JP4383124B2 - 水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置 - Google Patents

水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置 Download PDF

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Description

本発明は、高圧水源から送水される高圧水を噴射する複数の噴射ノズルを搭載し、噴射する高圧水の反動によって回転する回転ヘッドを備える水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置に関する。
飲料水や工業用水等の貯水槽、浄化施設内に配置される各種水槽、プール、養魚水槽、水族館等の水槽、井戸管、大径配管等の水を扱う設備中には、水質管理、衛生管理、湧出量の確保等の観点から定期的な清掃を要するものがある。このうちプールや養魚水槽のように、地上部における開口面積が大きく深さが一定限度内であるものについては、貯留されている水を抜いて内部に作業員が入って簡単に清掃を実施することができる。
これに対し、例えば、井戸管や大径配管の竪坑部分のように地上部における開口面積が小さく深さが深い洗浄対象に付いては、作業員が入り込めない内径である場合もあり、入り込むことが可能である場合にも相当な危険を伴う場合もある。このような井戸管等の洗浄に関しては、今日、高圧水洗浄装置を利用する清掃が行なわれている。高圧水洗浄装置は、複数の噴射ノズルを取り付けた回転ヘッドを備え、回転ヘッドを井戸管等の内部に下降させつつ、高圧水を噴射ノズルから井戸管等の内壁面に向けて噴射し、井戸管等の内壁面を水撃によって洗浄するものである。この際、噴射ノズルを取り付けた回転ヘッドは、噴射ノズルから噴射される高圧水の反動で回転する構造を採っている。回転ヘッドが円滑に回転しなければ、円筒状である井戸管等の内壁面全体を万遍なく洗浄することが困難であるからである。
噴射ノズルから噴射される高圧水の反動で回転するようにした回転ノズル装置は、次に示す文献において既に開示されている。
特開2001−193106号公報
特開2002−192094号公報
特許文献1および特許文献2には、井戸管内に噴射ノズルを備える回転体をホースを利用して吊り下げ、ホースを介して地上側から供給される高圧水を噴射ノズルから井戸管の内壁面に噴射し、高圧水の水撃によって井戸管内に付着したスケールその他の目詰まり原因物質を井戸管の内壁面から剥落させる洗浄方法および洗浄装置が示されている。
これらの洗浄装置における回転体は、噴射ノズルから噴射される高圧水の反動によって回転するように工夫されている。このための手段として、回転体の回転軸の反対側に位置する1対の噴射ノズルを回転軸を挟んで芯ずれさせて対称に配置する方法、又は、噴射ノズルからの水の噴射方向を回転体の半径方向から一定角度偏向させる方法が採用されている。これらいずれの手段によっても、高圧水の噴射によって回転体にトルクを付与することが可能であり、回転体にトルクを付与する手段の違いに応じて、噴射ノズルから噴射される高圧水は、井戸管の内壁面に対して略垂直方向から噴射されるものと、斜方向から噴射されるものとの違いが生じている。
なお、噴射ノズルから噴射される高圧水の速度が同一であると仮定すれば、井戸管の内壁面に対して略垂直方向から噴射される場合の水撃力の方が、斜方向から噴射される場合の水撃力よりも大きい。したがって、井戸管等の汚れを除去する能力に関しても、水撃力の違いに応じて差異が生じる。ただし、井戸管等の内壁面に付着するスケール等の付着態様によっては、斜方向からの水撃が有効である場合もあり、最も効果的であるのは、垂直方向と斜方向との双方から水撃を加えることである。
上記いずれの洗浄装置においても、井戸管内における回転ヘッドの円滑な回転運動が確保されることによって、円筒形状である井戸管の内壁面を万遍なく洗浄することが可能となる。また、回転ヘッドの回転速度は、速ければよいというものではなく、地上側から操作される回転ヘッドの上下動速度に適する回転速度であることを要する。回転ヘッドの回転速度に対して回転ヘッドの上下動速度が過大である場合には、井戸管の内壁面に洗い残し部分が生じ、逆に、回転ヘッドの回転速度が過大である場合には、同じ箇所を重ねて洗浄する無駄が生じるからである。
上記公報に示される洗浄装置のうち、噴射ノズルを回転軸を挟んで芯ずれさせて対称に配置する方法を採用する技術に関しては、芯ずれさせることが可能な範囲が小範囲に限られることから、回転ヘッドに十分なトルクを付与することができないという問題を有する。噴射ノズルを芯ずれ配置するということは、噴射ノズルの方向を変えることなく噴射ノズルを回転ヘッドの中心から側方に遠ざけるということであり、芯ずれ可能範囲が限定されるのは、芯ずれ量を大きく設定すると噴射ノズルが井戸管等の内壁面に平行な姿勢で接近してしまうこととなるからである。また、回転ヘッドに十分なトルクを付与することができないことは、回転軸と回転ヘッドとの間に適切なベアリングが用いられていないことにも起因して、水中における回転抵抗負荷の変化に伴う負荷変動に対して安定な回転動作が確保されないとともに、清掃作業の能率を上げるために必用とされる回転数を実現することもできない。
回転ヘッドの軸受け部にベアリングが用いられないのは、水中内の異物が混入して回転不良となるためである。これに対しては、機械要素として完全密閉型のベアリングも存在するが、外圧が加わる水中では外部圧に対して内部封止機構を組み合わせた厳重な構造を採用することから、水中深度が深くなるにつれ外部圧力が高くなり、封止機構より回転体の抵抗が変化し作動不良となる。
また、上記公報に示される洗浄装置のうち、噴射ノズルの取付け部材である1対のノズルアームを回転軸について対称方向に屈曲させることによって回転ヘッドにトルクを付与する技術に関しては、回転ヘッドに高回転を付与するために高トルクを要求するに従って、洗浄に必用な水撃力が低下するという二律背反的な問題が生じる。すなわち、高トルクを発生させるためにノズルアームを大きく屈曲させると噴射ノズルが井戸管等の内壁面に平行に近い姿勢となり、垂直に近い角度から水撃を加えることができず、この結果、噴射ノズルから噴射される高圧水の噴射圧力が同一であっても井戸管等の内壁面に大きな水撃力を加えることが困難となるのである。
そこで本発明の目的は回転ヘッドの軸受け部分に1対のシールリングを嵌め込んで外部からの異物を封止するとともに内部水圧を適時に放出することにより安定な回転動作を実現した水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明の請求項1記載の水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置は、高圧水源から送水される高圧水を噴射する複数の噴射ノズルを有し、噴射する高圧水の反動で回転する回転ヘッドを備える水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置において、回転ヘッドは、中心部に高圧水源に連絡する導水孔を形成した回転軸と、中心部に回転軸を受け入れる軸孔を有し回転軸に回転自在に取り付ける回転ヘッド本体と、中心部に導水孔を有し回転ヘッド本体に径方向に向けて突設する複数のノズルアームと、ノズルアームに取り付ける第1の噴射ノズルと第2の噴射ノズルを備えてなり、第1の噴射ノズルは、ノズルアームの先端にノズルアームと同方向に向けて取り付けられ、第2の噴射ノズルは、噴射する高圧水の反動によって回転する回転ヘッド本体にトルクを付与する向きに取り付けられ、前記回転ヘッド本体は、軸孔の内部に回転軸の導水孔に連絡する環状水路を有し、ノズルアームの導水孔は、環状水路を介して回転軸の導水孔に連絡されており、前記回転ヘッド本体と回転ヘッド本体の回転軸との間に設定される摺動間隙の上下の末端に外部に向けて開くセット溝を形成し、上下のセット溝に弾性部材からなる1対のシールリングを嵌め込んでおり、回転ヘッド本体の周囲の外部水圧が回転ヘッド本体内の内部水圧を上回ることとなった場合には、内外の水圧差によってシールリングが摺動間隙の末端を塞ぐ向きに変位および変形することで外部からの異物を封止するとともに、回転ヘッド本体が回転するに際し、高圧水源からの水圧が環状水路を経由して、回転軸と回転ヘッド本体間の摺動間隙に侵入したときは、内部水圧を適時放出することを特徴とする。
この発明によれば、回転軸の中心部の導水孔に供給された高圧水は、回転ヘッド本体の軸孔の内部に形成される環状水路に導かれる。回転ヘッド本体の回転によりノズルアームは、常時移動するが、環状水路は、リング状であるのでノズルアームの位置変化にかかわらず常時ノズルアームの導水孔と連絡している。したがって高圧水は、環状水路からノズルアームの導水孔を経由して第1および第2の噴射ノズルから噴射される。第1の噴射ノズルから噴射される高圧水は、井戸管の内壁面に略垂直方向から水撃を加えることが可能である。また、第2の噴射ノズルから噴射される高圧水は、その反動によって回転ヘッド本体を回転駆動するとともに、斜方向から井戸管の内壁面に水撃を加え、垂直方向からでは除去できない汚れを落とす。
また特に、この発明によれば、1対のシールリングは、回転ヘッド本体を回転可能とするために回転ヘッドと回転軸との間に設定される摺動間隙の上下2箇所の末端の形成されるセット溝に嵌め込まれている。そして、各セット溝は外部に向けて開く形状に形成されている。1対のシールリングは、弾性による変形によって、高圧水源からの送水圧力による回転ヘッド本体の内部水圧が高い場合において、摺動間隙の末端からの高圧水の流出を許容することができる。この際、摺動間隙の内部には、流れを伴う高圧水の水膜が形成され、回転ヘッド本体は、水膜によって回転軸から浮上した状態となり、水膜による流体浮上軸受けを形成する。逆に、回転ヘッド本体の周囲の水圧の方が高い場合には、シールリングが摺動間隙の両端を閉じ、塵埃を含む周囲の汚水や外部からの異物が摺動間隙に流入するのを阻止しつつ、回転軸の回りに静止した高圧水の水膜を形成する。
本発明の請求項2記載の水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置は、請求項1記載の発明を前提として、ノズルアームをノズルアームの軸を中心として角度調節自在に回転ヘッド本体に取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、ノズルアームの軸を中心としてノズルアームを回転角度変化させると、ノズルアームと同方向、すなわち、ノズルアームの軸方向に向けて取り付けられた第1の噴射ノズルは、ノズルアームに伴って回転するものの、ノズルアームと同方向である関係を維持する。回転ヘッド本体にトルクを付与する向き、すなわち、ノズルアームの軸に対して、いずれかの方向に傾けて取り付けられた第2の噴射ノズルは、ノズルアームを軸を中心として回転させることによって姿勢変化する。第2の噴射ノズルの姿勢が変化すると、第2の噴射ノズルからの高圧水の反動の方向が変化し、この反動によって回転する回転ヘッド本体に加わるトルクに変化が生じる。したがって、ノズルアームの角度を変化させる操作によって回転ヘッド本体の回転数を調節することができる。
本発明の請求項3記載の水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置は、請求項1又は2記載の発明を前提として、前記回転ヘッド本体に回転ヘッド本体の回転抵抗を増大させる制動板が突設され、この制動板は、第1の金属板と、この金属板の先端に取り付けられる第2の金属板からなり、第1の金属板の直立面には、回転ヘッド本体の径方向に長い長孔を介してボルトで一体化した第2の金属板が付属し、第2の金属板は、所定幅を第1の金属板の直立面に重ね合わせた状態で取り付けられており、重ね代を調節することによって第1の金属板の直立面の全体面積を変更することができることを特徴とする。
この発明によれば、制動板は、回転ヘッドの回転抵抗を増大させる。したがって、回転ヘッド本体は、制動板の負荷に抗して回転する状態となる。無負荷で所定回転数を達成している回転物体と、有負荷で所定回転数を達成している回転物体とでは、外的な負荷変動に対しては、後者の回転物体の方が安定である。したがって、制動板を設けることによって、回転ヘッド本体の回転動作を安定化することができる。
ここで、請求項記載の発明を前提として、制動板が回転ヘッド本体に沈降分力又は上昇分力を付与する向きに角度調節自在であるとすると良い。
上記回転ヘッド本体に取り付けられた第2の噴射ノズルは、ノズルアームを回転させて回転ヘッド本体の回転数を調節した場合において、結果的に回転ヘッドに沈降分力又は上昇分力を付与することとなる。そこで、第2の噴射ノズルの向きに起因して回転ヘッド本体に沈降分力が生じる場合には、制動板に上昇分力が生じる向きに制動板の角度を調節し、また、第2の噴射ノズルの向きに起因して回転ヘッド本体に上昇分力が生じる場合には、制動板に沈降分力が生じる向きに制動板の角度を調節することによって回転ヘッド本体の上下位置を安定化させることができる。
本発明に係水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置は、噴射ノズルを搭載する回転ヘッド本体と、その回転軸との間に形成される摺動間隙の2箇所の末端に、摺動間隙を外部に向けて開く向きのセット溝を形成し、セット溝に弾性部材からなる1対のシールリングを嵌め込んで弾性的に封止することによって、シールリングは、外部水圧が大であるときにおいて、摺動間隙の末端を閉じるとともに、外部水圧に対して内部水圧が大であるときにおいて、摺動間隙の末端を開く向きに変形し、外部から摺動間隙内への汚濁水や異物の進入を阻止しながら摺動間隙内に高圧水の水膜を形成し、流体浮上軸受けを形成することができるので、低トルク低回転使用時においても回転ヘッド本体の安定な回転動作を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づき説明する。
水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置30は、1対のノズルアーム33,33を介して搭載する第1の噴射ノズル36Aと第2の噴射ノズル36Bおよび1対の制動板38,38を備える回転ヘッド本体32と、回転ヘッド本体32を回転自在に支持する回転軸31を主要部としてなる(図1,図2)。
回転軸31は、回転ヘッド本体32を回転自在に支持する。回転軸31は、上端にフランジ継ぎ手3Fを一体加工した2段の段付き軸であり、回転軸31の下端部には、雄ねじが切られている。回転軸31の中心部には、フランジ継ぎ手3F側から所定深さに達する導水孔3Aが穿設され、高圧水を内部に導入することができる。導水孔3Aの2箇所には、外部に連通する連絡孔3B,3Bが側方に向けて形成され、連絡孔3B,3Bは、回転軸31内に導入された高圧水を側方に流出させる(図2)。
回転ヘッド本体32は、四隅を大きく面取りした角ブロック材料からなり、中心部には、回転軸31を受け入れる軸孔H1が設けられている。軸孔H1の内部には、軸孔H1の中程部分を部分的に拡張した態様の環状水路3Cが形成されている。回転ヘッド本体32の高さ寸法は、回転軸31における2段の段部の段間長さL2より僅かに小さく設定されている。回転ヘッド本体32は、回転軸31の1段目の段部と2段目の段部との間に外嵌され、回転軸31の下端の雄ねじに大型のロックナット34を締め込むことによって脱落しないように組み込まれている。
回転ヘッド本体32の高さ寸法と段間長さL2の僅差の設定により、ロックナット34を締め込んでも回転ヘッド本体32は回転可能である。回転軸31に回転ヘッド本体32を取り付けたとき、軸孔3Aの連絡孔3B,3Bは、環状水路3Cに接続する位置関係となる。また、回転軸31の外径と回転ヘッド本体32の軸孔H1の内径との間には、回転ヘッド本体32の回転を許容するための僅差が設定される。この僅差は、両者を組み合わせときにおいて、摺動間隙ΔDを形成する。
両者間に形成された摺動間隙ΔDの末端は、回転軸31の1段目の段部と回転ヘッド本体32との間および2段目の段部とロックナット34との間との2箇所に存在する。各摺動間隙ΔDの末端には、セット溝3Gが形成されている(図3)。セット溝3Gは、回転軸31の段部の角部3Eを面取り加工することと合わせて、摺動間隙ΔDの末端を外部に向かって開く形状としている。
上下2箇所の摺動間隙ΔDの末端の設けられたセット溝3Gには、いずれも弾性部材からなるシールリング35,35が装着され、摺動間隙ΔDの両端を弾性的に封止している。この結果、各シールリング35は、方向性をもってシール機能を発揮する。この方向性は、外部水圧に対して摺動間隙ΔD内の水圧が高い場合にシール機能を弱め、逆に、摺動間隙ΔD側の水圧が低い場合にシール機能を強める方向性である。シールリング35には、例えば、シリコンゴム等から成形されたO−リングを用いることができる。
回転ヘッド本体32には、1対のノズルアーム33,33が取り付けられている。各ノズルアーム33は、スパナ等の工具で直接操作できる角棒部材からなり、内部には、軸方向にノズルアーム33を貫通する導水孔3Dが穿設されている(図2)。各ノズルアーム33の基部には、雄ねじが加工されるとともに、回転ノズル装置30の中心線CLを挟んで位置する回転ヘッド本体32の対向面には、それぞれ、ノズルアーム33の雄ねじに適合するねじ孔が径方向に向けて形成されている。1対のノズルアーム33,33は、前もって雄ねじ部分にロックナット37を取り付けた上、回転ヘッド本体32のねじ孔に基部を螺入し、ロックナット37を締め込んで固定されている。したがって、各ノズルアーム33は、ロックナット37を弛めることによって、その軸を中心として回転させるようにして角度を調整することができる。つまり、第1の噴射ノズル36Aの方向を変化させずに第2の噴射ノズル36Bの角度のみを変化させることができる。
各ノズルアーム33には、第1の噴射ノズル36Aと第2の噴射ノズル36Bとが取り付けられている。第1の噴射ノズル36Aは、ノズルアーム33の先端にノズルアーム33と同方向を向けて、すなわち、回転ヘッド本体32対しては、その径方向に向けて取り付けられている。第2の噴射ノズル36B,36Bは、ノズルアーム33の側面部分にノズルアーム33と直交する方向に向けて水平姿勢で、すなわち、回転ヘッド本体32に対しては、周方向に向けて取り付けられている。また、1対のノズルアーム33,33における第2の噴射ノズル36B,36Bは、回転ノズル装置30の中心線CLから等しい取付け距離L1,L1を保ち、かつ中心線CLについて線対称の姿勢で取り付けられている(図2)。
回転ヘッド本体32において対向する他の2面には、それぞれ制動板38,38が取り付けられている(図1、図4)。各制動板38は、L字形に曲げ加工した第1の金属板P1と、この金属板P1の先端に取り付けられる第2の金属板P2からなり、第1の金属板P1は、L字形の1片を回転ヘッド本体32に密着させるとともに、他の1片を径方向に向けて直立させた姿勢で取り付けられている。したがって、各制動板38の第1の金属板P1の直立面は、回転ヘッド本体32が回転することによって水の抵抗を受け、回転ヘッド本体32にブレーキ力を及ぼすことができる。
L字形の第1の金属板P1は、上下2本のボルトb2、b2を用いて回転ヘッド本体32にねじ止めされ、下方のボルトb2は、第1の金属板P1に形成される透孔2hに挿通されている。この透孔2hは、各制動板38を回転ヘッド本体32に固定している下側のボルトb2を挿通するためのもので、円弧状の長孔2hとして形成され、第1の金属板P1は、2本のボルトb2,b2を弛めることによって、上側のボルトb2を中心に長孔2hの範囲で揺動することができる。この揺動動作によって制動板38の第1の金属板P1の直立面は、斜め上向きから斜め下向きとなる範囲で姿勢調整可能である。
制動板38の第1の金属板P1の直立面には、回転ヘッド本体32の径方向に長い長孔1h,1hを介して2本のボルトb1,b1で一体化した第2の金属板P2が付属している。第2の金属板P2は、所定幅を第1の金属板P1の直立面に重ね合わせた状態で取り付けられており、重ね代を調節することによって第1の金属板P1の直立面の全体面積を変更することができる(図4)。
ガイドローラ装置10と回転ヘッド本体32との間には、図6に示すように、遮蔽板5が取り付けられている。遮蔽板5は、噴射ノズル36A,36Bから噴射された水が上方に上がらないようにする役割を果たすとともに、その径が噴射ノズル36A,36Bの長さよりも大きなものが使用され、高速回転する噴射ノズル36A,36Bがストレーナに衝突しないようにする役割も有する。本実施の形態では、回転ヘッド本体32の真上に配されているために、洗浄用の回転ノズル装置30が回転ヘッド本体32の回転により傾斜したとしても、噴射ノズル36A,36Bがストレーナに衝突しないように有効に機能する。遮蔽板5の外周には、ゴムやウレタンなどからなるパッド5aが配され、深井戸管の内面に接して遮蔽板5と隙間が生じないようにされている。このような遮蔽板5は、外周フレームFと回転ヘッド本体32との間に配され、噴射ノズル36A,36Bの近傍位置に配されているため、噴射ノズル36A,36Bの洗浄用の噴射口からの高速噴射による回転ヘッド本体32の傾きを小さく抑制することができる。
このような形態の回転ノズル装置30は、回転軸31の上端に設けたフランジ継ぎ手3Fを利用して直接に、又は必用な補助装置、例えば、地下に埋設された井戸管20の内壁面を高圧洗浄する際のガイドローラ装置10等を組み付けた上、高圧ポンプ車3等の高圧水源に接続して用いることができる(図5)。
ガイドローラ装置10は、下端部に回転ノズル装置30のフランジ継ぎ手3Fに適合するフランジ継ぎ手11Fを備えるとともに、上端部に高圧ホース2を連結するためのホースジョイント15を備える高圧導水管11を中心として構成されている(図6,図7)。高圧導水管11は、フランジ継ぎ手11Fを利用して回転ヘッド本体32に連結し、ホースジョイント15を利用して高圧ホース2に連結することができる。
高圧導水管11には、シース管12が摺動自在に外嵌され、シース管12は、シース管12の側面から高圧導水管11に向けて螺入する止めねじb5,b5によって高圧導水管11の任意の位置に固定することができる。シース管12の上端部および下端部には、それぞれ3方向にベースブロック13…が突設され、各ベースブロック13には、先端部にガイドローラR1を備える揺動アーム14が取り付けられている。上下に対応する3対の揺動アーム14…は、リンクアーム17によって連結され、上下1対ごとに連動して揺動動作することができる。
シース管12の上側の3個のベースブロック13…には、各リンクアーム17の動作をロックするためのステー16が取り付けられており、ステー16の先端部は、リンクアーム17の複数箇所に形成する長孔3h…にねじ止めされる。揺動アーム14…の姿勢は、この際に選択される長孔3h…によって大まかに位置決めされ、選択された長孔3h…の範囲内における各ステー16先端部の移動によって精密に位置決めすることができる。揺動アーム15…の姿勢制御によってガイドローラR1…に対する外接円の直径を変えることができるので、ガイドローラ装置10は、直径の異なる多種類の井戸管20に適合することができる。
ガイドローラ装置10を組み付けた回転ノズル装置30は、貯留された井戸水を排水することなく、そのまま井戸管20内に下降させて高圧水源である高圧ポンプ車3から高圧水を送水することによって、井戸管20の内壁面を水撃によって洗浄することができる。この際、ガイドローラ装置10は、3対のガイドローラR1…によって井戸菅20の内壁面を上下方向にトレースしながら、回転ノズル装置30を井戸菅20の中心に位置決めすることができる。
高圧ポンプ車3から所定の水圧で圧送された高圧水は、高圧ホース2およびガイドローラ装置10の高圧導水管11を経由して回転ノズル装置30に至る。また、回転ノズル装置30に至った高圧水は、回転ノズル装置30の回転軸31内の導水孔3Aから環状水路3Cに進み、環状水路3Cにおいて回転軸31の周囲を高圧水で取り囲む状態となる。環状水路3Cに至った高圧水は、1対のノズルアーム33,33の導水孔3D、3Dを経て、ノズルアーム33,33に取り付けられた第1の噴射ノズル36Aと第2の噴射ノズル36Bとから同時に噴射される(図8)。
したがって、回転ヘッド本体32には、4個の噴射ノズル36…から噴射される高圧水の反動が加わる。このうち第1の噴射ノズル36A,36Aによって生じる反動は、強さが同一で向きが反対となることから、互いに打ち消し合い、回転ヘッド本体32の姿勢ないし挙動には何ら影響を与えない。第1の噴射ノズル36,36から噴射される高圧水は、井戸管20の内壁面に略垂直方向から水撃を加えることができる。
一方、第2の噴射ノズル36B,36Bから噴射される高圧水の反動は、回転ノズル装置30の中心線CLから噴射ノズル36までの取付け距離L1,L1と反動力との積で決定される回転モーメントを回転ヘッド本体32に加える。したがって、回転ヘッド本体32には、2個の第2の噴射ノズル36B,36Bによって加えられる回転モーメントの和に等しい回転力が加わり、回転ヘッド本体32は、噴射される高圧水の噴射方向とは逆方向に逃げる向きに回転する。第2の噴射ノズル36B,36Bから噴射される高圧水は、井戸管20の内壁面に斜方向から水撃を加え、直交方向からの水撃のみでは除去することができないスケール等を除去することができる。
回転ヘッド本体32が回転するに際しては、高圧水源からの水圧が環状水路3Cを経由して、回転軸31と回転ヘッド本体32間の摺動間隙ΔDに侵入し、高圧水による水膜を形成する。そこで、回転ヘッド本体32は、高圧の水膜による流体浮上軸受けによって支持された状態となり、低回転で使用する場合においても安定に回転し、周囲を万遍なく洗浄することができる。
また、洗浄時に井戸管20内に生じる乱流による水圧の偏在等により回転ヘッド本体32の周囲の外部水圧PS1が一時的に回転ヘッド本体32内の内部水圧PS2を上回ることとなった場合には、内外の水圧差によってシールリング35が摺動間隙ΔDの末端を塞ぐ向きに変位および変形するので、摺動間隙ΔD内に外部の塵埃を含む汚水が浸入するのを防止する。すなわち、1対のシールリング35,35は、一種の逆止弁として機能する。
回転ヘッド本体32の回転動作を安定化するには、長いノズルアーム33を用い、回転ノズル装置30の中心CLから第2の噴射ノズル36Bまでの取付け距離L1を長く設定することによって、高圧水の噴射による反動力と第2の噴射ノズル36Bまでの取付け距離L1との積の値を大きくすればよい。ただし、この場合には、回転ヘッド本体32の回転数は減少し、低速用となる。
また、回転ヘッド本体32の回転数は、ロックナット37を弛めてノズルアーム33を回すことによって、第2の噴射ノズル36Bの噴射方向FFとノズルアーム33の回転面Kとが一致しないように、例えば、両者間に噴射角度θ1を設定することによって調節することができる(図9)。
回転ノズル装置30の中心線CLと回転面Kとは直交しており、高圧水の噴射による反動力は、噴射方向FFと反対向きの反動力Fとしてノズルアーム33に加わる。したがって、反動力Fの回転面K方向の分力F1は、F1=Fcosinθ1で示されることから、噴射角度θ1を設定することにより、回転ヘッド本体32の回転速度は低下する。送水圧を低下させることなく、すなわち、井戸管20の内壁面に垂直方向から水撃を加える第1の噴射ノズル36Aによる洗浄力を低下させることなく、回転ヘッド本体32の回転速度を調整することができる。
ただし、噴射角度θ1を設定することによって、回転ヘッド本体32は、反動力Fの下向きの分力である沈降分力F2を受けることとなる。また、回転面Kを挟んで噴射ノズル36に逆方向の噴射角度−θ1を付与する場合には、回転ヘッド本体32には、上向きの上昇分力−F2が加わり、回転ノズル装置30は、使用中に独りでに浮上し始める傾向を示し、洗浄作業に支障を来たすことともなる。この傾向は、より高い圧力の高圧水を用いるほど大きくなる。
回転ヘッド本体32に作用するこのような上向き又は下向きの力は、制動板38の姿勢を調整することによって簡単にキャンセルすることができる。例えば、回転ヘッド本体32に下向きの力が作用する場合には(図9)、制動板38の姿勢を回転ノズル装置30の中心線CLに対して下向きとすることによって(図10)、回転ヘッド本体32に上向きの力を作用させ、使用中における回転ヘッド本体32の下降傾向を是正することができる。
すなわち、回転ヘッド本体32の回転動作に基づく相対的水流は、下向きの向かい角θ2を付与された制動板38に対して、制動板38の直立面P1の姿勢にかかわらず水平方向から衝突する。このとき水流が制動板38の直立面P1を押す力、すなわち、回転ヘッド本体32を制動する制動力Bは、直立面P1に垂直に加わる分力B1と、直立面P1に平行の下向きの分力B2とに分解することができる。そして、この下向きの分力B2の反動力B3が制動板38に加わることとなる。したがって、制動板38に加わる反動力の垂直方向成分B4が、回転ヘッド本体32に加わる上向きの力となる。分力B2は、B2=Bsinθ2で示され、反動力B3は、分力B2と大きさが同じで向きが反対の成分であり、B3=−Bsinθ2で示される。また、反動力B3の垂直方向成分B4は、B4=B3cosinθ2で示される。ただし、制動板32の姿勢調整範囲は、長孔2hの狭い範囲に限定されていることから、回転ヘッド本体32は、反動力B3そのままの上向きの力を受けると考えて差し支えない。
上記実施の形態の説明は、各々のノズルアーム33に第1の噴射ノズル36Aと第2の噴射ノズル36Bをそれぞれ1個備えるものについて説明したが、これらは1個のノズルアーム33に複数個取り付けることもできる。
また、第2の噴射ノズル36Bの取付け角度については、ノズルアーム33の回転平面K内において回転ヘッド本体32にトルクを付与することができる範囲で変化させることができる。つまり、第1の噴射ノズル36Aの方向と異なる方向で回転ヘッド本体32にトルクを付与することができる範囲で変化させることができる。好ましくは、水平取付け角θ3(図8)の範囲で変化させることによって回転ヘッド本体32の回転数を調節することができる。ただし、この場合の調節は、固定的調節となる。
上記実施例1では、回転ノズル装置30の他、回転ノズル装置30にガイドローラ装置10を組み付けて井戸管20等の洗浄に使用する実施の形態について説明したが、本発明は、回転ノズル装置30は、ガイドローラ装置10以外の洗浄対象物に適した専用又は汎用のガイド部材やスタビライザ装置と組み合わせて、特に、作業員が入り込めない箇所の高圧水洗浄に広く活用することができる。
本発明に係る回転ノズル装置の実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係る回転ノズル装置の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明に係る回転ノズル装置の実施の形態を示す要部の拡大断面図である。 本発明に係る回転ノズル装置の実施の形態を示す側面図である。 本発明に係る回転ノズル装置の使用状態説明図である。 本発明に係る回転ノズル装置にガイドローラ装置を組み付けて示す斜視図である。 本発明に係る回転ノズル装置にガイドローラ装置を組み付けて示す断面図である。 本発明に係る回転ノズル装置の実施の形態を示す平面図である。 本発明に係る回転ノズル装置の動作説明図である。 本発明に係る回転ノズル装置の動作説明図である。
ΔD 摺動間隙、
F2 沈降分力、
−F2 上昇分力、
H1 軸孔、
2h 透孔(円弧状の長孔)、
20 井戸管、
30 回転ノズル装置、
31 回転軸、
3A 回転軸の導水孔、
32 回転ヘッド本体、
3C 環状水路、
33 ノズルアーム、
3D ノズルアームの導水孔、
35 シールリング、
36A 第1の噴射ノズル、
36B 第2の噴射ノズル、
38 制動板、
P1 第1の金属板、P2 第2の金属板、

Claims (3)

  1. 高圧水源から送水される高圧水を噴射する複数の噴射ノズルを有し、噴射する高圧水の反動で回転する回転ヘッドを備える水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置において、
    回転ヘッドは、中心部に高圧水源に連絡する導水孔を形成した回転軸と、中心部に回転軸を受け入れる軸孔を有し回転軸に回転自在に取り付ける回転ヘッド本体と、中心部に導水孔を有し回転ヘッド本体に径方向に向けて突設する複数のノズルアームと、ノズルアームに取り付ける第1の噴射ノズルと第2の噴射ノズルを備えてなり、
    第1の噴射ノズルは、ノズルアームの先端にノズルアームと同方向に向けて取り付けられ、第2の噴射ノズルは、噴射する高圧水の反動によって回転する回転ヘッド本体にトルクを付与する向きに取り付けられ、
    前記回転ヘッド本体は、軸孔の内部に回転軸の導水孔に連絡する環状水路を有し、ノズルアームの導水孔は、環状水路を介して回転軸の導水孔に連絡されており、
    前記回転ヘッド本体と回転ヘッド本体の回転軸との間に設定される摺動間隙の上下の末端に外部に向けて開くセット溝を形成し、上下のセット溝に弾性部材からなる1対のシールリングを嵌め込んでおり、
    回転ヘッド本体の周囲の外部水圧が回転ヘッド本体内の内部水圧を上回ることとなった場合には、内外の水圧差によってシールリングが摺動間隙の末端を塞ぐ向きに変位および変形することで外部からの異物を封止するとともに、
    回転ヘッド本体が回転するに際し、高圧水源からの水圧が環状水路を経由して、回転軸と回転ヘッド本体間の摺動間隙に侵入したときは、内部水圧を適時放出することを特徴とする水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置。
  2. 前記ノズルアームは、ノズルアームの軸を中心として回転角度調節自在に回転ヘッド本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置。
  3. 前記回転ヘッド本体に回転ヘッド本体の回転抵抗を増大させる制動板が突設され、この制動板は、第1の金属板と、この金属板の先端に取り付けられる第2の金属板からなり、第1の金属板の直立面には、回転ヘッド本体の径方向に長い長孔を介してボルトで一体化した第2の金属板が付属し、第2の金属板は、所定幅を第1の金属板の直立面に重ね合わせた状態で取り付けられており、重ね代を調節することによって第1の金属板の直立面の全体面積を変更することができることを特徴とする請求項1又は2記載の水中で使用する洗浄用の回転ノズル装置。
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