JP4383246B2 - 情報記録方法及び情報記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多値情報を扱う情報記録方法及び情報記録装置に関する。
光ディスク等の情報記録媒体の記録密度を上げるための対応策として、3値以上の多値情報を用いて記録する方式は効果的である。
ここに、各種光ディスク等の情報記録媒体に情報を記録するときの変調後の信号にサーボ帯域の周波数に信号があると、その信号がサーボに影響を与えてしまうという問題があることから、情報記録媒体に情報を記録するときに符号化後のDCレベルの抑制を行うようにして提案例がある。
例えば、特許文献1によれば、入力データをデータ変調用変換コードグループとは別途のDC抑圧制御用コードグループを利用して変調するとき、DC抑圧制御用コードグループは変換コードグループのコードワード特性、即ちコードワード内のDC値を示すパラメータであるDSVの符号と次のコードワードのDSV遷移方向を予測するパラメータであるINVの特徴を最大に利用しながらもデータ変調用変換コードグループとは重複コードワード生成条件や使用可能なコードワードの条件を緩和してそのコードワードの数を増やしてDC抑圧制御ができる可能性を一層高めるようにしている。この提案例によれば、情報記録媒体に対する高密度記録又は高密度再生の際の情報の変復調において、RLL(Run Length Limited)コードでコードワードストリームのDC成分を効果的に抑圧することができる。
また、特許文献2によれば、従来よりも多値データを正しく再生できるようにするために、2値データを1シンボルがnビット(n≧2である整数)からなる多値データに変換し、上記多値データと連続するM個(M≧3である整数)の多値データの2の(M×n)乗通りの組合せを含むテストデータとを光ディスクに記録するとき、mシンボル(m≧2である整数)の多値データを1セットとし、(n×m−1)ビットの2値データの内の{(n−k)×m}ビットの2値データ(k≧1かつn>kである整数)を1セット内のmシンボルの上位(n−k)ビットに配置し、残りの(m×k−1)ビットの2値データを(m×k)ビットに変換し、1セット内のmシンボルの下位kビットに配置して2値データを多値データに変換する多値変調方式(以下、LLM方式という)が提案されている。
特開2002−135121公報 特開2003−218700公報
しかしながら、特許文献1等に示される従来方式では、情報の変調方式を工夫してサーボ帯域に信号が出ないようにするため、情報の符号化の効率を下げてしまうという問題がある。特に、情報記録媒体に多値情報を記録する場合、2値情報の記録に比べてレベル数が多いため、低域の信号の制御を行うためには多くの付加情報が必要であり、なおさら情報の符号化の効率を下げてしまうという問題が生ずる。
この点、本出願人によれば、再生時に符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくできるように情報を記録媒体に記録するために、加算器で第1〜第3乱数発生器によって発生させた乱数とデータを加算すると共に各々の乱数を示す乱数情報を付加して累積値を求め、各累積器に各々の累積値(DSV)を蓄積し、評価器は、各々の累積器に蓄積された累積値を比較して評価し、最もDCを抑圧する乱数発生系統の乱数を選択し、MPXに指示して、その乱数発生系統の乱数発生器から発生された乱数が加算された累積値と乱数情報が付加されたデータをバッファメモリに蓄積し、そのデータを光ディスクに記録するようにした提案もなされている。
このように多値乱数を付加する方式は、帯域制限として多値情報反転方式よりも優れているが、特許文献2等のLLM方式では下位ビットを変化させない制約事項があり、単純に多値乱数列を付加する方法では下位ビットが変化するため、多値乱数を付加する方式をLLM方式で採用できないという問題がある。
また、帯域制限及びDC補正の付加情報であるDCフラグ情報を読み誤った場合、復調時にDC補正単位の多値情報列全てを読み誤る結果となる。また、ユーザデータに付加されるエラー訂正情報に対しても、帯域制限及びDC補正をする必要があるため、DC補正フラグ情報を個別に変調をかける必要があり、DC補正フラグを正確に再生できる変調方式を提供することが課題となる。
本発明の目的は、符号化効率を極力下げないでDC補正能力が高い補正方式を提供することである。
請求項1記載の発明は、多値情報を情報記録媒体に記録する情報記録方法であって、前記多値情報を所望の長さの多値情報列に均等分割するステップと、累積DC成分を多値乱数列の多値データ数で割ったDC成分平均値が異なるよう予め用意された複数種類の多値乱数列を用い、均等分割された多値情報列毎に、これらの多値乱数列が加算された多値情報列の累積DC成分を各々計算するステップと、この計算結果から累積DC成分が最小となる多値乱数列を選択するステップと、選択された前記多値乱数列を示すDC補正フラグ情報と、多値乱数列が加算された後の多値情報とを合わせて前記情報記録媒体に記録するステップと、を備える。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報記録方法において、複数種類の前記多値乱数列は、偶数の多値情報で構成されている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の情報記録方法において、予め用意された複数種類の前記多値乱数列として、情報記録装置内のメモリに予め登録されているデータを用いる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の情報記録方法において、所望のDC成分平均値を有する前記多値乱数列は、前記所望のDC成分平均値に対応する多値情報のレベルに対して、レベル方向に対称位置に配置された対の偶数の多値情報の組合せにより生成されたものであり、前記偶数の多値情報は、各々の発生頻度がほぼ等しい。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の情報記録方法において、所望のDC成分平均値を有する前記多値乱数列は、前記所望のDC成分平均値に対応する多値情報のレベルが偶数の場合は、当該偶数の多値情報を当該多値乱数列生成の組合せの中に含む。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の情報記録方法において、前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、複数回繰返してユーザデータに記録させる。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の情報記録方法において、前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数と同じで、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加して、複数回繰返してユーザデータに記録させる。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の情報記録方法において、前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加して、複数回繰返してユーザデータに記録させる。
請求項9記載の発明は、多値情報を情報記録媒体に記録する情報記録装置であって、記録対象となる前記多値情報を所望の長さの多値情報列に均等分割する手段と、累積DC成分を多値乱数列の多値データ数で割ったDC成分平均値が異なるよう予め用意された複数種類の多値乱数列を用い、均等分割された多値情報列毎に、これらの多値乱数列が加算された多値情報列の累積DC成分を各々計算する手段と、この計算結果から累積DC成分が最小となる多値乱数列を選択する手段と、選択された前記多値乱数列を示すDC補正フラグ情報と、多値乱数列が加算された後の多値情報とを合わせて前記情報記録媒体に記録する手段と、を備える。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の情報記録装置において、複数種類の前記多値乱数列は、偶数の多値情報で構成されている。
請求項11記載の発明は、請求項9又は10記載の情報記録装置において、予め用意された複数種類の前記多値乱数列が予め登録されたメモリを備える。
請求項12記載の発明は、請求項10記載の情報記録装置において、所望のDC成分平均値を有する前記多値乱数列は、前記所望のDC成分平均値に対応する多値情報のレベルに対して、レベル方向に対称位置に配置された対の偶数の多値情報の組合せにより生成されたものであり、前記偶数の多値情報は、各々の発生頻度がほぼ等しい。
請求項13記載の発明は、所請求項12記載の情報記録装置において、望のDC成分平均値を有する前記多値乱数列は、前記所望のDC成分平均値に対応する多値情報のレベルが偶数の場合は、当該偶数の多値情報を当該多値乱数列生成の組合せの中に含む。
請求項14記載の発明は、請求項9記載の情報記録装置において、前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、複数回繰返してユーザデータに記録される。
請求項15記載の発明は、請求項9記載の情報記録装置において、前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数と同じで、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加して、複数回繰返してユーザデータに記録される。
請求項16記載の発明は、請求項9記載の情報記録装置において、前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加して、複数回繰返してユーザデータに記録される。
請求項1,9記載の発明によれば、DC成分平均値が異なる複数種類の多値乱数列を加算し、多値乱数列が加算された多値情報列の累積DC成分を各々計算し、この計算結果からDC成分が最小となる多値乱数列を選択しているので、セル単位の多値情報に対してDC補正をかけることができる。また、少なくとも数百から数千単位のセル毎に多値乱数列の選択を示すDC補正フラグ情報を付加すれば良いので、付加情報を少なくすることもできる。
請求項2,10記載の発明によれば、DC成分平均値が異なる複数種類の多値乱数列が、偶数の多値情報で構成されているので、LLM方式の利点である「最下位のビットにパリティ特性をもたせ、多値判定結果の正確性を高める」に適応したDC補正方式を提供することができる。
請求項3,11記載の発明によれば、多値乱数列の情報が情報記録装置内のメモリに格納され、選択された多値乱数列を示すDC補正フラグ情報と乱数列が加算された後の多値情報とが合わせて情報記録媒体に記録されているので、DC補正フラグ情報を再生し、多値乱数列が加算された情報を取得し、情報記録装置に格納されている多値乱数列を呼び出し、加算される前の状態の多値情報に復元することができる。
請求項4,5,12,13記載の発明によれば、所望のDC成分平均値に対応して、偶数の多値乱数列を構成する規則を提供しているので、所望のDC成分平均値を有する多値乱数列を簡単に演算することができる。
請求項6,14記載の発明によれば、DCフラグ情報を示す多値情報の多値数が、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、複数回繰返してユーザデータに記録されているので、複雑な変調方法を用いずに多値レベル数を減らすだけで、DC補正フラグ情報の変調と復調が容易で、複数回繰返して記録することで、信頼性を高めることができる。
請求項7,15記載の発明によれば、DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数が、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数と同じで、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報が付加され、複数回繰返してユーザデータに記録されているので、ユーザデータで使用しているLLM変調方法と同じ回路が使用でき、DC補正フラグ情報の変調と復調が容易で、複数回繰返して記録することで、信頼性を高めることができる。
請求項8,16記載の発明によれば、DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数が、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加し、複数回繰返してユーザデータに記録されているので、多値レベル数を減らす単純な方法で、しかもユーザデータで使用しているLLM変調方法と同じ回路が使用でき、各方法の組合せ相乗効果により、更に信頼性を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[前提となる一般的な多値記録方式、記録再生装置等]
図1に多値記録信号の再生波形の例を示す。上段が再生波形例、中段が再生クロック、下段が情報記録媒体上に記録されたマークの状態を示したものである。図1は、セルと呼ばれる単位面積当たりの記録マークの面積占有率を変えて(以降、面積変調と記述)、多値記録信号が実現される。
マークが存在しない状態を含めて、面積の占有率を8階調にすることで、8値記録をしている例である。再生では、中段の再生クロックの立上り(セルの中心に位置する)で再生信号をサンプリングし、多値情報に対応した多値信号を得る。
本説明では、セル単位に占める面積変調方式について説明したが、本発明の情報記録方法等は、セル単位で形成された記録マークの溝深さや、記録マークの反射率の違いなど、多値信号が得られる記録方式全てに対応できる。
次に、図2に、一般的な光ディスク装置を利用した多値情報の記録と再生とを実現する装置の構成例を示す。なお、本説明では情報記録媒体として光ディスクを例に説明するが、本発明は媒体の記録方式に依らない。即ち、光磁気、追記型の媒体、リライタブルな媒体でも同じ効果が得られる。また、図2では、説明に必要な最低限の構成を示したものである。この装置は本発明に関係する部分を中心に図示している。
まず、多値データを記録する場合、情報データ生成器1に入力されたユーザデータは、多値データ変換器2で多値データに変換され、LD駆動信号生成器3により、変換された多値データに対応させて面積変調で記録するための記録パルスを光ピックアップ4中の半導体レーザから発生させ、光ディスク5の記録面に集光ビーム照射して記録する。
一方、多値データを再生する場合、回転する光ディスク5にレーザ光を集光し、反射した戻り光を光ピックアップ4を介してフォトディテクタ6で光電変換して電気信号に変換する。この再生信号から、外乱による再生信号変動を補正するために、一定周期で多値データと合わせて記録されたパイロットマーク(図示せず)を検出し、パイロットマークの信号振幅が一定となるようにAGC(Auto Gain Control)制御回路7でAGC制御する。このAGC制御は、光ディスク5に起因する反射率変動で多値判定が誤るのを防ぐために、再生信号を補正するためである。
次に、再生信号を量子化(図1で示したセルの中心で再生信号をサンプルホールドし量子化)するために、一定周期で多値データと合わせて記録された同期信号部(図示せず)を同期信号検出回路8で検出し、この同期信号を基にサンプリング信号生成回路9で、タイミング信号を生成する。このタイミング信号(セルの中心で、再生信号をサンプルホールドするため)で、量子化AD変換器10により多値信号を量子化(AD変換=アナログデジタル変換)し、多値信号メモリ11に順次記録される。この多値信号メモリ11に記録された信号を順次読み出し、量子化された再生信号を、後段の信号処理である波形等化や多値判定として利用する。
図3は、図2の周辺に関係する光ディスク・ドライブ部分を中心に図示したものである。外部機器(例えば、パソコン)から当該光ディスク・ドライブにコマンドを送ると、インターフェースコントローラ21がコマンドを受け取り、コントローラ22へコマンドを受け取った旨、報告する。コントローラ22はこのコマンドを解釈し、当該光ディスク・ドライブをコマンドの要求する動作を行わせ、レポートをインターフェースコントローラ21を通して外部機器に行う。また、情報を記録する際は、外部機器からインターフェースコントローラ21を通してデジタル回路23を経由し、一旦、バッファメモリ24に記憶する。このデータに対し、デジタル回路23では、誤り訂正符号を付けたり、同期信号を付加したり、多値レベルへの変調符号に変換などの動作を行う。また、書き込むアドレスは、光ディスク5上に予め書かれているアドレスを読んで指示されたアドレスに情報を記録する。次に、アナログ回路25で光ディスク5に記録するように光ピックアップ4上のLDを発光させるように電流を制御し多値レベルに記録する。また、光ピックアップ4はLDの出射光が光ディスク5に当り、その反射光をPD(フォトディテクタ)6で受けてアナログ回路25で処理をし、フォーカスエラー信号や、トラッキングエラー信号などを生成しサーボ回路26に入力し、サーボ回路26で光ピックアップ4の位置やレンズの位置を制御する。
このとき、光ディスク5は、通常スパイラルの溝若しくはデータ配列を持っている。そのため、時間の経過と共に内周から外周に移動し(逆に、外周から内周でも良い)、トラッキング制御できる範囲を超えてしまう。そこで、トラッキングサーボ信号から光ピックアップ4全体を移動させ常にレンズの位置が中立に近い形で保てるように「キャリトラ」と呼ばれる制御を行なう。再生の場合は光ピックアップ4の出力をアナログ回路25で量子化及びPLL等を用いてクロック抽出を行い、デジタル回路23で同期検出、復調、誤り訂正などを行い、バッファメモリ24に貯える。その後、インターフェースコントローラ21を通して外部機器に情報を転送している。
このように、サーボ信号と再生信号は同じ光ピックアップ4から信号を生成している。そのため、再生信号にサーボ帯域の信号があると、サーボ信号にノイズとして回り込み、サーボが安定にかからないおそれがある。そこで、データを変調する際にサーボ帯域の信号が出ないようにする必要がある。
[本実施の形態の情報記録/再生方法]
本実施の形態の情報記録方法では、基本として、入力信号(多値情報)に多値乱数列を加えることでサーボ帯域の信号が出ないようにする。その具体的な方法としては、多値情報を所望の長さの多値情報列に均等分割し、均等分割された多値情報列毎に、累積DC成分を多値乱数列の多値データ数で割ったDC成分平均値が異なる複数種類の多値乱数列を加算し、多値乱数列が加算された多値情報列の累積DC成分を各々計算し、この計算結果からDC成分が最小となる多値乱数列を選択すれば良い。
セル単位の多値情報が0〜7の範囲をとる8値の場合、累積DC成分の評価方法としては、中央値3.5を0として、0に近いかどうかで判断する。この評価尺度をDSV(デジタルサムバリュー)と呼ぶ。DC成分の計算としては表1の対応により、累積DC成分を算出する。算出方法としては、下記(1)式で示される平均値で算出される。
(累積DC成分)=ΣY(k) (k=1,2,…,N) …………(1)
Figure 0004383246
ここに、選択された多値乱数列を示す情報、即ち、DC補正フラグ情報と、多値乱数列が加算された後の多値情報とを合わせて情報記録媒体に記録することで、DC補正フラグ情報を再生し、多値乱数列が加算された情報を取得し、情報記録装置内のメモリに格納されている多値乱数列を呼び出し、加算される前の状態の多値情報に復元することができる。
[記録/再生系の構成例]
このような情報記録/再生を実現するための構成例を図4及び図5を参照して説明する。図4は、図2又は図3に示す構成中から、情報記録に関する情報変換ブロック部分を抽出して示す概略ブロック図、図5は図2又は図3に示す構成中から、情報再生に関する情報復元ブロック部分を抽出して示す概略ブロック図である。なお、31はスピンドルモータ駆動回路32に基づき光ディスク5を回転駆動させるスピンドルモータである。
まず、図4を参照して情報記録系について説明する。レーザ駆動回路33は記録パルス生成回路34から出力された信号に従ってレーザ光で光ディスク5にマークを記録するための信号を出力するもので、光ピックアップ4中の半導体レーザ等とともに記録する手段として機能する。記録パルス生成回路34は、生成された多値データに対応した大きさのマークとスペースとを示すパルス信号を出力する。同期信号付加回路35は、多値データに対して所定量のデータの区切りを示すための同期信号を付加する。多値化のための変調回路36は入力された2値データを多値データに変換する。誤り訂正用データ付加回路37は入力データに対して誤り訂正を行うためのデータを付加する。さらに、本実施の形態においては、変調回路36により変換された多値データに対して上述したような多値乱数列の選択、加算等の処理を行う乱数加算回路によるDC補正回路38と、選択された多値乱数列を示すDC補正フラグ情報を、多値乱数列が加算された後の多値情報に対して付加するDCフラグ付加回路39とが設けられている。なお、DC補正回路38におけるDC補正変換処理についての詳細は後述する。
これにより、2値データを多値化して光ディスク5に記録する場合について概略的に説明すると、ホストコンピュータ(図示せず)から入力された2値データは、誤り訂正用データ付加回路37で所定量のブロックに分割され、誤り訂正用のデータを付加する。その後、変調回路36で多値データに変換する。さらに、DC補正回路38による多値乱数列の加算、DCフラグ付加回路39によるDC補正フラグ情報の付加を経て、同期信号付加回路35で同期信号を付加する。その同期信号を付加した多値データの各値に対応したマークを光ディスク5に記録するために、記録パルス生成回路34でレーザ光を駆動する信号を生成する。そして、レーザ駆動回路33の制御によって光ピックアップ4によりマークを光ディスク5に記録する。
次に、図5を参照して情報再生系について説明する。演算増幅器及びAGC回路41は、光ピックアップ4から出力される電気信号を演算増幅し、光ディスク5上のマークに対応した再生信号、光スポットが光ディスク5の記録面に焦点が合っているかを示すフォーカスエラー信号、光スポットが光ディスク5のトラックに沿って走査しているかを示すトラッキングエラー信号、トラックの蛇行に対応したウォブル信号等を出力する。AD変換器42は演算増幅器及びAGC回路41からの再生信号をデジタル信号に変換する。同期検出回路及びPLL(フェーズロックドループ)回路43は、再生信号中の同期信号を検出し、多値データに同期したクロック信号を出力する。波形等化回路44は波形等化を行う。多値仮判定回路45は多値乱数列が加算された状態の多値データを仮に判定する。最尤復号回路46は多値データを特定する。2値復調回路47は多値データを2値データに復調する。誤り訂正回路48は誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行う。さらに、本実施の形態においては、最尤復号回路46により特定された多値データ中からDC補正フラグ情報を再生するDCフラグ読出し回路49と、読出したDC補正フラグ情報を用いて多値乱数列が加算された情報を取得し、当該ドライブ装置内のメモリに格納されている多値乱数列を呼び出し、加算される前の状態の多値情報に復元する乱数減算回路によるDC補正逆変換回路50とが設けられている。なお、DC補正逆変換回路50におけるDC補正逆変換処理についての詳細は後述する。
これにより、光ディスク5から多値データを読出して多値判定を行い、2値データとして出力する場合の動作について概略的に説明すると、光ピックアップ4により、一定強度のレーザ光を光ディスク5に照射し、その反射光を光電変換して電気信号を得る。その得られた信号を演算増幅回路及びAGC回路41に入力し、サーボ回路26によって光ディスク5を安定して回転させ、光ピックアップ4のトラッキングやフォーカス制御を行い、多値データを再生する。その再生された多値データから同期検出回路及びPLL回路43によって同期信号を検出し、多値データに同期したクロックを生成し、AD変換器42によってデジタルデータを得る。その後、波形等化回路44によって波形等化を行い、多値仮判定回路45、最尤復号回路46による判定結果の多値データを出力する。この多値データ中からDCフラグ読出し回路49によりDC補正フラグ情報を再生し、読出したDC補正フラグ情報を用いてDC補正逆変換回路50において多値乱数列が加算された情報を取得し、当該ドライブ装置内のメモリに格納されている多値乱数列を呼び出し、加算される前の状態の多値情報に復元し、2値復調回路47で2値データに変換した後、誤り訂正回路48で誤りの検出と訂正を行い、訂正後の2値データを出力する。
[LLM変調方式への適応]
次に、特許文献2等に示されるLLM変調方式に適応する本実施の形態の方法について説明する。変調方式(LLM)について、図6にその例を示す。図6では、変調前のデータ例えば11ビットのデータ(D1〜D11)を変調する場合の例を示している。この11ビットの情報から3ビットの多値データ4つで、1つのセットを構成する。その構成の方法は、各多値情報の上位ビット(この場合は、2ビット目、3ビット目)に変調前のデータD1〜D8をそのまま設定し、多値データの各最下位ビットP1〜P4はデータD9〜D11の3ビットより算出して構成する(詳細は特許文献2参照)。この変調後の値を各々光ディスク5に記録していく(図6中の楕円で囲んだ“単位”で記録する)。再生は、この4つの多値データから最下位の4ビットの生成規則から最適な値を算出する。
ここに、図5の情報再生系の構成例に示すように、LLMの復調ではDC補正を逆変換する前に、多値判定をする必要がある。このため、LLM方式の利点である、「最下位のビットにパリティ特性をもたせ、多値判定結果の正確性を高める」に適応させるためには、多値乱数列が加算された時、最下位のビットが変化しない状態が必要である。
そこで、多値乱数列の加算で最下位ビットが変化しない条件として、多値乱数列が偶数であることが必要になる。このため、本実施の形態では、上述の累積DC成分を多値乱数列の多値データ数で割ったDC成分平均値が異なる複数種類の多値乱数列は、偶数の多値情報で構成されている。
また、従来の複数の多値情報単位(少なくとも数10セル以下)で多値情報を反転させる方法に対して、少なくとも数百から数千単位のセル毎に多値乱数列の選択を示すDC補正フラグ情報を付加すれば良いので、付加情報が少なくできるメリットがある。
[偶数の多値乱数列を生成する方法]
前述したように、累積DC成分を多値乱数列の多値データ数で割ったDC成分平均値が異なる複数種類の多値乱数列は、偶数の多値情報で構成する必要がある。そこで、このような偶数の多値乱数列を生成する方法について説明する。また、本発明で必要な多値乱数列を、擬似乱数発生器(例えば、M系列擬似乱数)で生成した場合、一定周期で乱数が一巡してしまうため、一巡後は全ての多値情報の発生確率が同じになる。多値情報の各々の発生確率が同じ多値乱数列の累積DC成分はほぼ0になるため、単純なM系列の乱数発生器だけで、所望の累積DC成分を有する多値乱数列を生成することはできない。また、一巡しない状態の乱数列を使って、累積DC成分を0にしない多値乱数列を生成することは可能であるが、このような多値乱数列は乱数の特性から外れたものであり、所望の累積DC成分に制御することは困難である。よって、乱数の特性(多値情報の各々の発生確率が同じ)を有し、しかも多値乱数列の組合せの工夫で、所望の累積DC成分を有する方法が必要になる。
このような課題を解決し、多値情報が偶数で、しかも所望のDC成分平均値を有する多値乱数列を生成する方法を以下に説明する。
ここでは、構成・説明を判りやすくするため、8値記録を例に採り、説明する。8値記録の場合、取り得る多値情報のレベルは{0,1,2,3,4,5,6,7}の8種類とする。この時、偶数の多値情報のレベルは{0,2,4,6}の4種類になる。この4種類の偶数の多値情報を使って、所望の累積DC成分を有する多値乱数列を生成すれば、「多値情報が偶数で、しかも所望のDC成分を有する多値乱数列を生成する」ことが可能になる。
A.多値乱数列のDC成分平均値が「−1.5」の場合
DC成分平均値は、式(1)で算出される多値乱数列の累積DC成分を、多値乱数列の多値情報数(N)で割った値とする。DC成分が「−1.5」に相当するのは、表1より多値情報が{1}の時である。よって、多値乱数列のDC成分平均値を「−1.5」にするためには、多値情報のレベル{1}を中心とし、レベル方向に等しい距離に配置された偶数の多値情報のレベルを選択して、組合せた構成とすれば良い。また、レベル{1}は奇数のため、この値を含めないことから、多値情報のレベル{0,2}の2種類を使った構成が採れる。この構成ルールに基づいて生成した多値乱数列のヒストグラムを表2に示す。即ち、DC成分平均値が「−1.5」の場合(多値情報数N=2048個)である。
Figure 0004383246
B.多値乱数列のDC成分平均値が「−1.0」の場合
DC成分平均値は、式(1)で算出される多値乱数列の累積DC成分を、多値乱数列の多値情報数(N)で割った値とする。DC成分が「−1.0」に相当するのは、表1より多値情報が{2}の時である。よって、多値乱数列のDC成分平均値を「−1.0」にするためには、多値情報のレベル{2}を中心とし、レベル方向に等しい距離に配置された偶数の多値情報のレベルを選択して、組合せた構成とすれば良い。レベル{2}は偶数のため、この値を含む、多値情報のレベル{0,2,4}の3種類を使った構成が採れる。また、当然のことながら、{2}を含まない、多値情報のレベル{0,4}の2種類を使った構成にすることも可能である。この構成ルールに基づいて生成した多値乱数列のヒストグラムを表3に示す。即ち、DC成分平均値が「−1.0」の場合(多値情報数N=2048個)である。
Figure 0004383246
C.多値乱数列のDC成分平均値が「−0.5」の場合
DC成分平均値は、式(1)で算出される多値乱数列の累積DC成分を、多値乱数列の多値情報数(N)で割った値とする。DC成分が「−0.5」に相当するのは、表1より多値情報が{3}の時である。よって、多値乱数列のDC成分平均値を「−0.5」にするためには、多値情報のレベル{3}を中心とし、レベル方向に等しい距離に配置された偶数の多値情報のレベルを選択して、組合せた構成とすれば良い。レベル{3}は奇数のため、多値情報のレベル{0,2,4,6}の4種類を使え、組合せとしては、{0,2,4,6}、{0,6}、{2,4}の3つのパターンの構成が採れる。この構成ルールに基づいて生成した多値乱数列のヒストグラムを表4に示す。即ち、DC成分平均値が「−0.5」の場合(多値情報数N=2048個)である。
Figure 0004383246
D.多値乱数列のDC成分平均値が「+0.5」の場合
DC成分平均値は、式(1)で算出される多値乱数列の累積DC成分を、多値乱数列の多値情報数(N)で割った値とする。DC成分が「+0.5」に相当するのは、表1より多値情報が{4}の時である。よって、多値乱数列のDC成分平均値を「+0.5」にするためには、多値情報のレベル{4}を中心とし、レベル方向に等しい距離に配置された偶数の多値情報のレベルを選択して、組合せた構成とすれば良い。レベル{4}は偶数のため、この値を含む、多値情報のレベル{2,4,6}の3種類を使え、組合せとしては、{2,4,6}、{4,6}の2つのパターンの構成が採れる。この構成ルールに基づいて生成した多値乱数列のヒストグラムを表5に示す。即ち、DC成分平均値が「+0.5」の場合(多値情報数N=2048個)である。
Figure 0004383246
E.多値乱数列のDC成分平均値が「+1.0」の場合
DC成分平均値は、式(1)で算出される多値乱数列の累積DC成分を、多値乱数列の多値情報数(N)で割った値とする。DC成分が「+1.0」に相当するのは、表1より多値情報が{5}の時である。よって、多値乱数列のDC成分平均値を「+1.0」にするためには、多値情報のレベル{5}を中心とし、レベル方向に等しい距離に配置された偶数の多値情報のレベルを選択して、組合せた構成とすれば良い。レベル{5}は奇数のため、多値情報のレベル{4,6}の2種類を使った構成が採れる。この構成ルールに基づいて生成した多値乱数列のヒストグラムを表6に示す。即ち、DC成分平均値が「+1.0」の場合(多値情報数N=2048個)である。
Figure 0004383246
なお、8値記録の場合、DC成分平均値が「+1.5」の多値乱数列を生成することができない。これは、DC成分が「+1.5」に相当するのは、表1より多値情報が{6}の時であり、多値情報のレベル{6}を中心とし、レベル方向に等しい距離に配置された偶数を採れないためである。
A〜Eまでの多値乱数列を生成する規則をまとめると、「累積DC成分が異なる複数種類の多値乱数列は、偶数の多値情報で構成」を満足するためには、所望の累積DC成分を多値乱数列の多値情報数(N)で割ったDC成分平均値に相当する多値情報のレベルを中心として、レベル方向に等しい距離(対称の位置)に配置された偶数の多値情報のレベルを選択して、組合せた構成とすることが特徴となる。また、当然ながら、生成された多値乱数列中の、各々の多値情報の発生頻度はほぼ等しいと言う乱数の条件を満たしている必要がある。また、DC成分平均値に相当する多値情報が偶数ならば、多値乱数列の組合せの中に採用しても良いと言える。
[多値補正フラグ情報の変調方式]
ユーザデータのセクター単位での構成例を図7(a)に、ユーザデータにECCデータを含む1ECC単位での構成例を図7(b)に示す(図7(b)ではECCは積符号方式を採用している。PIとPOがECCデータに対応する)。
DC補正フラグの情報は、ユーザデータと同じエラー訂正情報(ECC)で信頼性を高めることはできない。これは、ECCデータ自身もDC成分を有するためで、ユーザデータとECCとを合わせた多値情報全てに対し、DC補正が必要なためである。このため、DC補正フラグ情報は、ユーザデータに対し個別に変調をかける必要があり、DC補正フラグを正確に再生できる変調方式を提供することが課題となる。
DC補正フラグ情報を個別に変調をかけ、DC補正フラグを正確に再生できる変調方式に関して、本実施の形態では、3つの方法を提供する。
[第1の変調方式]
多値レベルの数とエラー率の関係を図8に示す。図8は、横軸が多値レベル数、縦軸がエラー率(セル単位)、凡例の数値は多値信号の品質を示す多値ジッタが表記されている。8値記録における多値ジッタの定義を図9に示す。各多値レベルに対するヒストグラムの例を示したものである。多値ジッタは、各多値レベルにおける分布の標準偏差σk(k=0,1,2,…,7)をダイナミックレンジ(DR)で正規化し、平均を取った値で表記している。
図8から判るように多値レベル数を減らすことで、エラー率を低減することができる。例えば、図8では、多値ジッタが3.2%の時、8値を4値にすることで、エラー率を1/10000以下に低減させることが可能である。また、欠陥等で、DCフラグ情報が欠落する可能性があるので、同じDCフラグ情報を複数回繰返し入れることで、その信頼性を更に高めることが可能になる。
従って、多値補正フラグ情報の第1の変調方式としては、DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数が、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、複数回繰返してユーザデータに記録させればよい。この方式によれば、複雑な変調方法を用いずに多値レベル数を減らすだけで、DC補正フラグ情報の変調と復調が容易で、複数回繰返して記録することで、信頼性を高めることができる。
[第2の変調方式]
多値レベル数を減らす方法の他に、エラー訂正能力を高める方法がある。例えば、LLM方式を応用して、図10に示すように、3ビットのDC補正フラグ情報(DC0,DC1,DC2,DC3,DC4)に対して、パリティ情報(P)を付加することで、訂正能力を持たすことが可能である。この時、DC2+Pは、必ず偶数であるとする(逆に奇数でも良い)。図6に示したLLM方式では、4セルに対し1つのパリティであったが、このDC補正フラグの場合のパリティは、2セルに対して1つのパリティとなっている。この冗長度の差から、4セルで1bitのパリティを付加する場合に対し、2セルで1bitのパリティの方が、エラー率を1/100以下に低減させることが可能である(図11参照)。また、第1の変調方式と同様に、同じDCフラグ情報を複数回繰返し入れることで、その信頼性を更に高めることが可能になる。
従って、多値補正フラグ情報の第2の変調方式としては、DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数が、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数と同じで、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加して、複数回繰返してユーザデータに記録させればよい。この方式によれば、ユーザデータで使用しているLLM変調方法と同じ回路が使用できることから、DC補正フラグ情報の変調と復調が容易で、複数回繰返して記録することで、信頼性を高めることができる。
[第3の変調方式]
第1の変調方式と第2の変調方式とを組合せることで、更にDCフラグ情報の再生信頼性を高めることが可能である。
第1の変調方式単独では、例えば、図8では、多値ジッタが3.2%の時、8値を4値にすることで、エラー率を1/10000以下に低減させることが可能であり、第2の変調方式単独では、4セルで1bitのパリティを付加する場合に対し、2セルで1bitのパリティの方が、エラー率を1/100以下に低減が可能である。これに対して、4値記録に関して1セル単位で2bit、2セル毎に1パリティ例を示す図12のような第1,第2の変調方式の組合せ例によれば、2つの方式の相乗効果により更にエラー率を低減させることができ、図11に示す結果から、1/1012以下のオーダまで低減できることが計算結果から判っている。このように、第1,第2の変調方式を組合せることにより、お互いの相乗効果で更にエラー率を低減できるメリットがある。また、第1,第2の変調方式の場合と同じように、同じDC補正フラグ情報を複数回繰返し入れることで、その信頼性を更に高めることが可能になる。
従って、第3の変調方式としては、DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数が、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加し、複数回繰返してユーザデータに記録させればよい。この方式によれば、多値レベル数を減らす単純な方法で、しかもユーザデータで使用しているLLM変調方法と同じ回路が使用でき、各方法の組合せ相乗効果により、更に信頼性を高めることができる。
[データ構成例]
本実施の形態の情報記録方法に採用されるデータ構成例を図13及び図14に示す。データは、同期マークとDC補正フラグとユーザデータブロック(1フレームはN個のユーザデータブロックで構成)、フレームの区切りを示すフレームマーク(FMマーク)の組合せで構成されている。なお、同期マークの構成例としては、例えば図15に示すように、多値データの組合せ{00700}の5セル、フレームマークの構成例としては、例えば図16に示すように、多値データの組合せ{0000077777}で構成されている。図13では、2ブロック毎にDC補正フラグを挿入し、1フレーム当たり、(N/2)個の繰返しで挿入されている。また、図14では、各ブロック毎にDC補正フラグを挿入し、1フレーム当たり、N個の繰返しで挿入されている。実際には、DC補正フラグの信頼性を実験から求め、所望のDC補正フラグの読み取りエラー率以下になるように繰返し挿入数を決定すれば良い。
従って、本実施の形態の情報記録方法により多値情報が記録される光ディスク5は、そのデータ構成が図13或いは図14に例示するような構成で記録されるものであり、記録に際して、多値情報が多値乱数列により乱数化され、DC補正を所望の範囲に制御することが可能である。具体的には、図4に示した情報記録系構成に基づいて情報記録される。これにより、図5に示す情報再生系構成に従い、多値データを安定して2値データに復元することができる。
[DC補正回路38におけるDC補正変換のアルゴリズム]
DC補正回路38におけるDC補正変換のアルゴリズムを図17を参照して説明する。なお、累積DC成分を多値乱数列の多値データ数で割ったDC成分平均値が異なるよう予め用意された複数種類、例えば4種類の多値乱数列R1,R2,R3,R4は予めメモリに格納されているものとする。
DC補正変換処理の開始において、まず、0〜Nの値を採り得る変数kを0にセットし(ステップS1)、記録対象となる多値データ列をN個のブロック単位X(k)に分割する(S2)。このステップS2の処理が、多値情報を所望の長さの多値情報列に均等分割するステップ又は手段として実行される。この処理と並行して、メモリ内に格納されている4種類の多値乱数列R1〜R4を読み込み(S3)、ブロック単位の多値データ列X(k)に対してこれらの多値乱数列R1〜R4を加算する(S4)。そして、これらの多値乱数列R1〜R4が加算された多値情報列Y1(k)〜Y4(k)の累積DC成分DC1(k)〜DC4(k)を各々計算する(S5)。このステップS4,S5の処理が、多値乱数列が加算された多値情報列の累積DC成分を各々計算するステップ又は手段として実行される。引き続き、絶対値DC1(k)が最小か否か(S6)、絶対値DC2(k)が最小か否か(S7)、絶対値DC3(k)が最小か否か(S8)を順次判定し、絶対値DC1(k)が最小であれば(S6のY)、多値データ列Y(k)=Y1(k)、DC補正フラグF(k)=0を選択し(S9)、絶対値DC2(k)が最小であれば(S7のY)、多値データ列Y(k)=Y2(k)、DC補正フラグF(k)=1を選択し(S10)、絶対値DC3(k)が最小であれば(S8のY)、多値データ列Y(k)=Y3(k)、DC補正フラグF(k)=2を選択し(S11)、絶対値DC4(k)が最小であれば(S8のN)、多値データ列Y(k)=Y4(k)、DC補正フラグF(k)=3を選択する(S12)。これらのステップS6〜S12の処理が、計算結果から累積DC成分が最小となる多値乱数列を選択するステップ又は手段として実行される。この後、変数kがNに達するまで、同様の処理を繰り返す(S13,S14)。
具体的な処理として、8値(3bit情報)の場合、例えば多値情報{6}に多値乱数{4}が加算されると、{10}になるが、記録する多値情報としては、{10}の下位3bit{2}を記録する。厳密には、この計算で累積DC成分が変化するが、4種類の多値乱数列R1〜R4を加算し、累積DC成分が最も0に近いものを選択すれば、十分にDC補正できる範囲である。
[DC補正逆変換回路50におけるDC補正逆変換のアルゴリズム]
DC補正逆変換回路50におけるDC補正逆変換のアルゴリズムを図18を参照して説明する。なお、累積DC成分を多値乱数列の多値データ数で割ったDC成分平均値が異なるよう予め用意された複数種類、例えば4種類の多値乱数列R1,R2,R3,R4は予めメモリに格納されているものとする。
DC補正逆変換処理の開始において、まず、0〜Nの値を採り得る変数kを0にセットし(S21)、復元対象となる多値データ列をN個のブロック単位X(k)に分割する(S22)。そして、DC補正フラグ情報F(k)を読み込む(S23)。ステップS21,S22の処理が取得するステップ、手段として実行される。さらに、メモリ内に格納されている4種類の多値乱数列R1〜R4を読み込む(S24)。読み込まれたDC補正フラグ情報F(k)が0であるか(S25)、1であるか(S26)、2であるか(S27)を順次判定する。ステップS24〜S27の処理が多値乱数列を取得するステップ、手段として実行される。F(k)=0であれば(S25のY)、多値データ列として多値乱数列R1分を減算する逆変換処理、即ち、X(k)=Y(k)−R1を行い(S28)、F(k)=1であれば(S26のY)、多値データ列として多値乱数列R2分を減算する逆変換処理、即ち、X(k)=Y(k)−R2を行い(S29)、F(k)=2であれば(S27のY)、多値データ列として多値乱数列R3分を減算する逆変換処理、即ち、X(k)=Y(k)−R3を行い(S30)、F(k)=3であれば(S27のN)、多値データ列として多値乱数列R4分を減算する逆変換処理、即ち、X(k)=Y(k)−R4を行う(S31)。ステップS28〜S31の処理が多値情報列を復元するステップ、手段として実行される。この後、変数kがNに達するまで、同様の処理を繰り返す(S32,S33)。
具体例として、逆変換の場合も減算する際、例えば、逆変換前の多値情報が{2}で、減算する多値乱数列が{5}の時、減算結果は(1101)={13}となるが下位3bitでデータを復元し、{5}とする。
上述した実施の形態に基づく本発明の効果を確認するための実験を行なったので、その結果を例示する。
[同じ多値データが連続する場合]
DC補正の効果を確認するために、同じ多値情報が連続する場合に対して、DC補正した結果を示す。図19は、例えば多値情報{4}が連続する場合を例示している。図19(a)のグラフがセルナンバーと多値データの様子を示し、図19(b)のグラフがセルナンバーと累積DC成分の関係を示している。また、系列1がDC補正前の状態を、系列2がDC補正後の状態を示している。
DC補正としては、累積DC成分2の状態の多値乱数列が選択された。DC補正前は一時的に累積DC成分が増加してしまうが、DC補正後のデータでは、連続{4}の多値データ信号が乱数化され低域成分の信号はなくなり、累積DC成分もほぼ0で安定していることから、本発明の情報記録方法によるDC補正の効果が確認できる。
[一定周波数の多値データが連続する場合]
DC補正の効果を確認するために、一定周波数の多値情報が連続する場合に対して、DC補正した結果を示す。図20は、16セル周期で{0}と{7}とが繰り返される多値情報の場合である。図20(a)のグラフがセルナンバーと多値データの様子を示し、図20(b)のグラフがセルナンバーと累積DC成分の関係を示す。また、系列1がDC補正前の状態を、系列2がDC補正後の状態を示している。
DC補正としては、累積DC成分3の状態の多値乱数列が選択された。DC補正前は累積DC成分にも周期的な増減が現れ、16セル周期の周波数帯の多値信号が強い。しかし、DC補正後のデータで、16セル周期の多値データ信号が乱数化され、累積DC成分もほぼ0で安定していることから、DC補正の効果が確認できる。
また、DC補正の状態を確認するため、高速フーリエ変換(FFT)分析した結果を図21に示す。横軸は、セル周期が1で、その何倍周期かを示し、縦軸は各周期における信号の強度を示している。系列1がDC補正前の状態を、系列2がDC補正後の状態を示している。この結果から、セル周期の成分が最大のピークになり、16セル周期のピークがDC補正により抑制されていることが判る。
[多値情報が乱数の場合]
DC補正の効果を確認するために、乱数化された多値情報に対して、DC補正した結果を示す。図22(a)のグラフがセルナンバーと多値データの様子を示し、図22(b)のグラフがセルナンバーと累積DC成分の関係を示す。また、系列1がDC補正前の状態を、系列2がDC補正後の状態を示している。
DC補正としては、累積DC成分3の状態の多値乱数列が選択された。元々乱数化された多値情報のため、上記同じ多値情報が連続する場合や一定周波数の多値情報が連続する場合のような特異な現象は現れていない。しかし、DC補正前の累積DC成分−0.23を、DC補正により−0.09に抑制し、低減できている。
また、サーボ帯域(10kHz付近)の帯域制限効果を確認するために、DC補正前とDC補正後の高速フーリエ変換(FFT)結果を各々図23(a)(b)に示す。この例では、セルの発生周波数が25MHz(セル長0.24μm、記録再生線速度は6m/s)である。また、DC補正を行うブロック長としては、256セル間隔で行った。
DC補正前のFFT結果を示す図23(a)とDC補正後のFFT結果を示す図23(b)との比較から、サーボ帯域付近のスペクトルの強さ(パワー)が1/30に低減できていることが判る。この様に、本発明の情報記録方法におけるDC補正方式では、累積DC成分を抑圧し、帯域制限の効果があることを確認することができた。
一般的な多値記録信号の再生波形例等を示す説明図である。 多値情報記録/再生の一般的な装置構成例を示す概略ブロック図である。 その周辺構成を含むドライブ装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の一実施の形態の情報記録系の構成例を示す概略ブロック図である。 情報再生系の構成例を示す概略ブロック図である。 LLM変調方式を説明するための模式図である。 ユーザデータのセクター単位の構成例を示し、(a)はセクターの情報構成例の模式図、(b)は1ECCブロックのデータ構成例の模式図である。 多値レベル数とエラー率との関係を示すグラフである。 多値ジッタの定義に関する説明図である。 第2の変調方式を示す模式図である。 第1,2の変調方式の組合せ効果を説明するための特性図である。 第2の変調方式を示す模式図である。 データ構成例の一例を示す模式図である。 データ構成例の他例を示す模式図である。 同期マークの構成例を示す説明図である。 フレームマークの構成例を示す説明図である。 DC補正変換処理のアルゴリズムを示す概略フローチャートである。 DC補正逆変換処理のアルゴリズムを示す概略フローチャートである。 同じ多値データが連続する場合の測定特性例を示すグラフである。 一定周波数の多値データが連続する場合の測定特性例を示すグラフである。 これらのFFT解析結果を示すグラフである。 多値情報が乱数の場合の測定特性例を示すグラフである。 DC補正前後のFFT結果を示すグラフである。
符号の説明
4 記録する手段
5 情報記録媒体
S2 均等分割するステップ、手段
S4,S5 計算するステップ、手段
S6〜S12 選択するステップ、手段

Claims (16)

  1. 多値情報を情報記録媒体に記録する情報記録方法であって、
    前記多値情報を所望の長さの多値情報列に均等分割するステップと、
    累積DC成分を多値乱数列の多値データ数で割ったDC成分平均値が異なるよう予め用意された複数種類の多値乱数列を用い、均等分割された多値情報列毎に、これらの多値乱数列が加算された多値情報列の累積DC成分を各々計算するステップと、
    この計算結果から累積DC成分が最小となる多値乱数列を選択するステップと、
    選択された前記多値乱数列を示すDC補正フラグ情報と、多値乱数列が加算された後の多値情報とを合わせて前記情報記録媒体に記録するステップと、
    を備える情報記録方法。
  2. 複数種類の前記多値乱数列は、偶数の多値情報で構成されている、請求項1記載の情報記録方法。
  3. 予め用意された複数種類の前記多値乱数列として、情報記録装置内のメモリに予め登録されているデータを用いる、請求項1又は2記載の情報記録方法。
  4. 所望のDC成分平均値を有する前記多値乱数列は、前記所望のDC成分平均値に対応する多値情報のレベルに対して、レベル方向に対称位置に配置された対の偶数の多値情報の組合せにより生成されたものであり、前記偶数の多値情報は、各々の発生頻度がほぼ等しい、請求項2記載の情報記録方法。
  5. 所望のDC成分平均値を有する前記多値乱数列は、前記所望のDC成分平均値に対応する多値情報のレベルが偶数の場合は、当該偶数の多値情報を当該多値乱数列生成の組合せの中に含む、請求項4記載の情報記録方法。
  6. 前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、複数回繰返してユーザデータに記録させる、請求項1記載の情報記録方法。
  7. 前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数と同じで、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加して、複数回繰返してユーザデータに記録させる、請求項1記載の情報記録方法。
  8. 前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加して、複数回繰返してユーザデータに記録させる、請求項1記載の情報記録方法。
  9. 多値情報を情報記録媒体に記録する情報記録装置であって、
    記録対象となる前記多値情報を所望の長さの多値情報列に均等分割する手段と、
    累積DC成分を多値乱数列の多値データ数で割ったDC成分平均値が異なるよう予め用意された複数種類の多値乱数列を用い、均等分割された多値情報列毎に、これらの多値乱数列が加算された多値情報列の累積DC成分を各々計算する手段と、
    この計算結果から累積DC成分が最小となる多値乱数列を選択する手段と、
    選択された前記多値乱数列を示すDC補正フラグ情報と、多値乱数列が加算された後の多値情報とを合わせて前記情報記録媒体に記録する手段と、
    を備える情報記録装置。
  10. 複数種類の前記多値乱数列は、偶数の多値情報で構成されている、請求項9記載の情報記録装置。
  11. 予め用意された複数種類の前記多値乱数列が予め登録されたメモリを備える、請求項9又は10記載の情報記録装置。
  12. 所望のDC成分平均値を有する前記多値乱数列は、前記所望のDC成分平均値に対応する多値情報のレベルに対して、レベル方向に対称位置に配置された対の偶数の多値情報の組合せにより生成されたものであり、前記偶数の多値情報は、各々の発生頻度がほぼ等しい、請求項10記載の情報記録装置。
  13. 所望のDC成分平均値を有する前記多値乱数列は、前記所望のDC成分平均値に対応する多値情報のレベルが偶数の場合は、当該偶数の多値情報を当該多値乱数列生成の組合せの中に含む、請求項12記載の情報記録装置。
  14. 前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、複数回繰返してユーザデータに記録される、請求項9記載の情報記録装置。
  15. 前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数と同じで、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加して、複数回繰返してユーザデータに記録される、請求項9記載の情報記録装置。
  16. 前記DC補正フラグ情報を示す多値情報の多値数は、ユーザデータとして記録される多値情報の多値数よりも小さく、ユーザデータのエラー訂正情報とは別に、前記ユーザデータのエラー訂正情報よりも冗長度が高いエラー訂正情報を付加して、複数回繰返してユーザデータに記録される、請求項9記載の情報記録装置。
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