスの使用が決定される付記6記載の方法。
(付記9)前記ラベル要求は、各階層の各パスに必要な帯域の指示を含み、
ステップ(e)において、設定済みのパスが存在し、かつ該設定済みのパスの空き帯域がその階層のそのパスについて指示された必要な帯域を下回っていないとき、該設定済みのパスの使用が決定される付記6記載の方法。
(付記10)最下層のパスのラベルは使用する光の波長である付記1〜9のいずれかに記載の方法。
(付記11)複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定するためのノード装置であって、
複数の階層のパスについてのラベル要求を含み、最上層のパスの終点のノードまで送られる第1のメッセージを生成する手段と、
生成された第1のメッセージを送出する手段と、
該第1のメッセージの応答としての第2のメッセージを受け取る手段と、
受け取った第2のメッセージに含まれる、前記ラベル要求への応答としてのラベルを記憶する手段とを具備するノード装置。
(付記12)自ノードを始点とするパスについて、新たにパスを設定するか設定済みのパスを使用するかを決定する手段をさらに具備する付記11記載のノード装置。
(付記13)前記決定手段が自ノードを始点とするパスについて新たにパスを設定せずに設定済みのパスを使用することを決定するとき、前記メッセージ生成手段は、該設定済みのパスの指定を含む第1のメッセージを生成する付記12記載のノード装置。
(付記14)前記決定手段が自ノードを始点とするパスについて新たにパスを設定せずに設定済みのパスを使用することを決定するとき、前記メッセージ生成手段は、第1のメッセージを該設定済みのパスの終点を宛先として生成する付記12記載のノード装置。
(付記15)自ノードを始点とするパスのみの中継点を決定する手段をさらに具備する付記12〜14のいずれかに記載のノード装置。
(付記16)すべての階層のすべてのパスの中継点を決定する手段をさらに具備する付記12〜14のいずれかに記載のノード装置。
(付記17)前記ラベル要求は、各階層の各パスについて設定済みのパスの使用を許すか否かの指示を含む付記16記載のノード装置。
(付記18)前記ラベル要求は、必要な帯域の指示を含む付記16記載のノード装置。
(付記19)前記ラベル要求は、各階層の各パスに必要な帯域の指示を含む付記16記載のノード装置。
(付記20)最下層のパスのラベルは使用する光の波長である付記11〜19のいずれかに記載のノード装置。
(付記21)複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定するためのノード装置であって、
複数の階層のパスについてのラベル要求を含み、最上層のパスの始点のノードから終点のノードまで送られる第1のメッセージを受信し送信する手段と、
該ラベル要求に応答して、要求のあったパスにラベルを割り当てる手段と、
該第1のメッセージの応答としての第2のメッセージを受信し、該割り当て手段が割り当てたラベルを含む第2のメッセージを送信する手段と、
受信した第2のメッセージに含まれるラベルを記憶する手段とを具備するノード装置。
(付記22)自ノードを始点とするパスについて、前記第1のメッセージの受信の後、送信前に、新たにパスを設定するか設定済みのパスを使用するかを決定する手段をさらに具備する付記21記載のノード装置。
(付記23)前記決定手段が自ノードを始点とするパスについて新たにパスを設定せずに設定済みのパスを使用することを決定するとき、前記第1のメッセージ受信送信手段は、該設定済みのパスの指定を含む第1のメッセージを送信する付記22記載のノード装置。
(付記24)前記決定手段が自ノードを始点とするパスについて新たにパスを設定せずに設定済みのパスを使用することを決定するとき、前記第1のメッセージ受信送信手段は、第1のメッセージを該設定済みのパスの終点を宛先として送信する付記22記載のノード装置。
(付記25)自ノードを始点とするパスの中継点を決定する手段をさらに具備する付記22〜24のいずれかに記載のノード装置。
(付記26)すべての階層のすべてのパスの中継点は最大層のパスの始点のノードにおいて決定される付記22〜24のいずれかに記載のノード装置。
(付記27)前記ラベル要求は、各階層の各パスについて設定済みのパスの使用を許すか否かの指示を含み、
前記決定手段は、設定済みのパスの使用が許されており、かつ、設定済みのパスが存在するとき、該設定済みのパスの使用を決定する付記26記載のノード装置。
(付記28)前記ラベル要求は、必要な帯域の指示を含み、
前記決定手段は、設定済みのパスが存在し、かつ該設定済みのパスの空き帯域が前記必要な帯域を下回っていないとき、該設定済みのパスの使用を決定する付記26記載のノード装置。
(付記29)前記ラベル要求は、各階層の各パスに必要な帯域の指示を含み、
前記決定手段は、設定済みのパスが存在し、かつ該設定済みのパスの空き帯域がその階層のそのパスについて指示された必要な帯域を下回っていないとき、該設定済みのパスの使用を決定する付記26記載のノード装置。
(付記30)最下層のパスのラベルは使用する光の波長である付記21〜29のいずれかに記載のノード装置。
(付記31)複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定するためのノード装置であって、
最上層のパスの始点のノードからの、複数の階層のパスについてのラベル要求を含む第1のメッセージを受信する手段と、
該ラベル要求に応答して要求されたパスにラベル割り当てる手段と、
該第1のメッセージに応答して、該ラベル割り当て手段が割り当てたラベルを含む第2のメッセージを送信する手段とを具備するノード装置。
(付記32)最下層のパスのラベルは使用する光の波長である付記31記載のノード装置。
【0057】
【発明の効果】
本発明により、複数の階層を同時に確立することが可能になる。そのため、下位の階層におけるパスが確立していない場合においても、一度の制御メッセージの送受信でパス確立を完了させることができるため、ネットワークに流れるトラヒック量を抑えることができるとともに、パス確立までの時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】階層化したラベルを用いたMPLS方式を説明する図である。
【図2】従来のラベル配布プロトコルを説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定前の状態を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るパス設定手順の一例における、ラベル要求メッセージおよびラベル割り当てメッセージの転送を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定後の状態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定前の状態を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るパス設定手順の一例における、ラベル要求メッセージおよびラベル割り当てメッセージの転送を説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定後の状態を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定前の状態を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るパス設定手順の一例における、ラベル要求メッセージおよびラベル割り当てメッセージの転送を説明する図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定後の状態を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定前の状態を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施形態に係るパス設定手順の一例における、ラベル要求メッセージおよびラベル割り当てメッセージの転送を説明する図である。
【図14】本発明の第4の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定後の状態を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定前の状態を示す図である。
【図16】本発明の第5の実施形態に係るパス設定手順の一例における、ラベル要求メッセージおよびラベル割り当てメッセージの転送を説明する図である。
【図17】本発明の第5の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定後の状態を示す図である。
【図18】本発明の第6の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定前の状態を示す図である。
【図19】本発明の第6の実施形態に係るパス設定手順の一例における、ラベル要求メッセージおよびラベル割り当てメッセージの転送を説明する図である。
【図20】本発明の第6の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定後の状態を示す図である
【図21】本発明の第7の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定前の状態を示す図である。
【図22】本発明の第7の実施形態に係るパス設定手順の一例における、ラベル要求メッセージの転送を説明する図である。
【図23】本発明の第7の実施形態に係るパス設定手順におけるラベル割り当てメッセージの転送を説明する図である。
【図24】本発明の第7の実施形態に係るパス設定手順の一例におけるパス設定後の状態を示す図である。
【図25】本発明の一実施形態に係る中継装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7…中継装置
12,14,82,84,96,98,104,108…L1パス
16,86,100…L2パス
18,22,26,30…パケット
20,24,28,60,62,64,66…ラベルテーブル
32,40,42,44,46,48,68,72,74,76,78,80,88,91,92,94,102,106…ラベル要求メッセージ
34,50,52,54,56,58,70…ラベル割り当てメッセージ

Claims (5)

  1. 複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定する方法であって、
    最上層のパスの始点のノードから終点のノードまで第1のメッセージを送って、該第1のメッセージにより、複数の階層のパスについてのラベル要求を運び、
    該ラベル要求に応答して、各ノードにおいて、要求のあったパスにラベルを割り当て、
    前記第1のメッセージに応答して、最上層のパスの終点のノードから始点のノードまで第2のメッセージを送って、該第2のメッセージにより、前記ラベルを割り当てるステップにおいて割り当てられたラベルを通知し、
    通知されたラベルを各ノードに記憶するステップを具備する方法。
  2. 各階層の各パスの始点のノードにおいて、前記第1のメッセージの受信の後、送信の前に、新たにパスを設定するか設定済みのパスを使用するかを決定するステップをさらに具備する請求項1記載の方法。
  3. 複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定するためのノード装置であって、
    複数の階層のパスについてのラベル要求を含み、最上層のパスの終点のノードまで送られる第1のメッセージを生成する手段と、
    生成された第1のメッセージを送出する手段と、
    該第1のメッセージの応答としての第2のメッセージを受け取る手段と、
    受け取った第2のメッセージに含まれる、前記ラベル要求への応答としてのラベルを記憶する手段とを具備するノード装置。
  4. 複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定するためのノード装置であって、
    複数の階層のパスについてのラベル要求を含み、最上層のパスの始点のノードから終点のノードまで送られる第1のメッセージを受信し送信する手段と、
    該ラベル要求に応答して、要求のあったパスにラベルを割り当てる手段と、
    該第1のメッセージの応答としての第2のメッセージを受信し、該割り当て手段が割り当てたラベルを含む第2のメッセージを送信する手段と、
    受信した第2のメッセージに含まれるラベルを記憶する手段とを具備するノード装置。
  5. 複数の階層のパスからなる階層構造のパスを設定するためのノード装置であって、
    最上層のパスの始点のノードからの、複数の階層のパスについてのラベル要求を含む第1のメッセージを受信する手段と、
    該ラベル要求に応答して要求されたパスにラベル割り当てる手段と、
    該第1のメッセージに応答して、該ラベル割り当て手段が割り当てたラベルを含む第2のメッセージを送信する手段とを具備するノード装置。
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