JP4385073B2 - ドライヤー布継目 - Google Patents

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Description

本発明は、抄紙機等の布の端同士を接合するのに用いられる、改良された高ループ密度で織り戻されるコイル又はピン継目に関する。
抄紙機のフォーミングセクション、プレスセクション、又は乾燥セクションのいずれかで用いることが意図される織布は、通常、3つの方法、すなわち、
(a)例えば米国特許第3,366,355号に記載されているように、平織り布の対向端同士を永久織り継目で接合すること、又は
(b)例えば米国特許第4,182,381号に記載されているように、平織り布の対向端に小さなループを形成してから、抄紙機への布の設置中にこれらのループ端を互いに噛み合わせて、ピン継目と呼ばれるヒンジ型接合部を形成するために軸が挿入される通路を形成することによって、平織り布の対向端同士を接合すること、又は
(c)例えば米国特許第5,875,822号、第6,065,505号、第6,241,081号、及び第6,267,068号に記載されているように、平織り布の2つの対向端それぞれに小さなループを形成し、2組のループそれぞれを螺旋コイルと係合させてから、対向する布端に取り付けられた2つのコイルを互いに噛み合わせて、ヒンジ型接合部を形成するために軸が挿入される通路を形成することによって、平織り布の対向端同士を接合すること
のうちの1つによって、エンドレスループに変えられる連続ストリップとして織られる。
本発明は、これらの方法のうち少なくとも2つに関し、より詳細には、これらの方法のうち最後の方法に関係する。この形態の継目は既知であり、広く用いられており、一般的にコイル型と呼ばれる。ピン継目及びコイル継目の両方において、布端それぞれから横糸の一部を除去し、布端において縦糸の露出長を隣接する縦糸経路に織り戻すことによって、縦糸を用いて必要なループが形成される。
多くの工業用布は、一般に、その布の使用が意図される機械に設置された後で接合されて連続ループになるため、本発明は、コイル継目が適当であるか又は望ましいようなタイプの工業用織布に適している。本発明は、少なくとも2つの別個の縦糸層が反復布織目パターンで互いに重ねて配置されることで、一方の側のほぼ平坦な布面上の各縦糸が反対側のほぼ平坦な布面上にある別の縦糸と積層関係となるような、少なくとも2つの縦糸層を構造内に有する工業用布に特に適している。このような布は、既知であり、Leeによる、米国特許第5,092,373号、米国特許第5,103,874号、米国特許第5,117,865号、米国特許第5,148,838号、米国特許第5,167,261号、米国特許第5,199,467号、米国特許第5,230,371号、米国特許第5,238,027号、米国特許第5,343,896号、米国特許第5,411,062号、米国特許第5,645,112号、及び米国特許第5,690,149号に記載されている。したがって、本発明は、より詳細には、抄紙機におけるドライヤー布として用いることが意図される、Lee特許に記載されているもの等の、布織目パターンに2つの別個の縦糸層がある工業用織布に関する。
ドライヤー布は、その長さゆえに大抵の場合は抄紙機のドライヤーセクションで接合されてエンドレスループになるため、本発明は、特にドライヤー布に関し、より詳細には、コイル型又はピン型の継目が用いられるドライヤー布に関する。本発明は、特に、抄紙機ドライヤー布として一般に用いられる2層布に関する。
従来技術の継目は、限定はされないが、以下のものを含むいくつかの欠点を有する。
1)設置中に布端のループ又はコイルを互いに噛み合わせ、軸をループ又はコイルに挿入して継目を閉じることが困難であること、
2)縦糸の一部しか継目で利用されないため、継目領域におけるマシン方向強度が不十分であることによって布の破損が生じること、及び
3)湿った紙ウェブに継目構造の跡が付くこと(marking)。
横断方向の継目は布の脆弱点である可能性があり、継目の破損は全ての抄紙機においてよく見られることが既知である。したがって、布のマシン方向の引張強さ特性が継目から離れた布の本体自体の引張強さ特性に近いか又はそれよりも強い、ピン継目又はコイル継目を提供することが強く望まれることになる。大抵の従来技術のピン継目又はコイル継目は、利用可能であると考えられる縦糸を半分だけ用いて必要なループを形成することによって作られ、他の縦糸は横糸の周りに曲げ戻されて布の端に織り戻される。縦糸の残りの50%は継目の耐力要素とならないため、このような継目の引張強さは布の引張強さの50%を超えることができない。
利用可能な縦糸を50%より多く利用して螺旋コイルを布端に取り付けるのに必要なループを形成することによって、コイル継目を作ることが知られている。用いられるコイルは通常、ナイロン、PPS、又はPEEK等の熱可塑性ポリマーから形成されるモノフィラメントから作製される。モノフィラメントは、概して、ほぼ円形の断面を有するが、例えばFargeoutによって米国特許第5,875,822号に開示されているように、卵形又は矩形等の他の形状が用いられてもよい。コイルを取り付けるためのループを提供するのに用いられる布縦糸の数が増えると、コイルを作製するのに用いられるモノフィラメントの断面積が小さくならなければならない。これは、コイルを取り付けるのに用いられる縦糸ループの数が増えることで、継目を形成するためにコイルを噛み合わせてループにするのに対応する利用可能な空間量が減るからである。コイルで用いられるモノフィラメントの断面積若しくはコイルで用いられるモノフィラメントの断面形状、又はこれら両方を、コイルを取り付けるのに用いられるループの数の増加に対応するように変えなければ、継目の形成が困難になり、跡が付かないようにするのに十分なほど滑らかにすることができない。しかしながら、コイルで用いられるモノフィラメントのサイズが小さくなると、継目の引張強さも弱くなり、これもまた望ましくない。
継目自体が、その両側の、ループを提供するのに用いられる縦糸が布端に織り戻される2つの領域とともに、製造中の紙に跡を付けてはならないことも既知である。継目跡は、布の残りの領域に対する継目領域の通気性の差に起因する乾燥速度の差によって、ドライヤーセクションにおいて生じる可能性がある。継目跡は、ループを提供するのに用いられる縦糸端の織り戻しによってできる継目の隣接領域の隆起部分が、湿った紙ウェブに過大な圧力を加えることによっても生じる可能性がある。
概して、継目は、通気性、表面平滑性、布端の厚さ、及び継目の引張強さのいずれに関しても、布の本体との差をできる限り小さくするべきである。
多くの布デザイン、及びこれら布デザインの継目が提案されている。
米国特許第5,092,373号、米国特許第5,411,062号、米国再発行特許第35,966号、及び米国特許第5,690,149号等を含む関連特許群において、Leeは、抄紙機のドライヤーセクションで用いられるのに適した2層布及び当該布で用いられる継目構造の両方を記載している。Leeが記載しているデザインの布は商業用であるが、この継目構造は、上述のように、ピン継目に必要なループを作るのに縦糸の50%しか用いられないという欠点を有する。Leeは、コイル継目の使用については考慮していない。
さらに、Leeが記載している継目に与えられる利点は、継ぎ合わせループがマシン方向と平行なため軸挿入が容易になることである。しかしながら、これを達成するには、ループを形成する縦糸をその真下の縦糸の経路に、布に関して前述した積層配列で織り戻すこと、及びループを形成するのに縦糸を1つおきにしか用いないことでループを噛み合わせるのに必要な空間を得ることによるしかない。間にあるループを形成しない糸は、横糸の周りに曲げ戻されて、布の端に織り戻される。
Kuckart他の米国特許第5,601,120号には、抄紙機のドライヤーセクションにおいて用いるのに適した2層布の軸継目構造が記載されている。Kuckart他が記載しているような継目構造では、扁平な矩形断面の縦糸が2層ループを作るのに用いられ、2層ループは、一方の縦糸が布の紙側層からのものであり他方の縦糸が布の機械側層からのものである縦糸対を備える(から成る)。各ループにおいて、機械側層縦糸は、布端に織り戻されるように第1の経路に曲げ戻され、紙側層縦糸は、布端に織り戻されるように機械側層縦糸のループの外側の周りに第2の経路に曲げ戻される。しかしながら、これらの2層ループは高い強度を有するが、この継目構造では、上述のように、重なった扁平縦糸の50%しか2層ループの作製に用いられない。上述の布の縦糸は互いに垂直方向に重なっているため、ループは、ループを形成するのに用いられる縦糸の真下の縦糸の経路に織り戻されなければならない。
Fickers他は、米国特許第6,065,505号及び米国特許第6,267,068号において、コイル継目と見た目が同様の、製織(woven)ドライヤー布のステッチ螺旋継目(stitched helix seam)を開示している。このタイプの継目は、概して、継目の引張強さを高めるためにドライヤー布の側縁で用いられる。記載されているように、ステッチ螺旋継目は、布の対向端にクロスマシン方向に縫われ、マシン方向縦糸の全てを利用して螺旋を布端に取り付けるため、螺旋継目の引張強さが最大になる。ステッチ螺旋コイルは、少なくとも1つの横糸によって所定位置に保持され、縦糸は、この継目が適している布の積層縦糸配列特徴を保つために、そのまま真下に織り戻される。したがって、この継目構造の縦糸ループによって布に形成される開口はほぼ水平である。
Holdenは、米国特許第6,241,081号において、縦糸端に形成される短ループ及び長ループの両方によって継ぎ合わせコイルが保持される、改良されたコイル継目配列を記載している。この織目パターンは、縦糸を積層配列で配置させない。Holdenが記載している継目の一部の態様は、本発明の継目に類似しているが、Holdenは、上述のLee特許に記載されているタイプの多層布におけるコイル継目を記載していない。
本発明は、上記の欠点が克服されないとしても少なくとも最小になる、抄紙機布等の工業用布、特に、多層抄紙機ドライヤー布の、少なくとも2つの縦糸層を有する継目構造を提供することを目的とする。特に、本発明は、継目のループを作るのに布の縦糸を全て用いることができる、工業用布、特に、多層抄紙機ドライヤー布の、少なくとも2つの縦糸層を有する継目構造を提供することを目的とする。
したがって、第1の実施の形態では、本発明は、工業用布であって、対向端を有する織布体を備え、織布体は、少なくとも1つのクロスマシン方向横糸の組織と織り合わせられた少なくとも2つの垂直方向に重なったマシン方向縦糸の組織を有し、布の各端において、縦糸の少なくとも一部は、マシン方向に対してそれぞれ第1の角度にある第1の組のループを形成し、縦糸の少なくとも一部は、マシン方向に対してそれぞれ第2の角度にある第2の組のループを形成し、第2の組のループはそれぞれ、第1の組の傾斜ループとほぼ同心上にあって二重端ループを提供する、工業用布を提供することを目的とする。
第1の組の傾斜ループ及び第2の組の傾斜ループは、隣接する縦糸に作られることが好ましい。
第1の組の傾斜ループ及び第2の組の傾斜ループは、隣接する縦糸に作られ、各組のループは、縦糸の組織における縦糸の50%に作られることがより好ましい。
第1の角度及び第2の角度は、同様であることが好ましい。
第1の角度及び第2の角度は、マシン方向に対して同じ方向にないことが好ましい。代替的に、第1の角度及び第2の角度は、マシン方向と同じ方向にある。
コイル継目用に準備された一対の対向する布端において、マシン方向に対する第1の角度及び第2の角度の方向は、ループによって画定される開口が、継目を閉じるのに用いられるコイルのねじれ角の方向と一致するように選択されることが好ましい。
第2の実施の形態では、本発明は、抄紙機布であって、抄紙機のドライヤーセクションで用いられ、機械側、紙側、及びマシン方向を有し、且つ継ぎ合わせループをそれぞれ含む両端を有し、
マシン方向に配置される第1の組のモノフィラメント縦糸と、
マシン方向に配置される第2の組のモノフィラメント縦糸と、
クロスマシン方向に配置される少なくとも1組のモノフィラメント横糸と
の組み合わせを備え(から成り)、2組の縦糸及び横糸は、
第1の組の縦糸が、布の紙側に露出したフロートを与え、
第2の組の縦糸が、布の機械側に露出したフロートを与え、且つ
第1の組の糸それぞれが、横糸と織り合わさって、横糸と第2の組の露出したフロートとの間にナックルを形成し、
第2の組の糸それぞれが、横糸と織り合わさって、横糸と第1の組の露出したフロートとの間にナックルを形成し、且つ
第1の組のモノフィラメント縦糸が、第2の組のモノフィラメント縦糸の真上に配置される
反復織目パターンになるように織り合わせられ、
第1の組の継ぎ合わせループが、マシン方向に対してそれぞれ第1の角度にある第1の組のループを形成するように曲がった第1の組の縦糸それぞれの露出端を備え、露出した縦糸端それぞれの残りが、第2の組の縦糸からの縦糸のすぐ隣の縦糸経路に、すぐ隣の縦糸経路の織目パターンと相関して織り戻され、
第2の組の継ぎ合わせループが、マシン方向に対してそれぞれ第2の角度にある第2の組のループを形成するように曲がった第2の組の縦糸それぞれの露出端を備え、第2の組のループはそれぞれ、第1の組の傾斜ループとほぼ同軸上にあり、露出した縦糸端それぞれの残りが、第1の組の縦糸からの縦糸のすぐ隣の縦糸経路に、布の織目パターンと相関して織り戻される、抄紙機布を提供することを目的とする。
本発明の文脈では、以下の用語は、それらに関して本明細書で後述する意味を有すると理解されたい。
用語「マシン方向」は、例えば抄紙機での使用時に布が移動する方向と一致するか又はほぼ平行な方向を指す。
用語「クロスマシン方向」は、布の表面と一致するか又はほぼ平行であり、マシン方向に対してほぼ垂直な方向を指す。
用語「縦糸経路」は、反復布織目パターンにおける、選択された縦糸が占める経路を指す。
用語「フロート」は、一群の横糸の上又は下を通り、それらと織り合わせられない縦糸の長さを指し、これに関連する「フロート長」は、上又は下を通る糸の数を示す数として表される、フロートの長さを指す。
用語「積層」は、各層の縦糸が互いのほぼ垂直上方に配置される反復織目パターンデザインを指す。
次に、本発明の一実施形態を、添付図面を参照してより詳細に説明する。
まず図1を参照すると、図示の布断面は、上記のLee特許の教示に従って構成された2層布の、縦糸とほぼ平行なマシン方向に切り取られた断面である。図示の布は、市販のものであり、多層ドライヤー布の一例にすぎない。図示の布は、2組の縦糸及び1組の横糸を利用する2層布である。この布デザインは、図2、図3、図4、及び図5でも用いられる。
次に図1をより詳細に参照すると、図示の布は、1及び2、1’及び2’で示す2組の縦糸を6及び7で示す1組の横糸と織り合わせた2層布である。縦糸1及び2が占める縦糸経路は、互いの上にほぼ重なっている。各経路は、4及び9で示す布の紙側層及び8で示す機械側層に、露出したフロートを設ける。これらの露出したフロート8,9の内側では、布の他方の面からの縦糸が横糸と織り合わさって、その横糸と隣接する縦糸フロートとの間を通るのが分かる。紙側では、縦糸2’が横糸6と縦糸1のフロートとの間を通る一方で、布の機械側面では、縦糸1が横糸と縦糸2のフロート8との間を通るのが分かる。この布構造により、2本の縦糸1及び2、1’及び2’が常に互いの垂直上方又は下方にほぼ重なることが確実になる。
図2は、継ぎ合わせの準備が整った布の端の図1と同じ方向の断面を示す。図2は、布端部分の最後の数本の横糸のみを示す。縦糸1及び2の端を布端に織り戻すのに用いられる縦糸経路の最初の部分も示されている。これらの経路は、一般には数センチメートルの長さになり、各縦糸が選ばれた各縦糸経路の布織目反復パターンに従って織り戻される。
次に図2をより詳細に参照すると、縦糸1が横糸10の上を通り、且つ横糸10及び縦糸2の両方の下を通るため、この場合も縦糸2が横糸10Aと縦糸1との間に配置されるのが分かる。継ぎ合わせループは、1Aで示すように縦糸1に、及び2Aで示すように横糸2に作られる。横糸の全てが必ずしも同じ直径ではないことも分かる。横糸10及び10Aは交互になっており、横糸10Aが横糸10よりもいくらか小さい。
この図は、継ぎ合わせコイル11の切断端31で示されるように、2つのループ1A及び2Aと係合する継ぎ合わせコイル11も示す。したがって、布端を継ぎ合わせ螺旋と係合させるのにマシン方向縦糸の全てが利用されることが分かる。継目構造で用いられる螺旋コイル11が、ループ1A及び2A内の空間に形成される開口に配置されることも分かる。縦糸1及び縦糸2で代表される縦糸組のそれぞれを、重ねられる縦糸に直接隣接する縦糸の経路に織り込むことによって、ループがマシン方向に対して斜めに作られる。こうすると、継目が使用時に張力下にある場合、2つのループ1A及び2Aが動いて占有空間を少なくすることができることにもなる。これによりさらに、螺旋コイルを構成するのに用いられるモノフィラメント糸の形状及び断面積を選択する際に、或る程度の選択肢が与えられる。
図3は、図2で継ぎ合わせの準備が整った状態で示される布端の紙側面をより詳細に示す。継目構造の3つの特徴を図3で見ることができる。
第1に、領域20において、縦糸1のループが縦糸2のループの外側の周りに形成され、縦糸1のループが縦糸2のループに対して傾斜してはいるが縦糸2とほぼ同心上にあり、これら両方が布のマシン方向に対して傾斜していることが分かる。これは、縦糸1を、その元の経路に隣接する、布の機械側面において縦糸1を縦糸2の下に置く縦糸の経路に織り直すことによって達成される。この場所は図2でも見られる。同様に、縦糸2もその元の経路に隣接する縦糸経路に織り直される。縦糸1の経路及び縦糸2の経路の同じ側に隣接する糸経路を利用することによって、ループの全てをマシン方向に対して同じ方向に傾けることができる。
第2に、隣接する縦糸経路(図3では、これは糸1の経路の上又は下にあり得る)は、縦糸1のループをいずれの側に傾けるようにも選択できる。この場合、縦糸ループがコイル11のループと位置合わせされることを確実にするように選択を行うことができることになる。これにより、ループへのコイルの挿入が簡単になる。
第3に、縦糸1のループ1Aの第1の角度と縦糸2のループ2Aの第2の角度とは必ずしも同じではないことも分かる。さらに、図3に示すように、ループ1Aの角度は、図3に矢印Aで示すマシン方向に対して逆方向にある。さらに、1A及び2Aの二重ループの角度である第3の角度もまた、多くの場合、第1の角度又は第2の角度と同じではないことも分かる。
図4は、軸ワイヤを2つの螺旋コイル11及び12に挿入させる準備ができた、本発明の継目を示す。これら2つのコイルはそれぞれ、準備が整った2つの対向する布端21及び22の2組のループに組み込まれ、これらの布端はいずれも、図2及び図3に示すような準備が施されている。X−Xで概略的に示す線に沿った軸の挿入は、継目を閉じる役割を果たす。
図5は、コイル継目の代わりにピン継目を用いた継ぎ合わせのために、本発明に従って準備された1つの布端を示す。この図に示す布は、図1の布と同じである。図5では、継目用のピン25に加えて、2組のループが設けられる方法を明確に見ることができる。縦糸1は、ピン25の周りに1Aで示すループを形成してから、隣接する縦糸経路1Bで布端に織り戻される。同様に、縦糸2は、ピン25の周りに2Aで示すループを形成してから、隣接する縦糸経路2Bで布端に織り戻される。
ピン継目が図5に示すように用いられる場合、布の一端におけるループの第1の角度及び第2の角度を、布の他端におけるループの対応する角度と一致するように選択することが有利である。これは、噛み合ったループへの継目ピンの挿入のための、2つの布端の噛み合わせが容易になるからである。
図1、図2、図3、及び図4に示す布では、上記米国特許においてLeeによって教示されたように扁平な縦糸が用いられる。
本発明の継目構造は、主に継目構造の縦糸が全て用いられるという理由から、同様の布の従来技術の継目と比較して高い引張強さを提供することが分かっている。さらに、一方の縦糸を他方の縦糸の内側にして重ねた二重ループを用いることで、ループのそれぞれがコイルの角度配向をより密接にたどることが可能になる。これにより、継目に隣接する領域をより平坦にすることができるとともに、湿った紙ウェブに跡を付ける傾向をはるかに少なくすることができる。第2に、各ループの2本の糸をほぼ同心上に配置することによって、ループ間に与えられる継ぎ合わせコイル用の空間がより大きくなり、これにより、布の縦糸に用いられるモノフィラメント糸により近いサイズのより大きなモノフィラメント糸をコイルに用いることができる。さらに、これは、布で用いられるモノフィラメント縦糸の幅をいくらか広くすることも可能にする。これらの正味効果として、継目領域及び布の両方の引張強さが高まり、且つ布の使用寿命が長くなる。
図3及び図4では、図示のコイルは円形ではく、幾分扁平な断面形状に平坦化される。この形態のコイルは、継目の厚さが減るという利点を有し、特に継目領域における紙側面の平滑性の確保に寄与する。
縦糸とほぼ平行なマシン方向に2層布を切り取った断面を概略的に示す図である。 縦糸とほぼ平行なマシン方向に布の端部分を切り取った断面を概略的に示し、継ぎ合わせループに入れられた螺旋コイルを示す図である。 図2に示す布の部分の紙側面を示す図である。 継目を完成させるための軸の挿入に備えて2つの螺旋コイルをかみ合わせて、継ぎ合わせの準備が整った2つの布端を示す図である。 縦糸とほぼ平行なマシン方向の布の端部分の一部断面斜視図を概略的に示し、継ぎ合わせループに入れられるピン継目に必要なピンを示す図である。

Claims (9)

  1. 工業用布であって、対向端を有する織布体を備え、該織布体は、少なくとも1つのクロスマシン方向(cross machine direction:横(幅)方向)横糸(weft:緯糸)の組織(system)と織り合わせられた少なくとも2つの垂直方向に重なったマシン方向(machine direction:縦方向)縦糸(warp:経糸)の組織を有し、該布の各端において、前記縦糸の少なくとも一部は、前記マシン方向に対してそれぞれ第1の角度にある第1の組のループを形成し、前記縦糸の少なくとも一部は、前記マシン方向に対してそれぞれ第2の角度にある第2の組のループを形成し、該第2の組のループは、それぞれ、前記第1の組の傾斜ループとほぼ同心上にあって二重端ループを形成する、ことを特徴とする工業用布。
  2. 抄紙機布であって、抄紙機のドライヤーセクションで用いられ、機械側、紙側、及びマシン方向を有し、且つ継ぎ合わせループをそれぞれ含む両端を有し、
    前記マシン方向に配置される第1の組のモノフィラメント縦糸と、
    前記マシン方向に配置される第2の組のモノフィラメント縦糸と、
    クロスマシン方向に配置される少なくとも1組のモノフィラメント横糸と
    の組み合わせを備え(から成り)、前記2組の縦糸及び前記横糸は、
    前記第1の組の縦糸が、該布の前記紙側に露出したフロートを与え、
    前記第2の組の縦糸が、該布の前記機械側に露出したフロートを与え、且つ
    前記第1の組の糸それぞれが、横糸と織り合わさって、前記横糸と前記第2の組の露出したフロートとの間にナックル(knuckle)を形成し、
    前記第2の組の糸それぞれが、横糸と織り合わさって、該横糸と前記第1の組の露出したフロートとの間にナックルを形成し、且つ
    前記第1の組のモノフィラメント縦糸が、前記第2の組のモノフィラメント縦糸の真上に配置される
    反復織目パターンになるように織り合わせられ、
    第1の組の継ぎ合わせループが、前記マシン方向に対してそれぞれ第1の角度にある第1の組のループを形成するように曲がった前記第1の組の縦糸それぞれの露出端を備え、露出した縦糸端それぞれの残りが、前記第2の組の縦糸からの縦糸のすぐ隣の縦糸経路に、該すぐ隣の縦糸経路の前記織目パターンと相関して織り戻され、
    第2の組の継ぎ合わせループが、前記マシン方向に対してそれぞれ第2の角度にある第2の組のループを形成するように曲がった前記第2の組の縦糸それぞれの露出端を備え、前記第2の組のループはそれぞれ、前記第1の組の傾斜ループとほぼ同軸上にあり、露出した縦糸端それぞれの残りが、前記第1の組の縦糸からの縦糸のすぐ隣の縦糸経路に、該布の前記織目パターンと相関して織り戻される、ことを特徴とする抄紙機布。
  3. 前記第1の組の傾斜ループ及び前記第2の組の傾斜ループは、隣接する縦糸に作られることを特徴とする請求項1又は2に記載の布。
  4. 前記第1の組の傾斜ループ及び前記第2の組の傾斜ループは、隣接する縦糸に作られ、各組のループは、前記縦糸の組織における前記縦糸の50%に作られることを特徴とする請求項1又は2に記載の布。
  5. 前記第1の角度、前記第2の角度、及び前記第3の角度は同様であることを特徴とする請求項1又は2に記載の布。
  6. 前記第1の角度及び前記第2の角度は、前記マシン方向に対して同じ方向にないことを特徴とする請求項1又は2に記載の布。
  7. 前記第1の角度及び前記第2の角度は、前記マシン方向と同じ方向にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の布。
  8. コイル継目用に準備された一対の対向する布端において、前記マシン方向に対する前記第1の角度、前記第2の角度、及び前記第3の角度の方向は、前記継目を閉じるのに用いられる前記コイルのねじれ角の方向と一致するように選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の布。
  9. ピン継目用に準備された一対の対向する布端において、各布端における前記マシン方向に対する前記第1の角度、前記第2の角度、及び前記第3の角度の方向は、前記布端における前記2組のループの噛み合わせを容易にするように選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の布。
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