JP4385579B2 - 光回路および光デバイス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号を一時的に記憶することができる光回路、および、このような光回路を複数含む光デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光信号を一時的に記憶することができる光回路として、従来では光遅延線が用いられている(例えば特許文献1を参照)。光遅延線は、例えば、光ファイバからなり、その光ファイバの一端に光信号を入力し、その光信号を光ファイバ内で導波させて、光ファイバの他端より光信号を出力する。光ファイバ内を光信号が導波するのに所定の時間を要することから、この光遅延線は、光信号を所定の時間だけ遅延させることができ、或いは、光信号を所定の時間だけ記憶することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開昭53−8530号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の光回路では、光信号を遅延または記憶することができる時間は、光ファイバの長さにより決定される固定値であり、調整が不可能である。また、光ファイバを導波する際に光信号が損失を被ることから、光信号を遅延または記憶する時間が長い場合(すなわち、光ファイバが長い場合)には、この光回路から出力される光信号が大きく減衰する。
【0005】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、光信号を遅延または記憶することができる時間が可変で、その時間が長くても光信号の減衰を抑制することができる光回路、および、このような光回路を複数含む光デバイスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光回路は、光信号を遅延または記憶するための光回路であって、(1) 光を導波させるともに該光を増幅する機能を有するループ形状のループ光導波路と、(2) 光入力端と接続されるとともに、制御可能な入力用光結合部を介してループ光導波路と光結合されており、光入力端より入力用光結合部へ光を導波させる入力用光導波路と、(3) 光出力端と接続されるとともに、制御可能な出力用光結合部を介してループ光導波路と光結合されており、出力用光結合部より光出力端へ光を導波させる出力用光導波路と、(4) 光モニタ端と接続されるとともに、モニタ用光結合部を介してループ光導波路と光結合されており、モニタ用光結合部より光モニタ端へ光を導波させるモニタ用光導波路と、(5) 光モニタ端より出力される光のパワーを検出し、その検出結果に基づいて入力用光結合部および出力用光結合部それぞれにおけるループ光導波路との光結合のオン/オフ動作を制御する制御手段と、を備え、制御手段による制御により、光入力端から入力用光導波路および入力用光結合部を経てループ光導波路へ光信号を書き込み、ループ光導波路から出力用光結合部および出力用光導波路を経て光出力端へ光信号を読み出すことを特徴とする。
【0007】
この光回路は、入力用光結合部および出力用光結合部それぞれにおける光結合の状態が制御手段により制御されて、以下のように動作する。入力用光結合部がオン状態となっているときには、光入力端に入力して入力用光導波路を導波した光は、入力用光結合部よりループ光導波路へ出力される。そして、ループ光導波路を導波する光は、そのループ光導波路において記憶され光増幅される。また、出力用光結合部がオン状態となっているときには、ループ光導波路を導波していた光は、出力用光結合部より出力用光導波路へ出力され、出力用光導波路を導波して光出力端より出力される。
【0008】
本発明に係る光回路は、ループ光導波路の光導波領域に希土類元素が添加されており、ループ光導波路に添加されている希土類元素を励起する励起光をループ光導波路に供給する励起光供給手段を更に備えるのが好適である。この場合には、励起光供給手段によりループ光導波路に励起光が供給され、これにより、ループ光導波路に添加されている希土類元素が励起されて、ループ光導波路を導波する光が光増幅される。
【0009】
本発明に係る光回路では、入力用光結合部または出力用光結合部は、熱光学効果または非線形光学効果による屈折率変化に基づいて光結合が調整されるのが好適である。この場合には、入力用光結合部または出力用光結合部は、制御手段により制御されて、熱光学効果または非線形光学効果により屈折率変化が生じ、この屈折率変化に基づいて光結合が調整される。
【0010】
本発明に係る光回路では、入力用光導波路と出力用光導波路とは共通のものであり、入力用光結合部と出力用光結合部とは共通のものであるのが好適である。この場合には、入力用光結合部と出力用光結合部と兼ねる共通の光結合部のオン/オフ動作により、光回路への光の書き込み及び読み出しの動作が行なわれる。
【0012】
また、本発明に係る光デバイスは、上記の本発明に係る光回路を複数含み、これら複数の光回路が1次元的または2次元的に配列されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0014】
図1は、本実施形態に係る光回路1の構成図である。この図に示される光回路1は、ループ光導波路20、入力用光導波路21、出力用光導波路22、励起用光導波路23、モニタ用光導波路24、入力用光結合部31、出力用光結合部32、励起用光結合部33、モニタ用光結合部34、励起光源43、光検出器44および制御部50を備えている。
【0015】
ループ光導波路20は、光を導波させるループ形状の光導波路であり、その導波光を光増幅する機能を有する。このループ光導波路20は、光導波領域に希土類元素(例えば、Er元素、Tm元素、Nd元素、等)が添加された光ファイバまたは平面光導波路であるのが好適である。また、このループ光導波路20は、半導体光増幅器を含むものであってもよいし、また、これらを組合せたものであってもよい。このループ光導波路20上に、反時計回りに順に、入力用光結合部31、モニタ用光結合部34、出力用光結合部32および励起用光結合部33が設けられている。入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれにおける光結合の状態は、制御部50により制御可能である。
【0016】
入力用光導波路21は、光信号が入力する光入力端11と接続されるとともに、入力用光結合部31を介してループ光導波路20と光結合されており、光入力端11より入力用光結合部31へ光信号を導波させる。入力用光結合部31は、制御部50により光結合状態が制御されるスイッチとして動作する。すなわち、入力用光結合部31は、オン状態のときには、入力用光導波路21を導波してきて到達した光信号をループ光導波路20へ出力し、オフ状態のときには、入力用光導波路21を導波してきて到達した光信号をそのまま入力用光導波路21に導波させる。オン状態のときに、入力用光結合部31よりループ光導波路20へ出力された光信号は、ループ光導波路20を反時計回りに導波する。
【0017】
出力用光導波路22は、光信号が出力する光出力端12と接続されるとともに、出力用光結合部32を介してループ光導波路20と光結合されており、出力用光結合部32より光出力端12へ光信号を導波させる。出力用光結合部32は、制御部50により光結合状態が制御されるスイッチとして動作する。すなわち、出力用光結合部32は、オン状態のときには、ループ光導波路20を導波してきて到達した光信号を出力用光導波路22へ出力し、オフ状態のときには、ループ光導波路20を導波してきて到達した光信号をそのままループ光導波路20に導波させる。オン状態のときに、出力用光結合部32より出力用光導波路22へ出力された光信号は、出力用光導波路22を光出力端12へ向かって導波する。
【0018】
励起用光導波路23は、励起光入力端13と接続されるとともに、励起用光結合部33を介してループ光導波路20と光結合されており、励起光源43より出力され励起光入力端13に入力した励起光を励起用光結合部33へ導波させる。励起用光結合部33は、ループ光導波路20を導波してきて到達した光信号をそのままループ光導波路20に導波させるとともに、励起用光導波路23を導波してきて到達した励起光をループ光導波路20へ出力する。励起用光結合部33よりループ光導波路20へ出力された励起光は、ループ光導波路20を反時計回りに導波する。励起光源43は、ループ光導波路20に添加されている希土類元素を励起する励起光を出力するものであり、例えば半導体レーザ光源が好適に用いられる。これら励起用光導波路23、励起用光結合部33および励起光源43は、ループ光導波路20に励起光を供給する励起光供給手段として作用する。
【0019】
モニタ用光導波路24は、光モニタ端14と接続されるとともに、モニタ用光結合部34を介してループ光導波路20と光結合されており、ループ光導波路20より光モニタ端14へ光信号を導波させる。モニタ用光結合部34は、ループ光導波路20を導波してきて到達した光信号のうち、一部をモニタ用光導波路24へ分岐出力し、残部をそのままループ光導波路20に導波させる。モニタ用光結合部34よりモニタ用光導波路24へ出力された光信号は、モニタ用光導波路24を光モニタ端14へ向かって導波し、光モニタ端14より出射されて光検出器44により検出される。光検出器44は、光モニタ端14より出力された光信号を受光し、その光信号の強度を検出する。
【0020】
ループ光導波路20、入力用光結合部31、出力用光結合部32、励起用光結合部33およびモニタ用光結合部34それぞれは、光ファイバまたは平面光導波路であるのが好適である。入力用光結合部31、出力用光結合部32、励起用光結合部33およびモニタ用光結合部34それぞれは、光結合されるべき2本の光導波路が互いに接近して構成されるものであるのが好適であり、各光導波路が光ファイバである場合には、光ファイバカプラであるのが好適である。
【0021】
また、入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれは、上述したようなスイッチとして動作するために、熱光学効果または非線形光学効果による屈折率変化に基づいて光結合が調整されるようになっている。そして、これにより、入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれにおける光結合の状態は、制御部50により制御可能となっている。制御部50は、光検出器44による光信号の検出結果に基づいて、入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれにおける光結合の状態を制御するのが好適である。
【0022】
また、入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれは、上述したようなスイッチとして動作するために、方向性結合器またはマッハツェンダ干渉器の構成であるのが好適である。このように構成される入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれは、波長選択性を有するように作成することができ、これにより、入力用光導波路21または出力用光導波路22に励起光が漏れるのを防止することができて、入力用光導波路21または出力用光導波路22に信号光とともに励起光が導波するのを防止することができる。
【0023】
次に、本実施形態に係る光回路1の動作について説明する。以下では、光回路1の動作として、光回路1におけるアイドル状態、光回路1への光信号の書き込みの動作、光回路1における光信号の記憶の状態、および、光回路1からの光信号の読み出しの動作、のそれぞれについて説明する。これらの各動作は、制御部50による制御の下に行なわれる。
【0024】
図2は、本実施形態に係る光回路1におけるアイドル状態の説明図である。光回路1がアイドル状態であるときは、入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれは共にオフ状態とされている。また、励起光源43からは励起光が出力される必要はない。このとき、光入力端11に光信号λが入力しても、その光信号λは、入力用光導波路21を導波していき、入力用光結合部31を経た後も入力用光導波路21を導波して、入力用光結合部31よりループ光導波路20へ出力されることはない。
【0025】
図3は、本実施形態に係る光回路1への光信号の書き込みの動作の説明図である。光回路1が書き込み動作を行なうときには、励起光源43から励起光λが出力されている。励起光源43より出力された励起光λは、励起光入力端13より励起用光導波路23に入力して、励起用光導波路23を導波していき、励起用光結合部33よりループ光導波路20へ出力される。また、この書き込み動作を行なうときには、入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれが共にオフ状態とされている上記アイドル状態から、入力用光結合部31のみが一旦オン状態となった後に再びオフ状態となる。入力用光結合部31がオン状態となっているときに、光入力端11に光信号λが入力すると、その光信号λは、入力用光導波路21を導波していき、入力用光結合部31よりループ光導波路20へ出力される。励起用光結合部33よりループ光導波路20へ出力された励起光λは、ループ光導波路20を導波して、このループ光導波路20に添加されている希土類元素を励起する。入力用光結合部31よりループ光導波路20へ出力された光信号λは、ループ光導波路20を導波するとともに、その導波の際に光増幅される。また、ループ光導波路20を導波する光信号λの一部は、モニタ用光結合部34よりモニタ用光導波路24へ分岐出力され、モニタ用光導波路24を導波して光モニタ端14より出力され、光検出器44により検出される。
【0026】
図4は、本実施形態に係る光回路1における光信号の記憶の状態の説明図である。上記の光回路1の書き込み動作において、入力用光結合部31が再びオフ状態となった時より以降は、光回路1が光信号を記憶している状態となる。光回路1が光信号を記憶している状態にあるときには、励起光源43から励起光λが出力されている。励起光源43より出力された励起光λは、励起光入力端13より励起用光導波路23に入力して、励起用光導波路23を導波していき、励起用光結合部33よりループ光導波路20へ出力される。また、この記憶状態にあるときには、入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれは共にオフ状態とされている。この状態では、光信号λは、ループ光導波路20を導波するとともに、その導波の際に光増幅される。また、ループ光導波路20を導波する光信号λの一部は、モニタ用光結合部34よりモニタ用光導波路24へ分岐出力され、モニタ用光導波路24を導波して光モニタ端14より出力され、光検出器44により検出される。
【0027】
図5は、本実施形態に係る光回路1からの光信号の読み出しの動作の説明図である。読み出し動作を行なうときには、入力用光結合部31および出力用光結合部32それぞれが共にオフ状態とされている上記記憶状態から、出力用光結合器32のみがオン状態とされる。出力用光結合器32がオン状態とされると、ループ光導波路20を導波していた光信号λは、出力用光結合部32より出力用光導波路22へ出力され、出力用光導波路22を導波して光出力端12より出力される。
【0028】
以上に説明した光回路1のアイドル状態、書き込み動作、記憶状態および読み出し動作それぞれは、制御部50による制御の下に任意のタイミングで行われ得る。すなわち、書き込み動作および読み出し動作それぞれのタイミングが任意に設定可能であるから、書き込み動作と読み出し動作との間にある記憶状態の期間も任意である。したがって、この光回路1は、光信号を遅延または記憶することができる時間(上記記憶状態の時間)を可変に設定することができる。また、この光回路1は、光信号を記憶しているときに、その光信号をループ光導波路20において光増幅するので、遅延または記憶の時間が長くても光信号の減衰を抑制することができる。
【0029】
図6は、他の実施形態に係る光回路2の構成図である。この図に示される光回路2は、図1に示された光回路1と比較すると、入力用光導波路21と出力用光導波路22とが共通のものとされている点、および、入力用光結合部と出力用光結合部とが共通のものとされている点で相違する。すなわち、図に示されるように、入力用光結合部と出力用光結合部とを兼ねる光結合部31を挟んで、入力用光導波路21と出力用光導波路22とは繋がっていて1本の光導波路となっており、その1本の光導波路が光結合部31を介してループ光導波路20と光結合されている。
【0030】
この光回路2への光信号の書き込みの際には、光結合器31が一旦オン状態となった後にオフ状態となり、そのオン状態となっているときに、光入力端11に光信号λが入力すると、その光信号λは、入力用光導波路21を導波していき、光結合部31よりループ光導波路20へ出力されて、ループ光導波路20を導波するとともに、その導波の際に光増幅される。また、この光回路2からの光信号の読み出しの際には、光結合器31がオン状態となり、ループ光導波路20を導波していた光信号λは、光結合部31より出力用光導波路22へ出力され、出力用光導波路22を導波して光出力端12より出力される。
【0031】
この光回路2でも、書き込み動作および読み出し動作それぞれのタイミングが任意に設定可能であるから、書き込み動作と読み出し動作との間にある記憶状態の期間も任意である。したがって、この光回路2は、光信号を遅延または記憶することができる時間(上記記憶状態の時間)を可変に設定することができる。また、この光回路2は、光信号を記憶しているときに、その光信号をループ光導波路20において光増幅するので、遅延または記憶の時間が長くても光信号の減衰を抑制することができる。
【0032】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、複数の光回路1(または光回路2)が1次元的または2次元的に配列された光デバイスを構成するのも好適である。
【0033】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したとおり、本発明によれば、入力用光結合部がオン状態となっているときには、光入力端に入力して入力用光導波路を導波した光は、入力用光結合部よりループ光導波路へ出力される。そして、ループ光導波路を導波する光は、そのループ光導波路において記憶され光増幅される。また、出力用光結合部がオン状態となっているときには、ループ光導波路を導波していた光は、出力用光結合部より出力用光導波路へ出力され、出力用光導波路を導波して光出力端より出力される。このように、書き込み動作および読み出し動作それぞれのタイミングが任意に設定可能であるから、書き込み動作と読み出し動作との間にある記憶状態の期間も任意である。したがって、この光回路は、光信号を遅延または記憶することができる時間を可変に設定することができる。また、この光回路は、光信号を記憶しているときに、その光信号をループ光導波路において光増幅するので、遅延または記憶の時間が長くても光信号の減衰を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光回路10の構成図である。
【図2】本実施形態に係る光回路1におけるアイドル状態の説明図である。
【図3】本実施形態に係る光回路1への光信号の書き込みの動作の説明図である。
【図4】本実施形態に係る光回路1における光信号の記憶の状態の説明図である。
【図5】本実施形態に係る光回路1からの光信号の読み出しの動作の説明図である。
【図6】他の実施形態に係る光回路2の構成図である。
【符号の説明】
1,2…光回路、11…光入力端、12…光出力端、13…励起光入力端、14…光モニタ端、20…ループ光導波路、21…入力用光導波路、22…出力用光導波路、23…励起用光導波路、24…モニタ用光導波路、31…入力用光結合部、32…出力用光結合部、33…励起用光結合部、34…モニタ用光結合部、43…励起光源、44…光検出器、50…制御部。

Claims (8)

  1. 光信号を遅延または記憶するための光回路であって、
    光を導波させるともに該光を増幅する機能を有するループ形状のループ光導波路と、
    光入力端と接続されるとともに、制御可能な入力用光結合部を介して前記ループ光導波路と光結合されており、前記光入力端より前記入力用光結合部へ光を導波させる入力用光導波路と、
    光出力端と接続されるとともに、制御可能な出力用光結合部を介して前記ループ光導波路と光結合されており、前記出力用光結合部より前記光出力端へ光を導波させる出力用光導波路と、
    光モニタ端と接続されるとともに、モニタ用光結合部を介して前記ループ光導波路と光結合されており、前記モニタ用光結合部より前記光モニタ端へ光を導波させるモニタ用光導波路と、
    前記光モニタ端より出力される光のパワーを検出し、その検出結果に基づいて前記入力用光結合部および前記出力用光結合部それぞれにおける前記ループ光導波路との光結合のオン/オフ動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段による制御により、前記光入力端から前記入力用光導波路および前記入力用光結合部を経て前記ループ光導波路へ光信号を書き込み、前記ループ光導波路から前記出力用光結合部および前記出力用光導波路を経て前記光出力端へ光信号を読み出す、
    ことを特徴とする光回路。
  2. 前記ループ光導波路の光導波領域に希土類元素が添加されており、
    前記ループ光導波路に添加されている希土類元素を励起する励起光を前記ループ光導波路に供給する励起光供給手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の光回路。
  3. 前記入力用光結合部は熱光学効果による屈折率変化に基づいて光結合が調整されることを特徴とする請求項1記載の光回路。
  4. 前記出力用光結合部は熱光学効果による屈折率変化に基づいて光結合が調整されることを特徴とする請求項1記載の光回路。
  5. 前記入力用光結合部は非線形光学効果による屈折率変化に基づいて光結合が調整されることを特徴とする請求項1記載の光回路。
  6. 前記出力用光結合部は非線形光学効果による屈折率変化に基づいて光結合が調整されることを特徴とする請求項1記載の光回路。
  7. 前記入力用光導波路と前記出力用光導波路とは共通のものであり、前記入力用光結合部と前記出力用光結合部とは共通のものである、ことを特徴とする請求項1記載の光回路。
  8. 請求項1記載の光回路を複数含み、これら複数の光回路が1次元的または2次元的に配列されている、ことを特徴とする光デバイス。
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