JP2006229516A - 品質保証サービスを実現する受付判定方法とトラヒック制御方法およびそのシステム - Google Patents

品質保証サービスを実現する受付判定方法とトラヒック制御方法およびそのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】受付判定として、従来の実効帯域eを用いて行う判定よりも安全側となり、論理的パケットロスをゼロのままとして、スケーラビリティを向上させ、収容効率を最大とした受付判定を可能とする。
【解決手段】ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定を行い、UNI間品質保証を提供するサービス提供網の受付判定方法であり、各転送ノードの接続情報、リンクリソースを把握する手順(201)、各セッションフローkへ割り当てる実効帯域を経由するリンクijに依存せず網内で共通した値eとする手順(Dminを計算する手順からeを計算)(204)、リンク帯域Cijと全セッションフローの実効帯域合計値Σeを比較して受付可否を判定する手順(206〜208)と、σ=rminの関係式を用いて上記受付可否を判定する手順を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、UNI(User−Network Interface)間の品質保証サービスを提供するための品質保証サービスを実現する受付判定方法およびトラヒック制御方法、ならびにそのシステムに関する。
ブロードバンド回線が低価格でユーザに提供されるようになり、インターネットは急激に普及してきている。それに伴って、様々なサービスがインターネットを介して提供されるようになり、その通信品質が重要視されるようになっている。特に、リアルタイムな映像、音声サービスに対してはネットワーク上におけるデータ転送品質が大きく影響するが、インターネットでは、そのデータ転送品質を保証する仕組みがないため、従来では、IP閉域網としてネットワークを構築し、データ転送品質を保証する技術と組み合わせて品質保証型のサービスを提供することが検討されている。
IP網においては、データ転送品質を保証するサービスモデルとして、主にIETF(Internet Engineering Taskforce)(標準化団体)で検討されたIntservとDiffservに分けられる。
Intservは、ネットワーク経路上の帯域を確保した上で、その確保した品質に応じたサービスを受けるモデルである。Intservモデルでは、end−to−endでネットワーク経路上の帯域を予約するプロトコルであるRSVP(Resource Reservation Protocol)を用いて、遅延、パケット損失率を厳密に保証するサービスクラス(Guaranteed Service)か、優先サービスクラス(Controlled−load Service)を提供する。
RSVPリクエストはネットワーク内の各転送ノードによりフォワーディングされ、リクエストを受ける転送ノードは管理する帯域情報をもとにリクエストされるサービスが提供可能か否かを判断し、提供可能な場合にはend−to−endで帯域を確保し、コネクションを確立させる。RSVPリクエストはトークンバケットモデルに従ったトラヒック規定を含んでおり、トークンバケットパラメータに従った帯域確保を行なう。
しかしながら、品質保証型のサービスを提供するためには、RSVPを用いたIntservでは、ネットワーク転送ノードにおいて、RSVPに関連する情報を全てリアルタイムに管理し、かつパケット転送を行う必要があるため、統一された受付判定を行わなければならないという課題と、サービスプロバイダはネットワーク内のリソースに応じて提供できる転送品質を規定し、これを監視しなければならないという課題がある(例えば、S.Shenker,and J.Wroclawski,“General Characterization Parameters for Integrated Service Network Elements,”Internet Engineering Task Force RFC2215,Sep.1997(pp.7〜pp.11)(非特許文献1参照)、J.Wroclawski,“Specification of the Controlled−Load Network Element Service,”Internet Engineering Task Force,RFC2211,Sep.1997(pp.2〜pp.4)(非特許文献2参照)。および、S.Shenker C.Partridge,and R. Guerin,“Specification of Guaranteed Quality of Service,”Internet Engineering Task Force,RFC2212,Sep.1997(pp.3〜pp.4)(非特許文献3参照))。
一方、Diffservは、ネットワーク内において転送パケットにマーキングすることにより、クラス分けを行い、ネットワーク転送ノードにおけるパケットスケジューリングにより、クラスごとの転送品質の差異化を行なうモデルである。Diffservモデルでは、規定されたPHB(Per−Hop Behavior)により各ネットワーク転送ノードでの転送品質が確保される。サービスクラスに対応するPHBは完全優先であるEF(Expedited Forwarding)、最低帯域保証であるAF(Assured Forwarding)が規定されており、市販のネットワーク転送ノードにも実装が進んでいる。
Diffservでは、ネットワーク転送ノードごとの転送品質を差異化し、各転送ノードでの制御のみを規定するだけであるため、Intservにおけるスケールしないという課題を解決する。しかしながら、品質保証型のサービスを提供するためには、サービス提供網内で統一された利用帯域に関する受付判定を行わなければならないという課題と、サービスプロバイダはネットワーク内のリソースに応じて提供できる転送品質を規定し、これを監視しなければならないという課題は、依然として残っている(例えば、S.Blake,D.Black,M.Carlson, and E.Davies, Z.Wang,W.Weiss“An Architecture for Differentiated Service,”Internet Engineering Task Force,RFC 2475,Dec.1998(pp.8〜pp.11)または(pp.20〜pp.24)(非特許文献4参照)。B.Davie,A.Charny, J.C.R.Bennett,K.Benson,J.Y.LeBoudec,W.Courtney,S.Davari,V.Firoiu,and D.Stiliadis,“An Expedited Forwarding PHB(Per−Hop Behavior),”Internet Engineering Task Force,RFC3246,Mar.2002(pp.2−pp.8)(非特許文献5参照)。
J.Heinanen,F.Baker,W.Weiss.and J.Wroclawski,“Assured Forwarding PHB Group,”InternetEngineering Task Force,RFC2597,Jun 1999(pp.2−pp.3)(非特許文献6参照)。)
サービス提供品質の規定に関してはITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication remmendation)において、サービス品質を規定するためのパラメータ定義、転送品質クラス規定、サービスモデルが勧告化されている。しかしながら、ITU−T勧告Y.1541における規定された転送品質をY.1221におけるサービスモデルで実現する方法に関しては、検討されておらず、サービスプロバイダはネットワーク内のリソースに応じて提供できる転送品質を規定し、これを監視しなければならないという課題が依然として残る(例えば、ITU−T勧告Y.1541(pp.5−pp.6)(非特許文献7参照)。ITU−T勧告Y.1221(pp.6−pp.7)(非特許文献8参照)。)。
利用帯域に関する受付判定モデルとしては、トークンバケットパラメータに従ったネットワークへの入力トラヒックに対して受付判定を行う,仮想バッファ/トランクモデルがある。仮想バッファ/トランクモデルでは、トークンバケットモデルに従ったトラヒックの最悪条件をON/OFFトラヒックとしてモデル化し、申告帯域に対して、比例したバッファ量を仮想的に割り当てることによって、ネットワーク帯域を管理する帯域管理サーバによる各ネットワーク転送ノードのバッファ量を考慮した実効帯域(Effective Bandwidth)の積み上げ管理を以下の考え方に基づいて行い、論理的パケット損失率ゼロの受付判定を行う。
(トークンバケットから送出されるトラヒックの最悪条件)
トークンバケットで規定されるトラヒックに関しては、図3に示す極値ON/OFF過程(Tonの期間はピークレートPでパケットを送出し、Toffの期間はパケットを送出しない)が最悪条件と考えられる。すなわち、極値ON/OFF過程はトークンバケットから送出されるトラヒックパターンの中では、ネットワークに対して最も負荷が大きく、極値ON/OFF過程でのトラヒックパターンの受付判定で、論理的パケットロス率がゼロである条件を満足すれば、そのほかのトラヒックパターンにおいても論理的パケットロス率がゼロである条件を十分満足する。時刻0からtまでの間にトークンバケットから送出されるトラヒック量Ω(t)とトークンバケットパラメータ(トークンレートr,バケットサイズσ,ピークレートP)、およびTon,Toffの関係は図4に示すように表わすことができ、図1、図2の関係から極値ON/OFF過程におけるTon,Toffはトークンバケットパラメータで表わすことができ、次式(1)(2)で表わされる。
Figure 2006229516
Figure 2006229516
(極値ON/OFF過程トラヒックが使用するリソース量(b,c)の特性)
図5に示すように、トークンバケットから送出された1本のセッションフローが確定的なキューイングシステムにおいてサービスされることを考える。
v(t)を時刻tにおけるバッファ量,bを使用するバッファ量の最大値,u(t)を時刻tにおける利用帯域,cを利用可能な最大帯域とする。図6に示す“キューイングシステムのバッファ量と滞留している時間”と“キューイングシステムにおいて利用している帯域とその時間”との関係に着目すると、このキューイングシステムサービス窓口でのbusy period Donとidle period Doffとの関係は、次式(3)(4)で表わされる。
Figure 2006229516
Figure 2006229516
以上の表現を用いてキューイングシステムにおけるbusy periodである時間の割合を(3),(4)式を用いて表わすと、次式(5)が成立する。
Figure 2006229516
さらに、上式(5)を変形すると、
Figure 2006229516
が成り立つ。
(仮想バッファ/トランクモデル)
今、トークンバケットパラメータ(r,σ,P)を持つセッションフローk(k=1,2,・・,k)がリソース(バッファ量Bij,リンク帯域Cij)を持つノードiからノードjへ至るリンクijに多重されることを考える。このとき、図7に示すように各セッションフローkに対してリンク帯域c(r≦c≦P)を仮想的に割り当てることを考える。ただし、仮想リソースの総量はリンク帯域Cを上回らないようにする。すなわち、
Figure 2006229516
このとき、セッションフローkが使用する仮想的なバッファリソースの最大値bは、上式(6)の結果を用いて、
Figure 2006229516
と表わすことができる。
実際のバッファ使用量の最大値bは、仮想バッファ使用量の和Σbを上回ることはないので、次式(9)が成り立てば、論理的なパケットロスがゼロになる。
Figure 2006229516
言い換えると、上式(8)を満たすK組の仮想リソース(b,c)に対して、上式(7)および上式(9)が成り立てば、当該リンクにおける論理的なパケットロスはゼロになる。
この方式では、一般的にバッファ量とリンク帯域という2種類のリソース使用量を管理しなければならないが、(b,c)が下式(10)を満たせば、バッファ使用量=リンク使用帯域となるため、どちらか一つのリソース管理を行うだけでよい。
Figure 2006229516
この場合、上式(8)および上式(10)から仮想リンク帯域cは、下式(11)となる。
Figure 2006229516
上式(11)で与えられたcを、セッションフローkのリンクijにおける実効帯域eijとすれば、この実効帯域eijはセッションフローkを各ノードのIFにおいて論理的パケットロスがゼロの状態で多重し、積み上げ計算することができる帯域値である。
しかしながら、サービス提供網内のリソース(バッファ量Bij,リンク帯域Cij)をあらかじめ見積もる必要があるという課題と、実効帯域eijはトークンバケットパラメータに依存し、さらにサービス提供網において経由する全てのリンクにおけるリンク帯域とバッファ量に依存するため、実効帯域eijを積み上げ帯域として受付判定を行う仮想バッファ/トランクモデルは、論理的パケットロスをゼロにすることはできるが、各リンクごとに実効帯域eijを計算するためスケールしないという課題と、申告されるトークンバケットパラメータ(r,σ,P)の組み合わせによっては、実効帯域eijが極端に大きくなり、サービス提供網における収容率が下がるという課題と、トークンバケットパラメータ(r,σ,P)の全てを自由に指定することを許可するため、パラメータ数が多く、管理が煩雑になるという課題とがある(例えば、A.Elwalid,D.Mitra,and R.H.Wentworth,“A New Approach for Allocating Buffers and Bandwidth to Hetrogeneous,Regulated Traffic in an ATM node,”IEEE Journal on Selected Areas in Communications,13(6):1115−1127,Aug.1995.(非特許文献9参照))。
IntservまたはDiffservまたはITU−T勧告Y.1221サービスモデルに仮想バッファ/トランクモデルを適用することにより、Intserv,Diffservのサービス提供網内で統一された受付判定を行なわなければならないという課題は、解決可能である。
しかしながら、品質保証型のサービスを提供するためには、仮想バッファ/トランクモデルにおける課題が残っており、さらに、Intserv,Diffserv,ITU−T勧告Y.1221における,サービスプロバイダはネットワーク内のリソースに応じて提供できる転送品質を規定し、これを監視しなければならないという課題が依然として残る。
S.Shenker,and J.Wroclawski,"General Characterization Parameters for Integrated Service Network Elements,"Internet Engineering Task Force RFC2215,Sep.1997(pp.7〜pp.11) J.Wroclawski,"Specification of the Controlled−Load Network Element Service,"Internet Engineering Task Force,RFC2211,Sep.1997(pp.2〜pp.4) S.Shenker C.Partridge,and R. Guerin,"Specification of Guaranteed Quality of Service,"Internet Engineering Task Force,RFC2212,Sep.1997(pp.3〜pp.4) S.Blake,D.Black,M.Carlson, and E.Davies, Z.Wang,W.Weiss"An Architecture for Differentiated Service,"Internet Engineering Task Force,RFC 2475,Dec.1998(pp.8〜pp.11)または(pp.20〜pp.24)。 B.Davie,A.Charny, J.C.R.Bennett,K.Benson,J.Y.LeBoudec,W.Courtney,S.Davari,V.Firoiu,and D.Stiliadis,"An Expedited Forwarding PHB(Per−Hop Behavior),"Internet Engineering Task Force,RFC3246,Mar.2002(pp.2−pp.8)。 J.Heinanen,F.Baker,W.Weiss.and J.Wroclawski,"Assured Forwarding PHB Group,"InternetEngineering Task Force,RFC2597,Jun 1999(pp.2−pp.3) ITU−T勧告Y.1541(pp.5−pp.6) ITU−T勧告Y.1221(pp.6−pp.7) A.Elwalid,D.Mitra,and R.H.Wentworth,"A New Approach for Allocating Buffers and Bandwidth to Hetrogeneous,Regulated Traffic in an ATM node,"IEEE Journal on Selected Areas in Communications,13(6):1115−1127,Aug.1995.
前述のように、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデル(リーキーバケットモデル)によりUNIトラヒック規定し、UNI間品質保証を提供するサービス提供網において、1)仮想バッファ/トランクモデルの、あらかじめサービス提供網内の各ネットワーク転送ノードのリンクにおけるバッファ量を見積もる必要があるという課題があり、また、2)サービス提供網では、ネットワーク内の各リンクごとに実効帯域を計算する必要があるため、スケールしないという課題があり、また、3)ユーザが帯域要求時にトークンバケットパラメータである,トークンレート、バーストサイズ、ピークレートを全て自由に指定することを許可するため、サービス提供網における収容率が上がらないという課題があり、また、4)帯域要求時のサービス提供網側でのパラメータ管理が煩雑になるという課題があった。
(目的)
本発明の目的は、上記1)〜4)の課題を解決し、従来の品質保証型サービスモデルである,Intserv,Diffserv,ITU−T勧告Y.1221におけるサービスプロバイダはネットワーク内のリソースに応じて提供できる転送品質を規定し、これを監視しなければならないという課題を解決することが可能な品質保証サービスを実現する受付判定方法およびトラヒック制御方法、ならびにそのシステムを提供することにある。
図1は、本発明による品質保証サービスを実現する受付判定システムの基本構成図であり、図2は本発明において、集線を行わないリンクを受付判定対象外とすることの説明図である。
本発明のサービス提供網の受付判定システムは、図1に示すユーザからの帯域要求に対して受付を行う帯域管理サーバSと、帯域管理サーバSに帯域要求やパラメータを送信する際の仲介をするサービス制御サーバSSと、ゲートウェイルータGWと、コアルータRで構成されたサービス提供網Nに、ユーザ網U1,U2におけるターミナル装置(ただし、ターミナル装置は端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指す)TEから流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデル(リーキーバケットモデル)によりUNIトラヒック規定し、UNI間品質保証を提供する。なお、図1において、Nはサービス提供網N、U1,U2はユーザ網である。ユーザ網U1,U2のターミナル装置TEから帯域管理サーバSに対して帯域要求が行われると、それに応じてサーバSから回答がターミナル装置TEに回答が送られる。
帯域管理サーバSは、コンピュータ制御により該帯域管理サーバ内のリソースデータベースにおけるサービス提供網N内の各転送ノードの接続情報、リンクリソース情報(ノードiからノードjへのリンクijにおけるリンク帯域Cij、バッファ網Bij)を管理し、また、帯域管理サーバSは、該帯域管理サーバ内のリソースデータベースまたは受付判定部の演算回路を動作して種々の演算を実行する。
(請求項1,3について)
本発明のサービス提供網の帯域管理サーバでは、SNMP(Simple Network Management Protocol)、COPS等のネットワーク管理プロトコルまたはポリシー管理プロトコル等の手段により、サービス提供網内の各転送ノードにおけるIFの接続情報、リンク帯域、IFにおけるバッファ量を取得、または設定を行う。さらに、取得、設定した(Cij,Bij)の値を用いて以下の各リンクijでの許容遅延量Dijを計算する。
Figure 2006229516
ijは、サービス提供網内の各IFのリンク帯域、バッファ量に依存した値であるため、この値を含んでいる従来の式(11)における実効帯域eijは各リンクごとに異なった値となり、受付判定を行うためには、各リンクごとに積み上げ帯域を計算しなくてはならない。
ここで、本発明では、論理的パケットロスをゼロとする条件を変えずに、実効帯域eijをリンクごとのリソース量により変化しない実効帯域を求める。そのためには、単純にDijを変化させたときの実効帯域eijの最大値を実効帯域とみなすことで安全側の判定となり、論理的パケットロスをゼロとする条件は変わらない。この場合、式(11)からDijの最小値を用いることになる。ただし、サービス提供網のリンクの中には、ネットワークの構成上集線をしないために転送待ちが発生せず、受付判定を必要としないリンクも存在する。そのようなリンクでは、通常、Dijの値は小さく、そのため単純にDijの最小値をとると、そのような受付判定の対象とならないリンクを選んでしまい、収容効率が必要以上に悪くなってしまう。そこで、Dijの最小値を計算する際のリンクの集合を以下の方法で計算する。
サービス提供網内の全てのリンクの集合Aの中で、転送ノードnに直接接続されているリンクでノードnより他ノードに至るリンクの集合をS(n,O)、他ノードよりノードnに至るリンクの集合をS(n,I)とする。このとき、一回目の手順として、以下の条件を満たすリンクの集合を求める。
Figure 2006229516
L(1)に含まれるリンクijは、例えば、図2に示されるリンク34のように、集線を行っていないリンクであり、ノードiにおける出力バッファでの待ち合わせによる遅延は発生しない。従って、リンクijは受付判定の対象ではないので、S(i,O)から除外する。すなわち、
Figure 2006229516
とする。
さらに、リンクijによりノードjへ至るトラヒックの最大帯域をCijとみなすのは過大であり、実際には、Σhi∈S(i,I)−{ji}hiで抑えられるため、ノードjに至るリンクの集合からリンクijを除外し、代わりにS(i,I)−{ji}に含まれるリンクを加える。すなわち、下式(15)とする。
Figure 2006229516
上式(14),(15)による変更を上式(13)に含まれるリンク全てについて行い、集合S(n,O),S(n,I)の変更を行った後、新たに2回目の手順としてL(2)={ij|Cij≧Σ{hi}∈S(i,I)−{ji}hi}を求める。以後、同様の処理を、除かれるリンクがなくなるまで、すなわちN回目の手順としてL(N)=φとなるまで繰り返す。
ここでは、最終的に求められたサービス提供網内のリンクの集合を次式(16)とし、
Figure 2006229516
次の最小値を計算する。
Figure 2006229516
以上に計算されたDminは、受付判定の対象となるリンクにおけるDijの中で最小となるため、サービス提供網内で統一的な値として用いる。この値を用いた次式(18)の実効帯域を計算し、
Figure 2006229516
をセッションフローk(トークンレートr,バケットサイズσ,ピークレートP)に対するサービス提供網における統一的な受付判定を行う際の実効帯域とする。eを用いて積み上げ計算を行い、以下の受付判定を行う。
セッションフローkが経由するリンクijにおける受付判定
Figure 2006229516
この受付判定は、従来の実効帯域eijを用いた受付判定よりも安全側の判定となるため、論理的パケットロスがゼロである条件は変わらない上に、スケーラビリティの阻害要因の一つであるリンクごとの実効帯域の再計算を回避することができる。
(請求項2,4,5について)
さらに、収容効率を考えると、上式(19)で計算されるeはトークンレートrよりも大きく、ピークレートPよりも小さい値であるため、e=rとなる場合が一番収容効率が良い。従って、次式(20)となる。
Figure 2006229516
このときの式(20)中のDminは、式(13)〜式(16)の手順を実施しなくてもよく、サービス提供網内の全てのリンク集合{ij}において以下の単純な最小値を用いてもよい。
Figure 2006229516
上式(20)を計算すると、
Figure 2006229516
となる。
従って、セッションフローkのパラメータσ,rおよびネットワークリソース量(Cij,Bij)から計算された固定値Dminが式(20)を満たすとき、セッションフローkの実効帯域はトークンレートrに等しくなる。
上式(21)は、セッションフローのトークンパラメータが任意の値を取り得る場合には必ずしも成り立たないが、UNIでセッションフローkのトークンバケットパラメータに関して規定できるのであれば、上式(20)を満たすように(バーストサイズσを規定するように)することで収容効率を最大化することができる。具体的な手続きとしては、以下に述べる通りである。
サービス提供条件のUNIトラヒック規定として、セッションフロー接続要求時にフロー識別情報(送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号)に加え、トークンレートrをユーザ網装置からサービス提供網側の帯域管理サーバへ申告し、バケットサイズσは式(21)によりサービス提供網側の帯域管理サーバにおいて自動的に計算する。さらに、ピークレートはユーザ網に接続される物理回線帯域とし、帯域管理サーバでは、帯域要求時にはフロー識別情報からセッションフローが経由するリンクijの集合を計算し、トークンレートrの積み上げ計算により、以下の受付判定を行う。
セッションフローkが経由するリンクijにおける受付判定
Figure 2006229516
式(23)による受付判定は式(22)の条件付きであるため、受付可の場合には、ユーザ網装置に式(22)によるバケットサイズσを通知する必要がある。
(請求項6,7について)
さらに、UNIトラヒック規定をサービス提供網側で監視する場合、帯域管理サーバは受け付けたセッションフローに対しては、申告されるセッションフロー識別情報と、トークンレートr,式(21)で計算されるバケットサイズσを用いて、サービス提供網において(セッションフローkの平均制限帯域)=(トークンレートr),(平均バーストサイズ)=(バケットサイズσ)として転送トラヒック流量を監視し、監視流量内のトラヒックのみをサービス提供網内に透過させるようにトラヒック制御を行う。
(請求項2,4,5について)
本発明によるサービス提供条件のUNIトラヒック規定をまとめると、以下のようになる。
1)トークンレートr:ユーザ網から、サービス提供網へ申告
2)バケットサイズσ:式(22)により、サービス提供網において計算
3)ピークレートP:物理回線帯域(リンク帯域)
ここで、図2の説明を行う。
図の1から6は図1に示したサービス提供網N内のゲートウェイルータ(GW)あるいはコアルータR)のいずれかに相当する。図1のネットワークではルータ3,4に着目したリンク集合として、S(3,I)はルータ3に入力する方向のリンク集合を示しており、この集合における各リンク帯域C13,C23,C43とC34を比較すると、式13より10Gbps>1Gbps+1Gbpsであるので、L(1)={34}となる。これは集線を行なっていないリンクであるため、全てのリンク集合の中から除外できる。従って、式(14)より、S(3,O):={31,32}であり、式(15)よりS(4,I):={13,23,54,64}である。
一方、ルータ4に着目して同様に考えると、各リンク帯域C54,C64,C34とC43を比較すると式(13)より、10Gbps<10Gbps+10Gbpsであるので、L(1)=Φとなり、従って、ルータ3,4に着目したときのL(1)は、L(1)={34}となる。
同様に、2回目の手順を考えるとL(2)=Φであり、手続きは終了する。
このとき、式(16)からS(2)={31,32,43,45,46}であるから、Dmin〔B31/C31,B32/C32,B43/C43,B45/C45,B46/C46〕となる。
本発明によれば、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデル(リーキーバケットモデル)によりUNIトラヒック規定し、UNI間品質保証を提供するサービス提供網における受付判定方法とトラヒック制御方法およびシステムにおいて、以下の(課題1)〜(課題5)を解決することができる。
(課題1)帯域要求を受け付ける帯域管理サーバにおいて、セッションフローkの実効帯域eを計算すると、このeはリンクijには依存しない値となり、実効帯域eを用いて、受付判定を行えば、同一セッションフローに対する実効帯域のリンクごとの計算を省略でき、e≧ek,ijとなり、受付判定としては従来のek,ijを用いて行う判定よりも、安全側となるため、論理的パケットロスを依然としてゼロのままとしている。
従って、本発明における帯域管理サーバにおいて自動的にこのeを計算し、積み上げ管理し、受付判定をすることにより、論理的ロスゼロという転送品質を確保しながら、従来のあらかじめサービス提供網内の各転送ノードのリンクにおけるバッファを見積もる必要があるという課題と、サービス提供網ではネットワーク内の各リンクごとに実効帯域を計算する必要があるためスケールしないという課題を、解決する。
(課題2)さらに、上記実効帯域eとトークンレートrを等しくし、トークンバケットパラメータに関する関係式を見出すことにより、論理的ロスゼロという転送品質を確保しながら、トークンレートrによる帯域積み上げ計算が可能になり、収容効率を最大とした受付判定が可能となる。これにより、サービス提供網における収容率が上がらないという課題を解決することができる。
(課題3)サービス提供条件としては、UNIトラヒック規定として、トークンレートrはユーザ網装置からネットワーク側の帯域管理サーバへ申告することとし、バケットサイズσは申告されたrをもとに式(22)によりサービス提供網側で計算され、さらにピークレートPはユーザ網に接続される物理回線帯域とすることにより、帯域要求ごとに申告するパラメータはトークンレートのみとなり、帯域要求時のパラメータ管理が煩雑になるという課題を解決できる。
(課題4)また、UNIトラヒック規定におけるDminはサービス提供網内のリソース量に応じて計算、規定する値であり、論理的ロスゼロという転送品質を確保しながら、1hopでの許容遅延量をDminとする転送品質を規定しており、サービス提供網においてプロバイダはネットワーク内のリソースに応じて提供できる転送品質を規定しなければならないという課題を解決することができる。
(課題5)このとき、トークンレートrとバケットサイズσを用いてセッションフローkごとの転送トラヒック流量をサービス提供網側で監視し、監視流量内のトラヒックのみをサービス提供網内に透過させるようにトラヒック制御を行うことにより、転送品質を監視しなければならないという課題を解決することができる。
以下、本発明の実施例を図面により詳細に説明する。
(実施例1)
図8は、本発明の実施例1に係る受付判定方法の動作フローチャートである。
実施例1においては、ユーザ網におけるTE(ターミナル装置)からの帯域要求がサービス制御サーバを経由し、帯域管理サーバSに送信され、アクセス網およびコア網により構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものとする。ただし、ターミナル装置TEは端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンバケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
受付判定部、監視制御部、リソースDBにより構成される帯域管理サーバにおいて、リソースDBはサービス提供網N内のゲートウェイルータGWおよびコアルータRの各リンクijにおけるリンク帯域Cijとバッファ量BijをSNMP,COPS等のネットワーク管理プロトコルまたはポリシー管理プロトコル等の手段を用いて、取得あるいは設定を行い、リンクが2重化等が行われている場合でも、論理的に1リンクとしてみなせる場合には、合計のリンク帯域をCij、合計のバッファ網をBijとし、同様に取得、設定を行い、アクセス網においても、コア網と同様に取得、設定を行う(ステップ201)。
帯域管理サーバSにおけるリソースDBは、取得、設定したリンク帯域Cijとリンク集合S(n,I),S(n,O)の情報を元に、条件式(13)〜(15)の計算を繰り返し行い、この条件を適用しても、リンクの集合L(N)が全て空集合になるまで条件適用を行い、式(16)によりS(N)を決定する(ステップ202,203)。
帯域管理サーバSにおけるリソースDBは、式(17)により許容遅延量Dminの計算を行う(ステップ204)。
ユーザ網U1,U2におけるターミナル装置TEは、帯域要求時にトークンバケットパラメータ(r,σ,P)の申告をサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに行う(ステップ205)。
帯域管理サーバSにおける受付判定部は、セッションフロー識別情報(送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号)によりセッションフローkが経由するリンクijの集合を計算し、申告されたトークンバケットパラメータ(r,σ,P)を用いて、実効帯域eを計算し、式(19)による受付判定を行い(ステップ206)、受付許可の場合には、受付許可通知をサービス制御サーバを経由してターミナル装置TEに対して行い(ステップ207)、受付不可の場合には、受付拒否通知をターミナル装置TEに対して行う(ステップ208)。
(実施例2)
図9は、本発明の実施例2に係る品質保証サービスを実現する受付判定方法の動作フローチャートである。
本実施例2においては、図1に示すように、ユーザ網におけるターミナル装置TEからの帯域要求がサービス制御サーバSSを経由し、帯域管理サーバSに送られ、アクセス網およびコア網によって構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものである。ただし、ターミナル装置は端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンバケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
受付判定部、監視制御部、リソースDBにより構成される帯域管理サーバSにおいて、リソースDBはサービス提供網NのゲートウェイルータGWおよびコアルータRの各リンクijにおけるリンク帯域Cijとバッファ量BijをSNMP,COPS等のネットワーク管理プロトコルまたはポリシー管理プロトコル等の手段を用いて、取得、あるいは設定を行い、リンクが2重化等が行われている場合でも、論理的に1リンクとしてみなせる場合には、合計のリンク帯域をCij、合計のバッファ量をBijとし、同様に取得、設定を行い、アクセス網においても、コア網と同様に取得、設定を行う(ステップ301)。
帯域管理サーバSにおけるリソースDBは、取得、設定したリンク帯域Cijとバッファ量Bijの値を元に、式(21)のDminを計算する(ステップ302)。
ユーザ網U1,2におけるターミナル装置TEは、帯域要求時にトークンレートrの申告をサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに行う(ステップ303)。
帯域管理サーバにおける受付判定部は、セッションフロー識別情報(送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号)によりセッションフローkが経由するリンクijの集合を計算し、申告されたトークンレートrを用いて、式(23)による受付判定を行い(ステップ304)、受付不可の場合には、受付拒否通知をサービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対して行う(ステップ305)。
帯域管理サーバSにおける監視制御部は、受付可の場合には、申告されたトークンレートrと、式(22)でバケットサイズσを計算し、これをUNIトラヒック規定値とし(ステップ306)、サービス制御サーバSSを経由して、ターミナル装置TEに対してサービス受付許可通知を行い、バケットサイズσを通知する(ステップ307)。
(実施例3)
図10は、本発明の実施例3に係る品質保証サービスを実現する受付判定方法およびトラヒック制御方法の動作フローチャートである。
本実施例3においては、図1に示すように、ユーザ網U1,U2におけるターミナル装置TEからの帯域要求がサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに送られ、アクセス網およびコア網により構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものとする。ただし、ターミナル装置TEは、端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンバケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
受付判定部、監視制御部、リソースDBにより構成される帯域管理サーバSにおいて、リソースDBはサービス提供網N内のゲートウェイルータGWおよびコアルータRの各リンクijにおけるリンク帯域Cijとバッファ量BijをSNMP,COPS等のネットワーク管理プロトコルまたはポリシー管理プロトコル等の手段を用いて、取得、あるいは設定を行い、リンクが2重化等が行われている場合でも、論理的に1リンクとしてみなせる場合には、合計のリンク帯域をCij、合計のバッファ量をBijとし、同様に取得、設定を行い、アクセス網においても、コア網と同様に取得、設定を行う(ステップ401)。
帯域管理サーバSにおけるリソースDBは、取得、設定したリンク帯域Cijとバッファ量Bijの値を元に、式(21)のDminを計算する(ステップ402)。
ユーザ網におけるターミナル装置TEは、帯域要求時にトークンレートrの申告をサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに行う(ステップ403)。
帯域管理サーバSにおける受付判定部は、セッションフロー識別情報(送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号)によりセッションフローkが経由するリンクijの集合を計算し、申告されたトークンレートrを用いて、式(23)による受付判定を行い(ステップ404)、受付不可の場合には、受付拒否通知をサービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対して行う(ステップ405)。
帯域管理サーバSにおける監視制御部は、受付可の場合、申告されたトークンレートrと、式(22)でバケットサイズσを計算し、これをUNIトラヒック規定値とし(ステップ406)、ゲートウェイルータGWに対して当該セッションフローの平均制限帯域=トークンレートr,平均バーストサイズ=バケットサイズσとして、転送トラヒック量を監視し、この監視流量内トラヒックのみをサービス提供網に透過させるようトラヒック制御を行い(ステップ407)、帯域管理サーバSにおける受付判定部は、受付可の場合には、サービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対してサービス受付許可通知を行う(ステップ408)。
(実施例4)
図11は、本発明の実施例4に係る受付判定システムの構成図である。
本実施例においては、ユーザ網U1,U2におけるターミナル装置TEからの帯域要求がサービス制御サーバSSを経由し、帯域管理サーバSに送られ、アクセス網およびコア網によって構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものとする。ただし、ターミナル装置TEは端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンバケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
受付判定部S1およびリソースDB・S3により構成される帯域管理サーバSにおいて、リソースDB・S3は、サービス提供網内のゲートウェイルータGWおよびコアルータRの各リンクijにおけるリンク帯域Cijとバッファ量BijをSNMP,COPS等のネットワーク管理プロトコルまたはポリシー管理プロトコル等の手段を用いて、取得あるいは設定を行い、リンクが2重化等が行われている場合でも、論理的に1リンクとしてみなせる場合には、合計のリンク帯域をCij、合計のバッファ量をBijとし、同様に取得、設定を行い、アクセス網においても、コア網と同様に取得、設定を行う手段1(リソースDB・S3から延長する矢印)を有する。
また、帯域管理サーバSにおけるリソースDB・S3は、取得、設定したリンク帯域Cijとバッファ量Bijの値を元に、条件(13)〜(15)の計算を繰り返し行い、この条件を適用しても、リンクの集合L(N)が全て空集合になるまで条件適用を行い、式(16)によりS(N)を決定し、式(17)により許容遅延量Dminの計算を行う手段2(リソースDB・S3の一部を構成する部分)を有する。
ユーザ網におけるターミナル装置TEは、帯域要求時にトークンバケットパラメータ(r,σ,P)の申告をサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに行う手段3(TEからサービス制御サーバSSに向かう矢印)を有する。
帯域管理サーバSにおける受付判定部S1は、セッションフロー識別情報(送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号)によりセッションフローkが経由するリンクijの集合を計算し、申告されたトークンバケットパラメータ(r,σ,P)を用いて、実効帯域eを計算し、式(19)による受付判定を行う手段4(受付判定部の一部を構成する部分)を有する。
受付許可の場合には、受付許可通知をサービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対して行い、受付不可の場合には、受付拒否通知をターミナル装置TEに対して行う手段5(帯域管理サーバSからサービス制御サーバSSを介してTEに延長する矢印)を有する。
(実施例5)
図12は、本発明の実施例5に係る受付判定システムおよびトラヒック制御システムの構成図である。
本実施例においては、ユーザ網におけるターミナル装置TEからの帯域要求がサービス制御サーバSSを経由し、帯域管理サーバSに送られ、アクセス網およびコア網によって構成されるサービス提供網Nの受付判定を行うものとする。ただし、ターミナル装置TEは、端末、ルータ、スイッチ、サーバ等を指し、トークンパケットモデルに従ったトラヒック転送を行うものとする。
受付判定部S1、監視制御部S2、リソースDB・S3によって構成される帯域管理サーバSにおいて、リソースDB・S3は、サービス提供網N内のゲートウェイルータGWおよびコアルータRの各リンクijにおけるリンク帯域Cijとバッファ量BijをSNMP,COPS等のネットワーク管理プロトコルまたはポリシー管理プロトコル等の手段を用いて、取得あるいは設定を行い、リンクが2重化等が行われている場合でも、論理的に1リンクとしてみなせる場合には、合計のリンク帯域をCij、合計のバッファ量をBijとし、同様に取得、設定を行い、アクセス網においても、コア網と同様に取得、設定を行う手段1(リソースDB・S3から延長する複数の矢印)を有する。
また、帯域管理サーバSにおけるリソースDB・S3は、取得,設定したリンク帯域Cijとバッファ量Bijの値に元に、式(21)のDminを計算する手段2(リソースDB・S3の一部を構成する部分)を有する。
また、ユーザ網におけるターミナル装置TEは、帯域要求時にトークンレートrの申告をサービス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに行う手段3(TEからサーバス制御サーバSSを経由して帯域管理サーバSに延長する矢印)を有する。
また、帯域管理サーバSにおける受付判定部S1は、セッションフロー識別情報(送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号)によりセッションフローkが経由するリンクijの集合を計算し、申告されたトークンレートrを用いて、式(23)による受付判定を行う手段4(受付判定部S一の一部を構成する部分)を有する。
また、受付不可の場合には、受付拒否通知をサービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対して行う手段5(帯域管理サーバSからサービス制御サーバSSを経由してTEに延長する矢印)を有する。
また、帯域管理サーバSにおける監視制御部S2は、受付可の場合、申告されたトークンレートrと、式(22)でバケットサイズσを計算し、UNIトラヒック規定値とする手段6(監視制御部S2からゲートウェイルータGWに向う矢印)を有する。
また、ゲートウェイルータGWに対して当該セッションフローの平均制限帯域=トークンレートr,平均バーストサイズ=バケットサイズσとして、転送トラヒック量を監視し、この監視流量内トラヒックのみをサービス提供網Nに透過させるようトラヒック制御を行う手段7(帯域管理サーバSからサービス制御サーバSSを経由してUNIに延長する矢印)を有する。
また、帯域管理サーバSにおける受付判定部S1は、受付可の場合、サービス制御サーバSSを経由してターミナル装置TEに対してサービス受付許可通知を行う手段8(受付判定部S1の一部を構成する部分)を有する。
なお、本発明における転送トラヒック量監視により違反したトラヒックの扱いについては、廃棄させるか、または、違反トラヒックへのリマーキングをして下位優先度のサービスクラスに送るか、廃棄優先度を高くして廃棄し易くさせる方式を考えることができるが、本発明では、このような転送トラヒック量監視により違反したトラヒックの扱いに関して限定されるものではない。
また、本発明では、IP電話サービス、映像コミュニケーションサービス、ストリーミング配信等、の要求品質が厳しいサービスをアプリケーションとして利用することができ、上記課題を解決する。従って、本発明はこれらアプリケーションに固有の技術、プロトコルによりその有効性が限定されるものではない。
さらに、本発明では、サービス制御を行うためのプロトコルとして、HTTP、SIP、H.323等があるが、これらのシグナリングにより、その有効性が限定されるものではない。
本発明における実施例1〜3に係る受付判定方法の動作説明図である。 本発明における受付判定方法を説明するための図である。 トークンバケットから送出されるトラヒックの最悪パターンである極値ON/OFF過程を説明する図である。 トークンバケットから送出されるトラヒック量とトークンバケットパラメータの関係を説明する図である。 バッファ量と帯域の関係を説明する図である。 キューイングシステムにおけるバッファ量と利用している帯域とそれぞれの時間の関係を説明する図である。 仮想バッファ/トランクモデルを説明する図である。 本発明の実施例1に係る受付判定方法の動作フローチャートである。 本発明の実施例2に係る受付判定方法の動作フローチャートである。 本発明の実施例3に係る受付判定方法とトラヒック制御方法の動作フローチャートである。 本発明の実施例4に係る受付判定システムの構成図である。 本発明の実施例5に係る受付判定システムとトラヒック制御システムの構成図である。
符号の説明
r:セッションフローのトークンレートを表すトークンバケットパラメータ
σ:セッションフローのバケットサイズを表すトークンバケットパラメータ
P:セッションフローのピークレートを表すトークンバケットパラメータ
0N:セッションが極値ON/OFF過程に従ってピークレートPでパケットを送出する期間の長さ
off:セッションが極値ON/OFF過程に従ってパケットを送出しない期間の長さ
b:ネットワークノードが出力リンク用に割り当てているバッファ容量
c:ネットワークノードからの出力リンクの帯域
on:仮想キューイングシステムにおけるbusy期間長
off:仮想キューイングシステムにおけるidle期間長
,σ,P:特定のセッションフローkのトークンバケットパラメータ
ij:ノードiからノードjへ至るリンクijのリンク帯域
ij:ノードiからノードjへ至るリンクijに対して、ノードiの出力インターフェースに用意されるバッファ容量
ij:ノードiからノードjに至るリンクijに対して、ノードiの出力インターフェースで発生する最大遅延時間
:セッションフローkに割り当てられる仮想帯域
:セッションフローkに割り当てられる仮想バッファ容量
k,ij:リンクij上でセッションフローkに割り当てられる実効帯域
min:ネットワーク上の全ノードで統一的に用いられる許容遅延時間
:セッションフローkに割り当てられるネットワーク上で統一的な実効帯域
S(n,O):ノードnから他ノードへ至るリンクの集合
S(n,I):他ノードからノードnへ至るリンクの集合
L(N):N回目の手順において、あるノードに着目したときの集線効果がなく、受付判定の必要のないリンクの集合

Claims (8)

  1. コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定を行い、UNI間品質保証を提供するサービス提供網の受付判定方法において、
    帯域管理サーバが、該帯域管理サーバ内のリソースデータベースにアクセスして、前記サービス提供網内の各転送ノードの接続情報、リンクリソース情報(ノードiからノードjへのリンクijにおけるリンク帯域Cij、バッファ網Bij)を読み取る手順と、
    前記帯域管理サーバが、該帯域管理サーバ内の受付判定部の演算回路を動作して演算することで、各セッションフローkへ割り当てる実効帯域ek,ijを経路を構成するリンクijに依存することなく、前記サービス提供網内で共通した値eとする手順と、
    前記受付判定部の演算回路で、前記リンク帯域Cijと全セッションフローの実効帯域Σを比較演算し、演算結果により前記ユーザ網内装置から要求されたセッションフローの受付可否を判定する手順と
    を有することを特徴とするセッションフローごとの受付判定方法。
  2. コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定を行い、UNI間品質保証を提供するサービス提供網の受付判定方法において、
    帯域管理サーバが、該帯域管理サーバ内のリソースデータベースにアクセスして、前記サービス提供網内の各転送ノードの接続情報、リンク帯域Cijおよびバッファ量Bijを含むリンクリソース情報を読み取る手順と、
    該帯域管理サーバ内の受付判定部の演算回路を動作して演算することで、前記リンク帯域Cijと前記ユーザ網内装置から要求されるセッションフローkごとのトークンレートrの積み上げ計算値Σを比較して、要求されたセッションフローの受付可否を判定する手順と、
    前記演算回路での演算の結果、受付が可能と判定されたとき、セッションフローkごとのバケットサイズを前記サービス提供網側で計算し、計算した結果のバケットサイズをUNIトラヒック規定値と決定する手順と
    を有することを特徴とするセッションフローごとの受付判定方法。
  3. 請求項1に記載のセッションフローごとの受付判定方法において、
    前記セッションフローkへ割り当てる実効帯域ek,ijを経由を構成するリンクijに依存することなく、サービス提供網内で共通した値eとする手順は、
    前記サービス提供網内の全てのリンクの集合をAとし、該Aの中からトラヒックの集線効果のあるリンクを抽出する手順と、
    抽出したリンクの集合をSとするとき、
    Figure 2006229516
    を計算する手順と、
    セッションフローkの実効帯域を
    Figure 2006229516
    と計算する手順と
    を有することを特徴とするセッションフローごとの受付判定方法。
  4. 請求項2に記載のセッションフローごとの受付判定方法において、
    前記受付が可能なとき、セッションフローkごとのバケットサイズをサービス提供網側で計算し、UNIトラヒック規定値とする手順は、
    前記セッションフローkのバケットサイズσを、全てのリンク集合Aから、
    Figure 2006229516
    としてサービス提供網側で計算する手順
    であることを特徴とするセッションフローごとの受付判定方法。
  5. 請求項4に記載のセッションフローごとの受付判定方法において、
    前記セッションフローkのバケットサイズσを、
    Figure 2006229516
    としてサービス提供網側で計算する手順は、
    全てのリンク集合Aからトラヒックの集線効果のあるリンクを抽出したリンク集合Sから
    Figure 2006229516
    として、セッションフローkのバケットサイズσをサービス提供網側で計算する手順
    であることを特徴とするセッションフローごとの受付判定方法。
  6. コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定を行い、UNI間品質保証を提供するサービス提供網のトラヒック制御方法において、
    帯域管理サーバ内の監視制御部は、受付可の場合、申告されたトークンレートr,計算済みのバケットサイズσのパラメータを用いて、前記サービス提供網がセッションフローごとに(平均制限帯域)=(トークンレート)、(平均バーストサイズ)=(バケットサイズ)として転送トラヒック量を監視し、監視流量内のトラヒックのみを前記サービス提供網内に透過させることを特徴とするトラヒック制御方法。
  7. コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定を行い、UNI間品質保証を提供するサービス提供網のトラヒック制御システムにおいて、
    帯域管理サーバは、
    サービス提供網内の各転送ノードの接続情報、リンクリソース情報(ノードiからノードjへのリンクijにおけるリンク帯域Cij、バッファ網Bij)を把握する手段を有するリソースDBと、
    各セッションフローkへ割り当てる実効帯域eを用いて受付判定を行う手段を備えた受付判定部と、
    受付可の場合、セッションフローkごとに(平均制限帯域)=(トークンレート),(平均バーストサイズ)=(バケットサイズ)として転送トラヒック量を監視し、監視流量内トラヒックのみを前記サービス提供網に透過させるようにトラヒック制御を行う手段を備えた監視制御部とを有することを特徴とするトラヒック制御システム。
  8. コンピュータ制御により、ユーザ網内装置からサービス提供網に流入するセッションフローのトラヒック特性をトークンバケットモデルによりUNIトラヒック規定を行い、UNI間品質保証を提供するサービス提供網の受付判定システムにおいて、
    帯域管理サーバは、
    サービス提供網内の各転送ノードの接続情報、リンクリソース情報(ノードiからノードjへのリンクijにおけるリンク帯域Cij、バッファ量Bij)を把握する手段、および、各セッションフローkへの割り当てる実効帯域eを経路を構成するリンクijに依存せず網内で共通した値eとする手段を備えたリソースDBと、
    リンク帯域Cijと全セッションフローの実効帯域Σを比較して、要求されたセッションフローの受付判定を行う受付判定部とを有することを特徴とする受付判定システム。
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