JP4382589B2 - ネットワーク管理システム - Google Patents

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Description

本発明はネットワーク管理システムに関し、更に詳しくは、帯域保証とベストエフォートによるトラフィック転送が可能な通信ネットワークのネットワーク管理システムに関する。
近年、ブロードバンドネットワークの低価格化に伴い、ニュースや映画、テレビ番組、動画辞書等のコンテンツをサーバに蓄積し、エンドユーザからの要求に基づいてサーバからエンドユーザの端末に対し、ネットワーク経由でそれらのコンテンツを提供する所謂コンテンツ配信サービスが展開されつつある。このようなサービスでは、エンドユーザが快適にコンテンツを楽しめるように、コンテンツの性質に合わせてサーバからエンドユーザ端末までの間の通信パスの品質を設定する必要がある。例えば、映画では広い帯域を長時間確保できなければならないし、動画辞書ではレスポンスの速さが重要であるため、遅延時間の小さい通信品質を設定する必要がある。
一般に、ベストエフォートサービスは利用者の利用状況に応じてスループットの変化が大きいサービスであるため、ベストエフォートサービスを利用するユーザは、ネットワーク内部で必要な帯域(例えば平均帯域や最大スループット値等)の算出結果と、ベストエフォートサービスの特性を勘案した上で、各アクセスポイントで必要な帯域幅を決定している。このため、一般にはスループットの変化があっても、それは予定された範囲内であり、問題なく利用されている。
ところが、帯域予約サービスを可能とする場合、予約状況(期間等)によっては、スループットが長期間低下するユーザが出てくる可能性がある。先に述べたように一般には「ベストエフォートサービスでは、スループットの低下は受容すべきである」となるが、このように長時間のスループット低下となると受容出来ない場合がある。
係る状況の下、従来は、ユーザからの要求を元に、送信元転送装置と送信先転送装置とを結ぶ経路上の各リンクについて要求帯域の予約可否判断を指示する受付制御システムが知られている(特許文献1)。
また、従来は、管理対象のエッジルータから送受信トラヒック量などの品質管理に必要な情報を定期的に収集し、将来のトラヒックの推移など今後の運用状況の動向を予測し、その予測結果を通知する機能をIP−VPNネットワークに接続されたネットワーク管理装置に備えることにより、将来の帯域不足や品質低下を未然に防ぐものが知られている(特許文献2)。
更に、従来は、データストリーム転送中のサービス品質を監視すると共に、このサービス品質が劣化したときは、サービス品質の劣化を通知すると共に、現時点よりも高いサービス品質のリソースを予約することで、ネットワーク中での他の転送サービスのトラフィックにかかわらず、特定ストリームの転送に必要なサービス品質のネットワークリソースをダイナミックに確保させるものが知られている(特許文献3)。
特開2003−69635(要約、図) 特開2003−69644(要約、図) 特開2002−135300(要約、図)
しかし、上記従来技術は、いずれも使用中経路の監視情報に基づき該経路の品質劣化や将来の帯域不足を通知するものに過ぎず、このままでは、スループットの多少の劣化を予定の範囲内とするベストエフォートサービスのユーザは、しばしば長時間のスループット低下に悩まされてしまう問題があった。一方、必ずしも保証帯域を必要としないユーザが余分な帯域を予約すると、限られたネットワーク帯域の有効利用とはならない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的とする所は、限られたネットワーク帯域を多数のユーザによって効率よく利用できるネットワーク管理システムを提供することにある。
上記の課題は例えば図1の構成により解決される。即ち、本発明(1)のネットワーク管理システムは、帯域保証とベストエフォートによるトラフィック転送が可能な通信ネットワーク300のネットワーク管理システムにおいて、ユーザからの帯域保証の予約情報を受け付け、登録するサービス管理手段10と、前記登録された情報に従って前記ネット
ワーク300における帯域保証とベストエフォートによるトラフィック転送の運用を管理するネットワーク管理手段20と、前記登録された保証帯域の総和に基づきスループットの低下が予測される未予約ユーザを検出して、該未予約ユーザにスループット低下の通知を行うスループット低下監視手段30とを備え、前記サービス管理手段は未予約ユーザからの帯域保証予約の情報中にスループット低下通知後の予約申込であることを表す特定の情報が含まれていることにより該未予約ユーザからの予約を優先的に登録するものである。
本発明(1)によれば、他ユーザの予約帯域の総和に基づきスループットの低下が予測される未予約ユーザにスループット低下の通知(より積極的には帯域予約を促す通知)を行うことにより、未予約ユーザへのサービス向上と共に、限られたネットワーク帯域の有効利用が図れる。またサービス管理手段がスループット低下通知後の予約申込を優先的に登録する構成により、未予約ユーザは、スループット低下通知後の予約申込によって迅速なサービスを受けられる体験を重ねることになり、このルールに従うユーザが増えることになる。またこれに伴いサービス事業者の主導で必要な帯域を必要な時に効率よく分配できるようになる。
本発明(2)では、上記本発明(1)において、ネットワーク管理手段20は、未予約ユーザの過去の所定期間における利用帯域を管理すると共に、スループット低下監視手段30は、未予約ユーザの前記利用帯域が所定閾値を上回ることによりスループット低下の通知を行うものである。本発明(2)によれば、未予約ユーザの過去の利用履歴を考慮した上で必要な場合のみ通知をする構成により、実際に必要な帯域のみを必要な時に提供できる。
本発明(3)では、上記本発明(1)において、スループット低下監視手段30は、予め設定された時間間隔に従ってスループット低下有無の判定を行う。従って、ネットワークの輻輳時/非輻輳時を考慮した適正な時間間隔でネットワーク管理を効率よく行える。
本発明(4)では、上記本発明(1)において、サービス管理手段10は未予約ユーザからの帯域保証予約の情報中にスループット低下通知後の予約申込であることを表す特定の情報が含まれていることにより該未予約ユーザからの予約を優先的に登録するものである。
本発明()では、上記本発明(1)において、スループット低下監視手段30は、スループット低下の通知に帯域保証の登録をした場合の目安となる使用料金を含めるものである。使用料金の目安が分かれば未予約ユーザも安心して予約申込の可否を判断できる。
以上述べた如く本発明によれば、スループット低下の通知を契機にユーザが帯域予約を行えば、限られたネットワーク帯域をより多くのユーザによって効率よく利用でき、ネットワークサービスの向上に寄与するところが極めて大きい。
以下、添付図面に従って本発明に好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
図1は第1の実施の形態によるネットワーク管理システムの構成を示す図で、エンドユーザが予約した保証帯域の総和に基づきスループットが低下すると予測される未予約ユーザ(ベストエフォートサービスを受けているエンドユーザ)を抽出し、該ユーザに予約を促す通知を行う場合を示している。
一般に、ネットワーク構成は、エンドユーザの通信端末101〜103を収容するアクセスネットワーク300と、複数のアクセスネットワークを相互に接続するコアネットワーク200とからなっており、このうちのアクセスネットワーク300はコアネットワーク200との接続点(通常は2つのゲートウェイ)に向けての経路がユニークに定まるような構成となっている。一方、コアネットワーク200では、ゲートウェイ間を結ぶ経路は多数考えられるような構成となっており、サービス事業者からの要求に応じて適宜経路を選ぶ必要がある。現在、この経路については、リンクや中継ノードの残り容量が要求を満たすリソースを抽出した後に最短路アルゴリズム(例えば、Dijkstraアルゴリズム)を適用することで得ることができる。本第1の実施はこのようなアクセスネットワーク300のネットワーク管理に適用して好適である。
図において、10はエンドユーザからの帯域予約を受け付け、登録するサービス管理装置、11は予約データを管理する予約データ管理部、20はアクセスネットワーク300のネットワーク構成(中継ノードN1〜N5,リンク1〜8等)やユーザの経路利用状況等を管理するネットワーク管理装置、21はエンドユーザの利用履歴(ベエストエフォートトラフィックにおける平均利用帯域等)を管理する利用履歴管理部、22はリンク毎の物理帯域や残り帯域等を管理する経路データ管理部、23はエンドユーザ毎の利用経路を管理するユーザ経路管理部、30はスループット低下が予測される未予約ユーザを抽出してスループット低下の通知(より積極的には帯域予約を促す通知)を行うスループット低下監視装置、31はスループット低下有無の判定を行うスループット低下判定部、32はスループット低下の通知メッセージを作成するスループット低下メッセージ作成部である。なお、本発明のネットワーク管理システムは単体の装置でも実現できるが、本実施の形態ではネットワーム上で機能分散させた上記複数の装置10〜30により実現する場合を示している。
図3,図4に第1の実施の形態で使用する各種テーブルの記憶内容を示す。図3(a)はスループット低下判定部31で管理する残り帯域の閾値情報を示しており、スループット低下有無の判定に使用される。この閾値は、予めサービス事業者により設定され、図の例ではリンクの物理帯域に占める残り帯域の割合が15%と設定されている。なお、残り帯域そのものを絶対値等で規定してもよい。
図3(b)は経路データ管理部22が管理する経路データ管理情報を示しており、アク
セスネットワーク300を構成する各リンクID1〜3等の対応に、当該リンクによって伝送可能なリンク帯域(物理帯域)と、現時点の保証帯域予約状況に基づく残り帯域とが記録されている。例えばリンクID2の残り帯域は10%と計算できる。
図3(c)はユーザ経路管理部23が管理するユーザ経路管理情報を示しており、各ユーザID101〜103等の対応に、当該ユーザが使用する一連のリンクIDが記録されている。例えばユーザ103はリンクID1,2,5を介してコアネットワーク200に接続している。
図3(d)は予約データ管理部11が管理する予約データ管理情報を示しており、各ユーザID101〜103等の対応に、当該ユーザが保証帯域の予約をしているか否かを表す帯域フラグと、保証帯域が記録されている。例えばユーザ102の帯域フラグは真(true)で予約されており、その保証帯域は10Mbpsである。またユーザ103の帯域フラグは偽(false)で予約されておらず、その保証帯域は0である。
そして、図4(a)はスループット低下メッセージ作成部32が管理するスループット低下通知メッセージを示しており、ここには、スループット低下が予測されることを表す通知ID(=10)と、該メッセージの送信日時等が含まれる。なお、このメッセージは、より積極的には、保証帯域の予約を促す予約推奨メッセージとしても良い。以上の各種情報を使用して行われるスループット低下監視処理を以下に説明する。
図2は第1の実施の形態によるスループット低下監視処理のフローチャートで、この処理は主にスループット低下判定部31により実行される。ステップS11では、スループット低下判定の開始時刻になるのを待ち、やがて開始時刻になると、ステップS12に進み、経路データ管理部22の経路データ管理情報に基づき、残り帯域が閾値以下のリンクIDを全て抽出する。図3(b)の例では、残り帯域が15%以下のリンクID2が抽出される。ステップS13では、ユーザ経路管理部23のユーザ経路管理情報に基づき上記ステップS12で抽出したリンクを利用しているユーザを特定する。図3(b),(c)の例ではリンクID2を利用しているユーザ103が特定される。ステップS14では、予約データ管理部11の予約データ管理情報に基づき上記ステップS13で特定したユーザの帯域予約情報を取得する。
ステップS15では前記取得した帯域予約情報に基づき上記特定されたユーザの保証帯域予約有無を判定する。図3(d)の例では上記特定されたユーザ103は未予約ユーザである。この場合はステップS16に進み、未予約ユーザに対して帯域予約を促すメッセージ(帯域予約推奨メッセージ)を送信する。通知する方法はユーザ側が利用/指定する形態に依存するが、例えば電子メール等が挙げられる。図4(a)に通知メッセージの一例を示す。ここには、帯域予約推奨メッセージであることを表す通知ID(=10)と、メッセージの送信日時が含まれる。また上記ステップS15の判別で未予約ユーザでない場合には上記ステップS16の処理をスキップする。ステップS17では、上記ステップS13で特定した全てのユーザについての判定が完了したか否かを判別し、完了していない場合はステップS15に戻る。また完了した場合はステップS11に戻る。
かくして、本第1の実施の形態によれば、残り帯域が閾値以下のリンクを使用する未予約ユーザに対して帯域予約推奨メッセージを送ると共に、これを受けた未予約ユーザは速やかに帯域予約を行うことにより、必要なスループットを効率良く確保できる。
次に上記第1の実施の形態に対するいくつかの変形例を説明する。その一つは、上記未予約ユーザに帯域予約推奨メッセージを送るか否かの判定を行う変形例であり、例えば、上記ステップS13の処理でスループット低下が予測されたユーザが、ステップS14の
処理で保証帯域を未予約であっても、当該ユーザの平均利用帯域が残り帯域以下である場合には、帯域予約推奨メッセージを通知しなものである。
図4(b)に利用履歴管理部21が管理するユーザ履歴管理情報を示す。ここには各ユーザID101〜103の対応に帯域保証及び又はベストエフォートにおける平均利用帯域が記録されている。この、平均利用帯域は、ネットワーク管理装置20により過去の所定期間の間に実測されたものでも良いし、又はエンドユーザが申告したものでも良い。上記第1の実施の形態によればユーザ103は帯域予約推奨メッセージの通知先と判定されたが、図4(b)の平均利用帯域を考慮すると、ユーザ103の平均利用帯域50MbpsはリンクID2の残り帯域100Mbpsよりも小さいため、帯域予約推奨メッセージを通知しないことになる。
なお、上記ステップS14の処理において複数の特定ユーザが未予約であった場合は、一つには、残り帯域を未予約ユーザ数で割った値を平均利用帯域との比較に利用する方法がある。例えば、ユーザ103の他に2人の未予約ユーザが特定された場合は、残り帯域100Mbpsを3で割った値33Mbpsがユーザ103の平均利用帯域50Mbpsよりも少ないため、帯域予約推奨メッセージを通知することになる。又は、各特定ユーザの平均利用帯域の和と残り帯域とを比較する方法でも良い。例えば、ユーザ103の他に1人の未予約ユーザが特定され、かつ、これら平均帯域の総和が120Mbpsであった場合は、残り帯域100Mbpsを超えているため、2人の未予約ユーザに共に帯域予約推奨メッセージを通知することになる。
上記第1の実施の形態に対する第2の変形例は上記ステップS11のスループット低下判定処理の開始時刻決定方法に関する。図4(c)はスループット低下判定部31が管理するスループット低下判定情報であり、ここでは残り帯域の閾値15%に加えて、スループット低下判定処理の実行時刻が記録されている。この実行時刻は、予めサービス事業者により設定され、例えば15:10と設定されている。これにより、ステップS11では時刻15:10の到来を待って処理を開始する。なお、この判定開始時刻に代えて、判定処理時間間隔(例えば60分)や、毎時05分等の方法で規定しても良い。また、これ以外にも、例えば図4(d)に示す如く、予め判定時刻を表にしておいても良い。この時刻表によれば、前回の判定処理を時刻13:00に開始したとすると、次回の判定処理は時刻13:15に開始される。
図5は第2の実施の形態によるネットワーク管理システムの構成を示す図で、上記帯域予約を促す通知メッセージに所定の識別情報を格納しておき、予約を促したユーザからの予約を優先的に受け付ける場合を示している。図において、このサービス管理装置10には優先度処理部12が付加されている。その他の構成については上記図1で述べたものと同様で良い。
図7,図8に第2の実施の形態で使用する各種テーブルの記憶内容を示す。図7(a)は優先度処理部12で管理する優先度データを示しており、各予約受付処理に付加された予約番号の対応に優先度のハイ/ノーマル(high/Normal)が記録される。図7(b)は優先度処理部12で管理する優先度処理管理データを示しており、ある期間に受け付けた予約要求メッセージについての受付優先度を判定する時刻を保持している。図7(c)はスループット低下メッセージ作成部32が管理する帯域予約推奨メッセージを示しており、ここには、帯域予約推奨メッセージであることを表す特定の通知IDと、該メッセージの送信日時が含まれる。以上の各種情報を使用して行われるネットワーク管理処理を以下に説明する。
図6は第2の実施の形態における予約受付処理のフローチャートであり、優先度判定部
12により実行される。なお、スループット低下監視処理については上記図2で述べたものと同様でよい。図2のステップS16では帯域予約推奨メッセージに特定のメッセージIDを付与して送信する。このメッセージIDは、帯域予約推奨メッセージを受信していないユーザからの通常の帯域予約メッセージと区別できるように、エンドユーザが容易には自作できないものであることが望ましい。例えば、メッセージ通知時刻を文字列化(例えば、2003年3月等)したものに対してユーザIDをキーにして暗号化(例えば、DES)したものでもよい。
図6のステップS21ではサービス管理装置10で帯域予約要求を受け付ける。帯域予約推奨メッセージを受信したエンドユーザは、サービス管理装置10の予約受付画面に必要な情報(保証帯域等)と共に、受信した帯域予約推奨メッセージにあったと同一のメッセージ通知ID(98734758)を入力する。なお、帯域予約推奨メッセージを受信していないユーザも帯域要求を行うことが可能であるが、この場合は特定のメッセージIDは設定できない。
優先度判定部12は上記特定のメッセージIDの有無及び正しさを確認し、妥当である場合は予約の処理優先度を高くする設定を行う。例えば、ユーザ103が入力したオーダ(予約番号=10002)に正しいメッセージIDが含まれていた場合は、図7(a)の優先度をハイ(High)に設定する。
ステップS22では上記受け付けた予約を図7(b)の優先度判定時刻の到来までプールし、やがて判定時刻になると、ステップS23に進み、優先度判定部12はそれまでに受け付けた各予約を図7(a)の優先度に従って、該優先度の高い順に予約データ管理部11に転送する。図7(a)の場合は、優先度がハイ(High)である予約番号10002の予約受付情報が優先的に予約データ管理部11に転送され、これによって、予約番号10002のユーザは帯域保証のサービス登録を優先的に受けられる。本第2の実施の形態によれば、予約を推奨したユーザからの予約を優先的に受け付ける構成により、ネットワークシステムの有限な帯域をシステム管理者の主導で効率よく分配できる効果がある。
次に上記第2の実施の形態に対するいくつかの変形例を説明する。第1の変形例は、予約を促したユーザからの予約申込の履歴情報を格納しておき、推奨後の予約申込回数が大きいユーザからの予約を優先的に受け付けるものである。図7(d)に予約データ管理部11が管理する予約推奨後履歴情報を示す。ここには各ユーザID101〜103の対応に、自発的な予約及び予約推奨通知後の予約を含むトータルの予約回数と、予約推奨メッセージの通知回数と、予約推奨後の申し込み回数とが記録されている。これらは現時点より前のある期間について計数した値である。
この第1の変形例では、図6のステップS21で予約を受け付けた際に、図7(d)の予約推奨後履歴を考慮して優先度を決定し、図7(a)の優先度データに設定する。例えば、予約推奨後に予約申込された割合が50%以上の時に優先度をハイ(High)とし、50%未満の場合はノーマル(Normal)というルールを設ける。今、帯域予約推奨メッセージを受けたユーザ103が帯域予約の際に特定のメッセージIDをセットすると、優先度判定部12は該メッセージIDの妥当性を判定すると共に、図7(d)の情報を参照して予約推奨後に実際に予約を行った割合を計算する。図示の例では、推奨後予約の割合が25%(=2÷8)であり、50%未満であるので優先度はノーマルが設定される。一方、ユーザ102については推奨後予約の割合が67%(=10÷15)であり、50%以上であるのでハイが設定される。この第1の変形例によれば、ユーザは予約推奨後に予約をすれば有利に扱われるため、ネットワークシステムの有限な帯域をネットワーク管理者の主導の下で効率よく分配できる効果がある。
また第2の実施の形態に対する第2の変形例は、予約推奨メッセージに帯域保証の登録をした場合の目安となる使用料金を含めるものである。図7(e)にスループット低下メッセージ作成部32が保持する帯域予約メッセージの例を示す。ここでは、特定の通知ID、送信日時の情報に加えて、保証帯域の目安となる適用料金の欄が設けられている。図8(a)はスループット低下メッセージ判定部31が管理する料金表であり、各予約帯域の対応に、1Mbps当たりの使用料金が記録されている。
この第2の変形例では、図3のステップS16で帯域予約推奨メッセージを送出する際に、図8(a)の料金表を用いて料金を決定し、これを図7(e)の帯域予約推奨メッセージに格納して送信する。上記図4(b)のユーザ履歴情報によれば、ユーザ103の平均利用帯域は50Mbpsであるから、図8(a)の料金表からその価格500円/Mbpsを得て、図7(e)の帯域予約推奨メッセージに格納し、送信する。この第2の変形例によれば、ユーザは保証帯域のおおよその利用コストを事前に見積もれるので、帯域予約の申し込みを行い易い。
また第2の実施の形態に対する第3の変形例は、ユーザの予約回数に応じて使用料金の設定金額を変更するものである。図8(b)にスループット低下メッセージ判定部31が管理する予約回数別料金決定表を示す。ここでは、予約回数のレンジの対応に、割引率が記録されている。図8(c)はスループット低下メッセージ作成部32が作成する帯域予約推奨メッセージの例であり、適用料金の欄には割引後の料金が記録されている。
この第3の変形例では、図3のステップS16において、スループット低下メッセージ作成部32が帯域予約推奨メッセージを送出する際に、図4(b)の平均利用帯域値と、図8(a)の料金表と、図8(b)の予約回数別料金決定表とを用いて料金を決定し、帯域予約推奨メッセージに格納して送信する。図4(b)によればユーザ103の平均利用帯域は50Mbpsであるから、図8(a)の料金表からその価格500円/Mbpsを得る。更に図7(d)の予約回数と図8(d)の予約割合別料金決定表から割引率を5%得て、価格を決定する。この場合475円/Mbpsとなるから、これを図8(c)のメッセージに格納し送信する。
そして、この第2の実施の形態に対する第4の変形例は、予約を促したユーザからの予約申込の履歴に基づいて設定金額を変更するものである。この第4の変形例では、図3のステップS16において、スループット低下メッセージ作成部32が帯域予約推奨メッセージを送出する際に、図4(b)の平均利用帯域値と、図8(a)の料金表と、図8(b)の料金決定表及び図8(d)の予約割合別料金決定表を用いて料金を決定し、図8(c)の帯域予約推奨メッセージに格納して送信する。
例えば、図4(b)によればユーザ103の平均利用帯域は50Mbpsであるから、図8(a)の料金表からその価格500円/Mbpsを得て、更に図7(d)の予約回数と図8(b)の予約回数別料金決定表から割引率5%を、更に図7(d)の通知回数及び申し込み回数からその申し込み割合25%を算出し、図8(d)の予約頻度別料金決定表から割引率5%を得る。この場合全部で10%割引の450円/Mbpsとなる。これを図8(c)のメッセージに格納して送信する。
なお、上記本発明に好適なる複数の実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
(付記1) 帯域保証とベストエフォートによるトラフィック転送が可能な通信ネットワークのネットワーク管理システムであって、ユーザからの帯域保証の予約情報を受け付
け、登録するサービス管理手段と、前記登録された情報に従って前記ネットワークにおける帯域保証とベストエフォートによるトラフィック転送の運用を管理するネットワーク管理手段と、前記登録された保証帯域の総和に基づきスループットの低下が予測される未予約ユーザを検出して、該未予約ユーザにスループット低下の通知を行うスループット低下監視手段とを備えることを特徴とするネットワーク管理システム。
(付記2) ネットワーク管理手段は、未予約ユーザの過去の所定期間における利用帯域を管理すると共に、スループット低下監視手段は、未予約ユーザの前記利用帯域が所定閾値を上回ることによりスループット低下の通知を行うことを特徴とする付記1記載のネットワーク管理システム。
(付記3) スループット低下監視手段は、予め設定された時間間隔に従ってスループット低下有無の判定を行うことを特徴とする付記1記載のネットワーク管理システム。
(付記4) 前記時間間隔は、時刻に応じて異なる時間間隔に設定されていることを特徴とする付記3記載のネットワーク管理システム。従って、ネットワークの混雑状況を考慮した効率よいネットワーク管理を行える。
(付記5) サービス管理手段は未予約ユーザからの帯域保証予約の情報中にスループット低下通知後の予約申込であることを表す特定の情報が含まれていることにより該未予約ユーザからの予約を優先的に登録することを特徴とする付記1記載のネットワーク管理システム。
(付記6) サービス管理手段は、スループット低下通知後の予約申込履歴情報をユーザ別に管理すると共に、スループット低下通知後の予約申込回数が多い未予約ユーザからの予約を優先的に登録することを特徴とする付記1記載のネットワーク管理システム。
(付記7) スループット低下監視手段は、スループット低下の通知に帯域保証の登録をした場合の目安となる使用料金を含めることを特徴とする付記1記載のネットワーク管理システム。
(付記8) スループット低下監視手段は、ユーザの帯域予約の登録回数に応じて保証帯域の使用料金を変更することを特徴とする付記7記載のネットワーク管理システム。
(付記9) スループット低下監視手段は、スループット低下通知後の予約申込履歴情報に基づいて保証帯域の使用料金を変更することを特徴とする付記7記載のネットワーク管理システム。
第1の実施の形態によるネットワーク管理システムの構成を示す図である。 第1の実施の形態によるスループット低下監視処理のフローチャートである。 第1の実施の形態で使用する各種テーブルの記憶内容を説明する図(1)である。 第1の実施の形態で使用する各種テーブルの記憶内容を説明する図(2)である。 第2の実施の形態によるネットワーク管理システムの構成を示す図である。 第2の実施の形態における予約受付処理のフローチャートである。 第2の実施の形態で使用する各種テーブルの記憶内容を説明する図(1)である。 第2の実施の形態で使用する各種テーブルの記憶内容を説明する図(2)である。
符号の説明
1〜8 リンク
N1〜N5 中継ノード
101〜103 通信端末
200 コアネットワーク
300 アクセスネットワーク

Claims (4)

  1. 帯域保証とベストエフォートによるトラフィック転送が可能な通信ネットワークのネットワーク管理システムにおいて、
    ユーザからの帯域保証の予約情報を受け付け、登録するサービス管理手段と、
    前記登録された情報に従って前記ネットワークにおける帯域保証とベストエフォートによるトラフィック転送の運用を管理するネットワーク管理手段と、
    前記登録された保証帯域の総和に基づきスループットの低下が予測される未予約ユーザを検出して、該未予約ユーザにスループット低下の通知を行うスループット低下監視手段とを備え
    前記サービス管理手段は未予約ユーザからの帯域保証予約の情報中にスループット低下通知後の予約申込であることを表す特定の情報が含まれていることにより該未予約ユーザからの予約を優先的に登録することを特徴とするネットワーク管理システム。
  2. ネットワーク管理手段は、未予約ユーザの過去の所定期間における利用帯域を管理すると共に、スループット低下監視手段は、未予約ユーザの前記利用帯域が所定閾値を上回ることによりスループット低下の通知を行うことを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
  3. スループット低下監視手段は、予め設定された時間間隔に従ってスループット低下有無の判定を行うことを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
  4. スループット低下監視手段は、スループット低下の通知に帯域保証の登録をした場合の目安となる使用料金を含めることを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
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