JP4346032B2 - 品質保証サービスを実現する受付判定方法とトラヒック制御方法およびそのシステム - Google Patents
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Description
Intservは、ネットワーク経路上の帯域を確保した上で、その確保した品質に応じたサービスを受けるモデルである。Intservモデルでは、end−to−endでネットワーク経路上の帯域を予約するプロトコルであるRSVP(Resource Reservation Protocol)を用いて、遅延、パケット損失率を厳密に保証するサービスクラス(Guaranteed Service)か、優先サービスクラス(Controlled−load Service)を提供する。
しかしながら、品質保証型のサービスを提供するためには、RSVPを用いたIntservでは、ネットワーク転送ノードにおいて、RSVPに関連する情報を全てリアルタイムに管理し、かつパケット転送を行う必要があるため、統一された受付判定を行わなければならないという課題と、サービスプロバイダはネットワーク内のリソースに応じて提供できる転送品質を規定し、これを監視しなければならないという課題がある(例えば、S.Shenker,and J.Wroclawski,“General Characterization Parameters for Integrated Service Network Elements,”Internet Engineering Task Force RFC2215,Sep.1997(pp.7〜pp.11)(非特許文献1参照)、J.Wroclawski,“Specification of the Controlled−Load Network Element Service,”Internet Engineering Task Force,RFC2211,Sep.1997(pp.2〜pp.4)(非特許文献2参照)。および、S.Shenker C.Partridge,and R. Guerin,“Specification of Guaranteed Quality of Service,”Internet Engineering Task Force,RFC2212,Sep.1997(pp.3〜pp.4)(非特許文献3参照))。
J.Heinanen,F.Baker,W.Weiss.and J.Wroclawski,“Assured Forwarding PHB Group,”InternetEngineering Task Force,RFC2597,Jun 1999(pp.2−pp.3)(非特許文献6参照)。)
トークンバケットで規定されるトラヒックに関しては、図3に示す極値ON/OFF過程(Tonの期間はピークレートPでパケットを送出し、Toffの期間はパケットを送出しない)が最悪条件と考えられる。すなわち、極値ON/OFF過程はトークンバケットから送出されるトラヒックパターンの中では、ネットワークに対して最も負荷が大きく、極値ON/OFF過程でのトラヒックパターンの受付判定で、論理的パケットロス率がゼロである条件を満足すれば、そのほかのトラヒックパターンにおいても論理的パケットロス率がゼロである条件を十分満足する。時刻0からtまでの間にトークンバケットから送出されるトラヒック量Ω(t)とトークンバケットパラメータ(トークンレートr,バケットサイズσ,ピークレートP)、およびTon,Toffの関係は図4に示すように表わすことができ、図1、図2の関係から極値ON/OFF過程におけるTon,Toffはトークンバケットパラメータで表わすことができ、次式(1)(2)で表わされる。
図5に示すように、トークンバケットから送出された1本のセッションフローが確定的なキューイングシステムにおいてサービスされることを考える。
v(t)を時刻tにおけるバッファ量,bを使用するバッファ量の最大値,u(t)を時刻tにおける利用帯域,cを利用可能な最大帯域とする。図6に示す“キューイングシステムのバッファ量と滞留している時間”と“キューイングシステムにおいて利用している帯域とその時間”との関係に着目すると、このキューイングシステムサービス窓口でのbusy period Donとidle period Doffとの関係は、次式(3)(4)で表わされる。
今、トークンバケットパラメータ(rk,σk,Pk)を持つセッションフローk(k=1,2,・・,k)がリソース(バッファ量Bij,リンク帯域Cij)を持つノードiからノードjへ至るリンクijに多重されることを考える。このとき、図7に示すように各セッションフローkに対してリンク帯域ck(rk≦ck≦Pk)を仮想的に割り当てることを考える。ただし、仮想リソースの総量はリンク帯域Cを上回らないようにする。すなわち、
この方式では、一般的にバッファ量とリンク帯域という2種類のリソース使用量を管理しなければならないが、(bk,ck)が下式(10)を満たせば、バッファ使用量=リンク使用帯域となるため、どちらか一つのリソース管理を行うだけでよい。
しかしながら、品質保証型のサービスを提供するためには、仮想バッファ/トランクモデルにおける課題が残っており、さらに、Intserv,Diffserv,ITU−T勧告Y.1221における,サービスプロバイダはネットワーク内のリソースに応じて提供できる転送品質を規定し、これを監視しなければならないという課題が依然として残る。
本発明の目的は、上記1)〜4)の課題を解決し、従来の品質保証型サービスモデルである,Intserv,Diffserv,ITU−T勧告Y.1221におけるサービスプロバイダはネットワーク内のリソースに応じて提供できる転送品質を規定し、これを監視しなければならないという課題を解決することが可能な品質保証サービスを実現する受付判定方法およびトラヒック制御方法、ならびにそのシステムを提供することにある。
本発明のサービス提供網の受付判定システムは、図1に示すユーザからの帯域要求に対して受付を行う帯域管理サーバSと、帯域管理サーバSに帯域要求やパラメータを送信する際の仲介をするサービス制御サーバSSと、ゲートウェイルータGWと、コアルータRで構成されたサービス提供網Nに、ユーザ網U1,U2におけるターミナル装置(ただし、ターミナル装置は端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指す)TEから流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデル(リーキーバケットモデル)によりUNIトラヒック規定し、UNI間品質保証を提供する。なお、図1において、Nはサービス提供網N、U1,U2はユーザ網である。ユーザ網U1,U2のターミナル装置TEから帯域管理サーバSに対して帯域要求が行われると、それに応じてサーバSから回答がターミナル装置TEに回答が送られる。
帯域管理サーバSは、コンピュータ制御により該帯域管理サーバ内のリソースデータベースにおけるサービス提供網N内の各転送ノードの接続情報、リンクリソース情報(ノードiからノードjへのリンクijにおけるリンク帯域Cij、バッファ量Bij)を管理し、また、帯域管理サーバSは、該帯域管理サーバ内のリソースデータベースまたは受付判定部の演算回路を動作して種々の演算を実行する。
本発明のサービス提供網の帯域管理サーバでは、SNMP(Simple Network Management Protocol)、COPS等のネットワーク管理プロトコルまたはポリシー管理プロトコル等の手段により、サービス提供網内の各転送ノードにおけるIFの接続情報、リンク帯域、IFにおけるバッファ量を取得、または設定を行う。さらに、取得、設定した(Cij,Bij)の値を用いて以下の各リンクijでの許容遅延量Dijを計算する。
ここで、本発明では、論理的パケットロスをゼロとする条件を変えずに、実効帯域ek,ijをリンクごとのリソース量により変化しない実効帯域を求める。そのためには、単純にDijを変化させたときの実効帯域ek,ijの最大値を実効帯域とみなすことで安全側の判定となり、論理的パケットロスをゼロとする条件は変わらない。この場合、式(11)からDijの最小値を用いることになる。ただし、サービス提供網のリンクの中には、ネットワークの構成上集線をしないために転送待ちが発生せず、受付判定を必要としないリンクも存在する。そのようなリンクでは、通常、Dijの値は小さく、そのため単純にDijの最小値をとると、そのような受付判定の対象とならないリンクを選んでしまい、収容効率が必要以上に悪くなってしまう。そこで、Dijの最小値を計算する際のリンクの集合を以下の方法で計算する。
セッションフローkが経由するリンクijにおける受付判定
さらに、収容効率を考えると、上式(19)で計算されるekはトークンレートrkよりも大きく、ピークレートPkよりも小さい値であるため、ek=rkとなる場合が一番収容効率が良い。従って、次式(20)となる。
上式(21)は、セッションフローのトークンパラメータが任意の値を取り得る場合には必ずしも成り立たないが、UNIでセッションフローkのトークンバケットパラメータに関して規定できるのであれば、上式(20)を満たすように(バーストサイズσを規定するように)することで収容効率を最大化することができる。具体的な手続きとしては、以下に述べる通りである。
さらに、UNIトラヒック規定をサービス提供網側で監視する場合、帯域管理サーバは受け付けたセッションフローに対しては、申告されるセッションフロー識別情報と、トークンレートrk,式(21)で計算されるバケットサイズσkを用いて、サービス提供網において(セッションフローkの平均制限帯域)=(トークンレートrk),(平均バーストサイズ)=(バケットサイズσk)として転送トラヒック流量を監視し、監視流量内のトラヒックのみをサービス提供網内に透過させるようにトラヒック制御を行う。
本発明によるサービス提供条件のUNIトラヒック規定をまとめると、以下のようになる。
1)トークンレートr:ユーザ網から、サービス提供網へ申告
2)バケットサイズσ:式(22)により、サービス提供網において計算
3)ピークレートP:物理回線帯域(リンク帯域)
図の1から6は図1に示したサービス提供網N内のゲートウェイルータ(GW)あるいはコアルータR)のいずれかに相当する。図1のネットワークではルータ3,4に着目したリンク集合として、S(3,I)はルータ3に入力する方向のリンク集合を示しており、この集合における各リンク帯域C13,C23,C43とC34を比較すると、式13より10Gbps>1Gbps+1Gbpsであるので、L(1)={34}となる。これは集線を行なっていないリンクであるため、全てのリンク集合の中から除外できる。従って、式(14)より、S(3,O):={31,32}であり、式(15)よりS(4,I):={13,23,54,64}である。
一方、ルータ4に着目して同様に考えると、各リンク帯域C54,C64,C34とC43を比較すると式(13)より、10Gbps<10Gbps+10Gbpsであるので、L(1)=Φとなり、従って、ルータ3,4に着目したときのL(1)は、L(1)={34}となる。
同様に、2回目の手順を考えるとL(2)=Φであり、手続きは終了する。
このとき、式(16)からS(2)={31,32,43,45,46}であるから、Dmin〔B31/C31,B32/C32,B43/C43,B45/C45,B46/C46〕となる。
従って、本発明における帯域管理サーバにおいて自動的にこのekを計算し、積み上げ管理し、受付判定をすることにより、論理的ロスゼロという転送品質を確保しながら、従来のあらかじめサービス提供網内の各転送ノードのリンクにおけるバッファを見積もる必要があるという課題と、サービス提供網ではネットワーク内の各リンクごとに実効帯域を計算する必要があるためスケールしないという課題を、解決する。
(実施例1)
図8は、本発明の実施例1に係る受付判定方法の動作フローチャートである。
実施例1においては、ユーザ網におけるTE(ターミナル装置)からの帯域要求がサービス制御サーバを経由し、帯域管理サーバSに送信され、アクセス網およびコア網により構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものとする。ただし、ターミナル装置TEは端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンバケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
帯域管理サーバSにおけるリソースDBは、式(17)により許容遅延量Dminの計算を行う(ステップ204)。
ユーザ網U1,U2におけるターミナル装置TEは、帯域要求時にトークンバケットパラメータ(rk,σk,Pk)の申告をサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに行う(ステップ205)。
図9は、本発明の実施例2に係る品質保証サービスを実現する受付判定方法の動作フローチャートである。
本実施例2においては、図1に示すように、ユーザ網におけるターミナル装置TEからの帯域要求がサービス制御サーバSSを経由し、帯域管理サーバSに送られ、アクセス網およびコア網によって構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものである。ただし、ターミナル装置は端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンバケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
帯域管理サーバSにおけるリソースDBは、取得、設定したリンク帯域Cijとバッファ量Bijの値を元に、式(21)のDminを計算する(ステップ302)。
帯域管理サーバにおける受付判定部は、セッションフロー識別情報(送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号)によりセッションフローkが経由するリンクijの集合を計算し、申告されたトークンレートrkを用いて、式(23)による受付判定を行い(ステップ304)、受付不可の場合には、受付拒否通知をサービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対して行う(ステップ305)。
帯域管理サーバSにおける監視制御部は、受付可の場合には、申告されたトークンレートrkと、式(22)でバケットサイズσkを計算し、これをUNIトラヒック規定値とし(ステップ306)、サービス制御サーバSSを経由して、ターミナル装置TEに対してサービス受付許可通知を行い、バケットサイズσkを通知する(ステップ307)。
図10は、本発明の実施例3に係る品質保証サービスを実現する受付判定方法およびトラヒック制御方法の動作フローチャートである。
本実施例3においては、図1に示すように、ユーザ網U1,U2におけるターミナル装置TEからの帯域要求がサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに送られ、アクセス網およびコア網により構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものとする。ただし、ターミナル装置TEは、端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンバケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
ユーザ網におけるターミナル装置TEは、帯域要求時にトークンレートrkの申告をサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに行う(ステップ403)。
帯域管理サーバSにおける受付判定部は、セッションフロー識別情報(送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号)によりセッションフローkが経由するリンクijの集合を計算し、申告されたトークンレートrkを用いて、式(23)による受付判定を行い(ステップ404)、受付不可の場合には、受付拒否通知をサービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対して行う(ステップ405)。
図11は、本発明の実施例4に係る受付判定システムの構成図である。
本実施例においては、ユーザ網U1,U2におけるターミナル装置TEからの帯域要求がサービス制御サーバSSを経由し、帯域管理サーバSに送られ、アクセス網およびコア網によって構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものとする。ただし、ターミナル装置TEは端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンバケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
ユーザ網におけるターミナル装置TEは、帯域要求時にトークンバケットパラメータ(rk,σk,Pk)の申告をサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに行う手段3(TEからサービス制御サーバSSに向かう矢印)を有する。
受付許可の場合には、受付許可通知をサービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対して行い、受付不可の場合には、受付拒否通知をターミナル装置TEに対して行う手段5(帯域管理サーバSからサービス制御サーバSSを介してTEに延長する矢印)を有する。
図12は、本発明の実施例5に係る受付判定システムおよびトラヒック制御システムの構成図である。
本実施例においては、ユーザ網におけるターミナル装置TEからの帯域要求がサービス制御サーバSSを経由し、帯域管理サーバSに送られ、アクセス網およびコア網によって構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものとする。ただし、ターミナル装置TEは、端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンパケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
また、ユーザ網におけるターミナル装置TEは、帯域要求時にトークンレートrkの申告をサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに行う手段3(TEからサーバス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに延長する矢印)を有する。
また、帯域管理サーバSにおける受付判定部S1は、セッションフロー識別情報(送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号)によりセッションフローkが経由するリンクijの集合を計算し、申告されたトークンレートrkを用いて、式(23)による受付判定を行う手段4(受付判定部S一の一部を構成する部分)を有する。
また、帯域管理サーバSにおける監視制御部S2は、受付可の場合、申告されたトークンレートrkと、式(22)でバケットサイズσkを計算し、UNIトラヒック規定値とする手段6(監視制御部S2からゲートウェイルータGWに向う矢印)を有する。
また、ゲートウェイルータGWに対して当該セッションフローの平均制限帯域=トークンレートrk,平均バーストサイズ=バケットサイズσkとして、転送トラヒック量を監視し、この監視流量内トラヒックのみをサービス提供網Nに透過させるようトラヒック制御を行う手段7(帯域管理サーバSからサービス制御サーバSSを経由してUNIに延長する矢印)を有する。
また、帯域管理サーバSにおける受付判定部S1は、受付可の場合、サービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対してサービス受付許可通知を行う手段8(受付判定部S1の一部を構成する部分)を有する。
また、本発明では、IP電話サービス、映像コミュニケーションサービス、ストリーミング配信等、の要求品質が厳しいサービスをアプリケーションとして利用することができ、上記課題を解決する。従って、本発明はこれらアプリケーションに固有の技術、プロトコルによりその有効性が限定されるものではない。
さらに、本発明では、サービス制御を行うためのプロトコルとして、HTTP、SIP、H.323等があるが、これらのシグナリングにより、その有効性が限定されるものではない。
σ:セッションフローのバケットサイズを表すトークンバケットパラメータ
P:セッションフローのピークレートを表すトークンバケットパラメータ
T0N:セッションが極値ON/OFF過程に従ってピークレートPでパケットを送出する期間の長さ
Toff:セッションが極値ON/OFF過程に従ってパケットを送出しない期間の長さ
b:ネットワークノードが出力リンク用に割り当てているバッファ容量
c:ネットワークノードからの出力リンクの帯域
Don:仮想キューイングシステムにおけるbusy期間長
Doff:仮想キューイングシステムにおけるidle期間長
rk,σk,Pk:特定のセッションフローkのトークンバケットパラメータ
Cij:ノードiからノードjへ至るリンクijのリンク帯域
Bij:ノードiからノードjへ至るリンクijに対して、ノードiの出力インターフェースに用意されるバッファ容量
Dij:ノードiからノードjに至るリンクijに対して、ノードiの出力インターフェースで発生する最大遅延時間
ck:セッションフローkに割り当てられる仮想帯域
bk:セッションフローkに割り当てられる仮想バッファ容量
ek,ij:リンクij上でセッションフローkに割り当てられる実効帯域
Dmin:ネットワーク上の全ノードで統一的に用いられる許容遅延時間
ek:セッションフローkに割り当てられるネットワーク上で統一的な実効帯域
S(n,O):ノードnから他ノードへ至るリンクの集合
S(n,I):他ノードからノードnへ至るリンクの集合
L(N):N回目の手順において、あるノードに着目したときの集線効果がなく、受付判定の必要のないリンクの集合
Claims (8)
- コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定し、UNI間品質保証を提供するサービス提供網の受付判定方法において、
帯域管理サーバが、該帯域管理サーバ内のリソースデータベースにアクセスして、前記サービス提供網内の各転送ノードの接続情報、リンクリソース情報(ノードiからノードjへのリンクijにおけるリンク帯域Cij、バッファ量Bij)を読み取る手順と、
前記帯域管理サーバが、該帯域管理サーバ内の受付判定部の演算回路を動作して演算することで、各セッションフローkへ割り当てる実効帯域ek,ijを経路を構成するリンクijに依存することなく、前記サービス提供網内で共通した値ekとする手順と、
前記受付判定部の演算回路で、前記リンク帯域Cijと全セッションフローの実効帯域Σkekを比較演算し、演算結果により前記ユーザ網内装置から要求されたセッションフローの受付可否を判定する手順と
を有することを特徴とするセッションフローごとの受付判定方法。 - コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定し、UNI間品質保証を提供するサービス提供網の受付判定方法において、
帯域管理サーバが、該帯域管理サーバ内のリソースデータベースにアクセスして、前記サービス提供網内の各転送ノードの接続情報、リンク帯域Cijおよびバッファ量Bijを含むリンクリソース情報を読み取る手順と、
該帯域管理サーバ内の受付判定部の演算回路を動作して演算することで、前記リンク帯域Cijと前記ユーザ網内装置から要求されるセッションフローkごとのトークンレートrkの積み上げ計算値Σkrkを比較して、要求されたセッションフローの受付可否を判定する手順と、
前記演算回路での演算の結果、受付が可能と判定されたとき、セッションフローkごとのバケットサイズを前記サービス提供網側で計算し、計算した結果のバケットサイズをUNIトラヒック規定値と決定する手順と
を有することを特徴とするセッションフローごとの受付判定方法。 - コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定し、UNI間品質保証を提供するサービス提供網のトラヒック制御方法において、
帯域管理サーバ内の監視制御部は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のセッションフローごとの受付判定方法における受付判定部が、前記帯域管理サーバによって動作させられて、各セッションフローkへ割り当てる実効帯域ek,ijを経路を構成するリンクijに依存することなく、前記サービス提供網内で共通した値ekとし、前記リンク帯域Cijと全セッションフローの実効帯域Σkekを比較演算し、演算結果により前記ユーザ網内装置から要求されたセッションフローの受付を可と判定した場合、申告されたトークンレートrk,計算済みのバケットサイズσkのパラメータを用いて、前記サービス提供網がセッションフローごとに(平均制限帯域)=(トークンレート)、(平均バーストサイズ)=(バケットサイズ)として転送トラヒック量を監視し、監視流量内のトラヒックのみを前記サービス提供網内に透過させることを特徴とするトラヒック制御方法。 - コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定し、UNI間品質保証を提供するサービス提供網のトラヒック制御システムにおいて、
帯域管理サーバは、
サービス提供網内の各転送ノードの接続情報、リンクリソース情報(ノードiからノードjへのリンクijにおけるリンク帯域Cij、バッファ量Bij)を把握する手段を有するリソースDBと、
請求項1から請求項5のいずれかに記載のセッションフローごとの受付判定方法における受付判定部と、
該受付判定部が、前記帯域管理サーバによって動作させられて、各セッションフローkへ割り当てる実効帯域ek,ijを経路を構成するリンクijに依存することなく、前記サービス提供網内で共通した値ekとし、前記リンク帯域Cijと全セッションフローの実効帯域Σkekを比較演算し、演算結果により前記ユーザ網内装置から要求されたセッションフローの受付を可と判定した場合、セッションフローkごとに(平均制限帯域)=(トークンレート),(平均バーストサイズ)=(バケットサイズ)として転送トラヒック量を監視し、監視流量内トラヒックのみを前記サービス提供網に透過させるようにトラヒック制御を行う手段を備えた監視制御部とを有することを特徴とするトラヒック制御システム。 - コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定し、UNI間品質保証を提供するサービス提供網の受付判定システムにおいて、
帯域管理サーバは、
サービス提供網内の各転送ノードの接続情報、リンクリソース情報(ノードiからノードjへのリンクijにおけるリンク帯域Cij、バッファ量Bij)を把握する手段、および、各セッションフローkへの割り当てる実効帯域ekを経路を構成するリンクijに依存せず網内で共通した値ekとする手段を備えたリソースDBと、
リンク帯域Cijと全セッションフローの実効帯域Σkekを比較して、要求されたセッションフローの受付判定を行う受付判定部とを有することを特徴とする受付判定システム。
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JP2005040024A JP4346032B2 (ja) | 2005-02-17 | 2005-02-17 | 品質保証サービスを実現する受付判定方法とトラヒック制御方法およびそのシステム |
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