JP4504123B2 - 永久磁石を利用したモータ - Google Patents

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Description

本発明は永久磁石を利用したモータ、特にリニアモータに好適なモータの構造に関する。
図9、図10、図11、図12は、出願人らが下記特許文献1で開示した従来技術による永久磁石を利用したモータである。図10は図9の断面AA、図11は図9の断面BBを示している。また、図12(a)は図9の可動子3を再掲したものであり、図12(b)は固定子1側から見たこの可動子3を図12(a)に対応する位置に配置した図である。
図9、図12において、可動子3には、それぞれ3組のN極磁極5,S極磁極6と、N極磁極5,S極磁極6間に補助磁石10を有した3組の可動子磁極4a,4b,4cが可動子移動方向に配置されおり、N極磁極5、S極磁極6、補助磁石10は、図12に示すように交互にN極、S極となるように配置される。N極磁極5とS極磁極6は、図10,図11に示されているように5a,5bと6a,6bで構成されており、5a,6aは、特許第3344645号におけるN極補助磁極とS極補助磁極に相当する。
各可動子磁極には3相の交流巻線16が巻回されている。U相巻線は図中の記号でSU1,SU2、V相巻線は図中の記号でSV1,SV2、W相巻線は図中の記号でSW1,SW2である。各相の可動子磁極4a,4b,4cは、固定子1の突極2に対して電気角的に120度づつシフトした位置に配置されている。
可動子3を構成する電磁鋼板は、図10、図11におけるN極磁気ヨーク3aとS極磁気ヨーク3bであり、それぞれ、N極磁極、S極磁極と磁気的に接続されている。図12の可動子磁極4aは、可動子3の形状を理解し易いようにS極磁気ヨーク3bの断面図を示してある。
また、可動子内部には、N極磁気ヨーク3aとS極磁気ヨーク3bと磁気的に接続された共通永久磁石13が配置される。
上記のように構成された従来技術における永久磁石を利用したモータの3相の交流巻線に電流を印可すると、U、V、W相巻線の印可方向により、3組の可動子磁極では、N極もしくはS極のどちらか一方に励磁され、N極もしくはS極の大きな一つの磁極となる。そして各可動子磁極および共通永久磁石13を通過した磁束19は、固定子側を通過し、3次元的な立体磁路を構成する。この時、可動子と固定子に位置に応じた磁気吸引力が生ずることで、可動子に推力が発生する。
さらに詳しく磁束の流れについて説明する。今、U相→V、W相、すなわちSU1,SV2,SW2をプラス、SU2,SV1,SW1をマイナスになるように電流を流すと、図9の可動子磁極4aはS極に、可動子磁極4b,4cはN極になり、磁束19で示すように、磁束は可動子磁極4aの裏側のS極磁気ヨーク3bから可動子磁極4b,4cの表側のN極磁気ヨーク3aに流れ、つぎに可動子磁極4b,4cのN極磁極5の表側から固定子に流れ、可動子磁極4aのS極磁極6よりS極磁気ヨーク3bへ戻るという3次元立体磁路を構成する。すると、図9の可動子3と固定子1の境界部に図示した矢印の方向に力が働き、可動子3は右側に移動する。
上述したように図9から図12に示した従来技術の永久磁石を利用したモータにおいて、可動子磁極4a,4b,4cに配置したN極磁極5とS極磁極6は、巻線に電流を印加することにより共通の磁極となり、N極とS極間で磁束がクローズする漏れ磁束が発生しないため、モータ推力が向上する。
また、補助磁石10の他に、共通永久磁石13からも磁束を供給することで、磁束密度を電磁鋼板の飽和磁束密度である1.7テスラ程度まで高めて使用できるため、可動子表面に大きな磁束を発生させることができ、大きな推力を発生できる。
また、可動子側へ永久磁石と巻き線の両方を配置することにより、高価な永久磁石をストロークの長いステータ側に使用することなく、ステータは、珪素鋼板を積層しただけの単純な構造となるため、モータコストが低減する。さらに、ステータに永久磁石がないため、切粉の付着がおこらず、耐環境性も改善する。
特許第3344645号
しかし、上述したような従来技術の永久磁石を利用したモータには次のような課題があった。
図10、図11に示したヨーク入口14,15の断面積は、N極及びS極磁極の可動子と固定子の境界面の断面積の半分程度に小さくなるため、巻線16への印加電流を大きくしていくと、この部分で磁束が飽和しモータ推力が低下するという問題があった。
また、従来技術の永久磁石を利用したモータに使用される可動子の材料は、高速域での鉄損の発生を低減するために、電磁鋼板を図10のN極磁気ヨーク3aとS極磁気ヨーク3bに示す方向に積層したものが用いられていた。このような電磁鋼板で構成された可動子の巻線に電流を印可すると、磁束は、図9〜図11に示すように電磁鋼板を積層方向に横断し、可動子3及び固定子1内に3次元立体磁路として生成される。この時、永久磁石を利用したモータを駆動するために3相巻線に印加する電流を変化させると、特に可動子3のN極及びS極磁極付近で、電磁鋼板の積層方向に横断して生成される磁束が大きく変化するため、磁極を構成する電磁鋼板に渦電流が流れ、電磁鋼板の電気抵抗に応じた鉄損が発生し、モータが発熱するという問題があった。
また、上述した渦電流は、磁極を通過する磁束を打ち消すように働くため、各磁極に流れる磁束が低下しモータ推力が低下するという問題があった。同様に、磁束が電磁鋼板の積層方向を横断して生成されるため、可動子の磁極および磁気ヨークを構成する各電磁鋼板の表面に塗布してある非磁性の絶縁被膜や電磁鋼板間の空気層が磁気絶縁部として働き磁気抵抗が大きくなることで各磁極に流れる磁束が低下し、発生推力が低下するという問題があった。
本発明は、これらの問題点の解決をめざすものである。本発明の目的の一つは、ヨーク入口14,15付近の磁束の飽和を防止するような構成とすることでモータ推力を向上させることにある。また、本発明の別の目的は、可動子の磁極部分において磁束19がスムーズに形成されるような構成とすることでモータ発熱を低減すると共にモータ推力を向上させた永久磁石を利用したモータを提供することにある。
本発明における永久磁石を利用したモータは、移動可能に設けられた可動子と固定された固定子を備えたモータであって、前記可動子は、その移動方向に沿って配置された共通永久磁石と、前記共通永久磁石を挟んで両側に設けられたN極磁気ヨークおよびS極磁気ヨークと、前記磁気ヨークと磁気的に結合され、可動子の移動方向と直交し、かつN極とS極が交互に並ぶように配置された複数のN極磁極およびS極磁極と、前記N極磁極と隣接するS極磁極の間に配置された補助磁石と、前記複数のN極磁極およびS極磁極に巻回された交流巻線とを備え、前記固定子は、前記可動子と所定のエアギャップを設けて配置され、可動子と向かい合う面に複数の凹凸部をもつ軟磁性材料で形成され、前記N極磁極は、N極磁気ヨーク側で広くなりS極磁気ヨーク側で狭くなる台形形状の軟磁性材料で形成されており、前記S極磁極は、S極磁気ヨーク側で広くなりN極磁気ヨーク側で狭くなる台形形状の軟磁性材料で形成されていることを特徴とする
また、前記N極磁極及びS極磁極の軟磁性材料は、軟磁性材料のブロックで形成されていることを特徴とする。
N極磁極5は、N極磁気ヨーク3a側で広く、S極磁気ヨーク3b側で狭くなる台形形状の軟磁性材料で形成されており、S極磁極6は逆に、S極磁気ヨーク3b側で広く、N極磁気ヨーク3a側で狭くなるような台形形状の軟磁性材料で形成されているので、ヨーク入口14,15付近の磁束の飽和を防止効果が期待できる。また、N極磁極とS極磁極は、可動子3の移動方向に対して垂直な方向に積層した電磁鋼板、もしくは軟磁性材料のブロックより形成することで、渦電流の発生や絶縁被膜,電磁鋼板間の空気層による磁束の低下を抑え、モータ発熱を低減すると共にモータ推力を向上させた永久磁石を利用したモータを提供することが期待できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1、図2、図3は、実施例1に係る永久磁石を利用した永久磁石を利用したモータを示した図である。図2は図1の断面DD、図3(a)は図1の可動子3を再掲したものであり、図3(b)は固定子1側から見たこの可動子3を図3(a)に対応する位置に配置した図である。図1、図2、図3を参照しながら、本実施形態について説明する。
図1、図2、図3において、3は可動子、3aはN極磁気ヨーク、3bはS極磁気ヨークであり、3a,3bは電磁鋼板を積層して構成される。また、16は3相交流巻線を表し、図中の記号SU1,SU2はU相巻線、SV1,SV2はV相巻線、SW1,SW2はW相巻線である。また、10は補助磁石である。
また、5はN極磁極、6はS極磁極を表し、N極磁極5とS極磁極6は軟磁性材料であり、可動子3の移動方向に対して垂直な方向に積層した電磁鋼板か、もしくは軟磁性材料のブロックで形成されている。軟磁性材料のブロックとして適している材料は、SMC(Soft Magnetic Composite)と呼ばれる鉄粉に絶縁皮膜をコーティングした軟磁性材料を圧粉成型した材料であり、内部に発生しようとする渦電流を、各鉄粉をコーティングする絶縁皮膜により絶縁するため、鉄損を低減することができモータ効率が向上する。さらに、N極磁極5は、図3に示すようにN極磁気ヨーク3a側で広く、S極磁気ヨーク3b側で狭くなる台形形状をしており、S極磁極6は逆に、S極磁気ヨーク3b側で広く、N極磁気ヨーク3a側で狭くなるような台形形状をしている。N極磁極5とS極磁極6は、図1に示すように、磁極間に補助磁石10を挟んで、N,S,N,S・・・の順に配置される。また、図2で示すように、可動子内部にはN極磁気ヨーク3aとS極磁気ヨーク3bと磁気的に接続された共通永久磁石13が配置される。
図1において、3相交流巻線にU相→V,W相に電流を印可した時に、図の磁束19で示すような磁束が可動子と固定子を3次元的に横断して生成される3次元立体磁路を構成することは図9〜図12で示した従来の永久磁石を利用したモータで説明した通りである。この時、固定子から可動子に生成される磁束19は、図2に示すように、S磁極からS極磁気ヨークに流れ込む際に、S極磁気ヨークのヨーク入口14(図示していない15も同様)で集中するが、N極磁極5は、N極磁気ヨーク3a側で広く、S極磁気ヨーク3b側で狭くなる台形をしており、S極磁極6は逆に、S極磁気ヨーク3b側で広く、N極磁気ヨーク3a側で狭くなるような台形をしているため、ヨーク入口14,15の磁束飽和限界が高くなり、モータ推力が向上する。
また、図2において、同じく固定子1から可動子3に流れ込んだ磁束19のうち、N極磁気ヨーク3a側から流れ込んだ磁束は、固定子1に流れ、次にS極磁極6を通ってS極磁気ヨーク3bに流れようとするが、S極磁極6は可動子3の移動方向に対して垂直な方向に積層した電磁鋼板か、もしくは軟磁性材料ブロックにより形成されているため、従来の永久磁石を利用したモータのように、S極磁極内で磁束が電磁鋼板の積層方向を横断することなく、スムーズにS極磁極6を通ってS極磁気ヨーク3bに流れる。その結果、磁気抵抗が低下し、磁束19の磁束密度が増加するため発生推力が向上する。
また、モータが駆動され、磁束が変化した場合でも、S極磁極6が、可動子3の移動方向に対して垂直な方向に積層した電磁鋼板で形成されている場合には、磁束は電磁鋼板に沿った方向に生成され、磁束変化により生成される渦電流は電磁鋼板の表面にコーティングされた絶縁皮膜により、電磁鋼板間にまたがる大きな渦電流とならないため、電磁鋼板の電気抵抗に応じて発生する鉄損が小さく抑えられ、モータの発熱が低減する。また、S極磁極が軟磁性材料のブロックであるSMC材で形成されている場合には、鉄粉同士が互いに電気的に絶縁され、渦電流によって軟磁性材料の電気抵抗に応じて発生する鉄損が小さく抑えられるため、モータの発熱が低減する。
尚、ここではS極磁極6について説明したが、N極磁極5においても、同様の効果を奏する。
一方、磁束19は共通永久磁石13の前後において電磁鋼板の積層方向を横断するように流れているが、この部分は共通永久磁石13の強力な界磁により磁束変化が少ないため、鉄損による発熱は少ない。
図4,図5,図6は、実施例2に係る永久磁石を利用したモータを示した図であり、図5は図4の断面EE、図6(a)は、図4の可動子33を再掲したものであり、図6(b)は固定子31側から見たこの可動子33を図6(a)に対応する位置に配置した図である。実施例1と同様、可動子と固定子間で3次元磁路を生成するモータであるが、実施例1と構成が異なる永久磁石を利用したモータを示している。図4,図5,図6を参照しながら、本実施形態について説明する。
図4,図5,図6において、33は可動子、33aはN極磁気ヨーク、33bはS極磁気ヨークであり、33a,33bは電磁鋼板を積層して構成される。また、46は3相交流巻線を表し、図中にはU、V、W相を表す記号を示す。また、40は補助磁石である。
また、35はN極磁極、36はS極磁極を表し、N極磁極35とS極磁極36は軟磁性材料であり、可動子3の移動方向に対して垂直な方向に積層した電磁鋼板か、もしくは軟磁性材料のブロックで形成されている。軟磁性材料のブロックとして適している材料は、SMC(Soft Magnetic Composite)と呼ばれる鉄粉に絶縁皮膜をコーティングした軟磁性材料を圧粉成型した材料であり、鉄損を低減できるため、モータ効率が向上する。さらに、N極磁極35は、図6(b)に示すようにN極磁気ヨーク33a側で広く、S極磁気ヨーク33b側で狭くなる台形形状をしており、S極磁極36は逆に、S極磁気ヨーク33b側で広く、N極磁気ヨーク33a側で狭くなるような台形形状をしている。N極磁極35とS極磁極36は、図4に示すように、磁極間に補助磁石40を挟んで、N,S,N,S・・・の順に配置される。また、図5で示すように、可動子内部にはN極磁気ヨーク33aとS極磁気ヨーク33bと磁気的に接続された共通永久磁石13が配置される。
実施例2と実施例1の実施形態で示した永久磁石を利用したモータの構造上の違いは、3相交流巻線46として分布巻を配置している点と、可動子の磁極ピッチと固定子磁極ピッチが異なるバーニア構造を採用している点である。
上記のように構成された実施例2における永久磁石を利用したモータの3相の交流巻線に電流を印可すると、U、V、W相巻線の印可方向により、N極,S極の複数対の磁極が、巻線の起磁力によりN極もしくはS極のどちらかに励磁される。そして可動子内にN極磁極35からN極磁気ヨーク33a,共通永久磁石磁極13,S極磁気ヨーク33b,S極磁極36,固定子31を通過して再びN極磁極35へ戻る3次元的な立体磁路が構成される。この時、可動子と固定子に位置に応じた磁気抵抗差力が生することで、可動子に推力が発生する。
さらに詳しく磁束の流れについて説明する。今、U相→V、W相に電流を流すと、図4に示す3対の磁極がそれぞれN極もしくはS極に励磁され、磁束29に示すように、可動子33のS極磁極36から裏側のS極磁気ヨーク33b,共通永久磁石13を通って表側のN極磁気ヨーク33a,N極磁極35に流れ、つぎに固定子31を通って再びS極磁極36へ戻る2つの3次元立体磁路が形成される。すると、図4の可動子33と固定子31の境界部に図示した矢印の方向に力が働き、可動子33は左側に移動する。
上記のように実施例2のモータは、バーニア構造を採用しているが、図4,図5,図6に示すように、共通磁石13とN極磁気ヨーク33a、S極磁気ヨーク33b、N極磁極35、S極磁極36、凹凸のついた固定子31を設け、3相交流巻線46に電流を印可することにより、N極磁極35から、磁気ヨーク33a,共通磁石13,S極磁気ヨーク33b,S極磁極36,固定子31を通り再びN極磁極35へ戻る3次元の立体磁路を生成する点は、実施例1と同様である。したがって、N磁極35とS極磁極36が軟磁性材料で形成されており、N極磁極35は、N極磁気ヨーク33a側で広く、S極磁気ヨーク33b側で狭くなる台形形状をしており、S極磁極36は逆に、S極磁気ヨーク33b側で広く、N極磁気ヨーク33a側で狭くなるような台形形状をしているので、実施例1と同様の効果を得られる。
本実施の形態に示した技術は、様々に拡張可能である。例えば、共通磁石とN極磁気ヨーク、S極磁気ヨーク、補助磁石で形成した、N極磁極、S極磁極、凹凸のついた固定子を設け、交流巻線に電流を印可することにより、N極磁極から、磁気ヨーク、共通磁石、S極磁気ヨーク、S極磁極、固定子を通り再びN極磁極へ戻る3次元の立体磁路を生成する永久磁石を利用したモータであれば、巻線の巻回方式や、磁極の配置によらず、ここに述べた技術を適用することができる。
また、実施例1において示した4a,4b,4cの3つの可動子磁極の内、可動子磁極4a,4bを用いて図7に示すような2相交流巻線で駆動する永久磁石を利用したモータを形成することも有効である。この態様においても、巻線にU相→V相に電流を印加、すなわち、SU1とSV2をプラス、SU2とSV1をマイナスに印加した場合には、前記第1の実施形態と同様、可動子磁極4aはS極に、可動子磁極4cはN極になる。このため、磁束19で示すように、磁束はS極磁極6から、S極磁気ヨーク3b、共通永久磁石13、N極磁気ヨーク3a,N極磁極5,固定子1を通って再びS極磁極6に戻る3次元立体磁路を構成する。したがって、実施例1に説明した技術が適用可能となる。
また、上記特許文献1と同様に、図8に示すように、永久磁石を利用したモータを複数個、モータの進行方向と垂直な方向に積層配置したモータにおいても、実施例1、実施例2に示したような本実施の形態の技術を適用可能である。
さらに、上述した実施例1と実施例2の技術を、回転型のモータに適用することも可能である。
なお、上述した実施例においては、N極磁気ヨーク3a、S極磁気ヨーク3bは電磁鋼板を積層して構成されるが、電磁鋼板の使用に限定する必要はなく、N極磁極5やS極磁極6と同様軟磁性材料を使用するなどしてもよい。
本発明の永久磁石を利用したモータの実施例1を示す図である。 図1の永久磁石を利用したモータのD〜D断面図である。 図3(a)は図1の可動子3を再掲したものであり、図3(b)は固定子1側から見たこの可動子3を図3(a)に対応する位置に配置した図である。 本発明の永久磁石を利用したモータの実施例2を示す図である。 図4の永久磁石を利用したモータのE〜E断面図である。 図6(a)は、図4の可動子33を再掲したものであり、図6(b)は固定子31側から見たこの可動子33を図6(a)に対応する位置に配置した図である。 本発明の2相の永久磁石を利用したモータを示す図である。 本発明の永久磁石を利用したモータを複数個並べた図である。 従来技術の永久磁石を利用したモータを示す図である。 図9の永久磁石を利用したモータのA〜A断面図である。 図9の永久磁石を利用したモータのB〜B断面図である。 図9の永久磁石を利用したモータの可動子と可動子を下から見た従来の永久磁石を利用したモータを示す視図である。
符号の説明
1 固定子、3 可動子、5 N極磁極、6 S極磁極、3a N極用磁気ヨーク、3b S極磁気ヨーク、10 補助磁石、13 共通永久磁石、14,15 ヨーク入口、16 巻線、19 磁束。

Claims (2)

  1. 移動可能に設けられた可動子と固定された固定子を備えたモータであって、
    前記可動子は、
    その移動方向に沿って配置された共通永久磁石と、
    前記共通永久磁石を挟んで両側に設けられたN極磁気ヨークおよびS極磁気ヨークと、
    前記磁気ヨークと磁気的に結合され、可動子の移動方向と直交し、かつN極とS極が交互に並ぶように配置された複数のN極磁極およびS極磁極と、
    前記N極磁極と隣接するS極磁極の間に配置された補助磁石と、前記複数のN極磁極およびS極磁極に巻回された交流巻線とを備え、
    前記固定子は、前記可動子と所定のエアギャップを設けて配置され、可動子と向かい合う面に複数の凹凸部をもつ軟磁性材料で形成され、
    前記N極磁極は、N極磁気ヨーク側で広くなりS極磁気ヨーク側で狭くなる台形形状の軟磁性材料で形成されており、
    前記S極磁極は、S極磁気ヨーク側で広くなりN極磁気ヨーク側で狭くなる台形形状の軟磁性材料で形成されていることを特徴とする永久磁石を利用したモータ。
  2. 請求項1に記載の永久磁石を利用したモータにおいて、
    前記N極磁極及びS極磁極の軟磁性材料は、軟磁性材料のブロックで形成されていることを特徴とする永久磁石を利用したモータ。
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