JP4383813B2 - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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本発明は、複数のベルト層をストリップ片から構成した空気入りタイヤ製造方法に関し、さらに詳しくは、ベルト層を構成する整数枚のストリップ片をタイヤ全周にわたってより確実にバット接合することを可能にした空気入りタイヤ製造方法に関する。
一般に、空気入りタイヤのベルト層を成形するためのベルト材は、複数本のスチールコードを引き揃えてゴム被覆してなるカレンダー材をバイアスカットし、その切断片をカット端が両縁となるように継ぎ合わせることで得られる。一方、空気入りタイヤのベルト層はタイヤ仕様に応じてベルト幅やコード角度が相違する。そのため、タイヤ仕様毎に寸法が異なる多種類のベルト材を予め用意しておく必要がある。
その結果、従来のタイヤ生産設備では、多種類のベルト材を保管するための広いストックスペースが必要になる。また、特定のタイヤ仕様に合わせて加工されたベルト材は、他のタイヤ仕様のベルト材として転用できないため、タイヤ生産過程でベルト材の余りが発生し、材料が無駄になるという欠点がある。更に、多品種少量生産を行う場合には、タイヤ仕様を変更する際に、長尺のベルト材を巻き取ったドラムを交換する必要があるため生産性が悪いという欠点がある。
これに対して、複数本のスチールコードを引き揃えてゴム被覆してなる多数のストリップ片をタイヤ周方向に対して傾斜させつつ両側部が互いに突き合うように継ぎ合わせることで、所望の寸法を有するベルト層を形成することが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。この場合、タイヤ仕様毎の長尺ベルト材に起因する不都合を解消することができる。
しかしながら、空気入りタイヤのベルト層を多数のストリップ片から構成する場合、ストリップ片の幅は一定であることが望ましく、しかもベルト層のコード角度は予め設定されるので、ベルト層を構成する整数枚のストリップ片をタイヤ全周にわたってバット接合することは困難である。つまり、ストリップ片をタイヤ周方向に並べたとき、ベルト層の周方向の一部ではストリップ片同士がオーバーラップすることになる。また、任意のベルト層においてタイヤ全周にわたってバット接合が偶発的に形成されたとしても、他のベルト層は前記任意のベルト層に比べて周長が異なるため、その周方向の一部にストリップ片同士のオーバーラップを生じてしまう。そして、このようなストリップ片同士のオーバーラップはタイヤのユニフォミティを悪化させる要因になる。
特公昭53−11723号公報 特開平11−99564号公報
本発明の目的は、ベルト層を構成する整数枚のストリップ片をタイヤ全周にわたって確実にバット接合することを可能にした空気入りタイヤ製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤの製造方法は、トレッド部におけるカーカス層の外周側に、互いに重なり合う複数のベルト層を備えた空気入りタイヤを製造する方法において、複数本のスチールコードを引き揃えてゴム被覆してなる整数枚のストリップ片をタイヤ周方向に対して傾斜させつつ両側部が互いに突き合うように継ぎ合わせて各ベルト層のタイヤ1周分を形成する工程を有し、前記ストリップ片の幅をA、前記ベルト層のうち内周側から数えてn番目(n≧1)のベルト層を構成するストリップ片のコマ数をNn 、前記n番目のベルト層の周長をLn 、前記n番目のベルト層のタイヤ周方向に対するコード角度をθn 、前記n番目のベルト層のタイヤ周方向に対するコード角度の基本設計値をαn 、各ベルト層の厚さをGとしたとき、その厚さGに起因して周長L n が互いに異なる複数のベルト層を同一幅Aを有する共通のストリップ片を用いて形成するに際し、コード角度θn がコマ数Nn を整数とする条件下で下式を満足するように前記ストリップ片の傾斜角度を基本設計値αn に対して微調整することを特徴とするものである。 θn =sin-1(Nn ×A/〔L1 +(n−1)×2Gπ〕)
本発明の空気入りタイヤの製造方法では、ベルト層を形成するに際し、コード角度θn がコマ数Nn を整数とする条件下で上式を満足するようにストリップ片の傾斜角度を基本設計値αn に対して微調整するから、ベルト層を構成する整数枚のストリップ片をタイヤ全周にわたって確実にバット接合することが可能になる。
本発明によれば、ベルト層をストリップ片から構成する場合の利点を活かすことができる。つまり、タイヤサイズを変更した時には、ストリップ片の傾斜角度、長さ、コマ数を変更することで多種類のサイズに対応し、同一幅のストリップ片を用いて種々のベルト層を形成することが可能になる。従って、タイヤ仕様毎のストックスペースを排除し、かつ端材の発生がなく、更に大がかりな段取り替え作業を不要にして多品種少量生産を効率良く行うことができる。
本発明において、ベルト層の層数は特に限定されるものではなく、例えば、2〜4層にすることができる。そして、互いに重なり合う少なくとも2層のベルト層について上記関係を設定すれば良く、必ずしも全てのベルト層について上記関係を設定する必要はない。勿論、全てのベルト層について上記関係を設定すれば、ユニフォミティの改善効果を最大限に得ることができる。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示し、図2及び図3はそのベルト層を抽出して示すものである。図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。
図1に示すように、左右一対のビード部3,3間には、カーカス層4が装架されている。このカーカス層4は、各ビード部3に埋設されたビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げられている。一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には、複数本のスチールコードを引き揃えてゴム被覆してなる2層のベルト層Bが互いに重なり合うように埋設されている。
各ベルト層Bは、図2に示すように、複数本のスチールコードCを引き揃えてゴム被覆してなる整数枚のストリップ片Sをタイヤ周方向に対して傾斜させつつ両側部が互いに突き合うように継ぎ合わせてタイヤ1周分を構成している。これらベルト層Bは、そのスチールコードCが層間で互いに交差するように配置されている。
ここで、ストリップ片Sの幅をA、ベルト層Bのうち内周側から数えてn番目(n≧1)のベルト層Bn を構成するストリップ片Sのコマ数をNn 、n番目のベルト層Bn の周長をLn 、n番目のベルト層Bn のタイヤ周方向に対するコード角度をθn 、各ベルト層Bの厚さをGとしたとき、コード角度θn がコマ数Nn を整数とする条件下で下式を満足するようになっている。
θn =sin-1(Nn ×A/〔L1 +(n−1)×2Gπ〕)
次に、上記空気入りタイヤのベルト層の形成工程について説明する。図4は1番目のベルト層の形成工程を示し、図5はn番目のベルト層の形成工程を示すものである。
1番目のベルト層B1 を形成する場合、図4に示すように、整数枚のストリップ片Sをタイヤ周方向Tに対して傾斜させつつ両側部が互いに突き合うように継ぎ合わせてタイヤ1周分とする。このとき、各ストリップ片Sのタイヤ周方向の長さ成分をa1 とすると、a1 =A/sinθ1 の関係が成り立つ。また、ストリップ片Sのコマ数はN1 であるから、L1 =N1 ×a1 となる。これら関係を整理すると下記(1)式が得られる。
θ1 =sin-1(N1 ×A/L1 ) ・・・(1)
つまり、整数枚のストリップ片Sをタイヤ全周にわたってバット接合するためには、ベルト層B1 のコード角度θ1 が上記(1)式の関係を満足することが必要である。ここで、ベルト層B1 のタイヤ周方向Tに対するコード角度の基本設計値α1 が、バット接合に要求されるコード角度θ1 に対して不一致である場合、ストリップ片Sのタイヤ周方向Tに対する傾斜角度を基本設計値α1 から微調整し、上記(1)の関係を達成することが必要である。
一方、n番目のベルト層Bn を形成する場合、図5に示すように、整数枚のストリップ片Sをタイヤ周方向Tに対して傾斜させつつ両側部が互いに突き合うように継ぎ合わせてタイヤ1周分とする。このとき、各ストリップ片Sのタイヤ周方向の長さ成分をan とすると、an =A/sinθn の関係が成り立つ。また、ストリップ片Sのコマ数はNn であるから、Ln =Nn ×an となる。ここで、1番目のベルト層B1 の周長はL1 であり、各ベルト層Bの厚さはGであるから、Ln =L1 +(n−1)×2Gπとなる。これら関係を整理すると下記(2)式が得られる。
θn =sin-1 n ×A/〔L1 +(n−1)×2Gπ〕)・・・(2)
つまり、整数枚のストリップ片Sをタイヤ全周にわたってバット接合するためには、ベルト層Bn のコード角度θn が上記(2)式の関係を満足することが必要である。ここで
、ベルト層Bn のタイヤ周方向Tに対するコード角度の基本設計値αn が、バット接合に要求されるコード角度θn に対して不一致である場合、ストリップ片Sのタイヤ周方向Tに対する傾斜角度を基本設計値αn から微調整し、上記(2)の関係を達成することが必要である。
空気入りタイヤにおいて、複数のベルト層Bの周長は厚さGに起因して互いに異なるが、本発明ではn番目のベルト層Bn のコード角度θn を厚さGに応じて微調整する。その結果、同一幅Aを有する共通のストリップ片Sを用いた場合であっても、全てのベルト層Bにおいてそれぞれ整数枚のストリップ片Sをタイヤ全周にわたって確実にバット接合することが可能になる。
本発明において、基本設計値αn とコード角度θn との差は0.5°以下にすることが望ましい。この差が0.5°を超えると、予め設計された空気入りタイヤの性能に影響を及ぼすことになる。なお、図4では基本設計値α1 とコード角度θ1 との差が顕著であり、図5では基本設計値αn とコード角度θn との差が顕著であるが、ここではコード角度とその基本設計値との関係を理解し易くするために角度差を過大に描写している。
本発明において、ベルト成形機は、複数本のスチールコードを引き揃えてゴム被覆してなるストリップ材を連続的に供給するストリップ供給装置と、前記ストリップ材を所定の切断角度で所定の長さに切断する切断装置と、前記ストリップ材から切断されたストリップ片をベルト周方向に移動させる搬送装置と、隣り合うストリップ片を接合するスプライス装置とから構成することができる。空気入りタイヤは、一般に、スチールコードの傾斜方向が互いに異なる複数のベルト層を有しているので、2台のベルト成形機を用意し、これらベルト成形機をストリップ材の傾斜方向が互いに異なるように設置することにより、あらゆる種類のベルト層を成形することが可能になる。
次に、実際に空気入りタイヤを製造する場合の計算手順について説明する。
実施例1
乗用車用空気入りタイヤ(175/65R14)において、共通のストリップ片の幅Aを2πmm、各ベルト層の厚さGを2mm、1番目ベルト層の周長L1 を2π×268mm、1番目ベルト層のコード角度の基本設計値α1 を20°、2番目ベルト層のコード角度の基本設計値α2 を20°とする。
先ず、1番目ベルト層を構成するストリップ片Sのコマ数N1 を求める。α1 =sin-1(N1 ×A/L1 )より、N1 =91.66である。ここで、コマ数N1 を整数とする条件を満足するために、例えばN1 =92に切り上げる。N1 =92として、上記(2)式を用いると、θ1 =sin-1(〔92×2π〕/〔2π×268〕)より、θ1 ≒20.07°となる。このコード角度θ1 は基本設計値α1 に対して僅かな誤差である。
次に、2番目ベルト層についても上記と同様の計算を行う。N2 =92として、上記(2)式を用いると、θ2 =sin-1(〔92×2π〕/〔2π×268+4π〕)より、θ2 ≒19.92°となる。このコード角度θ2 は基本設計値α1 に対して僅かな誤差である。
このように共通のストリップ片Sを用いてベルト層を形成するに際し、1番目ベルト層のコード角度θ1 を20.07°とし、2番目ベルト層のコード角度θ2 を19.92°とすることにより、予め設計されたタイヤ性能を損なうことなく、2層のベルト層においてストリップ片をタイヤ全周にわたってバット接合することができる。
実施例2
トラック・バス用空気入りタイヤ(1000R20)において、共通のストリップ片の幅Aを2πmm、各ベルト層の厚さGを3mm、1番目ベルト層の周長L1 を2π×480mm、1番目ベルト層のコード角度の基本設計値α1 を60°、2番目ベルト層のコード角度の基本設計値α2 を20°、3番目ベルト層のコード角度の基本設計値α3 を20°、4番目ベルト層のコード角度の基本設計値α4 を20°とする。
先ず、1番目ベルト層を構成するストリップ片Sのコマ数N1 を求める。α1 =sin-1(N1 ×A/L1 )より、N1 =415.69である。ここで、コマ数N1 を整数とする条件を満足するために、例えばN1 =416に切り上げる。N1 =416として、上記(2)式を用いると、θ1 =sin-1(〔416×2π〕/〔2π×480〕)より、θ1 ≒60.07°となる。このコード角度θ1 は基本設計値α1 に対して僅かな誤差である。
次に、2番目ベルト層を構成するストリップ片Sのコマ数N2 を求める。α2 =sin-1(N2 ×A/〔L1 +2Gπ〕)より、N2 =165.19である。ここで、コマ数N2 を整数とする条件を満足するために、例えばN2 =166に切り上げる。N2 =166として、上記(2)式を用いると、θ2 =sin-1(〔166×2π〕/〔2π×480+6π〕)より、θ2 ≒20.10°となる。このコード角度θ2 は基本設計値α2 に対して僅かな誤差である。
次に、3番目ベルト層についても上記と同様の計算を行う。N3 =166として、上記(2)式を用いると、θ3 =sin-1(〔166×2π〕/〔2π×480+12π〕)より、θ3 ≒19.97°となる。このコード角度θ3 は基本設計値α3 に対して僅かな誤差である。
次に、4番目ベルト層についても上記と同様の計算を行う。N4 =166として、上記(2)式を用いると、θ4 =sin-1(〔166×2π〕/〔2π×480+18π〕)より、θ4 ≒19.84°となる。このコード角度θ4 は基本設計値α4 に対して僅かな誤差である。
このように共通のストリップ片Sを用いてベルト層を形成するに際し、1番目ベルト層のコード角度θ1 を60.07°とし、2番目ベルト層のコード角度θ2 を20.10°とし、3番目ベルト層のコード角度θ3 を19.97°とし、4番目ベルト層のコード角度θ4 を19.84°とすることにより、予め設計されたタイヤ性能を損なうことなく、4層のベルト層においてストリップ片をタイヤ全周にわたってバット接合することができる。
以上の実施例は単なる例示であり、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、ストリップ片Sの幅Aは任意に増減することが可能である。しかしながら、ストリップ片Sの幅Aを必要以上に大きくするとベルト層の狙いの設計に対する誤差が大きくなる。一方、ベルト層を狙いの設計通りに形成しようとすると、ストリップ片Sの幅Aを狭くする必要があり、そのコマ数が増大して生産性が悪化する。従って、ストリップ片Sの幅Aは5mm以上かつ100mm以下が好ましい。
上述のようにベルト層のコード角度を微調整することにより、同一幅Aを有する共通のストリップ片Sを用いてベルト層を形成する場合であっても端材を無くすことができる。そのため、ベルト層の切断装置からベルト層の成形装置(成形ドラム)へ材料を直接供給することが可能になる。勿論、ベルト層のコード角度は従来と同様に広い範囲から選択することが可能である。
また、同一金型で空気入りタイヤを成形する場合であっても、速度規格をSRからHRへ変更したり、HRからVRやZRへ変更する場合、ベルトカバー層と称する有機繊維コードからなる補強層をベルト層の外周側に追加することが行われる。この場合、ベルト層の周長を数mm程度短くする必要があるが、その際にもコード角度を微調整することでタイヤ全周にわたってストリップ片Sをバット接合することができる。
なお、サイズ違いによりベルト層の周長が大きく変わる場合にはストリップ片Sのコマ数を変更することで対応し、更に複数のベルト層における周長差についてはストリップ片Sの角度調整で対応すれば良い。
以上説明したように本発明によれば、トレッド部におけるカーカス層の外周側に、互いに重なり合う複数のベルト層を備えた空気入りタイヤにおいて、複数本のスチールコードを引き揃えてゴム被覆してなる整数枚のストリップ片をタイヤ周方向に対して傾斜させつつ両側部が互いに突き合うように継ぎ合わせて各ベルト層のタイヤ1周分を構成すると共に、これらベルト層の厚さを考慮しつつコード角度を適正化するから、ベルト層を構成する整数枚のストリップ片をタイヤ全周にわたって確実にバット接合することが可能になる。従って、同一幅のストリップ片を用いて種々のベルト層を形成することができ、多品種少量生産を効率良く行うことができる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのベルト層を抽出して示す平面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのベルト層を抽出して示す断面図である。 本発明における1番目のベルト層の形成工程を示す平面図である。 本発明におけるn番目のベルト層の形成工程を示す平面図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
B ベルト層
1 1番目のベルト層
2 2番目のベルト層
C スチールコード
S ストリップ片

Claims (5)

  1. トレッド部におけるカーカス層の外周側に、互いに重なり合う複数のベルト層を備えた空気入りタイヤを製造する方法において、複数本のスチールコードを引き揃えてゴム被覆してなる整数枚のストリップ片をタイヤ周方向に対して傾斜させつつ両側部が互いに突き合うように継ぎ合わせて各ベルト層のタイヤ1周分を形成する工程を有し、前記ストリップ片の幅をA、前記ベルト層のうち内周側から数えてn番目(n≧1)のベルト層を構成するストリップ片のコマ数をNn 、前記n番目のベルト層の周長をLn 、前記n番目のベルト層のタイヤ周方向に対するコード角度をθn 、前記n番目のベルト層のタイヤ周方向に対するコード角度の基本設計値をαn 、各ベルト層の厚さをGとしたとき、その厚さGに起因して周長L n が互いに異なる複数のベルト層を同一幅Aを有する共通のストリップ片を用いて形成するに際し、コード角度θn がコマ数Nn を整数とする条件下で下式を満足するように前記ストリップ片の傾斜角度を基本設計値αn に対して微調整する空気入りタイヤの製造方法。
    θn =sin-1(Nn ×A/〔L1 +(n−1)×2Gπ〕)
  2. 前記ベルト層を形成するに際し、コード角度θn がコマ数Nn を整数とする条件下で前記式を満足するように前記ストリップ片の傾斜角度を基本設計値αn とコード角度θn との差が0.5°以下となる範囲で微調整する請求項に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 前記ベルト層を形成するに際し、前記式にコード角度θn として基本設計値αn を代入してコマ数Nn を算出し、その算出されたコマ数Nn を直近の整数に置き換えて前記式からコード角度θn を算出し、その算出されたコード角度θn を満足するように前記ストリップ片の傾斜角度を基本設計値αn に対して微調整する請求項に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 前記ストリップ片の幅Aが5mm以上かつ100mm以下である請求項のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. 前記ベルト層の層数が2〜4層である請求項のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
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