JP4382437B2 - リニアモータ - Google Patents

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本発明は、工作機械等の産業機械で使用するリニアモータに関する。
従来から、工作機械等の産業機械では、小型、高推力、低推力リップル、高効率、低コスト、磁気吸引力が小さいリニアモータが求められている。補足説明をすると、例えば工作機械において加工時間を短縮するためには、機械を高加減速で動かさなければならない。
そこでリニアモータの可動子を小型化することで機械の移動体重量を下げ、さらにリニアモータを高推力化することで高加減速化を実現することができる。また、リニアモータを小型化することは機械をコンパクトに設計できるという利点もある。一方、なめらかな加工面を得るために、推力リップルは極力小さくする必要がある。また、工作機械ではモータの損失による熱が機械側に伝わることで機械が熱変形を起こし加工精度が悪化することが問題となる。そのためモータは発熱が小さい高効率なモータが必要となる。さらに、リニアモータは可動子と固定子間に推力の数倍〜10倍にもおよぶ磁気吸引力が働くため、この磁気吸引力が工作機械を変形させて加工精度を悪化させてしまうという問題がある。したがって磁気吸引力は極力小さくする必要がある。
図6は、従来のリニアモータの構成を示した図であり、例えば工作機械において一般的に使用されている同期型リニアモータを示した図である。図6において、2a,2bは固定子であり例えば工作機械のベッドに固定される。1は可動子であり、例えば工作機械のベッドとテーブル間に設けられテーブルに固定されたころがりガイド等で図6のX軸方向に移動可能に支持される。さらに、3は可動子1に配置された複数のティース、4はティース3に券回されたU,V,W相の交流巻線、5は固定子表面にN,S,N,・・の順に配置された複数の永久磁石、8は可動子磁気ヨーク、9は固定子磁気ヨーク、7は交流巻線に電流を与えない状態における各ティース3に働く主な磁束である。ここで固定子2a側をSIDE−A、固定子2b側をSIDE−Bとすると、SIDE−A,SIDE−Bに配置されたティース3、永久磁石5、交流巻線4は、図示したように、それぞれ中心線6に対して対称に配置される。ただし、交流巻線4については、SIDE−A,SIDE−Bに発生する推力の方向を同じにするために、交流巻線4の巻回方向は逆にしなければならない。また、永久磁石5を可動子1の進行方向であるX軸向に対して傾けて配置するスキューを施すことにより推力リップルを低減することができる。
今、交流巻線4に電流を印加すると、可動子には、フレミングの左手則であるF(推力)=B(磁束密度)×I(電流)×L(電線長)に応じた推力が発生し、可動子を図に示したX方向に移動させる。
上記同期型リニアモータの特徴は、まず、永久磁石5を希土類磁石とした場合には、1.2テスラ程度の強力な界磁を生成できるため高推力である。また、ティース3−9本あたり、磁石5は8個というようにティース3と磁石5の相対位置が除々に変化するバーニア構造を採用し、さらに永久磁石を可動子の進行方向であるX軸方向に対して傾けて配置するスキューを施しているため低推力リップルである。また、可動子ヨーク8と固定子ヨーク9の幅は、磁束7に示すようにティース3の2本分の磁束が通過する幅があれば磁気飽和しないため、薄く形成できモータの小型化が可能となる。さらに、可動子1のSIDE−A側と固定子2a、と可動子1のSIDE−B側と固定子2bは、それぞれ同じ大きさで反対方向に磁気吸引力を発生するため、磁気吸引力を相殺することができる。
一方、問題点としては、各ティース3に対して一つずつ交流巻線4を券回しているため、巻線長が長くなり、電流が巻線内を流れる電機抵抗による損失、いわゆる銅損が大きくなり効率が低下する点がある。また、固定子2a,2bに高価な永久磁石5を使用しているため、リニアモータのストロークが長くなるとコストが増加する点がある。
図7(a)は、図6で示した同期型リニアモータの問題点を解決する下記特許文献1で開示された従来のリニアモータである。図7(a)において、12a、12bは固定子であり例えば工作機械のベッドに固定される。固定子12a、12bは例えば電磁鋼板を積層して形成され、表面にはピッチPで突極10が形成されている。また、11は可動子であり、例えば工作機械のベッドとテーブル間に設けられテーブルに固定されたころがりガイド等で図7のX軸方向に移動可能に支持される。可動子11も固定子12a、12bと同様例えば電磁鋼板を積層して形成される。さらに、13,14,15は可動子11を構成するU,V,W相のティースであり、これら3つのティースは、それぞれが突極10に対して、X軸方向に相対的に電気角120°に相当するP/3ピッチずつ、ずれた位置に配置されている。16,17,18は各ティースに券回されたU,V,W相の交流巻線、19は可動子11の表面にN,S,N,・・の順に交互に配置された永久磁石であり、各相ティースには図7(b),図7(c)で示すようにN,Sを一組とすると3組の永久磁石がピッチPで配置されている。20は可動子磁気ヨーク、21は固定子磁気ヨーク、22,24は交流巻線16,17,18にU→VWの方向に電流を与えた状態における磁束の様子を表している。尚、交流巻線16,17,18は、図7(d)で示すようにU相,V相,W相が中性点で接続されているスター巻線に結線されている。ここで固定子2a側をSIDE−A、固定子2b側をSIDE−Bとすると、SIDE−A側に配置されたティース13,14、15、交流巻線16,17,18、永久磁石19は、図示したように、それぞれ中心線23に対して対象にSIDE−B側にも配置される。ただし、交流巻線16,17,18については、SIDE−A,SIDE−Bに発生する推力の方向を同じにするために、巻回方向は逆にしなければならない。また、固定子12a,12bの突極10を可動子11の進行方向であるX軸向に対して傾けて配置するスキューを施すことにより推力リップルを低減することができる。
今、交流巻線16,17,18に電流を印加すると、3相のティースはY軸方向のプラスあるいはマイナス方向に励磁される。その際、永久磁石19のうち、交流巻線の励磁方向と同一の磁性方向に配置された永久磁石の磁束は強められ、励磁方向と反対の磁性方向に配置された永久磁石の磁束は弱められるため、各相のティースはN極もしくはS極のどちらか一方に励磁され、N極もしくはS極の大きな一つの磁極となる。そして各ティースおよび固定子側を通過した磁束は図7(a)の22,24に示すような閉ループを構成する。この時、可動子と固定子に位置に応じた磁気吸引力が生ずることで、可動子に推力が発生する。
さらに詳しく磁束の流れについて説明する。今、U→V,W相、すなわち交流巻線16は図示した巻線方向、交流巻線17,18には図示した巻線方向と反対方向に電流を流すと、図7(a)のティース13はS極に、ティース14,15はN極になり、磁束22で示すように、磁束はティース13からティース14,15に流れ、つぎに固定子12aを通って再びティース13に戻るという磁路を形成する。すると、可動子11にはX軸方向に磁気吸引力が働き推力が発生する。一方、SIDE−B側は、交流巻線の巻回方向をSIDE−A側と逆にしているので、磁束22と中心線23に対して対象な磁束24が生成され、可動子11にはSIDE−A側と同じ方向に推力が発生する。
図7(a)に示した従来のリニアモータの特徴は、図6で示したリニアモータの問題点を解決できる点にある。すなわち、高価な永久磁石を可動子側に配置しているので、リニアモータのストロークが増加してもコストの増加は、図6で示した同期型リニアモータより少ないことである。また、可動子の永久磁石19で構成された各相の複数の磁極を一つの巻線で励磁する巻線方式にしたので、巻線長が短くなり、図6で示した同期型リニアモータより、電流が巻線内を流れる電機抵抗による損失、いわゆる銅損が小さくなり効率が高くなることである。
その一方、問題点としては、上述したように、図7(a)の交流巻線にU→V,W相に電流を印加することによりティース13はS極に、ティース14,15はN極に励磁され、ティース13から可動子ヨーク20、ティース14,15、固定子ヨーク21を通りティース13に戻るという大きな磁束の流れができるため、可動子ヨーク20と固定子ヨーク21の幅は、磁気飽和しないようにティース分と同等の幅を必要とする。このため、図6に示した同期型リニアモータよりもヨークの幅が広くなりモータが大型化してしまう点がある。
また、推力リップルを低減するために突極10を可動子11の進行方向であるX軸方向にスキューして配置する方法については、例えばプレス加工にて製作した複数の電磁鋼板を所定角度スキューして積層固着しなければならないために組立コストが増加する点がある。
図8(a)は、図7(a)に示したリニアモータの問題点を解決する従来のリニアモータを示す図であり、下記特許文献2で開示されたリニアモータを3相交流電流で駆動できるようにしたものである。図8(a)において、32a、32bは固定子であり例えば工作機械のベッドに固定される。固定子32a、32bは例えば電磁鋼板を積層して形成され、表面にはピッチPで突極30が形成されている。固定子32a,32bの突極30はX軸方向に相対的にP/2だけずらして配置されている。また、31は可動子であり、例えば工作機械のベッドとテーブル間に設けられ、テーブルに固定されたころがりガイド等で図8(a)のX軸方向に移動可能に支持される。33,34,35は可動子31を形成するU,V,W相の可動子ブロックであり、これら3つの可動子ブロックは、それぞれが突極30に対して、X軸方向に相対的に電気角120°に相当するP/3ピッチずつ、ずれた位置に配置され、図示しない樹脂や補強部材等により一体に固定されている。39は軟磁性体であり、例えば電磁鋼板を複数枚積層して形成される。40は軟磁性体の間に配置された永久磁石であり、図8(a)では軟磁性体4個の間に3枚配置され、図示したようにピッチP/2毎に、それぞれの軟磁性体39がS,N,S,Nと極性が交互に励磁されるように配置され、これらの軟磁性体39と永久磁石40は接着等により一体に固着され可動子ブロック33,34,35を構成している。さらに、36,37,38は各可動子ブロックに券回されたU,V,W相の交流巻線、42は固定子磁気ヨーク、43は交流巻線36,37,38にU→VWの方向に電流を印加した場合の磁束の様子を示している。尚、交流巻線36,37,38は、図7(d)で示すようにU相,V相,W相が中性点で接続されているスター巻線に結線されている。
一方、図8(b)に示した44,45は、交流巻線36,37,38に電流を流さない状態において、永久磁石40により可動子ブロック33に生成される磁束の様子を表している。また、固定子32a,32bの突極30を可動子31の進行方向であるX軸向に対して傾けて配置するスキューを施すことにより推力リップルを低減することができる。
今、交流巻線36,37,38に電流を印加すると、3相の可動子ブロックはY軸方向のプラスあるいはマイナス方向に励磁される。その際、磁束44,45において、交流巻線の励磁方向と同一方向に生成された磁束は強められ、励磁方向と反対方向に生成された磁束は弱められるため、各相可動子ブロックは固定子32a側と固定子32b側で逆の極性に励磁される。そして各可動子ブロックおよび固定子側を通過した磁束は、磁束43に示すような閉ループを構成する。この時、可動子と固定子に位置に応じた磁気吸引力が生ずることで、可動子に推力が発生する。
さらに詳しく磁束の流れについて説明する。今、U→V,W相、すなわち交流巻線36は図示した巻線方向、交流巻線37,38は図示した巻線方向と反対方向に電流を流すと、可動子ブロック33は、Y軸のプラス方向に励磁される、その結果、磁束44においては、矢印44a方向の磁束は打ち消され、逆に44b方向の磁束は強められる。一方、磁束45においては、矢印45b方向の磁束は打ち消され、逆に44a方向の磁束は強められる。その結果、可動子ブロック33には、磁束43で示すような方向に磁束が生成される。同様に交流巻線37,38は、交流巻線36と逆の方向に電流を流している為、磁束43は、可動子ブロック33から固定子32bを経て可動子ブロック34,35に流れ、固定子32aを通って再び可動子ブロック13に戻るという磁路を形成する。すると、可動子31にはX軸方向に磁気吸引力が働き推力が発生する。
図8(a)に示した従来のリニアモータの特徴は、図6で示したリニアモータの問題点を解決できる点にある。すなわち、図7(a)に示したリニアモータの長所を有し、さらに磁束43は可動子においてY軸方向に磁束が通過し、可動子ブロック33,34,35をX軸方向に通過する磁束が生成されないため、図7(a)に示したリニアモータに見られる可動子ヨークは不要となり、リニアモータを小型化できるという点である。
一方、問題点としては、可動子を構成する可動子ブロックにおいて磁気飽和が発生しまう点である。さらに詳しく説明する。今、固定子32a側をSIDE−A、固定子32b側をSIDE−Bとすると、例えば可動子ブロック33において、SIDE−A側にはS極の軟磁性体に磁束が集中し、SIDE−B側にはN極の軟磁性体に磁束が集中する。すなわち可動子ブロック33において使用できる磁路幅は可動子ブロック幅の半分になってしまうため、磁束が集中した軟磁性体39では磁気飽和が発生し、飽和限界が下がってしまうため、交流巻線に印加する電流を大きくしてもある電流以上では推力が飽和するという現象が発生し高推力が得られないという点である。
また、図7(a)のリニアモータと同様、推力リップルを低減するために突極10を可動子11の進行方向であるX軸方向にスキューして配置する方法については、例えばプレス加工にて製作した複数の電磁鋼板を所定角度スキューして積層固着しなければならないために組立コストが増加する点である。
特開2001−119919号公報 特許2663533号公報
上述したような従来のリニアモータの課題をまとめると以下のようになる。
まず、工作機械等に要求されるリニアモータの性能としては、小型、高推力、低推力リップル、高効率、低コスト、低磁気吸引力がある。このような要求に対して、図6に示した従来のリニアモータにおいては、小型、高推力、低推力リップル、低磁気吸引力である反面、課題として巻線長が長いため銅損が高くなり効率が低い。また高価な永久磁石を固定子側に配置しているためストロークが長くなるとコストが増加するという問題点があった。
次に、図7(a)に示した従来のリニアモータにおいて、図6のリニアモータの問題点である効率が低いという点は、可動子の複数の磁極を一つの巻線で励磁する巻線方式を採用し巻線長を短くすることで銅損を低減し解決している。また、もう一つの問題点であるストロークが長くなるとコストが増加するという点は、可動子側に永久磁石を配置することにより低コスト化し解決している。しかし、その反面、磁気飽和を防ぐために可動子ヨークと固定子ヨークの幅を広く取らなければならないためモータが大型化するという問題があった。また、固定子を構成する電磁鋼板をスキューして積層固着しなければならないためコストが増加するという問題があった。
最後に図8(a)に示した従来のリニアモータにおいて、図6のリニアモータの問題点である効率が低いという点と、ストロークが長くなるとコストが増加する点については、図7のリニアモータと同様、複数の磁極を一つの巻線で励磁する巻線方式と、可動子側に永久磁石を配置することにより解決している。また図7(a)のリニアモータの問題点であるモータが大型化する点については、可動子にX軸方向の磁束が流れないような構造にして可動子ヨークを削除することで解決している。しかし、その反面、磁束が通過する可動子ブロックの軟磁性体において磁気飽和が発生し高推力が得られないという問題があった。また、固定子を構成する電磁鋼板をスキューして積層固着しなければならないためコストが増加するという問題があった。
本発明は、可動子の磁気飽和限界を高めることを目的とする。
また、推力リップルの低減に有利な構成を提供する。
本発明のリニアモータは、並行して延びる二つの固定子と、これらの固定子の間に挟まれるように配置され、固定子の延びる方向に沿って移動可能な可動子とを有し、前記二つの固定子は互いに対向する面に所定間隔で配列される突極を有し、また可動子は、三相交流巻線によりそれぞれ三相の磁極となる3種の可動子ブロックを有している。そして、可動子ブロックの、二つの固定子にそれぞれ対向する二面に、当該可動子の移動方向に沿って極性を交互にして配列された永久磁石を有し、さらに、この永久磁石の固定子に相対する面の極性が、永久磁石が配置された可動子ブロックの二面間で対向する磁石同士、逆となっている。
この構成によれば、可動子ブロックの幅を磁路として有効に利用することができるため、磁気飽和限界を高めることができる。
また、一方の固定子の突極とこれに対向する可動子の永久磁石との配列関係と、他方の固定子の突極とこれに対向する可動子の永久磁石との配列関係と、を突極の配列ピッチの6分の1または12分の1にすることで、可動子ブロックが固定子の突極を通過するときに生じるパーミアンスの変化に起因する推力リップルを低減することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1(a)は、第1の実施形態のリニアモータを示す図である。図1(a)において、52a,52bは固定子であり例えば工作機械のベッドに固定される。固定子52a,52bは、図示したX軸方向とY軸方向に磁気特性の優れた2方向性電磁鋼板を積層して形成され、ピッチPの間隔で突極50が形成されている。また、51は可動子であり、例えば工作機械のベッドとテーブル間に設けられテーブルに固定されたころがりガイド等で図1のX軸方向に移動可能に支持される。さらに、53,54,55は可動子51を構成するU,V,W相の可動子ブロックであり、それぞれが可動子51の進行方向であるX軸方向に相対的に120°、すなわち固定子52a,52bの磁極ピッチPの1/3だけズラして配置されている。また、可動子ブロックは可動子の進行方向と直角な方向であるY軸方向に磁気特性の優れた方向性電磁鋼板を積層して形成される。56,57,58は各可動子ブロックに巻回されたU,V,W相の3相交流巻線、59,64は可動子51の可動子ブロック表面にN,S,N,・・の順に交互に配置された永久磁石であり、図1(b),図1(c)に示すようにN,Sを一組とすると3組の永久磁石対がピッチPで配置されている。さらに、ここで固定子52a側をSIDE−A、固定子52b側をSIDE−Bとすると、SIDE−A側の永久磁石59とSIDE−B側の永久磁石64は、SIDE−A側から見た極性と、SIDE−B側から見た極性が逆になるように配置されている。61は固定子磁気ヨーク、62は交流巻線56,57,58にU→V,W方向に電流を印加した状態における磁束の様子を表している。尚、交流巻線56,57,58は図7(d)で示すようにU相,V相,W相がスター結線されている。
今、交流巻線56,57,58に電流を印加すると、3相の可動子ブロックはY軸方向のプラスあるいはマイナス方向に励磁される。その際、永久磁石59,64のうち、交流巻線の励磁方向と同一の磁性方向に配置された永久磁石の磁束は強められ、励磁方向と反対の磁性方向に配置された永久磁石の磁束は弱められるため、永久磁石59と64は互いに極性が反対のN極もしくはS極のどちらか一方に励磁される。そして各可動子ブロックおよび固定子側を通過した磁束は図1(a)の62に示すような磁路を形成する。この時、可動子と固定子に位置に応じた磁気吸引力が生ずることで、可動子に推力が発生する。
さらに詳しく磁束の流れについて説明する。今、U→V,W相、すなわち交流巻線56は図示した巻線方向、交流巻線17,18には図示した巻線方向と反対方向に電流を流すと、図1の可動子ブロック53はSIDE−A側がS極に、SIDE−B側がN極になり、可動子ブロック54,55は逆にSIDE−A側がN極になり、SIDE−B側がS極になる。したがって、磁束62で示すように、可動子ブロック53から固定子52bを経て可動子ブロック54,55に流れ、つぎに固定子52aを通って再び可動子ブロック53に戻るという磁路を形成する。すると、可動子51にはX軸方向に磁気吸引力が働き推力が発生する。
上述したように、図1(a)に示したリニアモータにおいて、交流巻線56,57,58に電流を印加した場合、可動子ブロック53,54,55を構成する電磁鋼板は、幅方向に磁束を干渉するものがなく可動子ブロックのX軸方向の幅全てを磁路として使うことができる。一方図8(a)のリニアモータにおいては、磁路として使うことができる可動子ブロックのX軸方向の幅は、N極もしくはS極の一方の軟磁性体に磁束が集中することから可動子ブロックの半分しかない。したがって、図1(a)のリニアモータの磁路として使うことができる可動子ブロック幅は、図8(a)のリニアモータの2倍あることになるため磁気飽和限界が高くなり推力が向上する。
また、永久磁石59,64を、固定子52a側から見た極性と固定子52b側から見た極性が逆になるように配置したので、固定子52a,52bには、固定子ヨーク61ではX軸方向の磁束が生成され、突極50においてはY軸方向に磁束が生成されるため、X軸およびY軸方向に磁気特性の優れた2方向性電磁鋼板を使用した。また、可動子51を構成する可動子ブロック53,54,55には、Y軸方向に磁束が生成されるため、Y軸方向に磁気特性の優れた方向性電磁鋼板を使用することにより、電磁鋼板の磁束密度を通常の無方向性電磁鋼板に比べて高くできるため推力をさらに向上させることが可能となる。
また、高価な永久磁石を可動子側に配置しているので、リニアモータのストロークが増加してもコストの増加は少なく低コストである。また、可動子の永久磁石19で構成された各相の複数の磁極を一つの巻線で励磁する巻線方式にしたので、巻線長が短くなり、図6で示した同期型リニアモータより、電流が巻線内を流れる電機抵抗による損失、いわゆる銅損が小さくなり効率が高くなる。また、可動子のSIDE−A側と固定子2aと、可動子のSIDE−B側と固定子2bは、それぞれ同じ大きさで反対方向の磁気吸引力を発生するため、磁気吸引力を相殺することができる。さらに、磁束62は可動子ブロックにおいてY軸方向に磁束が通過しX軸方向に通過しないため、図7(a)の従来のリニアモータに示したような可動子ヨーク20は不要となり、リニアモータを小型化できる。
尚、可動子ブロック53,54,55内にY軸方向の磁束を生成させるためには、図1(a)に示したような突極50のピッチPに対して、永久磁石59,64のピッチがP/2に配置されている関係は必要ではなく、さらに、突極や永久磁石の形状、配置についても、SIDE‐A側とSIDE‐B側でほぼ同一形状であればY軸方向に磁束を生成させることができる。
図2は、本発明の第2の実施形態のリニアモータを示す図であり、推力リップルを低減したリニアモータである。このモータの固定子152a,152bおよび可動子51の個々の構成は、図1のリニアモータの固定子52a,52bと可動子51と同様であり、相異する点は対向する二つの固定子152a,152bの配列のみである。すなわち固定子152bを固定子152aに対して突極50のピッチPに対して、相対的にP/6またはP/12だけずらして配置している点である。図3は、第2の実施形態に適用した推力リップル低減技術の原理を説明した図であり、横軸が可動子の位置、縦軸が推力を表しており、71はSIDE−A側に働くリップル周波数のうちP/6成分を表す波形であり、72はSIDE−B側に働く推力リップル周波数のうちP/6成分を表す波形である。そして波形73は波形71と波形72を合成した推力リップル波形を示している。波形71と波形72は波形が等しく、180°位相がずれているため、合成すると波形73のようにリップルが相殺される。
第2の実施形態に示したリニアモータの推力リップルの発生周期についてSIDE−A側を例に説明する。図1の第1の実施形態の場合、推力リップルは、可動子ブロック53,54,55が固定子52aを通過するときのパーミアンス変化に起因して発生する。
今、可動子ブロック53が突極50に対して移動していくと、可動子ブロック53は周期P/2毎に突極50の右側、あるいは左側のいずれかの端部を通過し、この時のパーミアンス変化が最も大きい。また、可動子ブロック53が突極の右側端部を通過する時と、左側を通過するときでも若干のパーミアンス変化が起こる。これにより、可動子ブロック53が発生する推力リップル波形は周期P/2を主成分とした波形に、周期Pの波形が重畳した波形となる。一方、可動子ブロック54,55は、可動子ブロック53に対して相対的に、P/3だけずらして配置してある。このため、可動子51が移動していくと、PあるいはP/2の1/3にあたるP/3とP/6周期ごとに可動子ブロック53,54,55のいずれかが突極50の端部を通過することになる。結果的に、第1の実施形態のリニアモータの推力リップル波形は周期P/6を主成分として、周期P/3が重畳した波形となるのである。
上述したような推力リップルを低減するためには、固定子52bを固定子52aに対して上記推力リップルの主成分である周期P/6の半分に当たるP/12だけずらして配置すればよい。このように配置したのが第2の実施形態の固定子152a,152bである。すると、図3に示したように可動子のSIDE−A側に発生する周期P/6の推力リップルとSIDE−B側に発生する推力リップルが互いに180°の位相差となり、推力リップルは相殺される。その際、周期P/6のリップル71と72は合成され73のように推力リップルは相殺される。その際、周期P/3は残ることになるが、主成分である周期P/6は相殺できるため、推力リップルは大幅に低減される。また、リニアモータの形状により、重畳される周期P/3のリップル成分が大きくなることがあるため、その際には、周期P/3を相殺するように、固定子152aを固定子152bに対して、P/6だけずらして配置することで周期P/3のリップルを相殺することもできる。
上述したように第2の実施形態のリニアモータによれば、第1の実施形態のリニアモータと同様の効果を得られるとともに、さらに第1の実施形態のリニアモータよりも推力リップルを低減することが可能である。
図4は、第3の実施形態のリニアモータを示す図であり、推力リップルを低減したリニアモータである。第3の実施形態のリニアモータの固定子52a,52bの構成は、図1の第1の実施形態のものと同じ構成を有し、可動子251の構成が異なる。すなわち可動子251のSIDE−A側、SIDE−B側の永久磁石がP/16またはP/12だけずらして配置されている。第2の実施形態が固定子52bを固定子52aに対して相対的にP/6またはP/12だけずらして配置することにより推力リップルを相殺しているのに対して、本実施形態では、固定子52a,52bはずらさず、可動子の可動子ブロック53,54,55のSIDE−A側とSIDE−B側を相対的にP/6もしくはP/12だけずらして配置している点である。この場合、推力リップルを低減する作用・効果は前述の第2の実施形態の場合と全く同じであるため、詳しい説明は省略する。
ただし、本実施形態の場合には、可動子ブロック53,54,55が中央部でずれており、方向性電磁鋼板を横切って通過する磁束が第2の実施形態の場合より多くなるため、このリニアモータに比べて推力が若干低下する。
尚、上記第1〜3の実施形態において、固定子に使用する2方向性電磁鋼板と可動子ブロックに使用する方向性電磁鋼板は、それぞれ単独で使用しても、通常の無方向性電磁鋼板を使用した場合より材料の磁束密度が高くなるため推力を向上させることができる。また、方向性珪素鋼板を通常の無方向性電磁鋼板や、SMC(Soft Magnetic Composite)と呼ばれる鉄粉に絶縁皮膜をコーティングした軟磁性材料を圧粉成型した材料に変更した場合でも、方向性電磁鋼板を使用した場合に比べて推力は若干低下するが、ピーク推力をさほど必要としない用途においては、問題なく使用することができる。また、これらの材料を使用した場合であっても、磁路として有効に使うことができる可動子ブロック幅が図8(a)に示した従来のリニアモータの2倍あるため、磁気飽和限界が高くなることから、図8(a)のリニアモータより高い推力を得ることが可能である。
また、交流巻線56、57、58の結線方法については、今回スター結線として説明したが、デルタ結線等の他の3相交流巻線に変更しても何ら問題はない。
また、第1〜第3実施形態のリニアモータを1単位として、複数個並べて使用することで、大きな推力を必要とする用途に適用することができる。
また、可動子ブロックは第1〜第3の実施形態において磁気的に絶縁されているが、もしそれぞれの可動子ブロックが、図7(a)の可動子磁気ヨーク20のように、磁気的に連結された場合には、お互いの相間を通じてX軸方向に流れる漏れ磁束が発生するため、推力が若干低下する。また、可動子ブロックがそれぞれ分割されており、可動子ブロックそのものに直接、交流巻線を巻回することができるためリニアモータを低コストで製造可能となる。これらのことから本願発明のリニアモータの可動子は、磁気的接続部を設けた場合であっても、可動子の磁気飽和限界を高めることができ、また推力リップルを低減するという本発明の目的を達成できるものの、第1〜第3の実施形態に示すように、可動子を構成する可動子ブロックを分割して交流巻線56、57、58を巻回後、非磁性の連結部材で固定するか、もしくはモールド樹脂等で一体成型することにより、一体の可動子として形成することが望ましい。
また、第1〜第3の実施形態の永久磁石59,64は、N,Sを一組とすると3組で構成されているが、特に3組に限定するものではなく、4組,5組等他の数でも、同様の効果を奏する。
図5(a),図5(b)、図5(c)は、第1〜第2の実施形態を例えば工作機械へ適用する場合に採用する可動子の構造を示した図である。図5(a)は、可動子51をY方向から見た視図であり、図5(b)は、可動子51をZ軸方向から見た断面図である。さらに図5(c)は、可動子51および固定子52a,52bをX軸方向からみた断面図である。80は可動子取付板、81は可動子固定板、82,87はボルト、83は冷却水路、84は良熱伝導体、85はモールド樹脂、86固定子取付板、88はベッドである。その他の記号は、前述の実施形態と同様である。
図5では可動子の可動子ブロック53,54,55間と可動子端部に良熱伝導体84を配置し、内部に冷却水路83を通した可動子取付板80と可動子固定板81により、可動子51に形成されたボルト穴を通して、ボルト82によって可動子51を挟み、モールド樹脂85で一体に成型している。一方、可動子51を挟んで配置された固定子52a,52bは、固定子取付板86に接合され、ボルト87によりベッド88に固定される。可動子取付板80と可動子固定板81の内部には冷却水または冷却油が流れており、交流巻線をZ軸2方向から冷却する。さらに、可動子ブロック間と可動子端部にはアルミや銅、ヒートパイプに代表される良熱伝導体84を配置したので、交流巻線の損失により発生する熱はこの良熱伝導板より可動子取付板80や可動子固定板81に伝わり、結果として交流巻線を4方向から冷却することが可能となる。したがって、例えば工作機械へリニアモータの損失による熱が伝わるのを防ぐことができるため、機械の熱変形による加工精度の悪化を防ぐことができる。
尚、可動子51を可動子取付板80と可動子固定板81で挟んで固定する方法として、ボルト82を使用したが、図示しない治具等や接着剤を用いて、可動子51を可動子取付板80と可動子固定板81で挟んで仮止めした状態で、モールド樹脂85で一体成型する等の方法によっても同様の効果を得ることが可能であり、可動子51を可動子取付板80と可動子固定板81で挟んで固定する方法は、ボルト固定に限定するものではない。
本発明の第1の実施形態のリニアモータの概略構成を示す図である。 永久磁石64の配置を示す図である。 永久磁石59の配置を示す図である。 本発明の第2の実施形態のリニアモータの概略構成を示す図である。 推力リップル低減技術の原理を説明した図である。 本発明の第3の実施形態のリニアモータの概略構成を示す図である。 可動子の構造を具体的に示す図である。 可動子の構造を具体的に示す図である。 可動子および固定子の構造を具体的に示す図である。 従来のリニアモータである同期型リニアモータを示す図である。 可動子側に永久磁石を備えた従来のリニアモータを示す図である。 図7(a)のリニアモータの永久磁石の配置の例を示す図である。 図7(a)のリニアモータの永久磁石の配置の例を示す図である。 図7のリニアモータの巻線形式を示す図である。 可動子側に永久磁石を備えた従来のリニアモータの他の例を示す図である。 図8のリニアモータの部分詳細図である。
符号の説明
51,251 可動子、52a,52b,152a,152b 固定子、53,54,55 可動子ブロック、56,57,58 交流巻線、59,64 永久磁石、61 固定子ヨーク、62 磁束。

Claims (8)

  1. 互いに対向する面に所定間隔で配列される突極を有し、並行して延びる二つの固定子と、
    三相交流巻線によりそれぞれ三相の磁極となる3種の可動子ブロックを有し、前記二つの固定子の間を、固定子の延びる方向に沿って移動可能な可動子と、
    を有するリニアモータであって、
    前記可動子ブロックの、二つの固定子にそれぞれ対向する二面に、当該可動子の移動方向に沿って極性を交互にして配列された永久磁石を有し、
    前記永久磁石の前記固定子に相対する面の極性が、永久磁石が配置された可動子ブロックの二面間で対向する磁石同士、逆となる、
    リニアモータ。
  2. 請求項1に記載のリニアモータであって、
    前記二つの固定子の、それぞれの突極は一定のピッチで配列され、また前記二つの固定子の突極同士は互いに固定子が延びる方向に6分の1ピッチずれて配置され、
    前記可動子ブロックの二面に配置された永久磁石同士は、固定子の延びる方向においてずれなしに配置される、
    リニアモータ。
  3. 請求項1に記載のリニアモータであって、
    前記二つの固定子の、それぞれの突極は一定のピッチで配列され、また前記二つの固定子の突極同士は互いに固定子が延びる方向に12分の1ピッチずれて配置され、
    前記可動子ブロックの二面に配置された永久磁石同士は、固定子の延びる方向においてずれなしに配置される、
    リニアモータ。
  4. 請求項1に記載のリニアモータであって、
    前記二つの固定子の、それぞれの突極は一定のピッチで配列され、また前記二つの固定子の突極同士は互いに固定子が延びる方向においてずれなしに配置され、
    前記可動子ブロックの二面に配置された永久磁石同士は、固定子の延びる方向において6分の1ピッチずれて配置される、
    リニアモータ。
  5. 請求項1に記載のリニアモータであって、
    前記二つの固定子の、それぞれの突極は一定のピッチで配列され、また前記二つの固定子の突極同士は互いに固定子が延びる方向においてずれなしに配置され、
    前記可動子ブロックの二面に配置された永久磁石同士は、固定子の延びる方向において12分の1ピッチずれて配置される、
    リニアモータ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載されたリニアモータであって、
    前記可動子ブロックは方向性電磁鋼板で形成され、その透磁率の高い方向が、前記二つの固定子が配置された面内において、これらの固定子の延びる方向に略直交する方向である、
    リニアモータ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載されたリニアモータであって、
    前記固定子は、二方向性電磁鋼板で形成され、その透磁率の高い二方向が、前記二つの固定子が配置された面内において、当該固定子の延びる方向と、これに略直交する方向である、
    リニアモータ。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載されたリニアモータであって、
    前記可動子は、さらに、
    前記二つの固定子が配置された面に略直交する方向から前記可動子ブロックを狭持し、内部に冷却液の流路が形成された放熱部材と、
    前記可動子ブロック間と、前記可動子の、固定子が延びる方向の両端とに配置され、前記放熱部材に接触する伝熱部材と、
    を有する、
    リニアモータ。
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